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令和 3年決算特別委員会−10月07日-03号

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  1. 足立区議会 2021-10-07
    令和 3年決算特別委員会−10月07日-03号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年決算特別委員会−10月07日-03号令和 3年決算特別委員会       午前10時00分開会 ○鹿浜昭 委員長  これより決算特別委員会を開会いたします。  第80号議案の一般会計歳出第4款産業経済費、歳出第6款土木費から歳出第10款予備費、並びに第81号議案、第82号議案、第83号議案の各特別会計歳入歳出全部について質疑を行います。  本日から審査区分が変わりますので、よろしくお願いいたします。  最初に、共産党から質疑があります。はたの委員。 ◆はたの昭彦 委員  おはようございます。共産党のはたの昭彦です。最初の20分間質問させていただきます。  ちょっと声がかれておりまして、聞きづらいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。  私は、まず初めに、今年8月3日に起きました北三谷小学校における外壁改修工事での転落死亡事故についてお聞きします。  御存じのように、建設現場というのは労働災害が起こりやすい職場で、国の年間の労働災害発生現場状況を見ると、毎回トップが建設現場ということで、そのためにも安全対策は第一にしていかなければならない、おろそかにしてはいけないということになります。  今回の死亡事故は、労働災害の中でも最も重大な事故ということになります。二度とこのようなことがないように、原因の究明と再発防止策の徹底が区としても必要と思いますが、いかがでしょうか。 ◎東部地区建設課長 北三谷小学校の転落事故につきましては、委員の皆様に大変御心配をかけまして、申し訳ございませんでした。  再発防止につきましては、私ども定例時にパトロールを行い、再発防止に努めていきたいと、このように考えてございます。  原因につきましては、足場の作成時に……。 ◆はたの昭彦 委員  そこまでまだ聞いておりませんので、すみません。  事故の概要については、プレスリリース前に参考情報ということで私たちに配られましたけれども、2階の窓のシーリング施工時において足場から転落をしたということで、それが死亡につながってしまったということなんですが、私も長年建設現場で働いていたものですから、足場については、普通、両側に筋交いというのが入っていて、その足場から手を出して作業をするものですから、転落が発生するということはなかなかあり得ないです。  確かに、今回の事故は、作業員が安全帯を使用していなかったということも事故の要因の1つですけれども、考えられる原因の1つとして、既存の建物と足場が通常より離れていたと。作業をするに当たって、壁に体が届かないので足場から体を乗り出して作業をしていたんじゃないかということが考えられるんですけれども、この北三谷小学校外壁改修工事において、この転落した場所、既存の建物と足場の間隔はどの程度あったのでしょうか。 ◎東部地区建設課長 足場と外壁の差は60cmほどございました。 ◆はたの昭彦 委員  通常、建設現場において既存の建物と足場の間隔というのは、大体通常30cm程度なので、倍の間隔がここの場所では空いていたということになります。
     その場合、普通は、別の足場材でその空間を塞ぐとか、また、あるいは落下防止のネットを張るなどの転落防止策が必要だと思うんですけれども、この場合にはそのような措置が行われていなかったということなのでしょうか。 ◎東部地区建設課長 はたの委員おっしゃいますように、転落時にはそういった施工がされていなかったということを確認してございまして、労働基準監督署の指導からそれを是正してございます。 ◆はたの昭彦 委員  労働基準監督署から指摘を受け、是正をされたということなんですが、危険を認識して事前にそのような是正が行われていれば、このような痛ましい事故はもしかしたら防げたかもしれないという事故だと思います。  事業者による安全管理体制というのも必要なんですが、事業者によるこういった足場ですとか現場内の安全対策については、どのようなことが行われていたのでしょうか。 ◎東部地区建設課長 朝の朝礼等でその辺の危険な箇所だとか、そういった部分がないか、その辺の確認をして現場を確認はしてございましたけれども、60cm開いていた部分があったというところは見逃していたようなことになってございます。 ◆はたの昭彦 委員  朝のミーティング等で現場の安全確認を事業者によって行われていたけれども、ここの場合の60cmの隙間については安全ということを見逃したということなんですけれども、もし、普通、監督が毎日現場の中を見て安全確認をするんですけれども、当然それだけの開口部があれば危険だということを認識しなければ事業者として問題だと思うんです。  この場合、事業者としての安全意識、これが欠落していたんじゃないかと思うのですけれども、それについて区はどのようにお考えでしょうか。 ◎施設営繕部長 今、東部地区建設課長が申し上げたとおり、工事に入る前には必ず安全計画あるいは仮設計画というのが現場の監督員からうちの方に提出されます。やはり図面上ではなくて、毎日、日々の確認をきちんと我々も今後は確認をしてまいりますので、今回の件は非常に重要なことであると私ども認識しております。  したがいまして、今後、きちんと現場の対応を確認して、施工者、それから区側と安全対策について取り組んでいきたいと、かように思っているところでございます。申し訳ございませんでした。 ◆はたの昭彦 委員  今後は、今、区の方でも安全対策を指導していくというお話だったんですけれども、今までは当然、区として、現場内のパトロールですとか、そういった現場の巡視による安全確認はどの程度やられていたのでしょうか。 ◎施設営繕部長 大きい現場ですと、週に1回、あるいは2週間に1回、現場での打合せ、定例的な会議というのがございます。そこで、安全計画というのはどうなっていますかというのは必ず聞くように現場の担当には話をして、過去もそういった対応をしてきております。  今後は、きちんとそこら辺を我々管理監督者が、またさらに安全には安全をということで注意喚起をしていきたいと思っております。 ◆はたの昭彦 委員  繰り返し、しつこいようで申し訳ないですけれども、今後はやっていくというお話ですが、現場との打合せのときに安全指導をしていた、確認をしていたということなんですけれども、区として実際にそうやって現場内のパトロールですとか、足場の上に登ってここは危険ですよとか、そういう指導というのはこれまでしてきたのでしょうか。 ◎施設営繕部長 足場をセッティングする、あるいは仮囲いを付けるときも、規定の寸法、あるいは地盤にきちんと単管が刺さっているかですとか、その工種、工種ごとに必ず現場の監督員は確認をしております。  ただ、今回、非常に規模も大きい、足場が、かなり既存の校舎も屈折しているところがありまして、非常に見落としてしまったところは本当に申し訳ないですが、今までも、折を見て現場の方で確認をする、あるいは検査員が中間検査のときに外壁等の補修のときには見ますので、検査員、それから我々施行者等、今までも見てきたというところでございます。申し訳ございません。 ◆はたの昭彦 委員  現場が大きいからということで言いましたけれども、そんなことは理由にならないんですね。  昔、建設現場の職人というのは、事故と弁当は手前持ちなどと言われていた時代もありますけれども、今はそんなことはなくて、やはり管理者が安全を最優先させる、多少工期が遅れても安全を最優先させるということが、現場の事業者にも求められているし、発注者にも求められていく。今後は、二度とこのような事故を起こしちゃいけないと思っています。  区は、この事故以降にも学校現場において事故が続いているということで、工事受注者に対し、9月7日付で工事現場の安全管理の徹底についてという文書を出されました。安全管理の徹底と労働災害の防止の徹底を依頼するという文言ですけれども、区は、今後、全ての現場の一斉点検を実施して安全の確認を全ての現場でやるべきと思いますが、いかがですか。 ◎中部地区建設課長 はたの委員御指摘のとおり、安全管理は重要なことだと認識しております。  今後、全工事箇所を点検等入っていきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  さらに、今回の事故については、私、会派の幹事長ということで、プレスリリースの前に事故が起きたという連絡は受けましたけれども、区議会に対する報告というのはいまだにありません。死亡事故の発生という重大な事故の案件にもかかわらず、こういった報告が遅れるというのはいかがかと思うんです。  正に、いまだに報告がないのは議会軽視じゃないかと思いますけれども、その辺の見解はどうでしょうか。 ◎施設営繕部長 委員の皆様方に、電話とか当日御案内をさせていただいて、今回ちょっと遅くなって申し訳ないのですが、文教委員会の情報連絡でその辺の一連の事故の方はさせていただきたいと思います。誠に申し訳ございませんでした。 ◆はたの昭彦 委員  是非、全庁一丸となって、このような悲惨な事故が二度と起こらないように、私たちも含めて一緒に頑張ってつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、介護保険特別会計についてお聞きをしたいと思います。  令和2年度はコロナ禍の1年で、マスクや消毒液の購入、あるいは物価の上昇で生活もじわじわ圧迫をされ、多くの方が介護保険の保険料減免をしました。  そのような中で、次期介護保険料値上げが議論されていたのが令和2年度なわけですけれども、初日も申し上げたように、予算はお金の使い方の方針、決算はお金の使い方の結果ということなので、当初予算と比較して決算の特徴を1つずつ明らかにしたいなと思います。  まず、歳出についてですけれども、歳出のうち、国への返還金や一般会計の繰り出しなど、いわゆる余った部分の精算金である諸支出金は、当初予算では350万円余だったんですけれども、決算では幾らになったでしょうか。 ◎介護保険課長 令和2年度に前年度、令和元年度の精算となります諸支出金でございますが、こちら国や都、区に返還した額は約7億8,000万円余となっております。 ◆はたの昭彦 委員  予算に比べて大幅に増えた、いわゆる想定より国や一般会計に返す額が大幅に増えたということになります。  給付総額についてですけれども、給付総額は当初605億円余と予算で見ていましたけれども、決算ではこちらはどうなったでしょうか。 ◎介護保険課長 令和2年度の介護サービスを受ける方の給付費総額ですが、決算額として548億円余となっております。 ◆はたの昭彦 委員  こちらは当初予算に比べると57億円の差異、いわゆる給付が予想よりも大幅に少なくて済んだ、コロナの影響も一部あるかもしれませんけれども、給付が予想より大幅に減ったということになります。  令和2年度は、第7期の介護保険計画の最終年度に当たります。介護保険は3年を1つの期として3年間は保険料が変わらないわけですけれども、そういう中で高齢者が増えている、そういうときには、年を追うごとに給付が増える、年を追うごとに給付の見込みが増えるので、それを見越して保険料を設定するため、1年目は決算としては比較的お金が余りやすく、2年目は大体収支がとんとんになり、3年目は不足するので、1年目で余った分を補填して理論上収支を合わせていくというのが介護保険の在り方なわけです。  つまり3年目の令和2年度というのは、通常ですと、準備基金に回す金額というか、要は余るお金はほとんど発生しないはずなんですけれども、令和2年度決算での基金積立金に約11億8,000万円積み立てたと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 令和2年度最終的に基金に積み立てたものに関しては、この前の9月補正に関しましては11億1,000万円余となっております。 ◆はたの昭彦 委員  それは決算剰余金の中から次年度に積み立てた積立金です。令和2年度内で積み立てた積立金は幾らですかと。 ◎介護保険課長 はたの委員おっしゃるとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  給付が減ったことを考慮しても、3年目の1年間で給付準備基金に11億8,000万円を繰り入れたということは、いかにこの第7期の保険料が高かったかということの現れではないかと思います。  第8期の介護保険料改定に当たっては、給付準備基金から40億円を投入したということで、保険料の値上げは180円に抑えられたとしておりました。  このときの質疑で、値上げを抑えるにはどれくらいのお金が必要なのかとお聞きしたところ、3年間で約11億円、1年では約3億5,000万円程度とお答えになりましたけれども、間違いありませんか。 ◎介護保険課長 その御質問については、その当時、単純に高齢者の人数約17万人掛ける値上げ分180円、その12か月分の3年間という、その他の事情、状況を考慮せずに単純に計算したものの場合には11億円ということでお答えはしております。 ◆はたの昭彦 委員  いろいろ言い訳がましいですけれども、3年間で11億円、1年間で3億5,000万円という答弁をしたことは間違いないわけです。  第8期が今始まって、まだ半年余りですけれども、先ほど介護保険課長お答えしたように、補正予算に計上した決算剰余金は既に11億円に上っています。既に財政上は、今回の値上げ分の費用を捻出できてしまっていることになります。  我が党は、中間報告のときに、コロナの影響からもっと給付減が続くとして、給付見積りが多過ぎる、保険料はもっと下げられると指摘をしてきましたが、そのことの現れであり、本来ならば値上げは避けられたということではないかと思います。  次に、歳入についての特徴ですけれども、繰越金は科目存置で当初2,000円だったのが、17億5,000万円余となっております。  このことから、令和2年度決算は保険料が高いままで給付は57億円減り、17億5,000万円を繰り越した結果、決算剰余金、実質収支は17億7,000万円余になると思いますが、いかがですか。 ◎介護保険課長 はたの委員おっしゃるとおりでございます。 ◆はたの昭彦 委員  さらに、令和2年度の決算の給付準備基金に、先ほど言った11億8,000万円とは別に、決算剰余金17億7,000万円のうち、保険料分に相当する11億円余りを今定例会の補正予算で令和3年度の準備基金にさらに積み立てた、先ほど介護保険課長お答えありましたけれども、そういうことでよろしいですよね。 ◎介護保険課長 はたの委員御指摘のように、この前の9月補正のときに11億1,000万円積立基金に積み立てております。 ◆はたの昭彦 委員  結局、令和2年度は区民には23区で一番高い保険料を払っていただく中で、介護保険特別会計は積立基金に11億8,000万円積み立てて、さらに剰余金として11億円を第8期の積立てに回せるほどお金があったというふうなことではないかと思います。  さらに、先日の総務委員会に出されていた第8期の補正予算でも重大な問題が明らかになりました。  令和3年度予算は、歳入部分の保険料収入を第8期なのに第7期の基準額6,580円で見ていた。歳出の部分は、最も高い中間報告段階給付見積りで出していることが明らかになりましたけれども、歳入と歳出が違う時間軸で予算をつくること自体、会計上不適切だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 今回の令和3年度予算の算定に当たりましては、はたの委員の御指摘のとおりの流れで作成をしております。これは過去の事例にのっとってやったものではございますけれども、今後、そういった歳入歳出の算定の際に、中間報告のときと旧保険料での計算とちぐはぐになっているところに関しては、今後改めさせていただきたいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  第8期は、さらに予算は値上げ前の保険料収入で賄えており、値上げは必要ない予算計上になっております。ここからも、第8期については値上げが必要なかったと思いますけれども、それについてはいかがですか。 ◎介護保険課長 介護保険料につきましては、今後3年間での保険給付の見込みにのっとって保険料を算定しております。  現時点では、はたの委員おっしゃるように、金額に余剰が出たというのは間違いないところではございますけれども、今後、また高齢者の伸びですとか、介護サービスを利用する方、今現在はコロナの影響でなかなか給付が伸びていない状況もありますけれども、今後まだまだ介護サービスは増えていくものと見込まれておりますので、値上げをしなくてもよいというものではございません。 ○鹿浜昭 委員長  時間です。 ◆はたの昭彦 委員  保険料を値上げせずにできる当初予算だということは明らかです。にもかかわらず、高い保険料を続ける姿勢は改めるべきだと指摘をして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  次に、自民党から質疑があります。工藤委員。 ◆工藤哲也 委員  皆さん、改めましておはようございます。自民党の工藤でございます。この時間は、私と渡辺委員、2人で対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず初めに、私の方からは、経済回復の観点から、ワクチンパスポートについて伺いたいと思います。  一般的に言われているワクチンパスポートですが、これはワクチン接種証明PCR検査の陰性証明に当たるものなんですけれども、正式な名称で言うと、ワクチン・検査パッケージと言うようですが、新型コロナウイルスワクチン接種担当部長、これは間違いないでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 接種の証明と陽性検査とを合わせて、国の方はワクチン・検査パッケージというような表現をしているところでございます。 ◆工藤哲也 委員  何となくワクチンパスポートと言った方が分かりやすいのかなというふうに思うのですが、分かりました。  国は、今後の経済回復、またワクチン接種の促進の目的で、ワクチン・検査パッケージを活用する方針を打ち出しておりますが、飲食店での具体的な実証実験では、入店時に新型コロナワクチン2回接種済みの証明、それからPCR検査の陰性証明の提示を求め、証明の有無によって利用エリアを分けることや、証明書を持参した人には飲食代を割引したり、またクーポンを付与することなどを検討しているようでございます。また、国内外でもワクチン・検査パッケージの活用に対する支持が非常に高まっている状況なんですけれども、そこで幾つか伺いたいと思います。  先日の決算特別委員会の中で、私の方から、20代、30代の若年者へのワクチン接種率向上に向けた取組について要望させていただきましたけれども、ワクチン・検査パッケージのスマホによる証明などの国内活用が進んでいけば、おのずとこの若年層のワクチン接種率も上がるのではないかというふうに思っているのですが、この点についてはいかがでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 接種をためらっている若い方たちが何かメリットが見いだせれば、接種しようかという思いに変わるかなということで、接種率もそれに応じて上がっていくのではないかというふうには考えております。 ◆工藤哲也 委員  私も同感でございまして、若年層への効果は一定程度見込めるのではないかというふうに思っております。  一方、政府は、実証実験をするものの、差別問題を生むことを警戒して、ワクチン接種証明の国内利用に大変慎重な姿勢を示している部分もございます。  言うまでもなく、接種は任意であることが基本でございますから、そこの部分は丁寧な対応が望まれると考えておりますが、区としては、このワクチン・検査パッケージのデメリットについてはどのように考えているのかお聞かせください。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今、工藤委員の御発言のとおり、ワクチン接種をしていない、あるいは陰性、陽性、検査をしていないということで差別につながるということが、一番大きく危惧されるところでございます。  こういった検査パッケージ等を活用する場合には、様々十分に配慮して進めるべき、そういった配慮が必要かなというふうに思っております。 ◆工藤哲也 委員  あくまでも接種は、先ほども申し上げましたけれども任意でございますから、そこは本当に丁寧に、不公平がないような取組が必要かというふうに思っております。  また、ワクチン接種の進展とともに、ワクチン接種証明の国内利用も民間主導で徐々に広がりを見せております。例えば飲食店では、ワクチン接種者に割引を提供し、店員がワクチン接種をしたことを名札で示すような動きが広がってきております。  また、野球ですとかサッカーの観戦で、ワクチン接種証明を入場の条件にする動きも出てまいりました。  国の指針がしっかりと決まらない状況のため、現段階では、行政主導でワクチン・検査パッケージを活用しての事業を進めるというのはなかなかハードルが高いのではないかと考えておりますけれども、区内にある飲食店や商店街振興組合連合会などが主導でワクチン・検査パッケージの事業を進める場合は、これはやはり行政としてしっかりと支援をするべきというふうに考えているんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎産業政策課長 先ほど新型コロナウイルスワクチン接種担当部長が答弁しましたように、差別につながらないように十分に配慮をしないとならないというふうに考えてございます。  ちょうどこの10月4日に東京都が、若手18歳から39歳のワクチン接種を促進するため、LINEを活用してクーポンやポイントを付与する事業を10月末めどに開始すると発表したところでございます。  ただ、詳細は不明なところがございますが、このような取組の際に区内の商店街に情報提供をするというところから始め、丁寧に対応してまいりたいと考えてございます。 ◆工藤哲也 委員  ありがとうございます。既に東京都では、10月末をめどに取組を進める方向性とのことで、まだ今の御発言のとおり詳細は分からないようでございますが、若年層への接種の促進とともに、経済の活性化も同時に望めるのではないかと思いますので、是非、今後も東京都での実施状況を研究した上で、区内での取組につなげていただけたらと思っていますので、よろしくお願いいたします。  また、政府は、ワクチン接種証明を12月から電子化する方針を固めております。つまりスマートフォンの専用アプリでQRコードを表示し、接種の情報を読み取れるような仕組みになるわけでございますが、足立区内で考えてみますと、例えばワクチン・検査パッケージをスマホで提示しても、区内の飲食店などではこういった電子化に対応できないようなお店も多いのが実情ではないかと思っているんですけれども、区内の現状についてはどうなのか、お聞かせいただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎産業政策課長 ちょうど現在、足立区商店街振興連合組合会におきまして、QRコード決済を含むキャッシュレス決済の導入状況につきましてアンケート調査を行っているところでございます。  なお、現在実施しておりますあだち30買い物券のデジタル商品券の登録店は、足立区商店街振興連合組合会加盟店以外も含めまして、9月10日現在で1,011店の登録がございます。  この状況を勘案いたしますと、一定数の店舗でデジタル対応はできる状況かとは思いますが、御高齢の方が経営している店舗でデジタルに抵抗がある傾向があるのも事実の状況でございます。 ◆工藤哲也 委員  今お話があったように、あだち30買い物券でのデジタル対応店舗が区内では1,011店舗あるということで、電子化については一定程度の対応は望めるのではないかと思いますけれども、やはり高齢の方々のネット弱者というか、そういった方々への対応というのが必要になるのではないかと思っております。  さらに言うならば、今後、国からの様々な要請というものはほとんどデジタル化での対応が求められてくるのではないかと思います。高齢者を対象とした簡単なスマホ操作、それからインターネットの利用についての勉強会、講座ですとか、こういったものを区として積極的に開催することも必要かと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎産業政策課長 産業経済部といたしましても、12月以降に高齢者等のスマホ操作に慣れない方々を対象にした講座を各地域で開催して、そういった消費者の育成に取り組んでまいりたいと考えております。  さらに、次回のデジタル商品券の実施というところでは、各店舗の方に出向いて、デジタル操作を説明する機会などを設けて、利用者と店舗経営者、両方のデジタル支援を行ってまいりたいと考えてございます。 ◆工藤哲也 委員  是非、丁寧な対応を進めていただきたいと思います。  また、こういった準備をしっかりと進めておけば、ワクチンパスポート、いわゆるワクチン・検査パッケージを足立区で進める際には、スマホなどを使っての飲食店での対応がスムーズにできるんじゃないかと思います。  差別につながりかねないデメリットもあるということでございますけれども、国の実証実験が済み、都や自治体での取組が求められることも想定して、今からできる準備があれば検討して進めていただきたいと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎産業政策課長 工藤委員御指摘のように、ワクチン・検査パッケージにつきましては、差別につながりかねない、デメリットもございます。国や都の動向を注視して、できる準備として、例えば事業者や区民の意向調査、そういったところから進めてまいりたいと考えてございます。 ◆工藤哲也 委員  国では、GoToトラベルの新たな施策に取り入れるような考え方もあるようでございますけれども、コロナ収束後の区内の経済回復にもつながる重要な施策になるかもしれませんので、是非、今後も前向きな準備と検討をお願いしたいというふうに思います。  次に、お話が変わります。花畑周辺地域におけるバスの試験運行について伺いたいと思います。  まず、先週の10月1日金曜日からバスの試験運行が開始されたと思いますけれども、利用状況ですとか現状について、まず伺いたいと思います。いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 10月1日の初日は、台風のあいにくの天気の中ではあったんですが、それでもうちの職員調査に入りまして、乗った便では、少ないところでも3人、4人の方は乗っていただいたような状況がございます。  また、その週末のところでも少し調査をさせていただいたのですけれども、それなりに御乗車いただいていたのですけれども、全体としては、やはり夜間とかでは少し乗っていない便もあるような状況でございます。 ◆工藤哲也 委員  今お話があったように、初日は台風で大変な状況だったと思うんですけれども、こういった調査については、職員の方で直営で対応されていらっしゃるのですか。 ◎交通対策課長 現在のところは、区の職員が何回か出向きながら調査をしているところでございます。
