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  1. 鳥取市議会 2022-12-01
    令和4年 12月定例会(第6号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2022年12月28日:令和4年 12月定例会(第6号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                   午前10時0分 開議 ◯西村紳一郎議長 皆様、おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 日程第1 議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算から議案第166号二級河川の指定等に関する意見      についてまで(委員長報告・質疑・討論・採決) 日程第2 令和4年請願第4号消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出を求める請願(委員      長報告・質疑・討論・採決) ◯西村紳一郎議長 日程第1、議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算から議案第166号二級河川の指定等に関する意見についてまで、以上26案並びに日程第2、令和4年請願第4号消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出を求める請願を一括して議題とします。  委員会審査報告書が議長に提出されております。  各常任委員長の報告を求めます。  総務企画委員長砂田典男議員。                  〔砂田典男議員 登壇〕 ◯砂田典男議員 総務企画委員会に付託されました議案及び請願につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  まず、議案の審査結果について申し上げます。  議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第143号令和4年度鳥取市墓苑事業費特別会計補正予算、議案第148号令和4年度鳥取市電気事業費特別会計補正予算、議案第152号鳥取市犯罪被害者等支援条例の制定について、議案第153号鳥取市情報公開条例の一部改正について、議案第157号鳥取市職員給与条例等の一部改正について、以上6案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第154号鳥取市個人情報保護条例の全部改正について、議案第155号鳥取市情報公開個人情報保護審査会条例の一部改正について、議案第156号鳥取市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定について、以上3案は、一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、請願の審査結果について申し上げます。  令和4年請願第4号消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出を求める請願は、賛成少数により、不採択とすべきものと決定しました。理由としては、インボイス制度は適正な課税に必要であると考えるためであります。  以上、報告を終わります。
    ◯西村紳一郎議長 福祉保健委員長星見健蔵議員。                  〔星見健蔵議員 登壇〕 ◯星見健蔵議員 福祉保健委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第142号令和4年度鳥取市国民健康保険費特別会計補正予算、議案第144号令和4年度鳥取市介護保険費特別会計補正予算、議案第147号令和4年度鳥取市後期高齢者医療費特別会計補正予算、議案第151号令和4年度鳥取市病院事業会計補正予算、議案第161号鳥取市保健センター指定管理者の指定について、議案第164号業務委託契約の締結について、議案第165号業務委託契約の締結について、以上8案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯西村紳一郎議長 文教経済委員長浅野博文議員。                  〔浅野博文議員 登壇〕 ◯浅野博文議員 文教経済委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第145号令和4年度鳥取市温泉事業費特別会計補正予算、議案第146号令和4年度鳥取市観光施設運営事業費特別会計補正予算、議案第158号鳥取市公設地方卸売市場条例の一部改正について、議案第159号鳥取市農業委員会の委員等の定数を定める条例の一部改正について、議案第160号鳥取市体育館の設置及び管理に関する条例等の一部改正について、議案第163号鳥取市体育館の指定管理者の指定について、以上7案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯西村紳一郎議長 建設水道委員長勝田鮮二議員。                  〔勝田鮮二議員 登壇〕 ◯勝田鮮二議員 建設水道委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第149号令和4年度鳥取市水道事業会計補正予算、議案第150号令和4年度鳥取市下水道等事業会計補正予算、議案第162号鳥取市都市公園指定管理者の指定について、議案第166号二級河川の指定等に関する意見について、以上5案は、いずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯西村紳一郎議長 以上で、委員長報告を終わります。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  通告により、順次発言を許可します。  伊藤幾子議員。                 〔伊藤幾子議員 登壇〕(拍手) ◯伊藤幾子議員 私は、共産党市議団を代表して、議案第154号鳥取市個人情報保護条例の全部改正について及び議案第155号鳥取市情報公開個人情報保護審査会条例の一部改正について、反対の立場で討論を行います。  まず、第154号についてです。  2021年5月に成立したデジタル関連法により、個人情報の保護が国の個人情報保護法に一本化されることになりました。それに伴い、鳥取市が独自に制定していた個人情報保護条例を廃止し、新たに必要な事項を定め、個人情報の保護に関する法律施行条例とするというのがこの議案です。  そもそも個人情報の保護は、国よりも先に自治体の条例制定から始まりました。