阿南市議会 > 2018-08-30 >
09月06日-01号

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  1. 阿南市議会 2018-08-30
    09月06日-01号


    取得元: 阿南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-15
    平成30年 9月定例会 ┌───────────────────────────────────┐ │            平 成 30 年               │ │        阿南市議会9月定例会会議録(第11号)         │ └───────────────────────────────────┘◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 阿南市告示第69号  平成30年阿南市議会9月定例会を次のとおり招集する。   平成30年8月30日                         阿南市長 岩 浅 嘉 仁 1 招集の日  平成30年9月6日 1 招集の場所 阿南市議場◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇      平成30年9月6日(木曜日)午前10時    開会◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇議事日程(第1号)第1 会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 第1号議案 阿南市工場設置奨励条例の一部改正について 第2号議案 阿南ひまわり会館の設置及び管理に関する条例の一部改正について 第3号議案 平成30年度阿南市一般会計補正予算(第2号)について 第4号議案 平成30年度阿南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について 第5号議案 平成30年度阿南市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について 第6号議案 平成30年度阿南市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について 第7号議案 平成30年度阿南市水道事業会計補正予算(第1号)について 第8号議案 平成29年度阿南市水道事業会計決算の認定について 第9号議案 字の区域の変更について 第10号議案 市道の路線の認定について 第11号議案 大浦ポンプ場ポンプ設備工事請負契約の締結について 第12号議案 大野公民館建設工事のうち建築工事請負契約の締結について  ………………………………………… 報告第1号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告について 報告第2号 阿南市土地開発公社経営状況の報告について   ───────────── 本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員指名日程第2 会期の決定日程第3 第1号議案から第12号議案     報告第1号及び報告第2号   +++++++++++++出席議員(28名)  1番  陶  久  晃  一 議員  2番  武  田  光  普 議員  3番  沢  本  勝  彦 議員  4番  福  谷  美 樹 夫 議員  5番  福  島  民  雄 議員  6番  表  原  立  磨 議員  7番  幸  坂  孝  則 議員  8番  湯  浅  隆  浩 議員  9番  飯  田  忠  志 議員 10番  保  岡  好  江 議員 11番  平  山  正  光 議員 12番  住  友  進  一 議員 13番  仁  木  啓  人 議員 14番  橋  本  幸  子 議員 15番  喜  多  啓  吉 議員 16番  星  加  美  保 議員 17番  小  野     毅 議員 18番  横  田  守  弘 議員 19番  井  坂  重  廣 議員 20番  佐 々 木  志 滿 子 議員 21番  久  米  良  久 議員 22番  荒  谷  み ど り 議員 23番  奥  田     勇 議員 24番  住  友  利  広 議員 25番  山  崎  雅  史 議員 26番  林     孝  一 議員 27番  野  村     栄 議員 28番  山  下  久  義 議員   +++++++++++++欠席議員(なし)   ─────────────説明のため出席した者の職氏名 市長       岩 浅 嘉 仁 副市長      惠 来 和 男 副市長      西 田   修 教育長      新 居 正 秀 代表監査委員   岩 浅 英二郎 政策監      篠 原 明 広 政策監      水 口 隆 起 企画部長     井 上 正 嗣 総務部長     半 瀬 恒 夫 危機管理部長   倉 野 克 省 市民部長     長 田 浩 一 環境管理部長   細 川 博 史 保健福祉部長   米 田   勉 産業部長     松 田 裕 二 建設部長     條     司 特定事業部長   黒 木 賢二郎 会計管理者    大 川 富士夫 水道部長     多 田 和 洋 教育部長     桑 村 申一郎 消防長      川 原 和 秀 教育部理事    櫛 谷 友 己 監査事務局参事  岸   浩 範 秘書広報課長   荒 井 啓 之 財政課長     幸 泉 賢一郎   ─────────────議会事務局出席職員氏名 事務局長     青 木 芳 幸 議事課長     岡 部 仁 史 議事課長補佐   東 條 智 子 議事課主査    三 河 恭 普 議事課係長    天 川   晋  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) おはようございます。 