     また、東武バスの運転手の方でも、乗っていただいたカウントはしていただいています。 ◆工藤哲也 委員  分かりました。このバスの試験運行ですが、より多くの方々に御利用いただけるような取組を区としても是非進めていただきたいと思いますけれども、地域住民の皆様にはどのような広報を現在しているのか、紙媒体はもちろんでありますけれども、SNSを活用した取組を進めることも重要かと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 工藤委員御指摘のとおりだと思います。区の方でも、ホームページですとか、FacebookやTwitter等も使わせていただいて、告知をさせていただきました。  また、今回、LINEの方でも同じようにやらせていただいたところでもございます。 ◆工藤哲也 委員  是非、今後もあらゆる手段を使って効果的な周知を図っていただきたいと思います。  また、周知率向上のための対応も必要かと思います。車内広告ですとか、車体ラッピングについては、東武バスとの契約の中でどのように今進んでいるのか、進捗状況についても併せて伺いたいのですが、いかがですか。 ◎交通対策課長 この点につきましては、私どもちょっと準備が遅れておりまして、大変申し訳ございませんでした。要綱を準備しまして、東武バスと覚書を交わしたところでございます。  今後、東武バスの方で受付はしてもらうことになるんですけれども、区の方でもPR等をしていきたいというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  少し準備が遅れているというお話を伺っておりました。こういった広告の収益も非常に大切な部分になろうかと思います。是非この部分については、これからも東武バスとの連携を図りながら進めていただきたいと、このように思います。  次に、バス停の整備について伺いたいと思います。  交通網・都市基盤整備調査特別委員会の中で私の方から、全部で17か所あるバス停については、シルバーパスを利用するような高齢者が多い状況が想定されるので、各バス停に対してベンチの設置を社会実験に合わせて早期的に整備するべきだと何度か要望させていただいておりましたけれども、区としては、本格運行に移行する際に利用状況を検証した上で必要な場所に設置するとの回答でございました。このことについては、やはり改善の余地があるのではないかというふうに思っているんですけれども、この点について、再度答弁いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 工藤委員より御要望、御指摘いただいておりました。私どもの方でも、再度検討させていただきまして、やはりこうした高齢者の方が利用いただくような、不便を解消していただくようなエリアでもございますので、まず設置できるところから、社会実験中ではありますけれども、順次そうした整備を進めていきたいというふうに今考えているところでございます。 ◆工藤哲也 委員  ベンチの設置については、今、御答弁あったように実施していただけるというようなことで、前向きな答弁をいただきまして本当にありがとうございます。  正に交通対策課長のおっしゃるとおりで、この事業は高齢者の交通不便を解消するということが第一の目的だと思っていますので、バス停でお待ちになる高齢者の方々への御配慮、本当に大切かと思いますので、是非こちらについては進めていただきたいと思います。  ちなみに、このベンチの設置については、いつぐらいに整備する予定なのか、スケジュールについて教えていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 もう走り始めておりますので、区の職員の方で現地の調査等を再度やらせていただいて、歩道の幅等の条件がございますので、そうしたところで設置できないところもあるんですけれども、利用状況も勘案しながら、準備を進めて早急にやらせていただきたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  是非進めていただきたいと思います。  また、今回の社会実験は、最大2年間の試験運行を実施し、収支率などが一定の基準を上回ると本格運行に移行するという考え方かと思います。  収支率の向上、そして本格運行達成のために、区としてはどういった取組を進めていこうと考えていらっしゃるのか、今後の目標について伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 先ほども少しお話させていただきましたけれども、やはり早い段階から利用の状況を把握していくことが必要かというふうに考えております。早め早めにそうした状況を見極めて、どういう対策を取っていけばいいかということを考えていきたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  是非そういったスタンスで、しっかりと進めていただきたいと思います。  また、今回のバスルートの沿線にはたくさんの魅力的な施設などがあると思いますけれども、是非そういった施設をPRすることで、バス利用につなげることなどにも取り組んでいただきたいと思うのですけれども、この点については、課長いかがですか。 ◎交通対策課長 工藤委員おっしゃるとおりで、ビオトープの公園ですとか大鷲神社、あるいは桜花亭等々、たくさんのそうしたスポットがございます。新型コロナの状況もございますけれども、そうした状況を十分注視しながら、季節行事だったりとか、そのほかにも催し物の紹介ですとか、そうしたことを施設とタイアップ、もしできれば、そういったことも考えながら進めていければというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  そうですよね。そういったまちの魅力を十分にPRして、バス利用につながる取組をこれからも進めていただきたいと思います。  続きまして、ながらスマホについて伺いたいと思います。  昨年7月、我が党より提案させていただいた、足立区ながらスマホの防止に関する条例については、昨年暮れにかけては、多数の駅前においての周知キャンペーン等が実施されておりましたけれども、その後の広報ですとか取組状況についてはいかがでしょうか。 ◎交通対策課長 こちらにつきましては、当初、周知等足りなくて大変御迷惑をかけたところでございます。  その後は、議会の皆様に御協力をいただきまして、キャンペーン等実施することができ、ありがとうございました。  私どもの方でも、その後、電柱への看板の設置ですとか、あと路線バスの車内放送等も利用させていただいて広報を進めているところでございます。 ◆工藤哲也 委員  千住地区で電柱を活用した注意喚起の看板設置を行って、今年度もそのほかの地区へ設置をしていくというようなお話を伺っておりましたけれども、取組状況については現在のところどうなのか、現状をお聞かせいただきたいのですけれども、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 こちらにつきましては、昨年、千住地区で50か所ということで設置させていただきました。  今年度につきましても、千住と、それから綾瀬地区を合わせて約100か所ということで考えております。  また、花畑の文教大学が開設されまして、学生の通学経路の関係で、そうしたところにも何か所か設置したいというふうに考えております。今、準備を進めております。 ◆工藤哲也 委員  電柱を活用した、ながらスマホ禁止の注意看板については、私は昨年の代表質問でも取り上げさせていただいたのですけれども、主要駅のみならず、先ほどお話のあった文教大学というか、若い学生たちが通学で通るような道ですとか、そういったところも含めて設置を、またこれからも検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  また、啓発という点では、この春も、私も自民党も一緒にやらせていただきましたけれども、駅前などでのキャンペーン、ああいったものも重要なのかなというふうに思っております。  我々としても、執行機関の皆さんと区民の方々へ一緒に周知活動ができることは、非常に有意義であると感じているところでございます。  今回、先月の9月は、緊急事態宣言と台風で、10月にも入っていますね、先週の台風のときにもできなくて、4回中2回が中止になりました。中止になった部分を少しでも補うような対応も考えた方がいいのかなと思うのですが、この点についてはどうですか。 ◎交通対策課長 確かに半分中止ということになってしまいましたので、少し先になるかもしれないですけれども、どこか代替で日程を調整してやらせていただければと考えております。 ◆工藤哲也 委員  今月は衆議院議員選挙も入ってきますので、私どもはなかなか御一緒できない状況になろうかと思いますけれども、また落ち着いたあたりで、執行機関の皆さんと一緒になって啓発活動ができたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、お話が変わります。千住のエリアデザインの北千住駅東口再開発について伺いたいと思います。  遡りますと、東口のJT社宅跡地は、当初、約1,100世帯のマンションが計画されておりましたが、当時の区長の英断によってその計画を全面的に変更し、東京電機大学東京千住キャンパスが2012年に開学をいたしました。  先に完成した西口の再開発と合わさり、千住地域に及ぼした波及効果は大変大きなものになったのではないかと思っております。  そして、今、東口では、学園通りを挟んだ南北の地区で民間主導による再開発の動きがございますけれども、そこで幾つか伺いたいと思います。  また、ただ太郎議員が代表質問でも触れておりましたけれども、何点か伺いたいと思います。  当初、区は、駅から交通広場までの約50mの区間を区画整理の手法を取り入れた沿道整備型街路事業によって、現在の7mの幅員を12mに広げようとしておりましたけれども、その後この道路の拡幅については、再開発で確保する方向性になったと伺っております。  つまり、これは沿道整備街路事業は採用しないという考え方でよろしいのかどうか。この点について、まず伺いたいと思います。 ◎千住地区まちづくり担当課長 沿道整備街路事業につきましては、都市計画道路と北側、南側のエリアで検討していたところなんですけれども、平成28年南街区、平成29年北街区に再開発準備組合が設立されて、地元の再開発の動きが出てきたということで、沿道整備街路事業は一旦凍結し、準備組合の状況を注視するということにしております。  北街区については、その後、区として再開発事業を支援していく方針となりましたために、道路拡幅の手法としては、沿道整備街路事業を採用する予定はありません。  一方、南街区については、準備組合の状況を注視しているところなんですけれども、道路拡幅等まちづくりをどのような手法で行っていくかは、状況を見ながら検討していきたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  一旦凍結しているという状況なのかなというふうに思います。  東口に西口のミルディスと同じような再開発ビルが建つとなると、様々な課題があるのは当然なんですけれども、北街区の構想を見ると、駅コンコースとの接続やエレベーターやエスカレーターの整備、また水害時の避難場所の確保も含め、東口の発展や安全性の向上などへの貢献は大きいというふうに考えております。  特に駅コンコースとの接続については、本当にこれ実現が可能なのかどうか、鉄道事業者とは事前調整などはしているのかどうか、現状について伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎千住地区まちづくり担当課長 駅コンコースとの接続につきましては、鉄道事業者との調整は準備組合の方で行っております。準備組合の方からは、具体的な検討や調整はこれからですが、鉄道事業者と話をし始めているというふうに聞いております。 ◆工藤哲也 委員  是非今後も、鉄道事業者をはじめ、各関係機関との調整をしっかりと進めていただきたいと思います。  また、昨年の決算特別委員会でも私の方から要望させていただきましたが、これまで我が党が一貫して提案しておりますバンケットでございます。  このバンケットを東口の再開発と併せて実現していただきたいというふうに思っているんですけれども、この点については、市街地整備室長ですか、いかがですか。 ◎市街地整備室長 これまでも数多く、議会、住民の方からバンケットの必要性、お問合せをいただいて、御要望いただいているところは十分認識しているところでございます。  今回、北街区の再開発準備組合には、物理的にそういう施設が入るのか、もし入るようであれば、どのようなスキーム、どのような課題があって、どのように進めていけば実現できるのかを共に研究をしてまいりたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  駅至近で収容人数400名から500名、なかなかハードルも高いのかなというところもあるとは思いますが、区内の様々なエリアデザインが進んでいる中で、チャンスがあるのはこの北千住駅東口の再開発になるのではないかなというふうに大変期待を寄せているところもありますので、是非今後もアンテナを高くして、対応をこれからもしっかりと進めていただきたいと思います。市街地整備室長、もう1回どうですか。 ◎市街地整備室長 区民の念願であるバンケット、区内には大分なくなってしまったところもございますので、そういう部分も含めて積極的に働きかけをさせていただきたいと思います。 ◆工藤哲也 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、今後も東口の再開発は地域の意見をよく聴くとともに、丁寧な説明を十分に行って、千住地域、そして足立区にも有意義な再開発計画となるように、区としても最善の努力をしてもらいたいと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎工藤 副区長  今、市街地整備室長の方が随分前のめりな答弁をしましたけれども、区として、まだ再開発をするという正式決定は現時点でしておりません。ただ、地域の声を聴いて再開発を進めていくという方針は変わりません。  それと、バンケットですけれども、どうしても物すごい金額を投資する必要がありますので、事業計画をしっかりと見て進めていきたいというふうに思っています。 ◆工藤哲也 委員  是非その点については、しっかりと進めていただきたいと思いますし、また、これからも地域の声を大切にしながら丁寧な対応を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、ちょっと時間ありませんけれども、千住大橋のまちづくりについて伺いたいと思います。  千住大橋地区では、令和4年1月、隅田川沿いのE街区で高さ約148m、42階建ての超高層マンションの建設が始まる予定でございます。  隅田川対岸の荒川区側の高層マンションと併せて、隅田川沿いに新たな景色が生まれるとともに、災害時の重要な拠点ともなります。現在でも若いファミリーが多くて活気があって、今後の千住エリアの南の拠点としては発展が大変期待されているところでございます。  今回建設が始まるE街区付近に防災船着場が計画されておりますけれども、これはいつ整備する予定なのか、またE街区の完成に間に合うのかどうかお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企画調整課長 防災船着場に関しましては、令和5年、令和6年の2か年での整備を予定しているところでございます。E街区の完成が令和7年度と聞いておりますので、それまでには防災船着場については、今のところの予定としては間に合うというふうに考えております。 ◆工藤哲也 委員  是非今後も着実に進めていただきたいと思います。  それから、今後、E街区の次には隣のF街区、そして現在、千寿青葉中学校の仮設校舎として借りているG街区へと開発が進んでいくというふうに想定されております。  これらの開発の動きを常に確認しながら、状況変化に応じた息の長いまちづくりを是非、誘導してもらいたいというふうに思っているんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ◎千住地区まちづくり担当課長 今後、F街区、G街区と開発が進んでいくに当たりましては、地権者であるニッピと適時情報交換を行いまして、例えば水害時の垂直避難施設の設置の要望ですとか、状況の変化に応じた開発となるように協議を行いながら、区として引き続きまちづくりを誘導していきたいと考えております。 ◆工藤哲也 委員  是非そういった考え方で進めていただきたいと思います。  最後に、1点伺います。千寿青葉中学校の仮設校舎については、今後どういった方向性になっていくのか、PTAの方々、学校関係者の方々からも、川沿いで景観もよくて、跡地の活用を何とか区でできないのでしょうかという話も地元の方々からいただいています。今後の方向性について、再度伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市街地整備室長 G街区については、ニッピの土地ということの中で、住宅系を基本とした開発を念頭に入れているようでございますが、地域の声がそういうことがあれば、そのような声もお伝えしながら、来るべき開発のときどんな条件を付けていくかというところは今後調整してまいります。 ◆工藤哲也 委員  今後の方向性については、学校関係者の方々ですとか、地域の方々に対してしっかりと丁寧な御説明を進めていただいて、今後もこの千住大橋地域の開発を進めていただきたいと、このように思います。  それでは、以上でバトンタッチをしたいと思います。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  渡辺委員。 ◆渡辺ひであき 委員  自民党の持ち時間のうち、残りの時間を担当させていただきます。よろしくどうぞお願いをいたします。  まず最初に、普通会計決算のあらましの43ページから入りたいというふうに思います。  「治安が良いと感じる区民が史上初の6割超えを達成!清潔で美しいまちづくりへの取り組みを実施!」ということで、様々ここに主要施策、やってきた施策について書いてありますけれども、これは私どもが発議をして、各派幹事長会や議会運営委員会の中でもんでいかなくちゃいけないことなのでしょうけれども、こうしたまちづくり全般について議論をしようとするとなると、今後はまちづくりと災害対策、いろいろ複合的に議論しなくちゃいけないことがあるだろうというふうに思っておりまして、これは工藤幹事長、かねだ政調会長を中心に、各会派の皆さん発言をしながら変えていかなくちゃいけない部分が今後は出ていくんだろうなと感じながら、このページを読んでおりました。  ビューティフル・ウィンドウズ運動が本当にいい効果を生んでいると思います。美しいまちづくりの中で5億4,000万円余が計上されておりますが、この成果について、まずお伺いしたいと思います。 ◎区長 そもそもこのビューティフル・ウィンドウズ運動の原点というのは、治安が悪いことに対する内外の評価が非常に低く、それが足立区全体の評価にもつながっているということで、まずはワーストワンから脱却をしていくということから発しております。おかげさまで、ピーク時に比べると7割から8割減というように、大変ありがたい成果が出ておりますが、とはいっても、いまだに綾瀬、竹の塚等の調査をしてみますと、地元の治安に対して不安を抱えていらっしゃる、特に若い子育て世代の方々はそういった不安を抱えていらっしゃるということが明らかになってきております。  これまで以上にまたさらに認知件数を抑えると同時に、このワーストのイメージに代わる新しいイメージで足立区を上書きしていくこともまた非常に重要なことだと思いますので、そうした新しい情報発信も含めたビューティフル・ウィンドウズ運動へと、さらに展開を広げていくということになるかと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  ありがとうございました。いずれにしても、6割を超えたということは大変すばらしいことで、これからその先をさらに区民の皆さんに実感していただくには、どんな活動が必要なのかなというふうに考えておりました。  私ども、執行部が中心になって、昨年、先ほど工藤幹事長からも質疑がありましたけれども、ながらスマホの禁止条例を提案して、私も二度ほどですけれども、駅の方に行って活動させていただきました。今後はもう少し真面目にやらなくちゃいけないなと思っておりますが、それも含めてですけれども、マナーについて今度は取り組むのはどうかなと思っております。  ながらスマホだけではなくて、例えば電車に乗るとき、私、車を運転しないので電車とバス、タクシーで移動することが多いですけれども、乗り降りだけでも大変マナーが悪くなったなと感じます。通勤されるときに皆さんもいろいろ思うことがあるかというふうに思いますけれども、電車に乗るときに、人が降りなきゃ乗ってくるということがないのに、真ん中に立って、人が降りる前に乗ってくるような経験をされた方もたくさんいて、その1つだけでその日一日不快になるわけですね。それは本当に嫌なことだなというふうに生活をしている中で思います。  したがって、これは子どもの頃から醸成していくことが必要だというふうに思いますが、マナー教育というものを学校教育の中に取り入れていくことがよいかなというふうに、この次の戦略としては思いましたが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございまして、学校では、まず遠足や校外学習に行くときには、周りの人に迷惑をかけないように、正に歩道の歩き方だったり電車の乗り方、そういうところを指導しています。  あわせて、道徳教育におきましても、自分の所作について他人がどう感じるのかとか、自分はどういうふうに集団の中で行動しなくてはいけないのかというのは、発達段階に応じてしっかり指導していきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  ありがとうございます。このことは実はもう少し膨らませてやりたいのですけれども、款が絡んじゃったりするので、今日はこの程度にとどめておきたいというふうに思います。  次に、普通会計決算のあらましの50ページ、51ページで、産業経済のことについて少しお伺いしておきたいと思います。  このコロナ禍、「経済から足立を元気に〜協創で築く、力強い足立の経済〜」と銘打って、昨年、今年と大変だった中小零細企業の皆さんに運転資金を支援されました。緊急経営資金融資のあっせんで11億5,000万円余が計上されております。  件数は5,013件でありますが、今、傾向として、それは現在どんな傾向になっているでしょうか。 ◎企業経営支援課長 令和2年度、爆発的な件数を受付いたしました。今年度に入りましては、月大体150件前後で受付をしているような状況でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  それでも150件ぐらいあるということでございます。  この次に大切なのは、この後、そうした企業がどういう立場にあるのか、どういう現状にあるのかということについて寄り添っていくということが必要なのだというふうに思いますが、そうした活動はされているかどうか、お伺いしたいと思います。 ◎産業政策課長 区内の事業者、規模、そして事業者別にアンケートを取ったところでございます。速報値につきましては、今回の産業環境委員会の方で報告させていただいたところでございますが、今、クロス集計をやっているところでございます。そこのところをつぶさに分析いたしまして、速やかに議会に報告してまいりたいと考えてございます。
    ◆渡辺ひであき 委員  それで将来性だったり、もう少し踏ん張れば乗り越えられるというようなところも多分出てくるだろうと思います。それで、追加で何かという場合、支援策は考えられるのかどうかお伺いしたいと思います。 ◎産業政策課長 渡辺委員御指摘のように、踏ん張ってコロナ禍、さらにその力を蓄えていただいて、後押しするようなところを、そのアンケート結果を踏まえて、議会の皆さんと御相談しながら検討してまいりたいと考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  そうすると、その脇に書いてある、雇用維持を支援、雇用調整助成金活用促進事業でも2,500万円ぐらいのお金が使われておりますけれども、ここも企業の体力を損なわないためには大変重要な施策だというふうに考えております。  ここの部分も、もう少しボリュームを持ってできる可能性があるんじゃないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 昨年度、雇用調整助成金の社会保険労務士を使った際の申請について助成させていただきました。  今年度、9月15日から休業支援金を使った際にも助成させていただくような形で、新しい助成事業を始めさせていただいております。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、51ページに移ります。  新型コロナウイルス感染症から事業者を守り、コロナ禍での経済を回す取組に着手しました。この経済を回すということになれば、緊急事態宣言が明けたこれから、さらに積極的にやっていかなくちゃいけないことなんだろうと思います。  感染予防を支援、小規模事業者経営改善補助金として、新型コロナウイルス感染症対応特別枠6億円余でございます。感染予防や業態転換をした小規模事業者を対象に、1社につき最大20万円の経費を補助、交付件数は3,654件、導入実績として感染予防用品の購入、パーティション設置等、店内・職場内改装費用、業態転換のための配達用電動自転車の購入、テレワークやウェブ会議用パソコンの購入とありますけれども、この導入実績、比率などで見ると、一番多いもの、2番目に多いものは何か教えてください。 ◎企業経営支援課長 比率として一番多いものは感染予防用品、そして2番目に多いのはパソコンの導入でテレワークなど、そういったところでございます。 ◆渡辺ひであき 委員  私は、パーティションなんかが多いんじゃないかなと思っていたので、やはり数字は聞いてみるべきだなと思いました。さらには、過日、空気清浄機を区内施設に導入することになりましたし、こうしたことを続けてやっていただきたい。  ただ、ここで今度問題になるのは、飲食店なんかでも始まりましたけれども、東京都が実際に見にいって認定されていないところ、要は東京都が行き切れていないということになったりするわけでありまして、それで開けられないということでは、さっきも出ましたが、差別というより不公平感ということがあるだろうと思いますけれども、さらには、やっているんだけれども感染症対策をやっていないところがたくさんあると思います。そこに対してどういう指導をしていくか、もしかしたらこうした事業があることを知らないかもしれない、そういうところに対する啓発活動についての考え方をお伺いしたいと思います。 ◎産業政策課長 渡辺委員御指摘のように、やっているけれども知らない、それによって取組が進まないというところは非常に残念なことかと思います。  足立区商店街振興組合連合会の会議であるとか、様々な広報媒体を使って周知を強化してまいりたいと考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  ここで一つ問題があるのは、高齢者の方で、これ以上お店の中をいじることをしたり、そういうことが面倒だよと、それでも来てくれる人がいるからそれでいいんだというような例と、そもそもうちはそんなことにお金をかけたくないんだよと、これは経営者のモラル、こうしたものの場合、後者、モラルが欠如している場合、もしかすると指導する側が肉体的にも精神的にも嫌な思いをする可能性があるわけで、そこの部分は警察との連携を取っておく等々、可能性として担保しておかなくちゃいけないというふうに思いますが、そこの部分はどのように考えておられるでしょうか。 ◎危機管理部長 昨年来、非常に多くの店舗を直接訪れてお願いをしてきております。そうした中で、今、渡辺委員御発言のように、やりたくてもできないところと、そもそもやる気がないところ、感染症対策です。やる気のあるところについては、いろいろ資料をお渡しして、是非お願いしますということでやらせてきていただいておりますが、全く感染症対策をやる気がないところについては、すぐに警視庁にお願いして、全域というわけにはいかないですけれども、何件かについては一緒に行っていただいて、一緒に感染症対策に取り組むように指導していただいているケースもございますので、引き続き取り組んでいきたいと思っております。 ◆渡辺ひであき 委員  これはさっき申し上げたマナーの話とか、そういうことにつながっていくだろうと思いますけれども、まちの空気をさらによくしていくというのは、そういうところが重要だと思いますので、是非、取組についてよろしくお願いをいたします。  足立ブランド認定推進事業について少しお伺いしておきたいと思います。  認定された企業が実際その後どうなのか。メリットがどう出ているのか、それから、売上げが伸びたりしている、もしくは下がっている、こういう例があると思いますが、総体としてお伺いしておきたいと思います。 ◎産業政策課長 ブランド企業の総体としては、確かにブランド認定をされたということで、それを名刺代わりにして商談に使っているというところがございます。  ただ、現在コロナ禍でございますので、全般的に経営に課題があるところは確かでございます。  それにつきましては、今後、オンラインを活用した販路拡大というところは非常に需要を増しておりますので、ブランド認定事業の中でもこういった事業を積極的に進めてまいりたいと考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  もしかするとできるかなと思うのは、具体的に出していいか分かりませんけれども、Amazonで買ったりとかそういうことです。幾らインターネットで買う仕組みが便利になっていっても、必ず変わらないのは物流だというふうに言われています。これドローンを使うようになればまた別ですけれども、今の段階では、物流のことだけは変わらないと。  そのことについて、認定ブランド企業の中でも苦手な方々がいるかもしれない。そこについては、物流に強い会社とのマッチングをすることによって変化が起きるかもしれないということは考えられると思いますので、そうした取組も是非考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業政策課長 御指摘のように、マッチングというものは非常に大事だと考えてございます。先ほども申し上げましたオンライン商談会など、あとは国際展示会であるとか、そういったものを活用しながら積極的にマッチングに取り組んでまいりたいと思います。 ◆渡辺ひであき 委員  次に、教育についてお伺いしておきたいと思います。  普通会計決算のあらましの53ページ、54ページですが、学力向上対策推進事業として、このコロナ禍でありますが、23区全体で足立区のお子さんたちの学力はどのような状況でしょうか。 ◎学力定着推進課長 23区の中での位置付けというのは、データがないのでなかなか申し上げづらいのですけれども、区の学力調査の結果などを見ますと、全国で受けている自治体の中でもその平均値を上回っているような状況でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  数字はすごく正直だというふうに思いますので、これは確実に区の取組が成果を上げている、このあかしだというふうに思います。  それで、令和2年度の成果、教員の授業力向上に取り組み、子どもたちに「分かる授業」を届けるとともに、個に応じた学習機会の提供により、学力の定着につなげました。英語教育の充実に多角的に取り組んできた結果、英語4技能の定着に成果が見られました。今後の展望として、「教員の授業力の向上」と「個に応じた指導」のさらなる充実を目指すとともに、AIドリルの新たな導入など、「ICTの有効活用」を織り交ぜ、児童・生徒の学力の全体的な底上げを図っていきますとあります。  そこの調査分析には5,000万円余が計上されて、足立区学力定着に関する総合調査に4,400万円余が使われておりますが、この内容についてお伺いしたいと思います。 ◎学力定着推進課長 すみません、もう一度確認させていただいてよろしいですか。 ◆渡辺ひであき 委員  足立区学力定着に関する総合調査に対して4,400万円余が使われていますけれども、この内容について。 ◎学力定着推進課長 区の学力調査の問題の作成から集計、分析まで委託している経費でございます。 ◆渡辺ひであき 委員  これをやることによって、次の手がどんなものが必要なのかという分析に当然使われるわけですから、これについては是非頑張って作業していただいて、私たち議会にも報告をしていただけると思いますが、よろしくお願いいたします。  