1999年に国が個人情報保護法制定の検討を始めるまでに、半数の自治体に条例が広がっていました。そして2003年の個人情報保護法成立を受けて、全ての自治体で条例が制定されました。ちなみに、鳥取市では2002年9月議会で可決され、03年4月1日施行されています。自治体の個人情報保護制度は国に先行して条例が整備され、内容も発展させてきたという点で、地方自治象徴的存在の1つということが言えます。  ところが、今回の改正個人情報保護法への一本化によって、これまで自治体が築いてきた個人情報保護制度がリセットされるわけです。法律の施行条例として自治体が定めることができる内容は、極めて限定的です。  開示請求等の期限や手数料等、また情報公開個人情報保護審査会に諮問できる仕組みを残すことなど、現行よりも後退させないよう最大限考えられたことは理解します。行政機関等匿名加工情報についても、早期の導入は実施すべきでないということも賢明な判断だと思います。しかしながら、国の改正法に一本化されることによって、市民の個人情報保護がどうなるのかという点ではかなりの問題があります。  委員会質疑の中で、鳥取市個人情報保護条例第6条第2項、要配慮個人情報を収集してはならない。第4項、個人情報を取得するときは、本人からこれを取得しなければならない。第9条、電子計算機等の結合による個人情報の提供を行ってはならないについては、改正法では規定されていないと分かりました。つまり、これまでやってはならないとされていたことが、やっていいということになるわけです。明らかに中身の後退です。  そして、議案第155号に関わることですが、先ほど述べた第6条第2項、第4項、第9条のいずれに対しても、現行の条例では、審査会の意見を聞いた上で、特に必要があると認めるときは個人情報を提供できるとなっています。ところが、国の改正法では、やっていいとなっているので、それらについて、審査会の意見を聞くことができません。国は、審査会の所掌事務に規定することを認めていません。チェック機関である審査会の機能を縮小させることは、市民の利益になりません。自治体が持つ膨大な個人情報データ利活用を成長戦略に位置づけているからといって、こんな地方自治を無視した、ないがしろにしたやり方があるでしょうか。  この2つの議案について、国から縛りをかけられて、自治体ではどうすることもできないということは重々分かっています。けれども、これまで築いてきた個人情報保護制度及び市民の個人情報保護の水準を低下させることに対して、見過ごすことはできません。  よって、以上の理由で反対討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 石田憲太郎議員。                〔石田憲太郎議員 登壇〕(拍手) ◯石田憲太郎議員 公明党の石田でございます。私は、公明党市議団を代表して、令和4年請願第4号消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出を求める請願に反対の立場で討論を行います。  2019年10月、消費税率の引上げに合わせ、軽減税率が導入され、消費税が10%と軽減税率8%の複数税率となったことは、皆様御承知のとおりであります。その際、異なる税率が混在しても正確な納税額が算出でき、仕入れや販売における不正やミスの防止が期待される方法として、適格請求書を使ったインボイス制度の導入も決定いたしました。適格請求書とは、売手が買手に対して正確な適用税率消費税額を伝えるものであり、買手側の転嫁拒否といった不当な値下げ行為を是正し、売手側にとっては価格転嫁がしやすくなることから、特に複数税率において、適正な取引や公平な税負担を確保するために必要な制度と言えます。  一方、インボイス制度が導入されると、適格請求書が発行できなくなる免税事業者は取引から排除されかねないとか事務負担が複雑になるといった懸念の声がありました。これには、2023年10月のインボイス制度導入までに、免税事業者課税事業者への転換の要否を見極め、対応していただけるよう、これまで4年間の準備期間を設けてきております。また、インボイス制度開始から6年間は一定割合の仕入れ税額控除が受けられる経過措置が設けられており、影響を時間的に分散する配慮によって、個々の事業者への影響を極力緩和することができると考えます。また、これまで消費者が消費税と思って支払った金額が国庫に納入されず、事業者の元に残るといったことを防ぐことにもつながり、消費税制度に対する信頼は高まります。  以上述べましたように、複数税率への対応、不正やミスの防止が期待できるインボイス制度は、予定どおり導入すべきであります。消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出には反対をいたします。  議員各位の御賛同をお願い申し上げ、討論を終わります。 ◯西村紳一郎議長 岩永安子議員。                 〔岩永安子議員 登壇〕(拍手) ◯岩永安子議員 日本共産党岩永安子です。議員団を代表して、令和4年請願第4号消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出を求める請願に賛成の立場で討論します。  この請願は、長引くコロナ禍や物価高による景気低迷の中、多くの免税業者やフリーランスに新たな負担増を求めることになるインボイス制度実施中止を求めるものです。全国500万社、市内4,700社と推計される免税事業者に影響が及びます。免税事業者として仕事をしている一人親方の人々のうち1割は、インボイスで事業をやめることを検討すると全国建設労働組合総連合のアンケートに回答しています。今、インボイスに反対する声優、アニメ、演劇、漫画のエンターテイメント関連の4グループのほか、日本俳優連合に続き、脚本家、児童文学者、美術家など、文芸・美術6団体も導入に反対する共同声明を発表しています。こうした世論に押され、政府与党は負担軽減措置案をまとめましたが、期間も限定的で、新たに押しつけられる実務と負担増は解消されません。  免税事業者において預かった消費税が、納税されずに益税となっている。だから、インボイス制度により適切に是正されるという意見があります。しかし、免税事業者においても、商品仕入れ時や事業経費支払い時に消費税相当額商品代金として支払っています。また、商品に消費税を転嫁できずに販売している事業者も多いです。  1990年に東京・大阪地裁で出された確定判決で、消費者が事業者に対して支払う消費税分は、あくまで商品や役務に対する対価としての性格しかないから、事業者が当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を消費者との関係で負うものではないと、消費税はあくまで対価の一部であり、預り金でないことを明らかにしました。つまり、預り金でない以上、益税は存在しません。  多くの中小企業小規模事業者は様々な困難に直面しています。