立原直正
土木部長
田中正淳 土木部参事
高橋博幸 土木部参事
外、
関係課長
●事務局
書記
山沢克章
●案件
1
陳情審査 第43号、第44号、第54号、第55号、第59号…継続
第43号:
都市計画道路補助第283号線
拡幅計画に反対する陳情
第44号:
スーパー堤防に代わる
強化堤防「
アーマー・レビー」工法等(住民の犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価で出来る
強化工法)の採用を求める陳情
第54号:上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業における第1次移転先の
地盤強度保証を求める陳情
第55号:上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業 第1次移転先における
流域治水対策補償検討を求める陳情
第59号:江戸川
区レンタサイクル利用申し込み時における
電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情
2
所管事務調査…継続
3
執行部報告
(1)
平井地区堤防地震対策工事について
(2)
バス停留所の
安全性確保対策について
(3)
都市計画道路補助第284・288号線(中央)の
相互通行化について
(午前10時00分 開会)
○
太田公弘 委員長 ただいまから、
建設委員会を開会いたします。
署名委員に、
滝沢委員、
福本委員、お願いいたします。
はじめに、
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き実施をしております。マスクなどの着用をお願いいたします。また、各委員及び執行部の皆様の発言につきましても、明確で簡潔なご発言をしていただき、開会時間が長くならないように努めていただきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
なお、説明員につきましても、本日の案件に関係する説明員のみにしていただいておりますので、ご承知おきください。
次に、座席についてですが、欠員に伴いまして新たに指定させていただきます。座席の指定については、現在着席している席でよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのように決定いたします。
これより、陳情の審査に入ります。
はじめに、第43号、
都市計画道路補助第283号線
拡幅計画に反対する陳情について審査願います。
◆
神尾昭央 委員 43号については、引き続き地域の動向を調査していっていただきたいなということは変わりないのですが、江戸川区も新年度の予算案が出まして、もう同じように東京都も新年度の
予算編成がされてきたかと思います。その中で、今後この都と区の間でどういう
やり取りをしていくか、この
予算編成によって、また新たな動きが出てくるのかなというふうにも思いますが、どのくらいの頻度で今後情報の
やり取りを都と区とやっていくのか、この点を確認させてください。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 東京都とは予算のその成立ということをあってもなくても情報は常に交換しております。
都市計画道路におきましては、私ども、実際に実施している
街路橋梁課、それから窓口である
計画調整課、それと東京都の
都市整備局ですね、そういったところとも常に密に連絡を交わしておりますので、何かお伝えするような状況があればその都度お伝えしていきたいと思っております。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。その都度
やり取りをしているということでございましたので、そのようにしていただければと思います。東京都は、なかなかそれぞれの自治体の地域のことは把握しにくい部分もあるのかなと思いますので、その辺りはやはり該当する自治体から的確な
情報提供をしていくということが重要になってくるかと思いますので、引き続きお願いいたします。
○
太田公弘 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第44号、
スーパー堤防に代わる
強化堤防「
アーマー・レビー」工法等(住民の犠牲を伴わず、しかも約1割程度の安価でできる
強化工法)の採用を求める陳情について審査願います。
◆
神尾昭央 委員 44号につきましても、
スーパー堤防に代わる工法の研究をということは、これまでお伝えしてきたとおり変わりはありません。前回のこの
建設委員会の中で、微細藻類という藻を使った新たな工法が出てきたようだというようなお話をしました。この間、私もいろいろ調査をしまして、ある程度その藻を使った技術についての資料が整いました。
BSC工法というふうに呼ぶそうですけれども、ここで説明すると長くなってしまいますので、後ほど個別に課長、部長にお話ししたいと思っておりますが、こういった形で新たな技術というのがどんどん出てきているんだなというふうに思いますので、
