板橋区議会 > 2020-05-14 >
令和2年5月14日文教児童委員会-05月14日-01号
令和2年5月14日都市建設委員会−05月14日-01号

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  1. 板橋区議会 2020-05-14
    令和2年5月14日文教児童委員会-05月14日-01号


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    令和2年5月14日文教児童委員会-05月14日-01号令和2年5月14日文教児童委員会  文 教 児 童 委 員 会 記 録 開会年月日  令和2年5月14日(木) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 2時17分 開会場所   第3委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長     高 沢 一 基       副委員長     茂 野 善 之  委員      石 川 すみえ       委員       田中しゅんすけ  委員      さかまき常 行       委員       南 雲 由 子  委員      小 林 おとみ       委員       元 山 芳 行  委員      田 中 いさお 説明のため出席した者  子ども家庭部長   久保田 義 幸     教育委員会事務局次長藤 田 浩二郎  地域教育力担当部長 湯 本   隆     子ども政策課長   雨 谷 周 治  保育サービス課長  佐 藤 隆 行     子育て支援施設課長 小 林 英 行
     児童相談所開設準備課長           子ども家庭支援センター所長            太 田 弘 晃               丸 山 博 史  教育総務課長    近 藤 直 樹     学務課長      星 野 邦 彦  指導室長      門 野 吉 保     新しい学校づくり課長渡 辺 五 樹  学校配置調整担当課長浅 子 隆 史     教育委員会事務局副参事(施設整備担当)                                  千 葉 亨 二  生涯学習課長    家 田 彩 子     地域教育力推進課長 諸 橋 達 昭  教育支援センター所長平 沢 安 正     中央図書館長    大 橋   薫 事務局職員  事務局長      太野垣 孝 範     書記        飯 野 義 隆                文教児童委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 陳情審査   <教育委員会関係>    陳情第61号 医療的ケア児の保育及び教育体制の整備に関する陳情                             (継続審査分元.11.28受理)                                       (6頁)    陳情第83号 あいキッズ事業者再選定の改善を求める陳情                             (継続審査分2.2.17受理)                                       (8頁) 5 取り下げ願いの提出された陳情    ┌──────┬──────────────────┬─────┬─────┐    │ 事件の番号 │     件       名    │受理年月日│ 取り下げ │    │      │                  │     │ 年月日 │    ├──────┼──────────────────┼─────┼─────┤    │陳情第65号│板橋区立弥生保育園の私立保育園移行計│元.11.28│2.4.28│    │      │画に関する陳情           │     │     │    └──────┴──────────────────┴─────┴─────┘ 6 所管事項調査  (1)新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急対策の実施について(15頁)  (2)令和2年度保育所入所状況及び認可保育所の公募結果について(27頁)  (3)児童相談所設置に向けた検討状況について(39頁)  (4)教育委員会の動きについて(41頁)  (5)屋内運動場冷暖房設備の効果検証報告について(42頁)  (6)学校施設の長寿命化計画について(43頁)  (7)板橋区立舟渡小学校・紅梅小学校の長寿命化改修工事概要について(48頁)  (8)「板橋区 小学校プログラミング教育指導計画」について(52頁)  (9)板橋区青少年問題協議会提言の報告について(61頁)  (10)史跡陸軍板橋火薬製造所跡整備基本計画(原案)について(69頁)  (11)令和元年度「読書についてのアンケート」集計結果について(74頁) 7 閉会宣告 ○委員長   おはようございます。緊急事態宣言下の委員会ですけれども、皆様のご協力をよろしくお願いします。  では、ただいまから文教児童委員会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎教育委員会事務局次長   おはようございます。  コロナ禍の緊急事態宣言の中、お疲れさまでございます。  国内で一番初めに感染が確認されたのが1月16日、これ、神奈川県の男性ということだったんですけども、それから僅か3か月足らずで4月7日に緊急事態宣言ということで入ったわけですけども、いまだかつて区政史上こういうことはなかったんではないかと思っています。私の36年間の役所生活でもこういうことは全くなかった。  2009年に確かに新型インフルエンザ、世界的な流行ということでパンデミックはありましたけど、そのときに、部長になりたてで健康推進課長の事務取をやっていたんですけれども、そのときに一緒にやっていた部長が、今の太野垣局長でした。ただ、そのときは弱毒ということで事なきを得たんですけれども、実はその新型インフルエンザ、いまだに終息していない状況です。  こういう非常に厳しい状況の中で、今後、区政も非常に厳しい状況にあるんですけども、一日も早く国民、また区民の社会生活、経済活動が正常に戻るように、そして、このような状況の中でも、板橋区の行政水準が下がらないように、ぜひ行政機関、執行機関と議決機関が一体となってしっかりと頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いします。  本日の議題でございますけれども、本日は陳情が2件、調査事項が11件でございます。いろいろと変則的に入れ替わることがございますので、よろしくお願いしたいと思います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員を指名いたします。  南雲由子委員、田中いさお委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、本日の運営について申し上げます。  新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発令を受け、4月9日に開催されました幹事長会において、4月・5月閉会中委員会の運営について協議が行われました。協議の結果、4月閉会中の案件については、原則として5月閉会中に延期とすることを各常任委員長に対し要請する決定がなされ、委員長としてこれを了承いたしました。このため、議会慣行上、5月閉会中委員会につきましては所管事項調査のみを議題としているところですが、本日は、4月に予定していた陳情審査及び所管事項調査も併せて議題といたしますので、ご承知おき願います。  また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、質疑、答弁は着座にて行うとともに、これまで以上に簡潔に行い、効率的な委員会運営にご協力くださいますようお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、教育委員会関係の陳情審査を行います。  初めに、陳情第61号 医療的ケア児の保育及び教育体制の整備に関する陳情を議題といたします。  その後の状況については、特段の変化がないことを理事者より確認しておりますので、特段の質疑がなければ、委員間討論のある方は挙手願います。          (「なし」と言う人あり) ○委員長   委員間討論はないですか、よろしいですか。          (「はい」と言う人あり) ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆田中しゅんすけ   おはようございます。よろしくお願いいたします。  このコロナの状況下で自立支援協議会障がい児部会、重症障がい・医療的ケア児会議が開かれていないという状況は重々承知しております。開かれていないんですが、前回も意見開陳させていただいたときに、教育委員会がぜひ主導してスケジュールを、もう令和2年度には出すという思いを込めてぜひ向き合っていただきたいと、それをお願いさせていただきまして、本陳情に関しては議論がされていないというところでございますので、継続を主張いたします。 ◆さかまき常行   前回も継続を主張させていただきましたが、関連会議がないということで、大きな状況の変化はない上で、先ほど様々お話の中にもありましたとおり、コロナを含めましていろんな社会状況も変わっておりますので、会議の中でニーズの把握をしていくというお話も前回ございました。こういった状況も踏まえて、医療的ケア児をどうしていくかという観点においては、今回のコロナのことも重要な要素になってくると思いますので、そういったことも含めながら今後の議論の展開を期待しつつ継続とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ◆小林おとみ   まずは、採択を主張いたします。  陳情者は、児童福祉法が改正された下で、医療的なケア児についての保育や学校などでの受入れ環境を整備してほしいということを強く願っております。区のほうも、いよいよ今年が障がい者福祉計画の第6期、そして障がい児の福祉計画第2期を策定するということで準備が始まっている状況で、その中で大いにこれは組み込まれていかなければいけないんだろうと思います。ただ、前回の委員会のときに、2月4日に内部の会議と言ったんですが、これは顔合わせだけで終わって、課題共有で終わっているというふうに聞いております。その後進捗していないということですので、ぜひこれ、こういう状況だからこそ、こういう問題は前に進めなきゃいけないんじゃないかなと思っています。  その後、私たち、実は視察をしてまいりまして、豊中市と、それから尼崎の視察などを超党派でやってまいりまして、そこは教育保育というよりも、医療的ケア児の問題をどうやって全体で取り組んでいくかという大きなことが早くから取り組まれていて、しかし、昨年、大変学んだのは、障害の種別ではなくて、全ての障害について門戸を開いて、そこに来れば誰もがどんな支援にもつながるという子どもの発達支援センターを造っているということがとてもよく分かりましたので、そこから医療的ケアにつなぐ、様々な連携につないでいく、コーディネーターをつくっていくということがいろいろできていくことが分かりましたので、区としてもぜひそういう全ての障害に視野を置きながら、受入れの窓口をきちんとつくる、発達支援センターも造る、その中で保育や教育ともつながっていくというようなことをぜひやってほしいなということを強く思った次第です。  そんな意味でも、特にまた、もう一つ言いますと、豊中市では、平成25年に、豊中市子ども健やか育み条例というのをつくって、いろいろプランをつくったりしてやっているんですね。板橋区としても、やっぱり大きな構えで福祉と教育の連携、保育の連携でやっていってほしいと思っております。そういう意味でも、この今年の計画づくりが、関係者の声も集めてしっかり進むことをお願いしながら、本陳情については採択を主張したいと思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  陳情第61号 医療的ケア児の保育及び教育体制の整備に関する陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と、表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第61号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。
             賛成多数(6-2) ○委員長   賛成多数と認めます。  よって、陳情第61号は継続審査とすることに決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、陳情第83号 あいキッズ事業者再選定の改善を求める陳情を議題といたします。  その後の状況について、理事者より説明があります。 ◎地域教育力推進課長   よろしくお願いいたします。  それでは、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、陳情項目6に関する部分について説明をいたします。  前回、事業者の変更に伴う引継ぎにつきましては、1月中旬から3月31日までの期間を設け引継ぎ委託を行っており、この期間内に20日間程度、新職員の保育従事や新年度運営に向けた準備を、現行事業者の協力を得て行う旨お話をいたしました。この引継ぎは、予定どおり移行完了しまして、1月からは新しい受託事業者さんが高五小あいキッズを運営していただいております。4月以降今日までトラブルや混乱もなく、無事引き継がれてはおりますが、ご存知のように、コロナの感染拡大に伴いまして、あいキッズの3密を防ぐために大幅な利用自粛要請を行っております。その結果、学校の臨時休校以降、あいキッズを利用していない児童が一定数おりまして、この子たちが新しい指導員と会えていない状況にはあります。この点については、あいキッズが通常の運営形態に戻った段階で配慮が必要になるというふうに考えております。 ○委員長   なお、陳情第83号に追加署名が50名あり、合計343名となりましたのでご報告いたします。  本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆田中しゅんすけ   すみません、確認2点だけさせてください。  まずは、前回のこの陳情のときに課長等の答弁の中でお聞きしました、改善すべきところは、あいキッズの事業自体です。改善すべきところは改善するつもりでおりますというお話をしていただきましたが、それの改善する点というのはまとまりましたでしょうか。  それと、最後今ご説明いただいた6番の件で、あいキッズが正常化したときに、対策、対応と言いましたっけ、対策が必要だと、一定のということがありましたけど、それについてお考えをお話しください。 ◎地域教育力推進課長   まず、1つ目のご質問でございます。  昨年度の事業者の選定の事務の過程の中で今回の陳情が出てまいりました。これにつきましては二通りありまして、まず、今年度も同じ作業を行うことになります。ただ、これについては、あいキッズの事業の性質上、事前に様々な周知ですとか議論を経て確認を取りながら前に進まなければいけない関係で、今年度については基本的に同じやり方で事業者の選定を行います。ただし、様々に基本的な方針、やり方を変えないまでも対応できることが幾つもあります。例えば周知期間が短いとかということについては、しっかり期間を持って事前に周知をしたり、評価とか満足度アンケート、こういった関係性が十分保護者に伝わっていない、こういった部分についても十分な説明をできるように準備をしております。そういう意味でいうと、今年度、基本的に同じやり方で行いますが、そのやり方については様々に細かく対応してまいりますので、基本的にこの陳情で指摘された、もしくは懸念された部分については、クリアできるというふうに考えております。これが今年の話です。  もう一つは、そもそも論として、この制度自体、大きく変える必要があるかないかという検討をしなければいけない。この部分については、今、同時並行で検討を進めております。今日この段階で具体的にはまだお話しできませんけれども、一定期間、現在も議論しておりますし、検討しておりますし、夏、秋にかけて検討して結果をまとめ、それを必要な手順を踏んで説明、公表していく中で、来年度、新しくそれらを適用して行っていきたいというふうに考えております。  2つ目のご質問でございます。  今、私は、あいキッズが通常の運営形態に戻った段階で配慮が必要になるということを申し上げました。当初は、まだ1-3月の段階では、いろいろな対応が考えられました。例えば4月以降に引継ぎを延長してさらにやるとかいろんな選択肢があったんですけれども、コロナがこのような状態でなかなか終息しないということと、4月を超えて新しい事業者さんがしっかりとやっていただいて、今現時点で特にトラブルがないということもありますので、そういった部分で申し上げますと、基本的には事業自体は、この事業者さんはしっかりとあいキッズを運営できる能力があり、また、短い期間ですけれども、もう既に実績を積み上げているというところで、その部分には不安、懸念はございません。あるとすれば、通えていないお子さん、児童の方が、この新しい先生とどこまでなれることができるか、スムーズにあいキッズの運用に入っていけるかということになりますから、この部分について配慮をしていこうということでございます。  ただし、現時点でも行えることが幾つかありまして、例えば4月の早い段階で、この新しい先生方の紹介チラシというかパンフレットみたいなものを作りました。先生の写真入りで先生の、こんなようなものなんですけれども、これをお配りしてあります。そうすると、一定程度来られていないお子さんは、顔と名前と、その先生の人となりが分かるという状態がありますので、現時点で会えないまでも、一定程度親しみを持っていただいているのかなと。またさらには、ユーチューブなどの動画での語りかけみたいなこともしてもらいたいなと思って、実は動画までは撮れているんですけれども、それの発信の仕方をちょっと調整が要るのでまだできてはいませんが、そういったことで今現時点でも積み上げております。  そういった部分を踏まえて、近い将来、初めてあいキッズを利用してもらいます。そのときには、そういったことで親しみを持った先生方と会えますので、その時点でも十分なじめるかなと思っていますし、もし、まだそれでも難しいという部分があるとしても、毎日毎日の積上げの中で信頼関係を築いていってもらう、そういう配慮をしたいなというふうに考えておるものでございます。 ◆石川すみえ   このコロナ禍の下で事業者が替わるということで、保護者の皆さんから不安の声というのは上がっていなかったんでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   直接、この高五小の保護者の方から、そういうお声はいただいてはおりません。そういう意味でいうと、しっかり我々が準備をして前に進んでいるんですが、4月以降、高五小の状況を特別に巡回ということで見て回っております。今現在、一番少ない最近の数でいうと10人前後、10から15人の利用、4月以降の一定の制限下で、多いときでも20名台ぐらいの利用がこのあいキッズありましたけれども、その中においては、事業者さんもしっかりと対応してもらっているので、あまり密な接触で声かけは控えなきゃいけない状況においても、保護者の方としっかりコミュニケーションを取ったり、お子さんとも話をしているので、少なくとも来ている方々は大丈夫ということがありますし、あとは職員の人が、アルバイトの方を中心に前高五小あいキッズの事業者さんの先生方が残っていただいているとか、新しい方の副責任者も違うあいキッズから、区内のあいキッズから移ってきている方というところもありますので、そういった要素もありますので、保護者の方もそんなに心配はしていないのかなというふうには受け止めておるところです。 ◆石川すみえ   3月11日にこの陳情に出された皆さんが要請という形で、懇談という形で伺っていますが、そのときの声は、この中で事業者さんが替わるということについての不安の声ではなかったというふうに捉えていらっしゃるんですか。 ◎地域教育力推進課長   いえ、それは一つの不安として、だからこの陳情が出ていると思っていますので、そこはそこで受け止めて、あくまでも現実的に課題があって、だから駄目だということではなくて、将来に向かっての不安だと思っていますから、そこをいかに解いていくか、信頼関係を積み上げていくかだというふうに思っていますので、先ほど申し上げましたような取組みの中で新しい事業者に慣れていってもらうということが大事だというふうに考えたものでございます。 ◆石川すみえ   最後1点お伺いしたいんですが、紹介チラシをご用意されたということで、それは確実に子どもたちのところに渡っているんですかね。 ◎地域教育力推進課長   はい。登校日のときにお配りしていると聞いていますので、渡っていると思っています。 ◆小林おとみ   今、職員の方はかなり残ったというご答弁あったんですけれども、何人ぐらい残ったのか。それから、あと雇用が替わるわけですから、その辺での不都合というんですか、そういうのはなかったのかなというのはどうでしょうか。 ◎地域教育力推進課長   残った方は4名と聞いております。雇用関係は、ちょっと細かい話なので突っ込んでは把握していないですけれども、スムーズに今業務に当たられているということで、問題ないというふうに考えております。 ◆小林おとみ   そこは、事業者の中で雇用されている職員の方と話し合うわけですよね。今受けている事業者が事業を替わります。その後の雇用を継続するかどうかという話合いは、新しく受けた業者のほうが、その雇用を募集をするときに、そこにまた募集してもらうというようなことで、そういうふうにして雇用をつないでいくことになるんですかね。 ◎地域教育力推進課長   雇用の継続ということではないと思っていますけれども、事業者が替わる、新たに事業者が人を必要となる、そのときの募集の中で、実績がある方に白羽の矢を立てて個々にお話をして合意に至っているものだと思っています。 ◆小林おとみ   あと最後に1つだけ。1つは、大きなほうの制度改正、制度全体の話なんですけれど、やはり1年ごとの契約で、5年を超えたら1年ごとみたいな、そういうところに対する不安定性というのが問題になっているんじゃないかなと思うので、その辺についての経営委託の仕組みの安定性については区として今後少し検討していく方向性があるのかどうか、そこを聞いておきたいと思います。 ◎地域教育力推進課長   細かな話はまだできませんが、一つの考え方として、本件は委託契約になります。そうすると、基本的には1年契約になっております。それを保育の継続性の重要性を勘案して更新ということで一定程度同じ事業者さんにやっていただいております。そういう点でいうと、ひとつ見本になり得るのは指定管理者制度かなというふうに思っておりますので、現在、 指定管理者制度が5年間でプロポを行って再選定を行っておりますので、それがひとつ見本、モデルとなる形になるというふうには考えております。 ○委員長   以上で、質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆田中しゅんすけ   態度からちょっとお伝えしたいと思います。継続を主張いたします。  今、課長からご説明もいただきましたが、6番の陳情項目の中で、事業者を変更する際には、保育の引継ぎとして最低1か月以上の期間を設けることということがありまして、今回、新型コロナウイルスの感染拡大によって、3月2日からでしたっけ、学校が休業という形で、現状も休業が続いております。一定の配慮が必要だという見解も示していただいていますので、ぜひ一定の配慮をしっかりと陳情者、また通わせている保護者の皆さんに丁寧に説明をしていただきたいということが継続という判断の1点目と、それから2点目ですね。何度もお話ししていますが、仕組み全体を変えていくんだということを、制度を変える必要があって、ある程度の仕組みということは変えなければいけない部分もあるということをお答えいただいていますので、ぜひそれを早めにお示しして、陳情項目の4番の、例えば選考結果の公表ということに関しては、2月でしたっけ、もう開示していただいていますので、できることはしっかりと対応していただくということをお願いをさせていただいて、早く対応していただきたいということで継続を主張いたします。 ◆田中いさお   同じく継続を主張させていただきます。  先ほど課長からの説明があったとおりに、今、中身の変更もずっと前向きに検討されているということで、署名も追加署名もありますし、極力地元には寄り添っていただいて、今検討中。今年度は同じ方法で、来年度は、また制度設計を変えて新たな制度で伺うということで。また、今現状も、既にこのあいキッズ事業、新しい事業者で進んでいることなので、別れがあればまた新しい出会いもあって、なおさらいい人だなという可能性もあるとは僕は思うわけですよね。それにしても、とにかく保護者には最大限寄り添っていただいて、また今後も、まだ途中ですので、継続を主張させていただきます。  以上です。 ◆石川すみえ   まず、この非常時の中で事業者変更が行われたということはとんでもないことだと思っています。私、保護者の皆さんの不安の声を聞いています。こんな子どもたちが会えていないんだから、せめて5月、6月、終息してからにしてほしいという希望の声がありますから、事業者さんたちの事業があると思いますけれども、あるとしたら、なおさら区として工夫、配慮を行って保護者、そして子どもに寄り添うべきだったというふうに考えています。  この陳情の願意は、保護者の声を再選定に生かしてほしいという陳情でして、すごく保護者の皆さんの強い思いがあって、だからこそ追加署名があるんだと思っています。この現状の仕組みでは、なかなかその声は生かせる仕組みになっていないと思います。6項目選定の項目があって、そのうちの一つだけ保護者の満足度アンケートの結果が反映されていて、アンケートだって25項目のうち14項目が反映されている。この状況よりもさらにもっと保護者の皆さんの声を選定に生かすために、さらにルール改定を進めて、あいキッズをより良いものにしていくためにも採択を主張します。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。  継続を主張したいと思います。  1点目は、同じ事業者でも、日常生活にこれから戻っていくのは大変という中で、高五小の子どもたちへの一層の配慮というのを一層お願いしたいと思います。  もう一点は、全体としての話ですが、あいキッズが子どもの生活の中でいかに重要な場で、子どもにとっていかに重要な人間関係だったかということは、この新型コロナ禍の中でも明らかになっていると思います。その中で議論をしてきて2点、1つは、選定基準と経過の透明性、もう一つは、保育の引継ぎという視点での改善、この2点の改善は必要ということは明らかになってきていると思いますが、陳情の趣旨はそこにあると思うんですけれども、選定方法ということになりますので、これは区としてしっかり明示をしていただきたい、持続可能な方法を明示していただきたいという意味で、この陳情を機に議論を続けるという意味で、継続を主張させていただきたいと思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  陳情第83号 あいキッズ事業者再選定の改善を求める陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と、表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第83号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。          賛成多数(6-2) ○委員長   賛成多数と認めます。  よって、陳情第83号は継続審査とすることに決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、陳情の取下げの報告をいたします。  陳情第65号 板橋区立弥生保育園の私立保育園移行計画に関する陳情につきましては、取り下げ願いが4月28日付で別途議長宛て提出されておりますので、ご了承願います。  以上をもちまして陳情審査が終了いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、所管事項調査を行いますが、理事者入室のため暫時休憩いたします。  では、すぐ再開しますので、委員の皆様はお近くでお待ちください。 休憩時刻 午前10時27分 再開時刻 午前10時30分 ○委員長   休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に所管事項調査を行います。  それぞれの議題における資料の説明は、基本的に省略し、資料の記載のない内容についてのみ説明を認めます。追加の説明がない場合は直ちに質疑に入りますので、ご承知おき願います。  それでは、初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急対策の実施についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。特にないですか。  本件につきましては、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、よろしいでしょうか。  特段の質疑があれば、手を挙げてください。 ◆田中しゅんすけ   2点だけお願いいたします。
     既に実施している対策というところで、対策に対してそれぞれ項目別に載っているんですけれども、例えばの話、②の教育関連施設及び子育て関連施設の臨時休業等への対応で、ア、保育所及び私立幼稚園における感染症対策事業費補助とかそういう補助の部分で、対策をしていただいた部分で補助をするということで助成をしていただく内容が載っているんですけど、これってどの予算で対応しているんですか。そもそも最初の予算枠の中でやれているのか、それとも、予備費とかそういうものを使いながらやっていくのか、これはどういうことなんでしょうか。 ◎保育サービス課長   保育園におけます感染症対策の補助でございますけれども、実は国のほうが、補助としましては10分の10を国費で補助していただけるということになってございます。3月の末に急遽、国のほうから、補助をしますよというようなお話がございまして、実は、令和元年度の予算の既定予算の中で令和元年度分については対応してございます。引き続き、令和2年度においても同様の補助をしますよというようなことを国のほうからお話をいただいてございますので、令和2年度の分につきましては、改めて補正で予算措置のほうをお願いする予定でございます。 ◎学務課長   教育委員会の幼稚園につきましても同様でございます。 ◆田中しゅんすけ   分かりました。  それともう一点、(3)の国及び東京都の緊急対策に今後対応するもので、子育て世帯への臨時特別給付金の支給ということで、児童手当受給対象児童1人当たり1万円の一律給付ということで、これ確認なんですけど、これって一律給付なんですけど、所得制限ありましたよね。所得制限があって、5,000円の給付の家庭には一律給付されないというふうに理解しているんですけども、ちょっとそこの見解を教えてください。 ◎子ども政策課長   委員おっしゃるとおり、今回、児童手当の対象者に対しての給付ですけども、特例給付といいまして、一定所得以上の方は一月5,000円になっていますけども、その方は対象ではないという仕組みになってございます。 ◆田中しゅんすけ   特定給付金のように、全ての国民1人当たりに対する対策ではなくて、これに対しては制限があっての対策だということでよろしいんですよね。 ◎子ども政策課長   おっしゃるとおり、児童手当を受給している全員の方ではなくて、特例給付を除く方が対象になっているものでございます。 ◆さかまき常行   大きく1点で、細かく2つお聞きしたいと思います。  今後実施する対策のタブレットの配布及びオンライン授業なんですが、長期休業への対応という項目にはなっておりますが、恐らく今後、段階的に再開する学習を補完するものとして、あるいは今後のオンライン授業ということで、日常的にやっていくのかなと、休業期間だけじゃないという見通しがあるかと思います。今後のオンライン授業の使い方といいますか活用の仕方と、それから、全学年に向けたこういった環境を整える、細かいところまで出ていないと思いますが、大枠で結構なんですけども、見通しといいますか、その辺をお聞かせいただければと思います。 ◎教育支援センター所長   まず、タブレットを活用したオンライン授業に関してでございますけれども、今回、休校期間中に関してはということで、都の補助金の事業で中学校3年生にということでの事業をスタートさせていただきました。ただ、ほかの小1から中2までの皆さんへというようなことも含めて、今後さらにこの休校期間が延びる、またはこのことを機会としてオンライン授業の位置づけということに関しましても、教育委員会として積極的に活用できるような方向で今検討、研究を進めているところでございます。  また、タブレットの今後もということにつきましては、国の大きな補助事業でありますGIGAスクール構想というものが、今、前倒しの状況で通知が来たりしておりますので、そこも今内容を、従来は令和5年度までにということで計画をしていたところなんですけれども、令和2年度中にということの前倒しの施策に変わったところもありまして、今、大至急で財政との調整に入っているところでございます。 ◆石川すみえ   オンライン授業についてお伺いしたいんですけれども、既に配信もされていて見させていただきましたが、ご家庭の皆さんからは、家庭教育の比重が増えることについての懸念の声ですとか心配、もう無理だよという声も聞いているんですね。オンライン授業そのものは今必要ですし、そして、コロナが終息した後も必要だと思っていますが、家庭教育の比重が増えることについての家庭へのケアというものは今どのように考えていらっしゃいますか。 ◎教育支援センター所長   実は、うちの教育相談のほうにも、学校から紙の課題をいただいているんだけれども、うちでなかなか面倒を見るところまでいかないというようなお声もいただいています。子どもは子どもでやはり外へ出られないというようなストレスもあって、様々な家庭での課題がこちらにも伝わってきています。そういうところも含めて早く学校が再開されて通常の形になればということを祈るところでございますけれども、うちは緊急性のある相談に関しては、この期間ですけれども、十分に換気を心がけて対面での相談なども緊急的にはさせていただいています。電話は随時受け付けていますので、そういうようなところを学校を通じて、そういう心配な点がうちのほうでの相談機能を生かしていきたいというふうに考えています。また、この現状を学校長とも共有をさせていただきながら、学校からそういうケアについての何か手だてがというようなことでも連携を深めていきたいというふうに考えているところであります。ただ、具体的なところはまだ今検討中というところでご容赦いただきたいと思います。 ◆石川すみえ   オンライン授業が進むことで、公教育の在り方というのが形を変えてくる部分があるかと思うんですが、その点はどう捉えて今後実施していく予定なんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   自分も教員でしたので、やっぱり目の前に子どもがいるのと画面を通してのという皮膚感というか体温感の違いというようなところは、今、学校にいる先生たちはとっても悩むところだと思うんですね。今後、オンライン授業の進め方をどういうふうにしていくかというのは、これも教員の研修はうちの担当ですので、そこも含めて、よりいい形で新しい形のオンライン授業ができるというようなことで板橋区として進めていければということで、これもまだ研究、検討の段階ですけれども、進めていきたいと考えています。 ◆石川すみえ   オンライン授業だったら参加できるというお子さんもいらっしゃいますので、ぜひいい点を生かして、これまでのいい点も生かして続けていっていただきたいと思います。  次に、保育所についてお伺いしたいんですけれども、1ページ目の下の部分です。保育所及びあいキッズの臨時休業及び利用自粛等に対する利用者負担額の減免措置とありまして、この保育所というのは、保育所も認可、認証、認証以外の認可外とありますけど、どの保育所が対象になっているんですか。 ◎保育サービス課長   今のところ、既に保護者の方にお知らせしている部分につきましては、認可保育施設、それと認証保育所につきましては、保護者の方に減免をいたしますということを周知しているところでございます。それ以外の認可外の施設につきましては、国費、県費等の補助が全く今現在見込まれてございませんので、現状においては、認可外施設につきましては補助のスキームをつくっていないというような状況でございます。  以上でございます。 ◆石川すみえ   そうすると、認証以外の認可外に預けていらっしゃる方で、ゼロ・1・2歳で預けていらっしゃる方には、まだ補助の検討が行われて、実施の見込み、予定がないというところでよろしいんですよね。 ◎保育サービス課長   現状においては、スキームが何もできていないというところでございます。今後検討するかどうかということも含めまして、他区の状況等も見ながら考えていきたいというふうに思ってございます。 ◆石川すみえ   最後に、次ページのファミリー・サポート・センター事業の利用料減免という部分についてお伺いしたいんですが、小学校の臨時休業のときにファミサポを使いたいという方に減免するという事業なんですけれども、これ、周知はどのように行ったのかということをお願いします。 ◎子ども家庭支援センター所長   ファミリー・サポート・センター事業の周知方法ですけれども、手続に関しましてはホームページ等で公開しているというところでございます。なので、周知についてはホームページということになります。 ◆南雲由子   初めに、3点要望を申し上げます。  1点目は、2ページ目の(3)の部分で児童手当についてなんですけれども、児童手当が世帯主から受け取れていない離婚前のひとり親世帯の方から相談が多く寄せられていまして、その方へ支援が行くように引き続き検討していただきたい。また、特別定額給付金についても、DVについては報道がありましたけれども、そこも区として対応していただきたいということ。ぜひ、子ども家庭部のほうからも働きかけていただきたいというふうに思います。  もう一点は、保育所及びあいキッズの登園状況と職員の出勤状況を、緊急事態後でいいので、実績をまとめていただきたい。その上で、第一線で働いている職員の方に対して、区として手当も検討していただきたいというふうに思います。  3点目は、緊急事態後に学校や保育園に戻っていく子どもの心身にかかる負担が大変心配だなというふうに思っています。全ての保育園についても、子どもは全部ならし保育からみたいなことになると思いますし、例年9月1日に子どもの自殺率が高いみたいなことも言われますけれども、そういった子どもの負担ということが心配されるかなと思いますので、子どもに関わる部署については、より一層、復帰後の子どものケアを厚くしていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。答弁は結構です。  オンライン教育について伺いたいんですけれども、まず1点目に、先ほど石川委員からもありましたけれども、自宅学習について伺います。  自宅での時間割がとにかくびっしりの時間割が届く。それ以外に、前の学年の復習が終わらないほどあるというような状況の中で、まず一つは、多くの先生方が準備してくださったことに感謝の声が保護者の方から寄せられています。一方で、一言でいえば、無理だという声で、仕事をしている親の方からは、ずっとは見られない。専業主婦の方からも、親が頑張ろうとするほど親も子もストレスになるというようなことが寄せられていて、一部の家庭では、もうこれは無理だから諦めたいというような声も伺っています。あとはプリントアウトがすごく大変で、そういった、どこにファイルがあるのかを分かりやすく一つのフォルダにまとめてほしいというような声もいただいています。  そういった中で、家庭によって差が出てくる。