このところで何を申し上げたいかというと、昨年は教員の授業力向上について、例えば秋田県大仙市との教員派遣交流、これが当然できなかったわけであります。となると、ここの部分使えなかった。そしたら、来年もしもできるのであれば、去年の分も含めて予算計上して分母を増やすということで補っていくとか、こういうことも考えるべきじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。 ◎学力定着推進課長 先方の受入体制も関わってくるところでございますが、来年度の派遣体制については、これからどのようにできるかということで検討していきたいとは考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  私、高校のとき、高校が埼玉県の本庄市というところにありまして、下宿をしていました。  下宿をしていて、まず最初に何を感じたかというと、高校1年生から洗濯するわけです。洗濯するのがこんなに大変だった、親の大変さを知りました。例えば、冬なんかになると、何も分からないから体操着を、冬の本庄市寒いんですけれども、学校から帰ってきて、風呂入るときに一緒に洗濯してベランダに干すんですね。朝パッキン、パッキンです、凍っちゃっていて、そんなことさえも分からないんですね、高校1年。そういう経験をする中で、いろいろなことを学んだ。  そのときに、うちの高校は変わっていて、卒業論文というのを書かされたんですね。生意気に、行政改革、その真の姿を追うなどといって原稿用紙72枚も書いたんですよ。  今申し上げたいのは何かというと、これからタブレットが子どもたちに行って、それの使い方について、これは教員の皆さんがそれでどういう課題を子どもたちに提供していくのか、提示をしていくのか。そういうことで子どもたちというのはえらい変化を起こすのだと思います。  私、学習塾もやっておりましたけれども、例えば社会だけが100点、常に100点取っている。だけれども、何で算数だと20点、30点しか取れないんだろう、こういう子がいるんですね。相対的に全部が優秀な子というのも当然いるし、全部ができない子もいる。だけれども、全部ができない子というのはやはり何か集中力に欠けていて、そこの部分のやる気スイッチが見つかれば、すっと真ん中ぐらいまで上がってくるというふうに思っております。  したがって、今回のタブレットの活用について、ここは元年ですから、元年だから、ここでどこまで踏み込んでいけるかによって、子どもたちの素質が開いていく勝負どころだと思っております。  だからこそ、専門的な知識を持った方がそこに入っていただいて、いろいろな検討を加えていくことが大事なんだろうなと思って、ICT戦略推進担当課長に電話したんです。話をしたら、私もオブザーバーとして意見具申をすることがあるんだと聞いて安心しましたが、その具体についてお伺いしておきたいと思います。 ◎教育政策課長 今後のICTの活用については、ICTの促進協議会というのを設けまして、そこには国のICTのタブレットの活用のアドバイザーという方も加入していただきまして、そこで今後どのような活動をしていくのか、そして、今、ICT教育活用促進の基本方針がありますので、それを具体的に実現するためには何をしていくのかということを議論しながら進めていきたいというふうに考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  そこでいろいろな方が提案されたことに対して、取捨選択はするのでしょうか。 ◎教育政策課長 その場ではいろいろなアドバイスとかアイデアをいただいていますので、その中で取捨選択をしながら施策につなげていきたいと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  私は、やれる全部をやった方がいいと思います。これはやれる全部ですよ。  ICT戦略推進課長の言葉だけで言うと、子どもが先に行き過ぎたときにどうなんだろうという議論がここで起きてきます。だけれども、例えば最近テレビ番組を見ていると、小学生の何々博士などという子が出てきて、学校の教授だとか、博物館に行っていろいろなことをやったりするシーンなどがありますけれども、私たちが子どもの頃に見た何々博士とはレベルが全然違います。全然すごい。これは当然、端末を利用して得られる情報が洪水のように流れてくる。その網を張ることができているお子さんたちは、どんどんその網に絡まっていくわけです。それがどこかでつながってすばらしい発見になったり、展開をしていくんだろうと思いますから、やはりスポンジのような脳を持った子どもたちには、あらゆるものを与えてあげられる環境をつくっていくべきというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎教育指導部長 今、教育政策課長の方から御答弁申し上げましたのは、取捨選択するといいましても、できるものとできないものを分けるのではなくて、今すぐ取り組めるものと、先にならないと、すぐは無理だというものと分けながら順次やっていこうという趣旨でございます。  渡辺委員の御発言に全てのお答えになるかどうかは分かりませんけれども、確かに子どもたちはそれぞれの自分の能力ですとか得意分野に合わせて学習を先に進めたり、あるいは前に立ち戻って学習したり、それが自由にできるような環境を是非タブレットを通じて実現したいというふうに思っておりますので、その一つの手段が、この資料にも書き込まれておりましたAIドリル、これが一つ活用できる手法になってくるかなと考えておりますので、まずは、そこから着手をさせていただければというふうに考えております。 ◎教育長 今回1人に1台タブレット配付というのは、これは画期的なことでございまして、これを活用して子どもたちが自分はどこが分からないのかというところをはっきりさせていく、これ大事だと思います。  学校現場でそれを使う先生方にその操作方法等をしっかり教えていただくというのは大事だと思いますので、ICTの指導員も、来年度1月ぐらいからは、週1回なんですけれども、2.5回ぐらいに増やしていきたいというようなことも考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  あとはさっき申し上げた、その子が何かに特化して優秀な数字が出てくるという場合、そこを失わないようにどうサポートをしていくことができるかということだと思います。  もしかすると、それは学習塾ではないのではないかなと思うのですけれども、それが区の中で、行政でどこまでできるかというのは限界があるかもしれませんけれども、そうしたことをしっかりと把握をしてあげるということが、これから必要なことだと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、足立区一般施設のマネジメント計画について少しお伺いをしておきたいというふうに、今日全部はできないですけれども、公共施設マネジメント計画については、国が平成25年に策定したインフラ長寿命化基本計画に基づいて、地方自治体に行動計画、個別計画の策定を求めてきたということによって行われてきたわけでありますけれども、その頃と比べても、一つの長寿命化を図るにしても、更新をするにしても、人件費や材料費の高騰があって、このことについては以前から申し上げておりますけれども、そのことが形になってくれたことは大変ありがたい、冊子に紹介してくれたのはありがたいなと思いますし、これによってそれが進んでいくこと。  ただ、資金計画だったり中期財政計画に基づいて行うと、これはなかなかずれが生じてしまうんじゃないかなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎施設営繕部長 渡辺委員御発言のとおり、こちらの計画をつくった当時の建設単価と今は違いますし、また、コロナ禍の前であったということもあります。  そして、従来から財政課長が申し上げているとおり、中期財政計画を見直して、またさらにこれが今後そういった資金計画を見直していかなければいけないと我々も考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  これはコロナ明けかどうかということはまたちょっと別なのかもしれませんが、これは2056年までだったと思いましたけれども、まだこれから35年かかる計画ですから、まずは10年ぐらい、5年か10年で資金計画も含めたこととの整合性を図ってやっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎施設営繕部長 しっかり渡辺委員の御発言をきちんと今後の計画に反映させていきたいと考えてございます。 ◆渡辺ひであき 委員  是非よろしくお願いいたします。  それで、それを読み込んでいくうちに、足立区一般施設のマネジメント計画の8ページの資産活用の方針の3に、PPP/PFIの活用による財源確保とあるんです。逆にこれ、今まで足立区で、いっときPFIすごくはやりましたけれども、こうした活用事例が今後展開できる可能性はあるのでしょうか。 ◎施設営繕部長 学校施設の統合計画で空いた敷地ですとか、今後かなり有効活用の方ありますので、そのところどころでは選択肢の中では可能性はないとは言えないのですが、過去あまりいい結果をPFIとかで、千住の件でいろいろ御迷惑をおかけしております。  そんなこともありますので、可能性はないとは言えないですが、今後は状況を見てというところではないかと考えております。 ◆渡辺ひであき 委員  ただ、その次の9ページには、適正配置(複合化)の例と書いてありますけれども、区民事務所や住区センター、こうしたものが老朽化をしてそこで建て直すというより、駅前に集めて移転・複合化というふうに書いてあります。  直近では千寿常東小学校の改築が見込まれておりますけれども、これは駅に大変近い学校でありますから、ここをいっそ学校という感覚だけではなくて、そこで様々な複合化を図ることで、そこだとすれば民間の部分も入れればPFIの可能性もあると思いますが、残り5秒でございますので、答弁は次回の総括のところでやらせていただきます。よろしくお願いします。 ○鹿浜昭 委員長  次に、公明党から質疑があります。佐々木委員。 ◆佐々木まさひこ 委員  公明党の佐々木でございます。私、残り、お昼までの間の25分を担当させていただきます。  第2回定例会で、私、社会的孤立対策というテーマで一般質問させていただきましたけれども、そのときにいろいろ本を読んで……。       [資料を提示]  「HELPING CHILDREN」という、ポール・タフという人が書いた本ですけれども、ロングセラーで5万部突破と書いてあるんです。日本語の副題は「私たちは子どもに何ができるのか」という本なんですけれども、いわゆる家庭教育支援の海外各国でいろいろ行われている、そういう実践例みたいのがずっと書いてある本なんです。  結局この本は本会議では使わなかったので、政務活動費を使って、税金を使って買っていただいた本ですから、これは使わなきゃということで、今日使わせていただきますけれども、この前書きに、NPOのフローレンスの駒崎弘樹さんが日本語版の前書きを書かれています。そこに、低所得のひとり親の支援を始めてもう10年ぐらいになるだろうかと、先日ある区の担当者の方からこんな話を聞いた。この前、あるひとり親のお宅に訪問したんですねと。3歳の男の子と母親の2人で暮らしているのですが、お母さんに心の病気があって、お部屋はごみ袋が散乱して、足の踏み場もないくらい散らかってしまっていたんですと。そんなお部屋の中でも、お子さんは楽しそうに遊んでいたんですが、何度も耳を触るしぐさをするんですと。おかしいなと思って耳の中を見てみたら、そこにゴキブリがいたんですと。ゴキブリは前には進めるけれども後ろには進めないそうで、耳の中に入ったままになっていたそうですと。この話を聞いて、僕は、同じ年頃の息子の顔とその見も知らぬ男の子の顔が重なり、不覚にも涙してしまったということをエピソードとして紹介してくださっています。  今、足立区も、子どもの支援ということ、貧困の連鎖を防ぐということ、本当に一生懸命取り組んでいただいていますので、そのことを踏まえた上で、さらに子どもがよりよい人生を歩む上でどうしていけばいいのかということで、これまである校長先生から、学力というのは子どもの人生の基盤になる大事なものだというふうに言われたことがあります。IQとか学力というのは認知能力と言われますけれども、それよりも非認知能力ということの影響の方が大きいというふうに最近言われるようになってきていますけれども、この非認知能力というのはどういったことを言うのか、子ども家庭部長、いかがでしょうか。 ◎子ども家庭部長 非認知能力と申しますのは、例えば意欲であったり忍耐力であったり、セルフコントロールする力、あるいは協調性などなど、様々な周囲との関わりや経験の中で育まれてくる力というふうに認識しております。 ◆佐々木まさひこ 委員  さすがでございます、そのとおりでございます。  非認知能力とは、一つのことに粘り強く取り組む力、それから内発的に物事に取り組もうとする意欲。非認知能力が高ければ、もしかすると認知能力も高いんだろうと思うんですよ。1つのことに粘り強く取り組める能力があれば、勉強にもしっかり取り組んでいける。  この本の中で、ノーベル経済学賞を受賞したヘックマンという人がペリープロジェクトという研究をされて、子どもの期間、特に就学前の適切な環境と関わりを持つことは、子どもたちの非認知能力、ひいてはその後の人生に徹底的に重要な意味を持つと。小さい頃にそういった親や周りの大人との適切な環境の中で育つことが、非認知能力、一つのことに粘り強く取り組む力、忍耐力、協調性、そういったものを育んでいけることが、その子の人生において決定的な意味を持つということを、この本の中、主題はそういう主題なんです。そのためにどういったことをやっていくかということをずっと書いてあるんですけれども、さらに非認知能力に焦点を当てた早期教育の子ども1人当たりの投資対効果というのは13倍、非常に高い効果があるということを言われています。  そこで、我が区の話になってくるわけですけれども、決算説明書の356ページに家庭教育推進事務ということで896万円余の予算で653万円余の執行額なんですけれども、この家庭教育地域推進事業委託388万円余というのは、一体どういう事業なのでしょうか。 ◎青少年課長 この家庭教育地域推進事業委託は、浴場組合への委託でございます。  概要としましては、第3土曜日が「家族ふれあいの日」となっていますけれども、この日と、プラス第1土曜日に銭湯の入浴料が割引料金で入れるというような事業を展開していただいております。 ◆佐々木まさひこ 委員  じゃあ、親子で一緒にお風呂に入りに行こうということですね、なるほど。  区としては、子育てに関する講座をいろいろ開設もしていますし、子育てサロンで困り事に関する相談にも乗っていますし、様々な家庭支援、子ども・子育て支援、相談にも乗っているんですけれども、実際問題は、支援が必要な家庭ほど相談には来てくれない。相談しようという意欲自体がなかったり、支援を受けようという必要性の自覚に欠けているような家庭も多いというふうに言われている。  そういった家庭には、アウトリーチでそこに行くしかないんですけれども、子育てに困難を抱える家庭に行くしかないのですけれども、なかなか特に都会の場合は難しい、家庭に入り込まれることをすごく嫌がられるというか、障壁が高い部分があります。  先ほどの本の中で、ニューヨーク市の家庭訪問プログラムが書かれているんですけれども、子や親子間のつながりや子どもへのよりよい関わり方を親にアドバイスをして手助けするプログラムなんですけれども、これABCプログラムと言うんですけれども、これで子どもへのストレスが大きく低下したと。子どもに対する声がけの様子を観察していて、ああいう褒め方はよかったね、何々が欲しいといって泣いちゃったことに関しては、子どもの注意をこういうふうに向けてやってあげればよかったねというような具体的なアドバイスをしてあげる。  うちの区でどの程度のことができるかという部分はあるんですけれども、例えばひとり親の児童・生徒に家庭教師の派遣事業、これ結構お金かかっていましたけれどもやっていましたし、この事業で親から相談を受けることもあって、親子関係の構築に非常にいい影響があったという事例もあったと聞いていますけれども、今年度は不登校の児童・生徒を対象にこの事業を実施しているそうですけれども、こういった事業を拡大していってほしいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎子ども家庭部長 今年度から始まりました事業、現在25名ということでスタートしている状況ですけれども、まずは、こういう取組をしっかり検証していく中で、今後、区としてどのような取組ができるのかというあたりをしっかり考えていきたいと思います。 ◆佐々木まさひこ 委員  貧困家庭だけではなくて、最近は、経済的にも環境的にも恵まれている家庭であっても実は周りに相談できないとか、比較的親子の関係に非常に高い緊張感があって、高いストレスがあってというような家庭も結構あるんだというふうにも聞くんですけれども、区としては、そういった実態というか、そういったものの把握というのはどうでしょうかね。 ◎子ども家庭部長 そのような御家庭があるということは、様々な相談事業を取り組む中で伺っておりまして、その一部が例えば不登校とか、そのような状況で現れているというようなことは認識しております。  なかなかアウトリーチ厳しい状況もございますけれども、様々なツールを活用して、先ほどの事業なども含めて、また、最近では、きかせて子育て訪問事業というようなあたりでも、つながりのない家庭には訪問するというような取組もスタートしておりますので、そのような事業を活用しながら現状を把握して、今後の展開についてもまた考えていければと思います。 ◆佐々木まさひこ 委員  きかせて子育て訪問事業、公明党の方で提案して実現していただいて、なかなか苦労している事業でありますけれども、何とかそういったものも含めながら、是非、専門性の高いNPOとか、課題のあるお家なんかはそういったところに専門性の高いNPOの方が訪問して支援を継続するみたいなこともやっていってほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、土木関係に行きますけれども、中川堤防かさ上げ工事、全長4km、整備済み区間は約2.5kmで進捗率は62%ぐらいだという話ですけれども、残り4区間のうち2区間は工事が確定しています。残り2区間は年度内の完了に向けて準備されているということですけれども、状況はどうでしょうか。 ◎企画調整課長 八潮市との北側の都県境の工事区間につきましては、準備工事を今しておりまして、着手するというような予定でございます。  南側の佐野一丁目から大谷田一丁目の区間については、大谷田一丁目の部分に一部河川区域にまたがる支障物件があるということで、その部分については工事について調整を図っているところですけれども、それ以外の部分については工事に入っていて、年度内の完了に向けて鋭意やっているところでございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  何とか進めてほしいのですけれども、残り最後の六木三丁目の花畑川から補助第261号線へ取付道路があって、その補助第261号線もかさ上げしなきゃいけない部分、このかさ上げは、私もその近辺よく知っていますけれども、七、八軒影響を受けるだろうなと思っているんですけれども、この進捗状況などはどうなんでしょうか。 ◎企画調整課長 この近隣の約10軒近くの影響範囲ございまして、その分の物件調査は完了しているところでございます。  ただ、今後、個別の説明で予定していたのですけれども、新型コロナの影響で戸別訪問ができない状況でございました。この10月に入ってから今ようやくアポイントメントを取り始めまして、沿道の皆様に丁寧にこれから説明をしていくというような状況でございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  緊急事態宣言明けましたので、積極的に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それで、さきの第2回定例会の一般質問で、花畑川沿いの桜木橋交差点、直線の南側へ通じる道路の規制に関して質問させていただきましたが、警察と協議したけれども非常に難しいという答弁でございました。
     これちょっと小さくて見づらいんですけれども、       [資料を提示]  これが花畑川、埼玉県側から中川土手を通ってこう入ってきて、葛西用水桜通りに普通に入ってくれればいいんですけれども、ここは一方通行だからこれは入れません。こことここは、中通りに通じる道路なので、こことここは朝の時間帯を規制してもらいました。それで、ここからこういうふうに生活道路には入れ込めないように、朝の時間帯は入り込めないようになっているんです。  ところが、最後残ったここ、これはすぐ、すき家という牛丼屋のすぐ手前、ここはフリーになっちゃっているんですよ。ここを規制しなきゃ駄目なんじゃないんですかと質問したら、警察と協議した結果、非常に難しいと。  確かに、ここも10mもないから、1分、2分待って信号機を渡って葛西用水桜通りにちゃんと入ってくれればいいのですけれども、これがまたなかなか駄目なんですよ。  今朝、私、駅頭を少し早めに切り上げて、7時45分から8時15分までここにいました。何台通ったと思いますか、30分の間に。48台通りましたよ、ここを通って。8割方ここを通って、真っすぐここの生活道路を結構なスピードで通り抜けていきました。  結局こことここを規制しても、ここがフリーになっちゃっているからどんどん車が入ってきますよと言っているんだけれども、警察と何を協議したのか。 ◎企画調整課長 佐々木委員から御質問を受けて、地元の警察の方とも協議をさせていただいたところでございます。地元の警察からは、そこの部分も規制してしまうと沿道の皆様の迷惑にもなるというお話を伺っているところでございます。  区の方も現場の方を確認させていただいた上で、地域の方々の御意見を伺い、また御相談させていただきながら、改めて地元警察の方と協議、検討させていただければと思います。 ◆佐々木まさひこ 委員  地域の方は、別に警察にきちんと届出をすれば別に通れるわけですよね。その地域の方々も、車が流入してきて非常に事故が多くて困るというふうにおっしゃっていますので、町会長に聞いていただいてもいいし、その地域の方に聞いていただいてもいいし、しっかりとそういう調査をまずしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、ずっと前から言っている中通りの交通事故の多いところ、調査などはされておりますでしょうか。 ◎交通対策課長 中通りにつきましては、3年ほど前に八百免公園の近くで事故があったということは確認しております。 ◆佐々木まさひこ 委員  中通りの交通事故に関しては、地域の方から御指摘がいろいろあるところでございますが、1つは佐野一丁目ゆめ公園というところ、いずみ幼稚園のすぐそばの角の公園のところで、結構、北東角の交差点で事故が多いということを地域の方からは言われますし、もう1か所、道路幅が広くて南北に通行量が多い、そこがメインの通りなのにそこが一時停止になって、東西が優先道路になっているところが2か所ぐらいあるのですけれども、そこがまた交通事故が多いです。  今、1か所の交通事故おっしゃられましたけれども、多分記録に残らないような出会い頭の小さな事故がいっぱい起きているだろうというふうに思いますので、そういったことも含めて、是非しっかり地元の方々に意見を聴きながら調査をして、そういう対策を進めてほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎交通対策課長 今、佐々木委員の方から御指摘ございましたが、私どもも所轄の警察ですとか、あるいはまた通学路の点検等も一緒にやらせていただいておりますので、そうしたところでの御意見、また地元の御意見等も十分お聴きしながら対応を進めていきたいというふうに考えております。 ◆佐々木まさひこ 委員  あと第2回定例会の答弁の中で、中通りの対策で公共施設の歩道の拡幅などを検討するとありましたけれども、それは具体的にはどこの部分を拡幅するのでしょうか。 ◎企画調整課長 佐野、六木の区画整理をやっている地区については、中通りについて歩道も比較的広く整備されているところでございますけれども、その区画整理エリアの南側の地区については若干歩道が狭くなっているというところで、その部分の沿道、例えば八百免公園というのがございまして、その公園等の改修時期に合わせて、園路と合わせた歩道を拡幅するというようなことを検討しているところでございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  八百免公園のところは道路がぎゅっとまた狭くなりますからね。よろしくお願いします。  あまり時間がなくなってきたので少し飛ばして、家具転倒防止工事助成、これ71件の目標で18件、89万3,000円の実績なんですけれども、これに関してはどう評価されておられますか。 ◎建築安全課長 チラシとか広報紙を使いながらPRはしているのですが、実績がなかなか伸びないという状況でございます。  担い手不足というか、工事する施工者、そういったものも高齢化してなかなかこの助成に入っていけないということも聞いております。 ◆佐々木まさひこ 委員  何せ18件ですからね、1年間で。この助成が開始されてから何年経過しているんですかね。私が議員になってから、もうあったような気がしますけれども。 ◎建築安全課長 平成18年からで、16年目になります。 ◆佐々木まさひこ 委員  その16年の間に、その助成開始以来、累積で何件ぐらいされているのでしょうか。 ◎建築安全課長 今年度まで、8月時点なんですけれども、約1,900件ということになっております。 ◆佐々木まさひこ 委員  足立区の世帯からするとかなり低い実績になるわけですけれども、5万円に助成額が引き上げられたときに、私も自分が担当する団地とかいろいろなところにチラシをまいたりして、使えますよということで随分宣伝をさせていただいたのですが、あまり申込みがなかったんです。というのは、この助成、1世帯で1回実施すると、5万円になったからといって使えないんですが、助成開始してから16年とおっしゃいましたけれども、16年もたつと家族の構成も変わる、部屋の模様替えもする、いろいろ状況が変わってくると思うんですけれども、例えば一度申請しても、例えば10年以上経過したら再申請できるとか、事業者が一度家を確認して、結局一回はやったけれども、そのほかにも新しいものを買って留められていないとか、そういうようなことが確認できたら、もう一度利用できるとかということにはならないものなのでしょうか。 ◎建築室長 佐々木委員おっしゃるとおり、ここ数年は家具転倒の件数がぐっと減ってきております。これも問題だと思いまして、実際施工していただく東京土建とか、そういうところに聞いたのですが、1件に対しての負担が多くて、家具を動かしたりするので、集団的に取れればいいですが、そうじゃないのでなかなか難しいと。  ですから、施工者に対して、今は登録業者として耐震診断の講習を受けた業者だけに絞っているんですけれども、もう少し小規模の業者、小規模工事登録されている業者も使えるようにしたり、また、対象なんですけれども、今、60代、高齢者を対象にしていますけれども、家具転倒については小さいお子さんも危険ですので、そういうところも広まるかどうか、あと佐々木委員がおっしゃった10年経過してどうなのかとか、そういうのも含めまして再検討させていただきたいと思います。 ◆佐々木まさひこ 委員  次に私が質問しようとしたことを全部答えられてしまいましたので、もうちょっと広げてほしいなというふうには思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  1分30秒で次どこまで行けるかという感じなんですけれども、さっきのところにもう一回戻ります。  富士見歩道橋の架け替えですが、令和6年度当初に工事着手して、おおむね3年後の令和8年度末の完成を予定しているということ何ですけれども、花畑川環境整備計画、今回の計画、富士見歩道橋の架け替え工事が何回も不調になったことも一つの区側の動機になっているというふうに思いますけれども、そこら辺はどうでしょうか。 ◎工事課長 富士見歩道橋の架け替えにつきましては、今年度、今、設計委託を取り組んでいるところでございます。当時不調となった理由なども踏まえながら、歩道橋の構造検討等設計を行いながら、令和6年度当初の工事着手に向けて進めていきたいと考えているところでございます。 ◆佐々木まさひこ 委員  もう少し早く完成してほしいなとは思いますけれども、その花畑川の環境整備計画が進まないと無理ですからね。  排水ポンプの設置を検討するということですけれども、これは中川側と綾瀬川側と両方設置するのか、それからどの程度の能力のものを設置するのか、これを最後にお聞きして終わりたいと思います。 ◎工事課長 排水ポンプの設置位置、排水機能につきましては、今後、河川管理者と協議しながら決定していきたいと考えております。 ◆佐々木まさひこ 委員  以上で終わります。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  いいくら委員。 ◆いいくら昭二 委員  公明党のいいくらでございます。よろしくお願い申し上げます。  最初に、北千住駅西口周辺の整備についてお伺いいたします。  最初に、ペデストリアンデッキについてお伺いいたします。  令和2年度の決算では、決算説明書294ページに、北千住駅西口広場エスカレーター3・4号機改修工事で約3,532万円ほど掲載されております。時間がたつことによって修繕が大きくなってきていると思います。  このペデストリアンデッキができて約20年弱にもなりますが、様々なところに傷みが出て、補修をしながら、これからも長寿命化していかなければいけないと思います。  そこでお伺いします。  ここ3年間の修繕を含めた維持管理コストを教えてください。 ◎工事課長 デッキ周辺の維持管理につきましては、年間で約4,100万円ほどかかっているところでございます。また、先ほどいいくら委員御指摘のあった改修工事につきましては、平成30年度から令和2年度の3年間で約2億4,000万円ほどかかっているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  今、御答弁がございましたように、費用がかかっているんだなということで、改めて私は感じました。  当初、約20年前弱でございますが、この建設に対して国や都からの補助金はあったのでしょうか。 ◎道路整備室長 こちらのペデストリアンデッキにつきましては、再開発事業の一環で整備している関係で、国からの補助金等は導入されております。 ◆いいくら昭二 委員  どのぐらいの金額でしょうか。 ◎道路整備室長 申し訳ございません。今すぐに数字は出せないですが、大体建設費ですと2分の1が導入されているケースが多うございます。 ◆いいくら昭二 委員  工藤副区長どうでしょうか、金額。 ◎工藤 副区長  当初、デッキだけで20億円ちょっとだったような気がします。具体的な金額は、17年前なので覚えていませんけれども、基本は2分の1国庫補助、そして都からの裏補助というのもあります。 ◆いいくら昭二 委員  20億円というのは、区単が20億円ということでよろしいですか、それとも。 ◎工藤 副区長  全体のデッキ整備をする工事費でございます。 ◆いいくら昭二 委員  維持管理ということで、当初20億円、2分の1ということなんですけれども、今後の残りの耐用年数と、また合理性と安全性を踏まえた上でのメンテナンス計画を教えてください。 ◎街路橋りょう課長 こちらペデストリアンデッキが2004年にできていますので、大体耐用年数としては約50年ぐらいと考えています。  今後のメンテナンスの計画ですが、直近ですと、来年度大規模な補修の設計を行って、再来年度の令和5年度頃にその補修の工事を行いたいというようなことは考えてございます。 ◆いいくら昭二 委員  ちなみに、費用的にはどのぐらいの計画でしょうか。 ◎街路橋りょう課長 来年度の補修の設計は、おおむね1,000万円ぐらいになるかなと思っております。補修の工事の方で、約7,000万円ぐらいになるという積算をしております。 ◆いいくら昭二 委員  今お話がございましたように今後50年間ということで、今20年弱、17年ということで、今後も長寿命化ということでこの辺のところはやっていく形で、大規模ということは次の何年か先、何十年先か分からないですけれども、そういうことで計画しているのでしょうか、よろしいでしょうか。 ◎街路橋りょう課長 北千住駅のペデストリアンデッキは、社会的な影響も大きい施設ですので、予防保全型というような考え方で、老朽化が鮮明になってくる前に、なるべく軽微な段階で補修計画を立てて対応していきたいということで今後も考えております。 ◆いいくら昭二 委員  御答弁がございましたように、このデッキは駅にもなじんでおります。この建設には、先ほど御答弁ございました工藤副区長も関わっていたと私は聞いているわけでございますが、そこで、まちづくりの観点から見て、このペデストリアンデッキの建設費は先ほどお話がございましたけれども、この建設したことによるよかった点と、また、当初よりこういう改善点があったかなという、そういう点があれば教えてください。 ◎道路整備室長 こちらのペデストリアンデッキですが、もともとは計画がされておりませんで、もう少し交通広場が地表面で大きかった計画でした。これを、地権者の影響がないようにペデストリアンデッキを造ったということで、結果的に再開発事業が進捗したかと思います。  今のところ、私もちょこちょこ使っておりますけれども、なかなか区民の方、来訪者の方には非常に便利なペデストリアンデッキじゃないかなというふうに私は感じてございます。  問題点ということでありますと、当初設計した諸先輩方に聞いていただくのが一番よろしいかと思いますが、申し訳ございません。 ◎工藤 副区長  当初、造るとき、地元のまちづくり協議会の方から、厚ぼったいペデストリアンデッキだと視界も悪くなるし、見栄えがよくないということで、非常に薄い桁のデッキを使いました。そういった意味で、メンテナンスがやりにくいのかなと思います。 ◆いいくら昭二 委員  改善点とかそういうものはどうなんでしょうか。今から思えばということで。 ◎工藤 副区長  もう少し広い方が、今の乗り降りする人たちのためにはよかったかと思いますけれども、当時は、あまり広いと、松戸駅とか柏駅を例に出して下が真っ暗になるというようなことでしたので、その辺で今の広さになったということでございます。 ◆いいくら昭二 委員  是非ともこういうことを踏まえた上で、今後の足立区のまちづくりに生かしていっていただきたいと思うんですけれども、今後のエリアデザイン計画等に基づく区内のまちづくりの観点から、このペデストリアンデッキ、北千住駅の西口程度になるかどうか分かりませんが、そのような計画というのは、今、計画されているのでしょうか。 ◎道路整備室長 直近でありますと、今、設計段階でございますが、北綾瀬駅の北側に交通広場を計画してございます。そこにペデストリアンデッキを整備する予定になってございます。 ◆いいくら昭二 委員  そうしますと、先ほどの利点と欠点ということを踏まえた上で、そういうことをしっかり振り返った上で、北綾瀬駅のところはやっていく形でよろしいでしょうか、確認の意味で。 ◎道路整備室長 ペデストリアンデッキでございますが、北綾瀬駅からの乗降客数、また将来的に予定しております商業施設等の利便性向上のために、このようなペデストリアンデッキは安全なものを造っていきたいと考えてございます。 ◆いいくら昭二 委員  北千住駅東口の開発に関しては、そのような話もちらちら聞くんですけれども、その点はどうなのでしょうか。 ◎市街地整備室長 今回、再開発準備組合から御提案いただいた基本構想の中には、自分の敷地の中に自分の施設のためのデッキを造って、そこに3階の改札口からアクセスできるような計画を考えているというふうに聞いております。 ◆いいくら昭二 委員  やはりコストパフォーマンスを考えた上で、しっかりと区民の皆様方にとっていいような形で進めていっていただきたいと思います。  そして、西口広場にイルカのモニュメントがあるんですけれども、以前、台風で落ちてしまったという話を聞いたことがあるのですけれども、この維持費と対策というのはどのような形でされているのでしょうか。 ◎道路整備室長 著名な方のイルカのモニュメントでございますが、たしか東日本大震災のときに1頭落ちてしまいまして、その後、外しまして補修しております。補修費はそこそこかかっておりますが、基本的にモニュメントですので、特段通年での維持管理費等はかかっておりませんが、今後落下しないことを祈っておりますが。 ◎工藤 副区長  地震のときに落下してしまいましたので、作家と相談をして、ワイヤーをダブルで付けて二度と落下しないようにという対策を取っております。 ◆いいくら昭二 委員  私がお伺いしたいのは、せっかく著名な、先ほど御答弁がありましたように著名な作家で、駅の前のところに堂々と立っているような、これをもう少し区民の皆様方に親しまれるような形、聞くと、あれ、そんなのあったっけかというような話も聞いているんですけれども、できたら、このイルカの前で待ちましょうとか、何かそういうもう少し区としても何か周知、広報活動というのは、せっかく先ほど話がありましたように著名な方が作っていただいたわけでございますから、足立区にとってこれからも残していけるよう、その点についてはどうでしょうか。 ◎道路整備室長 今、御意見いただきましたので、道路管理者であります道路整備室の方でも、所管と考えながら、どのような掲示ができるか検討してまいります。 ◆いいくら昭二 委員  これは区単で作られた形でよろしいのでしょうか。 ◎工藤 副区長  再開発組合からの寄附も入っております。 ◆いいくら昭二 委員  区の費用もかかっているのであるならば、是非とも効率的に有効活用ということに関しては、税金の活用をよろしくお願いしたいと思います。  また、地下鉄千代田線の西口ロータリー側の出入口についてお伺いします。  以前に特別委員会で、地下鉄千代田線の西口ロータリー側の出入口について質問をいたしました。その理由は、千住の方がこの階段のトップから滑り落ちた死亡事故があったためです。そのため、お亡くなりになった団地の会長らと一緒に、安全対策のために要望書を千住警察署へ提出をいたしました。署長にも会っていただきました。そのとき、安全対策としてガードマンの配置などをしてもらいました。  現在、地下鉄千代田線の西口ロータリー側の出入口の階段について、防水扉の工事を行って……。       [資料を提示]  このような形で今されて、ですので、本来は広かったのですけれども、サイドの方に防水扉の工事をしているわけでございますが、この工事によって通路が狭くなっています。この防水扉の工事はいつまで続きますでしょうか。 ◎企画調整課長 2022年、令和4年の7月ぐらいまでかかるというふうに東京メトロの方から確認しております。 ◆いいくら昭二 委員  この出入口の階段は、西口ロータリーに直結し、利用者も多いです。しかし、階段は急です。先ほど申し上げましたように、7年ほど前にこの場所で転落死亡事故がありましたが、区は承知しているでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 現在、資料ありませんけれども、高齢の男性が階段から転落されて、その後病院に搬送されたんですけれども、数日後にお亡くなりになられたということは聞いております。 ◆いいくら昭二 委員  この出入口は、先ほど申し上げましたように、西口ロータリーに直結しているため利用者が多く、初めて北千住に来られる方もおります。  現在、防水扉の工事で階段の幅も狭くなっていますが、出入口付近には車椅子の方や足の不自由な方へのエレベーター設置箇所を案内する案内板がありませんが、この案内板は予算付けをするべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 私も詳しく現地を調査しておりませんが、たしか階段の案内に特化した案内板の設置はなかったと思いますので、東京メトロの方に協議してまいりたいと思います。 ◆いいくら昭二 委員  よろしくお願いします。  そして、さらなるバリアフリーと共生社会を実現するためにも、関係所管と連携してこの工事終了後は車椅子用の階段昇降機の設置を予算付けしていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ◎ユニバーサルデザイン担当課長 以前、エスカレーターの件で東京メトロに問い合わせたのですが、ここの出入口につきましては、ビルの事業者と共同である点で東京メトロ単独のみで判断できない点があるのと、先ほど言いましたように入り口が狭い点もありますので、いろいろ課題があるんですけれども、東京メトロの方には打診してまいりたいと思います。 ◆いいくら昭二 委員  よろしくお願いします。  あと10秒しかございませんので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。
          午後零時02分休憩       午後1時00分再開 ○鹿浜昭 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  自民党から質疑があります。ただ委員。 ◆ただ太郎 委員  皆様こんにちは。自民党のただ太郎でございます。時間のうち最初の20分質問させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いをいたします。  午前中の質疑の中で、渡辺委員の方から、いろいろとルールやマナーとかというお話がございまして、いろいろと、今日は教育の款ですので、先ほどもありましたけれども、学力の定着ですとか、しっかりやっていこうというところで、足立区も足立スタンダードですとかいろいろなことに力を入れてやられてきているわけでありますけれども、電車の乗り降り一つだとか、そういったルール、マナーというのは、やっぱり渡辺委員おっしゃったように、子どものときからそういう意識を持たないといけないものだなというふうに思いますし、特に大人の中でも、あおり運転だとか、何か自分さえよければいいじゃないですけれども、もう少し周りに思いやりというか、自分だけじゃないというそういう心、気持ちの余裕というか、そういったもの、一番大事なところを忘れちゃっている部分があるのかなと、そういう方たちばかりではないと、もちろんそうなんですけれども、思います。  そういったことを一つ一つ気にしていると自分が疲れちゃうんですよね。車の運転しているときでも、自転車危ないなとかと思うこともあるんですけれども、一々それを長時間にわたってぶつぶつ考えているよりも、そういう人もいるんだなというのが、それが正しいのか分かりませんけれども、私の中ではあまり考え過ぎずに、こういう方もいるんだなということで何か自分の心に整理をつけているというようなこともあるんですけれども、区内でそういったあおり運転の事例というのはあるんでしょうか。 ◎危機管理部長 いろいろなところでいろいろな情報は入ってくることありますが、直接、私のところに入ってきた話はありませんが、ネット上を細かく見ていると、あおり運転があったとか、著しい交通違反があったとかというのは、たまにネット上で見ています。 ◆ただ太郎 委員  子どもたちもそうですけれども、大人の方もしっかりと、何か心の余裕を持って、思いやりの気持ちを持って過ごしていきたいなというふうに感じております。  教育の款でございますので、まず、学校関係お聞きをしたいと思います。  区立の小・中学校では、8月末の新型コロナウイルス変異株による感染拡大の猛威の予想が付かない状況、これを鑑みて、危機感を持って夏休みを延長して、9月13日から登校かリモート学習、自宅の学習、選択を可能としました。また、半日での授業再開を行ってきました。その後、緊急事態宣言の解除を受けまして、この10月4日から通常授業となったところでありますけれども、9月13日からの区立小・中学校での感染状況についてお伺いをしたいと思いますが。代表質問でも触れたんですけれども、区立小・中学校では、夏休み明けに感染拡大防止として強化した対策を実施するということでございましたけれども、改めて、どのような対策をしてきたのかお伺いしたいと思います。 ◎学務課長 学校での感染拡大防止対策でございますが、1人でも感染可能期間に陽性者が来校していた場合には学級閉鎖を措置しまして、当該学級の教職員も含めて感染の可能性のある方全員がPCR検査を受けていただくという対策になっております。 ◆ただ太郎 委員  その方針が変わりましたよということで、今日、保護者の皆さんに通知ということなんですけれども、改めて今後の対応について変更したところを教えてください。 ◎学務課長 今後の方針、変更した内容でございますが、学校内での感染状況が、ほぼほぼ見られなかったということを考えまして、10月8日以降、陽性者が2人以上で学級内で感染状況が広がっていると考えられる場合は学級閉鎖という方向性と、PCR検査については、引き続き不安で検査を希望する方にも受けていただけるような体制を残すということで考えております。 ◆ただ太郎 委員  その変更は、やはり感染者の状況、また、これまでの学校での取組の経緯を鑑みて変更されたというふうに理解をしているんですけれども、これまでクラスで陽性者が出た場合のPCRの検査の結果というのは誰もいなかったということでよろしいですか。 ◎学務課長 昨日までの段階で検査した方は371人となっております。その中で、結果が分かっている方たちにつきましては、ほぼほぼ全員陰性ということで報告を受けております。 ◆ただ太郎 委員  ちなみに、これまでの学級閉鎖に至ったケースというのは何件ぐらいあったんでしょうか。 ◎学務課長 10月7日現在で、学級閉鎖12件、学年閉鎖に及んだ件数は4件となっております。 ◆ただ太郎 委員  今後も、2人以上の陽性者が出たら学級閉鎖ということなんですけれども、学級閉鎖して、また再開する期間というのはどのように設定されていますか。 ◎学務課長 変更した内容におきましては、積極的疫学調査に基づいて学級閉鎖を考えます。そういったことから、恐らくほぼ3日程度を想定しておりますが、疫学調査の結果によりその日数が延びる、もしくは短くなるということが想定されます。 ◆ただ太郎 委員  3日程度ということなんですけれども、その間やっぱりほかのクラスは授業をしているわけでありますから、家庭学習ということになるわけなんですけれども、そういった学級閉鎖になってしまった場合の家庭学習の課題ですとか、そこにタブレットの学習が入ってくるのか、それぞれの学校かと思うんですけれども、そのあたりの対応は心配なく対応できている状況ですか。 ◎教育指導課長 このPCR検査での閉鎖においても、インフルエンザ等、今までで学級閉鎖になったときにも同じような対応をしておりますけれども、その3日間のスケジュールであったりとかプリント学習を担任の方から提示、また今タブレットが配られている状態ですので、子ども、家庭に応じてはタブレットを使った学習も取り入れております。 ◆ただ太郎 委員  タブレットを使うということになりますと、子どもたちのスキルもそうですけれども、学校の先生の対応というのも非常に問われてくると思いますので、そのあたりの今までも議論ありましたけれども、研修等々しっかりしていただいて対応していただきたいと思いますので、お願いをしたいと思います。  次に、給食中の話なんですけれども、学校の給食は、今、机をグループのようにしないで、スクール形式というんですか、前を向いて黙食ということでよろしかったですか。 ◎学務課長 全員同じ方向を向いて、皆さん黙ってお食事をしていただくということでお願いしております。 ◆ただ太郎 委員  いろいろとマスクを外して、先生が一緒に食べていた、これは小さい子どもを預かる施設ではそういったものが感染の経路となってしまったんじゃないかなどという分析結果もありましたので、スクール形式という食事の仕方、今のところはしっかり続けていくべきだなと思うんですけれども、黙食ですから、黙って食事をするわけです。そのときに、例えば何か音楽だったり、シーンとした中で食べているのか、例えば、私が思ったのは何か音楽を流すとか、例えば、うちの子まだ小さいですけれども、朝御飯のときとかいろいろ昔話とか流したりするんです。そうすると自然と覚えるんです。例えば、小学校であれば掛け算九九の何かそういった教材を使ったものを自然と流しておくだけでも、少しでもその時間有意義に過ごせるんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりの対応というのはどのようにされていますか。 ◎教育指導課長 正に黙食で今黙って食べているというのがあるんですけれども、実は給食、食べる時間の中には給食委員という、子どもたちが放送でいろいろな曜日によって話をしたり音楽を流したりという時間があります。その後に今度は黙々タイムといって、本来コロナ禍になる前からも黙って食べましょうという時間はありました。そういう中で、クラスの中でも、先生が工夫をして音楽を流したり、何か映像を使って授業の振り返りをしたりという工夫は、今このコロナ禍の中で各学校でされています。 ◆ただ太郎 委員  各学校でされているということなんですけれども、それ放送委員とか中学校ですよね。小学校でも同じような取組をしているのですか。 ◎教育指導課長 小学校でも6年生の子どもたちが給食委員として頑張っております。 ◆ただ太郎 委員  ある意味、よかったのかなと思いました。その時間、黙って御飯を食べてシーンとしている中だと何かおいしいものも味がなくなっちゃうんじゃないかなというような感じもあったんですけれども、その取組、その時間も1日給食の時間20分、30分あったとしたら、1か月とかの時間にしたら結構な時間になると思うので、是非、有意義に使っていただきたいというふうに思います。  次に、放課後子ども教室についてお聞きをしたいと思います。  決算説明書の358ページに決算が示されておりまして、運営委託として1億2,400万円計上をされております。それで放課後子ども教室についても、この学校再開と同時に再開をしているという理解でよろしいでしょう。 ◎生涯学習振興公社学習事業部長 私どもの方では、9月に2校、そして10月にはさらに38校が再開の予定となっております。 ◆ただ太郎 委員  全ての学校が再開はしているんですか。 ◎生涯学習振興公社学習事業部長 残り29校につきましては、なお再開に向けて検討中でございます。 ◆ただ太郎 委員  29校はこれからということなんですけれども、もちろん学校が休校をしていたときは、この放課後子ども教室というのはお休みをしていたわけですよね。以前にも、これはボランティアの方々に運営をしていただいて見守りしていただいている中で、このコロナの中でその活動はできない、放課後子ども教室はできないというのは分かるんだけれども、中のやっている方のお話からなんですが、放課後子ども教室がないから、お仕事ありませんよと、その期間が結構長かったですよね、今回。順次再開するということなんですけれども、ボランティアされている方にとっては、子ども教室もそうなんですけれども、何か自分が役に立ちたい、地域のために、時間もあるし、まだまだ体も動けるから、力をそちらの方に使いたいという気持ちでやっているわけです。放課後子ども教室がなくなってしまうと、やることがないというのが適切か分かりませんけれども、まだまだ協力したいけれども何もないということに対しては、心の中には、何でというか、もっとやりたいなという気持ちがあるんだよというお話をお聞きしたんですけれども。  このボランティアの皆さん、いついつからもうありません、いついつから再開しますのでお願いしますというのも都合がいいというか、やっている方々としたら、ある程度の報酬をいただいているということもお聞きをしているんですが、そういった観点からも、少しでも何か取り組みたいというお話がいただいていまして、シルバー人材センターじゃないけれども、例えば放課後子ども教室で携わっている方、放課後子ども教室はなかったけれども、例えば学校に関係する何かお手伝いを提供するとか何かできたんじゃないかなと思うんですけれども、そのあたりの区の見解はいかがですか。 ◎学校運営部長 おっしゃるとおり休業期間中はスタッフの方々は手隙というか、なかったわけです。我々も今回の休業中に、今、ただ委員がお話しになったようなところまで思い至っている状況にはありませんでした。実際には何もなかったということですので、今後こういった長期間になるような場合に、学校絡みで何か参画していただけるようなことがあるのかどうかといったことも、これからちょっと研究したいというふうに思います。 ◆ただ太郎 委員  放課後子ども教室ということですと、子どもたちの放課後のためはもちろんなんですけれども、それと同時に、そこに携わっている方々それぞれの思いとかということもあるのかなと私も改めて気づいたところなんですけれども、そういったボランティアの方々への対応というのも、今後は是非対応していただきたいというふうに思いますので、お願いをしたいと思います。  次に、学校関係で、学校のセキュリティ対策なんですけれども、区内の全小・中学校には、正門など主要な門には防犯カメラを設置しておりますと、先日の本会議で答弁をいただきました。さすまたなどの防犯物品を配備していますよということなんですけれども、保育園ですとか幼稚園に対しては、防犯カメラの設置についてはどのような状況になっていましたか。 ◎子ども政策課長 保育施設に関しましては、新規の整備の段階で、その補助の中に含まれている部分もあります。幼稚園に関しましては、今のところ防犯カメラ単独の補助というのはございませんで、防犯のセキュリティ会社と連動するようなシステムを構築するようなものに関しての整備の補助はあると確認しております。 ◆ただ太郎 委員  単純に、そういった防犯面に対してやりたいのだけれどもという幼稚園の園長先生からもお話をいただいていたんですけれども、確認したら、幼稚園はないよというところで、セキュリティの会社との契約についてはどうのこうのというのはあるそうですけれども、単純に防犯カメラについての補助はないと、その理由は何ですか。 ◎子ども政策課長 防犯カメラ1か所というかそれだけの単独の整備では、なかなか外部からの侵入の対応にも不足している部分があるので、総合的な整備というところで補助金が出ていると理解をしております。  ただ、やはり単独での防犯カメラの整備というところも必要性はあると、園長先生方からも伺っておりますので、そちらに対して今年何かできるところがあるのか検討させていただきたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  是非この防犯カメラについては、子どもたちの安全を守るためでもありますので、それがネックになってカメラの設置台数を少なくしただとか、ほかの教育に対する経費を削減しないといけないということになっては本末転倒だと思いますので、幼稚園に対する防犯カメラの設置に対する費用も、全部というわけにはいかないかもしれませんけれども、値段もあるので、これ決算ですけれども、今後、前向きに予算付けしていくべきだと思うんですけれども、お願いできませんか。 ◎子ども政策課長 現在、学校110番というものに対しての補助的なものは持っておりますので、そちらの補助内容と併せて防犯カメラについての補助についても検討させていただきたいと思います。 ◆ただ太郎 委員  時間ですので、ここで終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  くじらい委員。 ◆くじらい実 委員  自民党のくじらい実です。残り30分質問をさせていただきます。  先日、竹の塚エリアデザイン計画について質問しましたが、また引き続き、竹ノ塚駅の周辺、質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  来年3月には、当然、竹ノ塚駅の高架化そして踏切の撤去という形で、皆さんの今までの御努力がしっかりと形になって現れるかと思いますが、最初に一つ確認を込めてお伺いしたいと思いますけれども、昨年の決算特別委員会で、私、質問した際に、当時の鉄道立体推進室長、高橋鉄道立体推進室長が、高輪ゲートウェイ駅に負けないような駅を造っていきたいと思っておりますと御答弁いただきました。  現在、鉄道立体推進室長を引き継いでいただいているのが都市建設部長兼任で犬童都市建設部長引き継いでいただいておりますけれども、まずその決意をまたお聞かせいただきたいと思うんですがいかがでしょうか。 ◎都市建設部長 高橋鉄道立体推進室長の発言の後、私、自分の興味で高輪ゲートウェイ駅に行って見てきました。すばらしい駅だったというのは確認しております。竹ノ塚駅はまだできてないんですけれども、パースを見る限りでは、勝っているとは言わないですけれども、負けていないというふうに考えております。  また、竹ノ塚駅は、20人乗りのエレベーターやユニバーサルデザインに基づいたトイレなど、区議会の皆さんや地元の皆さんの意見を取り入れて造っておりますので、東武鉄道の駅としてはかなり画期的なものだというふうに考えております。利用者の方には喜んでもらえるというふうには希望しているというところでございます。 ◆くじらい実 委員  今、意気込みをお聞きしましたので、これから質問していきますが、是非その意気込みを発揮していただいてお答えいただきたいと思います。  まず、新駅の完成に伴ってお伺いいたしますが、平成28年の5月に、下りの急行線が高架化された際には、レールウオークという形で、区民の皆様に線路の上を歩いていただくというイベントが行われました。また上りの急行線が高架化されるときには、昨年、コロナ禍ではありましたけれども、まちづくり連絡会の皆様方対象に高架化直前の急行線の見学会が行われたと思いますが、今回、駅と共にまた上り下りの緩行線も高架化という形になりますが、使う前という形になると思うんですけれども、区民の皆様方に新駅を見てもらう、そういうイベントというのは考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 現在、令和4年3月の営業線全線高架化と新駅の供用開始に向けて工事を行っているところでございます。順調に工事は進んでおりますが、工程的には余裕がない状況で工事を進めております。  現在、新駅舎の見学会などできないか、東武鉄道と検討しておりますが、できたとしても直前になると考えております。今後、引き続き工事工程を見ながら東武鉄道と協議してまいりたいと思います。 ◆くじらい実 委員  やはり高架化という念願の工事が進むわけですから、直前でも構いません、是非とも区民の皆様にも見学会ができるような状況にしていただけたらありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、駅に関しましては、平成24年には、工事着工に当たり起工式があったかと思います。今回3月の高架化に伴って、恐らく高架化後、始発電車が朝から高架の上を走ってしまうかと思うんですけれども、始発電車の朝早くに何かをやるというのはなかなか難しいかとは思うんですが、この大事業に当たりまして高架化、やっぱり式典のようなものはやっていただきたいなと思っております。  実際のところ、私の父も、できたら高架化した駅を見せてあげたかったなという思いも当然持っておりますし、やはり事業としては大きな事業ですので、開通式典のようなものをやっていただきたいと思うんですが、そちらに対してはどういうお考えでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 令和4年3月は、高架化工事の繁忙期となっております。そのためその少し先の時期に式典などができないか、また新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら検討してまいります。 ◆くじらい実 委員  先の時期というのは、特にこれから検討するという形でしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 これから検討してまいりたいと思います。 ◆くじらい実 委員  開通式典のようなものも是非やっていただきたいと思います。  午前中に、いいくら委員からもありました北千住駅にはイルカの像があるというお話でしたので、竹の塚に鯨の像とかあったらどうかなというのは考えてはいたんですけれども、こちらはまた御検討、いろいろと思うところがありますので、また改めてと思いますが、次の質問に移ります。  新しい駅、アンケート結果に基づきまして、視点的、明るくシンプルなデザインということで決定をいたしましたが、これについて木材の使用というのはあるんでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 ホームの天井の一部に木組みを採用することや高架下の一部に木目調のデザインを行うことになっております。 ◆くじらい実 委員  木材を使うという形であれば、できましたら友好都市の木材などを検討していただくということもお願いしたいと思うんですが、足立区にゆかりのある物を使ってほしいと思いますが、そちらについてはいかがでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 これまで鹿沼市産の木材が使用できないか東武鉄道にも申入れていたところでございます。現在、木材の需要が多くて産地を限定すると工事に必要な時期に必要な量が入ってこないという状況が分かっているところでございます。引き続き鹿沼市産などの友好都市の木材の使用について、東武鉄道へ申入れていきたいと考えております。 ◆くじらい実 委員  是非、友好都市の木材の使用も頭に入れていただいて検討をお願いしたいと思います。  それと今まで踏切があったために、駅に入ってくる電車とか減速をしながら入ってくるとか、また踏切をちょっと注意しながらホームを出ていくとか、そういう形で時間のロスとかもあったのかなと思いますが、今後、踏切がなくなれば減速の必要性というのがなくなってくると思います。スムーズに駅に入って、駅から出ていくということも考えられるんですけれども、それによってダイヤの方もスムーズになるかと思うんですけれども、そちらについてはいかがでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 速度の変更はあるんですが、ダイヤの変更に係るような改正はないと聞いております。 ◆くじらい実 委員  分かりました。  駅の方は、また随時進めていただきたいと思いますが、次に駅周辺の質問に入っていきたいと思います。  エリアデザイン計画でも少し触れましたけれども、現在、駅東口にあります公衆トイレについて、このトイレ、地下に入っていく構造ということで、私の方にも、夜、怖くてという話は来ておりますが、こちら公園管理課ということで、今日、土木の方でお聞きしたいと思うんですけれども、エリアデザイン計画の中ではこのトイレ、今後どうしていくかという話を進めていかなければいけないと思いますが、現状についての対応もしなければいけないのかなと。  私も、おととい、トイレの方を質問する前にもう一度見させていただいたんですけれども、今、手洗い場の鏡とかがなくて、蛇口式の水洗ということで、暗いというところもお聞きしていたんで、行ってみてその確認もさせていただきましたが、今、改善できる方法として、鏡の設置ですとか、水道の蛇口を非接触型にするとか、その辺の対応とかもできるかと思うんですけれども、そちらについていかがでしょうか。 ◎公園管理課長 先月9月に実施させていただきました竹ノ塚駅東口周辺の見回りの際、私の方も公衆便所の方を現地確認させていただきました。くじらい委員のおっしゃるとおり、鏡とか設置されていなかったのがございますので、今、既に鏡の設置やセンサー式の水洗への交換の指示をしております。ただ、コロナ禍で資材の納入時期がちょっと遅れぎみでありますので、遅くとも今年度中には作業を終えるようにいたしたいと考えております。 ◆くじらい実 委員  トイレの明るさとかどうですかね。 ◎公園管理課長 まだ、実際の照度測定はさせていただいていないんですけれども、トイレの中の照明に関しては全てLED化されていますので、ある程度の照度は確保できているかなと思っております。ただ地下に入る際に階段の部分が周りとの外の明るさの差で暗く感じるのかなという印象を持っております。 ◎みどりと公園推進室長 公園のトイレについての基準なんですけれども、ルクス的には50ルクス以上というふうになっていまして、現地でその倍以上の照度を確保してありますので、照度的には十分だなというふうに考えております。 ◆くじらい実 委員  おととい、私も行った際には、向かいにあるピーアークの照明がかなり明るいんですね。だから普通に対比してしまうとちょっとトイレが暗いのかなという印象を受けているところが皆さんの感覚なのかなというところが実際あります。こちら、またエリアデザインの方でもトイレの扱いどうするかというのも検討していくべきかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  あと先日も質問の中で入れましたけれども、エリアデザイン計画のアンケートの中の駅前広場の魅力づくりというところで、交番を駅入り口に見える位置に設置してほしいという点についてですが、これは高架下事業また駅前広場事業に関連する話かなと思っております。当然、駅前広場にあるということは、駅の利用者からは交番の位置が認識しやすいのかなと思いますし、先日もお話ありましたけれども、体感治安の面でもプラスになるのかなという部分は思っておりますが、これも当然地域の皆様の声をしっかり聴いていただきながら検討いただきたいと思いますが、今この交番については検討する考えはありますでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 交番の移設につきましては、東口の駅前広場整備や駅周辺のまちづくりを検討する中で、交番の移設の可能性について検討していきたいと考えております。 ◆くじらい実 委員  こちらの交番、これもまちづくりの話になってしまうかと思いますが、是非、検討をお願いいたしたいと思います。  そして現在、一番進捗状況が心配されます都道の補助第261号線について、こちらをお伺いしていきますが、現在第261号線の進捗状況、いかがでしょうか。 ◎企画調整課長 東京都の第六建設事務所の方で事業をやっているところでございますけれども、現在、買収率32%と確認しているところでございます。 ◆くじらい実 委員  私、補助第261号線、何度も質問させていただいて、なかなか進捗率が上がっていっていないなというのが実感しているところでございます。補助第261号線の進捗率ってかなり大事かなと思っておりまして、一つ質問させていただくんですが、普通会計決算のあらましの66ページ、都市防災不燃化促進事業2,784万2,0000円とあります。そちらの方には、令和2年度から西竹の塚地区での事業開始となっておりますが、これ、建て替え助成等で7件と明記しておりまして、西竹の塚地区は7件のうち何件か助成があったんでしょうか。 ◎まちづくり課長 現在のところ2件の助成を行っているところでございます。 ◆くじらい実 委員  不燃化促進事業の案内の中では、西竹の塚地区の期限が2030年3月末となっております。補助第261号線の早期完成を望むところでもありますので、2030年3月末という期限、この助成制度をどんどん対象地域の皆様にPRをしていただきまして、助成制度の促進を図っていただくとともに補助第261号線の意識付けというのも、意識を高めてもらうためにも必要だと思うんですけれども、そちらについてはいかがでしょうか。 ◎まちづくり課長 事業のPRといたしまして、ホームページを活用したり、あと現地で1軒ずつ事業案内をお配りさせていただいたりしております。今年も6月には配布をさせていただきまして、是非この事業を活用していただきたいということでPRに努めているところでございます。 ◆くじらい実 委員  是非PRしていただいて促進も図っていただきたいと思うんですけれども、期限がありますので、万が一、補助第261号線の完成も延びるという場合には、周辺の地域の皆様方にも寄り添っていただきたいなという部分も含めて、期限の延長というのは考えられるんでしょうか。 ◎まちづくり課長 基本的には、補助第261号線の進捗に伴って行う事業と考えてございますので、補助第261号線がもし延伸してしまった場合につきましては、不燃化促進事業の延伸につきましても、関係部署ですとか、あと補助金が入っておりますので、東京都、国の方とも調整しながら協議をしていきたいというふうに考えてございます。 ◎市街地整備室長 くじらい委員言われるように、事業を早めるための一つのアイテムというふうに考えておりますので、PRを一生懸命進めて、是非使っていただきながら、事業が一日も早く終わるように、道路整備が一日も早く終わるように側面支援をしてまいりたいと考えております。 ◆くじらい実 委員  今お答えいただいたとおり、この補助第261号線開通しないと様々な事業で大きな影響出てくると思います。例えば、駅前広場ができまして、区画街路第14号線が開通したとしても、この尾竹橋通りまでの補助第261号線が通らないと、バスの方の移設も恐らくできないと思いますし、高架下の事業についてもいろいろと影響が出てくると思います。また竹ノ塚駅東自転車駐輪場、今、補助第261号の道路上にありますけれども、そちらのところも道路が開通しなければ自転車駐輪場もなかなか先に進まないと、そういう状況になってくると思いますので、とにかく補助第261号線の開通、これを目指して、しっかりと東京都の方には働きかけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、来年4月以降の話としてちょっとお伺いしますが、高架化後、西口のバス停、まだ駅前広場等も使えない状況の中で、恐らく現在と同じエミエルタワーの前にバス停があるんですけれども、そのままになると思います。  そこで確認なんですけれども、現在、赤山街道が踏切で遮られていますので、今、バスはエミエルタワーをぐるっと回って赤山街道に出てくるんですけれども、左折の部分で、今、踏切で分断されていますが、今後、赤山街道が通るようになった場合、車がどういう形で入ってくるかによってなかなかバスがバス停につけられないという状況も考えられるんじゃないかなと思っております。交通上の問題というのはこれから出てくると思いますけれども、それについてはどう対応する予定でしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 バスの運行を踏まえ、高架化後の交通対策につきましては、高架化後の交通状況を見ながら警察と安全対策を協議していきたいと思います。 ◆くじらい実 委員  高架化後という話なんですが、こちらも人の動きもこれから変わってくるかもしれませんし、そこを是非注視していただきたいと思いますが、まず高架下利用については、令和5年度、順次、着工予定、これには変更ないということでよろしいですね。 ◎竹の塚整備推進課長 現在のところ変更はありません。
    ◆くじらい実 委員  令和5年度ということで、だんだん時間が迫ってきてはいますが、具体的に話を進めていくべきだと思います。  高架化後、車道については、赤山街道と補助第261号線が通りますよという形になっておりますけれども、高架下について、例えば、歩行者や自転車が通行できる車道以外の東西の通路という形では何か考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 高架化後の事業前には、エミエルタワーの南側、伊興大境保育園の横ぐらいに跨線橋がありました。現在は、工事の支障となるため撤去していますが、その跨線橋があった位置付近に歩行者と自転車が横断できる道路を設置する予定で現在設計を進めています。 ◆くじらい実 委員  是非、東西の利便性というのも考えていただきたいと思います。  また、エリアデザインでもちょっとお伺いしたんですけれども、平成30年の区民アンケート結果で公共公益施設アンケートを取っていただいております。赤山街道より南側のゾーンに自転車駐輪場、先日お伺いしました赤山街道と補助第261号線の間のゾーンに区民事務所、補助第261号線から北側のゾーンに公園ということでアンケート結果出ておりまして、区民事務所については先日エリアデザインでもお聞きしましたが、自転車駐輪場と公園については、何か現在検討されておりますでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 自転車駐輪場につきましては、補助第261号線の北側のゾーンへ設置できるよう東武鉄道と現在協議を進めております。公園につきましては、スペースの関係上、現段階では高架下に設置することは難しいと考えております。 ◆くじらい実 委員  今のお答えですと、自転車駐輪場は、補助第261号線の北側のゾーンに設置する予定ということでよろしいですか。 ◎竹の塚整備推進課長 くじらい委員おっしゃるとおりでございます。 ◆くじらい実 委員  先日、南側に駐輪場という話です。今の竹ノ塚駅の駐輪場、竹の塚東自転車駐車場の方が南側に行くとかなり遠くなってしまうかなという思いもありましたので、ここは本当フレキシブルに対応していただきたいなと思っていたところでございますので、是非、自転車駐輪場を設置する場合、北側ですよと今ちょっとお答えはいただいたんですが、またこれも、是非とも地域の皆様方の声を聴いていただいて、いろいろと御相談しながら是非進めていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 現在、赤山街道より南側にある区営の駐輪場につきましては、駐輪台数に余裕がある状況でございます。そのため高架下に設置する駐輪場につきましては、補助第261号線の北側への設置に向けて東武鉄道と協議して行っております。 ◆くじらい実 委員  是非、駐輪場の方もしっかり進めていただきたいと思います。こちらからは、今度、赤山街道と補助第261号線の間のゾーン、正しく駅前、駅中心部という形になりますけれども、そのAゾーンの駅前広場を含めた進捗状況というのは今いかがでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 現在、東武鉄道と、高架下利用について鋭意協議を行っているところでございます。 ◆くじらい実 委員  なかなか具体的な話ではなかったんで協議を進めているということだと思いますが、今後、駅前広場も含めた複合的な視点が必要だと思います。ただ地元の方からも、ある要望が上がっておりまして、今まで駅の改札口が、以前の改札口より北側に改札口が設置されますということになっておりますが、これを南側にも改札口を造ってほしいという御意見も地元の方からもいただいておりまして、南方側に西口商店街もありますし、第十四中学校もありまして、今のバス停の位置ですと、南側の方が駅を利用する方は多いのかなという感覚もありますが、以前、改札口を南側にも設置してほしいという要望はあったのでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 南側に新たな改札口を設置してほしいという要望はあったことは把握しております。  今のところ南側に改札口を設置する予定はございませんが、今後、高架下利用を東武鉄道と協議していく中で、東武鉄道の方に改札口の設置要望があることを伝えていきたいと思います。 ◆くじらい実 委員  駅前広場の整備とともに改札口も検討していただきたいなという部分もありますし、駅前広場の事業もしっかり進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  竹ノ塚駅について最後の質問になりますが、先日、情報連絡でホームドアが3月の高架化に間に合いませんという連絡をいただきました。正直あと半年ほどで、まさかホームドアが付かないというお話になるとは私自身も思っておりませんでしたし、地元の方にもホームドア付きますよという説明をさせていただいておりました。  当然、新駅になるときにはホームドア付いていると思っておりましたが、東武鉄道から話があったときに、まさか足立区の方で、はい、分かりましたということはしていないと思うんですけれども、ちょっと経緯をお聞かせ願えますでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 この度は竹ノ塚駅のホームドアの設置が遅れることになりまして大変申し訳ございません。ホームドアの設置の遅れる理由につきましては、東武鉄道から9月16日に区に説明がありました。  遅延の理由は、世界的な半導体製造の逼迫により製品の一部が納入できないということから、納品が間に合わないということが判明したということの東武鉄道からの説明がありました。 ◆くじらい実 委員  説明は分かるんですけれども、区の方は、それに対して何か抗議はしたんでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 駅利用者の安全が第一と考えておりますので、ホームドアが設置されるまでの間の安全対策について、具体的な検討を東武鉄道に申入れたところです。  東武鉄道からは、ホームページの情報提供やポスター掲示、あと赤外線によるセンサーによってホームドアの付いていないことの音声案内、あと始発から終電まで点検員による巡回、あと駅員による視覚障がい者の積極的な声がけを行うというふうに報告があったところでございます。 ◆くじらい実 委員  ホームドアは多分安全のために付けていただくと思うんです。竹ノ塚駅の踏切がなくなって、事故なくなってよかったねという話の中で、3月ホームドアがなくなりました、3月には付きませんという話になっておりまして、万が一これでホームへの転落事故ですとか、仮に人身事故とかがあった場合、何で踏切なくなったのに事故あったのという話にもなりかねないと思うんです。  今、安全対策という話でおっしゃっていただいたんですが、具体的な対応、ちょっと安全面に不安があるかなと思うんですけれども、そちらについていかがでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 東武鉄道には、さらなる安全対策について申入れていきたいと思っております。  また、ホームドアの早期の設置がなされるよう、一日も早い設置がなされるよう、引き続き働きかけを行ってまいります。 ◆くじらい実 委員  部品がということで、物理的な問題になってしまうんですけれども、やはり対応策を講じるのは当然のことでありますけれども、引き続き3月に間に合うように、これも当然、東武鉄道に働きかけしていただきたいと思いますし、高架化完成後に、ホームドアが設置していますよという状況を私も望んでおりますので、竹ノ塚駅の高架化、迎えるに当たって、ホームドアの設置も引き続き要望をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  竹の塚の方は以上でございますが、まだ時間が少し残っておりますので、シェアサイクルの方をお伺いしたいと思います。  昨年の決算特別委員会でも私質問させていただいたんですけれども、かねてから、足立区、坂道が少なくて自転車利用には適しているまちだとずっと公言をさせていただいておりましたので、令和2年度より実証実験として行っているシェアサイクルについてお伺いをいたします。  特に私の近くで、結構シェアサイクル乗っている方が多いなという雰囲気を受けておりまして、そういう意味も含めてお伺いしますが、現在、サイクルポートの設置数や利用状況などいかがでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 サイクルポートの設置数ですけれども、開設当初59か所でした。それが今111か所に増設したところです。また1か月当たりの利用回数ですけれども、開始当初約4,000回だったのが、今は1万7,000回余りに利用回数もアップしているといったところでございます。 ◆くじらい実 委員  利用回数が増加しているということで、実証実験令和2年度から2年間とお伺いしましたが、令和4年度には本格実施に移行する予定はあるんでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 他の自治体におきましても、実証実験を多くやっているところでございます。ただ、他の自治体におきましては、やはりサイクルポート、目標の数に達していない場合には適正な評価ができないということで、ほとんどのところで実証実験の延長をしているといった状況でございます。  足立区におきまして、計画としましては200か所付けたいといったところで今頑張っているところですが、やはりコンビニなど、民間に付けるときはなかなか相手があることなのでちょっと難しいかなということを考えております。年度末に向けまして頑張っているんですけれども、もし計画、達成しない場合にはそれも検討しなきゃいけないかなと感じでおります。 ◆くじらい実 委員  それと併せて、前回、コロナ禍というのもありまして、電車通学、バス通勤、通勤通学に自転車を利用する方が増えているという記事もお話しさせていただきましたけれども、今コロナの影響で自転車が増えているとかそういうお話は何かありますでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 シェアサイクルは全体伸びがございます。また、利用時間帯が朝と夕方が多く伸びているといったことから、コロナへの感染防止のために公共交通機関を控えてシェアサイクル等を利用しているかなというふうに思っておりますので、コロナの影響があったというふうに考えております。 ◆くじらい実 委員  あともう一つ、利用者の年齢層としてはいかがでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 区政モニターの結果からしますと、20代、30代の利用件数が15.6%でございました。60代につきましては1.8%ちょっと低いような状態です。 ◆くじらい実 委員  やはり若い方が使用する割合が高いというのは分かるんですけれども、シェアサイクルを利用する手続としては、HELLO CYCLINGというアプリから登録して予約する流れだと思うんです。なかなか高齢の方が増えていかないというのは、利用手続が難しいという形だと思うので、それについてはいかがでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 これも区政モニターの結果にあるのですけれども、実際、利用した感想としましては、8割弱の方が利用手続が簡単だったというような回答をしております。使う前のイメージちょっと難しいんですけれども、一度使っていただけると簡単だというのは分かっていただけるかなと考えております。 ◆くじらい実 委員  ちょっと時間が迫っていますので、実際のところ手続を含めて、シェアサイクル利用する人を増やすために今後どうしていきますでしょうか。 ◎駐輪場対策担当課長 特に高齢者の方、利用するために長い距離を歩くとなかなか利用できないので、身近にやっぱり物理的に近いところにサイクルポートがあるのが一番いいのかなと思っておりますので、サイクルポート増設に尽力してまいります。 ◆くじらい実 委員  生活スタイルが変化してカーシェアなど物を持たずにシェアするという生活もだんだん広まっているかと思いますので、今後、シェアサイクルが広がってくれば、少し先かもしれませんけれども放置自転車ですとか自転車盗難も減ってくるかなと思っております。是非ともポートの拡大を進めていっていただきたいと思います。  最後、駆け足になってしまいましたが、以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  次に、公明党から質疑があります。吉田委員。 ◆吉田こうじ 委員  公明党吉田こうじでございます。2時半までの間で、最初の10分間、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  今、くじらい委員の方からもいろいろお話ありましたけれども、この10分間、竹の塚のことでお話をさせていただきます。  その前に、決算特別委員会ですので、まずもって、普通会計決算のあらましの68ページにも、鉄道立体化の推進事業ということで載っております。決算額48億800万円余、執行率が57.32%、ちょっと低いかな、これは国のお金、都のお金、区のお金ということでいろいろ工事の進捗に合わせてのお金の出入りだと思いますけれども、順調に工事の方は進んでいるのかどうか改めて確認させていただきます。 ◎竹の塚整備推進課長 繰越しをした関係で執行率は下がっておりますが、工事は順調に進んでおります。 ◆吉田こうじ 委員  それから、決算説明書の314ページに、鉄道駅ホームドア等整備事業1億5,400万円余というのがございます。これはどちらの駅のお話なのか教えていただきたいんですが。 ◎企画調整課長 ホームドア整備事業につきましては、東武鉄道の北千住駅の3階部分、あと小菅駅、五反野駅、梅島駅、西新井駅については、設計等の準備工事分という形で補助の方をしているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  分かりました。  先ほどもお話ございましたけれども、9月16日に東武鉄道の方から、ホームドアが付かないというお話がありまして、私たち議員の方にも情報提供をいただきました。お話あったときに、再度ちょっと重ねて伺いますけれども、区の方としてどういうふうな対応をされたのか教えてください。 ◎竹の塚整備推進課長 ホームドアの設置が遅れることについては大変申し訳ございません。東武鉄道から9月16日にホームドアが付かないという報告を受けました。その後、直ちに上司の方及び議会の方にも情報提供をさせていただいたところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  「受け取らない」と何で言えないんですか。そもそもこの事業は、2005年に4人の方が死傷されるというところから始まった事業です。まちをきれいにするとか、駅をきれいにするとか、そんな類いの事業で始まった事業じゃないわけですよ。  皆さん分かると思いますけれども、新築で小学校を建てました、中学校を建てました。2階の校舎から2階の体育館にきれいな渡り廊下を造りました。安全な手すりがありますから大丈夫ですよ。半年前に手すりが付きません、材料が手に入りませんでした。受け取れますか、受け取れないでしょう。人の命に関わるところだと思うんですよ。ここは、まずは突っ返すべきじゃなかったんでしょうか、私はそう思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎工藤 副区長  実は、これについて、区長の方にも情報を上げたときに、区長はどうして付かないんだということで強い危機感を持って所管の方に質問をしております。改めて、理由、そしていつ付くのか、なぜ付かないのか、これを改めて強く申入れをしたいと思います。 ◆吉田こうじ 委員  ちょっとどなってしまいまして申し訳ございません。別にパワハラ的な話じゃないんです。これ本当に、命が懸かっているんですよ。工事中にも軽自動車とぶつかったりとかいろいろあったわけです。一日も早く安全な駅舎を提供するというのが私は一番大事なことだと思うんです。  これ建築で言うと、施主は国民であり、都民であり、区民なんです。東武鉄道もお金を出していますけれども、みんな乗客の皆さんの乗車賃なんです。それで付きません、はい、そうですかというわけにはいかないと思います。これは区の担当の方々もそうだったと思いますけれども、結局、ただ、何日から新しい駅舎が供用されますと言えば、利用者の方はそれを使わざるを得ないんです。それで私としては、週に1回、竹ノ塚駅に立たせていただいて、朝、御挨拶をしているところなんですけれども、そういう中でも、私は全部の竹ノ塚駅に来る方に御挨拶はできませんので、ほんの一部ですけれども、その1時間の間で白杖を持っている方は2人ないし3人はいらっしゃいます。そのほかにも、視界が途切れているような方ですとか色弱の方、それから弱視の方いろいろいらっしゃるのも十分存じ上げながら朝、御挨拶をしています。いろいろなところにバスが止まっても、その方は頭の中で地図を描いて、そして駅に向かわれている、そういう方たちにとってホームドアって命の綱なんです。これがないというのは、私はこれは本当にゆゆしき問題だなというふうに思いますので、是非、区民の声、議会の声として、東武鉄道側に、まず何としても3月に間に合わせるべきだという意見を強く言っていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎区長 言って付くのでしたら私ども何度も申し上げています。実際に、もしお金の面でしたら、区が独自に先にお金をお支払いしてでも付けられないのかというお話もさせていただきましたが、とにかくない、それは今ほかの業界からもいろいろお話が来ておりまして、決して、あるものをないと言っているわけでもないし、かなり向こうも無理をしていろいろ探してくれているようです。区の選択として、ホームドアが付かないから供用開始を遅らせるという判断が本当に地元の方にいいのかどうかということは検討して苦渋の決断をさせていただいております。  最後まで、少しでも1台でも2台でも1か所でも付かないかどうかも含めて、最終的なせめぎ合いはしてまいります。お気持ちは、吉田委員以上に私の方がじくじたるものがございますので、区長から東武鉄道の方にきちっと申入れはこれからも続けてまいります。 ◆吉田こうじ 委員  ありがとうございます。私どもの会派、公明党も、国会、都議会、区議会と先輩議員も交えて本気で取り組んでまいりました。是非、安全対策の方、今いろいろ、さきに御返事ありましたけれども、本当にそれで大丈夫なのかということを検証していただいた上でお願いしたいと思いますし、あと障がい者の団体の方に対しては、そういう通知というのは、まだされていないんでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 まだ、障がい者団体の方等には周知をしていない段階でございます。 ◆吉田こうじ 委員  是非早めに、そういう方向になるかもしれないということも、議会の方に御報告いただいた上で結構ですけれども、前もってきちっとお話をしていただきたいということと、先ほど内覧の話がありましたけれども、是非障がい者の団体、特に視覚に障がいをお持ちの方たちの団体に対して内覧をしていただくように、もともとあったホームにホームドアが付くわけじゃないんです。