コロナ融資を受けた企業は返済も始まっています。経営はコロナ前に戻っていない、戻せない状況があります。インボイス制度に対応できる状況ではありません。さらなる負担を課すことは、地域経済の支え手である中小企業小規模事業者を潰すことになりかねません。インボイス制度の中止を求めます。  以上、賛成討論とします。 ◯西村紳一郎議長 以上で討論を終わります。  これより採決します。  まず、議案第154号鳥取市個人情報保護条例の全部改正について及び議案第155号鳥取市情報公開個人情報保護審査会条例の一部改正について、以上2案を一括して電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  2案に対する委員長の報告は原案可決です。  2案について、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。したがって、2案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第156号鳥取市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。  本案について、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第160号鳥取市体育館の設置及び管理に関する条例等の一部改正についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。  本案について、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第163号鳥取市体育館の指定管理者の指定についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。  本案について、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第141号令和4年度鳥取市一般会計補正予算から議案第153号鳥取市情報公開条例の一部改正についてまで、議案第157号鳥取市職員給与条例等の一部改正についてから議案第159号鳥取市農業委員会の委員等の定数を定める条例の一部改正についてまで、議案第161号鳥取市保健センター指定管理者の指定について、議案第162号鳥取市都市公園指定管理者の指定について及び議案第164号業務委託契約の締結についてから議案第166号二級河川の指定等に関する意見についてまで、以上21案を一括して採決します。  お諮りします。  21案に対する委員長の報告は原案可決です。  21案について、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 御異議なしと認めます。したがって、21案は原案のとおり可決されました。  次に、請願を採決します。  令和4年請願第4号消費税インボイス制度実施中止を求める意見書の提出を求める請願を電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本請願に対する委員長の報告は不採択です。  本請願について、採択することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。
                     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。したがって、本請願は不採択とすることに決定されました。 日程第3 議案第167号鳥取市監査委員の選任について(討論・採決) ◯西村紳一郎議長 日程第3、議案第167号鳥取市監査委員の選任についてを議題とします。  本件については、平野真理子議員地方自治法第117条の規定により除斥されますので、退場を求めます。                  〔平野真理子議員 退場〕 ◯西村紳一郎議長 これより討論に入ります。  討論はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 討論なしと認めます。  これより、議案第167号鳥取市監査委員の選任についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、同意することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。  除斥された平野真理子議員の入場を許可します。                  〔平野真理子議員 入場〕 日程第4 議案第168号鳥取市公平委員会委員の選任について(討論・採決) ◯西村紳一郎議長 日程第4、議案第168号鳥取市公平委員会委員の選任についてを議題とします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 討論なしと認めます。  これより、議案第168号鳥取市公平委員会委員の選任についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、同意することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。 日程第5 委員会提出議案第5号子どものために保育士配置基準の引上げによる保育士増員を求める意見書      の提出について(質疑・討論・採決) ◯西村紳一郎議長 日程第5、委員会提出議案第5号子どものために保育士配置基準の引上げによる保育士増員を求める意見書の提出についてを議題とします。  お諮りします。  本案に対する提出者の説明は省略したいと思います。御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明は省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  通告により、順次発言を許可します。  金田靖典議員。                 〔金田靖典議員 登壇〕(拍手) ◯金田靖典議員 共産党の金田です。日本共産党市議団を代表して、委員会提出議案第5号子どものために保育士配置基準の引上げによる保育士増員を求める意見書の提出について、賛成の立場で討論します。  子供を取り巻く環境は悪化し、貧困、虐待、孤独など、命が脅かされる深刻な事態となっています。子供の命を守り、健やかな発達を保障するのは政治の責任です。憲法と国連、子どもの権利条約にのっとった政治への転換が強く求められています。  このたびの保育士配置基準の引上げについては、これまでにも、最低基準に定められた職員配置基準の引上げ、現場からも、また関係者からも、国に対して長年にわたり、また再々要望してまいりました。そのたびに加算、また追加支援の対応で、抜本的な解決にはなかなか至らず、配置基準は変わらないままで来ています。