昨日、小学3年生の男の子とお話をしたんですけれども、勉強が遅れるのがすごく不安だと、自分自身が、小学3年生自身が不安に感じているんですけれども、ちょうど先生からたまたま電話があって、後れたら学校で聞けばいいから大丈夫だよと先生に言われたらすごく落ち着いたというような話を聞いたんですが、まず1点確認させていただきたいのは、家庭学習で差がついたり、分からないところがあった場合は、学校が始まってから、またはオンラインの環境が整った場合に先生に聞けば大丈夫かどうか、そこだけ確認させてください。 ◎指導室長   今のご質問なんですけれども、3月からお休みになりまして、3月、4月、5月と3か月になりまして、4月末までは全学年の学習内容を中心とした課題を学校のほうでつくらせていただいて、ご家庭に、子どもたちのほうにお渡しするというやり方をしていました。ただ、5月になりまして、また31日までお休みになるということで、正直、私どものほうにも、やはり新しい学年、新しい学年、教科書に準じた課題を与えてほしいというような声もいただきました。それを受けまして、この臨時休業が延長されたタイミングで、新しい教科書に基づいた課題を新たにお渡しし始めたところです。ただ、当然、ご家庭で子どもたちが1人でやるのはなかなか難しいところもありますので、課題を与えるだけではなくて、どういうふうに教科書を使いながらその課題を取り組んでいくのかというところにつきましても、実は一緒に今回はお渡ししております。また、子どもたちのやはり生活リズムがなかなか整わないということで、1日の中で、こういうふうにスケジュールを組んだら生活リズムも整いながら学習に取り組めるんじゃないかというようなところも一緒にお渡ししたところです。ただ、それにしても、当然なかなか子ども1人ではできないような状況がありますので、実は、18日月曜日から、来週月曜日から週1回程度、学校のほうで、希望するお子さんですよ、希望するお子さんにつきましては、そのお渡しした課題を学校のほうで勉強して、先生たちがそれに対する支援をするというような取組みをさせていただいて、少しでも子どもたちが学習に対する負担、不安を解消できるような取組みを新たに始めたいというふうに考えております。 ◆南雲由子   今、休業中の学習支援のお話が出たんですけれども、小学生の子と昨日話をしたら、それには行きたくないんですって、新型コロナが怖いから。そういった子の学校の差、家庭学習での差というところと、学習支援にも行けない子というようなこともやっぱり差が出てくると思うので、復帰した後に学校でケアしていただけるかどうか、家庭学習で負っているものが少しでも軽くなればと思うんですが、その辺り、学校として学習は保障してもらえるかどうか確認させてください。 ◎指導室長   まず、学習につきましては、心配のお子さんは当然おりますので、18日以降につきましては、あくまでも希望するお子さんを対象にした学習支援でございます。当然、来られないお子さんにつきましては、これまでと同様に週1回以上は電話連絡等でご家庭のほうに連絡して、その段階で学習についてのご相談があれば相談に乗っていきたいとは思っています。  現段階では、6月1日の学校再開を想定しております。想定時は、午前授業から始めたいというふうに思っています。分散登校という形で、半分程度の子どもたちを午前授業という形で登校させることを今想定しています。その日の午後、全く子どもたちが帰るのではなく、やはり子どもたちの相談、ストレスであったり心配事であったり進路指導であったり、あるいは学習に対する保障ですね、補習等も含めた個別の対応をその午後の時間を活用して対応していきたいというふうに考えております。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  それと、オンライン授業について伺いたいんですが、昨日の時点で小学生のお母さんにお話を伺ったら、今、ユーチューブで見られているのは3年生のホウセンカを植える植え方、それと1年生の粘土のこね方ということで、それは学校独自に配信しているものだけというふうに伺っています。今、資料でご報告いただいているユーチューブの授業というのはまだ実施されていないのかなと認識しているんですが、それの今現在の進捗状況と、いつから始まるか教えてください。 ◎教育支援センター所長   各学校にユーチューブのアカウントを取ってくださいと、今週の昨日ぐらいまでには各学校から1本、休校が延びてしまったけれども、健康面とか生活リズム面なんかを気をつけてください、いわゆるメッセージ性のものをつくってくださいということで小中の校長会と話を詰めたところです。今後は、各学校が独自でというのは大変先生方の負担も大きいというところで、それぞれ研究団体を小中は持っていますので、そこで分担をするというような形を取りながら、なるべく早い段階で全学年全単元といいますか、4・5月分というところにつきましては、出来次第、共有化していこうというふうな流れをつくってございます。 ◆南雲由子   意見として2点お伝えしたいんですが、教科によっては、小学校4年生ぐらいから親でも教えるのがちょっときついなというようなお話、例えば社会科だとか理科だとかそういうところは少し難しいというようなお話も伺っています。教科によって、例えば家庭科であれば、家で実践しながらできるというようなこともあるので、授業数にむしろオンラインの家庭科はカウントしてもらえるみたいなことでやったらどうかといようなアイデアもいただいています。  それから、今までのオンライン授業というのは今まであまり取り入れられてこなかったですけども、不登校の対策という意味では、大きく前進するという意味もあると思いますので、GIGAスクール構想の前倒しの検討もされているということなので、それは引き続き並行して進めていただきたいというふうに思います。  もう一点最後に、先ほども少しお話ありましたけれども、このウィズコロナという中で、分散登校ということと、6月以降の教育ということをどういうふうに考えていらっしゃるか、今のところの予定を教えていただきたいと思います。 ◎指導室長   6月以降、今の段階です、あくまでも臨時休業が5月31日、6月1日からは学校が再開されるという想定の下です。今、学校のほうと協議しておりますのは、PTAの連合会の皆様とも協議しているのが、2週間ほど分散登校をまずしたいというふうに考えています。半分の子どもたちが1日置きに学校に登校するという形です。それが無事に2週間過ごせるようであれば、その翌週からは全員そろった形で、午前授業をしたいというふうに考えています。それがまた1週間ぐらい上手にできるようであれば、全員の子どもたちと午後までの授業を再開していきたい。その後、学校行事を取り入れていったり部活動を再開していくということを段階的に取り入れていきたいというふうに考えています。大体通常の学習の課程に、生活スタイルですね、そこに戻るまで一月程度は時間的にとかかるんではないかなというふうには想定しております。 ◆南雲由子   もう一点、その学習の遅れとか指導のカリキュラムの見直しということも必要かと思うんですが、その辺りの検討状況を教えてください。 ◎指導室長   まず、今進めておりますのが、これも全部仮の想定で大変恐縮なんですけれども、授業日数と授業時数の洗い直しというのをしています。これも全て6月1日から再開できた場合という前提がついていますので、その日数等がさらに臨時休業が延びていけば、当然計画は再度練り直さなければならないというところはあります。現状としましては、夏季休暇、夏休みですね、いわゆる夏休みの短縮であったり土曜日の授業を増やしていくとか、そういうことも踏まえながら、まずはやはり学習指導要領の中にある最低基準と言われている授業日数、授業時数が確保できるように、年間の授業日数、授業時数の見直しといいますか修正を今加えているところです。ただ、給食の日数の問題がありましたり、土曜日の勤務とか夏休みになってきたときに教員の勤務の問題もあります。それから、1日当たりの教員の勤務時間の問題もありますので、様々な課題がありますので、その辺のところは整理しながら、最終的にはやはり学校再開後に決めていければというふうに考えております。 ◆南雲由子   もう一個だけ、すみません。報道では、9月入学という話が出ていますけれども、その辺り、区としての検討状況とか、国や都からの指導によって今後どういうふうに検討していくかということを教えてください。 ◎指導室長   9月入学につきましては、テレビや新聞等のマスコミ等でも非常に議論の話題になっているところは認識しております。  教育委員会のほうとしましては、本年度すぐにというような形では想定しておりません。当然、法令等の改正も必要ですし、システム上の問題もありますし、既に子どもたちは入学をしているわけですから、9月から改めて入学というのもちょっと制度的にもおかしいですから、そういう面では、すぐにという話ではないとは思っています。ただ、国民的な議論を巻き込んでというところの検討状況だと思っていますので、正直、国や東京都の動向も踏まえながら情報をきちっとキャッチして適切に検討は続けていきたいというふうに考えています。 ◆田中いさお   特段のことということで1つ、大きく1問なんですけれども、まず、中学3年生にモバイルルーター等の貸出しですよね。区が持っているのが約3,000台ということなので、これ現状、生徒さんに何台貸して、それで、残り台数何台、あと、このモバイルルーターですかね、これ通信費だと思うんですけども、その費用も後で紙資料で結構ですから教えていただきたい。あと、小学校1年から6年と中学校全校生徒に僕は必要だと思いますよ、どちらにしても。その費用は一体どうなるのかということで、そこら辺も今現状の生徒の人数と足りないパソコン、あとルーターですかね、それは紙で後で結構ですからしていただきたい。  それで、裏面のICTを活用した特別授業の配信とありますけども、僕が今言った件とこれはセットだと思いますよ。動画配信をして、じゃあ、お金を持っている家庭は見られるけども、見られないご家庭どうするんですかということになりますよ、これ。これ、セットでやらないと、どうしても不具合があるんじゃないかなという気がします。また、現状お金がない中、インターネット環境を整えて勉強させようという親御さんと、裕福な方はいいんでしょうけれども、そこでも差別が起きてしまわないかなというような危惧は僕はあります。ですので、一定程度安い料金設定、例えばですけどね、通信料はお幾らですからという形で各家庭に配布するのがいいのか、区で移動式のモバイルルーターを全部お渡し、一括購入して、そのほうが費用対効果がいいのかというのは、ぜひ区内で検討していただいて、またコロナも第1波が終わって、今度第2波、3波になるとなると、学校も止まる可能性がまたね、再開6月の予定はあるみたいですけど、いつ起きても、また再燃するという可能性もあるので、そこら辺をぜひ進めていただきたいなという要望なんですけれども、ご意見があればお伺いします。 ◎教育委員会事務局次長   先ほども申し上げましたけども、今、パソコン3,000台ということで、今、児童・生徒というのは、今年増えまして3万6,000人いらっしゃいますので、確かに絶対的な平等という形には全然なっていないわけであります。今後、GIGAスクールを進めるに当たってそういうものを克服していきたいと思ってございます。ただ、全ての方にルーターを配るとか、国の立て付けもそういう制度にはなってございませんので、要するに、家庭にWi-Fi環境がある家庭については、それを利用していただく。いずれにしても、全ての方が同じ条件で家庭教育、オンライン授業を受けられるような状況をつくっていきたいと思ってございます。 ◆小林おとみ   それでは、ダブらないように。  緊急対策を教育、子ども家庭全体で出されていて、まだこれからやらなきゃならないことはまだまだあるんだと思いますけども、しかし、私、ちょっと区長さんの緊急対策のメッセージなどに触れても、もうちょっと暮らしに寄り添った雰囲気を出してもらえないのかという思いはするんですね。初めのメッセージも本当に、感染症対策を広げないということはまず大事ですから、医療のところに重点が置かれるのは当然なんですけど、でも、子どもたちのところに来るとオンラインの話と、それから1万円の話しか出てこない。あとは、本当に今ある事業で、最低利用料はこの辺は減免してとか何だとかというだけで、私、もうちょっと大きな考えで子どもたちの、子育て世代の世帯をどう支援するかという辺りを区として何か検討していないのかなというところをちょっとお聞きしたいところなんです。実際には、一律全てということではないにしても、例えばシングルの家庭とか、それから貧困層の家庭とか何とかについても、NHKの「時論公論」でさえも、大体2万から3万は家庭での暮らしで生活費が増えていると。光熱水費を含め、食費を含め、学校に行かないで家でやっているということになると、それだけのいろんな生活費が増えているんだといったようないろいろ報道されていますし、国が1万円何とか上乗せといっても、もうちょっとそれに向けて、区としてはその暮らしをどう支えようかという辺りでの議論があったのかどうか、そこのところ聞いておかないと、何か考えたのかどうかですね。 ◎子ども家庭部長   現在の段階で、財源も含めてどういった手だてが一番効果があるのか、そういったものを庁内で、当然部内もありますけれども、そのほかの関係するところと併せて検討、調整をしているところでございます。一定具体化した際には、皆様のほうにお示しをしてご審議をいただければなと思っています。今の段階で申し上げられるのはそこまでです。 ◆小林おとみ   あともう一つは格差の問題です。今の暮らしのところもそうだけど。だから、暮らしのところでは、やはり1万円の補助だけでも私は足らないと思いますので、ぜひ検討してもらいたい。  それから、先ほどのインターネット環境、学校教育ですけども、インターネット環境もそうですし、それから、つくる側の先生方、学校ごとにそれぞれ授業でできるものをいろいろ組んでいらっしゃいますけども、学校の格差がまた生まれているんじゃないかみたいなところがとても心配があります。出し方も全然学校ごとにばらばらみたいですし。先ほど、教育界で検討して何かしらのものをというお話ありましたけれども、何か学校支援についてもぜひご検討をお願いしたいというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局次長   先ほど、センター長のほうからご説明したとおり、今、差が出ないように、小学校・中学校単位で1日最大4単元、小学校だったら国語、算数、理科、社会、同じものを配信できるようにこれから準備を進めるところでございます。中学校に至っては4単元、国語、数学、理科、社会ということで、これについては学校に格差がないように統一の授業を同一のものを共有して配信していく予定でございますので、学校について格差が生じるということはないように心がけていきたいと思ってございます。 ◆小林おとみ   あともう一つだけ。学校再開というか、部分的にも子どもが来られるような環境をつくるにしても、学校の消毒とかいろんな環境整備があると思うんですけど、そのことについても、先生方でやることになるのか、それとも、少し人も入れて、ちゃんとそういう学校の衛生環境をつくるところの体制もお願いしたいと思います。 ◎学務課長   学校の清掃業務等については、基本的に清掃委託、また直営職員が行っておりますので、その方たちにコロナ対策として、その視点からもやっていただくということ。それからあと、生徒さん、机等について整えたり、教室を少し丁寧にするということについては、教職員の方にもご協力をいただいていくということで考えています。 ◆茂野善之   すみません、先ほど指導室長から、6月1日より登校の再開を想定しているというようなお話がありましたけれども、その際、給食はどうなるのかということと、校庭開放、一般開放も含めてどういうふうになっていくのか、この点をお伺いします。 ◎学務課長   学校給食につきましては、再開して分散登校が円滑に始まった段階から、なるべく早期に再開をしていきたいと考えています。
    地域教育力推進課長   土日、祝日の学校開放の件ということでお答えをいたします。  現在は休止しておりますけれども、学校再開と同時に、基本的には開けられれば開始するということで、他の事業との整合性も踏まえながら、また、土日、祝日に学校校舎のハードの何か手入れであったり、そういったことも確認した上で速やかに再開したいというふうには思っています。 ○委員長   では、よろしいですね。  本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、子ども家庭部関係の所管事項調査を行います。  初めに、令和2年度保育所入所状況及び認可保育所の公募結果についてを議題といたします。  理事者より、資料に追加の説明はありますでしょうか。 ◎保育サービス課長   資料2でございます。委員会資料2の1ページおめくりをいただきまして、別紙1でございます。  今年度の入所状況でございます。何点かだけかいつまんで、前年比ということでご説明を申し上げたいというふうに思います。  まず一番上ですね、項番1の入所状況の定員数でございますけれども、本年4月、1万3,451でございますが、これは昨年度と比較いたしまして384の増という状況になってございます。  その下、(2)入所可能数でございますけれども、今年度4,108でございますが、これにつきましては、前年比16プラスでございます。  その下、(3)申込数につきましては、今年度4,072でございますけれども、前年度よりも32名減ってございます。32名減という状況でございます。  入所数につきましては3,300でございますけれども、これにつきましても前年よりも25名減という状況になってございます。  今度2番目、項番2でございます。板橋区民の待機状況のところをご覧いただければと思います。  一番上、(1)待機児数、こちらが733でございまして、前年比44名の減というふうになってございます。  一番下、(7)実質待機児童数でございますけれども、今年度80ということで、前年比28の減という状況になってございます。  とりあえず以上でございます。 ○委員長   本件につきまして、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、よろしいでしょうか。 ◆田中しゅんすけ   すみません、何点かお聞かせください。  今、追加で課長からご報告いただきました、定員数が384というふうに前年から増えて、入所可能数が16増えて、しかし、申込数は32減って、入所数も25人減っていると。要は、分母は増えているんだけれども、入園する方のご希望が減っていて、(6)番の保育欠員数ですね、これって前年から比べてどれぐらい違うんですか。 ◎保育サービス課長   全体的な動きといたしましては、今、田中委員ご指摘のように、受入れの可能の数については増えているけれども、実際にお申込みいただいている方は減っているという状況がございます。  今お尋ねございました(6)の欠員数でございます。こちらにつきましては、実際に保育園にどれぐらい空きがあるかということをお示ししている数字でございます。本年808でございまして、昨年が、ここが767でございましたので、欠員の状況としては41名増えている、要するに、空きが41名分増えたという状況になってございます。 ◆田中しゅんすけ   そうしますと、欠員が増えているという状況ですね、基本は。ですから、整備は進んでいるんだけれども、その分やはりその地域によっては希望がなくて、欠員の状況は増えてしまっているということですね。  それで、ちょっともう一つそこで聞きたいのが、(6)番の保育園の欠員数の中で、小規模保育事業A型B型ということで、新たに3歳児の壁ということで新たな問題が生じてきたんですけども、この件に関しては推移はどうでしたか。 ◎保育サービス課長   欠員の状況の中で、小規模事業A、Bとございます。こちらにつきましては、いわゆる小規模保育所の入所の状況ですとか欠員の状況をお示ししているところでございます。  本年度、小規模保育所につきましては、84名の欠員が生じているという状況でございますけれども、昨年度、この部分につきましては177名の欠員がございました。したがいまして、本年度93名、ここは欠員の状況が改善してきているという状況にございます。  委員から今ご指摘ございましたように、これまで3歳の壁というようなことがよく言われてございました。