全然違うホームにホームドアが付くわけですから、そういう意味では、そういった視覚に障がいのある方たちに、是非、内覧をしていただけるように、区の方から東武鉄道に申入れをしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎竹の塚整備推進課長 障がい者団体への周知につきましては、東武鉄道へきちんと周知するよう申入れていきたいと思います。あと、内覧につきましては、現在、工事を行っていて、工事のスケジュールが本当厳しい中でございます。工事中に内覧することは、かえって危ない場合もありますので、内覧の時期につきましては、今後、東武鉄道と安全対策を取れる時期を見て検討していきたいと思います。 ◆吉田こうじ 委員  是非その辺、安全を見極めて進めていただきたいと思います。  先ほど、駅を中心としたエリアデザインの話もございましたけれども、東口のURの賃貸住宅、竹の塚第三団地に関して、URの方から何かお話が今出ておりますでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 URとは協議を進めてきているところでございますけれども、具体的な団地、ストック再生の計画については、まだ具体化していないというのが実情でございます。 ◆吉田こうじ 委員  やはり東口の広場が広くなるか、そのままの状態かというのは、エリアデザインを進めていく上で大変大きな星になるんじゃないかと思うんですけれども、そういう意味では、URもまちづくりに関しては大変知見があるところだと思いますし、是非、今後ともしっかり連携をとっていただきながらやっていただくとともに、私は、竹の塚のエリアデザイン計画も早急に進めないで、きっちりと東京都の補助第261号線の動向と東口のURの動向をきちっと見極めた上で計画を定めていった方がいいんじゃないかなと思うんです。  そういう意味では、計画をしていくに当たっては、延長も含めたスケジュール観については、再度検討すべきじゃないかなというふうにも思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎経営戦略推進担当課長 吉田委員おっしゃるとおりだと思います。  URですとか高架下も含めて、具体的なものが見えていない段階で計画を策定するということではなくて、まずはアンケートをいただいたところもございます。体感治安の改善に向けた取組、こういったものの方針を示させていただいて、その上で、具体的なまちの動きが出てきた段階で計画を策定していく、こういった形で考えていきたいなということで今考えているところでございます。 ◆吉田こうじ 委員  是非、地元の方のまちづくりの協議会の方は引き続き続けていただきながら、エリアデザインとしての計画については、もう少し全体観が見えてくるまで、絵に描いた餅にならないように、しっかり取り組んでいただければと思います。ちょっと食い込んでしまいまして申し訳ございません。よろしくお願いいたします。以上です。 ○鹿浜昭 委員長  水野委員。 ◆水野あゆみ 委員  残り30分、公明党、水野でございます。よろしくお願いいたします。産業経済の款ですので、まず私も、ずっと気になっていた小規模事業者経営改善補助金について伺いたいと思います。  この事業は、感染症予防に使った経費を5分の4の補助率で上限20万円まで補助してくれるものです。本当に売上げの減収要件なども要らず、そういうのを設けておらず、とても使いやすい補助金なので御紹介した皆さんには大変に喜ばれています。  申請件数で見ると3,654件、本来であれば、予算が足りなくなるくらい申請が殺到するのかなと思いますけれども、予算も余っている状況です。  先ほど渡辺委員の方からも、周知が足りないのではという質問もございました。産業政策課長の方からも周知が足りないと思うということで、業界団体などにも会議の場で知らせていきたいという御答弁ございましたが、私としても本当に対象となるような業界団体に対してしっかり周知するとともに、この12月24日までとなっている期限の延長、さらに補正なども組んで予算も増やしていただきたい、区内の小規模事業者の数に対してあまりにも少ないと思いますので、この点いかがでしょうか。 ◎産業政策課長 令和2年度の交付決定件数の方で、こちら3,654件という形で報告させていただいてございます。  令和2年度の5月から開始いたしまして、令和2年度は大分申請が多くて月300件を上る申請があったのも事実でございます。今年度になりまして、ある程度やはり先ほど御答弁差し上げました感染のグッズなどが比較的整ってきたことであるとか、パソコンなども比較的行き届いてきたというところで、申請件数が落ち着いてきているところが事実でございます。実際、月に関しますと昨年の5分の1ぐらいになっているという状況もございます。引き続き周知など強化して、各団体などに周知してまいりたいと考えてございます。  一応、今回の申請の期限12月24日までのところでございますが、今年度、延長してやるということを、9月まで、まず導入して、この感染の状況が引き続いてまいりましたので、12月までという形で延長してございます。引き続き感染の状況を見定めながら、こちらの申請期限については検討してまいりたいと考えてございます。 ◆水野あゆみ 委員  私の肌感覚では、まだまだ知らない方が多いというところがあると思いますので、周知のところしっかりお願いいたします。  国や東京都、区からも様々な給付金や支援金が打ち出されているんですが、間違いなく手元にたどり着いたのは特別定額給付金ぐらいであったかなと思います。例えば、住居確保給付金にしても執行率64%、支給者数1,303人で支給者数の見込み差による残が1億7,700万円と出ていました。本当に、特別定額給付金のように個別通知がされた、そういうのに対してほかの支援策は周知不足であったり、また誰が対象者なのかというのは理解されにくいということが考えられます。せっかくもらえる給付金が受け取れていない、そういう現状をどのように考えているのか、また、これについての改善策について何か検討されているのか伺います。 ◎産業経済部長 今年度から、今までは業界団体を通じてとかそういったことだったんですけれども、個別通知も場合によっては取り入れておりまして、そういったことも今後も状況に応じてやってまいりたいと思います。また実際に、補助金の存在を知っていたか、知らないかということについても、今回アンケート調査の中で分かっておりまして、17%ぐらいの方、150社のうちの20社に満たないぐらいなんですけれども、知らなかったという方も確かにいらっしゃいます。今その方たちの、一体どんな業種業態なのかということも詳しくこれから調べたいというふうに思っております。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。  また、この1年半、飲食店を解雇された方とか、仕事が入ってこなくて無収入が続いている方、私の元にも多くの御相談をいただいています。昨日も、社会福祉協議会の貸付けの申請のお手伝いもいたしました。様々な情報の発信に対してキャッチできる能力には個人差があると思います。  先日もある方が区の窓口に融資の御相談に来られました。その結果、融資が受けられないということが分かったんですけれども、支払いとか生活費、お金がなくなってどうにもならないということで回り回って私のところにいらっしゃったんです。お話を聞いたらその方個人事業主で、減収状況から見て、月次支援金の申請もできる、また、世帯主名義での社会福祉協議会の貸付けの申請もできる、区の小規模事業者経営補助金ももらえる、また家族に休業支援金の申請をできる方もいましたので、6件ぐらい申請できるものがあったんです。こういう給付金制度があることを全く御存じありませんでした。  何を言いたいかといいますと、区の窓口で融資は借りられませんという回答は間違っていないと思うんですが、同じ産業経済部で実施している中小企業向けの緊急経営相談窓口、御紹介していればそのまま帰らないで済んだのかなと思うんですけれども、これは本当に残念に思いました。何日も悩んだ末に私のところに来ることもなかったのかなと思うんですけれども、この積極的な窓口の活用について要望したいと思うんですが、この辺はいかがでしょうか。 ◎企業経営支援課長 今、水野委員のおっしゃったとおりで、窓口の段階でそういったお話、融資の対象にならないですよとお話する際に、ほかに使える補助金ですとか、月次支援金等々いろいろありますので、そういったものをきちんと漏れなくお伝えできるような形で体制改めて強化したいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。  また、普通会計決算のあらまし50ページの中小企業オンライン相談も機器をそろえてやっていただいておりますが、現在まで数件しか相談がないと、そういう状況と伺っています。これも結局、周知不足なのかなと思います。相談したい方は山ほどいますので、これもしっかり周知をしていただいて、積極的にアプローチもしていただきたいと思います。  また、ネットができなくて給付の申請ができないという方も本当に多くいて、私が代わりにやってあげられればいいんですけれども、とてもやれる件数じゃなくて、本当にごめんなさいということで言っているんですけれども、そういった申請をサポートしてくれる窓口もないと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎産業政策課長 産業経済部の方では、12月以降に、そういった、例えばスマホからQRコードを読み取って行政サービスにアクセスするであるとか、そういったような消費者育成など、そういった事業も各地で取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◎産業経済部長 確かに、いろいろな形でお知らせしてもなかなか行き渡らないというところはあるかと思います。残念ながら窓口でほかの御案内ができなかったという今お話もございました。改めて、様々な御案内ができるようにということで考えてみたいというふうに思っておりますし、確かに国の給付金ですので、なかなかこちらで中身について記入したりできないんですけれども、サポート窓口はどこなのかとか、そういったことが設けられているのか、テレフォン案内なのか、そういった御案内を細かくできるように窓口にも周知してまいります。 ◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。できれば、本当に申請サポートもやっていただきたいと思います。先ほど12月にQRコードを読み込んでというのは、是非、後で教えていただきたいと思います。  私が相談を受けた社会福祉協議会の貸付けを借りた方とか、月次支援金を申請された方、個人事業主の方でしたけれども、借りたお金まず何に使いたいとおっしゃっていたか、分かりますでしょうか。区民部長、分かりますか。 ◎区民部長 具体的には、御自分の事業の方にお使いになりたかったのではないかと、そんなふうに思います。 ◆水野あゆみ 委員  本当に私すごいなと思ったんですけれども、生活費が苦しい、支払いがいっぱいあると言っている中で、まず保険料や住民税を払いたいとおっしゃったんですよ。そういう方が多くいらっしゃいました。  本当に未曽有のコロナ禍で、今後、経済が復活するまで10年以上かかると言われています。いまだかつてないほどの給付金や補助金、融資など様々な支援策が出て事業者や区民も混乱しています。本当に申請をサポートするくらいの姿勢は見せるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
    ◎工藤 副区長  ただいま本当に貴重な御意見、そしてやらなければいけない窓口ということで重く受け止めております。早急に対応できるように努めてまいります。 ◆水野あゆみ 委員  是非、皆さん期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  また、区のホームページには、中小企業支援というページもございます。誰が見ても分かりやすく活用していただけるような中小企業支援サイトも作成できないか伺います。 ◎企業経営支援課長 今、足立区のホームページ、産業経済というページの中で企業支援ですとか、あと補助金ですとか、そういった形でグループ分けして様々な施策御紹介しているところでございます。まずはそちらを見ていただければ、分類分けして見られるような形になっておりますので、引き続きホームページの方を改善して見やすいようにしていきたいと思います。 ◎報道広報課長 最近、ホームページにたくさん情報が出てきて見づらいところありますので、今ちょっと検討しておりますので、少しお時間いただきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、教育の款で学校教育全般について伺います。  コロナ禍で一番生活に影響を来しているのは学校が休校になった子どもたちではないかと思います。親は子どもに留守番をしてもらって、また学童に預けるなどして働いていますけれども、子どもたちは何か月も自宅で自粛を強いられました。思い切り走って運動もできない、習い事もお休みになり全てやめてしまったという子もいます。コロナの発生状況によっては、友達と遊べないなど我慢も強いられてきました。  うちの子も当初、休校になるときは小学3年生で毎日ランドセルを投げて公園に遊びに行っていた子が、本当にぴたっと遊びに行けなくなりました。行っても友達もいないということで行かなくなってしまったんですけれども。そういったことで、休校明け体育の時間に50m走のタイムを娘が測ったときに思うように走れない、体が動かなかったということで、運動発表会のときに100m走れるか本当に不安だというふうに言ったのを思い出します。走るのが得意な子がこういうふうに体力面も落ちてしまうんだなというふうに感じました。  この休校、また自粛生活で身体面だけでなく精神面においても度重なる休校で影響は計り知れないと思いますが、教育委員会としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎教育指導課長 正におっしゃるとおりで、本当に子どもたち、コロナ禍においては、しゃべったら駄目と言われたらしゃべらない、休み時間はじっとしていなさいと言われたらじっとしているという、そういう状況が続いておりましたので、非常に心配の部分はございます。  ただ、昨日、私、学校の方に4校回ってまいりました。久々に学校に行って、昔聞こえていたうわあっという子どもたちの遊ぶ声だったりとか、運動会の練習をみんなでやっている状況を見ました。これからしっかり体力向上、それから子どもたちの心について自己肯定感を高めるような活動をしていきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  ありがとうございます。学校は、勉強だけでなく子どもの成長にとって欠かせない場であるとも本当に保護者の一人として感じます。1人でも陽性者が出たら学級閉鎖ということで、今週の月曜日から休校明け、通常授業に戻った途端に、ある学校では陽性者が出て月曜日から金曜日まで1週間お休みという学級閉鎖になったクラスもあります。先ほど陽性者2人に要件が変わったということもありますけれども、できるだけ休校や学級閉鎖は控えるべきだと私的には思っております。  また、クラスの感染状況によって、どうしても学級閉鎖をしなければならない場合、リモート授業の実施を必須としていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 様々な状況があるとは思いますけれどもリモートについては、今後もいろいろな状況を踏まえてやっていけるような状況はつくっていきたいと思っております。ただ、先ほどもお伝えしたように、対面でやって子どもたちは実際見ながら教育をしていくというのは非常に大事なことですので、両方で考えながらやっていきたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  私が質問したのは、学級閉鎖になった場合のそのクラスの子たちにリモート授業をしっかりやってほしいというお話なんですけれども。 ◎教育指導課長 失礼いたしました。学級閉鎖になりましたら、これはやっぱり閉鎖ですので、リモート授業というよりは、タブレットのアプリを使ったような自主学習というのが主になると思います。 ◆水野あゆみ 委員  コロナ禍の対応で、いろいろなケースがあるのかもしれないですけれども、課題だけ渡されてタブレットで1人でやってよとか、プリントやってよという、それで提出するというのはこの何か月もやってきて子どもたちも限界に来ているかなと思います。やっぱりオンラインであっても、うちの子も中学校の方はリモート授業始まってすごい画期的なのは私も後から見させてもらいましたけれども、本当にいいなというふうに感じましたので、ただ課題を渡されてやってよというよりかは、しっかりリモート授業必須でやっていただきたいと思いますが、そこは足立区の教育委員会として何とかできないものなんですか。 ◎教育長 今回、リモート授業も併用させていただくような形で一時期やりました。その中でリモート授業だけずっとやっているとなかなか集中が保てないというようなことも分かってまいりました。どういう形がいいのか検討してまいりますけれども、できるだけ子どもたちが気持ちを維持しながら勉強に取り組めるような工夫をしていきたいというふうに思います。 ◆水野あゆみ 委員  リモート授業で集中が切れてしまうというのも分かるんですけれども、課題渡されるだけだともっと集中できないんですよね、普通の子は。できる子はまた違うのかもしれないですけれども、そういったところもしっかり考えて進めていただきたいと思います。  また、勉強の遅れが生じていることは本当に理解されるんですが、やはり学力の向上ばかりを言うのではなく、先ほど佐々木委員もEQを育てるという話をしていましたけれども、子どもたちの本当に情緒が不安定になっているという状況を私も見ておりますので、こういった情緒面、体力面のケアもできるように、道徳の授業や、また体育の授業、図書であったり体験学習、これを結構削ってしまう学校もあるのかなと思うんですけれども、こういうのを削らずに、しっかり履行していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育指導課長 今までの緊急事態宣言であったりとか蔓延防止法が出たところによって外に行けない、校外学習に行けなかったりとか、みんなで集まって活動する学習が全くできないという状況が続いておりました。昨日、運動会の練習をしていたという状況を見たというのもありましたけれども、これから、どんどん子どもたちが特別活動、いわゆる委員会活動であったり、クラブ活動をやったり、外に出て学習をしていくというのを増やしていきたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  よろしくお願いいたします。  次に、こども支援センターげんきの方での登校サポーター派遣について伺います。  この登校サポーター派遣によってどの程度の改善率があったのか、小・中学校の改善率について、まず伺いたいと思います。 ◎教育相談課長 登校サポーターの68%が改善したという結果が出ております。 ◆水野あゆみ 委員  ありがとうございます。  本当にかなりの改善率であると思います。登校サポーター派遣は、不登校状態に陥る前に状況を改善して登校の習慣付けを狙いとしているとありますが、私の肌感覚としては、かなりの日数30日以上、それ以上欠席している児童でなければ、なかなか派遣していただけないのかなというふうに思うんですが、その点はどうなのか。  また、かなりの期間欠席していても、家庭環境に支援の必要がある子であっても派遣されていないケースもあります。ここについてはどのような認識でしょうか。 ◎教育相談課長 登校サポーターは、お迎えをしに家まで行って学校に送る事業と別室で見守る事業とありまして、基本的には学校に通学できる方が対象となっておりますので、30日以上欠席でなくても登校渋りがあった場合は、学校から依頼があれば派遣ができる形になっております。  また、長期にわたる欠席者に関しましては、ある程度スクールソーシャルワーカー等が働きかけながら、お迎えに行ける状態になれば当然派遣できますので、状況に応じて対応しております。 ◆水野あゆみ 委員  学校から要望していてもなかなか付かないというのも登校サポーターとの相性もあるということで伺っています。  昨年の決算特別委員会のときにも、教育委員会も一緒に頑張って登校サポーターの登録数を上げてほしいということを当時の上遠野所長に伝えまして、頑張りますというお話だったんですけれども、その後、サポーターの登録数や、また取組についてはどうか伺います。 ◎教育相談課長 実は、登校サポーターの教育委員会の方でホームページで募集してマッチング支援等をしておりまして、今まで学校が探していたということがありましたけれども、昨年度、令和2年度は80名が登録されたということで、平成30年度51名、令和元年度64名と徐々に増えてきている状況でございます。 ◆水野あゆみ 委員  本当に80名も増えたということで、マッチング支援はすごいんだなというふうに思うんですけれども、今後、この登校サポーターをどのぐらいの率というか、不登校者だったりそういう子に対して付けていこうと思っているのか、目標数というのを立てているのか伺います。 ◎教育相談課長 中学校別室支援が結構有効ですので、できれば全中学校に登校サポーターを派遣して別室支援できればいいなと考えております。  また、お迎えに関しましては、小・中学校でいろいろ事情は異なりますので、学校が要望して派遣できないことがないよう、地域によって、学校が遠いとか行けないというサポーターもいらっしゃいますので、マッチング支援を強化してまいりたいと考えております。 ◆水野あゆみ 委員  是非よろしくお願いいたします。  次に、スクールソーシャルワーカーについて伺います。  相談件数、こども支援センターげんきの実績報告では、スクールソーシャルワーカーにつないで解決した相談件数が小学校31件、中学校39件となっていますが、解決した内容について書かれていませんでしたので、どのような相談内容が解決したのかということも、今後、詳細に報告していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎教育相談課長 スクールソーシャルワーカーの方に関しましては、7月の文教委員会の報告でさせていただいておりまして、例えば、活動による成果で保健所とか医療機関につないだとか、福祉事務所との連携を図ったというのございますが、一番の解決、最近、解決というか改善が多いのは、居場所を兼ねた学習支援事業、NPO、不登校支援やっていますけれども、そちらにつなぐことが一番多くなっております。なかなか家から出られなかったお子さんをそういう居場所につないで、チャレンジ学級もそうですけれども、そういうところをつなぐということで改善解決した割合が多くなっております。 ◆水野あゆみ 委員  今ちょっと言われてしまったんですけれども、解決した相談と支援している相談、この件数ごとに明確化していただきたいなと思います。今おっしゃっていた居場所を兼ねた学習支援事業につないだ件数、登校サポーターの活用件数、また弁当配食による見守りの件数など、支援内容も明確化していただきたいと思います。  先ほどおっしゃった文教委員会の報告の中で、スクールソーシャルワーカーの活用について今後の問題点として2点挙がっていました。1つが、学校のスクールソーシャルワーカーに対する理解を深めるとあるんですが、今現在、スクールソーシャルワーカーに対する学校の理解というのはどういうふうになっているのか、またそれに対してどのように取り組まれるのか伺います。 ◎教育相談課長 実は、これまで中学校に不登校支援であるとか様々な課題がありまして、中心に支援をしておりました。校内委員会に毎週1回参加しておりまして、中学校からはかなり理解が進んでいるかなと。  ただ一方で、小学校、どういう活用をしていいのか分からないというようなこともあります。また、なかなか人も手が回らなかったところもございまして、来年度少し増員をして、小学校への支援を強化してまいりたいというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  私も教員をやっている友人また校長をやっている知り合いなどからも、スクールソーシャルワーカーの活用方法が分からないという、どういうふうに働いてもらえばいいのかというのは相談を受けているところなので、しっかりとサポートしてあげていただきたいと思います。  もう1つの問題点が、スクールソーシャルワーカーが関係機関との協力体制を強化していくことにより、児童・生徒、保護者への支援を充実させるとあります。この関係機関というのは、主にどれぐらいあるのか、主なる機関はどれぐらいで、どのように協力体制を強化していくのか伺います。 ◎教育相談課長 個々の事情によって様々な関係機関ございますが、主に児童相談所、また福祉事務所、あと医療系、精神的なケアが必要だというようなお子さんであれば医療機関との連携というのが多くございます。 ◆水野あゆみ 委員  そこの主な機関とはどのように協力体制を強化されるんでしょうか。 ◎教育相談課長 児童相談所とは、定期的な会合を持っておりまして既に連携をしておりますが、医療機関ともそれぞれ個別ケースに応じたケース会議等を行っております。  また、先ほど申しましたNPOの居場所の関係であるとかフリースクールもそうですけれども、あと高校との連携というのも含めて、様々な関係機関の強化を広げていきたいというふうに考えております。 ◆水野あゆみ 委員  しっかりつなぐことがスクールソーシャルワーカーを置いている意味でもあると思いますので、本領を発揮していただきたいと思います。  次に、決算説明書328ページ、教育課題解決への取組事務というところで、よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート調査委託、決算額3,230万円余とあります。かなり大きな金額ですが、どのような事業でしょうか。 ◎教育指導課長 これは子どもたち一人一人が学校において、要は友達関係がうまくいっているのかとか、学級でのその子の居心地はどうなのか、それから自己肯定感がどうなのかという観点からアンケート調査をしております。このアンケート調査を業者の方に委託しまして、集計を取って、最後、クラスごとのデータが戻ってきて、このクラスではこういう傾向が多いですね、例えば、このお子さんだったらこういうところに課題を持っていますねというのがデータ上出てきますので、教員がそれを見て、今後その子たちに対して個々にどういう指導をしていくかというのを見る材料となっております。 ◆水野あゆみ 委員  子どもに対するアンケートを出してもらうというあれですね。せっかく1人1台のタブレットが整備されたわけなので、タブレットの中にそういうのを落とし込んでいただいて答えてもらって、それを提出してもらうとか、そういったデジタル化はすごい必要かなと思うんです。経費削減にもなりますし、データの収集分析も効率的だと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育指導課長 正におっしゃるとおりで、タブレットにWEBQUというアプリがございますので、これの導入について検討しているところでございます。今先行して4校にモデル実施をしております。要は、その実施の状況であったりとか課題を精査しながら進めてまいりたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  すごく興味があるので、また、アプリの実施、モデル内容もしっかり教えていただければと思います。  子どもたちのICTの活用というのは、先生方より何年も先に行っているなというのは私そばで見ていて思うんです。小学生であっても低学年であっても、ほぼ全員ぐらいがオンラインゲームをやっています。イヤホンつけて、全然会ってもいないのに、よし、後に回れ、あいつに打てとか、そんな感じで人を倒すチームゲームもやっていたり、あとは、いろいろな国旗の世界とつながるマリオカートと言っている、そういうので世界中の人と対戦していたり、本当にすごい時代だなと思って、先生よりも先に行っているんじゃないかなと思うんです。  さっきほかの委員からも、先生の力量次第でリモートワーク止めちゃ駄目よという話あったと思うんですが、私も本当に大賛成で、整備したからには、どんどん加速してやっていただきたいなと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ◎教育政策課長 この後、教育活動に落とし込んでいく研修を中心にして展開していくつもりでございます。 ◆水野あゆみ 委員  是非早急にお願いしたいと思います。  また最後に、スマホ教育というところでは、スマホであったりタブレットも、今後、持って帰ってくるんですけれども、スマホでのそういった友達関係とのトラブルであったり、また詐欺に引っかかってしまうとか、そういったことも、あとはサイバー攻撃みたいな、そういうのも今後しっかりやっていかなきゃいけないなと思うんですが、そういう教育についてはいかがでしょうか。 ○鹿浜昭 委員長  簡明に願います。 ◎教育指導課長 これについては、SNSルールであったりとか、セーフティー教室などを通じて、しっかりネット環境に対する危機意識というのを子どもたちに持たせ、規範意識を持たせたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  この際、審査の都合により暫時休憩いたします。       午後2時31分休憩       午後2時50分再開 ○鹿浜昭 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  立憲民主党から質疑があります。銀川委員。 ◆銀川ゆい子 委員  休憩後の発表になります銀川です。どうぞよろしくお願いいたします。  では、まず始めさせていただきます。  