高崎市議会 2020-09-25
令和 2年 9月25日 教育福祉常任委員会−09月25日-01号
出席委員等(12人)
委 員 長 清 水 明 夫 君 副委員長 大 竹 隆 一 君
委 員 青 木 和 也 君 委 員 谷 川 留 美 子 君
委 員 三 井 暢 秀 君 委 員 伊 藤 敦 博 君
委 員 新 保 克 佳 君 委 員 松 本 賢 一 君
委 員 後 閑 太 一 君 委 員 高 橋 美 奈 雄 君
議 長 渡 邊 幹 治 君 副 議 長 長 壁 真 樹 君
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欠席委員(なし)
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説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 齋 藤 逹 也 君
福祉部長 吉 井 仁 君
社会福祉課長 淡 嶋 美 奈 子 君
指導監査課長 細 野 明 久 君
障害福祉課長 千 明 浩 君
長寿社会課長 志 田 登 君
介護保険課長 佐 鳥 久 君
福祉部子育て支援担当部長 こども家庭課長 中 井 真 理 子 君
星 野 守 弘 君
こども救援センター所長 保育課長 星 季 有 君
中 山 直 美 君
こども発達支援センター所長 保健医療部長 新 井 修 君
秋 山 美 和 子 君
保健医療部次長 青 柳 正 典 君 保健所長 後 藤 裕 一 郎 君
保健医療総務課長青 山 正 樹 君
保健予防課長 小 池 芙 美 子 君
健康課長 井 田 安 彦 君
生活衛生課長 武 井 祥 一 君
食肉衛生検査所長清 水 静 一 君
倉渕支所長 塚 越 好 博 君
倉渕支所地域振興課長 倉渕支所市民福祉課長
津 久 井 光 明 君 長 壁 保 幸 君
箕郷支所地域振興課長 箕郷支所市民福祉課長
佐 藤 久 夫 君 久 保 奈 津 江 君
群馬支所地域振興課長 群馬支所市民福祉課長
住 谷 俊 樹 君 白 田 美 徳 君
新町支所地域振興課長 新町支所市民福祉課長
戸 塚 和 也 君 須 田 美 智 子 君
榛名支所地域振興課長 榛名支所市民福祉課長
中 村 剛 志 君 金 田 祐 児 君
吉井支所地域振興課長 吉井支所市民福祉課長
高 麗 和 男 君 石 井 和 彦 君
教育長 飯 野 眞 幸 君 教育部長 小 見 幸 雄 君
教育総務課長 真 藤 要 一 郎 君
社会教育課長 土 谷 真 由 美 君
文化財保護課長 角 田 真 也 君
中央公民館長 藍 美 香 君
中央図書館次長 齊 藤 寛 方 君
学校教育担当部長佐 藤 明 彦 君
教職員課長 大 澤 克 教 君
学校教育課長 橋 爪 幸 雄 君
健康教育課長 山 崎 幹 夫 君
教育センター所長永 井 智 幸 君
高崎経済大学附属高等学校事務長 財務部長 南 雲 孝 志 君
神 宮 義 子 君
財政課長 福 島 貴 希 君 契約課長 新 井 博 君
納税課長 岩 佐 英 臣 君
会計管理者 岸 一 之 君
会計課長 冨 加 津 豊 君
代表監査委員 田 口 幸 夫 君
監査委員事務局長宮 下 明 子 君
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事務局職員出席者
事務局長 大 河 原 博 幸 庶務課長 八 木 秀 明
議事課長 村 上 正 和
議事課議事担当係長
門 倉 直 希
議事課主任主事 井 田 悠 子
議事課主任主事 清 水 達 哉
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△開会
午前 9時59分開会
○委員長(
清水明夫君) それでは、定刻前ではございますが、
皆様おそろいのようですので、ただいまから
教育福祉常任委員会を開会いたします。
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△諸般の報告
○委員長(
清水明夫君) この際、諸般の報告を申し上げます。
傍聴は、あらかじめ許可してあります。
以上で諸般の報告を終わります。
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△職員紹介
○委員長(
清水明夫君) それでは、会議に入る前に人事異動に伴う職員の紹介をお願いします。
最初に、
倉渕支所長お願いします。
◎
倉渕支所長(塚越好博君)
地域振興課長 津久井 光 明 君 を紹介
○委員長(
清水明夫君) 次に、教育部長お願いします。
◎教育部長(小見幸雄君)
教育総務課長 真 藤 要一郎 君 を紹介
○委員長(
清水明夫君) 以上で職員の紹介を終わります。
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△開議
○委員長(
清水明夫君) それでは、本日の会議に入ります。
本日の会議は、お手元に配付の次第に従い、進行いたします。なお、
決算認定議案及び
補正予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。
この際、委員会の運営上お願いします。本日の会議は、
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を30分程度としたいと思いますので、委員からの質疑は内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。
以上、円滑な
委員会運営に御協力をお願いいたします。
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△議案の審査
議案第103号
業務委託契約締結について(
教育系ネットワーク改修業務)
議案第105号 財産の取得について(
電源保管庫)
議案第109号 高崎市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第114号 令和2年度高崎市
一般会計補正予算(第6号)(所管部分)
議案第115号 令和2年度高崎市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第 98 号 令和元年度高崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)
○委員長(
清水明夫君) それでは、議案の審査に入ります。
定例会議案を御用意いただき、43ページをお開きください。
議案第103号
業務委託契約締結についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。
◆委員(青木和也君) こちらの事業の内容について、確認の意味を込めまして再度御説明をお願いいたします。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) こちらの業務につきましては、1人1台パソコンに対応した高速、大容量の
インターネット環境を整備するものでございまして、各学校内の
幹線ケーブルの入替え、また
ネットワーク機器の取付け、設定を行うものでございます。
◆委員(青木和也君) どうもありがとうございます。
◆委員(伊藤敦博君) 今御説明がありましたけれども、いわゆるこれは国が進めるGIGA(ギガ)
スクール構想に基づいて、全生徒、小・中学生に本市でも2年で配り切りたいというお話をいただいていますけれども、一つ心配なのが、この間、昨年の
官製談合事件もあって、今回も約2億6,000万円ですけれども、
再発防止策として入札の透明性を図る、改善を図るということを繰り返し市長も執行部のほうもおっしゃっていただいているので、今回
一般競争入札ということで進められていますけれども、今までの入札方法と、どういうふうに改善されたのか、具体的に説明していただきたいと思います。
◎契約課長(新井博君) 透明性の向上を図る観点から、今年度の競争入札より、物品購入、賃貸借、業務委託の入札に関する公表の内容を変更いたしました。非公表としていました予定価格を事前公表とし、また入札結果につきましては落札者と落札金額のみでしたが、入札者全ての名称、金額につきましても
落札者決定後に公表をしております。
◆委員(伊藤敦博君) ちなみに入札者は何者ぐらいありましたか。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) 6者の参加がございまして、応札者が2者、辞退者が4者でございました。
◆委員(伊藤敦博君) ありがとうございました。透明性ということで、市民にしっかり説明できる、そういう入札制度をくれぐれもよろしくお願いします。
◆委員(三井暢秀君) 3万台の
タブレットに対応できる
回線処理能力というのは、あるかどうかお伺いします。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) 今回各学校内の
ネットワークを改修することによりまして、1クラス全員が同時に
タブレットパソコンを使用する場合であっても遅延の発生しない、そういった通信環境が確保できると考えております。
◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。
また、この
タブレット自体が
公衆無線LAN、この仕様になっていることでよいのか、またこの
タブレット自体を自宅に持ち帰っていいことになっているのか、また
インターネット環境のない自宅でも使えるのか、お伺いします。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) まず、
タブレットパソコンの使用でございますけれども、学校内の
無線LAN環境で使用するものを基本としておりますが、
インターネット環境のない家庭でも使用できる、そういったタイプのパソコンも整備する予定でございます。それから、利活用、
持ち帰り等につきましては、そのルールも含めて今後研究をしてまいりたいと考えております。
◆委員(三井暢秀君) 学校側では研修などが行われているということなのですけれども、やっぱり自宅に持ち帰る、その環境もしっかりルールなどの整理をしていただきたいというふうに思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第103号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
清水明夫君) 起立全員です。
よって、議案第103号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
47ページをお開きください。
議案第105号 財産の取得についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。
◆委員(伊藤敦博君) しつこいようで恐縮です。この
電源保管庫も先ほどの
システム改修と同様に、いわゆる
タブレットを教室で保管して充電するための設備というふうに理解をしています。これについては
指名競争入札が行われて、議案の説明のときには25者が入札に応じたというお話を伺っていますけれども、これについても落札の経緯を御説明いただきたいと思います。
◎契約課長(新井博君) 本入札につきましての業者選定でございますが、本市の物品、役務の有資格業者のうち、事務機器、OA機器、または
事務用家具に登録がある、取扱い可能と思われる市内の業者を25者指名いたしました。応札者が8者、辞退者が17者でございました。
◆委員(伊藤敦博君) ありがとうございました。
◆委員(新保克佳君)
電源保管庫ということで、なかなかちょっと聞き慣れない部分もありまして、ちょっともう一度詳しく御説明いただきたいと思います。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君)
タブレットパソコンを充電しながら保管するキャビネットといいますか、箱形の収納でございまして、各教室に1台ずつ配備をするものでございます。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第105号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
清水明夫君) 起立全員です。
よって、議案第105号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
55ページをお開きください。
議案第109号 高崎市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第109号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
清水明夫君) 起立全員です。
よって、議案第109号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
69ページをお開きください。
議案第114号 令和2年度高崎市
一般会計補正予算(第6号)の所管部分を議題といたします。
初めに、歳入の審査を行いますので、78ページをお開きください。
16
款国庫支出金について御質疑ありませんか。
◆委員(三井暢秀君) 16款2項2目の
民生費国庫補助金なのですけれども、ここの2節で
児童福祉費補助金というのがあります。子ども・
子育て支援交付金、この3分の1、そして10分の10の使い分けを伺います。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君) 子ども・
子育て支援交付金につきましては、通常は国、県、市がそれぞれ事業費の3分の1ずつを負担しております。今回
歳出補正予算として計上の
放課後児童クラブ委託料は通常の負担割合ですが、特例措置として保育所や
放課後児童クラブなどが
感染症対策備品などを購入する経費につきましては、国がその全額10分の10を負担するため、負担割合が異なっているものでございます。
◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。またその下の
保育対策総合支援事業、これも同様ということでよろしいですか。
◎保育課長(星季有君) そのとおりでございます。
◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
80ページをお開きください。
17
款県支出金について御質疑ありませんか。
◆委員(三井暢秀君) 先ほどと同じような内容になってしまうのですけれども、17款2項の2目と6目についてですけれども、これはどういったものに使われるかお伺いします。
◎
教職員課長(大澤克教君) 子ども・
子育て支援事業費は、幼児教育・保育の無償化の実施に必要となる事務の時間外手当や郵便料等として50万円となっております。
教育支援体制整備費につきましては、
新型コロナウイルス感染症防止対策に必要となる
保健衛生用品や消耗品等の購入経費として、1園当たり50万円、
公立幼稚園8園で400万円となっております。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