結果、現場の過重労働は限界を超え、保育士確保ができなくなっている。これが現状です。まず必要な改善は、保育士配置基準の改善で保育士を増やし、ゆとりの持てる保育を行える環境をつくることです。  あわせて、職員処遇の改善も必要です。厚労省の2020年度の賃金構造基本統計調査でも、平均年収は他産業平均と比べて、月換算で約9万円もの差があります。高い専門性と社会的重要性に見合った待遇の実現のために、国の責任でさらなる財政措置が必要です。  これまでのような一時的な、対症療法的な加算や一部改善ではなく、抜本的な改善を行うためにも、意見書にあるように、保育士配置基準の引上げ、そして公定価格の引上げにより、保育士等の処遇改善を図ることを実現するために、意見書の提出に賛同をお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 玉木裕一議員。                  〔玉木裕一議員 登壇〕 ◯玉木裕一議員 日本維新の会の玉木裕一です。委員会提出議案第5号子どものために保育士配置基準の引上げによる保育士増員を求める意見書の提出について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  私は、子育てを通じて保育現場の声、生の声をたくさん聞いてきました。本当に先生方、保育士の方々、大変だと言われています。たくさんの声を聞いています。思い返せば、子供を保育園に連れて行ったとき、子供は私たち親から離れたくないと泣きながら、送り出したことを思い出します。そんな中でも、安心して、先生、お願いしますと言って預けてきた思いを、そういった保育園に預けるような世代というのは若い世代です。そういった保護者は共働きで、だけど、そういう不安の中、預ける。お願いします。そういった気持ちで一生懸命頑張っておられるんですよね。それを、昨今の痛ましいニュースとかありますよね。メディアが報じます。そんなような状況を改善するためにも、やはり、我々よりももっと現場の声を知っている方が、せっかくこの議会に対して陳情を上げてくれたんです。国に声を届けてほしいと、保育現場の環境を整えてほしいと。この声を、議会にいただいた声を我々はしっかり受け止めて、国に届けていく。それこそが議会のあるべき姿だと思います。  委員会でしっかりと採択しました。米子市議会では不採択になったみたいです、このことが。やはり子育て王国とっとりとして、子供たちをど真ん中に置いて、そういった環境づくりをするためにも、市民に寄り添った議会であるためにも、我々は、鳥取市を担っていく子供たちのために、こういった意見をしっかりと吸い上げて、しっかりと聞かせていただいて届けていく。これこそが議会のあるべき姿だと感じています。  未来を担う子供たちのために、しっかりと頑張っていきたいと思いますので、この意見書をどうか皆様、通していただくように心よりお願い申し上げまして、賛成の討論とさせていただきます。                   (発言する者あり) ◯西村紳一郎議長 以上で討論を終わります。  傍聴人に申し上げます。傍聴人は議事について可否を表明し、また騒ぎ立てることは禁止されております。静粛にお願いをいたします。  これより、委員会提出議案第5号子どものために保育士配置基準の引上げによる保育士増員を求める意見書の提出についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成全員であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第6 議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提      出についてから議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書      の提出についてまで(提案説明・質疑・討論・採決) ◯西村紳一郎議長 日程第6、議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出についてから議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書の提出についてまで、以上3案を一括して議題とします。  提出者の説明を求めます。  岩永安子議員。                  〔岩永安子議員 登壇〕 ◯岩永安子議員 議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出について、議員提出議案第8号健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を撤回するよう求める意見書の提出について、議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書の提出について、以上3案を日本共産党市議団を代表して、提案説明を行います。  議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出についてです。  自民党と旧統一教会との癒着の実態が明るみに出て、政府と国会に対して徹底解明を求める世論が高まっています。にもかかわらず、岸田首相は、地方においても関係を断つという方針を徹底すると述べるだけです。地方議員を含めた政治家と旧統一教会との癒着について、徹底解明を求めるため意見書を提出するものです。  議員提出議案第8号健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を撤回するよう求める意見書の提出についてです。  2022年10月、岸田政権は現行の健康保険証を2024年に廃止し、マイナンバーカードと一体化を表明しました。国民皆保険制度の下でマイナンバーカードに統合することは、マイナンバーカードは任意取得の原則に反するものです。撤回するよう求める意見書を提出するものです。  議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書の提出についてです。  日本経済の土台を支えている中小企業が、コロナ禍、物価高騰により大打撃を受け、苦しんでいます。コロナ関連融資の返済はこれから本格的になり、重い負担となってきます。中小企業の過剰債務を軽減する仕組みをつくるよう意見書を提出するものです。  以上3つの議員提出議案に対し、議員各位には、ぜひ御賛同いただきますようお願いをし、提案説明とします。 ◯西村紳一郎議長 これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 質疑なしと認めます。  お諮りします。  3案に対する委員会付託は省略したいと思います。御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 御異議なしと認めます。したがって、3案の委員会付託は省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  通告により、順次発言を許可します。  加藤茂樹議員。                 〔加藤茂樹議員 登壇〕(拍手) ◯加藤茂樹議員 会派新生の加藤茂樹でございます。議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出について、会派を代表し、反対の立場で討論いたします。