小規模保育所につきましては、ゼロ・1・2歳のお子様をお預かりする施設でございますので、3歳に上がるタイミングで、また改めて他の保育施設のほうに入り直しをしていただくということがございまして、ここの部分で、従来は本当にちゃんと入れるんだろうかというようなご不安を抱かれる方が多くいらっしゃいまして、小規模保育所が選ばれていなかったというような要因になっていたのかなというふうに思ってございます。この部分につきまして、今年度の入所選考からになりますけれども、小規模保育所の卒園児を、他のお子さんよりも先んじて入所選考を行わせていただくという対応を取らせていただきました。こういった対応を取ることによりまして、小規模保育所に通われる方も、卒園後安心して、その後の保育施設につないでいけるということで、かなり保護者の方の安心感にもつながったのかなというふうに思ってございます。そういったことから、小規模保育所の空き状況が充足していったのかなというふうに理解しているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   ということは、小規模から認可保育園の連携というのはとても対策を取っていただいているので、何とかスムーズに進んでいるという状況ですかね。何とかというよりスムーズに進んでいるという状況ですかね。  さらに、最後3点目、待機児地区状況ということで、以前、板橋地区が非常に待機児が多くて、いろいろとお願いをさせていただいたんですが、おかげさまで板橋地域のほうは大分地域児が減ってきているのかなというふうに印象は受けております。受けているんですが、逆に、ちょっとまだ10人、2桁というところがありますので、これの2桁に対する地域の対策等々あれば教えてください。 ◎保育サービス課長   別紙1の裏面でございます。18地域の地区別の待機児の状況をお示ししているところでございます。  今、田中委員からもご指摘いただきましたように、地域別に見てまいりますと、例えば大谷口、下赤塚、成増、志村坂上、こういった地域で待機児童が2桁で生じているというようなところがございます。一方で、待機児童が、地区別で見るとゼロですとか1、2というような地域も今出てきているというような状況でございます。こういった待機児童が多く発生している地域につきましては、資料の別紙2のほうでお示しをしてございますけれども、認可保育園の私立園にはなりますけれども、認可保育園を今後、こういった地域に重点的に誘致を図っていって待機児童の解消に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   ちょっとこれ最後にお願いなんですけど、対策をしっかりと取っていただいて、その年度その年度に合った対応をしていただいていることは、この現況の状況のご報告を聞かせていただければ理解はできます。ただし、やはりすごく難しいんですけど、マッチングですね。要は、一方では、入りたくても入れない地域があって、一方では、過剰に保育園に入れる人がいて、空きが出てしまうというところの、このギャップを少しでも、毎年毎年ですけども、生じてくる課題ではあると思うんですが、ぜひ対応していただきたいというふうに思っております。 ◆さかまき常行   大きく1つで、一つの中に細かく3つありますが、3歳のお話ありましたけれども、1歳児の問題も重要かと思っていまして、1歳児がなかなか待機になってしまうと。いわゆる1歳児の受入れの施設の状況と、それから現状やっている対策と、今後やろうとしている対策、この3つをお聞かせいただければと思います。 ◎保育サービス課長   1歳児の受入れの状況でございます。資料の一番上、定員数をご覧いただきますと、ゼロ歳児から1歳に上がる段階で、定員数につきましてはほぼ倍増しているような状況をつくってございます。それ以降も2,000人台で徐々に定員数というのは増えていくような状況でございまして、その辺につきましては、1歳に上がる段階でかなり多く受け入れられるような施設の整備については尽くしているところでございます。  一方で、お子さんを抱えているご家庭では、育児休暇等をお取りになって、大体1歳のタイミングで育休明けて職場のほうに復帰をされるという方が多いものですから、どうしても1歳の入所の需要というのが多くなっている状況が一方ではございます。  この辺をどういうふうに対応していくかという部分のお話になろうかと思いますけれども、特に新規開設をしていただきます保育園、保育施設では、これ毎年同じような傾向が出ておるんですけれども、新規開設の段階でゼロ・1・2歳はかなりお子さんが入っていくというような状況がございますけれども、一方で、3・4・5歳のお子さんというのは、なかなか新規開設の園にお入りいただく方というのはそれほどいらっしゃらないというような現状がございます。そういった3・4・5歳のお子さんのために用意されている新規開設園の保育室を空けておくのももったいないというような状況、お話がございますし、ここを活用して1歳児の定期利用保育というようなことも制度としては設けてございます。3・4・5歳のお子さんを本来預かる部屋で、1歳のお子さんを特別に預かっていただく。そういった形で、1歳児の受皿を、普通の定員以上に拡大するような方策というのも区としては今考えているところでございます。ただ、なかなか、この資料の2のところの(3)の中に、定期利用保育という欄がございまして、ご覧いただくと、1歳児、21名というふうになってございます。実際にはもっと多いお子さんを受け入れられるような状況をつくっておるところでございますけれども、この辺もなかなか周知が十分行き届いていないのかなというところもありますので、利用の周知をさらに図りながら拡大を図ってまいりたいというふうに思ってございます。 ◆さかまき常行   ぜひしっかりと、ここも大きく待機が生まれているところだと思いますので、対策をしていただいて解消に努めていただければと思います。  以上でございます。 ◆石川すみえ   私も1歳児の待機児が、1番の表だと、待機児数は413名いらして、実質待機児童が43名というふうになっています。昨年は、1歳児の実質待機児童は45名ということだと思うんですけれども、ちょっとその推移についてお願いします。1歳児の待機児童の推移について。 ◎保育サービス課長   1歳児の状況についてのお尋ねでございます。  まず、本年度につきましては、実質待機児童43名ということで資料にお示しをしているとおりでございます。また、昨年度につきましては、石川委員ご指摘のように、1歳児は45名でございました。また、平成30年度につきましては、1歳児実質待機児童94名という状況にございました。したがいまして、ここの部分については、年度で出っ張り引っ込みはございますけれども、着実に数を減らしてはきているという状況にあるのかなというふうに理解をしているところでございます。  それと、あと先ほどご指摘いただきました、表の1番の上の待機児数、1歳児でいえば413名というふうなご指摘ございましたけれども、上の表は、板橋区内の施設の状況を示しているというふうにご理解いただければと思います。板橋区内の施設というのは、要するに、板橋区のお子さんだけではなくて、他の自治体から板橋区の保育施設に入ってくるお子さん等も含めてどれぐらいの動きになっているかというのをお示ししている表でございます。板橋区民の実際の待機児数はどうなっているかという部分につきましては、項番2の板橋区民待機状況というところでご確認をいただければなというふうに思ってございます。 ◆石川すみえ   板橋区民の1歳児の待機児数は、そうすると400名ということですね。  この1歳児の待機児の解消がすごく課題になってくると思うんですけれども、これまでの議論の中で、保育園を造れば造るほど欠員数はやっぱり出てくるわけです。3・4・5歳は空くから。でも、1歳がなかなか解消されないとなると、やっぱり造り続けるというところが、そうしないと1歳児の待機児はなかなか解消できないと思うんですね。ですので、3・4・5歳のところで確かに欠員数が出ますけれども、そこはあまり恐れずといいますか、造っていっていただきたいと思います。  それと、現状の3・4・5歳の配置基準、決して十分とは言えませんから、1歳児の待機児解消のためにやっぱり認可保育園を造る方向だと思うんですけれども、そういった何か見込みについて、もしお考えがあればお願いしたいんですけど。どうやって1歳児の待機児を解消していくのか。 ◎保育サービス課長   表をちょっとご覧いただければと思います。  まず、上の1番の表の(6)欠員数をお示しをしてございます。ここをご覧いただくと、例えばゼロ歳児は120名、1歳児は20名、2歳児は89名というような状況になってございます。  一方で、2の一番下ですね、実質の待機児童数をご覧いただきますと、ゼロ歳児は13名、1歳児は43名、2歳児は18名というような状況になってございます。  したがいまして、1歳児以外は空き状況と待機の状況を見比べますと、数的には充足をしているというふうに一定理解できるのかなというふうに思ってございます。  したがいまして、1歳児以外の部分につきましては、本当にマッチングの状況ですとか、地域の偏在の仕方を十分に吟味して適切に手厚く利用者の方にご案内をしていくことによって、もっともっと待機児童を縮減できるのかなというふうには理解しているところでございます。  ただ、ご指摘のように、1歳児につきましては、欠員数よりも、明らかに待機児数のほうが増えていますので、ここの部分につきましては、例えば保育定員の弾力化を図って、1歳児の枠を一時的に広げていくですとか、もしくは先ほど申し上げましたように、空き保育室を使った定期利用の施設をもっと増やしていくというような形で、1歳児についてはほかの歳児とはちょっと違った形で重点的に対応していく必要があるのかなというふうに理解をしているところでございます。  また、今後も引き続いて区内に保育施設を誘致、開設をしていくという部分につきましては、区としても一定計画を持ってございますので、その辺につきましては、子育て支援施設課のほうからご答弁申し上げたいというふうに思ってございます。 ◎子育て支援施設課長   後ほどご説明させていただきますけれども、毎年度、認可保育所の公募をさせていただいております。今年度につきましては、合計3件233名の新たな定員を確保してございまして、その中で、詳細は後ほどお話しさせていただきますけれども、1歳児、2歳児等で36名の定員を新たに確保しているということで対応させていただいているところでございます。 ◆石川すみえ   次に、実質待機数の推移についてお伺いしたいんですけど、本年度80と2桁になったということなんですが、その前が、前年が108名で、さらにその前が185名なんですね。この減りが止まっていると思うんですけども、この点についてはどのように捉えていらっしゃいますか。 ◎保育サービス課長   今、石川委員ご指摘のように、今年度80、昨年度が108、また平成30年度につきましては185という状況でございます。したがいまして、今年度は28減り、昨年度は77減り、その前については46減りというような状況になってございます。年度により多少の出っ張り引っ込みはあるのかなというふうには思ってございますけれども、一貫して待機児童数については減少傾向にあるというふうには思ってございます。これにつきましては、施設整備も含めた様々な対策の成果だろうというふうには思ってございます。単純に施設を造ればいいということだけではないというふうに理解をしてございます。いろいろな施策を併せて展開しながら、今後とも待機児童の縮減には努めてまいりたいというふうに思ってございます。 ◆石川すみえ   減り止まったということについて、詳しく分析をする必要があるのではないかと思っています。実質待機児とマッチングというところ、その2点の視点だけで果たして待機児は本当にゼロになるのか。実質待機児ゼロを目指していると思いますけど、実質待機児ゼロになった次には、やっぱり待機児数はゼロにはなっていないわけですから、自治体としては、ここの待機児数ゼロに向けてどうやったら区民のニーズに応えられていくのか、保育の保障がかなえられていくのかというところを検討する段階に、新しい段階に入っているのではないかと思います。  私たち、かねてより待機児数の700名超えているここの分析をきちんと地域ごとにもすべきだと主張していますが、ぜひそれを検討していただきたいということ。そして、あと1歳児の待機児については、空いている部屋の定期利用でおっしゃっても、なかなかそれだけでは対応できないと思いますので、新たな視点をお願いしたいと思います。  最後に、5歳児の実質待機児が出ていますが、この点についてご説明をお願いしたいです。 ◎保育サービス課長   5歳児につきましては、本年度1名出てございます。近年、5歳児につきましては、ずっとゼロで推移してきてございましたけれども、今年1名出ているという状況でございます。  この5歳児につきましては、実はこの5歳のお子さんの下のお子さんがいらっしゃいまして、そのお子さん、下のご兄弟と同園で同時期の入所をご希望されておったんですけれども、なかなか兄弟おそろいで同じ園に入れるという状況をご提供できなくて、結果的には待機という状況になってございます。仮にここがご兄弟ばらばらの保育園でもいいよというようなご希望であればご案内をできたところではございますけれども、どうしても同園のご希望というご意向が強かったものですから、結果的に待機という状況になってございます。  ただ、この5歳のお子さんにつきましては、現状におきまして認可外の保育施設にお入りをいただいていますので、全く保育環境がないという状況にはないというふうに理解をしてございます。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。  初めに、別紙1の資料、令和2年度保育等入所状況の2の板橋区民待機状況の(1)待機児数、今年度は733名で昨年度は777名ということでしたけども、その一昨年、平成30年度の数字を教えていただきたいと思います。 ◎保育サービス課長   今、南雲委員ご指摘のように、今年が733、昨年が777でございまして、平成30年度につきましては837名という状況でございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  こう見ますと、やっぱりあんまり下がっていない。ということは、希望の保育園に行けていないという状況なのかなというふうに思います。  もう一点、この3・4・5歳の5歳の状況は今教えていただきましたけれども、3歳、4歳が待機になった理由、内訳を教えていただきたいと思います。 ◎保育サービス課長   3歳、4歳の実質待機のお子さんの個別の状況でございます。  まず、4歳のお子さんにつきましては、先ほどの5歳と同様でございます。下のご兄弟と同時同園のご希望がございまして、ご兄弟一緒に同じ園にご案内ができなかったということによりまして待機という状況になってございます。  なお、こちらの4歳のお子さんにつきましても、現状において認可外の保育施設に通われているという状況でございます。  また、3歳で今回4名の待機が生じてございます。4名の待機児童のうち、お一方につきましては、5月に入所につながってございます。あと残り3名の方のうち、1名はやはりご兄弟と同園のご希望の方でございまして、ご兄弟と同じ園に入れなかったということで待機でございます。こちらにつきましても、現在、認可外に行かれています。また、あとのお二方につきましては、入園の希望数がそもそも少なくて、あんまり適切にご案内ができていなかったという方がお二方ともなんですが、お二方のうち1名につきましては、現状、認可外に通われています。もう一方につきましては、希望園が2園しかないというところと、あと指数がちょっと低いご家庭です。指数が45点で、就労状況は内職という状況なものですから、正直、45点ですとなかなかちょっとご案内までつながらなかったのかなというふうに思ってございます。
    ◆南雲由子   ありがとうございます。  表の1の保育所等入所状況の(6)番、空き状況ですね。保育園欠員数というところを見ていくと、3・4・5歳でもかなり空きはある。今、ほかの委員からもご指摘ありましたけど、マッチングの問題というところで、今の入所できていない理由ということも伺っていくと、ここからゼロにするというのはすごく難しいことであるかなというふうに思います。待機児童ゼロに向けては、もう完全に次のフェーズとして取り組むべきかなというふうに思って、じゃあ何が必要かといったときに、1つは、相談体制だとか、より身近な情報発信、申込みをする前であるとか、1次、2次の結果が出た時点で、寄り添って、兄弟同園であれば、この園だったら大丈夫です、あるいは別の園でも、こことここだったら近いからどうでしょうかというような提案は必要かと思うんですが、そこをどうお考えになるかということが1点と、毎年いただいているんですが、園別の採点指数、指数状況の表というのが園別で何点で入れるかという状況が分かって、自分の家の近くで、ここは可能性があるのか、ないのかということを見るのに一つの指標になるかと思っているんですが、今現状ではホームページで公開をされていません。これをホームページで公開していただいて、指数を入所の判断する一つの指標にしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎保育サービス課長   入所のご案内をより一層手厚くというようなお話でございます。  おかげさまで、本年度入所選考に当たりましては、これまで職員が手作業でやっていたものを、AIを導入させていただきました。AIを導入することによって職員の時間外の削減ですとか、また昼間も入所選考に係る作業時間を短縮することができました。その分、手が空いたというんですかね、比較的余裕が出た部分につきまして、職員をこれまで以上に窓口に張りつけて、ご案内を従前以上に強化をしてきたところでございます。この辺の、より丁寧なご案内ということについては、今後もより一層強化をしていきたいというふうに思ってございます。また、年に一度、入園説明会というのをやらせていただいておるんですけども、これにつきましても、今まではどちらかといいますと、入園の手引きに書いてある内容を一方的にご説明するような会だったんですが、ここにつきましても、やり方を変えていきたい、もっとご相談に乗る時間を充実するような入園説明会にしていきたいというふうに今考えてございます。  また、退職保育園長を保育コンシェルジュとして配置をしてございます。区内の商業施設等に出張して相談会等も行ってございますので、そういったところもさらに今後回数を強化するとか、またPRを強化していきたい。  正直申しまして、実質待機児童も80名まで減ってきてございますので、地区別に見ますと、本当に1人、2人、3人というような地域もございます。こういったところは、委員からもご指摘ありましたように、手厚いご案内を、ご相談体制を組むことによって、もっともっと解消していける部分もあるんじゃないかというふうに思ってございますので、こういったところにつきましては、さらに対面でのご相談業務を強化していきたいというふうに思ってございます。  それと、2番目でございます。各園ごとの指数の表につきましては、委員から資料要求ございましたのでお示しをしたところでございますけれども、当然、ご近所、またご希望の園の点数がどれぐらいで入っているんだろうというのは親御さん、入園の判断、園を選ぶときの判断の一つの指標になるだろうというふうに思ってございます。ご指摘のように、これまでは公開をホームページ等ではしてございませんでしたけれども、今年度、この辺につきましては、公開をしていくような方向で考えていきたいと思ってございます。 ◆南雲由子   ありがとうございます。  保活というのは、やっぱり親にとっては情報戦なんですよね。それが、今いわゆる保育園落ちたと言われていた状況とか、報道で待機児の問題が盛んに言われていた状況とは大分変わってきていると思うんですけれども、でも、それが区の正確な情報というのを保護者からするとまだ取れないで、それを保育コンシェルジュだとか、できるだけ身近に、アウトソーシングを含め、アウトリーチも含めてやっていただくということが一番の肝になるかなというふうに思います。あと、園別の指数についてもホームページで公開ということは大変うれしく思います。  それと、ごめんなさい、もう一個伺いたいんですが、要支援児の状況で、申込数と入所数について教えていただきのと、医療的ケア児が含まれているかどうか状況を教えてください。 ◎保育サービス課長   要支援児の状況のお尋ねでございます。  今年度、要支援児に認定されるお子さんの入所の申込みにつきましては、45名の方からお申込みをいただいてございます。結果的に、4月1日時点での入所につながった方は33名で、入所率としましては73.33%でございます。  ちなみに、昨年度が58名のお申込みをいただきまして27名の入所で、入所率が46.55という状況でございましたので、要支援児の方の入所につきましても入所率が改善している傾向にあるのかなというふうに思ってございます。  この辺につきましては、当然、先ほども申しましたように、相談体制を強化しているというのが1つ、それと、要支援のお子さんの要支援加点を、従来1加点だったものを5点加点に上げたというところで入所率の向上につながっているのかなというふうに理解をしているところでございます。  また、医ケアのお子さんにつきましてでございます。  ご相談としましては2件ございました。たん吸引が必要なお子さんから1件、それと、経管栄養が必要なお子さんからのご相談が1件でございました。  今現在、私ども、経管栄養のお子さんについては受入れを今していないという状況がございますので、経管栄養のお子様につきましては、ちょっとご相談いただいた段階で、申し訳ないんですけれども、ちょっと対応ができかねますというお話を差し上げたところでございます。  また、たん吸引のお子さんにつきましては、入所相談はあったんですけれども、実際にお申込みがなかったという状況でございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、児童相談所設置に向けた検討状況についてを議題といたします。  理事者より、資料に追加の説明はありますでしょうか。          (「なし」と言う人あり) ○委員長   本件につきまして、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、よろしいでしょうか。 ◆石川すみえ   区民周知の部分についてお伺いしたいです。(4)の区民周知についてなんですけれど、令和元年度までの説明会の実施年月日はあるんですが、今後、説明会はどのように予定されているのかということと、あとは、説明会以外に(仮称)板橋区子ども家庭総合支援センターが地域にできるよという周知と、その理解、地域への理解というのはどのように行うのか、お願いします。 ◎児童相談所開設準備課長   区民周知の関係でございますけれども、本年度につきましては、7月3日と7月4日に近隣の集会施設のほうで開催のほうをさせていただく予定でございます。  また、地域への理解のところの部分でございますけれども、周辺の町会長さんや自治会長さんのところにお話しに行かせていただく、また町会長会議のほうにもお話しをさせていただくのと同時に、学校のほうにも説明のほうに行ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆石川すみえ   学校に説明というのは、近隣の小学校、中学校に説明に行ってということですかね。 ◎児童相談所開設準備課長   委員おっしゃるとおりでございます。 ◆石川すみえ   あと、6番の開設までのスケジュールについてというところをお伺いしたいんですが、今現状の割と余裕を持ってスケジュール感、開設までのスケジュールを組んでいらっしゃると思うんですが、このコロナの状況の中で、先行区の東京都の児相との引継ぎというのはどうしても遅れていくかと思うんですね。その辺の見込みというのはどうなっているんでしょうか。 ◎児童相談所開設準備課長   コロナの関係でといったご質問でございますけれども、今のところ、施設経営課との話の中では、工事のほうはそのまま行っていく予定で、スケジュールのほうはそのまま組んでいるところでございます。  また、先行区の状況でございますけれども、今、中野区さんと港区さんが来年度の開設に向けて動いているというような形でございまして、お子さんの関係の引継ぎにつきまして、始まっているかどうかというのを今情報を得ていないというような状況でございますので、この後、先行区のほうに問合せをさせていただいて、分かり次第、ご報告のほうをさせていただきたいというふうに思ってございます。 ◆田中しゅんすけ   すみません、1点だけ確認させてください。  この児童相談所設置、板橋区子ども家庭総合支援センター、仮称ですけれども、これって、確認なんですけれども、設置から運営まで全部区の予算でしたよね。 ◎児童相談所開設準備課長   基本的には、区の予算でございますけれども、国のほうからも交付金のほうが少し出るような形でございまして、今そこら辺を進めているような状況、協議等を進めているような状況でございます。 ◆田中しゅんすけ   さらに確認なんですけど、どの部分が国から出るというような状況でしょうか。 ◎児童相談所開設準備課長   どの部分がというご質問でございますけれども、施設整備のところの一時保護所の部分等で出るというようなことを聞いてございまして、今、金額のほうは詰めているところでございますけれども、2億円前後いただけるんではないかというところで国のほうともやりとりをさせていただいているところでございます。 ◆田中しゅんすけ   分かりました。ありがとうございました。 ○委員長   小林委員、よろしいですか。 ◆小林おとみ   はい。 ○委員長   それでは、以上をもちまして、子ども家庭部関係の所管事項調査が終了いたしました。  なお、この後、答弁者の入替えがありますので、お昼も近いので、ちょっと議事運営の都合上、委員会の途中ではありますけれども、ここで休憩を入れさせていただきたいと思います。  なお、再開は12時45分といたします。いいですね、12時45分。 休憩時刻 午前11時40分 再開時刻 午後 零時44分 ○委員長   お疲れさまです。では、休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、教育委員会関係の所管事項調査を行います。  初めに、教育委員会の動きについてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。特にないですね。  本件につきましては、教育委員会で行われた議論の概略的な報告ですので、特段の質疑がなければご了承願います。 ◆田中しゅんすけ   すみません、ちょっと教えていただきたいんですが、4ページ目、第10回教育委員会の令和2年4月9日で、項番が2、臨時代理っていうふうになってるんですけど、この臨時代理ってどういう内容の議題というか、項目なんでしょうか。 ◎教育総務課長   これまでは専決処分という用語を使っておりました。本資料ですと、1ページ目の第4回のところ、それから2ページ目の第6回の教育委員会専決処分となっておりますが、概念としては同じでございます。  ただ、法令上は臨時代理という用語が規定されておりまして、都教委の規則も同様なんですね。ですので、今年度から法令上の用語に合わせるということで、臨時代理というふうに改めているということでございます。 ◆田中しゅんすけ   専決処分から臨時代理という表現の改正をしたという解釈で。 ◎教育総務課長   板橋区の場合は、教育委員会の権限委任に関する規則がございまして、従前から臨時代理という用語で規定しております。これは、法令上、教育法規上、全てそういうことですので、概念は同じなんですが、法令上の用語に合わせるということで、資料上も変えたというような事情でございます。 ◆田中しゅんすけ   はい、分かりました。ありがとうございます。 ○委員長   いいですかね。  本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、屋内運動場冷暖房設備の効果検証報告についてを議題といたします。  理事者より、資料に追加の説明はありますでしょうか。特にないですね。  本件につきまして、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、よろしいでしょうか。 ◆小林おとみ   たくさんありましたが、検証結果については、この間何度かお話伺ってますのでよく分かってきたところですけども、これから全ての小学校、中学校に設置していく、2年間でやっていくんだという中で、今現在遠赤外線の暖房が入っているところがあると思うんですけれど、そこについてはどのようにするんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   既に36校について遠赤外線を入れているんですけども、その学校にも、当然今回の体育館空調入れさせていただきます。使い方については、基本的に学校にお任せをするんですが、今回の体育館空調、結構最大の出力で運転させますと結構音出ますので、例えば式典とかで使っていただくときは遠赤外線使っていただいたほうがいいのかなと思いますので、その辺、両方使うことはなるべく電気代の関係から避けていただきたいと思ってますけども、運用の仕方については学校にお任せしようと思っております。 ◆小林おとみ   あともう一つがリースのやり方についてですけども、一括で全部リースってことなんでしょうか。リースのやり方を教えてください。リース契約。 ◎新しい学校づくり課長 
     リースは各年度ごとにその学校数をまとめて、一つの契約でリース契約を結びたいというふうに考えてございます。 ◆小林おとみ   もう一回、年度ごとってことは、じゃ、来年度分は、今年度分か、令和2年度分。全部一括して2年度分として契約、3年度分は全部一括して3年度分として契約、同じ一つのですね。 ◎新しい学校づくり課長   すみません、説明が簡単で。はい、令和2年度は34校につけていく予定でございまして、この34校分をまとめて一つの契約として締結させていただいて、令和3年度については、令和3年度に改めて30校分のリース契約を発注をして契約していくという形で考えている、1本1本で契約していこうというふうに考えてございます。 ○委員長   ほかによろしいですね。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、学校施設の長寿命化計画についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。          (「特にございません」と言う人あり) ○委員長   特にない。本件につきましては、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、いかがでしょうか。 ◆石川すみえ   この長寿命化計画は、文部科学省より通知が来て、そして計画策定の要請があったので策定したということなんですけれども、中身、本編のほう見させていただきますと、2021から取っている部分が多いのかなというふうには思いますが、本編の15ページです。第4章4の1は、これは新しくこの計画策定に当たって追加した箇所になるんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   はい、15ページのところには引用がございませんけども、オリジナルというよりは、中はいろんなところの表現をちょっと変えた形で作らせていただいてるので、全くオリジナルな考え方というわけではないんですけども、このページについては新しく作らせていただいたというところでございます。 ◆石川すみえ   1点お伺いしたいんですが、この15ページの最後の一文ですね。統合校や今後想定される小中一貫校などのっていうふうにありまして、この小中一貫校というのは、分離型なのか、それとも小中一緒の校舎の中であるもの、どちらを想定してらっしゃるんですか。 ◎新しい学校づくり課長   今回の計画につきましては、施設整備面が大変強い長寿命化計画でございますので、基本的には施設一体型というところで考えてございます。分離型も、確かに小中一貫校の考え方としてはございますので、じゃ、全くその考え方を板橋区の学校に当てはめないのかというと、それは今後の検討になると思ってございます。ここで言っている一貫校につきましては、施設一体型のほうの整備というところで記載をさせていただいてるところでございます。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。まず1点、細かいところですけれども、本編の29ページで、ファシリティマネジメントという言葉があるんですが、これの言葉の意味を教えていただきたいのと、ちょっとこの文、計画ではちょっと分かりにくいので、注釈等をつけていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   大変申し訳ございません。ファシリティマネジメント、いろんな言葉の定義あると思うんですけれども、分かりやすい表現で言いますと、建物とか、ファシリティが施設とか建物とか、そういったことでございますので、施設、設備とかを最適に今後維持管理をしていきます、計画的に維持管理をしていきますというような形で定義をさせていただいてございますので、先ほど、ご意見いただきました注釈とか、正式な要綱のほうで今後していければというふうに考えてございますので、ありがとうございます。 ◆南雲由子   もう一点、12ページですとか、あとは28ページのあたりのグラフに関して伺いたいんですけれども、これをこの長寿命化計画について民間のコンサルに投げるとかいうことではなくて、区として、教育施設としての特性だとか、学校としてどういう機能があるかってことも含めて、区職員がこれをつくられてることには大変敬意を示したいというふうに思うんです。  一方で、この計画を見たときに、やっぱり数として2割削減とか、平準化ということが出てきてる中で、それがどういうふうに、今対策を講じない場合の試算は幾つで、例えば講じた場合は将来はこういうふうになりますっていうような、数字的な目標の設定だとか、あるいは評価っていうことがやっぱり必要じゃないかなと、それがないと、やっぱり分かりにくいんじゃないかと私は思うんですけれども、その辺りの見解を伺いたいと思います。 ◎新しい学校づくり課長   ご質問ありがとうございます。まず、12ページのほうのグラフのほうでございますけども、こちらは№1プラン、ベースプランのほう、№1実現プランのほうに記載させてるものを引用させていただいておりまして、これは学校施設、あと区民施設とか全部含めましてのLCCのコストの表でございます。  区全体として2割削減ということを目標で書かせていただいて、それに貢献するために、今回の長寿命化計画もありますので、そういう意味合いで載っけさせていただいてございます。なので、こちらについてはちょっと学校施設に特化した形のものではございません。学校も、当然施設の中の一部としては入れさせていただいてございます。  28ページのほうにつきましては、こちら今回の計画に合わせて、ちょっと策定をさせていただいたところでございます。グラフの見方でございますけども、一番上の点線部分、これが今までの従来の整備方法でやっていくと、2016年から2045年を3つに、10年ごとぐらいに分けたときに、あくまでも想定の試算でございますけども、こういったお金がかかっていきますよということを記載させていただいてございます。それが670億、950億、1,000億という形で一番上のグラフに来てます。  今回の長寿命化を入れることによって、今回の計画の目的でもあるんですけども、これから大きく変わる施設整備の更新経費、これを長寿命化の考え方を入れていくと、真ん中の平準化というところになりまして、これでいきますと、初めは現在で既に670億で変わりませんけども、次の10年間は810億に下がるということで、長寿命化を入れることによって、この年代についてはこういうふうに効果が、経費が下がるというふうなものを示させていただいているところでございます。  ただ、次の年代は結局学校数自体が減ってるわけではありませんので、また改築の時期が来れば同じような経費がかかってくるというような形になってございます。  ご質問の数字的な目標を持たないのかというところでございます。確かに数字的な目標があったほうが分かりやすいと思うんですけども、通常の長寿命化改修で目標を持ちますと、今のベースプランの中で言いますと、例えば幾つまでに長寿命化改修を何校やっていきますよっていう目的の持ち方になるかなというふうに思ってございます。  ただ、委員おっしゃるところは、多分、将来の学校数とか、そういった目的とかっていう、総量抑制のところの話だと思ってございますけども、それについてはなかなか年少人口が減少をしていくっていうことは予測されてるんですけども、東京都については、まだ減少していないと、逆に増えている状況でございますので、今の時点で、なかなか学校数幾つに将来していくっていう目標は、正直言って、このご時世ではちょっと持ちにくいのかなと思ってございます。  それは課題かなというふうには思ってございますけども、施設総量の抑制は区全体の目標でございますので、今度区長部局とも連携をしながら、そういう目標が設定できないかということについては、検討させていただきたいというふうに思ってるところでございます。 ◆小林おとみ   文科省が、今回この長寿命化の策定に向け、今までも学校施設の維持管理とか、いろいろな方針を出してきたと思うんですけど、ここに当たって、7項目で、整理して計画をつくりなさいと、計画として提出しなさいというふうに至っている背景というんですか、それは何なんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   ちょっと経緯のほうご説明させていただきますと、もともと国の総務省のほうから、概要版の冒頭部分には書かせていただいてるんですけども、インフラの長寿命化基本計画、公共施設等総合管理計画、そういったものをつくりなさいねというところが入ってございます。  それは、当然学校施設も含めて、ほかの区民施設であるとか、そういったものについて、まずそういうインフラ長寿命化計画、総合管理計画をつくりなさいねというところがございました。それを受けてというわけじゃ、文科省は文科省のほうで学校施設についても造りなさいよという形で通達が出されているところでございます。  その通達が出されたところについては、大本で言うと総務省が言ったとおり、長寿命化計画をつくっていく中で、学校施設も一部等入ってるんですけども、文科省はそれを独自、学校に特化した形でつくりなさいねというところが入ってございまして、その中に盛り込む内容を、この通知のほうでやったところでございます。ですので、文科省の腹積もりとしては、学校施設の個別のものもちゃんと造りなさいねということの出した形だと思ってございます。  もう一個、今回通知が出された中であったのが、国のほうで長寿命化改修につきまして補助金のほうつけているんですけども、こういった学校施設の特化したものの長寿命化計画がないと、補助金の、要は補助金を出すに当たって、支障になるというか、障害になるというか、そういったところも出されておりますので、文科省が出されたのも、そういった、こういった項目をつくって、各施設とも、学校施設についてちゃんと長寿命化つくりなさいねというところの意味合いだというふうに考えてるところでございます。 ◆小林おとみ   よく分かりました。もう一つ聞きたいのは、今までの、板橋区はそもそもその前から長寿命化の計画持ってましたよね。前回の計画の中に入れてたし、それを文科省に合わせてあげたんでしょうけれども、それに当たって、この際変更した点というのはないのかどうかと。 ◎新しい学校づくり課長   基本的には、今までの考え方と違う点は基本的にはないんですけども、先ほど言いましたとおり、総務省の通知を受けまして、今回の№1プラン2021の中でベースプランのほうつくらせていただいておりまして、その中で、基本的には学校施設についても長寿命化計画という要素は全部入れた形でつくっておりました。  一応、№1プランのベースプランと、あと魅力ある学校づくりプラン、そういったものを全部合わせますと、基本的に文科省が求めてるような計画はつくりましたという形で、一旦国のほうには了承いただいてるんですけども、ただ、やっぱり学校施設の長寿命化ってどういうものなのっていったときに、いろんな計画見ないとなかなか分からないというところがございましたので、今回のこれを機に、1冊の本にまとめさせていただいて、見える化も図っていきたいというところで、今回の計画をつくってるところでございます。  