本日は全員の御出席を賜りまして開会の運びとなりましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。 開議に先立ちまして、このたびの平成30年7月豪雨により犠牲になられました方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被害を受けられました皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。 また、一昨日、徳島県南部に上陸した非常に強い台風21号の暴風雨や本日未明の北海道での震度6強の地震発生に伴う被害状況が心配されますが、被害を受けられました皆様にあわせて心よりお見舞い申し上げます。 まず、本日の議事日程から御報告申し上げます。 日程第1 会議録署名議員の指名。日程第2 会期の決定。日程第3 第1号議案から第12号議案及び報告2件に対する提案理由の説明。 以上であります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) ただいまから平成30年阿南市議会9月定例会を開会いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) この際、諸般の報告をいたします。 お手元に御配付のとおり、市長から第1号議案から第12号議案及び地方自治法の規定による報告2件が提出されておりますので、御了承をお願いいたします。 また、監査委員からは、平成30年6月から8月に実施いたしました例月出納検査の結果の写しと平成29年度阿南市水道事業会計決算審査意見書を御配付いたしておりますので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。 これより本日の日程に入ります。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、8番湯浅議員、13番仁木議員を指名いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、去る8月30日に議会運営委員会を開催し、協議されておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。 野村議会運営委員長。   〔野村議員登壇〕 ◆議会運営委員長野村栄議員) おはようございます。 議長の指名をいただきましたので、議会運営委員会の結果につきまして御報告を申し上げます。 本委員会は、去る8月30日に会議を開き、今期定例会の会期について協議いたしました。 その結果につきましては、さきに御通知いたしましたとおりでございまして、本日から26日までの21日間の会期を予定しております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、議会運営委員長の報告といたします。 ○議長(住友進一議員) お諮りいたします。 ただいま野村委員長から御報告がありましたとおり、今期定例会は本日から26日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(住友進一議員) 御異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(住友進一議員) 日程第3 第1号議案から第12号議案及び報告2件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 岩浅市長。   〔岩浅市長登壇〕 ◎市長(岩浅嘉仁) おはようございます。 本日、平成30年9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多用にもかかわりませず御参会をいただき、まことにありがとうございます。 平素は市政各般にわたりまして御指導、御支援を賜っておりますことに対し心から厚くお礼を申し上げます。 初めに、本日3時8分ごろ、北海道で最大震度6強の地震がありました。震源地は胆振地方中東部で、震源の深さは約37キロメートル、地震の規模、いわゆるマグニチュードは6.7と推定されております。 政府は、官邸対策室を設置し、地元自治体などと連絡をとり、情報収集に当たっておりますが、この地震の影響で家屋の倒壊や土砂崩れにより下敷きになった方もおられると見られ、救助活動が急がれるところであります。 また、余震や台風21号の影響で地盤が緩んでいる地域もあると思いますので、今後の被害拡大を心配いたすところでございます。 さて、一昨日に非常に強い勢力を保ったまま徳島県南部に上陸した台風21号は、大雨や暴風、記録的な高潮をもたらし、大阪湾ではタンカーが関西国際空港連絡橋に衝突し空港が孤立するなど、近畿地方を中心に大きな被害が出ております。 本市でも、暴風による学校施設等ガラス破損を初め、一般家屋の倒壊、破損、また、倒木などによる被害が相次いで確認されており、現在、被害状況の確認と復旧を鋭意進めているところでございます。 昨今、日本各地で豪雨等による被害が相次いでおり、温暖化で地球全体が異常気象のサイクルに入っているように思われます。 7月の西日本豪雨では、これまでに220人を超えるとうとい命が失われ、今なお多くの方々が不安と深い悲しみの中、不自由な避難生活を余儀なくされております。 ここに、お亡くなりになられました方々とその御遺族に対し衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。 また、残暑厳しい中、被災者の生活再建と復旧、復興に御尽力されている全ての方々には最大限の敬意を払いたいと存じます。 