     この問題については、自由民主党だけの問題ではなく、全ての党、全ての議員に対する問題でもあります。個々の政治家、議員は国民、県民、市民の皆様から、できるだけ幅広い支援をいただくため、政治活動の一環として様々な方々と交流をしております。信教の自由については憲法上保障がなされておりますが、社会的に問題が指摘されている団体との関係については、国民、県民、市民に疑念を持たれるようなことがないよう十分に注意しなければなりません。憲法上の信教の自由は尊重しなければなりませんが、宗教団体も社会の一員として関係法令を厳守しなければならないのは当然のことであり、仮に法令から逸脱する行為があれば、厳正に対処していかなくてはなりません。  自由民主党鳥取県支部連合会においても、本年10月27日付で、世界平和統一家庭連合、旧統一教会との関係遮断について、会長名で県議会議員、市町村議会議員、地域支部長宛てに党のガバナンスコード、統治の指針が示されました。今後、旧統一教会及びその関係団体との関係遮断を徹底していく方針を明らかにし、国民、県民、市民の皆様から疑念を抱かれることがないよう、活動を助長する行為や、これらの組織、団体からの不当な政治的な影響力を受ける行為について厳に控えることなど、関係遮断の徹底とすることとしております。  また、今月10日には、参議院本会議において自由民主党、そして公明党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の5党が賛成し、共産党とれいわ新選組は反対しましたが、被害者救済法が成立したわけであります。現在、政府においては、質問権を使い、調査を継続するなど、この旧統一教会問題については対応に当たっております。これらが守られない議員においては、政治家、議員の責任として、離党もしくは議員辞職するなど、個々の責任であると考えます。  したがいまして、議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出について反対するものであり、議員各位の御賛同をお願いし、反対討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 伊藤幾子議員。                 〔伊藤幾子議員 登壇〕(拍手) ◯伊藤幾子議員 私は、共産党市議団を代表して、議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出について、賛成の立場で討論を行います。  安倍元首相の銃撃事件を機に、旧統一教会の霊感商法や集団結婚式、高額な献金の強要などの反社会的行為による被害の深刻さが改めて浮き彫りになっています。旧統一教会は1959年に日本でも設立され、64年に東京都知事認証の宗教法人となりました。その当時の旧統一教会は、大学の中に原理研究会をつくり、布教活動を行っていましたが、ホームと称する合宿所で共同生活を送り、学業を放棄する学生が相次いだため、全国原理運動被害者父母の会が結成され、子供たちを取り戻す運動となりました。また、大理石の壺や多宝塔、印鑑、宝石、高麗人参エキスなどを高い値段で売りつける霊感商法の被害は深刻で、全国霊感商法対策弁護士連絡会に寄せられた被害だけでも、過去35年間で約3万4,000件、総額1,237億円に及ぶとされています。加えて、高額な献金の強要も横行し、これらの収益が旧統一教会の活動資金として韓国に流され、その額は、一番多い時期には年間400億円に達したと言われているということが10月2日のNHKスペシャルで報道されていました。  このような多大な被害を発生させたのは、国会議員だけでなく、地方議員までもが旧統一教会及びその関連団体の集会や式典に出席し、祝辞を述べたり祝電を打ったりといった行為が旧統一教会を問題のない団体であるとのお墨つきを与えることになったためであるとの指摘があります。9月3日付の地元紙では、鳥取県議会の会派県議会自民党に所属する19人のうち11人が、過去において旧統一教会関係の会合や集会に参加していたと報じています。前職、後輩の案内で、知人と元市議の依頼で、支援者と市議の案内でなど、きっかけはいろいろですが、結果、お墨つきを与えたことに変わりありません。自民党は、旧統一教会との関係遮断を求める通知を各都道府県連に出されたということですが、周知して済む話ではありません。  この意見書案について、なぜ自民党だけ名指しという意見がありますが、圧倒的に多くの議員が関わりを持っているだけでなく、政権を担っているからです。他の政党と同じではありません。それに、この意見書で求めているのは、全ての議員に対する調査です。一体どのようにして旧統一教会との癒着の関係がつくられたのか、政策決定に影響があったのかどうかなどといったことを、地方議員も含め徹底的に解明することこそ、関係を絶つ上でも、新たな被害者を生まないためにも必要だということを強調し、賛成の討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 浅野博文議員。                 〔浅野博文議員 登壇〕(拍手) ◯浅野博文議員 公明党の浅野博文です。公明党市議団を代表して、健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を撤回するよう求める意見書について、反対の立場で討論します。  この意見書を見ると、国民皆保険制度の下で、ほとんどの国民が持つ健康保険証を廃止してマイナンバーカードに統合することは、事実上の強制であり、マイナンバー法第17条任意取得の原則に反するとありますが、マイナンバーカードは住民自身の申請により市区町村長が交付することとしていると既に国会答弁されているとおり、マイナンバーカードの任意取得の原則は何ら変わっておりません。また、健康保険証とマイナンバーカードを一体化させる方針について、岸田首相は、カード取得を義務づけるものではなく、手元にカードがない人も保険診療を受けられる制度を整備すると表明しております。  一方、マイナンバーカードに保険証機能を持たせるメリットについては、例えば、利用者の過去の薬剤情報や特定健診結果を医師等が共有することが可能になるため、初めてかかる医療機関でも、過去の医療情報等を活用して、よりよい医療を受けられるようになります。