スーパー堤防にこだわるというだけではなくて、ほかの工法についても調査・研究を重ねていっていただきたいと、そのように考えています。
○
太田公弘 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第54号、上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業における第1次移転先の
地盤強度保証を求める陳情について審査願います。
◆
神尾昭央 委員 こちらの54号の陳情は上篠崎についてですけれども、関連すると思いますので質問をいたします。
2021年の1月7日の北小岩一丁目
東部地区のお知らせですね、No.195というもので、換地処分の後、登記の書き換えを完了し、清算金の徴収・交付を予定しておりますというふうに書かれています。ここに出てくるこの清算金の手続というのがどういうものであるのかということをお聞きしたいのが一つと、この陳情にある
上篠崎地域においても同様のことが起こり得るのかどうか、この点を教えてください。
◎
高橋博幸 土木部参事〔
区画整理課長事務取扱〕 今、委員の言われた清算金についてですけれども、
区画整理事業については清算金というお金が発生します。それについては、
区画整理地区内で基本的には皆さんから少しずつ土地を出していただいて、新たな
公共施設をつくっていくというような形と、宅地の利用をよくするということなんですけれども、その中で当然よくなった人、すごくよくなった人と少しよくなった人って差が出ますので、言い換えれば4メートルとか6メートル道路がありますけれども、4メートルだった私道の人たちが4メートルにいく、6メートルにいくというのがあります。その中で、
あと減歩があったりなかったりという中で、その中でよくなった、すごくよくなった人、余りよくなかった人に対して、最終的に全部土地の評価をして、それでその差をお金で埋めるという
やり取りがあります。そういうのが清算金という形で全ての事業が完了して測量が終わって、登記をして、その最後のお金の
やり取りを、当然施工者である区が間に入ってお金の
やり取りをするというのが、この最後の今北小岩で行っています清算金という事業でございます。
◆
神尾昭央 委員 清算金については、よく分かりました。
これから
上篠崎地域において同様のケースがあり得るのかというか、実際にあるのかどうかということも教えてください。
◎
高橋博幸 土木部参事〔
区画整理課長事務取扱〕 上篠崎についても、当然清算金というのが発生します。
◆
神尾昭央 委員 分かりました。
もちろんこういったことというのは事前にこの地権者の方、当事者の方々にお話しされているんだと思いますけれども、場合によっては、こんな金額払わなきゃいけないのというようなケースも出てくるのかなというふうに思いますが、その辺はしっかり
情報交換をされていっていただきたいなというふうに思います。特に、この
上篠崎地域の方にお聞きすると、思っていた以上の清算金が発生してしまって、こんなはずじゃなかったみたいなケースもあるや聞いておりますので、少しその
辺り情報公開をより密にされていくといいのかなというふうに感じております。
◆
滝沢泰子 委員 意見です。この第54号陳情でございますが、
陳情原文には、高
規格堤防を整備していくということに対して幾らか批判的というか冷静というか、厳しい考え方も示されているところですが、
記書きそのものは、高
規格堤防そのものであるとか、江戸川区
スーパー堤防整備方針の是非を云々するということではなくて、この上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業に、もうまさに生活や住んでいる場所が財産に関わってくる方々の思いも含めてご訴えだと思います。これは私はこの
建設委員会で、昨年来、審議に当たらせていただいて、江戸川区議会の
建設委員会として、全会一致で採択ということが仮に難しいとしても、これ
趣旨採択ということで、やはりこの
スーパー堤防を江戸川区のような
軟弱地盤があるエリアで整備していくに当たっての技術的な課題、化学的な課題というのは間違いなくあるということはさっきの北小岩で分かったとおりですので、やはりその住民の側に江戸川区議会としてしっかりこの
スーパー堤防整備というところで立っていきますということの姿勢を示していくということでも、この江戸川区
議会建設委員会として
趣旨採択といったような形で意見の一致が見られたらよいのではないかというふうに考えるに至りました。ぜひ、各会派の皆さんでも、この現実にこの上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業に直面する住民の方にとって何がいいのか。江戸川区が仮に、私としては江戸川区は
スーパー堤防整備方針というのをちょっと大きな
ビジョンで見直すべきと思っておりますが、仮に堅持するべきという方向の会派や委員の皆さんからしても、やはりその安全性というのをどういうふうにして、確実性というものをどういうふうにして確保していくかということは非常に課題として認識されているところと思いますので、ちょっとお考えをそれぞれさらにぜひ深めていただいて、場合によっては委員会としてきちんと