19款寄附金から
22款諸収入まで (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 82ページをお開きください。
23款市債 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、84ページをお開きください。
2款総務費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 86ページをお開きください。
3款民生費について御質疑ありませんか。
◆委員(伊藤敦博君) お先に失礼します。89ページのところで、
児童福祉総務費について伺います。特定財源として国の
創生臨時交付金を活用して、本市でも補正予算を組んでいただいて、保育所、
児童クラブ等に対していろいろな支援をしていただいているのは重々承知しているのですが、中身をちょっと具体的に確認させていただきたいと思います。
私立保育所振興事業というのが、上から4番目に二重丸がありますけれども、その下の2つ、
保育環境改善補助金、それと併せて
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金、この2つの内容について中身を教えてください。
◎保育課長(星季有君) この2つの補助金につきましては、先ほど歳入のところでもお話がありましたとおり、保育所等に対しまして
新型コロナ感染症予防対策として必要となるマスクなどの消耗品等の購入に対しまして、国の全額負担の下、50万円を上限として支援するものでございます。国の補助制度が別々に設けられていることから、それにのっとりまして、それぞれ必要な予算を計上させていただいております。
◆委員(伊藤敦博君) ということは、項目は分かれているけれども、支援は一本化してやっているという理解でいいですか。
◎保育課長(星季有君) そのとおりでございます。
◆委員(伊藤敦博君) この50万円一律保育所に支援するということについては、保育所からも大変な時期に、必要な物品が多くて、非常に助かったという声も頂いていますので、これはコロナが今後も長引くことを考えると、今後の支援も引き続きお願いします。
◆委員(
高橋美奈雄君)
社会福祉総務費で、この中で
生活困窮者自立支援事業、
住居確保給付金というのがあるのですけれども、これは支給に対する要件が大分緩和されたというようなことなのですけど、どのような支援が行われるのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎
社会福祉課長(淡嶋美奈子君)
住居確保給付金の支給の緩和要件についてでございますが、今年度から
新型コロナウイルス感染症拡大等の状況を踏まえまして、65歳未満の年齢要件が撤廃をされ、また離職などの日から2年以内の方を支給対象としていたのに加え、給与等を得る機会が本人の都合によらず減少し、離職などと同程度の状況にある方にも対象が拡大をされました。さらに求職活動において、ハローワークへの登録が必要でしたけれども、現在は不要となっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) ありがとうございます。大分緩和をされて、
コロナ対応ということですけど、しっかりやっていただきたいというふうに思います。
◆委員(伊藤敦博君) もう一点お願いします。
91ページ、
高齢者福祉総務費ということで、地域介護・
福祉空間整備等施設整備補助金ということで、議案の説明のときには認知症に対する対策だというお話を少し伺いましたけれども、もう少し具体的に説明をお願いします。
◎
長寿社会課長(志田登君) この補助金につきましては、
介護施設等における防災、減災対策として実施されている国の補助事業でございまして、利用者等の安全確保の視点から、老朽化に伴う大規模な修繕等に補助を行うものでございます。地域密着型や小規模の施設を対象といたしまして、先ほど委員がおっしゃった認知症というのはグループホームが対象となっております。施設または附帯設備の改修、
熱中症対策の空調設備の整備、避難経路の整備等に対して補助を行うものでございます。令和2年度につきましては、非
常用自家発電整備等を要望した8施設に対して補助を行うこととなっております。
◆委員(新保克佳君) 89ページの
地域子育て支援拠点事業、
子育て支援センター事業補助金なのですが、この時期の補正ということで、この内容についてちょっと御説明をお願いします。
◎保育課長(星季有君) こちらの補助金につきましても、
新型コロナ感染症対策といたしまして、各
子育て支援センターで準備をいたします備品等の購入に係る補助金になっております。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
90ページをお開きください。
4款衛生費について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 4款の衛生費なのですけれども、ここに
救急医療対策事業ということで、
医療体制整備に対する補助金が載っているのですけれども、これで何か所くらいを予定されているのでしょうか。
◎
保健医療総務課長(青山正樹君)
協力医療機関4か所を予定しております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 先般新聞報道で、救急医療で高崎市の消防は、電話がかかってきてから搬送されるのが群馬県でナンバーワンだというような報道がありました。本当に高崎消防、大変すばらしいなというふうに思うのですけど、やはりこういった
救急医療体制整備というものが非常に有効な手段として、そのようなものに役立っているのかなというふうに思うのですけど、その辺の見解についてちょっとお願いできますか。
◎
保健医療部長(新井修君) 今回この
医療提供体制の整備の補助金につきましては、
新型コロナウイルス感染症のための
協力医療機関への支援ということになっているのですけれども、委員指摘の救急医療の搬送の関係なのですけれども、これまで市が行ってきた
緊急改善プランに基づいて、様々な補助事業を展開してきたのですけれども、こういった事業一つ一つの積み重ねで、今回のそういった結果を勝ち得たのだというふうに考えております。こういった事業につきましては、一朝一夕で効果が出るものではございませんので、こういった事業を引き続き展開していきたいというふうに考えております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 部長、ありがとうございました。今部長の言葉の中で一朝一夕ではできない、まさに地道な努力というものが功を奏して、今の救急医療体制がすばらしいという形になっているというふうに思いますので、ぜひまたこれからもよろしくお願いしたいというふうに思います。
その下の衛生費の環境衛生総務費の中で、飲食店衛生向上リニューアル特別助成金があるのですけれども、これは多分
コロナ対応だというふうに思うのですけれども、どんな助成をなさるのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎
生活衛生課長(武井祥一君) この事業については、コロナ対策ではなくて、飲食店の衛生向上に資する工事の場合の特別枠という形で設けた事業でございます。あと、予算の規模ですけれども、予算の規模は5,000万円を設けまして、4月1日から受付を開始しまして、145件の申請をいただいたところでございます。このうち、当課におきましては56件の交付決定を行ったところでございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) これはまちなかリニューアルとして捉えればいいのかな。
◎市長(富岡賢治君) これは、今高橋委員がおっしゃったように、まちなかリニューアルの一つの上乗せ版とお考えいただいたらいいのですけれども。これは、今コロナ対策ということでなく環境衛生基準、特に飲食業の環境衛生基準が、大変厳しい基準が国から変わりまして、それに対応するのは、小さな飲食店は大変でございますから、それを例えばトイレのそばに調理台があったりなんていうようなことを直せと言われても、自前でやるというのはなかなか大変ですので、そういう対応をするときに補助するということを目指したもので、ただしかし、その背景としましては、コロナ対策というのは実はありまして、コロナ対策で大変疲弊しております飲食店に、それからその業者、小さな大工さんとか、そういう人たちの仕事を増やすという意味も兼ねております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 市長、ありがとうございました。よく分かりました。
◆委員(伊藤敦博君) すみません、先ほど高橋委員が質問した
救急医療対策事業のところで伺いたいのですが、一般質問でもこれを少し取り上げさせてもらいましたけれども、具体的に市内の4つの医院で発熱外来を引き受けてくれた、医師会に協力してくれた病院ということなのですが、中身としてどういう支援を行うのかをお伺いします。
◎
保健医療総務課長(青山正樹君)
新型コロナウイルス感染症に対応する発熱外来及び帰国者・接触者外来を開設していただいた
協力医療機関に対し、その開設に係る人件費及び備品購入費の補助を行うものでございます。
◆委員(伊藤敦博君) これは人件費も補填していただけるということで、2分の1でしたか、非常に高い評価がされています。コロナが収束しているわけではないので、今後も引き続きこういう支援ができるような体制を財政面では国に強く求めていただきたいと思います。地域医療を守るために、こういう施策は大いに活用していただきたいと思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
98ページをお開きください。
10款教育費について御質疑ありませんか。
◆委員(三井暢秀君) 98ページ、10款1項3目なのですけれども、学校教育費の学校教育指導事業、修学旅行の取消し料補償ということでお聞きしますけれども、この経緯と経過についてお聞きしますが、取消し料ということで、旅行業の約款に基づいて取消し料が支払われたというふうに思うのですけれども、各旅行会社の取消し料については統一できたのか、一律にできたのか、お伺いします。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) 修学旅行の取消し料については、各旅行業者との約款に基づいております。全ての旅行会社において旅行代金の5%相当額に当たっておるという形になっております。そして経過ですけれども、この後、修学旅行を見合わせた関係に伴って、日帰りの校外学習等を各学校が、小学校では全校、中学校では約半数が予定しております。
◆委員(三井暢秀君) 取消し料が5%ということで分かりました。
それと、この修学旅行についてなのですけれども、まだ決まっていないところというのはあるのですか。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) 修学旅行については、一律小・中学校とも見合わせている形になっておるのですが、それに代わって日帰りの学習活動を各小・中学校とも実施したりすることを計画しております。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
以上で歳出の審査を終わり、続いて地方債の補正の審査を行いますので、前に戻っていただき、72ページをお開きください。
地方債の補正 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) これより議案第114号の所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
清水明夫君) 起立全員です。
よって、議案第114号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
109ページをお開きください。
議案第115号 令和2年度高崎市
介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
114ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 116ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) これより議案第115号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
清水明夫君) 起立全員です。
よって、議案第115号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
決算認定議案の審査を行いますので、令和元年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。
議案第98号 令和元年度高崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての所管部分を議題といたします。
初めに歳入の審査を行いますので、29ページをお開きください。
14款分担金及び負担金2項負担金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 33ページをお開きください。
15款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 39ページをお開きください。
2項手数料 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 43ページをお開きください。
16
款国庫支出金1項国庫負担金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 45ページをお開きください。
2項国庫補助金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 51ページをお開きください。
3項委託金から
17
款県支出金1項県負担金まで (質疑なし)
○委員長(清水明夫君) 53ページをお開きください。
2項県補助金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 59ページをお開きください。
3項委託金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 61ページをお開きください。
18款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 63ページをお開きください。
2項財産売払収入 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 65ページをお開きください。
19款寄附金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 67ページをお開きください。