また、マイナポータルを通じた医療費通知情報の自動入力で、確定申告の医療費控除が簡単になります。さらに、医療費が高額になる場合に前もって用意する限度額適用認定証が不要となり、高額医療費制度の限度額を超える支払いは不要となります。  公明党は、このような多くのメリットがあることから、国は丁寧な説明で推進を図っていくべきと考えます。よって、本意見書には反対するものです。  議員各位の御賛同をお願い申し上げ、討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 伊藤幾子議員。                 〔伊藤幾子議員 登壇〕(拍手) ◯伊藤幾子議員 私は、共産党市議団を代表して、議員提出議案第8号健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を撤回するよう求める意見書の提出について、賛成の立場で討論を行います。  岸田政権は2024年秋に、健康保険証を廃止しマイナンバーカードと一体化させる、いわゆるマイナ保険証に切り替えることを表明しました。衆議院厚生労働委員会において、厚生労働大臣は、原理原則は保険料を払っている方がきちっと保険医療を受けることができる。これをしっかり担保していくことが大事と答えていますが、そうであるならば、健康保険証を廃止する必要はありません。保険料を払っていても健康保険証が交付されないということの意味をもっと重大に考える必要があります。そして、従来の健康保険証が廃止されるということになれば、選択の余地はなく、マイナ保険証を選ぶしかなくなるということは、マイナンバーカードの事実上の強制です。申請して取得することに変わりはないから強制ではないというのは通用しません。  また、国は医療機関に対し、2023年3月末までにマイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムの原則義務化を求めています。既にシステム導入済みの医療機関や薬局で従来の健康保険証を使うと、患者の窓口負担が上乗せされていますが、来年4月からはさらにその負担が引き上げられ、マイナンバーカードを持たざるを得ない状況がさらに強められていることになります。こういうことも事実上の強制ではないでしょうか。  そもそも、健康保険証は国民にとって命綱です。幾らマイナンバーカードを普及させたいからといって、命綱を担保に取るような、何でもありのやり方はあまりにも乱暴で、国民の理解を得ることはできません。  以上の理由で、国に対し、健康保険証を廃止しマイナンバーカードと一体化する方針を撤回するよう強く求める意見書に賛成の討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 長坂則翁議員。                 〔長坂則翁議員 登壇〕(拍手) ◯長坂則翁議員 会派未来ネットの長坂則翁でございます。私は、会派を代表し、議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書提出について、反対の立場で討論します。  本案は、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上げが減少した中小企業の資金繰り支援策として、国において実施された実質無利子無担保のコロナ対応融資、いわゆるゼロゼロ融資の返済に係る負担軽減について、早急な対応を政府に求めているものであります。コロナ融資の返済においては、コロナ禍の長期化に加え、原材料価格やエネルギー価格の高騰、急激な円安の進行なども足かせとなり、業績回復が遅れている企業も多い中、今後の返済の負担が危惧されるところであります。  このような状況の中、全国知事会においては8月に、また指定都市市長会及び中核市市長会並びに鳥取県自治体代表者会議においては11月に、返済条件の変更に金融機関が柔軟に応じるようにすることや、利子補給期間、据置期間、償還期間の延長、追加保証料の補助など、事業者の返済負担の一層の軽減策を講じるよう、国に対し要望がなされているところであります。  これらの要望に対応するため、これまでも、国においては、金融機関に対して返済期間や据置期間の延長といった条件変更など、柔軟な対応を求め、これにより返済条件の緩和による負担軽減の対応が行われているところであります。また、直近では、10月28日に閣議決定した経済対策を踏まえ、来年1月10日から金融機関の伴走支援を受ける新たな資金需要に対応する信用保証制度、コロナ借換保証が開始されるなど、既に国において対策が進められているところから、現時点において本意見書の提出には至らないと判断し、よって、本案に対して反対をするものであります。  以上、討論を終わります。 ◯西村紳一郎議長 伊藤幾子議員。                 〔伊藤幾子議員 登壇〕(拍手) ◯伊藤幾子議員 私は、共産党市議団を代表して、議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書の提出について、賛成の立場で討論を行います。  中小企業は地域に根を下ろし、物づくりやサービスの需要に応え、雇用を生み出す、地域経済を担う最も重要な存在であり、日本経済の土台を支えています。しかしながら、長引くコロナ禍により困難な経営が強いられている上に、物価、原材料の高騰により大きな打撃を受けている現状にあります。さらには、コロナ対応のいわゆるゼロゼロ融資の返済が迫っており、過剰債務の負担軽減は急がれる課題です。  ゼロゼロ融資については、民間金融機関が昨年3月末、政府系金融機関は今年の9月末で受付を終了しており、返済中もしくは返済の時期を待つのみという状況です。鳥取市においては、民間金融機関による融資残高が11月末時点で約707億円あります。そのうち、返済中となっている残高は約383億円。そして、約303億円がまだ据置期間中です。国によると、民間金融機関のゼロゼロ融資の返済の開始時期が来年7月から2024年4月に集中する見込みだということで、その対応が本当に必要です。  東京商工リサーチの第9回過剰債務に関するアンケート調査では、約3割が過剰債務と回答しています。また、帝国データバンクの今年度上半期報によると、コロナ関連融資を借りたものの、返済できずに倒産した件数は全国で4月から9月、202件発生し、前年同期の約3倍ということです。そして、コロナ関連融資を借りている約6,000社のうち1割超が、返済が難しい、返済できないと回答しているとあります。  現在、日本政策金融公庫は、コロナ対策として、金融機関から企業への融資の一定部分を別枠にし、出資とみなして、新たな融資ができるようにする資本性劣後ローンを実施していますが、数年後には一括返済をしなければならず、利子負担も重いなど、中堅企業でも使いづらい制度です。