趣旨採択という形で、
スーパー堤防整備に当たっては関係していく住民の側にしっかり立っていくんだという姿勢を区議会として示すということも、ぜひ前向きに考えていただきたいということでお願いして、意見を申し上げます。
○
太田公弘 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますがよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第55号、上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業第1次移転先における
流域治水対策補償検討を求める陳情について審査願います。
◆
神尾昭央 委員 55号陳情に関連して、令和2年12月に、災害に強い
首都東京形成ビジョンというのが示され、取りまとめをされまして、その中の
高台まちづくりの
モデル地区にこの
篠崎地区周辺の
高台まちづくりの検討というのが入っておりました。これを見ますと、国と地元区等の
関係機関が一体となり、本
ビジョンで示した具体的な方策を適用しつつ具体的な検討を行うとともに、必要に応じて具体的な
取組方策の見直し・改善等を行うというふうには書かれております。陳情者のこのおっしゃっていることは、私は最もかなと、いうふうに捉えていますので、この
ビジョンのいっている必要に応じて具体的な
取組方策の
見直し改善を行うという部分で、今後この陳情の内容も
十分検討に値するものでないかなというふうに感じておりますので、ぜひこの辺りをお考えいただきたいなというふうに思っております。
○
太田公弘 委員長 他にございますか。
◆
滝沢泰子 委員 意見として申し上げます。
この第55号陳情も、先に述べた第54号陳情と同じく上篠崎一丁目
北部土地区画整理事業ということで、まさに進行していくという事業でありまして、住民の皆さんのご指摘も、このまさに
流域治水対策という国としても大きく治水の考えが変わっていく中での、よりよい方向性なり、より確かな方向性を目指していくものとして非常にいいこと、
江戸川区民全体にとって必要なことを言ってくれているというふうに思いますので、委員会としてこの
スーパー堤防整備方針なり、その高
規格堤防をどういう形でどのくらいの規模なりで進めていくかどうかということを少し置いておいてでも、
当該住民の立場に立って、せめて
趣旨採択ということを先の第54号陳情と同じように取っていけたら非常にいいのではないかというふうに思います。意見です。
○
太田公弘 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、第59号、江戸川
区レンタサイクル利用申込時における
電話番号複数届出の強要を取りやめるよう求める陳情について審査いたしますが、前回の委員会で要求した資料が提出されましたので、執行部から説明願います。
◎
中沢清人 施設管理課長 陳情第59号におきまして、
前回委員会で要求いただきました資料について、ご説明をさせていただきたいと思います。
まず、前段でございますが、特別区の第5
ブロック、江戸川区を含めた5区のいわゆる
シェアサイクル事業の現状をまずご説明させていただければと思います。お手元の一覧、江戸川区を含めて5区、今このような状況でございます。江戸川区におきましては区が直接設置をし運営をしているもの、いわゆる
レンタサイクル、各駅の駐輪場でお貸ししております。名称としては
eリサイクル、これと
あと設置主体が区となっておりますが、今、区の
公共施設16か所設置してございます。それから、
運営主体は民間、HELLOCYCLING(
ハローサイクリング)という名称、これは
ソフトバンク系の
オープンストリートという会社が運営してございます。その他に、
オープンストリート社が独自に設定した、例えば
コンビニ等に
ステーションを設置している、こういったものもございます。区の16か所と合わせて、12月現在で73か所の
ステーション、
江戸川区内に設置されてございます。同じように区が設置をし、区が運営をしている、いわゆる
レンタサイクルを実施しているのは、第5
ブロックでは足立区でございます。その他の区ついては、区が主導して
レンタサイクルということではやっていないと。民間の誘致であるとか、もう完全に民間にお任せしているような状況でございます。もう一つ下のほうに、
近隣自治体ということでご要望がございました浦安市、市川市でございますが、浦安市においても、市が運営する
レンタサイクルというのはございません。それから、市川市については、そもそも
レンタサイクル等々の事業を行っていないということで回答を得てございます。
裏面でございます。冒頭申し上げました、足立区は江戸川区と同じように区が主体となって
レンタサイクル事業を実施しております、ご要望のありました
利用申込書でございます。これちょっとファクスで送っていただいたもんですから一部不鮮明なところがございますが、このような様式で今
申込受付をしているということでございます。