20款繰入金 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 73ページをお開きください。
22款諸収入3項貸付金元利収入から
4項受託事業収入まで (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 75ページをお開きください。
5項雑入について御質疑ありませんか。
◆委員(三井暢秀君) 79ページになりますけれども、22款5項4目の学校等給食事業収入というところで、前年度も収入未済が1億円を超えているということなのですけれども、この理由について何かということをお伺いいたします。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 不用額の内訳につきましては、需用費の給食材料費がほとんどで、保護者から徴収する給食費を見込んだ予算額から実際に徴収した額の差額が不用額でございます。よろしくお願いいたします。
◆委員(三井暢秀君) この収入未済額について前年度も1億円を超えているということでありますけれども、この理由についてお伺いいたします。
◎教育部長(小見幸雄君) ただいまの御質問でございますけれども、給食費未納者に対しましては、口座の振替の依頼ですとか訪問催告等を行いまして、翌年度の滞納繰越額につきましては前年度に対しまして約680万円減少しているということでございます。よろしくお願いいたします。
◆委員(三井暢秀君) 滞納額が680万円だということで了解いたしました。でも、これなのですけれども、また質問で、給食費の滞納繰越分を今回はどのように見ているのか、伺います。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 未納額につきましては、平成27年度をピークに減少しているところでございます。よろしくお願いいたします。
◆委員(三井暢秀君) 減少していることで、分かりました。
それと、給食費の口座開設というものがあるのですけれども、引き落とし口座を持たない人というのがいるというようなお話は聞いているのですけれども、現在どの程度かお知らせください。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 口座振替の開設状況につきましては、令和元年度末現在で99.1%となっている状況でございます。よろしくお願いします。
◆委員(三井暢秀君) 99.1%ということで、ほとんどの方が口座開設をしているということなのですけれども、していない方についての理由と、その場合はどのような方法で行っているのか、お伺いします。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 口座振替を希望されない御家庭につきましては、それぞれ御家庭の諸事情があるというふうに承知しております。口座振替が大変便利ですので、振替ができるようになりましたら、いつでも申出をしてくださいということで周知をしております。
◆委員(
高橋美奈雄君) ちょっとすみません、今と同じところなのですけれども、要はこの収入未済でもずっとですよね。1億円を超えているのですよ、要するに毎年毎年。年によって多少、今600万円とかと言っていたけれども、前後あるとしましたけれども、この1億円を超えた数値というのは、全児童に対する何%ぐらいになるのですか。それと、何人ぐらいの未納者が発生しているのでしょうか。その辺についてお伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 割合につきましては、この未済額につきましては単年度の合計の未納額ではなくて、累計の未納額となっておりまして、その現年度、現在在籍している子ども以外の額も含まれているものですから、人数で何人という状況、数は申し上げられないという状況でございます。よろしくお願いいたします。
◆委員(
高橋美奈雄君) それは分かりますよ。未納だから。単年度で云々ではなくて、要するに払っていただきたいのですよ、材料費だけなのだから。だけれども、毎年1億円を超えるということは、繰り返しになりますけれども、どのくらいの人が、大体でいいのだけれども、いるのでしょうかねということを私はお伺いしているのです。
◎学校教育担当部長(佐藤明彦君) おおよそ1,500人程度が毎年未納という形になっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 了解しました。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
85ページをお開きください。
23款市債 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、127ページをお開きください。
2款総務費1項総務管理費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 161ページをお開きください。
3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。
◆委員(谷川留美子君) 3款1項1目に社会福祉協議会補助金がありますが、この中の事業に結婚相談事業と記載があります。民間事業者が行う事業の充実に伴って、去年の8月をもって終了となったようですが、事業が始まってから終了までの実績状況を教えてください。
◎
社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 高崎市社会福祉協議会が実施をしておりました結婚相談事業の実績についてでございますが、社会福祉協議会からの実績報告によりまして、恐れ入れますが、平成27年から令和元年の5年間で報告をさせていただきますが、相談件数が5,355件、お見合いの件数が737件、そのうち結婚までに至ったケースは18件というふうに聞いております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。無料の結婚相談だったので注視していたのですけれども、意外と難しい結婚の中で結果が出ていたので驚きました。結婚するしないは個人の選択であることは言うまでもありませんが、未婚率が上昇している中でも結婚したいという思いを持っている人は少なくないと思います。お金のかかる民間の業者やインターネットのマッチングサイトではなく、社協だからできる、若者の自然な出会いを支援する形を今後も再度検討していただければと思います。よろしくお願いします。
◆委員(三井暢秀君) 3款1項2目なのですけれども、障害者福祉費についてです。障害福祉課経費の下の自立支援給付等事業というところなのですけれども、この事業について、市民クラブからも一般質問をしているのですけれども、昨年度の実績に対して今回どのような評価をしているのかお伺いいたします。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 自立支援給付費につきましては、サービス利用の増加に伴いまして、前年度対比で7.1%の増額となっております。本市といたしましては、障害者が障害特性に合った適切なサービスを受けられるよう対応しているところでございます。
◆委員(三井暢秀君) それと、これの事業に対してなのですけれども、周辺自治体と比較して、高崎市においてはその支援の給付の実態はどうであるのか、お伺いいたします。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 周辺自治体、他市の状況でございますが、本市同様に自立支援給付費におきましては、5%から10%程度の増額と伺っております。
◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。5%から10%ということで、高崎市もやはり高い評価が出ているということであると思うのですけれども、この給付に頼らない支援の在り方についてどう考えているのか伺います。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 今後の支援の在り方でございますが、サービスの質の向上に力を入れていかなければならないというふうに考えております。利用者の増加に伴いまして事業所も増えてきており、経験の浅い職員も増えておりますので、人材確保に向けた取組も推し進めてまいりたいというふうに考えております。
◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。人材確保ということで、その課題が残っているということでありますので、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
3款1項2目、同じところなのですけれども、その下の地域生活支援事業、166ページになりますけれども、移動支援事業委託料というのがあります。上から13番目になります。主要施策の成果等に関する説明書の79ページになりますけれども、状況が書かれているのですが、利用人員、金額についてはあるのですけれども、この事業がどのようなものなのか、またその委託箇所が何か所あるのか伺います。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 移動支援事業につきましては、障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業の一つでございまして、市町村が主体で行うべき必須事業として位置づけられているものでございます。障害者の自立した生活や社会参加を促進するため、屋外での移動が困難な障害者、具体的に申し上げますと肢体不自由1級程度の身体障害者をはじめ、1人で外出が困難な知的障害者や精神障害者に対しヘルパーが移動の介助を行い、外出を援護するものでございます。主要施策のほうには、令和元年度の実績612人の利用者がおりますが、外出においては余暇や買物、散歩など、利用の目的による制約が少ないことから利便性のよいサービスと考えております。
なお、支援を行うヘルパーについては、本市と委託契約を交わした居宅介護事業所のヘルパーでございまして、令和元年度の委託事業所数は52か所でございます。
◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。分かりました。
3款1項2目の168ページになりますけれども、障害者支援SOSセンター事業についてですが、ここに書かれている出場報償金、これについては何か伺います。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 出場報償金につきましては、1日ごとの当番制でSOSセンターに出場してもらい、相談等の支援に対応してもらい、連携を図ってもらっております市内の委託相談支援事業所の相談支援専門員への報償金でございます。報償金額の単価におきましては、1日当たり1万5,000円でございます。令和元年度におきましては、275日開設いたしましたので、延べ275人分の報償金でございます。
◆委員(三井暢秀君) はい、分かりました。
それと、もう一点なのですが、一番下の相談員出向負担金、これについてのすみ分けというのはあるのでしょうか、伺います。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 相談員出向負担金につきましては、市内相談支援事業所よりSOSセンターの常勤相談員として、また基幹相談支援センターのスーパーバイザーとして出向していただいておりますベテランの相談支援専門員2名の報酬となっておりまして、出向いただいている法人に対して支払っている負担金でございます。
◆委員(三井暢秀君) 分かりました。それと最後なのですけれども、2年目となったこのばるーんですけれども、この内容的にどのような成果があったり、利用者に対して、ばるーんはどんな支援につながったのか簡単にお聞きします。
◎
障害福祉課長(千明浩君) SOSセンターにおける令和元年度の相談実績につきましては、来所による相談が465件、電話による相談が1,077件、総計1,542件となっております。1日平均にいたしますと5.3件となっておりまして、開設いたしました平成30年度におきましては、5月9日に開設いたしましたので、11か月分で総計1,374件であり、1日平均いたしますと5.1件でしたので、おおむね同程度で推移しております。
なお、具体的な相談内容におきましては、不安解消が相談総件数の8割に当たる1,258件でありまして、具体的な相談種別では、精神疾患に関する相談が全体の6割を占めます889件、就労に関する相談が205件、約1割、障害福祉サービスの利用等に関する相談が204件、約1割でございました。また相談に来られた方につきましては、御本人様が1,176件、約8割であり、親御さんですとか配偶者、子どもといった親族が2割弱の252件でございました。相談に対する御本人様、もしくはその相談の対象の方の障害の認定状況におきましては、精神保健福祉手帳を持つ方が約半分、820件でございまして、障害手帳のない方や障害があるかないか不明な方、合わせますと3割弱の408件でございました。SOSセンターは、障害の有無にかかわらず不安や心配があり、どこに相談に行っていいのか分からないという方が多い状況、そういう方の相談を受けるということからしましても、3割近い方が御相談に見えているということからも、SOSセンターがしっかり目的を達成しているものと評価しております。
◆委員(三井暢秀君) 細かい説明ありがとうございます。本当にこの利用者の方については、今後も大きな課題があると思うのですけれども、まずは不安解消ということで取り組んでいることであって、柔軟な事業展開が求められると思いますので、お願いしたいというふうに思います。
◆委員(新保克佳君) 今障害者福祉の話が出たので、ちょっと前後しますけれども、先に障害者のほうから伺いたいと思います。166ページの3款1項2目障害者福祉費、地域生活支援事業の障害者虐待防止センター委託料、これについてちょっとお伺いしたいと思います。まず、センターは各市町村に義務づけられているのかなというふうに理解はしているのですけれども、まずその辺の本市の役割と、あとこの内容、取組について伺いたいと思います。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 障害者虐待防止センター、今委員さんのほうからもお話のありましたように、各市町村に設置が義務づけられております。これは、障害者虐待防止法に基づいて設置が行われなければならないということで、本市におきましても防止センターを設置しておりまして、本市においては相談窓口として虐待防止センターを委託しております。委託先の法人といたしましては、障害の実績のある社会福祉法人はるな郷さんのほうに委託をしているものでございます。こちらの委託料に関しましては、主に人件費がおおむね9割方を占めておりまして、残りが事務費という形で委託料をお支払いしているものでございます。