まず最初になんですけれども、私、今年の夏の8月、9月に初めて大学生のインターンシップ生の受入れをさせていただきました。18歳と19歳の女の子2人の大学生だったんですけれども、2人とも将来、公務員を目指しているということで、今回、足立区役所の職員の皆様にもできるだけ多く触れ合うというか、関わり合う機会をたくさん取らせていただいて、職員の皆様方にも大変この2か月間お世話になりました。ありがとうございました。  その中でも、本当に職員の方々にはいろいろとお世話になったんですけれども、まず、区議会の方では、区議会見学ということで本会議場とかを一緒に見学して様々な体験をさせていただきました。あと委員会の事前説明とかも一緒に説明を聞かせていただいて同席させていただきました。あとこちらなんですけれども。       [資料を提示]  まちづくり課にお邪魔させていただいて、まちづくり課の大竹まちづくり課長と松橋千住地区まちづくり担当課長から、北千住駅の東口のまちづくりについて2人がレクチャーを受けているところです。  これらのいろいろなことに参加させていただいて、2人からは公務員の人たちのお仕事を間近で見ることができて本当によかったと、とてもいい経験ができたと声をいただきました。  そして、区長にも会わせていただいたんですけれども、区長からも、是非公務員を目指すなら足立区でということでお声をかけていただいて、2人とも何かより意気込みを強くしたようで、本当に足立区役所、足立区で研修、インターンシップをさせていただいてよかったというふうに言っていました。  職員の皆様、区長はじめ皆様本当にありがとうございました。  このインターンシップ活動の一環として区内の施設いろいろなところにも行かせていただいたんですけれども、こちら鹿浜五色桜小学校、一番新しい小学校も職員の方に御尽力をいただいて視察をさせていただくことができました。       [資料を提示]  こちらなんですけれども、校長先生と副校長先生に1時間半以上にわたってすごく丁寧に校内を案内していただきました。こちらには同じ会派の鈴木議員も一緒に同席して回らせていただきました。  この新しい鹿浜五色桜小学校なんですけれども、すごく驚いたことがたくさんありまして、まず一番本当に驚いたのが、コロナ以前に建てられた学校なのに、学校内のあらゆるところに水道が設置されていたこと、例えば、音楽室とか、図書室とか、教室の一部にも水道があらゆるところに設置されていて、すごい子どもたちの衛生環境に配慮されているなというふうに思いました。あと2階のところが全部、外側がテラスになっていて、そこが芝生にされているところもあって、そこでお弁当を食べたりとか、ピクニックの気分を味わえたり、運動会のときには親御さんが2階から運動場を見ることができるので上から子どもたちの活躍する様子を見ることができる、本当に最先端というかすばらしい施設が整えられた学校だなというふうに見させていただきました。  そこで、子どもたちの学ぶ環境についてお伺いをさせていただきたいと思います。  こちらの鹿浜五色桜小学校のような新しい学校と、まだ古い学校に通う子どもたちでは、不公平感とか心の持ち方、例えば、新しくてきれいな学校に通っていたら明るい気持ちで前向きな気持ちで過ごせる、ちょっと古くて汚いところだったら暗くなってしまうということも、もしかしてあるかもしれないですけれども、通う学校によって子どもたちの心の持ち方に違いはないでしょうか。 ◎教育指導課長 古いのと新しいのどっちがいいと、みんな新しいのがいいと言うに決まっています。ただ、子どもたちは自分たちが通う学校のことをやっぱり好きです。この学校のこういうところがいいんだというのはみんな子どもたち言えるように教員一丸となって今やっていますので、要は施設の新しい古いに関係なく自分の学校に対して愛情を持って接するとか、自分の学校をアピールするという方向に子どもたちを指導していきたいなと考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。心の持ち方とか自分の学校に対して誇りを持ってもらうとかそのような姿勢で取り組んでいただいているということはとてもよかったです。  古い学校でも、せめてトイレはきれいになっていればいいかなと思うんですけれども、学校のトイレは、今全てきれいになっているということでよろしいでしょうか。 ◎施設営繕部長 今年も30校ほどトイレの工事をさせていただいて、ようやく来年4校を残して全て104校は洋便器化になりまして、大変皆様方に御迷惑をおかけしましたけれども、すばらしい環境を御提供できると思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございます。  どんな環境でも子どもたちが健やかに学校生活を送れるようにこれからもよろしくお願いをいたします。  次に、防犯カメラの設置についてお伺いをさせていただきます。  令和3年度版の「数字で見る足立」を見ると、現在、区立の公園は346か所、児童遊園は151か所あります。その中で、現在、カメラが設置されている公園は幾つありますでしょうか。 ◎道路整備室長 道路整備室におきまして防犯カメラの設置工事を行っておりますのでお答えいたします。  まず、公園の中の設置台数ですが、令和2年度末で73台あります。なお、現在ネットワーク化の工事をしておりますが、ネットワーク化された防犯カメラについては44台となっております。 ◆銀川ゆい子 委員  では、公園全体で、現在何台の防犯カメラが設置されているでしょうか。 ◎道路整備室長 先ほどの答弁と重なりますが、公園の中では73台です。ちなみにですが、区全体のことをお話しさせていただきたいんですが、区全体ですと、令和2年度の段階では902台ついてございます。その中で公園については73台が令和2年度末で付いている状況です。繰り返しになりますが、うちネットワーク化しているのが44台となってございます。 ◆銀川ゆい子 委員  令和3年度の予算特別委員会で、区内全ての公園への防犯カメラの設置をお願いしました。その時点で全ての公園に設置する予定と御答弁いただきましたけれども、具体的な計画はまだ決まっていないとのことでした。改めてお伺いしますけれども、今後の実施計画はどのようになっているのでしょうか。 ◎道路整備室長 まず、今年度でございますが、公園については10台設置を予定してございます。なお、令和4年度から令和11年度にかけまして、毎年60台設置を予定しています。そうしますと累計で563台を設置することになってございます。 ◆銀川ゆい子 委員  今後、設置した防犯カメラを更新や点検をしていく中で、カメラが必要のない場所も出てくる可能性もあると聞きました。防犯カメラは不要だと思ったところは取り外してしまうなら、ダミーカメラの付け替えも検討いただきたいと思いますが、どうでしょうか。費用も抑えられますし、ダミーのカメラでも大きな犯罪抑止力となると思いますが、いかがでしょうか。
    ◎道路整備室長 基本的には、必要な場所に防犯カメラを設置しておりますので、取り外すことについては現状では考えてございません。  また、銀川委員御発言のダミーのカメラなのですが、実は、正直、見る人が見ると分かってしまいますので、それでは犯罪抑止になりませんので、費用がかかってもきちんとした防犯カメラを設置することが必要だと考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  次に、通学路への防犯カメラの設置についてお伺いをいたします。  小・中学校には各校5台ずつ、今年度中には、全小・中学校の通学路に防犯カメラの設置が完了するとのことですけれども、区は通学路への防犯カメラの設置は、これで必要な台数は達成したという認識でしょうか。 ◎学務課長 通学路の防犯カメラについては、基本的に各校最低5台、その上にさらに各2台付けるということで、令和2年度、令和3年度で今設置をしているところです。まだこれで全て完全とは考えておりません。まだ今後足りない部分についてはきちんと、それぞれ必要なところに必要な場所に防犯カメラを設置できるように今後も進めていきたいと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  ほかの区と比較して、足立区の防犯カメラの数は多い方か、それともまだ足りないと思っていらっしゃるのでしょうか。 ◎危機管理部長 分かる範囲でという言い方で23区の平均を調べさせていただいたことがございます。23区平均では、お答えいただいている自治体の中で言うと、まだ平均には実は届いていないというか、少ない方に入っているところでございます。  台数といいますか1kmメッシュ当たりでどれくらいあるかとかという考え方を取っても、まだ平均にはちょっと届かないという状態でございます。 ◆銀川ゆい子 委員  まだ平均には届いていないということで、平均に届くまでの設置完了時期の目安はどのぐらいでしょうか。 ◎危機管理部長 単純に台数だけを競うということではなく、繁華街ですとか、よく問題が起きる公園ですとか、通学路ですとか、適材適所という言い方はおかしいかもしれませんが、必要な場所に選定をしながらやっていったとしても、あと三、四年はかかってしまうかなと思っております。 ◆銀川ゆい子 委員  町会や自治会の街角防犯カメラの設置について、こちらは町会から支出しているものはあるんですか、それとも区が全て負担しているのでしょうか。 ◎危機管理部長 町会・自治会の防犯カメラにつきましては、東京都の方が今2分の1補助になっております。残りを区の方で補助いたしまして、町会・自治会の方が負担していただくのは100分の5ということになってございます。 ◆銀川ゆい子 委員  町会の防犯カメラが約5,370万円の予算で設置数127台で1台約42万円。学校の防犯カメラは約5,640万円の予算で86台設置で1台約65万円。町会用のカメラと学校用のカメラで何か違いがあるのでしょうか。 ◎危機管理部長 分かりやすく言ってしまいますと、通学路については、今、地域BWAを活用したネットワーク型のカメラということになっております。また町会の方で付けていただく場合は、町会が自分たちで機種を選定して付ける場所も決めて業者も決めてということになりますので、ネットワークではなく単独型のカメラになっていますので、そういったところでこういう経費の開きが出ているものと認識しております。 ◆銀川ゆい子 委員  区民の方も防犯カメラの取組状況を知ることで、区への安心感や信頼感が高まっていくと思います。防犯カメラの増設を進めていること、場所は知らせない方がいいんですけれども、区内に何台今設置されているかなどを広報紙などで定期的にPRしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎危機管理部長 区の方で関与している防犯カメラについては、路面でここに設置してありますと周知しているものの方がだんだん増えてきております。基本的には周知して抑止をするための防犯カメラですので、捕まえるための防犯カメラという考え方よりかは抑止のための防犯カメラですので、路面表示も含めて区民の方に分かりやすくというふうに思っております。また、どこにどういった形で設置されているのか、区民の方にどうお知らせしていくのかについては少し研究をさせていただきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  私もよく区民の方からお話をいただくのが防犯カメラをもっと増やしてほしいという声がたくさん届きますので、是非とも防犯カメラの今後の増設にも力を入れていっていただきたいと思います。  では次の質問に移ります。  ボール遊び公園についてお伺いしたいと思います。  ボール遊びコーナーのある公園は、現在、区内に20か所あります。今後、花畑、大谷田、中川地域に設置していくとのことなんですけれども、梅島、西新井地域、伊興地域、千住地域が足りていないと思うんですけれども、こちらの地域についての計画は進めていますでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 ボール遊びコーナーにつきましては、先日の本会議で御答弁しましたけれども、計画は全部で24か所予定しておりますけれども、20か所設置済みでございますので、残り4か所を設置していきたいということと、少年野球場が14か所ございますので、現在の段階では増設は予定していないというところでございます。 ◆銀川ゆい子 委員  現在の段階では増設は考えていないということなんですけれども、これから進めていくと思うんですけれども、もうちょっと優先順位を上げて、ボール遊びコーナーの設置を進めていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 繰り返しの答弁になりますけれども、まだ設置していないところがございますので、まずそちらを先に設置していかなければならないというふうに考えておりますし、今、公園でボール遊びのルールについても決定して、それで現地に掲示してございますので、例えば、柔らかいボールでのキャッチボールですとか、サッカーボールでパス回しとかいろいろと、禁止というよりかはできるボール遊びを掲示していますので、そういった中で公園を使用していただきたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  公園でのボール遊びは禁止されていないということなんですけれども、ボール遊びコーナーがない公園で子どもたちがボール遊びをするということは非常に気を使っていると思います。  例えば、公園でくつろいでいる方もいらっしゃいますし、その方々の横でボール遊びをするとやっぱり何か言われてしまう可能性もあるし、ボールが道路に飛び出してしまうという危険性もあります。  また、ボール遊びコーナーで高学年の子どもたちが遊んでいれば、小さい子どもたちはなかなか勇気を出して入ることはできないですし、そうすると、大きい子と小さい低学年の子どもたちが分け合ってボール遊びコーナーを使うということはできずに、小さい子どもたちはボール遊びを諦めてしまっているという現状があります。  また、子どもたちの中にも縄張意識というものがあって、ボール遊び公園が近くにない地域の子がボール遊びコーナーのある公園に行くと、そこの地域の子から、何でここに来るのかというふうに排除されてしまっているという現状もあるんですけれども、このような子どもたちの現状についてどのように思いますでしょうか。 ◎みどりと公園推進室長 そういった様々な御意見はあるかと思いますけれども、申し訳ないんですけれども、繰り返しになりますけれども、まずはないところを整備していきたいと思いますし、あと舎人町公園で地域ルールということで、地域の方々の御理解を得てボール遊びを緩和するということも可能ですので、そういった地域の中で様々な取組の中で、ボール遊びが可能な公園というのを増やしていきたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  地域の中での取組を進めているといってもまだまだ広がっていってはないと思います。区内を17か所に分けて、その17か所にそれぞれ1つずつボール遊びコーナーを設置しているということなんですけれども、17か所に1つといってもそれは現状では公平ではないと思います。地域によって子どもの数とか年代、利用率も地域によって異なってくるので、単純に区内を分割してそこにボール遊びコーナーの公園を1つというくくりではなく、地域事情も様々調査した上でボール遊びコーナーの設置を検討すべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎公園管理課長 現在、ボール遊びコーナー17か所というような区内のエリア分けしているというところは、ボール遊びコーナーのみだけでなくて、区内で児童遊園等を含めて500か所近くございます。そういった施設を今後も末永く維持管理していくために、ある程度、施設の配置の計画とか更新計画を立てて長く使えるようにしていくための計画でもありますので、御要望は確かに多いことは存じ上げているんですけれども、それに応じて増やすということは、今現在では、このパークイノベーション推進計画の中では考えていないところですので、その点御理解いただければと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  今、要望もたくさんある、御意見もあるということも把握しているとお伺いしました。なのでその意見を、今後、ボール遊びコーナーとか公園の整備にどんどん進めていっていただきたいところだと思います。  さきの本会議でも、しぶや議員、山中議員からもボール遊びコーナーについての質問がありました。ボール遊びコーナーの子どもたちからの要望が高くなっているということだと思います。子どもが使うものについては子どもに聞かなければ分からないこともたくさんありますし、大人が勝手に造っても子どもたちにとっては満足していないこともたくさんあります。ボール遊びコーナーを設置するに当たり、今後考えていくに当たり、子どもたちにボール遊びや公園についての調査やアンケートを考えていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎公園管理課長 私は主に管理の方なんですけれども、パークイノベーション推進計画に基づいて改修とかそういったところ、入る公園に関しましては、地域の小学校や幼稚園とかそういうところがあればアンケート調査とか、どういった遊具が必要なのかとか、そういったものも要望等もお聞きしながら、現在は計画案をつくるような体制になっておりますので、改修に入る際には、その都度、御要望を十分聞きながら進めてまいります。 ◆銀川ゆい子 委員  御要望を聞いて進めていくというのは、そこに子どもたちの声をどんどん入れていってほしいなと今後思うんですけれども、というのも、政府は子どもを真ん中に置く社会づくりの一歩として、今度、こども庁を創設します。子ども自身が子どもに関わる課題について意見を出したりその意見を聞き入れてもらえた、要望が実現したということは、子どもの社会参加の喜びにもつながっていくと思います。  足立区も子どもを真ん中に置いた地域づくりの第一歩として、まずは、ボール遊びコーナーから、子どもに積極的に意見を募ったりアンケートをしていただきたいと思いますので、そのように御検討いただけないでしょうか。 ◎区長 今度、改めて銀川委員のところに、今実際に子どもたちに取っているアンケートをお持ちします。遊具のイラストを入れたり、周りの公園とのバランスも考えながらかなり丁寧に声を吸い上げる努力はしております。それはボール遊びコーナーばかりでなく、公園の施設全体について要望を聞き入れて、少しでも、一人でも多くの方に遊んでいただける公園ということで、私はここまでやっている自治体はないんじゃないかというぐらい心を砕いてやっておりますので、ボールコーナーも含めて、子どもたちの利用勝手のいい公園、これからも検討してまいりますし計画をしてまいります。 ◆銀川ゆい子 委員  区長ありがとうございます。  エリアデザインなどで私も子どもに対してのアンケートを取っているというのは把握していたんですけれども、これからさらに子どもへのアンケート調査を進めていただきたいと思ったのでちょっとしつこくお願いをさせていただきました。すみません。  本当に、ボール遊びコーナー、公園のことについてすごくたくさん意見をいただいて、さらに偶然にもじゃないですけれども、先日の本会議でも2人の議員からお話があったので、これは何としてでも推し進めていただきたいと思って今回質問に入れさせていただきました。ボール遊びコーナー、公園の整備について、今後も前向きにお考えいただければと思います。  残り1分30秒なので、最後、感震ブレーカーについてお伺いをしたいと思います。  決算説明書の291ページのところの感震ブレーカーについてなんですけれども、280万円ほどの残が出ています。聞いたところ、見込みよりも30台ほど届かなかったということなんですけれども、災害対策は足元からもどんどん進めていってほしいと思います。1人でも多くの区民の方に感震ブレーカーの存在を知っていただけるよう、今後、さらなるPRをお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎建築安全課長 この残につきましては、いろいろ補正とかいただきまして、昨年よりは随分広まっているかなというふうには感じております。  今後も、当然PR、広報紙も含めてやっていきたいと思いますので、なかなか残が残ったということだけではなく、来年度もまた継続してやっていきたいというふうに考えております。 ◆銀川ゆい子 委員  最後の質問にさせていただきます。  現在は、この感震ブレーカーについて、2つの町会とも協定を結んで簡易版の感震ブレーカーの普及を図っていると伺いました。その協定の内容を教えていただきたいということと、もう1つ、ほかの町会との協定について今後の計画を教えていただければと思います。 ○鹿浜昭 委員長  時間です。簡明に願います。 ◎建築安全課長 昨年から2町会、千住元町と千住柳町と協定を結んで、各町会の方々に簡易型の分電盤を設置させていただいております。  今後もエリアを広げていきたいと思いますので、そのときはまた協定を結んで進めていきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  次に、共産党から質疑があります。山中委員。 ◆山中ちえ子 委員  よろしくお願いいたします。共産党の山中です。  初めに、通学路の安全確保について質問いたします。  千葉県八街市で小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故を受けて、全国で今後このような悲しい、痛ましい事故が二度と起きないよう、通学路の総点検や緊急対策、拡充、強化が広がっています。足立区では、毎年度当初に、各小学校で保護者からの意見を募り、安全マップを作成しています。教育委員会、各学校、PTA、地域と道路管理者、そして警察署が合同で通学路を点検し、安全確保策を実施していると言いますけれども、保護者に紹介しないと意味がないと思います。  そこで、我が党のぬかが議員が情報公開請求を行って、これだけの資料を取り寄せたんですけれども……。       [資料を提示]  各学校の全てのお母さんたちが、お父さんも含めてですけれども、子どもたちを守るために点検して出してくれたものを各学校がまとめてチェックしているわけですけれども、どうやってチェックして、どう公開しているのかとかいろいろ調べました。保護者には、安全マップが、何と届いていないということも、私も近所のお母さんたちから話を聞いて、私自身もそうなんですけれども、もらったことないなというのもあります。近所のお母さんが、今度新しい1年生になったんだけれども、お兄ちゃんのときも提出したと。でも、その危険度チェックが還元されたことはなかったと。下の子が心配だからずっとついて歩いて連れていってあげているんだというような心配の声もありました。  この安全マップを保護者に還元してこそ意味があると思いますが、還元すべきではないでしょうか、どうでしょうか。 ◎学務課長 保護者の意見をいただいてせっかくつくった安全マップですので、必ずそれを保護者に返す、それが当然であるべきだと思っております。 ◆山中ちえ子 委員  子どもの安全を守るために区として、各校の安全マップ、調査結果を保護者、区民に還元して見える化をするとともに、万全の対策を講じるよう危険箇所の改善を緊急対策として拡充強化すべきと思いますが、これはどうでしょうか。 ◎学務課長 安全マップの見える化ですが、今回様々御覧いただいたとおり、各学校によってレベル感は様々あるところでございます。今後、より分かりやすくしていくために一定程度そのレベル合わせをするとともに、必ず保護者に返すこと、また学校のホームページ等でも公開していくように、各学校全てに周知徹底してまいりたいと思います。  また、今回の緊急点検等もございますが、通学路の緊急点検9月でようやく一段落したところでございます。これから必要な対応策について取りまとめ、都や国に提出していく予定でございます。 ◆山中ちえ子 委員  交通事故を起こしやすい箇所がお母さんたちから指摘されていました。私も一つ一つ見て確認しました。中でも1つすごく、とりわけ、朝、通勤通学で竹ノ塚駅に向かう自転車の流れが強い交差点、こういったところの指摘が多かったわけですが、渕江小学校もすぐある交差点で旧道と舎人公園通り、舎人公園は遠いんですけれども、その通りはそういう名前なんですけれども、その通りと旧道との交差点、そこがとても危ないと、駅に向かう自転車は大急ぎでスピードを上げていきますから、遅刻しちゃいけないということで、そういうことがずっと繰り返されているわけですけれども、だから繰り返しそこは危ないよというチェックがお母さんたちから入っているわけです。  本当に登下校中の子どもたちが危険だと、警察と協議してどうにか安全を誘導する工夫をする必要があると思うんですけれども、この個別のところですけれども、この状況でどうでしょうか、そういう朝の通勤ラッシュ、通学ラッシュというようなところと重なって大変なところでの取組、特別に重視するというところではどうでしょうか。 ◎交通対策課長 今、お話を伺いました件につきましては、所轄の警察と、それから私どもも協力して、また山中委員から詳しい状況を教えていただいて対応させていただきたいと思います。 ◆山中ちえ子 委員  ですから、そういうチェックのお母さんたちの声をつぶさに生かすというか、それをすごく重視して、宝の情報だと思いますので、そういう仕組みをちゃんとつくっていくべきです。  警察がやるのは、交通安全週間のときなんかは、幹線道路、国道4号線のところの交差点なんかはやってくれているんです。でも小さい道路では、警察が声をかけるなんていうのは全くなくて、自転車と歩行者の危険や登下校中の危険の1つの原因になっているのかなと、言われないからいいんだというようなことで、小さな道路ではそういうスピードが出てしまうということが言えるんじゃないかなと思います。そういったところも1つ大きな原因になっているというふうに指摘させていただきます。  もう1つ、とりわけ重要なお母さんたちの声がありました。それは8つもの違反が重なっている生コン工場の大型車の通る道です。工場西側の南、緑道のところにチェックが入っていました。大型車が多くて怖いと、保護者の声が届いていました。  昭和48年に、そこは第一種住居専用地域に改定されたんだけれども、巨大化してしまった生コン工場ですけれども、これは建設委員会で、住宅地の違反工場をなくして住民と子どもたちの安全を守ることを求める陳情、これが全会派一致で採択されています。子どもたちの安全を守ろうという住民の願い、これが採択されたわけです。  でも、登下校中の子どもの危険を改善する陳情ですけれども、審議中に所管から、所管が違う縦割りの弊害で、この安全チェックは1回も報告されていませんでした。けれども、結局学校の安全チェックの結果を受けて対策を行うのは道路所管なのだから、しっかりつかんで、陳情を審議していただいたのだから対策を強めるべきだと思います。どうでしょうか。 ◎建築審査課長 生コン工場に対しましては、これまでも、安全対策、十分な交通安全に注意をして行うようにということで工場に対して指導してきてございますので、今後も同じような姿勢で取り組んでいきたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  同じ姿勢だというふうに答えてしまうところが危機意識が低いなというふうに本当に思ってしまうんですけれども、具体的にこの場所での質問に少し入ってきますけれども、様々な違反を繰り返している、それを区が放置しているような状況になっている工場なんですけれども、ここの周りには小学校、中学校含めると4校あります。こういった地域に、通学時間にもかかわらず、例えば朝の7時から8時台だけでも大型車両は25台もの出入りがあると。今でも調査していますので、多少の台数の違いはあるけれども分かっていると思います。例えば、その横の西側の狭い道路も、警察は申請があればそれを断るわけにはいかないと申請を受理して、そこも通学時間に利用していいということになってしまっているわけです。  去年の予算特別委員会でも、この危険な状態に関して質問していますが、今と同じような答弁を繰り返しているという状況です。  せめてこの学校に通う子どもたちの保護者から提出のあった危険度チェックを生かして、子どもたちの安全を守るために工場西側の狭い道路に出入りする工場の大型車両を、保護者が危険ですよと示した緑道のところの道路、ここには交差点から入らないと、午前8時半までは入っちゃいけないと、入らないでくださいという指導を警察とも協議をしながらやるべきじゃないですか、どうですか。 ◎建築審査課長 通学路の時間帯にしっかりと安全が確保できるように、できる限り操業を制限させながら安全に工場を稼働していただけるように、これからも指導していきたいと考えております。 ◆山中ちえ子 委員  稼働していただけるようにというそういう、8つも違反を重ねている工場に操業していただくというような、そういう答弁はどうなんでしょうね。命守る。本当に痛ましい事故が相次いでいるわけです。だからもっとちゃんと考えなきゃいけない。  実は、この近くで事故も起こしているんですよ、この大型車に関連して、打ち明けてくれた方がいました。その後、療養を繰り返していたけれども結局は亡くなられてしまったという高齢者の事故にも関連していたということも私聞いています。地元の議員はみんな聞いていますけれども。やっぱり本当につらいなと、だからどうにかしてほしいと、子どもたちの危険も分かっていると、そういう住民の方もおっしゃっています。  次の質問に移らせていただきますけれども、これは早急に重視して改善を示していただきたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。  私は、どの公園でもインクルーシブ遊具を広げるべきだと質問したんですけれども、同時に見える化させていくべきではないかというふうに質問したんです。ちなみに、見える化というのは、本当に必要な人がどこに行けばこの遊具があるのか分かって、いつでも遊びに行けるようにすることなんですけれども、こういうことが必要だと思いますが、どうでしょうか。 ◎区長 御要望いただいた後に所管に確認をいたしました。