そしてこのたび、国が新たな借換えの保証制度をつくるとしていますが、保証料が必要で、金融機関による伴走支援と経営行動計画書の作成が必要とされ、果たしてどのくらいの企業が使えるのか疑問です。  今後本格化していく融資の返済が重い負担となってのしかかり、倒産、廃業に追い込まれる中小企業が急増することが強く危惧されることから、早急に過剰債務を軽減する仕組みを国に求める意見書に賛成する討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 以上で討論を終わります。  これより採決します。  まず、議員提出議案第7号旧統一教会と地方議員を含む政治家との癒着の徹底解明を求める意見書の提出についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。したがって、本案は否決されました。  次に、議員提出議案第8号健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化する方針を撤回するよう求める意見書の提出についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。したがって、本案は否決されました。  次に、議員提出議案第9号中小企業の過剰債務を軽減する仕組みづくりを求める意見書の提出についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成少数であります。したがって、本案は否決されました。 日程第7 議員提出議案第10号雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議について(提案説明・質疑・討論・採      決) ◯西村紳一郎議長 日程第7、議員提出議案第10号雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議についてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  上杉栄一議員。                  〔上杉栄一議員 登壇〕 ◯上杉栄一議員 私は、地方自治法第112号及び鳥取市議会会議規則第14条第1項に基づき、議員提出議案第10号雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議について、提出者を代表して、その理由を説明いたします。  本決議案につきましては、令和4年11月24日、雲坂衛議員が傷害の容疑で逮捕され、20日間の拘留後、略式命令を受けた事案であります。本市議会では、この件について、無所属議員を含む会派代表者会で、その対応について検討協議をいたしました。多くの議員の意見は、決議案で述べているとおり、雲坂衛議員のこのたびの事件は、議員である以前に一人の人間として許されるものではなく、議員を辞職すべきという意見が大半を占めました。  その理由は、第1に家族への暴力、女性に対するドメスティックバイオレンスは決して許されるものではなく、本市議会でも防止策等について率先して取り組まなければならない事案であるにもかかわらず、雲坂議員自ら加害者となったこと。第2に、鳥取市議会議員政治倫理要綱において、議員は自らの行動を律し、議会の信用を失墜するような行為はしないこととされているが、このたびの事件で議会の信用を大きく失墜したこと。雲坂衛議員は12月16日の全員協議会において、政治的、道義的責任については、議員活動の継続により果たしたいとの説明でありましたが、責任を果たすのは議員の職を辞すること以外に選択肢はないと考えるものであります。  以下、辞職勧告決議案の朗読をもって、提案説明といたします。  雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議案。  我々鳥取市議会議員は、市民から負託を受けた者として、一人一人がその職責を自覚し、法令、条例を遵守し、高い倫理観と見識をもって、市政の発展と市民福祉の向上に努めなければならない。  鳥取市議会基本条例第25条では、「議員は、市民の代表者としてふさわしい品位と見識を養うとともに、自らの責務を正しく認識し、誠実かつ公正に職務を遂行するものとする」とし、鳥取市議会議員政治倫理要綱第3条第1項第3号では「議員は、自らの行動を律し、常に議員としてふさわしい品位と見識を養い、議会の信用を失墜するような行為をしないこと」としている。  しかしながら、雲坂衛議員は、令和4年11月24日、家族に対する傷害の容疑で逮捕され、12月15日、罰金の略式命令を受けた。現職議員の逮捕は、鳥取市議会始まって以来の不祥事であり、女性に対するドメスティックバイオレンスは決して許されるものではなく、まさに人権問題である。その事実は、テレビや新聞などで報道され、市民をはじめ多くの方から非難と厳正な対処を求める声が寄せられている。  雲坂衛議員は、12月16日の全員協議会において、反省と謝罪の弁を示す一方で、自身の政治的、道義的責任については、議員活動の継続により果たしたいとの意思を表明しているが、公人である議員自らが事件を起こすのは言語道断で、鳥取市議会の名誉と権威を著しく失墜させ、市民の政治不信を招くと同時に、市民の信頼を大きく裏切る行為である。議員職にとどまることは、市民感情からして許されるものではない。  よって、雲坂衛議員に対して、事態の重大さを真摯に受け止め、直ちにその職を辞することを勧告する。  以上、決議する。  令和4年12月28日  鳥取市議会  以上でございます。 ◯西村紳一郎議長 これより質疑に入ります。  通告により、発言を許可します。  加嶋辰史議員。 ◯加嶋辰史議員 10番、加嶋。11月24日以降の状況を交えての説明によりまして、提案の趣旨は理解しましたが、改めて提案者にお聞きします。12月16日全員協議会以降、姿が見えておりません、病気療養中と思われる雲坂議員は、本定例会で一日の出席もない状況であります。当然ながら、新人の議員さんと雲坂本人の協議の場は設けられていない状況であります。この状況の中で、本人不在のうちに勧告に至ったこと、その経緯と理由をお尋ねいたします。 ◯西村紳一郎議長 上杉栄一議員。 ◯上杉栄一議員 加嶋議員の質問にお答えをいたします。  本人不在のうちに勧告に至った経緯と理由ということでありますけれども、まず、経緯について申し上げます。去る11月24日、雲坂衛議員が傷害の容疑で逮捕され、12月15日に略式命令を受け、釈放されたわけであります。翌16日、本人の出席の下、午前10時より会派代表者会を開催し、謝罪と釈明を受け、同日午後3時より、この本会議場におきまして全員協議会を開催し、本人より謝罪があり、議員辞職はしない旨の発言があったわけでありまして、全員協議会では、多くの議員が責任を追及する意見があったことは御案内のとおりであります。その際、新人議員におきましては、傍聴席より参加をしていただくということで、本人の謝罪、釈明、また現職議員の意見を聞いておられたということであります。  