本市における役割といたしましては、本市におきましても市の障害福祉課、あるいは各支所の市民福祉課、それと先ほど出てきましたSOSセンター等におきましても、虐待に関する相談等も受け付けております。ですので、本市におきましても役割としては相談窓口業務というものもございますし、あとは実際に相談があった案件に対しまして、実態把握のための調査、それと関係機関との連携、関係機関といたしましては、警察ですとか労働基準監督署、相談支援事業所といったところと連携を図り、また実際に虐待の疑いがあるケースに関して指導が必要となる場合においては、指導監査を行っております。また、ただ指導をして終わりではなく、その後の経過観察というものも行っておりますし、また事業所、施設等に対する研修ですとか、周知、啓発等も行っております。
◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。センターは、そういった形でしっかりつくらなければならないというか、そういった中で運営していると思いますけれども、やはり虐待という言葉で言うと、児童虐待、そして高齢者虐待、そしてまたこの障害者の虐待ということで、なかなか目に見えてこないところがあるのは事実だと思います。説明書の81ページですか、虐待認定件数10件というところになっています。先ほどの三井委員の質疑の中であったSOSセンター、こちらが1,500件以上の相談ということで、やはりこの連携というのも非常に必要かなと思うのです。SOSセンターの相談の中で不安解消というのが非常に多いということでしたので、その不安解消の中身も、やっぱり虐待に関することも当然あるのかなというふうに思うのですけれども、この辺の連携というのはどうなっているのでしょうか。
◎
障害福祉課長(千明浩君) なかなか障害福祉課のほうに御相談しにくいと、敷居が高いというような状況もあるようで、SOSセンターのほうが相談しやすいということで、相談につながっているケースがあります。実際にその虐待の案件というのも出ておりまして、SOSセンターのほうでは苦情ですとか、あるいは事業所やサービスに対する要望といったものも受け付けております。実際に令和元年度の実績で申し上げますと、要望が4件、苦情が3件ということでございます。幸い苦情の中で虐待に関係するようなものはございませんでしたが、平成30年度には実際に虐待として認定したようなケースもありまして、SOSセンターに相談が行った際には、障害福祉課のほうと連携を図り、その後の調査ですとか、指導ですとか、そういったところにつなげていっております。
◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。本当に先ほど申し上げましたけれども、そういったケース、なかなか見えない、もしかしたら、これは表現を慎重にしなければいけないのでしょうけれども、氷山の一角というところもあり得るのかなというふうに思います。そういった中で警察ですとか、また成年後見制度につなぐということも当然ケースとしてはあろうかと思いますので、ぜひばるーんの実績、非常にすばらしいものがありましたので、事業としては別になっているのですけれども、しっかりここを連携していただいて、言うに言えない、困っている、悩んでいる方が出ないように、ぜひまた取組をさらに重層的にしていっていただきたいと思います。
戻って、164ページなのですけれども、3款1項1目、同じく
社会福祉総務費で、
生活困窮者自立支援事業がございます。説明書の77ページを見ますと、この新規の相談が485件ということで、継続も合わせると2,680件ということになっていまして、それがさらにプラン作成、就労、増収へとつないだ延べ数が示されています。この中で一点だけちょっとお伺いしたいのですけれども、相談は、新規も485件という中で、大半がプラン作成につながらないということなのだというふうに理解できるのですけれども、これは理由についてなのですが、例えばこの相談者がせっかく相談に行ったのだけれども、こういう移行する中で、途中でやめてしまったりとか、来なくなったりとか、何かそういうケースなのかなというふうに想像しているのですけれども、このプラン作成に至らない、せっかく相談に行ったのにそういったところにつながらない理由というものをちょっと御説明いただきたいと思います。
◎
社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 相談者のうち、プランの作成に至らなかったケースについてでございますが、相談において相談者の状況や意向確認をさせていただきまして、他の制度につなげたり、また他の相談機関につないだ方など、継続した支援が必要ないという方がそういったケースに該当しております。
◆委員(新保克佳君) 分かりました。そこでそういう判断があったということなのですけれども、これちょっと分かれば答えていただきたいのですけれども、例えば一旦そういうことになっても、また再度ちょっと困窮になってしまって来られる方というのはどんな程度いるのか、数字で示せればありがたいのですけれども、どうでしょうか。
◎
社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 再度ということの数字は、申し訳ございませんが承知しておりませんが、同じような形で御本人の状況等確認をして、必要な支援につなげていっているという状況でございます。
◆委員(新保克佳君) 分かりました。そういったことが継続というところに入ってくるのかなというふうに思います。非常にこれは本当にその方のそういった気持ち、またもちろんほかの制度につないでいるというところですから、安心ではあるのですけれども、やはりその辺粘り強くというか、取り組むべき話だと思いますし、最終的には増収というのですか、そういったところにつながっていけば、増えていけばいいので、再度お願いしたいところなのですけれども、今後こういったところをさらに強化するというような何かお取組、考え方というのはありますか。
◎
社会福祉課長(淡嶋美奈子君)
生活困窮者自立支援事業で、一番のところは就労ということでございますので、市役所の中に併設をしておりますハローワークの出先機関と連携をして、就労支援に取り組んでいきたいというふうに考えております。
◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。ぜひ引き続き取組をお願いしたいと思います。
◆委員(谷川留美子君) 166ページの上から7行目になります。手話奉仕員養成研修事業についての質問なのですけれども、平成29年4月に手話言語条例ができました。市民の皆さんが広く手話を学ぶ機会の確保のために、どのような事業を行っているのかをお伺いいたします。
◎
障害福祉課長(千明浩君) 手話奉仕員養成研修につきましては、手話に関する基礎知識や手話技術を習得してもらうことにより、手話奉仕員を養成するとともに、将来的な手話通訳者を育成する研修でございます。養成研修には初心者向け全23回の入門課程、それと入門課程を修了した方を対象とする全30回の基礎課程の2講座があり、それぞれ昼のコースと夜のコースで実施しております。また、平成30年度より市民に気軽に手話を楽しんで、親しんでもらえるよう、新たに3回コースの体験教室を実施いたしました。平成30年度は3回実施し、延べ29名の方に御参加いただきましたが、令和元年度におきましては回数を増やし、9回実施し、69名の方に御参加いただきました。この体験教室では夏休みに開催しているため、親子で参加する方も多く見受けられました。今後もより多くの市民に手話を知ってもらい、手話に興味を持っていただけるよう鋭意努力してまいりたいと考えております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。気軽な3回で修了する体験教室も開催し始めたということで、大変喜ばしいことなのですけれども、できましたら、小学生のときに、1時間だけでも全生徒に手話の授業があれば、誰もが手話のABCを知ることができます。そうしますと、子どもは覚えは早いし、忘れません。手話って楽しいですから、少しだけでも知っているのと知らないのでは大変違うと思うのです。その後の手話に対する見方も変わってきますし、興味も湧くと思いますので、ぜひそういうような時間を考えていただけますように、お願い申し上げます。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
169ページをお開きください。
2項児童福祉費について御質疑ありませんか。
◆委員(伊藤敦博君) 児童福祉費に関して、3つ質問をさせていただきたいと思います。
まず、172ページの上から2つ目の放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育の支援事業だと思いますけれども、本年度の当初予算の概要及び主要事業の中で、
放課後児童クラブを必要とする児童の増加に対応するため施設を増設するとともに、支援員への処遇改善事業を継続して実施し、児童の健全育成環境の充実を図るというふうに方針をうたっているのですけれども、支援員に対する処遇改善が今年度どういうふうに反映されたのかを教えてください。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君)
放課後児童クラブに勤務する支援員の処遇については、勤務状況に応じて年額12万円から24万円の一時金をお支払いする処遇改善事業、勤務年数や研修の受講状況に応じて給与に月額1万円から3万円を上乗せするキャリアアップ処遇事業により改善を図っております。令和元年度につきましては延べ527人、総額9,810万円の処遇改善を行いました。
◆委員(伊藤敦博君) そうしたふうに処遇改善をされているということは、大いにPRすべきことだと思うのですが、御存じのとおり学童保育の支援員というのは、毎年人手不足で常に募集をかけているような状況で、その最大の理由はやっぱり時給が安い、これははっきり支援員の方がおっしゃっています。そんな中で、今回コロナを契機に学童保育の存在価値というか、必要性というのが非常にクローズアップされたと思うのです。学校が一斉休校になったときに、子どもたちの受皿として学童保育が大きな力を発揮した。そういう意味では、私は学童保育の立ち位置というのを見直す時期に来ているのではないかなと思います。今既にいろいろキャリアアップだとか、頑張って仕事を続ければ処遇が改善される仕組みもできつつありますけれども、さらに底上げをする必要があるということをお願いしたいと思います。
続けて2点目いいですか。次に、保育士の問題について伺います。保育士も学童と一緒で、毎年保育士不足が叫ばれていて、保育士の確保に市としてもいろいろな施策をされているということは重々承知です。そんな中で172ページの、まず一番上、保育課経費の中で保育士確保手数料、上から4番目ですか、これが予算1,000万円に対して448万円、それから二重丸、2つ下がって
私立保育所振興事業、これの9番目ですか、保育士確保補助金、これも本年度1,000万円予算を立てて304万7,000円と、この中身というのは、一般質問でもさせていただきましたけれども、いわゆる人材派遣会社に保育士を募集した際に係る経費について市が補助をするという中身だというふうに理解していますけれども、この最終的な成果が結局どうだったのかについて伺います。
◎保育課長(星季有君) まず、実績についてでございますけれども、公立の保育所を人材紹介会社を通じて確保した場合、紹介会社にお支払いする手数料につきましては、10人の確保ができ、決算額は450万円弱となっております。補助金につきましては、私立保育所が人材派遣会社等を介しまして、直接契約となった場合、その経費に対しまして20万円を上限として援助しているものであり、10施設の合わせて17人の保育士が確保できている状況でございます。
成果におきましては、保育士確保の策が他方にも考えられる中で、双方においてある程度の保育士を確保できており、今後も様々な角度から保育士確保に努めてまいりたいと考えております。
◆委員(伊藤敦博君) 保育士確保に御苦労されている点は評価したいと思うのですけれども、それぞれ予算を1,000万円立てて、公立で10人、私立で17人、人材確保ができたと言えばそういうことになるのですが、これらの経費は結局全部人材派遣会社に支払われるわけですよね。それが私はいかがなものかと思うし、保育園の中で保育士を確保するに当たって、人材派遣会社に頼むというのは最後の頼み、どうにもならないから人材派遣会社で確保できるというふうに私は聞いています。それは、やっぱり保育士という職業は資格を持っていればいい、時間があればいいという職種ではないというふうに考えますので、私はこの保育士確保補助金については、ぜひ違う形で、高崎で保育士になりたいと思うようなところに、本当にお金を使っていただきたいというふうに要望します。
もう一つ、176ページ、本市の新しい施策の目玉でもあります子育てSOSサービス事業、これは当初予算が2,950万円で、実績が約3,680万円ということで、まずこの事業の成果について報告をお願います。
◎保育課長(星季有君) 令和元年度から新たに実施しました当該事業につきましては、妊娠期や就学前の保護者の精神的、身体的な負担軽減のため、ヘルパーを派遣しまして家事等を援助するものでございます。当該事業の成果でございますが、当該事業につきましては従前の産後ママヘルパーの事業内容を保護者が使うように改善した側面もございます。利用件数を比較しますと、従前の年間650件から2,500件と大幅に増えていることから、使いやすいように改善が図られ、保護者から一定の評価をいただいているものと考えております。
◆委員(伊藤敦博君) それだけ高いニーズがあるということで、施策としては的が当たっているのかなというふうにも考えます。一つ懸念されるのは、家事を代行するだけであれば、私は民間がやるべき仕事だというふうに思いますけれども、今いろいろ社会情勢の中で、母親が孤立するケース、妊婦がノイローゼになるケース、今課長がおっしゃったように精神的な支えであるとか、家庭内でのDVの発見だとか、そういうところで、私は行政がやる役割があるのではないかなと思いますので、今後より質の高いサービス事業に展開されるよう要望します。
◎
福祉部子育て支援担当部長(星野守弘君) 伊藤委員のほうから細かい、いわゆる虐待だとか、そういうのにつなげられないかという話だったのですけれども、まさにその話があるという関係から、市のほうから保健師を2人社会福祉協議会のほうに派遣いたしまして、その辺の対応もしっかりやらせていただいて、ヘルパーさんから、その家庭その家庭の状況をよくお伺いさせていただきまして、虐待につながった場合には、本課のほうにつないでいただくということを同時にやっておりますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(新保克佳君) 今のと同じく子育てSOSサービスについて伺いたいと思います。
今伊藤委員の質疑の中で、いろいろと実績が伸びている、また大変ニーズが高いということはよく分かりまして、利用数も約2,500回ということでありますけれども、サービスの内容を見ますと、家事支援と育児支援と、あと相談という大きく3つなのかなと思うのですけれども、この辺の2,500回の割合みたいなものがもし分かれば、この際なので教えていただきたいのですけれども。