ですので、先ほど石川委員のほうから、少し小中一貫校の考え方、ああいったところはオリジナルでちょっと入れさせていただいたりとかしてるんですけども、基本的に何か新しい方針、新しい計画を示したというものの計画ではございません。今までの従前の考え方をまとめさせていただいたものでございます。 ◆小林おとみ   はい、分かりました。 ○委員長   よろしいですか。ほかにもういいですかね。  本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、板橋区立舟渡小学校・紅梅小学校の長寿命化改修工事概要についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。          (「特にございません」と言う人あり) ○委員長   本件につきまして、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、いかがでしょうか。 ◆石川すみえ   長寿命化改修ということなんですけど、この長寿命化改修の工事自体は、これが初めて舟渡小学校と紅梅小学校で行われるということでよろしいですかね。 ◎新しい学校づくり課長   長寿命化改修という名前になりましてからの一番新しい、最初の工事でございます。今までは大規模改修という形で出していたものございますけど、長寿命化改修というふうに変えましてからは、初めての工事が舟渡、紅梅という形になります。 ◆石川すみえ   誰でもトイレや、あと、エレベーターを設置するといったバリアフリー対応がこの中でされていくということでよろしいんでしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   資料で言いますと、2ページ目のところ、舟渡小で言いますと2ページ目、紅梅小で言いますと12ページ目でございますけど、資料の15番のところに身障者配慮のところとかがございまして、身障者配慮という形で、エレベーターとか誰でもトイレの設置をしていきますと、あわせて、こういった計画をつくるときに、必ずユニバーサルデザイン、バリアフリーとユニバーサルデザインのところにも確認をしていただいて、そういったバリアがないのかどうかを確認していただいて、この中で、改修の中で、それをクリアしていくというふうに考えてるところでございます。 ◆石川すみえ   この改修に当たって、地域の特性に合わせて、まず改修に当たっての考え方の中に、地域の特性、ニーズを入れた部分があれば、ご説明していただきたいんですが。 ◎新しい学校づくり課長   地域のニーズ、要望については取り入れてるところでございます。その方法としましては、学校のCS委員会、コミュニティスクール委員会のほうにご説明をさせていただきまして、その中でご意見とかをいただいてるところでございます。  例で申し上げますと、舟渡小につきましては、一番要望が強かったのが、あの地域が図書館がどうしてもない地域でございますので、学校の図書室を、ぜひ地域としても活用したいというようなお話がございました。  ただ、今までの配置ですと、校舎の一番奥のほうに図書室がありましたので、今回の計画の中で一番正門側のほうに持ってきまして、なおかつ中にもセキュリティー扉等を設置しまして、学校の先生がいないときでも、地域の方で鍵さえ管理していただければ、地域の方たちで使っていただくような形で計画をさせていただいてるところでございます。  あと、仮設校舎を校庭に設置しているところなんでございますけれども、その設置位置とかにも工夫をしまして、なるべく今の学校で地域のイベントとか、そういったものもやりたいというご要望ありましたので、ちょっと仮設位置をうまく変更ができましたので、校庭を使っていただいて地域のイベント、学校の運動会とかできるようなほうな形で工夫をさせていただいたところでございます。  紅梅小のほうにつきましては、あの地域が田遊びを伝承している地域でございまして、今までも学習の中で、田んぼとか畑とか、そういったものを使った授業とかを地域と一体になって授業やっていただいてたんですけども、今回の長寿命化改修を行う中に当たりまして、その畑とかを4倍ぐらいの大きさに拡充させていただいたりとか、今まで花壇だったところを田んぼという形で改修をしまして、田遊びの、本当に田んぼの田植とか、そういったものも子どもたちが地域と連携して体験できるような、そんな学校に地域の要望を入れて工夫をしているところでございます。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。先ほどのご報告、長寿命化改修の計画との併せて伺いたいんですけれども、これが改築ではなくて、長寿命化改修をしたことによるコスト削減の効果っていうのを実数でいただきたいと思うんですが、その資料とか、何かでお示しいただくことは可能でしょうか。 ◎新しい学校づくり課長   資料のほうでございます。なかなか金額ベースというのは難しいかなと思ってるんですけども、割合とかそういったもので、ちょっとうまく出せるかどうかは、ちょっと今のところでちょっとなかなか判断つきませんので、資料がお出しできるかどうか、お出しするんであればどういうやり方ができるのかというところ、ちょっとご相談させていただいて、なるべく資料のほう提出したいと思ってございますけど、よろしいでございましょうか。 ◆南雲由子   ありがとうございます。先ほどの数字的な目標とか評価をしたほうがいいんじゃないかっていうことに関連するんですけれども、どういうことが削減をされて、どういう効果がここに出てきてるのか、区としてどういう努力をされたのかっていうところが、全く素人目には今分からない状況なので、それが見える形でいただければというふうに思います。 ◆田中いさお   すみません、確認だけお願いします。それぞれ工期出てるんですけど、何日までっていうことで、スタートがざっくりでも何か分かることがありがたいなというのと、あと、これ改築っていうか、長期改修っていうことで、仮校舎もしくはプレハブか建てて、その間どのような予定で学習を続けるのか。その2点だけお願いします。 ◎新しい学校づくり課長   まず、工期のことでございますけども、この案件、今回の金額が大きいので、議会の議決案件になってございます。次の6月定例会で、企画総務委員会のほうでご審議いただいて、議決する形になります。議決いただいて契約確定日になりますので、基本的には契約確定日の翌日からこの日付までというのが工期という形になりますので、現在ではちょっとまだ議決いただいてないので、いつからというのはちょっと言えないところでございます。 ◆田中いさお   はい、了解です。 ◎新しい学校づくり課長   あと、当然校舎の改修に当たりまして、校庭のほうにリースで校舎を建てさせていただいてございます。今回のが、例えば舟渡小でいきますと4ページのところで1階の平面図出てるんですけども、改修を全体の校舎を大体3つぐらいに分けましてやっていく形になります。  ですので、こちらで見ますと下側からのほうから改修をやっていくんですけども、初めに3分の1ぐらいの改修を行うところの機能を仮設校舎のほうに移しまして、校舎のほうをその間に工事をすると、それが終わったら、今度次の第2期分のところの機能を仮設校舎のほうに動かして、そこをやっていくという形になりますので、授業のやり方については、基本的には今までの学校と同じような形というまでにはいかないんですけども、授業に支障がないような形では行えるというふうに考えてるところでございます。  ただ、段階によって、教室が中身が変わりますので、その辺にちょっと児童さんのほうに分かりにくいところあるかと思うんですが、その辺は工夫をしながらやっていきたいというふうに考えてございます。 ◆田中いさお   分かりました、了解です。結構です。 ◆小林おとみ   1つは体育館の冷房の件ですけれども、舟渡小学校は体育館棟も改修するようですけども、やはりリース式の置き型のやつでやるってことなんでしょうかってことと、紅梅小は体育館は手をつけないので、引き続きこのリースの形でやるってことなんでしょうか。
    ◎新しい学校づくり課長   体育館の空調につきましては、先ほどご説明しましたリース契約の中でつけていく形になります。通常、体育館を改築する場合には、工事のほうで空調のほう設置させていただくんですけども、今回は改修ですので、要はきれいにしたりとか、そういった形で、基本的には作り替えをしないので、リースでつけていく形になります。  あわせて、それの体育館の工期がちょうど令和3年度に当たるということで、令和3年度のほうのリース契約の中に舟渡小と紅梅小入れさせていただいてございます。  舟渡小のほうは、体育館がある程度単体で見えているようなお話ですけども、紅梅小のほうについても、校舎の中に体育館入ってございますので、改修自体は行わせていただきますけども、リースのほうで、学校の改修の工事の工期に合わせて設置をしていくという形でございます。 ◆小林おとみ   あともう一つ、先ほど、大規模改修と長寿命化の名称のことなんですけれど、今まで大規模改修って、今度は長寿命化改修って言うようになりましたということの違いなんですけど、あくまで国の計画がそういう名前でできて、そういう名前で補助金が来るからとか、そういうことなんでしょうかね。さっきの質問とちょっと関係あるかもしれない、何か変わったものは何かあるのかどうか。 ◎新しい学校づくり課長   工事のメニューにつきましては、舟渡小で言えば2ページのところとかに工事概要で書かせていただいてるんですけども、考え方が違うのが、大規模改修の場合ですと、今まで要は学校を、例えば極端な言い方しますと、柱だけ残して、壁から何から全部使えたとしても一旦きれいにしましょうっていう形でやっておりました。  今回の長寿命化改修の考え方は、使えるものはそのまま基本的に使いましょうって形になりますので、基本的に壁とかはそのまま残した形で、ただ、仕上げとかそういったものできれいにはさせていただくんですけども、そういった形で、一番端的な違いは、壁とかそういったものを全部一旦壊して、柱だけにしてつくってきたのが大規模改修で、長寿命化は壁とかは基本的に残して、中身を、内装のほうをリフォームするというか、きれいに仕上げていくような形のものが長寿命化改修というふうにご理解いただければと思います。 ○委員長   よろしいですかね。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「板橋区 小学校プログラミング教育指導計画」についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。特にないですかね。  では、本件につきまして、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、いかがでしょうか。 ◆田中しゅんすけ   何点かちょっとお伺いさせていただきます。  プログラミング教育は、新しい教科としては設置されないということを、概要で説明をしていただいてるんですが、新しい教科としては設置されないんだけれども、これを総合学習の中で取り組んでいかなければいけないというふうに裏面を見ると理解できるんですけれども、これ総合学習の中でやっていくというところなので、かなり準備に時間がかかるような施策だというふうに見受けられます。  これ実際、各校でも計画を作成する必要性があるっていうふうに書いてあるんですが、基本計画はつくるんだけれども、内容については各校でつくる、考えなければいけないというふうになっているんですが、これ誰がつくるんですか、各校で。 ◎教育支援センター所長   プログラミング教育の今年度からスタートということで、少しご説明をさせていただいて、今のご質問にお答えしたいと思うんですけれども、本体のほうの資料の1ページをご覧いただければと思います。  今年度から、新しい学習指導要領でプログラミング教育について進めるということになりましたが、実は、ここにはその内容で6分類になってございます。それで、実はA分類というものは、これは教科書にもプログラミング教育そのものが取り上げられている単元になってございまして、これは小学校5年生の算数と、小学校6年生の理科の電気の単元がこれになってございます。これは、各校全部やらなければいけない内容になってございます。  B分類というのは、学習指導に例示されていない、つまり教科書には出ていないんですけれども、各教科の内容でプログラミング的な内容で実施をすべきもの、実践例としては6ページあたりに書いてございますけど、そういう内容です。  それから、C分類について、教科内等で、各教科とは別に実施するもの、これにつきましては、今田中委員からご指摘のあった総合的な学習の時間等で、教科横断的にプログラミング教育を進めていくというのがこの辺の内容に当たります。  それで、各学校初めて取り組むということでございますので、実は2年前から教育研究校、推進校のほうで、成増ケ丘小学校さんと上板橋四小さんで先行研究していただきまして、実践の計画に反映できるような研究をしていただきました。  それで、それをほとんど網羅する形で、今回の計画をつくらせていただきましたので、各学校は年間のそれぞれの教科、総合的な学習の時間を計画する段階でこれを見ていただけると、うちの学校ではここら辺ができるかなというのが分かる構成になってございますので、新たに何かということを生むということよりは、これを生かしていただいて、各学校がこれに準じたというか、これを参考にしてつくっていただくということになります。  お答えになりましたかどうか、以上です。 ◆田中しゅんすけ   そうすると、各校で独自のプログラミング教育に関する教材とか準備とかはしなくていいっていうことですか。 ◎教育支援センター所長   A分類の2つについては、もう教科書にありますので、そこは教科書に沿った形の指導計画になります。あと、それぞれの学校で取り組む内容として、例えばここにも実践例ありますけど、家庭科でやるっていうことになったときに、おいしいご飯の作り方っていうのをパソコン上ではなくて、実際にフローチャートでやっていくっていうところをうちの学校でも取り上げようということであれば、これをそのまま使えますけれども、ほかのところでもう少しうちの学校はこういうところでやろうっていうふうにお考えになれば、それは新たにこのやり方を参考に、その単元でやっていただくという形になると思います。 ◆田中しゅんすけ   だから、そうなると、例えばこの第1学年で内容、朝の支度の手順を確かめて手順カードで表すというようなプログラミング教育をしますよといったときに、この手順カードを作成しなければいけないのは誰ですかってさっきから聞いているんです。 ◎教育支援センター所長   答弁漏れて申し訳ありません。実際に指導に当たる担任の先生がそれをつくるということになります。 ◆田中しゅんすけ   そうすると、またさらに担任の先生のやらなければいけない準備が増えちゃうということですよね。しかも、これは総合的な学習ですので、評価には入らないということで考えていいわけですよね。 ◎教育支援センター所長   その総合的な学習の時間で、子どもたちにどういう変容があったかというようなことの表記をすることになりますので、子どもたちの気づきですとか、こういうところが総合的な力として身についたというようなところは評価の対象になっていくと考えています。 ◆田中しゅんすけ   そうしますと、この総合的な学習、後で資料で結構ですので、例えばこれ第1学年から第6学年まであって、このプログラミング教育をどのぐらい取り入れていくのか。これは週単位でお示ししていただけるのか、年単位でお示ししていただけるのか、それを今じゃなくても結構ですので、資料で頂くことはできますか。 ◎指導室長   学校ごとに計画は全部違いますので、一概にこういう形でっていうものを全部の学校をお示しするのは、ちょっとあれかと思うんですが、基本的には学習指導要領の中で示されてるものは、最低限これは全部やると、あとはプラスアルファなんですね、プラスアルファ。あとは、ですからプラス1なのか、プラス30なのかってというところは、もう学校裁量に任されています。  ただ、例えば総合的な学習の時間でやろうとしますと、例えば総合的な学習の時間が50時間しかないのであれば、プログラミングを30時間やれば、当然ほかの活動がその分削られると、ですから、総量的には一定量の中です。ですから、この学校がプログラミングを力入れたから、この学校だけ負担が大きくなるというような発想ではないというところは、ぜひご理解いただければと思います。 ◆田中しゅんすけ   そうしましたら、総合的な学習っていうのが何十時間学年によってちゃんと担保されてって、このプログラミング教育以外に総合的学習で、総合的な学習の単元の内容として入っているのの一覧をお示ししていただくことはできますか。 ◎指導室長   お示ししたいのはやまやまなんですが、総合的な学習の時間の内容につきましては、全部学校が独自につくるものなんですね。例えば、ある学校では地域探検というテーマに、この活動を10時間やりましょう。ある学校では、キャリア教育みたいなものをメインに、この活動を10時間やりましょう。うちの学校は英語教育に充実をさせているので、英語の時間、70時間プラスさらに総合的な学習の時間として10時間やりましょう。  それぞれの学校の実情あるいは教育目標に応じて、総合的な学習の内容等については決定されますので、本当に74校全部ばらばらな計画を立てているのが現状でございます。 ◆田中しゅんすけ   じゃ、ちょっともう少し角度を変えて、74校っていうことは小学校と中学校一緒、全部っていう公教育に関しての学校ということなので、例えば代表的な2校を、例えばの話です、赤二中はこういう総合学習を年に1年生から3年生まで何十時間持ってて、内容はこういう内容ですよと、小学校では2校、例えばの話板橋第一小学校とか、その中で年に何十時間持ってて、総合的学習内容はこういう項目でやってますよということをお示しすることは可能ですか。 ◎指導室長   はい。ちょっと私どものほうから、この学校が代表的ですというのは、なかなかちょっと申しにくいところございますので、委員のほうでご指定いただければ、その学校の総合的な学習の内容についてお示ししたいと思ってます。 ◆さかまき常行   できるだけかぶらないように質問したいと思いますが、先ほどの分類のお話で、A分類、B分類と、計画例というのが載ってるんですが、それ見ますと各学年年間時数で四、五時間というふうに見て取れるんですが、例でいきますとA分類、B分類が例としては年間四、五時数を確保すればできるっていう、そういう理解でよろしいでしょうか。 ◎教育支援センター所長   各学校の、子どもの実態にもよりますけども、大体それぐらいの範囲でできるというふうに考えています。 ◆さかまき常行   A分類、B分類にプラスアルファ今先ほどあった総合学習というお話になるかと思うんですが、学校再開から、今年度から始まるのに様々年間のカリキュラムこれから組む中で、様々な優先順位で総合的な計画になる中で、A分類、B分類は必須として入れていくべきもの、必ず確保するという概念でいるのか。  あるいは、先ほど学校によってばらつき、総合学習はばらつきがあると言いましたけれども、何か今年に限って、コロナに限っての形で、カリキュラムを組むに当たって優先順位が下がったり、あるいは割愛したりみたいなことというのはあり得るんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   いわゆるA分類の先ほど申し上げた5年生の算数と6年生の理科のここについては、必ずやっていただくことになりますけれども、それ以外のところについては、先ほど室長が答弁いたしましたように、各学校がそれぞれの計画の中で、またこのコロナの期間のことも考慮しながら、計画を練り直すということになると思います。 ◆さかまき常行   最後1点だけです。今のお話は理解をしました。その上で、各学年で、例えばもしも全校でしっかり取り組む学校が、それぞれ違うとは思うんですが、各学年で始まるような例示が示されているんですけれども、お聞きしたいのは、何か普通の教科ですと学習が積み上がっていくんですが、一斉に各学年で始まったりして、いわゆる低学年でやるべきことを積み上がった上で、この高学年でやるべきことっていうような関連性というのはあるんですか。  それとも、どの学年で始めても入りやすくなるような要綱なのかっていうところだけ、最後お聞きしたいと思います。 ◎教育支援センター所長   例えば、5年生の算数で初めて多角形でScratchかViscuitというソフト使って、図形を描いていくんですけれども、そのときにScratchに慣れていないと、Scratchをやるだけで時間がかかっていったり、具体的に正三角形描くのに普通は60度で取ってくるんですけれども、プログラムでやりますとまっすぐいって120度進む、それを繰り返すと三角形になるというような、発想が少し違うんですね。  そういうことを学ぶのが大事なことなんですけれども、そういうところをやっていく中では、やはり低学年からScratchに慣れていったほうが学習の効果は深まるだろうというふうに思っていますし、もう一つ大事なフローチャート的な考え方、これについてもやはり低学年からしっかりと取り組んでいただいたほうがいいというような助言が求められれば、そういうアドバイスをさせていただいています。 ◆さかまき常行   分かりました。各校によって、やはりばらつきがあるのかなとは思うんですが、全体合わすことは難しいとは思うんですけども、基本的なところの中で、何かここはやっていなかったから、この学年からこれが始まったときに何か遅れてしまうというようなばらつきがないようになればいいなというふうに望んでおります。意見でございます。 ◆石川すみえ   小学校の先生たちから、プログラミングだけじゃなくて今年度は英語も必修化ということで、準備に不安という声が上がっていたかと思うんですけど、その声にどう応えていったのか、教えてください。 ◎教育支援センター所長   プログラミング教育に関しましては、必ずやらなきゃいけないというところが先ほどから申し上げてるように2単元ございますので、ここについてはしっかり準備をそれぞれの学校でしていただかなければいけない。  それから、各学校で工夫していただく内容についての具体例について、より取り組みやすい形での指導計画になっていますので、各学校でこれを活用していただく、それから、この中には先進校の連絡先も、実は書いてあるんですけれども、そういう先進校と相談をしていただきながら、アドバイス受けながら、各学校のそういう負担感ですとか、不安感をなるべく取り除く形で進められるようなということで、進めてきた経緯がございます。 ◆石川すみえ   町なかにプログラミングスクールができたり、ウェブ教材とかおもちゃができていると思うんですけど、そういうプログラミングと学習指導要領のプログラミング的思考というのは別物であると思うんですね。これ読ませていただくと。  でも、保護者だとかご家庭では、プログラミングスクールの物すごいものをやるんだっていうイメージが先行して、不安になるんではないのかなと思うんですけども、そういったところの対応はどのように。 ◎教育支援センター所長   これは、英語についても同様のことが言えると思うんですけれども、やはり保護者の方がそういう不安や不公平感が出ないような形で、できれば土曜日の授業公開、コロナがあってこれからどうなるか分かりませんけれども、そういうような機会に、こういうことがプログラミング教育です、実際はこういう形ですというようなことを、実際に子どもの様子を通して保護者にご理解いただくような工夫をしていただけるよう、校長会とも相談させて進めていきたいと考えています。 ◆南雲由子   よろしくお願いします。率直な感想としては、プログラミング的思考とかフローチャートの考え方を知識として知るには、非常に良い指導要領で、大変工夫をされてここまでつくられたのかなと思うんですが、2点、1点目はプログラミングの面白さみたいなところが伝わりにくいんじゃないかなってことが1つと、もう1個は、技術として身につけて、実社会で使っていくのには、ちょっと数とか、もう少し繰り返すってことが必要なんじゃないかなというふうに思います。  1点目の面白さってことなんですけど、プログラミング的思考っていうのは、ここで定義しているのを見ていくと、物事を要素で分解して構築するっていうところなのかなと、それはよく伝わるんですけども、じゃ、それの何がアウトカムとしてあるか。ゴールに何をしようとしているのか、面白さはどこにあるのかっていうこと考えると、構築したことによって自分のイメージどおり動くっていうところかなと思うんですけど、民間のプログラミングの塾を幾つか視察させていただくと、レゴを使ったプログラミングをやってみたりとか、自分の描いた絵が動くみたいなこととか、そういう遊びの要素も取り入れてらっしゃるのを見ていて、子どもにプログラミングを教えるわけですから、理論が分からなくてもただただ触っていくみたいなこととかがもっとあってもいいのかなと思うんですけど、その辺り見解いかがでしょうか。 ◎教育支援センター所長   今のご指摘の中で、面白さという話で言うと、Viscuitっていうアプリを使って授業をすると、実際に自分の描いたものが動いたり、背景が変わっていったりと、ビジュアル的に非常に楽しい、そういうアプリをビジュアル型というふうに呼んでますけれども、一方、今ご指摘のレゴとか、理科で光センサーで車を走らせるというようなところもあります。そういうのをフィジカル型のっていう言い方をしますけれども、実際にいろんな場面、子どもたちにB分類の中で様々提供をしていただく。それが1校の開発ではとても大変なので、区内で共有をしていただきながら、いろんな場面で少しずつそういう体験型のプログラミング教育が進めば、子どもたちの関心もかなり高まるというふうに思いますし、やはり物事を順序立ててゴールにたどり着くという考え方が大切だということは、やっぱりしっかりと子どもたちに伝えていきたいなというふうには考えています。 ◆南雲由子   ありがとうございます。26ページにある美術の事例だとか、38ページの音楽の事例だとかっていうのは、いいなっていうふうに思って、ただ、やっぱり1こまだとやり方を学ぶまでで終わってしまうと、それがこれを繰り返し使うというところが大事かなというふうに思ってるんです。  プログラミングっていうのは、多分プログラミング的思考っていうのは、知識じゃなくて技術みたいな手段的なものかなというふうに思うので、それを体育とか家庭科みたいに、これから生きていくのに必要な力だとして学校で教えるとすると、自分でそれを学校で習った上で、繰り返し使って、感覚的に身につけていかないといけないと思うんです。  それを、どういうふうに子どもに一家庭として、一区民として、どういうふうにやっていってあげたらいいかっていうところが知りたいんですけど、例えば、何かに興味を持ったと、美術の授業で、音楽の授業で、これが面白いなというふうに思ったときに、その先にどういうふうにつなげてってあげればいいか。あとは学校として、どういう興味のその先の続け方みたいなところがあるかっていうことがあれば、教えてください。 ◎教育支援センター所長   多分、委員ご指摘のところがこれからのプログラミング教育の新たな課題になってくるだろうなという認識は持ってございます。その中で、分類で言えばDからFまでの分類の中で、子どもたちの興味関心がより深まったり、高まったりするようなところがクラブ活動ですとか、地域の方の応援を得てですとか、そういうところで広がっていくこともこれから研究していかなければいけないなというふうに考えてございます。 ◆南雲由子   最後1点、意見ですけれども、プログラミングっていうことに関して言うと、知らないことを先生が子どもに教えてあげるっていうことじゃなくて、もうデジタルネーティブで、スマホだって零歳の子だって、1歳の子だって、ぴってやるんですよね。  それをどういうふうに磨いてあげるかっていうことだとすると、しかもそれを公教育でやるっていうことには格差がある中で、すごく意味があることだと思うので、ぜひやっぱりただ教えるっていうところの先に、何のためにこれがあって、それをどういうふうに磨いてあげるかっていう先まで、ぜひ示しながら、板橋のプログラミング教育進めていただきたいなというふうに親としては思います。 ◆小林おとみ   私も、今のところで南雲委員とちょっと感覚が違うのかもしれないんですけど、目指すところがどこなのかっていうのがかなり違うような感じがして、分かってる方々はかなりそういう蓄積されたそういうもの、あるいは面白さとかっていうところまでいくのをイメージするものがあるんだと思うんですね。  あと、例えば英語教育だってやっぱり義務教育でどこまでいくのかなっていう到達点があまりよく見えないでいるんだけど、今度の場合でいくと、私はどう見ててもこれだけの単位だけでやるだけだったら、そんなに面白さというよりは、何か考え方の積み上げる考え方とか、それからプログラミングっていう用語だとか、フローチャートという用語だとか、そんなことに少し触れる程度で学校教育は終わってしまうのかなとか、その程度のことしか、質問程度のことまでが目標なのかなとかっていうふうにも思えてみたりもするんですけど、どこら辺までを目標にするのかっていうのかなっていうのと、それから子どもの評価につながるようなものっていうのはどういうことなのかなと、算数の一つの部分だけで単元でやるだけですから、学期全体の評価の中では、ほんの一部だと思うんですけど、子どもの評価にこれがどのようにつながっていくのかっていうところも教えていただきたい。 ◎教育支援センター所長 
     プログラミング、例えばScratchかなり使いこなしていてというようなことが直接的な評価につながるかということでは、私はないと考えています。プログラミング的思考、物事を解決していくためには筋道を考え、試行錯誤をしていきながら、そのゴールを目指していくっていうところがしっかりと小学校段階ですので、そういうパソコンを使ったり、フローチャートを使ったりして身につけることができたかとか、それをきちんと友達と一緒に考えながらできたかっていうところが評価の対象にしていかないと、逆にゴールのみが評価になってしまうというところがありますので、その辺はまた校長会とも相談、協議しながら、そういう考えで共有していきたいなと思います。 ◆小林おとみ   それで、親のほうも、先ほど石川委員もありましたけど、親のほうも目指すものについてはかなりいろんな違いがあるから、遅れてついていけなくなるんじゃないかみたいな不安までもが増幅されていくので、そこもやはり親の理解もきちんと得るっていうところも、先ほど学校公開などでぜひということでしたけれども、それぐらいしかツールがないのだろうか、もっと何か違う発信の方法がないだろうか。親たちに英語教育も含め、プログラミングも含め、大きな不安要素にならないような発信をぜひしてもらいたいというふうに思います。  それと、もう一つが、これ小学校ですけど、中学校は来年、今年の学習教科書採択の後、来年ってことになるんでしょうかってことと、国のほうは、このプログラミング教育で何か予算措置とかがあるんでしょうか。 ◎教育支援センター所長   中学校におきましては、今度の学習指導要領の改定で技術家庭、技術の部分で1単元プログラミング教育について学ぶという内容になってございます。高校では、今回の改定は再来年になりますけれども、全員が情報という中で必修になるという国の流れがございます。  また、2つ目のご質問でございますけれども、これについての国からの予算措置というのはございません。 ○委員長   よろしいですね。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、板橋区青少年問題協議会提言の報告についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。特にない。  本件につきましては、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、いかがでしょうか。 ◆さかまき常行   何点か、若干短めでいきたいと思います。提言1で、今回の提言、様々な大事な観点で提言されているなというふうに感想を持ってるところですが、第3章、このまとめのほうですかね。概要で言う9-2の資料の第3章、提言1というところの主に方策2っていう中で、居場所っていうところと相談機関の連携、効果的な支援体制の確立ということが提言をされておりまして、幾つか例を挙げながら。  この提言を受けて、今、区で今後方策といいますか、試行している何か具体的な想定事業とかあれば、教えてください。 ◎生涯学習課長   中高生の居場所づくりと学びの機関として、成増と大原の生涯学習センターのほうで多くのお子さんを受け入れてるような状況ですし、そちらについてはいろいろといらしてる方の状況ですとか分析して、引き続き支援をしていきたいというふうに考えています。 ◆さかまき常行   提言の中でも、いわゆる様々な居場所っていうところも、いわゆるいろんなケースに対しての居場所がたくさんあるのと、それから、相談っていう機関も様々、各所管も違うような相談、機構といいますか、機関というのがある中での、具体的な何か事業としてこういう連携を図るっていうところの何か見通しがあればっていうことなんですが、もう少し具体的にありますでしょうか。 ◎生涯学習課長   現時点では、相談窓口とかっていう形で出しているわけではないんですけれども、学びiプレイスといって、勉強の会をやっていたり、あとはi-youthの中で多くの方がダンスの練習などに集まっている状況の中で、寄り添っている社会教育指導員の方であるとかが、自然な形で直接相談に乗ってあげたりとかっていうのが現状です。  それについては、今後どのような状況で相談に至っているかであるとか、どのぐらいの受講生がそちらで具体的な相談をしているかということを、よりしっかり記録を取って、こちらのほうでも分析把握していきたいなというふうには考えていますが、今の現時点では、具体的にそれをきっちりとした授業という形では、今のところは考えていません。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。今回は提言ですので、ここから様々な支援のニーズであるとか、アイデアですとか、いろいろなものが出てくるかと思いますので、これからまたアウトリーチ的な側面も含めながら、いろいろ多岐にわたったアプローチといいますか、ぜひより良くしていってもらいたいというふうに思っているところですので、ぜひよろしくお願いしますというところです。  あともう一点だけ、あと、ちょっとピンポイントな質問になるんですが、同じページの中に、提言2のところ、多様な進路選択を支援する機会を拡充していくという中の方策で、生徒の情報をめぐる中学校と高校の連携ってあるんですが、実際に、現実的にこういったことっていうのは、今後いろんな連携を進める中で、従来以上に密に一人の生徒をケアしていく流れというのは、具体的には可能な連携なんでしょうか。中学校と高校っていうふうに。そこだけ、最後聞かせていただければ。 ◎指導室長   今回、提言をいただいた中でも非常に大きな要素だというふうに思っています。現実的には、例えば都立高校は今200ちょっとぐらいの数があります。実際、板橋区内の子どもたちも、半分ぐらいの子どもたちが公立高校行きますし、残りの半分ぐらいのお子さんたちは、やはり私立学校へ通っているんですね。  その中で、全ての子どもたちと中高の連携というのは、非常に大きな課題だというふうには認識しています。実際、今、中学校のところと高等学校の連携につきましては、進路というつながりの部分で情報を共有する程度で止まっています。そういったところを、進路先の学校に確実に情報を伝えていくような仕組みであるとか、全て区内の高等学校、そこと連携するような仕組みをしっかりつくるところから拡大していくことが第一歩になっていくんではないかなということは、つくっていきたいというふうには考えています。 ◆さかまき常行   ありがとうございます。ほかにも様々、本当全包囲網的にいろんな要素で提言がなされてますので、しっかり参考にしながら、より良い施策をしていっていただきたいと期待いたします。 ◆石川すみえ   青少年問題協議会というのが教育委員会の中にあって、これまでいろいろな方向性を出されてきて、方針について過去議会のほうにも報告があったかと思うんですけれども、この提言という形にまとめてされたのはこれが初めてなのかということと、あと、提言をまとめるに至った経緯というのが教えていただきたいですが。 ◎地域教育力推進課長   前回も、提言という形にはしておりますので、今回もそういう言葉を使ってお示ししてるところです。 ◆石川すみえ   この提言の中で、先ほどからありましたように大変重要なことがたくさんありまして、第3の居場所ですだとか、居場所と支援体制がちゃんと連携していくことと、あと、都教委と区教委の連携なんていうところも提言されてまして、この提言を受けて、区はどう対応していくのかっていうのは、これから出されるんですかね。それとも、そういったものをしないものなんですか。 ◎地域教育力推進課長   こちらのそれぞれの提言、方策の部分に、具体的な取組みの方向性ということで、多少抽象的には書いてありますけれども、それを受けて、今全く全てやってないわけではないですから、既に取り組んでいるもの、拡充させるもの、新たにやらなければいけないことありますので、これを受けて各所管もしくは横串を刺した教育委員会、さらには全庁的に取組みっていうことを具現化していくということになります。 ◆石川すみえ   全庁的に取組みを具現化していったものというのは、この協議会の中ではさらに話し合われているんですかね。 ◎地域教育力推進課長   協議会自体は、今回も2年間活動して提言にまとめたということになりますので、この次は、一定程度それを見守っていくという形になりますので、例えば1年とかっていう区切りの中で取組み状況をお話ししたり、また、こういった部分、提言を踏まえて行政機関の子ども関係の行政計画とか、様々な会議体もありますから、そういうところで一体的、体系的に取り組まれていますから、そういうところでの情報を提供したりしながら前に進んでいくということになると思います。 ◆石川すみえ   これまで、この協議会の提言を受けて改善していって、こんなふうな改善をしましたという報告というのはされてきてるんですか。議会に対して。 ◎地域教育力推進課長   報告というか、例えば提言の中で家庭教育支援チームの話も出てきて具現化してますので、そういった部分をお話ししたこともございますし、この中にも書いてありますし、そういったことがこの提言の直接的な結果としてこうなりましたという物の言い方はしないとは思いますけれども、それぞれの関係する部署、委員会、計画の中でお話をしているという形になります。 ◆南雲由子   今までのところとちょっと重複するんですけども、やっぱり区長をトップにした協議会として出された提言がどういうふうに生かされるかっていうところが、やっぱりどうしても曖昧かなというふうに思って、提言への回答方法ということがあれば教えてください。          (「回答方法」と言う人あり) ◆南雲由子   区として提言に対して、協議会に対してこういうふうに答えるとか、あるいは協議会の中で説明するというようなお話がさっきあったんですけど、それが提言への回答になるのか。 ◎地域教育力推進課長   青少年問題協議会に答えていくというよりは、提言をしていただいたので、それを施策展開に生かして、主には議会であったり、また区民であったり、そういう部分に説明していくということになりますので、青少年問題協議会自体は地方青少年問題協議会法に基づく区長の附属機関ということで、こういった青少年の指導、育成、保護、矯正の総合施策の充実について調査、審議したり、行政機関相互の連絡調整を図ってもらうものになっておりますので、そこで出たものを、また協議会に報告してというよりは、それを施策に生かしてどんどん具現化していくという形になってます。  また、子ども・子育て、子ども関係の行政計画ですとか、会議体というのは、今、非常に多少入り組んだところがあります。時期がずれて、様々に子どもの貧困であったり、次世代育成であったり、いろんなことが課題として矢継ぎ早に出てきましたので、それに対応する形で、少し複層的かつ林立しているところがありますので、こういったものの整理というものも必要になってくる過渡期であると思ってますので、例えば、この青少年問題協議会というのも結構歴史のあるものなんですけれども、法で言うと昭和28年からあるようなものなんですが、そういう意味で言うと、法律でも義務規定で設立するものではなくなってる部分もありますので、ほかの全国の自治体を見ても、この問題協議会自体は終わって、新たな形の中でやっていくということがあります。  