当日、山中委員にも私自身もお答えしたとおり、まだホームページ等で、ここの公園にインクルーシブ遊具がありますよと御紹介できるほどの数がないということなんです。  例えば、南公園ですとか本当に限られたところですので、大型遊具等インクルーシブ的な遊具があるところも含めて、これから数は少ないながらも御紹介していくと同時に、どういうものがインクルーシブ遊具なのかというようなことも御説明も含めたホームページにしていきたいと思います。  これから計画的にやっていきたいと、数を増やしていきたいと担当が申しておりますので、それに合わせて見える化を進めてまいりますが、繰り返しになります、見える化するほどまだ数が整ってないという中で、ホームページ等の紹介は滞っているという現状でございます。 ◆山中ちえ子 委員  インクルーシブ遊具もそうなんですけれども、例えば赤ちゃん用ブランコはあると聞いていると、やっぱり特徴のある公園や個性的な公園ということで、区はこの間、頑張ってこられておりますから、赤ちゃん用のブランコがあるそうなんだけれども、どこにあるのか分からないとか、こういう声が寄せられるんです。インクルーシブ遊具も含めて、赤ちゃん用のブランコだとか特徴のある公園というのが分かるようにホームページで記載していっていただきたいなと思います。  そういうふうに分かるようにしていくと、整った段階でやっていくという、今前向きな答弁が区長からもありましたので、是非よろしくお願いいたします。  公園の特色、個性を出すという方針ということは、イコール誰も取り残さない、誰でも遊べるような公園環境への配慮が重要だというふうに思います。  次の質問に移ります。  我が党のぬかが団長の代表質問で、休校となった際の学童保育について質問しました。一部屋に最大50人を詰め込む密状態を解消する必要があると。学校内学童はもとより民間学童も含めて密を避けた学童保育を行うために、学校や近くの公共施設の広い場所、校庭とか体育館とか、これを使用して、使用管理責任者とあらかじめ相談しておくべきだということで質問しました。地域のちから推進部からは、民設学童保育室を使用するためには、施設の使用に関する検討を進めるよう働きかけを行ってまいりますと、だから学校です、学校に働きかけを行っていくという答弁があったんです。でも、実際には、学校長が権限を持っているので、学校として密を避ける姿勢で協力していただきたいと思いますけれども、学校長の判断に関わることなのでお願いします。それをやっていただきたい。 ◎教育長 私もそういうお話をお聞きしまして、校長会の方で、そういう御相談があった際には、学校施設の中で融通を利かせていただけるようにということで、口頭ですけれども、各校長にはお話をさせていただいたところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  話をしていただく先がやはり検討を続けてよりよい、コロナ禍の危機がいつ収束するのかといったところでは備えと、やっぱり大きな感染の波を抑えなくてはいけないと、この2つをやっていくという中で、こういった子どもたちの一つ一つの環境を整えていくということでは、今までできなかった部分ですから、やってくださいと伝えていたのに。ですから、連携して、是非学童で各学校の施設も利用できるような密を避ける計画、子どもたちの命を守るといったところでお願いしたいなと思います。  花畑検証バスについてです。  ようやく区では、初めて公共バス実現に向けた花畑検証バスの運行が今月1日から始まりました。この路線の実現も大事なんですけれども、これは検証バスなのであって、次の計画も必要だと思います。  5年以内に実現するとされていた路線である、空白地域だとされて5年以内に何とかしていこうといったところの実現を示した地域がありました。具体化されずに放置されているという状況ですが、みんなこの地域の方々はそう感じているんです。空白解決に急いで力尽くすべきだと、こういうところの解決を急いで、その件についてはどうでしょうか。 ◎交通対策課長 今、山中委員の方からございました5年以内にというのは、平成23年の計画の中で空白地域をつなぐような形でということで提案されていた路線だというふうに考えております。なかなか実現が難しい中で空白地域をなくすのは難しいと、では、交通に不便を感じていらっしゃる方の不便を解消する方向で検討しましょうということで、令和元年に新しいこの新総合交通計画ができたところで、今その内容で進めているところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  やはり検証バスということで、ここだけの公共バスを実現するための検証バスではないはずですよね、そうですよね。 ◎交通対策課長 そうですね、花畑で今始まりましたこの検証運行につきまして、知見を集めまして、次の検討のための材料にしていきたいというところで取り組んでいるところでございます。 ◆山中ちえ子 委員  是非是非、台風の日の次の日、よく晴れた日なんですけれども、一緒に地域の方々と検証バスに乗ったんです。桑袋行きの方に乗って、桑袋でまた乗って帰ってきたんですけれども、すごく満員でした。だから座れなかったんだけれども、すごいなと思ったんですけれども、その方々の中で、この1か月に頑張って乗らないと、もうやらせてもらえなくなっちゃうから必死に乗っているんだという方がいらっしゃいました。でも、それちょっと違うと思いますよと言って、こういう紙を東武バスが置いてくれているんです、何枚も。それをみんなに見せて、ここに書いてあるとおり2年ですよというふうに言ったんですけれども。  そういううわさが広まっちゃっているみたいなんですけれども、そういうことではないと、長い目で区も見てくれて、収支率も含めて、皆さんが福祉的なバスの要素を重視して区はやってくれるんだということですというふうに説明したんですけれども、それでいいんですよね。 ◎交通対策課長 福祉バスの部分はちょっとあれなんですけれども、これまでもニュースを発行しまして地域の皆様にお知らせしてきましたけれども、やはり誤解している皆さんもいらっしゃるようなので、そうしたことを継続しながら、皆様に地域にお知らせしながら検討を進めていきたいというふうに考えます。 ◆山中ちえ子 委員  すごく晴れていて、そういう感染も収束してきた時期だったということで、みんな笑顔で乗っていたんです。中にはお子さんが乗っていて、タブレットを持って乗っていました。知っていたからと言って、繰り返しその子は乗っていました。桑袋でも私たち降りて乗ったときも一緒に乗ってきたということで、あと、ある女性はベルクスに行けるのがうれしいんですと言っていました。だから、ちょうどあの橋を渡ってすぐにあるんだけれども、橋も渡りづらいし、結構距離があるからスーパーに行けなかった。近くにはコンビニしかありませんし、大きな橋渡ってから行くところしかないんです。だからすごくうれしいとおっしゃっていました。どうぞ福祉的な視点で、是非広げていただくようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  次に、無会派から質疑があります。中島委員。
    ◆中島こういちろう 委員  無会派の中島こういちろうです。本日最後の回、25分となりますのでよろしくお願いいたします。  まず初めに、決算説明書360ページ、社会教育施設費の図書館の管理運営事務に関して質問いたします。  早速ですが、7月から足立区では、電子図書館が導入をされました。その中で、本日、御参加されていらっしゃいます執行機関の皆様の中で、この電子図書館に既に御登録をされていらっしゃる方は手を挙げていただいてもよろしいでしょうか。       [挙手する者あり]  ちょっとびっくりした。お1人、お2人というようなあれなんですけれども、では続けてもう1問です。足立区の電子図書館関係なく、電子書籍、KindleだったりKoboだったり、そういったものを一度でも利用されたことがある方は手を挙げていただいてもいいでしょうか。       [挙手する者あり]  これは結構多いです。ありがとうございます。  もし、まだKindleだったりとか電子書籍御利用されたことがない方いらっしゃいましたら、先日、伊藤委員の方からも「ゴルゴ13」の漫画の話、非常に分かりやすく面白かったと思うんですけれども、あのお話もKindleで販売をしておりました。実際、書籍よりKindleの方が1円安いということではあったんですけれども、久しぶりに読みたくなったという方がいらっしゃいましたら、電子書籍をまずは初めて使っていただきたいなというふうに思います。  話は戻るんですけれども、足立区の電子図書館の現在の登録人数、利用回数だったり保有冊数等の最新の状況を教えていただいてもよろしいでしょうか。 ◎中央図書館長 足立電子図書館の最新の状況でございますが、登録人数が現在約2,600名となっております。累計の貸出冊数が約5,400冊ということで、いずれも10月1日時点の数字でございます。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。実際に、導入いただいて、この場にいらっしゃる方も数名程度しかいなかったと思うんですけれども、導入する前の予想だったり見立てと、導入した後の利用状況だったりとか、その想定と何か変わったものがあれば教えていただきたいんですけれども。 ◎中央図書館長 今回、具体的な目標数値を明確に定めていたわけではないのですが、一定程度多くの方に親しんでいただいているというふうに認識してございます。  貸出しされている本の実績で申し上げますと、もともと蔵書構成を子ども向け中心ということで、6割ぐらいは子ども向けの本にしたのですけれども、実際に貸出しされた本も子ども向けが大体6割ぐらいということで、そこについては狙ったところに届いたのかなと認識しております。 ◆中島こういちろう 委員  実際に私も登録をしてみました。使用してみると、非常に便利でよいと感じる点が多々ありました。今、中央図書館長からもお話ありましたけれども、子ども向けということで、動く絵本というものもありました。3歳の息子とこの動く絵本を見てみたのですが、非常に好評でした。何が好評かというと、子どもが喜ぶだけじゃなくて親もよいなというふうに感じた点があります。例えば、YouTubeとか動画等を使えば子どもにも動画を見せることができたりはするんですけれども、子どもの場合、どうしてもYouTubeだと少しでも遊べるとか、面白いアニメの動画だったりとか、うちの息子、トミカが好きなのでトミカの動画ばっかり見ているんですけれども、そういったところに興味関心があるので、どうしても引っ張られてしまうと。その点、電子図書館の場合、動く絵本ということで教養になるコンテンツとして見てくれるということで非常にいいなというふうに思いました。  また、返し忘れがないというのも電子図書館の魅力的なポイントなのかなというふうに感じています。実際に、一度借りて返さなくても自動的に返却されるという仕組みになると思うんですけれども、簡単な仕組み御説明いただいてもよろしいですか。 ◎中央図書館長 こちらにつきましては、お1人2冊まで借りていただくことができまして、貸出し期間は2週間になります。その2週間の間に御自身で返却していただくことも結構ですし、2週間経過しますと自動で返却される仕組みとなっております。 ◆中島こういちろう 委員  非常に便利でよいコンテンツだと思いますので、是非これを、ここにいらっしゃる皆様もそうですし、多くの区民の皆様に御利用いただきたいなというふうに思っているんですけれども、この電子図書館の広報だったり、電子図書館ができましたよという伝え方みたいなものは、どういった手法を今取られていますでしょうか。 ◎中央図書館長 まず、あだち広報に掲載をさせていただきまして、ホームページ、SNSで周知をさせていただいております。あと、実際に音が出たりですとか読み上げ機能があるということで、障がい者団体の方にPRをさせていただいたりですとか、校長会の方で学校へのPRということもさせていただいております。 ◆中島こういちろう 委員  是非進めていただきたいと思います。  一方、足立区では、あだちはじめてえほん事業、小さいうちから絵本に親しむために、3か月から4か月のお子さんと1歳半のお子さんに読書習慣の定着を図るために本を1冊プレゼントしている事業があるかと思うんですが、是非その際にも、この電子図書館があって、こういうふうに動く絵本があるんだよということを広報していただきたいというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長 あだちはじめてえほん配布の際に、是非PRをさせていただきたいと思っております。 ◆中島こういちろう 委員  よろしくお願いします。  一方、いい点もあれば、やはり立ち上げたばかりの事業ですので改善点もあるというふうに思っています。例えば、電子図書館と言いながらも、利用したいと思ったタイミングですぐに利用ができないというのを今回私も登録してみて初めて感じました。  具体的にどんなことかといいますと、まずはインターネットのフォームで登録をすると。その後すぐに利用ができないんですね、恐らくシステムか何か登録をされて使えるようになると思うんですけれども、そのところを説明いただいてもよろしいですか。 ◎中央図書館長 こちらが、今、図書館の実際の紙の本の貸出しのシステムと電子図書館のシステムが別のシステムということになっております。それで、もしこのシステムが例えば連携などしていれば登録がスムーズにいくんですけれども、別のシステムということで、電子図書館に登録していただいた際に、中央図書館の職員の方で手作業で登録の手続を行っておりますので、そこは課題かと認識しております。 ◆中島こういちろう 委員  実際に私も夜登録したんですけれども、そうしたら、それが使えるようになるまで約半日ぐらいですか、タイムラグはそのタイミングによってはあると思うんですけれども、時間がかかっていました。電子図書館として語る以上、やはりすぐに利用ができるようになるべく改善をしていく必要があると思うんですけれどもいかがでしょうか。 ◎中央図書館長 こちら経費の問題等もございますので、事業者等と話をして考えていきたいと思っております。 ◆中島こういちろう 委員  また、現在の運用ですと、例えば利用者がまだ数千名という単位で、そこまで多くないというふうに思うんですけれども、利用者がどんどん増えていった際に、先ほどの話ですと、職員の方が手入力をしてシステムを移行させているという話になるのかなと。そうすると利用者が増えると、業務フローとしては非常にあまりよろしくない状況になると思うので、是非改善をしていただきたいというふうに思います。  続けてなんですけれども、中長期的に考えますと、今回、仕組みとしては、図書館の登録カードがある方が実際に利用申請をすることができるというような流れになっているんですけれども、実際に、今までの足立区の図書館との接点がない方だったり、図書館の利用したことがない方、または、先ほどの動く絵本から初めてこの存在知ったという方もこの後出てくるかと思うんですけれども、そうなった際に、利便性の観点からも電子図書館のみでも使用できるような形に中長期的になっていくべきだというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ◎中央図書館長 私どもといたしましても、できるだけ多くの方に電子図書館利用していただきたいと思っているところでございます。  一方で、現在は、導入段階であることですとか、そもそも図書館向けの電子書籍のコンテンツ数が絶対的に少ないというような課題もございますので、まずは区内在住の方に限ってスタートをさせていただいたところでございます。  今後、蔵書数を増やしていく中で、どういったやり方が好ましいかというのを考えていきたいというふうに思っております。 ◆中島こういちろう 委員  是非、蔵書数を増やしていただきたいと思います。  これ調べていると、蔵書数を増やすに当たっても、1冊当たりの単価がどうしても電子書籍の場合高くなるというふうに話あると思うんですけれども、具体的に、通常の図書と電子書籍の図書、費用が幾ら違うか御説明いただいてもよろしいですか。 ◎中央図書館長 ここ1年で実際に購入した数字の概算でございますけれども、紙の本ですと大体1,500円前後、電子書籍になりますと、2種類ございますけれども、買取り型というものですと大体1つ6,500円ぐらい、買換え型ということ、2年のライセンスがあるものについては3,500円ぐらいという形になっております。 ◆中島こういちろう 委員  ショットの単価だけ見ると非常に単価感の違い、通常の図書と4倍ぐらい違うという考え方もあると思います。実際に調べていると、この差を埋めるべく、差を埋めるというよりかは、電子図書の本を増やそうとして予算が足りないということで、横浜市などでは、図書館の利用者ページのところにバナーを張って、そこを広告費として稼ぐということもやっているようでした。ただ、足立区としては、私はそこまではやる必要がないと思うんですけれども、例えば、著作権が切れて無料で利用できる青空文庫であったりですとか、書籍を増やす取組を是非していただきたいなというふうに思います。  また、先ほど単価がかなり違うということもお話ありましたけれども、中長期的に見たときに、例えば、紙の図書だと、紛失だったりとか、破損だったりとかというのがあって壊れてしまったり、なくなってしまったりすることもあると思うんですけれども、電子図書の場合はそういったものがないというふうに認識をしておりますので、是非費用対効果を含めて中長期的な観点での投資を検討いただきたいと思うんですがいかがでしょうか。 ◎中央図書館長 先ほどもお話させていただきましたように、図書館向けの電子書籍まだ少ないですとか、導入している自治体も、今徐々に増えてきている段階ですので、いろいろな事例を研究していきたいと考えてございます。 ◎区長 おっしゃることよく分かります。特に今回いろいろ調べてみると、1冊について読んですぐまた次の本を借りるというような回転率が非常にいいというようなことも出ています。そうしますと、費用対効果で回転率を入れながら金額で換算していくという考え方必要だと思いますので、御趣旨に体して考えてまいります。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。是非よろしくお願いします。  次に、普通会計決算のあらまし43ページ、美しいまちづくりの空き家対策、きれいな街並みを目指してというところに関して質問いたします。  実際に、この1年間で17回の空き家の相談会を開催し、相談受付が39件という成果が記載されていますが、具体的に相談に対しての成果がどういうふうに上がったかというのを足立区としてどのように認識しているか御回答をお願いします。 ◎住宅課長 相談内容に関しまして、今現在、解体に進んだものが1件、売却に進んだものが1件、賃貸物件で入居に進んだものが1件、利活用に向けた3件の交渉している状況でございます。 ◆中島こういちろう 委員  昨年の決算特別委員会でも私はこの空き家対策のテーマを取上げさせていただきました。そして平成29年から3か年で空き家の利活用促進事業が非常によい形で終わったと。区長からも御答弁で、千住の成功体験を是非そのほかのエリアに広げていきたいと、協働・協創を進めながら広げていただけるという御答弁をいただきました。実際に、協働・協創で足立区が育てた事業で成功の種が生まれて、その種が足立区でさらに広がるというふうに感じ、非常にうれしかったのを覚えています。  ただ、現状の状況は、私はそのときの期待感と裏腹に非常に残念な状況だというふうに認識をしています。例えば、現在、千住の空き家の利活用の過去の取組が様々な形で表彰等を受けているんですけれども、そのこと自体まず足立区として認識をされていますか。 ◎住宅課長 私の方には、委託業者が表彰を受けたということは連絡入っております。 ◆中島こういちろう 委員  具体的にどんな表彰かというものを御存じですか。 ◎住宅課長 少しお持ちください。 ◆中島こういちろう 委員  大丈夫です。私の方でお伝えします。これは日本不動産協会の新規軸を打ち出した、イノベーションを起こした不動産事業やそれに関わる制度の創設など、非常に栄誉ある賞を今回の千住の取組受けられています。これ1位とか2位とかというわけではないんですけれども、国土交通大臣賞は惜しくも逃してしまったんですけれども、その次の賞を受賞されている。ほかにも日本不動産学会会長賞を受賞されていたりとか、いろいろな取組が評価をされています。  何が言いたいかというと、この社会的な取組だったり世の中的な評価がされている事業に対して、私は聞いた話によると、その後、足立区との連携がほとんど取れていないというふうに聞いています。完全に3年間活動した後、取組がほとんど止まってしまったというふうに聞いているんですけれども、事実確認をさせてください。 ◎住宅課長 コロナ禍でなかなか会えないというのがありますけれども、実際は、先ほど利活用に向けた交渉中等については、千住で活用している方についてそういうところにつなぐとか、別の物件でつなぐとかというようなパイプは持っているつもりでございます。 ◆中島こういちろう 委員  私が聞いている話とは少し違うと思います。確かに空き家は利活用だけではなく、除却だったりとか、利活用できる件数の方が少ないというふうに認識しています。10件あっても利活用できるのは何件かという話だと思うんですけれども、ただ、今ほとんど足立区から連絡は来ていないですし、うまくコミュニケーションが取れていないというふうに私は聞いています。  その上で、せっかく足立区が3年間予算といろんなものを投下して、そこで非常にいい種ができたと、それを次に広げるという観点で、なぜこのような状況になってしまっているか、私は認識できないんですけれども、御説明いただいてもよろしいですか。 ◎住宅課長 千住での取組につきましては、ほかで広げていくというようなお話もありまして、例えば竹の塚ですとか、花畑ですとか、そういうところでつなげていけないかということもちょっと検討しました。  中島委員、お付き合いのある業者とも御意見を伺いますけれども、例えば、そもそも北の方に空き家が少ないですとか、所有者の意向については、ほぼ解体、売却というようなお話ですとか、貸したい物件については不動産で流通しているというようなお話がございましたので、なかなか環状七号線より北の方で利活用する物件を探すのは難しいんじゃないかというような結論に至ったところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  そのお話すらちゃんとできていないのかなというふうに私、認識しております。具体的にどんなことを言っていたかというと、足立区と一緒に事業を進めることが厳しいんじゃないかというふうにその事業者はおっしゃっていました。確かにコロナ禍において、もしくは利活用が進めるというのが難しいという観点はあると思うんですけれども、であれば、今御答弁いただいたお話をしっかりと事業者にもお話する必要があると思いますし、それだけじゃなくても、これは事業の進め方として、仕事の仕方としての問題なのではないかなというふうに私は思いました。そこは今後、今御答弁いただいた内容をしっかりと足立区として対応していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎建築室長 千住で3年間モデル事業として、協創のプラットフォームという形で、利活用についてかなり盛り上がったというか、イベントも開催したり、かなりの蓄積をさせていただきました。それをどう区内全域に広げようかと検討もして、いろいろ花畑地区も歩いたりしたんですが、やはり千住とポテンシャルが違って、利活用するまで行かないと、どうしても除却だとか売却だとかそっちの方が中心の相談が多くなってきていますので、そういう情報を今おっしゃられたように、せっかくのプラットフォームができていますので、そちらの方にしっかり伝えていきたいと思います。 ◆中島こういちろう 委員  是非お願いします。  去年、質疑をさせていただいて、実際その後、花畑のエリアに関してその事業者と話はされたと思います。ただ、そのとき、区長が答弁されたからみたいな、あまり当事者意識があるような打合せの場でのお話ではなかったというふうにいろいろ聞こえてくるところがありました。10年後、20年後の非常に大事なまちづくりで、その上で大事なものは、協働・協創のパートナー、それは民間もNPOの方も同じだと思うんですけれども、そういった方々との信頼関係を足立区として是非損ねないように連携をしながら進めていただきたいと思います。これは要望でお願いします。  次に、普通会計決算のあらまし54ページ、学校ICT教育推進事業、オンライン授業に関しての取組に関して質問いたします。  まずは、足立区のオンライン授業の取組の確認の認識なんですけれども、オンライン授業、いろいろ大変なこと、うまくできたこと、できなかったことあったかと思うんですけれども、まず足立区としての取組でよかった点、もしくは改善が必要だった点、どのように認識しているか教えてください。 ◎教育政策課長 急に始まりましたリモート学習ですけれども、おおむね問題なく実施できたのではないかなと思います。児童・生徒、それから保護者の方からも割と好評を得ております。  ただし、一斉に動画をする授業ですので、全校一斉にやると時間帯によっては一部通信が不安定なところがあったり、あるいは教員のスキルの差によって授業の内容についてちょっと差が出たかなという問題点もあります。そんなところが問題であります。 ◆中島こういちろう 委員  分かりました。実際、保護者の方、また実際に足立区で教えていらっしゃる学校の先生数名にお話を伺いました。そうしてくると、足立区の認識と少し異なるところがあるのかなというふうに感じる部分があります。  例えば、先日の本会議で、ここにいらっしゃる鹿浜委員長の方からも質疑がございましたが、Windows端末の5,000台を早期に期間を待たずして変えることができないかというお話があったかと思います。その際に御答弁いただいた内容としては、費用面の観点でなかなかそれが厳しいというお話だったというふうに認識しているんですけれども、これは実際に費用面というのは幾らぐらいかかるのでしょうか。 ◎教育政策課長 たしか5,000台のWindowsタブレットの設定変更する場合と、大体、予備費を含めて6,000台のChrombookを購入するときには、Chrombookを買うときには大体8億円ぐらいかかるという経費だと思うんです。実際の設定変更については2億5,000万円ぐらいだというふうに考えております。 ◆中島こういちろう 委員  実際に、その際に、今端末が違う5,000台があるということで、現場ではどのような混乱が起きていたり、どのような状態になっている、思いになっているかというのを、足立区として認識をされていますか。 ◎教育政策課長 タブレットの種類が3種類あって、基本、学校の先生方が児童・生徒に指導するときに、なかなか指導しづらい、一斉に指導するのがなかなか困難だったということだったり、あるいは機種によっては、使える機能が様々であったり、通信速度によっては違いがあるということで、できれば3種類どうにかならないかなという声は聞いております。 ◆中島こういちろう 委員  実際に、端末の違いの観点もお話しされていました。Windows端末はキーボードが外付けでとかいろいろな話あるかと思うんですけれども、ただ、学校の先生が一番おっしゃっていた内容としては、公教育は全ての児童に平等公平でなければならないはずだと。例えば、隣の子が新品のChrombookで、自分の子はパソコン室のお下がりでというふうになったときに、そのお子さんや保護者の方が、実際その端末を受け取ったときに、どんなふうに思うかというのが非常に心苦しいというふうにお話をされていました。  結果的に、感染拡大が一定数収まりつつある中、授業の仕方もまた戻ってきてという形になっているんですけれども、これがもし、そのまま感染拡大が続いてこの期間が3か月と長くなっていった場合に、やはり公平性を欠く授業を実施せざるを得ないとなったときのことを考えると、公教育としての問題を感じざるを得ないと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎区長 端末の件、Windowsの件につきましては、校長会からも私の方に御要望もいただいております。もう既に副区長が現場で、この決算特別委員会が終わりましたら改めて確認をさせていただくということで、なるべく早期の改善を図っていきたいと思っておりますが、ただ一方で、ここのところ入ってきたニュースで、都立高校についても来年度、新たに保護者に1台購入をさせて学校の方で使うというようなことを聞いております。  ただそのときに、都立高校では、決してChrombookで統一化されているわけではなくて、それもやはり何機種か俎上に乗っているということです。また工業高校等では、Windowsの方が有効であるというようなお話ですとか、なかなか、仮に小・中学校でChrombookに統一したとしても、また高校に行くときに新たな選択が出ているというようなこともございますので、問題はそう簡単ではないなということもございます。  小学校、中学校そして高校と、どういうような機種がいいのかということも、東京都や国にも要望を上げながら統一を図っていきたいと思いますが、現在の小学校・中学校でのWindows問題については、なるべく早い段階での解決を、収束を図っていきたいということで予算付けも考えてまいります。 ◆中島こういちろう 委員  ありがとうございます。是非、様々な問題、難しい問題ではあると思うんですけれども、前向きに御検討いただきたいと思います。  残り時間が40秒ほどなので簡潔に質問させていただきます。  足立区には、現在、電子黒板や書画カメラ、先ほどのGIGAスクール構想の中でのメインの端末ではないところの機器に関して今どのように整備をされているでしょうか。例えば、各学校1台なのかどうなのかみたいなところがもしあれば教えてください。 ◎教育政策課長 大型提示装置については、普通教室には、全ての教室に配置されてございます。  書画カメラにつきましては、1校につき5台は整備をしているところでございます。 ◆中島こういちろう 委員  時間がないので、また次回のところでここの続きからやらせていただきます。ありがとうございました。 ○鹿浜昭 委員長  本日の審査はこの程度にとどめ、散会いたします。       午後4時01分散会...