◎保育課長(星季有君) 細かな支援内容の内訳でございますが、2,500件のうち調理支援が3割、掃除支援が3割、洗濯支援が2割、その他の支援が2割となっております。
◆委員(新保克佳君) ということは、家事ということを今聞きながら思ったのですけれども、育児支援も入っているということですか、それが。
◎保育課長(星季有君) 育児支援につきましては、その他の2割の中で計上させていただいております。
◆委員(新保克佳君) 分かりました。
それでは、2,500回ということで非常に多くの利用があって、その申込みというのもそれ以上にあるのだろうと思うのですけれども、その申込みに対して全て対応はできるものなのか、人員の限度もありますので、その辺の状況はどうでしょうか。
◎保育課長(星季有君) 申込みを受けた中では、そのときの利用状況において対応できなかったというケースもあろうかと思いますけれども、そのような場合につきましては、利用できなかった方に対しまして、利用できる日時等を案内しまして、丁寧な対応に努めておるところでございます。
◆委員(新保克佳君) よく分かりました。非常に皆さんに利用していただいて、すばらしい事業だと思いますので、また引き続き、さらに利用しやすいような工夫などもお願いしたいと思います。
◆委員(谷川留美子君) 174ページの真ん中辺にあります
地域子育て支援拠点事業についてお伺いします。子育てに関わる多様なサービスということで、11か所の保育園かこども園に設置されているようなのですけれども、その具体的な内容を教えてください。
◎保育課長(星季有君) 市内に設置しております私立の
子育て支援センターにつきましては、先ほど委員がおっしゃったとおり11か所設置しております。支援内容といたしますと、子育て相談の支援事業や子どもと親子の交流の場の提供など、そういった事業を実施しております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。子育てなんでもセンターもありますし、いろんな相談窓口があるので、高崎市は子育ての支援に大変手厚いことが分かりました。どうもありがとうございました。
◆委員(三井暢秀君) 169ページになります。3款2項1目のこども家庭課経費の中のちびっ子広場遊具改修工事についてお聞きします。このちびっ子広場なのですけれども、この定義というのは何なのか、また市内に何か所あるのかお伺いいたします。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君) ちびっ子広場は、無償でお借りした地域の空き地などに遊具を設置し、地元の方々に管理していただいている小規模の遊び場になっております。現在市内124か所に鉄棒、ブランコなど381基の遊具を設置しております。遊具につきましては、毎年実施している点検の結果などにより修理を行っており、令和元年度は16基を修理いたしました。
◆委員(三井暢秀君) 分かりました。地元の方が管理しているということで大変だとは思うのですけれども、私も実際に行って遊具なんかを見てみると、全てではないのですけれども、子どもたちが今ちょっと遊ばなくなってきているのかなというような感覚、イメージを持っているのですけれども、今後ここの改修費用だったり、また点検の費用だったりというものがだんだんと変わってくるのかなというのは思っているのですけれども、そういった安全面や、これに代わるものというのは何か考えているものはありますか。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君) 利用が少なくなった場合など、地元から要望があった場合は遊具を撤去し、広場を閉鎖しております。令和元年度は2か所閉鎖をいたしました。今後も地元からの設置要望などを踏まえ、適切に運営してまいりたいと考えております。
◆委員(三井暢秀君) だんだん撤去が多くなってきているという状況の中で、やっぱり利用されるために、また何かやるということも考えていかなくてはならないのかなというふうに思いますので、ぜひ研究のほどをよろしくお願いしたいというふうに思います。
◆委員(谷川留美子君) 174ページの下から2つ目の二重丸のところ、ブックスタート事業についてお伺いします。成果等に関する説明書を見ますと、去年は97回開催しているようなのですけれども、どこで開催して、どんな周知方法で開催されているのか教えてください。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君) ブックスタートは、各地域の保健センターで実施している生後3か月の股関節脱臼検診の受診の際に、絵本の読み聞かせとプレゼントを行っております。出産後3か月ということもあり、就労前の母と子どもが参加しやすい時期に実施することで、対象者のうち95%以上の方に参加していただいております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。ホームページを見ましたら、今年はコロナのために開催できなかったからか、2歳まで参加できるというふうになっていました。一応その予定を見ましたところ、全部平日の開催になっていましたので、平日はお休みが取れない方もいらっしゃいますので、少しは土日の開催も検討していただければと思います。よろしくお願いします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 172ページ、先ほども出ましたけれども、放課後児童健全育成事業で、学童クラブの件についてちょっとお伺いしたいのですけれども、先ほども支援員の確保なり処遇の改善のお話が出ました。そのとおりだというふうに思うのですが、ただ市側も大変なのは、あくまでも学童は地域主体でございますから、地域で運営委員会をつくってやっていますもので、その辺は非常に調整というものは難しいと思います。ただ、そういうものも踏まえながら、支援員の確保とか充実にはこれからもお願いしたいなという思いでございます。
そのような中で、以前から高崎市は、小学校6年生までを全学童で面倒を見ていこうという方針を掲げているわけでございますが、この決算の年度でいいのですけれども、全学童が小学校6年生まで対応しているのか、それともまだ残されているものがあるのか、その辺をお伺いしたいというふうに思います。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君) 現在1年生から6年生までの受入れをお願いはしております。利用率とすると、利用者の中でですが、30%近くを1年生が利用しており、6年生となると約5%くらいの利用となっております。高学年になるに従い、下校時間が遅くなることや、塾や習い事を始めることなどにより利用者が少なくなっているものと考えております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 詳細は分かりました。私は、その利用者が少ないとか多いとかというのではなくて、高崎の学童クラブが6年生まで全て対応できるように整備はできたのですか、まだそこまでいっていないのですかということを聞いているのです。
◎
こども家庭課長(
中井真理子君) 市としては、特に何年生までの受入れをお願いするということはしてはおりません。各学童クラブのほうでそういう定員、各家庭の希望、必要性に応じて受入れをしているという状況を伺っております。
◆委員(
高橋美奈雄君) だから、それは先ほど言いましたように、それは地域で運営委員会がありまして、地域でその運営委員会の中で選考して学童に入所させているということです。私の言っているのは、数年前から高崎市では6年生まで学童で迎え入れる対応をしていこうと言っていたではないですか。それに対してどうなのですかということを言っているのです。
◎
福祉部子育て支援担当部長(星野守弘君) 子ども・子育て支援新制度が平成27年度から始まったかと思うのですけれども、そこの中で学童の利用の年齢というのがだんだん引き上げられている状況ではございます。その中で、国のほうも急にそういう受入れ体制ができないというふうには考えているところで、徐々にそれを進めていけばいいという話ではあったのですけれども、高崎のほうとしても、毎年地元からの要望を踏まえ、少なくとも大体2か所ずつ、ここずっと毎年増やさせていただいております。そういう中において、徐々に6年生まで受け入れる体制というのは当然大きくはなってきておりますけれども、若干そういうところが、受入れができていない部分といいますか、もちろん密をちょっと覚悟して入れてくれという話はうちのほうからさせてはいただいておりますけれども、その辺は若干まだある部分があろうと思いますけれども、その辺については引き続き地元のほうとよく話をしながら対応を続けていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 分かりました。全部の学童が全て対応ということではない、徐々に努力をしていくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
さらに、先ほどもありましたけれども、確かに今学童の需要というものは新たな展開を迎えていると思っています。非常にこれは重要な施策だと思っています。その中で、やはりこの年度もそうでしょうけれども、その前からそうなのですけれども、やはり需要があると第2学童、第3学童というような形になっています。御案内のとおり、地域ですから、第2学童というのをつくれば、またそこで運営委員会をつくらなくてはならないということです。あとは、例えば第1学童は、管理区分の中で学校の敷地内にあったとしても、第2学童、第3学童というと外へ出る、家賃を払って借りるわけですけれども、そのような体制になっています。やはり私は、これから考えていかなくてはならないのは効率性とか、そういうものを考えると、一番は学校の敷地内につくれないというのは、管理区分の旧態依然としたものがあるから学校の敷地内に増設をできないのであって、これからの少子化のことを考えると、校庭だって余裕があるわけですから、そういうものも統一できるように検討を始めていっていただきたいなというふうに思うのでけれども、その辺の見解についてお願いをさせていただきます。
◎市長(富岡賢治君) 今市のほうは、学童保育の第2、第3をつくりたいと、増設したいというようなことがありましたら、よほどのことがない限りはオーケーするようにしております。そのときに、一つ画一的なというか、全体の何か統一したような基準が必要だという意見は前から実はありまして、例えば指導者を見つけるのは大変だから高崎市があっせんして全部やってくれないかとか、あるいは会計処理が大変なので会計なんかも全部役所がやってくれたらありがたい、これはちょっと違う。給与水準も合わせてくれといって、みんな高いところにいったら財政破綻しますから、では真ん中のほうに寄せ集めなんてできっこないのです。今でも高いところがあったら、地域の人が安い給料になることについて賛成するはずがないので、それはうまくいかない。
というのは、この学童保育というのは、高橋委員がおっしゃっているように、もともとは地域で自発的にやるということで始まった話ですので、公立学校と違うのです。公立学校でしたら、施設の整備まで全部やりますけれども、そこまではっきりしておりませんので、多少それぞればらつきがあってもしようがないなと思っています。
それから、学校の校庭を使うということは駄目だなんて言ったことはないです。校庭は校庭であまり小さくなったら困るという、そういう相関関係を見ながら、地域の意向を聞いたりしてやっていますので、むしろ学校の校庭が狭いから、それではあそこら辺の近いマンションにいい部屋があるから、あそこを使ったらどうだとか、そういうやり取りをしながらやっていますので、規制の問題で校庭が駄目だということを言ったことは多分ないと。私は随分それは承知していますので、私のレベルでは、そういうことは駄目だなんて言ったことはないです。それはそれぞれの地域の事情で、地域の方が相談して、ここにつくりたいといって持ってきますから、大体の話は。ただつくりたいというだけではありませんで、この場所でつくりたいと、こういう要請で来ますから。私なんかはそんな新しい建物ではなくて、古い民家を使ってくれたら、こんなにいい話はないと思うのですけれども、それは嫌だというのです、大体、若いお母さんは新しいところでなくては嫌だという。そういうようなことを調整しながらやっていますので、規制がかかっているというふうに思わないでいただきたいと思うのですけれども。
では、将来どうするかということですけれども、私はいろんな方から聞きますけれども、将来どうするかというしっかりした案はないですよ。だって、全部公が払っていたら統一的なことになるので、学校をつくることと同じことになりますから、それはやっぱり無理です。だから、今やっぱりそれぞれ自発的なその地域の状況に応じて適切に、適宜対応していくよりしようがない。それを弾力的に対応してこうと、こういうふうに思っています。そこら辺はあまり御不満はないのではないかと私は思うのです。
それから、コロナのような問題が起きたときには、助けてもらったのです、学童保育所に。そういうときの必要な経費は市が面倒を見るようにしようと。ただ、その市が面倒を見るのも国からお金をもらってからにしますから、ちょっと遅くなったりして御不満はありますけれども、そういうことで適宜対応していくよりしようがないなと。何か統一的にやりたいという気持ちは、行政の仕事をしていると、そのほうがすっきりするので、心がすっと入らないのですけれども、それは無理ですね、今。だから、今の各地域の事情をよく聞きながら、適宜対応していくということ以外にないと思っています。
◆委員(
高橋美奈雄君) 市長、ありがとうございました。そういう方向なのだろうというふうに思います。ちょっと誤解しないでいただきたいのは、私は全て行政が持てとか、そういうことを言っているのではなくて、何回も言っているとおり、地域との共同運営ですよね。ですから、当然地域も果たす役割は果たさなくてはならないのだけれども、その中で学校の敷地内を管理区分としてノーとは言わないという、今御意見をいただきましたので、それで大分前進できるのかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
△休憩
○委員長(
清水明夫君) 審査の途中ですが、この際、暫時休憩いたします。
午前11時33分休憩
───────────────────────────────────────────
△再開
午後 0時58分再開
○委員長(
清水明夫君) それでは、会議を再開いたします。
休憩前に引き続き審査を行います。
179ページをお開きください。
3項高齢者福祉費について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 181ページ、介護SOSサービスがあると思うのですけれども、これも本当にありがたいサービス事業だなというふうに私は思っております。成果等に関する説明書のほうを見ても、件数と宿泊ですか、そういう数字だけは上がっているのですけれども、対前年度と比較してどうなのか、また利用者からはどんな声が上がっているのか、もしありましたらお願いしたいというふうに思います。