実際運営につきましては、江戸川区と同じように委託で事業者に申込み、それから貸出しを行っていただいております。
○
太田公弘 委員長 それでは、第59号陳情について審査願います。
◆
滝沢泰子 委員 資料の説明、ありがとうございました。
資料は足立区からわざわざお取り寄せをいただきまして、足立区の
レンタサイクル利用申込書をお示しいただいているところですが、この足立区の区設・区営の
レンタサイクル以外の
レンタサイクルにおいては、この陳情者さんがおっしゃっているようなこの
電話番号を
利用申込時に明記する必要性というのはどういうふうになってるかというのはご確認いただいてましたら、ご確認いただいている範囲でご紹介をいただきますと幸いです。
◎
中沢清人 施設管理課長 すみません、細かくは確認はしていないんですが、基本的に、例えば江戸川区で実施している
ハローサイクリングつきましては、一般的にはスマホを用いまして
個人情報、それから
クレジットカード決済になりますので、こういったものを入力して会員登録をする。それから、利用するときにはスマホ上で予約を入れる。その中に、お名前、それから
カード情報、それから連絡先、
メールアドレス、そういった入力項目はございます。
◆
滝沢泰子 委員 これを
ハローサイクリング、江戸川区の場合は、江戸川区が設置して、民間のこの
ソフトバンク系の
オープンストリートという会社が運営しているということですが、では今のご説明だと、この
ハローサイクリングの場合は連絡先の
電話番号を2か所記すようなことはないのか、あるいはこのご説明いただいたその連絡先というのは、
電話番号ではなくて、例えばeメールのアドレスなどでも対応しているのか、もし分かれば、区のことでお分かりかと思うんですが、教えてください。
◎
中沢清人 施設管理課長 電話番号を二つ強要するというようなことはございません。この
ハローサイクリング、スマホのアプリで登録をするんですけれども、これちょっといろいろございまして、他に例えばヤフーのIDを持っている場合はヤフーのIDと紐づけをして会員になれるとかそういうふうになっております。ですから、例えばヤフーのIDと連携させるのであれば、そこに登録した連絡先、
電話番号、それから
メールアドレス、こういうものが共有されるというふうに認識してございます。ただ、連絡先を二つ必ず書きなさいということにはなってございません。
◆
滝沢泰子 委員 民間の設置や運営ということで
レンタサイクルの利用が広がっている、
レンタサイクルの
事業展開が広がっているという状況ということも、このご陳情の審査に当たっては踏まえないといけないのかなというふうに思います。足立区は頂いた資料ですと、
レンタサイクル利用申込書に
電話番号と
携帯電話番号ということでそれぞれ書く欄がありますので、行政が設置して運営するという中では、
電話番号を二つ示してほしいという、言わば行政の運営者の感覚というのは、もしかしたらほかのところとも共通しているのかなというふうに思うんですが、利用者さんの側に立つと、やっぱりこの区だからとか民間だからとかということで使う使わないというようなものでも
レンタサイクルはなくなってきているのかなというふうに思うので、
クレジットカードを必ず必要とするようなやり方ばかりになってしまうと、
クレジットカードというのは必ず誰でも持てるというものではないので、
クレジットカードを利用する以外の現金決済ができるような
レンタサイクルというのは江戸川区としてぜひ続けていくべきというふうに思うんですけれども、この
申込書欄については、やっぱりちょっと簡素化していただくという意味で、この陳情者さんの願意というのがくめるものではないかなというふうに思います。今回頂いた資料で、これだけいろいろな民間の人たちがやっている中で、江戸川区も無事にやってくださっているんだなというふうに思いますので、区が設置して区が運営しているところのよさということは残しつつ、利便性ということでは民間に引けを取らないようなやり方を考えていくべきではないかなと思いますので、陳情について採択ということで前向きに考えていきたいなと思います。
○
太田公弘 委員長 他にないようでしたら、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
以上で、本日の
陳情審査は終わります。
次に、
所管事務調査については、本日は継続としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、そのようにいたします。
次に、
執行部報告がありますので、お願いいたします。土木部お願いいたします。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 私のほうから2点報告を行います。1点目はA4横判ですけども、
平井地区堤防地震対策工事ということで、以前、
平井地区、
小松川運動公園の一部工事を行いますというお話はさせていただきましたが、それの詳細並びに工期の変更が生じましたので、そのご説明でございます。
工事の工期の変更が生じましたのは、この書面の下のほうに書いてございますけども、