平成に入って最悪の豪雨災害、後から検証する限り、気象庁の発表した「今までに経験したことがないような豪雨」というのが大げさではなく、むしろ実態をよくあらわしていたかのように思われます。 被災地では、避難があと数分おくれていたら命がなかったと思うと話されていた方がおられましたが、裏を返せば、数分の差で命の危険にさらされた方がいたかもしれません。心理学的には、人間が予期しない事態に対峙したとき、私は大丈夫という先入観や偏見、いわゆるバイアスが働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働きがあるようですが、自然相手のときには危機感をしっかり持って、冷静に行動するということを忘れてはなりません。 我が国はプレートのはざまに浮かんだ島々を国土とし、世界でも有数の地震や火山噴火集中地帯にあります。また、気象は、南太平洋で生まれた台風の通り道に当たり、加えて気圧の変化も激しく、列島の背景となる山々は風を上げおろしして天気を大きく変えていきます。このように、そもそも自然災害を常に意識しなくてはならない国に私たちは住んでいるのです。 自然の猛威を実感した西日本豪雨、私は自然への畏怖の念を抱くとともに、改めて市民の皆様の生命、財産を守るため、防災・減災対策に万全を期してまいることをかたく心に誓った次第であります。 なお、西日本豪雨災害の発生以降、本市では、愛媛県の宇和島市へ日本水道協会徳島県支部からの要請により、職員と給水車1台を給水業務支援のため派遣するとともに、徳島県市長会等からの要請により、避難所運営業務、市税の減免申請受け付け支援など、現在までに計11人の職員を派遣しております。 また、全国市長会からの中・長期的職員派遣に関する応援要請により、同じ四国の自治体としていち早く愛媛県の被災地支援に手を挙げ、大洲市へ今月1日から11月末までの3カ月間、1人ずつ交代で計4人、西予市へは11月の1カ月間、同じく交代で計2人の税務職員を派遣いたします。両市において不足している税務職員を派遣することにより、被災地における災害復旧業務に少しでも御協力できればと考えているところでございます。 また、広島県安芸郡坂町には、徳島県消防保安課を通じた緊急消防援助隊として計20人の消防職員支援活動を、さらに岡山県総社市には、特定非営利活動法人AMDAとの協定に基づき保健師を含む計4人を派遣し、避難所での健康相談業務などの支援を行いました。 今後とも、地方公共団体として、そして同じ西日本に住む国民として、被災地への支援に継続して取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様方の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 さて、去る8月3日、本議場におきまして、市内22の小学校の代表児童23人による「阿南市子ども議会~市制施行60周年特別議会~」を開催いたしました。先ほど、議長を務められました横見小学校6年の萩野 基さんと津乃峰小学校6年の上手美月さんから、議事の内容や決議についての立派な御報告がございましたが、環境保全防災対策少子高齢化などといった世代を超え、社会全体で取り組むべき課題について、本市の未来を担う子供議員の皆さんと意見のキャッチボールをすることができたことは、大変心強く感じますとともに、自分たちのまちは自分たちの手でつくっていくものだという社会参加の意識が芽生えたことは、主権者教育推進の観点からもまことに意義深く感じているところでございます。 議会当日、リハーサルを経て本番を迎えた子供議員の皆さんは、胸にバッジをつけて堂々と入場し、自分の住むまちの課題や理想とするまちづくりなどについて質問や提案を行いました。中には、学年全員で話し合った解決策を提案する議員もいて、議会にかける熱い思いが伝わってまいりました。 模擬議会を体験した子供議員の皆さんは、「阿南市の未来をよりよくするために自分にできることを考えるよい機会になりました」、また、「私たちの阿南市を美しく住みやすいまちにするため、大勢の人が考えてくれています、私にできることを考えて実践していこうと思いました」といった感想を述べられており、その中にこの取り組みの効果の一端をうかがうことができます。 子供たちは未来の主役であり、将来の阿南市を支える地域の宝であります。その小さな主役たちが、郷土への愛情と大きな志を持って社会に羽ばたいていくためには、地域全体で子供を育てていくことが大切であり、本市といたしましても、さまざまな機会を捉えて、子供たちの学びの場の提供と社会参加の促進を図ってまいりたいと考えております。 ところで、今夏で100回のメモリアル大会を迎えた夏の甲子園は、どちらが勝っても史上初の冠がつく、記念大会にふさわしい決勝戦で閉幕いたしましたが、その歴史をひもときますと、さまざまなことの始まりが見えてまいります。 その一つが、学生野球ではおなじみの、試合前と試合後に選手たちホームベースを挟んで整列し、礼、いわゆる挨拶を交わすという行為であります。そのスタイルが採用されたのは、大正4年、現在の大阪府豊中市にあった豊中グラウンドで開催された第1回全国中等学校優勝野球大会からで、徳義を重んじる勇者の試合には、必ず付随すべき礼儀として制定されたという記録が残されております。礼に始まり礼に終わる、試合に携わる全ての人に感謝と敬意を払うスポーツマンシップは、100年以上たった今も脈々と選手たちに受け継がれています。 この球史に残る出来事を今に伝える当時の写真が、豊中市のホームページに掲載されているわけでございますが、歴史の一こまを切り取った写真は、その事実を証明する貴重な資料であり、野球関係者のみならず、高校野球発祥の地・豊中を全国に発信している豊中市にとりましても、歴史的価値のある宝物の一つではないかと存じております。 本市におきましても、こうしたまちの歩みや記憶とも言うべき写真や映像を収集し、市民の共有財産として活用しながら、次の世代に引き継いでいくお宝発掘プロジェクトを推進しております。 