◎
長寿社会課長(志田登君) まず、実績でございますが、介護SOSサービスの令和元年度の実績といたしましては、訪問が1,260件、宿泊が100件となっておりまして、前年度と比較しまして多少減少となっております。それと、利用者からの声ということでございますが、夫が転倒してしまって、1人ではどうにもならずに介護SOSに連絡したら、すぐに駆けつけてくれて、まさにSOSの対応をしてくれたというような声とか、あととても親切な対応をしていただいた、また介護SOSがあると安心できる、そのような声をいただいております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 本当に市民の方々からありがたいというお声を頂いているそうでございます。ぜひ今後とも充実したサービス展開をお願いしたいなというふうに思います。
もう一点なのですけれども、その下の高齢者等あんしん見守りシステム委託料なのですけれども、5,000万円以上の増額になっているというふうに思うのですが、その理由についてお知らせ願いたいというふうに思います。
◎
介護保険課長(佐鳥久君) 高齢者等あんしん見守りシステムについてでございますが、本システムの設置数が前年度から比べまして約500台増加していることに伴いましての事業費の増加となっております。なお、本事業は見守りセンターを設置しまして、24時間365日体制で運営をしております。人感センサーにより12時間人の動きがない場合の対応や、相談業務、駆けつけ業務を行っております。急病や骨折等で利用者から連絡があった際には、救急車の手配を行ったり、見守りセンターの職員が利用者宅へ駆けつけたりと、迅速に対応しております。ちなみに平成24年度の事業開始から令和2年8月末までに緊急出動した件数は137件で、そのうち88人の方の命を救うことができました。
◆委員(
高橋美奈雄君) ありがとうございます。500台増設したということでございます。増設をしたということは、それだけ市民の要望が多かったので、タイムリーに応えてくれたのかなというふうに思って、ありがたいなと思います。それで、88名もの命を救ったということでございます。本当にこれはすばらしい。本当に市民の、高齢者の命を守るということに対して、本当に真剣に取り組んでいただいた結果がこういう結果になっているのだろうというふうに思っています。
今課長からもありましたように、あれはシルバーさんに委託なのですか、問屋町でやっていますよね。ある利用者の方に聞きましたら、何か夜も警察のOBの方がいらっしゃいまして、その方がいろんな対応ですぐ来てくれるというような対応をしていただいているそうです。本当に高齢者の安心・安全についてはすばらしい対応をしていただいているのだと思っています。また今後ともシルバーさんと連携をしながら、ぜひまた取り組んでいただければうれしいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
183ページをお開きください。
4項生活保護費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 185ページをお開きください。
5項災害救助費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 4款衛生費1項保健衛生費について御質疑ありませんか。
◆委員(松本賢一君) 1点お伺いさせていただきます。196ページになります。4款1項5目です。健康診査事業の中で、一番下のほうに医療用ウィッグ等購入費補助金の項目がありまして、544万5,616円ということで記載をされております。これについては、当初予算で300万円計上されていたものが期中で補正をされて、増額をしていただいてこのような状況になっているのだと思うのですけれども、これについて、この件数とその内訳について御説明をいただきたいと思います。
◎健康課長(井田安彦君) 医療用ウィッグ等購入費補助金の件数と内訳でございますが、交付件数は183件でございます。内訳として、ウイッグ151件、女性の胸部の補整下着等が36件となっております。なお、ウイッグと胸部の補整下着の重複の申請は可能でございます。金額の内訳として、ウイッグ455万5,431円、胸部89万185円となっております。
◆委員(松本賢一君) 御報告ありがとうございました。交付件数は全部で183件ということで、これはこの年度で初めて導入した新規の事業ということで、それにもかかわらず大分浸透して、申請もあるのかなというふうに思っております。がんの治療をしている方にとっての経済的な支援、また精神的な支えにもなっている重要な事業かなというふうに思っております。新風会からも予算施策要望の中で要請をさせていただいて実現した事業であるかなというふうにも思っておりますけれども、これについては利用するべき人にこの情報というものがくまなく行き届いている必要もあるのではないかというふうに思うのですけれども、周知の方法についてはどのような方法でされたのかお聞きしたいと思います。
◎健康課長(井田安彦君) 市の広報やホームページ以外に、市内及び隣接市のがん治療を行う専門病院のがん相談員の方に事業説明を行い、該当者の方への周知を依頼しております。また、そのほかに県内のがん診療連携拠点病院、群馬県がん診療連携推進病院にも申請書等を置かせていただくなどの制度の周知に努めております。
◆委員(松本賢一君) ありがとうございます。これからもきめ細かい支援になるように、情報が行き届くように、そして申請した方に対しては丁寧な対応をして充実させていただければと思います。
◆委員(谷川留美子君) 188ページの下から17行目の夜間小児
救急医療体制整備等業務についてお伺いします。救急搬送時間の短縮とか、たらい回しゼロに向けて懸命に取り組んでいただている中で、特に私は気になっているのが夜間の小児救急なのです。そこで、この業務についての状況をお伺いします。お願いします。
◎
保健医療総務課長(青山正樹君) 群馬県小児救急医療支援事業において、市外の医療機関に診療日が割り当てられた日に、夜間休日急病診療所の診療が終了した後の午後10時から翌朝の6時まで一次診療を実施するため、場所を確保して看護師や薬剤師の確保を委託する事業でございます。
◆委員(谷川留美子君) 夜10時過ぎに子どもを救急車で運んでもらうと、365日のうち104日は富岡総合病院か藤岡総合病院に搬送されてしまうので、何で高崎市内でできないのだということで、保護者の方からいろいろ問い合わせいただいていました。どうしてもそれは県のほうの対応で、市ではどうすることもできないようなのですけれども、その分、自分で連れて行けば365日市内の病院で見てもらえるという、こういう制度があるということで、本当にありがたい制度だと思います。ただ、ちょっとまだ知らない方もいらっしゃるようなので、今後は周知に努めていただいて、今後もさらなる御支援をよろしくお願いします。
◎
保健医療部長(新井修君) 今谷川委員のほうからお話があった富岡総合と藤岡総合に行っているのは、あくまでも入院を伴う子どもの場合で、うちのほうは24時間365日市内で診てもらうために小児のほうの先生を確保したりだとか、こういった体制整備を行って、いわゆる入院にならないようなお子さんを診療してもらっている体制は、本事業の中で対応できることになっています。
◎市長(富岡賢治君) ちょっと時間を頂いて。これは大変苦労した問題でして、おっしゃるとおり私が市長にさせていただいてから数年間、週2日は小児救急医療は高崎の病院に連れていかないという状態が続いておりまして、天下の高崎市で子どもが夜に救急医療へ行くときに富岡や藤岡へ行くというのはおかしいということを発意しまして、そうしたら要するに夜間の小児科医がそろわないということなのです。高崎病院も9人の小児科医がいるのだけれども、みんな女性ばかりで、自分の子育てが大変なのでという、そんな月1回の話ですからといっても、なかなかうんということがなくて、探すのに苦労しましたけれども、やっと東京から、いろいろな人脈をお願いして小児救急医がそろうようになったのです。ですから、本来24時間高崎でやれるのですけれども、ただ入院でベッドなんかが必要だという場合は富岡とか藤岡に運びますけれども。ちょっと苦労しましたので。群馬県がやっているのでは駄目なのです、西毛地域全体でカバーしようという考え方ですから。それは西毛地域全体ではいいのですけれども、高崎で子どもが救急医療に行くのに藤岡や富岡に連れていくというのは、これは問題だということで、やっとそういう体制にしましたので、ちょっと苦労しました。ちょっとしゃべりたいもので、すみません。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。自分で連れて行けば市内の病院で365日大丈夫だということで、ただその判断が、救急車を呼んだほうがいいのか入院になるのか、その判断が難しいところなのですけれども、近くでよければ、自分で連れて行ければ市内で対応ができるということなので、本当にそれはありがたいと思っておりますので。
◎市長(富岡賢治君) 谷川さん、救急車は行くのです。自分で連れて行くのはもちろんいいのですけれども、救急車も高崎へ行くのですから。自分で連れて行くだけではありませんから。
◆委員(谷川留美子君) 救急車もみんな中央病院に連れて行ってくれるのですか、夜間でも。救急車だと藤岡とか富岡に行ってしまうことがあると聞いたのです。
◎市長(富岡賢治君) それは救急車の中で、これはどうしても入院が必要だなといった場合に、入院先が高崎中央病院でセットできるかどうかという判断で藤岡へ連れて行ったりすることはありますけれども、基本的に救急車は高崎へ連れて行くという体制にしたのです。ただ、それはベッドの具合で、子どもの体調を救急車の中で見てそういう判断をするのだと思っています。ですから、救急車は基本的に高崎でやりますから。
◆委員(谷川留美子君) では、救急車を呼んでも大丈夫だということですね。どうもありがとうございます。今後もどうぞさらなる御支援をよろしくお願いします。
◆委員(新保克佳君) 同じページでちょっと確認させていただきたいことがありまして、今の
救急医療対策事業の中の下から5つ目の黒ポチ、救急患者受入体制整備補助金ということで5,000万円、これも救急患者のたらい回し解消を目指した事業というふうに理解しておりますけれども、成果等に関する説明書を見ますと4件ということなのですけれども、4件なので、ちょっとこれは確認ですけれども、4か所の医療機関ということでよろしいのでしょうか。
◎
保健医療総務課長(青山正樹君) 補助の対象になったのが4か所の医療機関ということでございます。
◆委員(新保克佳君) この補助金のメニューを見ますと、例えば小児救急医療の受入れですとか、脳卒中とか心疾患の患者の受入れとか、あとドクターカーの運行支援とかもたしかあると思います。今言ったような内容は、ほかの決算の項目で計上されていますので、ちょっとその辺のことを整理したいのですけれども、教えていただけますか。
◎
保健医療総務課長(青山正樹君) 救急車を受け入れてもらう病院、その協力をいただくためにつくったものというのが、その救急のメニューという形になっています。ドクターカーについては、救急の運び入れを早く行ったり、医療に早くつなげるという形で動いているものですから、救急のメニューのほうに入っているという事業になります。
◆委員(新保克佳君) そうしますと、そういう体制をつくるための部分で、実際の運営で、ではドクターカーだったらドライバーの方の人件費的なものは、その下のドクターカーのほうの補助金、そういう意味でよろしいのでしょうか。
◎
保健医療総務課長(青山正樹君) そのとおりでございます。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
197ページをお開きください。
2項環境衛生費について御質疑ありませんか。
◆委員(青木和也君) 198ページの生活衛生課経費の中のスズメ蜂の巣駆除委託料についてお伺いいたします。こちらのほうの委託事業者数と詳細はどのようになっていますか。よろしくお願いいたします。
◎
生活衛生課長(武井祥一君) 市内を2ブロックに分けまして、1つは旧市内、吉井、新町地区と、もう一つが榛名、倉渕、箕郷、群馬地区ですけれども、入札によりそれぞれ1業者へ委託をしたところでございます。
駆除の費用につきましては、旧市内等の地区が税込みで8,800円、榛名地区においては税込み9,900円でございました。市民からの依頼に基づきまして、業者が現地に行き、巣の撤去を行いました。令和元年度の駆除件数は983件でございました。
◆委員(青木和也君) どうもありがとうございます。こちらに該当しないケース等がございましたら、教えていただければというふうに思います。
◎
生活衛生課長(武井祥一君) 業者が市民からの情報に基づきまして現場に行ったときに、スズメバチの巣であるにもかかわらず巣が撤去できない場合というふうに捉えまして、昨年度、令和元年度の業者からの報告では、スズメバチの巣であるが撤去できないケースとして3件ほどありました。巣が高い場所にある場合、これが2件、あと屋根裏、天井裏の巣を撤去するためには、その囲んでいるところの板を剥がす必要がある場合ということで、それが1件でありました。でも、業者には巣に出入りしている箇所が分かれば薬剤を噴霧する等、できるだけの処置を取っていただくようお願いをしているところでございます。
◆委員(青木和也君) 丁寧に御説明いただきましてありがとうございます。5メートル以上の高さのようなお宅のところの駆除に当たっては本事業に該当しないということで、依頼者の方の全額負担になるというふうにも伺っておるところです。こういった場合にも、ぜひ同じスズメバチで、いろんな形で大変な状況もあるかもしれないのですけれども、その委託料を、その分だけというのですか、ぜひ適用していただいて、残りの差額は御負担をいただくような、そういった形で、今後もし、いろいろ検討してくださっているとは思うのですけれども、そういったことも一考していただければというふうに要望させていただきます。
◎市長(富岡賢治君) 今初めてお聞きしましたけれども、5メートル以上はやれないなんていう、そんなばかなことないですから。それはこの補助金を活用していただいて、技術的にできることはベストを尽くすということは当然のことですから。高さが高いから自己負担にしろなんていう、そんな行政はありませんから、ちゃんと変えさせますから、やり方を。
◆委員(青木和也君) どうもありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
275ページをお開きください。
10款教育費1項教育総務費について御質疑ありませんか。
◆委員(谷川留美子君) 280ページのやるベンチャーウィーク推進事業についてお伺いします。ここに需用費218万円とあるのですけれども、これはどんな経費に使われているのでしょうか、お願いします。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) 需用費の内訳としては、やるベンチャーウィーク中の期間中に生徒がつけるワッペン代と各中学校に配当した用紙代やファイル等の消耗品費となっております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。消耗品等でそんなにかかるので驚いたのですけれども、よく分かりました。私の息子がやるベンチャーに参加した際は、ホームセンターで働いて、大変楽しい5日間だったようです。これからもこの事業、大変いいものだと思うので、より一層の御推進をよろしくお願いします。