光ケーブルの移設に手間がかかったということで、これは
国土交通省のほうが河川敷に
光ケーブルを占用させているんですけども、この
光ケーブルを切り替える際に、その利用者とその都度条件を付して、この期間切れますよ、この期間大丈夫ですよとそういうようなことをしながら切り替えなきゃいけないので通信の不断が起きないんですね。そうすることで非常に手間がかかってしまったと。それが事前に工程を組んだときにはちょっと想定ができなかったということで申し訳ないということなんですけども、それによって工期が延びるということで、工期が延びることにつきましては、地元、それから
団体利用、そういった方々に所管を通じて今丁寧にご説明を差し上げているところでございます。
裏面を見てもらいまして、このように右側のほうに、
荒川下流右岸小松川地区他低
水護岸災害復旧工事という、ちょっと立て斜めに書いてありますけども、この護岸の
復旧工事と合わせて、ちょうど堤防のところに縦書きで書いてありますけども、
堤防耐震工事を合わせて行います。それで、堤防の法尻のところ9.6メートルの
地盤改良、これを行うために9メートル、これは機械が設置して動く範囲ですね。それから、それに伴う資機材の置場、これを取るために、ほぼグラウンドの半分を使用してしまうと。合わせて、その工期の短縮を図るために、合わせて右岸側の他低水護岸と一緒にやるんですけども、
本体工事のほうが延びてしまったということで、ただいたずらに延ばすわけじゃなくて、この上部に書いてありますけども、
地盤改良工事は施工機械4台を導入し、
工事期間を極力短くなるように施工すると。
国土交通省でもこういったものを機械の投入によって工期をこれ以上延ばさないようにやっていきたいということでございました。以上、
国土交通省の工事についてのご報告でございます。
次に、バス停の
安全確保対策についてということでございます。
これ、前回の議会のときにご説明をさせていただきましたけども、昨年の12月に、この東京都の
バス停留所安全性確保合同検討会によって、この
安全性確保が必要なバス停の公表がある予定だったんですが、
コロナ等の関係で書面開催になったりした関係で、今年の1月にこの
安全性確保対策を検討するバス停を公表いたしました。
二つ目として、交通安全上問題と思われる
バス停留所ということがAからCにランク分けされていまして、Aは横浜の小学校5年生の女の子が停車中のバスの
後方横断中に対向車にはねられて死亡された事故を受けて、過去3年以内に人身事故が発生している、
横断歩道にバスの車体がという、これは
対策優先度Aと。Bが、
横断歩道の前後5メートル以内にバス停の車体がかかる。また、あるいは交差点にバスの車体がかかると。Cは、交差点前後5メートル以内にバスの車体がかかると。ただし、
地域住民の意見や実情に応じて抽出しているということで、これを全て検討した結果、江戸川区においては11か所こういった安全対策が必要だということのバス停が公表されました。
バス停一覧の公表後の進め方なんですが、優先度の高いAランクから順次安全対策を生じるというところでございますけども、江戸川区におきましては幸いこのAというものはございません。BとCということになっております。
4番目として、
バス停留所の安全対策例とじゃあ実際どういう形で検討していけばいいのということでございますけども、バス停を動かすということによって安全性を確保できるか。それから二つ目として、
横断歩道を移設したり、バスベイ、ガードレールとかそういったハードなもので対応できるか。三つ目は、こういったバス停を動かすことができない、あるいはハード的なものの設置も厳しいという場合は、注意喚起、ソフトで対応できないかということを安全対策例として挙げています。
今後の対応でございますけども、道路管理者である土木部と、それからバス事業者との調整を図っております都市開発部との間で検討会を行いまして、バス事業者も入れて今年度中にいろいろな庁内検討を行っていきたいと思います。令和3年度以降、
関係機関と協議しながら検討を行っていきたいと思います。おおむね、この東京都の
バス停留所安全性確保合同検討会というのが、おおむね今の予定ですと年2回から3回程度行いますということでございますので、その中でこういった改善の報告等を行っていくことになるかと思います。
ホチキス止めの裏面、裏側になりますけども、表1
バス停留所の管理先内訳ということで、区内のバス停680か所ございます。その中で網掛けをしてある部分ですね、今回、
安全性確保をするバス停というのが11か所、これが公表されております。表2で、この
国土交通省関東運輸局ホームページで公表されたバス停のリスト(江戸川区)でございますけども、11か所ございます。この中で下に写真として参考例を出しておりますけども、やはり歩道がない道路バス停ですね。そこに生活道路のような形が道路に接続していて、そこにバスを止めざるを得ないような状況の中で安全性が確保されてないと、こういう状況がございます。
それから1枚添付の図面、ちょっと小さくて申し訳ないんですが、11か所のバス停を写真とともにご案内しております。この11か所を検討しながら、より安全性の高いバス停になるようにいろいろ検討していきたいと思っております。