昨年度におきまして、明治から昭和にかけて市内で撮影された写真等の募集を行い、県内外の75の個人や事業所などから、およそ2,000枚の写真等が寄せられました。提供された写真は、デジタル化して、保存、整理するとともに、去る7月21日から、市役所1階多目的スペースにおきまして、「懐かしの阿南」と題して企画写真展を開催させていただいております。 展示した400点の写真の中には、市民の暮らしの移り変わりや当時をしのばせる旧校舎のほか、橘湾の埋立工事那賀川橋建設工事など、本市が経済発展を遂げていく様子を記録した貴重な写真もあり、ごらんになられた方からは当時を懐かしむ声が多く聞かれ、自分が生まれる前のまちの姿や昔の阿南を知ることができて、とてもいい機会になりましたと御好評をいただいているところでございます。 また、写真を御提供いただいた方からは、いつかこのような日が来ると思い、今まで大切に保管していましたと心温まるお言葉も頂戴し、一枚一枚に込められた思いとともに御紹介させていただきました。 このたびの企画に御協力をいただきました皆様に改めまして感謝を申し上げますとともに、今後におきましても、眠れるお宝を発掘し、写真や映像が持つ力で新たな価値を創造しながら、過去の記憶を未来に伝えていく取り組みを推進してまいりたいと考えております。 次に、毎年夏休みになると、厳しい県予選、あるいは四国予選を勝ち抜いた中学生が全国大会への切符を手にし、その決意のほどを報告するために、忙しい練習の合間を縫って来庁してくれます。 ことしも、先月17日から中国地方で熱戦が繰り広げられた全国中学校体育大会に出場の阿南中学校柔道部男子ソフトテニス部及び男子バスケットボール部、阿南第一中学校相撲部那賀川中学校男子剣道部及び女子剣道部、並びに羽ノ浦中学校新体操部の選手、総勢42名、それぞれの部活動の代表者が市長公室において、全国大会に向けての抱負をきらきら輝くまなざしで力強く語っていただきました。私も郷土の誇りを胸に全力を出し切ってくれることを期待し、激励の言葉を贈ったところでございます。 音楽の分野におきましても、うれしいニュースが飛び込んできました。 前月17日、神戸市において開催された学生のためのジャスの祭典「JAPAN STUDENT JAZZ FESTIVAL 2018」において、阿南第二中学校ジャズバンド部神戸市長賞を受賞いたしました。 また、明治大学とのコラボレーションで有名な羽ノ浦中学校マンドリン部が、福島県で行われる日本学校合奏コンクール全国大会に県代表として選出されました。 両校とも市内外を問わず、イベント等にお招きいただいたり、老人保健施設等のさまざまな場所で演奏したりして、幅広いフィールドで活躍しています。 私は、子供たちがスポーツと文化の両面で活躍していることを大変心強く感じているとともに、引き続き輝く未来に向けて力強く成長する子供たちの夢を応援してまいりたいと存じます。 続きまして、提出議案の説明に先立ち、市政の重要課題及び施策につきまして御報告申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解を賜りたいと存じます。 初めに、行財政改革の推進についてでございますが、本市では、昭和57年の阿南市行財政改善審査会の設置に始まり、これまで切れ目なく行財政改革の推進に取り組んでおります。 現在は、平成29年3月に策定いたしました第5次阿南市行財政改革推進大綱及び実施計画に基づき、業務改善等に取り組んでいるところでございます。 本計画は、平成33年度までの5カ年を計画期間とし、初年度となる平成29年度では80の実施施策のうち、およそ9割に当たる69施策でおおむね目標を達成することができました。また、決算見込みによる歳入確保歳出削減を合わせた財政効果額は3億5,300万円余りで、計画額を1億円上回る成果を上げております。 その中でも、文化施設への指定管理者制度の導入や水道事業会計経営健全化を図るための水道料金の引き上げ、市税の収納強化といった取り組みで大きな成果があり、これら3つの財政効果額を合わせますと、およそ2億6,000万円に上ります。 こうした財政効果を生み出す量的改革のほかにも、研修の充実による職員の意識改革庁舎機能を生かした市民サービスの充実といった質的改革にも積極的に取り組み、庁舎1階窓口における番号案内サービスの導入やケーブルテレビでの議会放送の実施など、情報通信技術、いわゆるICTを活用した新たな市民サービスの提供を始めたところでございます。 去る7月5日の阿南市行財政改革懇話会では、市民の立場から御審議を賜り、おおむね計画どおりの実績を上げることができているとの評価をいただきました。 平成29年度の取り組みと成果につきましては、今後、「広報あなん」や市のホームページ等で公表することとしており、本年度におきましても、目標達成に向け、不断の努力を重ねてまいる所存でございます。 次に、市民会館利用休止についてであります。 市民会館につきましては、昨年10月に耐震診断業務に着手した際、耐震改修促進法で求められる耐震性能を満たしていない可能性があったことから、耐震診断の結果が出るまでの間の暫定措置として、本年10月以降の利用申請受け付けを休止することとしておりました。 その後、本年6月に耐震診断業務が完了し、Is値が0.48から0.58との診断結果が出されております。 このIs値とは、耐震性の基準となる数値でありまして、Is値が0.3から0.6未満であれば、震度6強以上の強い地震が発生した場合、倒壊または崩壊する危険性がある区分に該当いたしますが、これが直ちに構造体の崩壊、大破の危険性が確定的になるものではなく、Is値が低くなるに従って被害を受ける可能性が高くなるものとされております。 今後といたしましては、この診断結果を踏まえ、本年9月末までの利用は、施設の安全性に十分留意しながら継続する一方で、10月1日以降の利用については休止とさせていただくとともに、市民会館の安全性の詳細な確認を行い、耐震改修を行うか、建てかえるか、あるいは廃止するかを総合的に検討してまいりたいと存じます。 