12月17日より新しい議員の任期となり、12月19日より定例会が開会したわけであります。開会初日に雲坂衛議員より、病気療養のため12月定例会を欠席する旨の報告がありました。12月21日、無所属議員も含めた会派代表者会を開会し、この会議におきまして雲坂議員に対する辞職勧告決議について意見を伺い、提出する方向で確認をいたしました。決議の取りまとめ役として私が選出され、12月23日の代表者会で決議案の案文を提示、そして提出者の取りまとめを各会派や無所属の議員にお願いしたということであります。  そして12月26日には、議長より雲坂衛議員に対して議員辞職の意思の確認、さらには、本日の議員辞職勧告決議を提案する旨の連絡をいたしました。その際、雲坂衛議員からは議員辞職の意思はなかったというようなことであったというふうに聞いております。  そして12月27日、昨日の代表者会で辞職勧告決議案提出者、提案説明者の確認、そして本日を迎えたわけであります。  これが経緯であります。  勧告の理由につきましては、先ほど提案説明で申し上げましたように、現職の議員が傷害の容疑で逮捕されたという事実。逮捕容疑は家族に対する暴力、先ほど申し上げましたドメスティックバイオレンス。本来は議員自らが防止策等に率先して取り組まなければならない事案にもかかわらず、議員自らが加害者となった社会的責任であります。  それからもう1つは、鳥取市議会基本条例、鳥取市議会議員政治倫理要綱等で、常に議員としてふさわしい品位と見識、議会の信用を失墜するようなことをしないとされておりますけれども、このたびの行動については、市民の政治不信を招くと同時に市民の信頼を裏切る行為であり、議員職にとどまることは許されるものではないということであります。  以上が辞職勧告決議に至った理由であります。 ◯西村紳一郎議長 以上で質疑を終わります。
     お諮りします。  本案に対する委員会付託は省略したいと思います。御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 御異議なしと認めます。したがって、本案の委員会付託は省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  通告により、順次発言を許可します。  加嶋辰史議員。                  〔加嶋辰史議員 登壇〕 ◯加嶋辰史議員 議長から発言のお許しが出ました。議員提出議案第10号雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議の採択について、反対する立場で討論をいたします。  誰が相手であっても、暴力という行為は決して認めてはなりません。しかしながら、本議場は司法の裁きの場ではありません。鳥取市議会では、政治倫理審査会を開くべきではなかったのでしょうか。各議員の進退は個人的に判断すべきであり、そういうものだという見識から、議会議員からの提出の辞職勧告には反対をいたします。  以上の理由により、反対する討論とさせていただきます。 ◯西村紳一郎議長 伊藤幾子議員。                  〔伊藤幾子議員 登壇〕 ◯伊藤幾子議員 共産党の伊藤です。私は、共産党市議団を代表して、議員提出議案第10号雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議について、賛成の立場で討論を行います。  このたびの議員辞職勧告決議案の提案に至った経緯については、先ほどの上杉議員が質疑への答弁を含め述べられたとおりです。折しも、11月12日から25日は内閣府の提唱する女性に対する暴力をなくす運動期間でした。鳥取市でも、それに合わせて、女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなみ、風紋広場とバードハットを紫色にライトアップしたり、鳥取市男女共同参画センター輝なんせ鳥取や中央図書館、総合支所での啓発コーナーなどの取組が行われていました。そんなさなかに、雲坂衛議員が女性に対する傷害事件を起こしたわけです。家族であろうがなかろうが、女性に対する暴力は人権問題であり、さらに言えば人権侵害です。いかなる理由であれ、人として許されることではありません。  共産党市議団は、この事件が報じられたときから、議員辞職すべきと考えていました。議会の中で本人から説明させるといった声もあり、まずは雲坂衛議員の意思を確認する必要があると思い、そのときを待ちました。そして、12月16日に雲坂衛議員からの謝罪と説明を受けましたが、本人に辞職の意思はありませんでした。ですから、議員辞職勧告決議を出すのは当然だと考えます。  市民から、なぜ辞めないのかとか、辞めるべきだといった声をいただいています。当然の声だと思います。雲坂衛議員がこのまま議員を続けるということは、市民感情とは相当ずれていると思います。  市民の負託を受けている議員だからこそ、その期待と信頼を大きく裏切ったわけですから、潔く議員を辞職すべきと考え、この決議に対する賛成討論といたします。 ◯西村紳一郎議長 以上で討論を終わります。  これより、議員提出議案第10号雲坂衛議員に対する議員辞職勧告決議についてを電子表決システムにより採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対のボタンをお押し願います。                  〔各議員ボタンを押す〕 ◯西村紳一郎議長 ボタンの押し忘れ等はありませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 なしと認め、確定いたします。  賛成多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第8 閉会中の継続調査について ◯西村紳一郎議長 日程第8、閉会中の継続調査についてを議題とします。  お手元に配付してありますとおり、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第111条の規定に基づき、閉会中の継続調査の申出書が議長に提出されております。  お諮りします。  各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯西村紳一郎議長 御異議なしと認めます。したがって、閉会中の継続調査とすることに決定しました。  以上で、本定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。  これで、令和4年12月鳥取市議会定例会を閉会します。                   午前11時32分 閉会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....