◎藤川則和
街路橋梁課長
街路橋梁課からは、
都市計画道路補助第284・288号線(中央)の
相互通行化について、ご説明させていただきます。
平成16年度より事業に着手しております当該路線でございます。下図にありますように、千葉街道から環状7号線までの703メートルの区間でございますが、このたび、令和3年2月25日(木)、午後1時をもちまして相互通行にするという旨の調整が整いましたのでご報告させていただきます。こちら、あくまでも暫定でございますので、引き続き事業のほうは進めていきたいと考えております。
周知の方法ですけども、沿道にはこの資料と同等のものをチラシ、うちの職員並びに町会等の回覧等を使いまして、約1,000通用意しております。また、予告看板、それからホームページ等への掲載、また2月15日号の広報紙、こちらに掲載予定となっております。今後、当該路線を利用される方へしっかりと周知していくつもりでございますので、よろしくお願いいたします。
○
太田公弘 委員長 ただいまの報告について何かご質問はございますか。
◆
神尾昭央 委員 最後のこの千葉街道から環七の703メートルのところの部分なんですけれども、長年にわたり懸案になっていたところが、ようやく相互通行になるということでよい報告であるというふうに捉えています。地域の方から以前より、この場所にバス路線を通せないかというような話がありまして、そういう話も行政側にも届いているのかなと思いますが、その辺の話があるのかどうか、計画としてどういうお考えなのかが現時点であるようであれば伺いたいと思います。
◎
眞分晴彦 都市開発部長 先ほどご報告させていただきましたとおり、この道路の相互交通化の予定が立ちましたので、今後になりますが地元の方のご意向などを伺った上で事業者と協議しながら路線を振り替えるのか、現状のままいくのかということを考えていきたいというふうに考えております。
◆
滝沢泰子 委員 確認をさせてください。
平井地区堤防地震対策工事に伴う
小松川運動公園の一部が
工事期間中に利用できないことについてのご説明ですが、これはいつからこの
小松川運動公園の利用できない部分の利用再開ができるのかというのを、すみません、聞き漏らしているのだと思いますが、ちょっと確認させてください。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 この工事に伴う構造物の撤去工事がございまして、令和2年、昨年の11月から公園の利用は中止させていただいています。それで、今回
地盤改良が6月末までに終わる予定になっております。それ以後、公園の施設の復旧、グラウンドの復旧を行いまして、10月から使えるように今現在調整をしているところでございます。
◆
滝沢泰子 委員 じゃあ、この公園施設
復旧工事が終わった令和3年10月からは、復旧ができるということですね。それでじゃあ、それ以降の第2期工事というのは、利用は通常どおりできつつ、工事を行われるという理解でよろしいですかね。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 第2工事はこの写真の上流側こちら側になりますので、ここもまた一部グラウンド、ここはもう終わりますけどこの先になりますので、ここに関してはまたグラウンドの使用に関しては調整をさせていただいてということになります。
◆
滝沢泰子 委員 そうしますと、第2期の構造物撤去が令和3年11月から、さらには
地盤改良工事が令和3年12月から令和4年2月の終わりまで。それに伴う公園施設復旧というのがこの令和3年3月から令和4年5月の終わりまでということで、じゃあその第2期工事の部分は利用ができないというのが令和3年11月から令和4年5月までは、また上流部分が利用できなくなるということで、またそれは別途地元へのご説明というのもされているのでしょうか。あるいは具体的に今後ということでしたらどういうそのご説明については見通しか教えてください。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 この工程表で全体の工程をご説明しております。ただ具体にいつからという話は、その近くというか利用の申込みの関係もありますので、そこに支障しないようにご説明する予定にしております。おおむねの全体のスケジュールはもうお話をしてございます。
◆
滝沢泰子 委員 分かりました。既にこういうふうな形で予定があるということであれば、いろいろと活動を定期的にやってらっしゃるとか行事ごと等で使う場所であったりするような場合は、前もって知りたいという方々も多いと思うので、説明は早めにぜひお願いします。これは、要望です。
それからすみません、バスの停留所の
安全性確保対策についてもお聞きしたいんですが、改めてこの横浜市で平成30年の8月に亡くなられた小学校5年生の女児の方のご冥福をお祈りをします。
江戸川区内では人身事故があった場所はないということでこの11か所の
安全確保対策をするバス停数ということで公表いただいているんですが、この例えば、ご説明いただいたようなその