市民会館は、徳島県南部地域では唯一1,000人以上の客席を有するホールとして、市民はもとより、多くの皆様に御利用いただいております。市民会館利用団体の方々には御不便をおかけいたしますが、御理解を賜りたいと存じます。 次に、幼稚園及び保育園における保育料の第2子無料化についてでございますが、来年10月に国が実施する予定である幼児教育と保育の無償化を、県が前倒しして、本年10月から、現在、第3子以降を対象としている保育料無料化支援助成を第2子まで拡大することを受け、本市におきましては、国の幼児教育、保育の無償化の枠組みの中で、第2子の保育料所得制限を設けずに無料といたします。 現在、本市におきましては、第3子以降の保育料は全て無料としておりますが、第2子についても、子育て世代経済的負担軽減を図るため、入所世帯における3歳から5歳児のうち、第2子の保育料無料化を本年10月から実施いたします。 今後におきましても、子育てに優しいまちづくり実現のため、さまざまな子育て支援施策等の推進に取り組んでまいる所存でございます。 次に、幼保一元化と子育て支援における学校施設の有効活用についてでございます。 昨年度に結成いたしました子育て支援等に関するプロジェクトチームにおきまして、その推進を図るための具体的な方策について検討を重ねてまいりました。 その検討結果を踏まえ、去る8月23日の阿南市総合教育会議におきまして、教育長を初め教育委員の皆様から多様な御意見をいただきながら、今後の取り組み方針について協議を行った結果、まず幼保一元化につきましては、保育所と幼稚園が隣接しております宝田、新野、見能林のうち、宝田保育所と新野保育所をそれぞれ幼稚園と統合して保育所型認定こども園に移行し、平成31年4月の開園を目指すことといたしました。 また、より安全で安心な学童保育の実現を図るため、学校施設を有効に利用した放課後児童クラブの実施を推進していくこととし、平成31年4月から、横見児童クラブを横見小学校内に移設して、運用面等の課題等を検証してまいりたいと考えております。 今後におきましても、就学前の保育及び教育の質の確保と、仕事と子育ての両立を支援するための環境整備を総合的に推進してまいる所存であります。 次に、保育所の防災対策についてであります。 小さな子供たちの命を預かる保育所では、日ごろから災害に備え避難訓練を行うなど防災対策に取り組んでおりますが、施設の立地場所によっては、河川の氾濫が想定される区域であったり、土砂崩れのおそれがある斜面が迫っていたりするなど、災害による危険度はそれぞれ異なっております。 そのような中、いざ子供たちを誘導しながら避難するとなると、的確に状況を見きわめ、最も安全な避難場所と避難ルートを迅速に決めなければならず、その判断は大変重大であります。 そこで、安全確保体制づくりの一層の強化と子供たちの生命の保持に直結する的確な活動ができるよう、洪水や津波、土砂災害などについて保育所ごとに想定される課題を見直し、全ての子供の命を守る防災訓練、防災研修の実施に取り組んでまいります。 次に、本庁舎1階のこども課前、待ち合いベンチ横に、県産杉を利用したとくしま「すぎの子木育広場」キットを徳島県県産材利用促進条例に基づく事業により設置いたします。 これは、子供を初めとする全ての人が木と触れ合い、学び、木と生きることを目的とする木育の取り組みの一環として実施するところでございまして、広さ6畳ほどのフローリングの上に木製のおもちゃ等を置き、子供たちが木と五感で触れ合うことにより、感性を高め、人や自然に対する思いやりと優しさを育むとともに、庁舎1階フロアが憩いの場となるよう取り組むものでございます。 次に、教育現場における安全対策についてであります。 本年6月18日に大阪府北部を震源とする震度6弱の地震により発生したブロック塀倒壊の事故を受け、本市では学校施設のブロック塀について緊急に点検を実施したところ、46の学校施設のうち24校で現行の建築基準法に適合していないなどの問題があることが判明いたしました。 このため、現在、各学校のブロック塀には注意を促すポスターを貼付し、児童・生徒への安全に対する指導を行うとともに、早急に対処すべき危険ブロック塀については既に撤去を行っております。 今後におきましても、これら問題のあるブロック塀のうち、危険と判断されたものについては、順次撤去または改修を行ってまいりたいと存じます。 次に、学校の空調設備整備事業でございます。 連日、猛暑日が続いており、新聞等で学校施設へのエアコン整備についての報道がされているところでありますが、本市におきましては、平成29年度に幼稚園及び中学校への設置が完了し、本年度は小学校の普通教室と一部特別教室への設置を実施しているところでございます。 危険を伴う作業や騒音が発生する作業を伴うことから、大半は学校の休業日を利用した工事となりますが、現在、鋭意作業を進めており、来年度に小学校の特別教室への設置が終わりますと、全ての工事が完了する予定となっております。 今後とも、安全・安心な学校生活が営まれるよう、教育現場における安全対策にしっかり取り組んでまいる所存でございます。 次に、骨髄等移植ドナー支援のための助成事業についてであります。 本年4月に県内市町村では初めて創設しましたこの助成事業は、本市に住所を有する方が、公益財団法人日本骨髄バンクが実施する骨髄バンク事業において骨髄等を提供された際に、ドナー及びそのドナーを雇用されている市内に事務所を有する事業所に対し助成金を交付するものであります。 先月、骨髄を採取し提供された市内在住の40歳の女性から、骨髄移植ドナー等支援事業助成金に係る初めての交付申請がございました。 本市といたしましては、骨髄採取に伴う検査や入院等で精神的、経済的な負担等から提供を断念される方が多くおられる中で、この助成事業を利用されることでその負担が少しでも軽減されたのではないかと考えております。 