◆委員(青木和也君) 同じく280ページの学力アップ推進事業に関してなのですけれども、こちらのほうの今のコロナ禍の現状について説明をお願いいたします。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) 学力アップ大作戦の実施状況ですけれども、31校で現在再開され、今後また増える予定であります。チャレンジ・ザ・日本ジュニア数学オリンピックについては、8月末から既に実施しております。約60名近くの中学生が参加しております。また、中学生休日学習相談ステーションですが、6月から実施しております。夏季休業中に予定していた英語の関係のものについては、今回実施を見合わせております。
◆委員(青木和也君) 分かりました。どうもありがとうございます。
◆委員(伊藤敦博君) 同じく280ページの一番上の英語教育指導事業について伺います。一般質問でも取り上げさせていただいたのですが、本市は令和元年度に新しい英語強化の一つの施策として、4技能の検定試験を中学校2年生全員で一斉に行うという事業を行っていますけれども、まずこの英語指導事業の中で、その4技能検定にどのくらいの費用がかかったのかを改めて確認させてください。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) 英語4技能テストについては、費用が1,400万円ほどかかりました。
◆委員(伊藤敦博君) その1,400万円も含めて、ALTの増員だとか、様々な英語強化に取り組まれていますけれども、その全体としての成果を教育部としてどういうふうに捉えているのか、お願いします。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) ALTの全校配置の効果と相まって、昨年度の全国学力状況調査においては英語が初めて導入されたのでありますが、好成績を収めました。結果的には全国1位グループに相当していた成績となっております。
◆委員(伊藤敦博君) 私は、英語教育に力を入れることについては、大いに賛成するところではありますけれども、この2年生全員に技能検査をするということについて十分な精査がなされたのか、本当に全員に、一斉にテストを受けさせる必要があったのか、あるいはなぜ英語だけにこれだけ力を入れるのかという、そういう疑問の声を現場からも聞いていますので、今後の展開についてはぜひ一度精査していただいて、その上で今後のテストについて御検討いただきたいと思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
283ページをお開きください。
2項小学校費について御質疑ありませんか。
◆委員(三井暢秀君) 286ページになります。小学校管理経費なのですけれども、これの下にブロック塀改修工事、そして特別教室空調設備設置工事というふうに出されていますけれども、この事業の概要と交付状況についてお知らせください。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) まず、ブロック塀の改修の実績でございますけれども、平成30年に行いました点検結果に基づきまして、危険性、緊急性が高いと判断いたしました小・中学校13校の改修を行いました。平成30年度に先行して改修しました小・中4校と合わせて、必要と判断した17校全ての改修を終了したところでございます。改修につきましては、ブロック塀を取りまして、フェンスを設置したという形でございます。
続きまして、空調のほうでございますけれども、こちらにつきましては各小・中学校に最大3教室でして、理科室を中心に家庭科室、美術室といった子どもたちの利用頻度が高い特別教室への設置を行ったところでございます。
◆委員(三井暢秀君) はい、分かりました。ブロックについてもちょっと見てみると、フェンスに替えてあったり、すごい今は見通しがよくなって、耐震のほうでもフェンスであるから倒れないなというふうには感じています。
次に、繰越明許不用額というふうに書かれているのですが、この不用額の内容というのを伺いたいのですけれども。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) 不用額が生じた主な理由でございますけれども、主にエアコンの経費につきまして、追加工事等不測の事態を見込みまして、未契約で繰り越したことによるものでございます。順調に整備が進みまして、追加工事で見込んだ費用が不要になったものでございます。
◆委員(三井暢秀君) 未契約のものがあるということで、分かりました。
次に、先ほどもちょっと触れたのですけれども、ブロック塀を改修したその成果というのは何か聞いていますでしょうか。また、この特別教室の空調設備についての成果、これについてもお伺いします。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) ブロック塀を改修したことによりまして、子どもたちの通学の安全が確保できたというふうなお声をいただいております。また、特別教室につきましても、子どもたちの使用頻度が高い、先ほど申し上げましたような理科室ですとか、そういったところへの整備が進みましたので、快適な学校環境が確保されたという声も頂いております。
◆委員(三井暢秀君) 分かりました。
それともう一点なのですけれども、このエアコンの未契約についての今後の整備方針というのはあるのですか。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) 未設置の教室についてですか。今後の未設置の教室の利用状況、そういったものを確認しながら、その都度対応して検討していきたいと考えております。
◆委員(新保克佳君) 私からも今のブロック塀に関連してなのですけれども、この事業、たしか2018年の大阪北部地震で、小学校のブロック塀が倒壊して児童が犠牲になった、これが大きなきっかけになって全国的にも広がったというふうに記憶しておりますけれども、それを受けて緊急的に調査して対処していただいた。それが、必要としたものが全て終了と今答弁があったので、安全が確保されたということで非常に、それはそれでいいのですけれども、当然これからも時間とともに老朽化していくものですので、今後そういったチェックというのですか、当然学校に職員、先生方はいらっしゃるし、そういったところから上がってくるのでしょうけれども、ちょっと大事な問題なので、今後そういった老朽化をしっかりと把握するというところを中心とした今後の対策をちょっと伺いたいと思います。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) 教育委員会の施設担当の職員が、日々学校のほうを訪問しております。そういった中での調査ですとか、また建築基準法に基づく法定点検もございますので、そういったものを通じて、ブロックの劣化状況等の把握をしっかりしていきたいというふうに考えております。
◆委員(新保克佳君) 安心しました。そういったところで非常に注目された問題ですので、しっかりと取り組んでくださいということになるのですけれども、本当に日々老朽化というのは想像以上に速いスピードで進行しているようですので、よろしくお願いいたします。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
285ページをお開きください。
3項中学校費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 287ページをお開きください。
4項高等学校費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 291ページをお開きください。
5項幼稚園費について御質疑ありませんか。
◆委員(三井暢秀君) 292ページですが、幼稚園管理経費の中の教職員人件費ですが、この教職員人件費に占める時間外労働、この手当なのですけれども、昨年と比較してどうなのか伺います。
◎
教育総務課長(
真藤要一郎君) 時間外勤務手当の支給実績でございますけれども、令和元年度につきましては36万9,544円でございました。また平成30年度につきましては22万6,759円でございました。
◆委員(三井暢秀君) 多少増えているということであるのですけれども、本質的にこの時間外労働、その手当に関するものなのですけれども、教職員の皆さんも含めて、本当にこの職場の中でしっかり、出退勤記録簿というのですか、それが適正にやられているのかということがちょっと気になります。その点について、どのような対策をしているのか伺いたいと思います。
◎
教職員課長(大澤克教君) 幼稚園に関しましては、小・中学校と同じエクセルファイルによって出退勤管理をするソフトを送っております。
◆委員(三井暢秀君) どうかぜひ適正に払われる、そういった結果というのもファイルにあるとは思うのですけれども、ぜひみんなの力で、やはり書かれていない方、いる方いらっしゃると思うのですけれども、そういった相談も含めてやっていただきたいなというふうに思っています。ぜひこの適正な管理に努めていただきたいというふうに思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
293ページをお開きください。
6項特別支援学校費 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 295ページをお開きください。
7項社会教育費について御質疑ありませんか。
◆委員(谷川留美子君) 312ページの一番下の地域づくり支援・ボランティア養成事業についてお伺いします。この講座はどんな内容のものなのか教えてください。また、実際のボランティア活動に結びつくような支援はあるのかも併せてお願いします。
◎
中央公民館長(藍美香君) まず、中央公民館でございますけれども、シニア世代を対象といたしましてボランティア活動の基礎知識や始め方等を学ぶ講座を行っておりまして、その後受講者の約半数が何らかのボランティア活動に参加をしております。また、一方で地区公民館でございますけれども、地域活動や公民館の季節行事などを地域住民のボランティアとともに行うことで、地域で活動する人材の育成を図っているものでございます。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。自ら養成講座に参加してくれた方々なので、ぜひフォローアップしていただいて、継続的な活動につなげていただくように御支援をどうぞよろしくお願いします。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
315ページをお開きください。
8項保健体育費について御質疑ありませんか。
◆委員(谷川留美子君) 318ページの学校体育事業の中の中学校部活動指導員についてお伺いいたします。何人の方がいらっしゃって、週にどのくらいの日数の勤務なのか、また待遇や採用時の基準などが分かりましたら教えてください。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 部活動指導員は55名を配置いたしました。週に3日の勤務となっております。8時間程度の勤務時間を基本としていると。また、採用に際しましては、勝利至上主義にとらわれることなく、やはり活動の過程を大切にする指導者といった点を重視して採用をしております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。適性者の採用は、なかなか難しいとは思うのですけれども、どうしても中学生のスポーツの世界も勝敗が重視されるようになりがちみたいなのです。保護者の方もそういうふうになってしまうようなのですけれども、たとえ下手な子でも、そのクラブ活動が人生で有意義なものになるような、そんな指導者が当たってくれるといいなと思っております。ぜひそういう方を採用していただきますように、どうぞよろしくお願いします。
◆委員(伊藤敦博君) 322ページ、学校給食費のところで、給食費収納対策事業について伺います。午前中の審議でも給食費の未収がなかなか減らないと、1億円台だというお話がありましたけれども、本市は数年前から法的な手段も含めて給食費の収納対策事業を進めてこられたと思います。令和元年度で八百七十数万円かかっているわけですけれども、まずこれによる成果について伺いたいと思います。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) この成果につきましては、未納額について平成27年度をピークに減少をしております。
◆委員(伊藤敦博君) 給食費の滞納が減少するというのは結構なことだとは思うのですけれども、また払いたくても払えない御家庭が増えているというのは事実で、それに対して教育委員会でも就学援助だとか、様々なセーフティーネットのPRもしていただいている、そういう御努力は聞いています。かつては、払える余裕があるのに給食費を踏み倒すような、そういう人がいたという話も結構ありましたけれども、今は本当に子どもたちを育てる家庭が困窮する中で、厳しい方は少なくないと思うのです。さっき銀行振込が99.1%というお話がありましたけれども、ということは、滞納というのは、この99%の家庭から滞納が出てしまった、圧倒的多数は銀行振込から引き落としができないというのは事実だと思うのです。そうなると、本当に貯金がなくなって滞納してしまう、短期の滞納もあるでしょうけれども、そういった意味では、セーフティーネットの紹介も含めて、もちろん私はそんなことやっているとは思いませんけれども、いきなり法的手段に訴えるよりも、やっぱりできる限り丁寧な滞納の収納に努めていただきたいと思います。
◆委員(谷川留美子君) すみません、ちょっと戻ってしまうのですけれども、318ページの交通教室運営事業についてお伺いします。説明書を拝見いたしますと、交通公園で自転車教室を受講しているのは、学生では小学生以下になっているようなのです。何年生のときに、あと何回行くのか、それを教えてください。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 高崎市の小学3年生が対象で、交通安全教室に参加するようになっております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。小学校のときに、その1回なのですかね。群馬県では、高校生と中学生の自転車の事故がワーストワンなのです。事故率が、全国で。大人も子どもも交通マナーはよくないようです。交通公園ではなくても、学校でいいのですけれども、高校生、中学生にも、もう一度運転マナーとか、一時停止の線がなくても自転車もそれをしたほうがいいよというような、そういう機会をつくっていただけるといいのではないかなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 先ほど谷川委員さんからも出ましたけれども、中学校の部活動指導員のことなのですけれども、概略は先ほど答弁いただいたことで分かったのですけれども、ただ平成30年と比べると予算的に1,500万円以上の上積みで今回決算になったわけでございますけれども、それだけの額を上積みしたということは、相当の目的意識なり、先生の多忙化の解消等も含めて、目的を持ってやったと思うのですけれども、その辺についてどういう成果があって、そして今現状どうなのかということについて、ちょっとお知らせしていただければというふうに思います。