バス停留所の安全対策例の中で注意喚起表示や車内アナウンスの実施、乗務員への指導強化等(一部実施済み)ということなんですが、人身事故が起きたというこのA、B、CランクでいうAランクのバス停がないからか、その安全対策実施状況がこの挙げていただいた11か所がいずれも安全対策検討中というようなことか、あと1か所、令和2年度内に移設予定ということになっているんですけど、この辺の注意喚起表示とかは急いでやっておいたほうがいいのかどうなのか、ちょっとこれも聞き漏らしがあったらすみませんが、区の考え方を教えてください。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 まず、お話ししましたとおり、このバス停を動かせるのか動かせないのか、物理的な条件ですね。そういったところから入っていきまして、それが動かせない、あるいは近隣の方との関係もございますので、そうした場合に今度はハード路面標示、そういったもので対応できるのか。それもいろいろな条件があって難しいということであれば、看板や案内、それから車内アナウンスそういったもので注意喚起をしていくということで2段構え、3段構えで行っていこうということでございます。
◆
滝沢泰子 委員 総合的にどういう手段が取っていけるのかを順次検討しつつ対応するということかなというふうに理解しましたが、幸いにしてその人身事故の発生がこれまでにないということですが、やはり、近隣の方々は交差点に車体がかかるバス停だとかそういうことは認識されてそれぞれ気をつけていらっしゃるからこそ人身事故がなかったのかもしれないですけれども、横浜で亡くなった方が気をつけてなかったとかそういうことでもないと思うので、こういった危険性に気がついたからには何かしら路面標示とかそういうことだとお金もかかってしまうので、総合的な優先順位をつけつつということかもしれないんですけれども、何かしらのその掲示のバス停とかにもしていただくとか、何かしらで注意喚起というのは危険箇所を発見した以上は区としてやっていただきたいなという。注意喚起をしつつ、総合対策ということを協議していっていただくといいんじゃないかなということで、これは提案と言いますか要望で、一言申し上げます。
それからその目的は安全対策、特に
バス停留所の交通安全の利用の対策ということだと思いますけれども、様々例えばバリアフリーであるとか、日陰をつくってほしいとか、私はその座るベンチのフラット化ということをお願いしたりしましたが、これまでにいろいろなバスの使い方やバス停の使い方で区民や議会の皆さんから出てきているような要望も踏まえて、総合的によりよいものになれていくような視点を持って取り組んでいただきたいということでお願いします。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 今までもこういった検討の対策はやってきております。その上でさらにスクリーニングをかけると、さらに改善する箇所があるんじゃないのというのが11か所であって、今まで我々やバス事業者が何もしてなかったということでございませんので、そこはちょっとご理解いただきたいと思います。
◆
滝沢泰子 委員 じゃあ、例えば、その新たな安全対策ということでは検討中だけれども、何かしらの利用者さんやその通行する車両等で通行する方々へ、あるいは乗務員さん、バスの乗務員さんへの何かしらの注意喚起的なことは既にこれらのピックアップしていただいたバス停ではもう既に行われているものもあるというようなことですか、そうしますと。
◎
田中正淳 土木部参事〔
計画調整課長事務取扱〕 バスの全体において、それは例えば3番目の注意喚起、車内アナウンスというのはそういう路線のところですね、そういったところに関しては、バス事業者さんにお願いをしてやっていただいております。
◆
滝沢泰子 委員 分かりました。では、ちょっとバス停付近に区として区道ですので何かしら掲示するかどうかというところは、ぜひその点なども積極的にちょっと考えていっていただけるとやはりよいのではないかなというふうには思いました。ご説明ありがとうございます。
○
太田公弘 委員長 他にございますか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 なければ、以上で
執行部報告を終わります。
次に、その他について何かございますか。よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
太田公弘 委員長 それでは、今後の委員会ですが、3月は第1回定例会会期中になりますが、区道の認定等に係る議案審査が
建設委員会に付託された場合は11日、3月11日(木)、午前10時からを、また、
陳情審査並びに
所管事務調査については、12日(金)、午前10時からを、また、4月は13日(火)、午前10時からをそれぞれ予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で、本日の
建設委員会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
(午前10時47分 閉会)...