今後におきましても、一人でも多くの方が骨髄等移植の実現を図る一助となりますよう、この助成事業の普及啓発に努めてまいりたいと存じます。 次に、SUPを活用したまちおこしについてございます。 SUPとは、スタンドアップパドルボードの略称であり、浮力の大きいボードの上に立ち、オールを使ってこいで、クルージング、サーフィン、釣りなどを楽しむマリンスポーツでございまして、近年、子供から大人まで気軽に体験できるアクティビティーとして愛好者が急増しております。 現在、本市の観光振興に特化した業務に携わる地域おこし協力隊を募集しているところでございますが、隊員の活動の一環として、SUPを活用した観光コンテンツの開拓や魅力発信を行うことにより交流人口の増加を図るとともに、観光産業の創出、移住促進のきっかけづくり等に取り組む所存であります。 次に、本市におけるスポーツの普及、振興についてであります。 東京2020オリンピック・パラリンピックの開幕まで2年を切り、スポーツに対する関心も高まる中、今月30日に第29回那賀川流域センチュリーランを開催いたします。この大会は、県4大サイクルイベントの一つとして、那賀川の自然豊かなコースを楽しみながら、サイクリストの親睦と体力向上を目指した、県内外から多くの自転車愛好家が集う人気の高いイベントであり、今年度は昨年度に比べ大幅にエントリー数が増加しております。 また、子供から高齢者まで幅広い年齢層の皆様が参加することができる大会として、阿南市体育祭を初め阿南駅伝大会、阿南市クロスカントリー大会、阿南健康マラソン大会などを開催いたします。 スポーツの持つ意義、効果につきましては、心身両面にわたる健康の保持増進は言うまでもなく、青少年の健全育成、地域コミュニティーの醸成などが上げられます。 本市といたしましても、スポーツによる健康増進、共生社会の実現や経済、地域の活性化など、スポーツを通じた活力ある社会づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、自転車を活用したまちづくりについてでありますが、住民の健康増進や交通混雑の緩和、観光振興や環境への負荷軽減など、さまざまな公共利益増進の面で効果がある自転車をまちづくりに活用しようとする機運が高まる中、去る8月9日には、仮称でございますが、自転車を活用したまちづくりを推進する全国市区町村長の会の四国ブロックの世話人であります愛媛県今治市の菅 良二市長が来庁され、会への加入要請がありました。 本会は、自転車を活用したまちづくりを推進する自治体が連携し、交流することで、各地域が取り組む地方創生の後押しができるとの趣旨から設立を目指しており、本市といたしましても、本会の設立趣旨に賛同する旨を表明いたし、現在、加入の手続を行っているところでございます。 今後は、加入する全国の市区町村間で交流促進、情報共有や情報交換などが図られるとともに、四国ブロック内での連携による合同イベントの開催などが期待されるところであります。 次に、大野公民館建設事業についてでございますが、昭和52年に建築された阿南市立大野公民館は、老朽化が激しく、また、耐震基準も満たしていないことから、平成19年に指定避難所を解消されておりました。 公民館は、社会教育活動の拠点のみならず、地域の防災拠点、避難所としての機能を果たさなければならないことから、新たな避難所もあわせて早急に整備する必要があり、現地での建てかえ計画を進めてきたところでございます。 新たに建築する公民館は、住民センター及び学童保育施設を配置した複合施設であり、鉄骨造2階建て、建築面積約504平方メートル、延べ床面積は約866平方メートル、約50台分の駐車スペースを確保し、平時は地域住民の生涯学習活動、コミュニティーの場として大いに御利用いただけるよう整備を行ってまいります。 次に、本市の環境行政の柱である阿南市クリーンピュアの現状についてであります。 し尿処理施設の阿南市クリーンピュアは、建設当時から環境にも配慮した施設として運転を開始し、大会議室、展示場、多目的グラウンドなどを備え、それらの施設を武蔵野大学の体験実習を初め、地域の活性化の場として利用していただいており、地域になくてはならない施設として、本年度で20年を迎えようとしております。 引き続き、クリーンピュア運転期間の20年の延長を関係協議会等にお願いしたところ、現在では過半数の協議会等から同意をいただいておりますが、本年度末までには全ての関係協議会等から同意をいただき、施設の健全な運転、管理を目指したいと考えております。 今後とも、阿南市クリーンピュアが地域を代表する誇れる施設となるよう、より一層住民サービスの向上に努めてまいります。 次に、映画「波乗りオフィスへようこそ」についてであります。 本映画は、美波町を舞台としたサテライトオフィスをキーワードとする地方創生のための映画でございまして、去る5月29日から6月18日にかけて、県南地域を中心に撮影が行われ、6月16日には、市役所庁舎において多くの市民がエキストラとして参加する中、企業と自治体のマッチングイベントの場面が撮影されました。 本市は、本年5月開設のあなんスマート・ワークオフィスを活用したサテライトオフィスの誘致活動に取り組んでいるところであり、この映画の撮影は本市の取り組みをアピールする絶好の機会となります。 今後は、東京、大阪等の都市部での映画試写会等を活用し、本市を含む県南地域が一体となったサテライトオフィスの誘致及びPR活動を推進してまいりたいと考えております。 次に、子どもの仕事(匠)体験ツアーについてであります。 本市では、社会全体が一丸となって中小企業の振興による地域経済の活性化を図ることを目的に、昨年10月に阿南市中小企業振興基本条例を制定いたしました。 本条例第12条の規定に基づき、次代を担う子供たちの職業意識の向上を図るための取り組みとして、子どもの仕事(匠)体験ツアーを夏休み期間中に開催したところ、小中学生及びその保護者を合わせて33名の参加がありました。 