◎教育長(飯野眞幸君) 部活動指導員につきましては、本当に各学校がいろんな種目で要望するわけですけれども、なかなか種目に応じた方々がうまくセットできないというような、そういう課題はずっとあるのですけれども、現場の先生方と話していて一番感じるのは、やっぱり例えば新任の先生だけれども、部活を持っている中で、なかなか指導が分からなかったところを部活指導員が本当に助けてくれたとか、そういった声は非常に初任者を中心に強く出ています。それから、やっぱり外部の方が入るということで、今まで部活をずっとやってきた先生方にも、ある意味こうやればいいのだという、そういう新しい見方ができるのかなと。そして、よく我々が心配するのは、部活における暴言だとか体罰的な言動、これなんかもかなり抑制できている場面があるのかなというふうに思います。市長が部活重視で、いろいろ予算措置もしてくれたおかげで、高崎の場合は本当に部活が各種大会で非常に大きな成果を上げているというのも、まさに反映されているのかなというふうに思っています。
◆委員(
高橋美奈雄君) 教育長、ありがとうございます。本当に今お答えいただいたようなことで、本当に高崎市独自色を出して、市長の御判断の下、こういう施策が取られているのだろうというふうに思っています。実は、これも教育長は御存じだと思いますけれども、私も中体連となると、子どもたちと一緒にグラウンドに出て、毎回大会をサポートする立場でやっているのですけれども、指導員は分かりましたけれども、一方でずっと一生懸命やっている先生がいらっしゃるのです。やはりそういう先生に対して、何かこうプラスフルファとかというのではないのですけれども、これだけ働き方改革等が叫ばれている中で、一生懸命クラブ活動を指導している先生は昔からの先生の生き方というのか、ボランティアというのか、そういうことなのか、それとも何か今の時代に合った、一生懸命やっている方に対しての、プラスアルファという言葉はおかしいかな、そんなことも考えられるのかどうなのか、その辺についてお考えがあれば。
◎教育長(飯野眞幸君) 大変難しい問題かというふうに思っています。いずれにしても今働き方改革ということで制度設計がされていて、例えば土曜日、日曜日、連続ではやらないというようなことになっていますけれども、いずれにしてもやればそれも勤務時間に入ってきますから、多分そういった中で、ベテランの先生方がおっしゃっているのは、やっぱり効率的な部活、そういったものを今考えなければならないのだなということをおっしゃっております。それから、その見返りみたいなものも、当然部活をやって、実績が上がって、子どもたちや保護者にも感謝されている先生方というのは、やっぱり私は教科の指導においても同じような傾向を持って一生懸命やっている方が多いのではないかなという気がするのです。そうすれば、それがまた一つの人事のサイクルの中で求められて、そして管理職試験を受けるとか、そういった刺激にもなっている部分もあるし、いずれにしてもその人たちの一生懸命やっていることを我々もきちんと評価してあげなくてはいけないのかなというふうに思っています。
◆委員(
高橋美奈雄君) ありがとうございます、教育長。私は、年代的にももう古い人間になってきたのだろうというように思いますけれども、ただ私は部活でもそうですけれども、やっぱり教育の原点というのは、子どもたちがいかに先生を恩師として見られるかというのが一番大きな要素なのかなというふうに思っています。そうなってくると、正直言って、私なんかあまり学校の授業の思い出というのはなくて、やはり部活動を指導していた先生とか、いろんな活動を支援していただいた先生の思い出というのが多く残っていまして、どうしても恩師となるとそういうふうな形になってしまうのですけれども、ぜひ高崎独自の教育を今後ますます推し進めていただきまして、子どもたちのいい思い出ができるような教育環境を教育長の御指導の下、ますます進めていただければというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
◆委員(三井暢秀君) 318ページの5目学校給食費で不用額というところがあるのですけれども、1億8,000万円超えているのですけれども、そこの不用額というのは、なぜ出てしまったのかという理由をお伺いします。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 不用額の内訳については、需用費の給食材料費がほとんどで、保護者から徴収する給食費を見込んだ予算額から実際に徴収した額の差額が不用額となったものでございます。
◆委員(三井暢秀君) この需用費が319ページに書いてありますけれども、その下に15、18ということで、工事請負費、また備品購入費も不用額が出ているということでありますけれども、これについては。
◎
健康教育課長(山崎幹夫君) 工事請負費と備品購入費につきましては、3月下旬の給食提供最終日までに、突発的な故障に備えて留保していた残高が不要となったものでございます。
◆委員(三井暢秀君) 故障になる予定をしているということでいいですか。了解いたしました。学校給食では給食室の改修や修繕が今求められているというふうに思いますので、そういう声も聞きますので、ぜひ高崎市の食育を推し進めていただきたいというふうに思います。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
以上で一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査を行います。
最初に、国民健康保険事業特別会計の審査を行いますので、345ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 361ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 続いて、介護保険特別会計の審査を行いますので、375ページをお開きください。
歳入について御質疑ありませんか。
◆委員(伊藤敦博君) 介護保険料の未収で1億円を超える額が出ていますけれども、これは保険料の未納ということだと思うのですが、介護保険料について、近年の滞納額、滞納者の数を教えてください。
◎
介護保険課長(佐鳥久君) 介護保険料の過去3年間の滞納額及び滞納者数の状況でございますが、平成29年度が約1億2,700万円、滞納者数でございますが1,943人、平成30年度が約1億2,000万円、1,846人、令和元年度が約1億900万円、1,566人でございます。
◆委員(伊藤敦博君) 滞納者数も滞納額も減少傾向にあるということは、それなりの努力の結果かなというふうにも考えていますけれども、私の周囲でも介護保険料が高いという声はたくさん聞かれます。後で基金の部分もありますので、そこでまた意見を述べさせていただきます。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
387ページをお開きください。
歳出について御質疑ありませんか。
◆委員(谷川留美子君) 398ページの市民後見人支援事業についてお伺いします。その内容と登録している後見人の人数を教えてください。
◎
長寿社会課長(志田登君) この事業につきましては、市民後見人の養成や、またその後のフォローアップ等を行う事業でございまして、養成につきましては平成24年度に27人、平成28年度に26人を養成いたしまして、その後辞退者等もございまして、現在は19人の方が市民後見人候補者となっております。また、令和2年3月末時点で13人の方が市民後見人として活動されておりまして、延べの受任件数といたしましては21件となっております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。あんしんセンターの職員の方から、後見人になってくれる人が少なくて困っているというふうに伺ったものですから、今後も独り暮らしの方とか身寄りのない方とか増えてくるようなので、フォローアップとか、育成とか、あと報酬の増額ですね、さらなる御支援をどうぞよろしくお願いします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 歳出、395ページ、一般介護予防事業費の中の地域介護予防活動支援事業、そこで地域の居場所活動支援補助金というのがあるのですけれども、これは本市が数年前から始めた居場所づくりの関係かなというふうに思うのですけれども、この年度も大分盛んというのですか、結構活動が拡大してきたというふうに聞いているのですけれども、どんな状況だったのか、お知らせ願いたいというふうに思います。
◎
長寿社会課長(志田登君) 高齢者の居場所につきましては、支え合いの創出拠点といたしまして、高齢者の自立支援を促進し、高齢者だけでなく、住民全てが支え合う地域を目指すもので、令和元年度については4か所増加いたしまして、箇所といたしましては13か所の居場所用に対して補助を行ったところでございます。また、その中で参加者からは、毎週行って皆さんと話をするのが楽しみだとか、あとは気軽に行くことができる、あとは支え合うということで、それぞれ役割があるのでやりがいがある、また男性の方からよく言われるのが、まさに自分の居場所ができた、そのような声を頂いているところでございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございます。今課長のほうから、地域の支え合い、居場所ができた等々の御意見がございました。御意見というか、そういう声が出ているということでありました。まさにそのとおりなのだろうというふうに思っています。制度的に地域でという部分が強く打ち出されておりますので、地域の自主性というものも私は高まっているのかなと。実は、私もスタッフの一員として入っていて、そう思います。
ただ、これは行政に言ってもしようがないですけれども、やはり居場所をやっていて、女性というのはすごいですね。いろんな発想が、集まっていてもすごいです、毎回毎回。手芸をやったり、何か作ったり。その点男性は駄目なのです、やることが。ちょっとマージャンしてみたり、花札してみたり。だから今後もし、市のほうで情報等提供できるところがありましたら、他のクラブではこんな活動やっていますよとか、そんなことをしていただければ非常にありがたいかなというふうに思っています。そういう意味でも、バックアップをお願いできたらということを申し上げまして、以上で終わりにします。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
続いて、母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計の審査を行いますので、425ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 429ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 続いて、後期高齢者医療特別会計の審査を行いますので、441ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 445ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(
清水明夫君) 以上で特別会計の審査を終わります。
次に、調書の審査を行いますので、495ページをお開きください。
財産に関する調書について御質疑ありませんか。
◆委員(伊藤敦博君) 先ほどの介護保険の問題で、基金との関係を確認させていただきたいと思います。506ページ、14番、介護保険基金、決算年度末で有価証券と現金を合わせると19億9,800万円ということに昨年度はなるわけですけれども、ここの間、年度末で基金がどういう推移をしてきたのか、御説明をお願いします。
◎
介護保険課長(佐鳥久君) 介護保険基金、積立金の過去5年間の各年度末の残高でございますが、平成27年度が約3,900万円、平成28年度が約8億600万円、平成29年度が約10億3,000万円、平成30年度が約16億1,300万円、令和元年度が約19億9,800万円でございます。
◆委員(伊藤敦博君) 御存じのとおり、介護保険料は3年ごとの見直しで、保険料負担が増えているわけです。その一方で、国民年金にも同じことが言えるのですが、基金の残高は毎年積み増しをするばかりです。一方、また介護保険の利用料というのは実際に今個人負担がどんどん増えています。本当に今このままで介護はどうなるのだと思う気持ちはありますけれども、やはりこれだけの基金があるのであれば、この一部を活用して、高崎市は介護保険料を下げると、そういう思い切ったかじ取りがあってもいいのではないかという私見です。それを申し上げて、意見とさせていただきます。
○委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第98号の所管部分を起立により採決いたします。
本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
清水明夫君) 起立全員です。
よって、議案第98号の所管部分は認定すべきものと決しました。
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△審査終了
○委員長(
清水明夫君) 以上で本委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な
委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。
なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
清水明夫君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
午後 2時02分
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△その他
○委員長(
清水明夫君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いします。
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△閉会
○委員長(
清水明夫君) なければ、以上で本日の
教育福祉常任委員会を閉会いたします。
午後 2時03分閉会...