本ツアーでは、県内海運事業者の多くを占める内航海運業者から仕事内容等について説明を受けたほか、テレワークに代表される時間、場所にとらわれない新しい働き方の説明や工場見学等を行い、子供たちの職業意識の向上を図りました。 参加した小中学生からは、初めて知った内容の仕事であり、大変興味深くよい体験になった、また、保護者からも、いろいろな職業、業種について説明を聞くことができてよかったとの御意見をいただいたところでございます。 今後におきましても、こうした中小企業の振興につながる取り組みを、関係機関等と連携しながら推進してまいりたいと考えております。 次に、新たな道の駅整備事業の進捗状況についてであります。 本市では、地域活性化の拠点や近い将来発生が想定されている南海トラフ巨大地震等の災害に対する防災拠点として、新たな道の駅の整備に向け、現在、基本計画の策定作業を行っております。 この基本計画の進捗状況でございますが、昨年度に策定した基本構想の内容を踏まえ、道の駅整備をより一層具体化するため、学識経験者や市内の各種団体の代表者11名で構成する阿南市道の駅整備基本計画策定委員会を立ち上げ、それぞれの立場から忌憚のない自由な御意見をいただいているところでございます。 また、市民の意見を計画に反映させるため、18歳以上の市民1,500人を無作為に抽出し、道の駅に関するアンケート調査を実施し、現在、分析作業を行っております。 今後におきましては、大正大学の教授による講演、アンケート調査の分析結果や道の駅の防災拠点活用事例等の検証を行い、最終的に新たな道の駅建設候補地域を選定するとともに、防災機能や導入施設の検討、施設の必要面積などを委員会で御審議いただき、新たな道の駅整備基本計画として取りまとめてまいりたいと考えております。 続きまして、今議会に提出させていただきました議案につきまして御説明申し上げます。 今回提出させていただきました案件は、条例案2件、補正予算案5件、決算の認定案1件、その他の案件4件の計12件及び報告2件であります。ただいまからその概要と提案理由の御説明を申し上げます。 第1号議案 阿南市工場設置奨励条例の一部改正につきましては、工場設置奨励委員会の適正な運営を行うため、工場設置奨励委員会委員の任期等について、条例の改正をしようとするものであります。 第2号議案 阿南ひまわり会館の設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、阿南ひまわり会館の管理運営に関し、地方自治法に規定する指定管理者に当該施設の管理を行わせることができるようにすること等について、条例の改正をしようとするものであります。 第3号議案 平成30年度阿南市一般会計補正予算(第2号)につきましては、国県補助金の内定または変更に伴う事業費の補正として、市内の特別養護老人ホームに対する介護施設改修等支援事業補助金、津乃峰地区西分排水機場改修事業、現年公共土木施設災害復旧事業等に係る経費を追加するほか、平成29年度からの繰越金のうち財政調整基金への積立金、道路橋りょう新設改良事業等、事務事業を執行するに当たり必要額を補正するもので、歳入歳出それぞれ6億3,550万円を追加し、予算総額を350億2,840万円にしようとするものであります。 第4号議案 平成30年度阿南市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では、前年度からの繰越金を財源とし、歳出では、基金積立金及び過年度支出金を増額しようとするもので、歳入歳出それぞれ1億5,685万3,000円を追加し、予算の総額を77億5,385万3,000円にしようとするものであります。 第5号議案 平成30年度阿南市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では、一般会計繰入金を減額し、繰越金及び下水道債を増額するとともに、歳出では、雨水対策費で排水路に設置されている転倒堰の制御装置等を点検整備する費用と、建設費では公共汚水ますの設置費用を計上するもので、歳入歳出それぞれ520万円を追加し、予算総額を5億2,380万円にしようとするものであります。 第6号議案 平成30年度阿南市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入では、平成29年度決算により確定した支払基金交付金の精算額及び平成29年度からの繰越金を計上し、歳出の基金積立金については、平成29年度決算により確定した保険料剰余金を積み立てするとともに、諸支出金についても、平成29年度決算により確定した支払基金交付金、国、県及び市負担金の精算額を補正するものであり、歳入歳出それぞれ2億4,879万8,000円を追加し、予算の総額を84億2,679万8,000円にしようとするものであります。 第7号議案 平成30年度阿南市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出では、定期人事異動に伴い職員給与費等に調整を加え161万8,000円を増額、同じく資本的支出でも職員給与費等に調整を加え1,244万1,000円を増額補正しようとするものであります。 第8号議案 平成29年度阿南市水道事業会計決算の認定につきましては、平成29年度阿南市水道事業会計決算について、地方公営企業法の規定により議会の認定を求めるものであります。 第9号議案 字の区域の変更につきましては、平成17年6月13日に事業計画が確定された徳島県が行う経営体育成基盤整備事業(圃場整備事業)今津南部地区の完成に伴い、字の区域の変更を要するため、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第10号議案 市道の路線の認定につきましては、都市計画法に基づく開発道路、避難路の機能を持つ道路及び地域の利便性の向上に寄与する道路など、出来町向原3号線ほか4路線について市道として維持管理するため、道路法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第11号議案 大浦ポンプ場ポンプ設備工事請負契約の締結につきましては、現在、橘町大浦に建設中の雨水ポンプ場におけるポンプ設備(コラム式水中斜流ポンプ口径1,000ミリ2台、自家発電機1台、附属設備一式)の製作据えつけを行うものであります。 去る8月8日に一般競争入札に付しましたところ、株式会社石垣四国支店が7億308万円で落札しましたので、請負契約を締結いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 第12号議案 大野公民館建設工事のうち建築工事請負契約の締結につきましては、大野公民館は、公民館のほかに住民センターと学童保育施設を配置した複合施設であり、地域住民の生涯学習活動と地域活動の拠点として、また、災害時には避難所となるなど、地域の防災拠点としての整備を図ります。 去る8月9日に指名競争入札に付しましたところ、株式会社田窪建設が2億1,890万5,200円で落札しましたので、請負契約を締結いたしたく、地方自治法の規定により議会の議決を求めるものであります。 報告第1号 損害賠償の額の決定及び和解に係る専決処分の報告につきましては、道路管理上の瑕疵に基づく事故によるもので、損害賠償の額を決定し、相手方と和解することについて専決処分をいたしましたので、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 報告第2号 阿南市土地開発公社経営状況の報告につきましては、平成29事業年度の阿南市土地開発公社の事業報告及び決算状況について、地方自治法の規定により議会に報告するものであります。 なお、平成29年度阿南市一般会計歳入歳出決算の認定及び平成29年度における16の特別会計歳入歳出決算の認定並びに人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、後日追加提案させていただき、御審議をお願いいたしたく存じますので、御了承賜りますようお願いを申し上げます。 以上、御提案いたしました議案並びに報告の概要について御説明申し上げましたが、説明不十分な点も多いかと存じますので、今後の御審議を通じまして御説明並びに御質問にお答え申し上げたいと存じます。何とぞ十分な御審議を賜り、原案どおり御承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(住友進一議員) 以上で提案理由の説明が終了いたしました。 続きまして、第8号議案 平成29年度阿南市水道事業会計決算の認定について、監査委員の報告を求めます。 岩浅英二郎代表監査委員。   〔岩浅代表監査委員登壇〕 ◎代表監査委員(岩浅英二郎) 議長の御指名がございましたので、監査委員を代表いたしまして、平成29年度阿南市水道事業会計決算審査の結果について報告いたします。 地方公営企業法第30条第2号の規定により提出されました決算書、附属書類及び関係諸帳簿等について、去る6月1日から7月31日にかけて、古山委員、横田委員とともに審査に当たりました。 審査の結果、決算書及び附属書類は関係法令等に準拠して作成されており、その計数も正確であり、当事業の経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認定した次第であります。 詳細につきましては、お手元の決算審査意見書のとおりでありますが、その概要を申し上げます。 予算の執行状況につきましては、収入決算額は17億1,769万5,000円で、予算額に対する収入率は94.9%でありました。予算額に対して9,286万円の減となっております。主な収入は、上水道営業収益15億7,416万8,000円であります。支出決算額は13億4,952万3,000円で、予算額に対する執行率は90.3%でありました。主な支出は、上水道営業費用10億7,449万3,000円であります。消費税を除いた総収益は16億173万3,000円で、前年度に比べ1億7,675万1,000円の増となっております。これは平成29年4月の料金改定により営業収益が1億7,948万1,000円増加したことなどによるものであります。 一方、総費用では12億4,789万8,000円で、前年度に比べ営業費用が4,222万5,000円、営業外費用が1,481万2,000円それぞれ減少したことなどによるものであります。 総収益から総費用を差し引いた収支差し引き額は3億5,383万4,000円の純利益となっております。 未収金については2億5,648万1,000円で、前年度に比べ1,200万2,000円の増、不納欠損額は1,015万9,000円で、前年度に比べ328万5,000円の減となっております。未収金及び不納欠損については、利用者負担の公平性の確保や経営健全化の観点から、収入の確保に粘り強く取り組まれることを要望するものであります。 水道事業の運営においては、収納業務等の民間委託や業務職員の削減を行うなど、経費節減が図られております。 しかし、今後も水道施設の老朽化対策や耐震化等の危機管理対策に多額の費用が必要であることから、本年3月に策定した阿南市水道事業経営戦略に沿った取り組みを進め、引き続き計画的で安定的な財政運営と安全・安心な水道水の供給を望むものであります。 以上をもちまして報告を終わります。 ○議長(住友進一議員) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 次回は12日に会議を開き、市政に対する一般質問を行います。御協力よろしくお願いいたします。   ∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝∝    散会 午前11時 1分...