区でも、外部の会議体で言うと子ども・子育て会議もありますし、庁内の中でも子ども・子育て支援本部を中心にして、その下に子ども・子育て支援連絡調整会議、次世代育成支援連絡調整会議、子どもの貧困対策連絡調整会議などがあり、それぞれに子ども・子育て支援計画ですとか実施計画ですとか、「子ども 夢つむぐプロジェクト」なんかもあります。  こういったものが体系立ってきて、子ども・若者計画も、例えば次世代育成の実施計画に令和4年度には吸収される形ももう決まっていたりしますので、こういった整理の中で行っていきますので、今後のこのような展開が青少年問題協議会を中心に、その場で行われるというよりは、それらが統合されてもう少しシンプル化した中で行われていくと、そういう将来展望になってます。 ◆南雲由子   感想なんですけども、子どもから出された陳情で、子どもの遊び場の件で、子どもの声をもっと聴いてほしいだとか、子どもの権利っていうことを陳情としても採択をされてたと思うんですけれども、それに対して区として具体的に何か施策として何か出てきたり、提言として何かにまとまったりというところが少ない中で、今ここに出てきている内容というのは、かなり踏み込んでいると思いますし、子どもとか青少年の立場から見たっていうようなところがかなりほかの区の施策と比べたときに視点が違うのかなというふうに思ったんです。  それを区がしてないというわけじゃないんですけれども、一歩踏み込んで提言を出されてると思うし、これをしっかり区として施策として形にしてくっていうところがやっぱり見えるところまで、これが、じゃ、あれどこいっちゃったんだっけ、あの提言みたいなことにならないようにしていただきたいということを申し添えて終わります。 ◆小林おとみ   今回の提言は、不登校とか中途退学などの問題で8050問題なども視野に入れながらってことで、提言されたってことで、大変貴重な提言だと思っております。  この中に、聞きたいのは、実際の不登校とか中途退学などの当事者の声を聴くっていうようなことが作業の中で行われたのかどうかを聞きたいんです。 ◎地域教育力推進課長   今回のこの提言をまとめるにおいては、直接的には子どもに直では聴いておりませんけれども、最終面のところにあります参加者一覧にありますように、かなり広い分野の方からお話を聞いて、リアルに現場での生の声、学校とか、学校外で不登校の子どもを受けているところ、また、都の人間、高校の人、そういった者、またNPOであったり、フリースクールであったり、そういうところの現場の声を、そこの大人の方の声として、代弁の声として聴いた上でやっておりますので、かなり現場で生の声がしっかりと入っているというふうに思ってます。  それを受けて、具体的な取組みというのもPTを組んで今始めたりしておりますので、そういう意味では提言があって、まさに今も動いているということもありますので、これはしっかりと受け止めて、そう遠くない時期に具体的な策にどんどん転換していきたいという考えです。 ◆小林おとみ   じゃ、その中で、幾つか大事な提言がたくさんされてるんですが、今後の方向性として、何か大人の方が出てくればと思っているのが、1つは先ほど何人の方がおっしゃいましたけど、第3の居場所っていう問題で、やはり居場所が相談につながったりとかっていう、総合的な青少年のセンターみたいなものですよね。  そんなイメージが私はちょっと前の青少年問題協議会が提言して、例の今のまなぽーとだとか、ああいうところにつながってたんだと思うんですよね。だから、ああいうまなぽーとは今居場所として2か所何とかなったけど、でも、子どもたち、特に中高生あたりの居場所づくりでは、もうちょっと機能がいいものをっていう思いはすごくありますけども、それに今度は相談も含めてってなったときに、もうちょっとやっぱり次ワンランク上のものを求められているんじゃないかなと思うんですよね。その辺は何か、そうだなってところがあるんですかね、板橋は。 ◎地域教育力推進課長   正直申し上げると、今回の提言は前回のものの上にしっかりと根差して話をしているところがありますので、全く真新しいことがちりばめられて、全く新しい施策展開というよりは、今おっしゃっていただいたような、前回のものを基に発展して、今行われているようなことをさらに拡充していこうっていうところがあります。  あと、同時に子どもたちに対するこういった施策展開というのは、なかなか形式張って敷居高くして、ハードをつくって、通常の大人にやるような行政の仕事としてやるのはどうかなというところもあります。そういう意味でいうと、例えば、先ほど生涯学習センターでの具体的な話ありましたけども、ロビーにいる数人の子ども、そこに相談員がそっと寄り添って話が始まる、信頼関係ができる。そこに友達が1人行き、2人行き、輪になって10人、20人ってなってくる中で、そういった大人がどんどん参加してくる。  そういう意味での居場所と相談機能と思ってますので、でんとセンターを構えて看板をかけて、相談やります、居場所でもありますというよりは、そういう自然発生的な中で、本当に寄り添った展開というのが子どもたちにとっては敷居低く、また浸透して、具体的な結果にもつながるのかなというイメージでおります。 ◆小林おとみ   今までのときも、何か子どもたちはどういうところを求めてるかというと、お金がかからずに何でも物が自由に食べられるとか、そんなことから始まって、何かセンターづくりが始まったんだと思うんですよね。今のお話なんかも大事だと思いますが、ぜひ前に進めていただきたい。  あと、不登校の支援のための総合調整を行うコーディネーターを配置するというようなことがありましたけど、これについてはどうなんですか。 ◎地域教育力推進課長   これは、ちょうどこの提言をまとめる時期に、ニュースレベルだったんですけれども、文科省のほうでこういった新たな取組みを始めるというニュースをキャッチしましたので、そういったものを先取りして示しております。  まだ具体的に補助金が決まって、制度が決まって下りてきて、具体化に展開というところではないんですけれども、そういったタイムリーなものについては、しっかりと国や都と連携してやりたいなというところで書いてあるもので、今、現時点で具現化していて、来年こういう形でとかっていうところまではいっておりません。 ◆小林おとみ   これは、しかし教育委員会の中に置くんでしょうか。コーディネーター、不登校のための総合調整のコーディネーターっていうのは、人材も含めてどう確保して、どこでやるのかなっていう。 ◎地域教育力推進課長   これも、そのレベルまでまだ企画、考えができて記載しておるというよりは、国がそういうスキームを示したので、それが分かった暁には有益であればタッグを組みたいというレベルの記載になってます。 ◆小林おとみ   あともう一つ、学びのセーフティネット事業というのが都内に3か所あると、これを誘致したいというようなこと書いてあるんだけど、これはどういうものなんでしょう。 ◎地域教育力推進課長   これは、板橋でやってます小中学生のまなぶーすでしたっけ、まなぽーとでしたっけ、すみません、それの高校生版になっておるものを都がやっているんです。小中学生に対する施策っていうのは手厚い中で、どうしても義務教育だと区、高校生になると都みたいなところで、どうしても切れていた部分がありますので、そういったものも切れ目なくやりたいということと、せっかく板橋がいいと思って小中学生にやっていることを、同じようなことを都もやっているんであれば、そこで連携して、何ならば誘致をしてしまって、他人の何とかじゃないですけれども、そういう中で高校生についても連続したそういったことを提供できたらいいなと、そういうイメージでの記載になってます。 ◆小林おとみ   最後に1つ、資料をできればと思ってるのが、6ページに「本計画の中で、区や東京都のデータをもとに、子ども・若者を取り巻く課題として区立中学校における不登校生徒の出現率が国や都に比べて高い」とか、それから、「義務教育終了後のひきこもりが懸念される」、「都立高校中途退学者の出現率の平均を立地区別に比較すると、近隣区に比べて高い」とか、「区として義務教育終了後の取組が少ないことが見えてきた」というのがあるんですね。ここのところが分かる資料があったら、資料を頂ければと思うんです。 ◎地域教育力推進課長   子若計画の2021のところに、前半の部分にデータが示されているんですね。そこの部分を拾って、お話ししている部分ですので、そこを見てもらえると分かるようになってます。 ○委員長   よろしいですか。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、史跡陸軍板橋火薬製造所跡整備基本計画(原案)についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。特にないですね。
     本件につきまして、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、いかがでしょうか。 ◆田中しゅんすけ   ちょっと事業計画の確認だけさせてください。原案でまとめていただいて、項番10という資料を頂いてるんですが、そこの21ページが事業計画ということで、本編194ページに載っている部分を抜粋していただいているんですが、ちょっと確認だけ数点させてください。  2017年に用地取得して、これ公社で用地取得していただいたんですが、これの金額って幾らでしたっけ。 ◎生涯学習課長   一応、来年度買戻しする予定の土地購入費が28億になっております。それプラスほかの土地購入費も含めると、36億からになるかと思います。正確な数字、もしよろしければ、後ほどちょっとここで改めて報告します。 ◆田中しゅんすけ   よろしくお願いいたします。それで、今年度の予算額って幾らでしたっけ。 ◎生涯学習課長   今年度、当課についている史跡に関するということでよろしいでしょうか。 ◆田中しゅんすけ   に関することと、あと、ほかに必要な…… ○委員長   反問権ですか。宣言していただければ。 ◎生涯学習課長   では、当課のほうで今年度史跡に関してついている費用が調査に関する費用ですとか、あとは委員会等を開く関係の費用になります。そこが大体3,000万から4,000万、詳細、範囲とかももし細かい単位でご報告が必要でしたら、後ほどまたそれも数字をはっきりお出しします。 ◆田中しゅんすけ   ありがとうございます。それで、最後に総事業費っていつも概算で積算をしていただけない状況というか、なかなかお示ししていただけなくて、数字を示すと数字が独り歩きしちゃうから、総事業費とかっていうのはなかなか示せないんだっていうことが、大体答弁で多いんですけれども、この全史跡公園に関する事業取得から整備まで含めた総事業費って、どれぐらいの概略というか、お示しできれば教えてください。 ◎生涯学習課長   総事業費っていうところも、どこからどこまで含めるかってことも含めて、こちらでしっかり考えた上で数字をお出ししたいと思いますので、それについても改めて細かい数字は出させていただきたいと考えます。 ◆田中しゅんすけ   最後に、今回、このような本当に前の水野課長も含めてですけど、すごく頑張って計画を立てていただいて、すごい熱い熱い思いが詰まってるんですよ。今、土地を取得していただいてる、もう先行で公社が土地を取得していただいてる部分もあって、お金がかかってて、これからそれぞれの東京都とか国が出していただく分は、またこれから返ってくると思うんですけれども、その前にかかっている、やっぱり先行してかかっているお金があって、これからこの計画を、じゃ、本当に令和7年度のグランドオープンに向けて進めるために動いているんですけれども、いかんせんこのコロナの影響で、本当にこの事業が今後どうなるかっていうのが、とても心配でなりません。  ですので、すごくボリュームの張る事業でもあって、さらにはパブリックコメントでもとても賛同していただいてる意見とかも多いし、地域の方も新しい拠点だと、水野課長がずっと再び訪れたくなる史跡公園だというふうに一生懸命おっしゃってたので、社会情勢をにらみながら、いろいろと考えていかなければいけないところは重々承知しておりますので、ぜひ、かかるお金と、それから、どれぐらいこれからまた気をつけなければいけないのかということも含めて、お示ししていただけるところはお示ししていただきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長   よろしいですか。 ◆石川すみえ   1点だけお伺いしたいのが、パブリックコメントで平和学習についてのご意見がすごくたくさん出されていて、この中でピースミュージアム構想っていうのにも触れられています。この板橋の中にピースミュージアム欲しいということで活動してる人たちがいらっしゃるんですけど、ぜひこの人たちからもお話を伺うとかして、平和学習の部分、展示について進めていきたいなというふうに要望したいんですけど、その点についていかがでしょうか。 ◎生涯学習課長   ありがとうございます。平和学習についてはもちろんですけれども、区民の方いろいろな方からご意見を伺って、区民の方のための公園ですから、多くの方の意見を反映させていただいた上での公園を造っていくということは変わりありませんので、よろしくお願いいたします。 ◆小林おとみ   パブリックコメントをやっていただいて、ご意見が12名、27件ってことで、かなり他のパブリックコメントに比べても結構反応があったほうだなっていう感じはするんですね。よく見てみると、皆さん積極的なご意見たくさん寄せていただいていて、特に所管のほうで代表的なっていうんで抜粋した中に、賛成するということと併せてありがちな資料室のようなものではなく、より地域の方々が身近に感じられる施設になっていただきたいというような  があります。  その点で、本編のほうが前にいただいたのよりも、またその分はたくさん書き込まれているようなんですね。読み切れてないんですけれども、ただ、その点で所管の課長さんとして、この公園がさらに地域に身近に感じてもらえるようなっていうような点では、何か思いがあったらお聞かせ願えたらと思ってます。 ◎生涯学習課長   非常に多くの方から賛同のご意見と、関心を多く持っていただいてるっていうことは、このパブリックコメントの結果から得られて、本当にうれしく思っています。  その上で、多くの方にこの再びと、以前の課長がおっしゃられたようですけども、私としても何度でも訪れてもらえるような史跡公園にしていくためにも、この史跡のまず価値ですとか、それこそその史跡の価値だけじゃなくて、そこでどんな事業であったり、魅力を出していけるか。さらに、その事業、魅力をどう周知していくかっていうことも、事細かにきっちり計画をして公園を作り上げていこうということを新たに思ったところです。 ◆小林おとみ   パブリックコメントの7番の方が、計画の名称が良くないですと、史跡公園はその史跡陸軍板橋火薬製造所跡って一部だとは思うんですが、全体ではないだろうとか、名称がまず初めそこに来ちゃうと、ちょっとみんな遠のくんじゃないかっていう軍事目的、戦災軍事目的そのものの施設っていうことだけになっちゃうと、どうも何か堅苦しい感じがするんだけど、名称そのものも変えられないんだろうかっていうのは出てますけども、その辺についてはどうでしょうか。 ◎生涯学習課長   変えることができないのは、史跡として文化庁から指定を受けた名称というのが、この史跡陸軍というところであって、公園の名称としては、今後こちらにも書いてあるとおりに、皆さんの意見を伺いながら、愛される公園の名称にしていくっていうことを考えています。 ◆小林おとみ   あと、もう一つが8番の意見で、計画をつくった意見の方々の説明をお聞きしたいっていうのがあります。これは、ただ説明しろというよりは、もうちょっとフェース・ツー・フェースで計画の熱さっていうか、熱意を聞きたいんじゃないかなっていう思いがありまして、そういうようなワークショップ、講演会のようなものみたいなものが計画できないのかなと思うんですけど。 ◎生涯学習課長   そうですね。今のところ、年に数回、回数は少ないですけれども、実際に今の史跡、現状の状態をツアーで回っていただいたりっていうのが非常に好評いただいて、参加いただいているようなことがあります。  そういったようなことは、まだ引き続き続けていけるのかなと考えているので、そういった機会を多くの方に知っていただけるように努めたいと思います。 ◆小林おとみ   もう一つが、26番の方のご意見で、平和学習のことかなり皆さんたくさん寄せられていて、特に26番の方、かなり深まったご意見で、この火薬製造所の跡などを近代遺産として引き継ぐのはいいんだけど、ただ、明治維新から軍国化進めていったんだとか、板橋でも空襲があったことなどで大きな被害もあったんだとか、それから、敗戦後、その後の経験につながったってところがただただ美化されていくんじゃ困りますよと、平和都市宣言の理想の下で、きちんとメッセージ出してほしいと、これが一番まとまったご意見かなとは思うんですけど、こんなところを、ぜひ見えるような形で具体化していってほしいと思いますが、そこもぜひ聞いておきたいと思います。 ◎生涯学習課長   こういったパブリックコメントで詳細なご意見もいただいておりますので、全て承る、全部具現化できるか、実現化できるかっていうのは、ちょっと今後の委員会等の考えもあるかと思いますが、できるだけ区民の方の声には寄り添った公園を造っていきたいというふうに考えます。 ◆小林おとみ   あともう一つだけね。実は教育委員会の議事録読んでたら、文化財の指定のところで板五米店が文化財指定になってるんですね。なったみたいなんですよ。それちょっと確認したいんですけど、教育委員会いないかな。  3月、2月かな。2月の教育委員会か何かで文化財指定やっていて、板五米店も文化財に指定するってなっておりまして、そうなると、ここの回遊性の関係では、もう少し板五米店の恒久的な活用に向けて、新しいことができるんじゃないかなって気がするんですけど、そこも視野に入れてもらいたいなと思ってます。 ◎生涯学習課長   板五米店も、当然こちらの回遊ルートの中で、例示として挙げさせていただいて、板五米店だけでなく、ほかにも周辺にはいろいろな文化財、史跡等ございますので、そういったものも併せて見ていただくようなことを提案したいと思っています。 ○委員長   ほかにもよろしいですかね。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、令和元年度「読書についてのアンケート」集計結果についてを議題といたします。  理事者より資料に追加の説明はありますでしょうか。          (「ございません」と言う人あり) ○委員長   本件につきましては、特段の質疑がなければご了承願いたいと存じますが、いかがでしょうか。 ◆石川すみえ   このアンケートを見させていただいて、この分析されていらっしゃる中に、アンケート結果の分析の中に、読書が好きでないっていうのが最も多いっていうふうに挙がってまして、そうか、残念なことだなとも思ったんですけれども、これさらに見ていきますと、小学校の低学年で特にその傾向が強いんじゃないのかっていう分析されてまして、13ページの中に、本を読むよりやりたいことっていうの何ですかっていう質問に、2年生は41.7%がゲーム機で遊ぶ。3年生は43.9%がゲーム機で遊ぶほうが本より楽しいって言ってるんですよね。  過去の推移を見ましても、この1年間でゲーム機で遊ぶが急増している、この状況について、どんなふうに捉えていらっしゃるのかを教えてください。 ◎中央図書館長   今、委員ご指摘のとおり、例えば小学校の結果の10ページの中では、本を全然読んでいないという層のところでは、1、2年生が前年度から比べて大きくポイントを上げております。  また、どんなことが好きですかといったところでは、ゲーム機の割合が低学年で多くなっているというのが今回の調査で大きく特徴的に出てきているものでございます。これに関連して、小学校の教員の先生方にこの状況についてどう考えるかといったところ、ちょっとお話合いをさせていただきました。  その中では、ご家庭で、ゲームご家庭でやることがほとんどだと思うので、そういったところで読書をするっていう環境が離れてきているのではないかというような分析もございました。読書意欲や読書支援をしていく上で、図書館は施設を持ってはいますけども、その支援の仕方としては、学校連携だけではなく、家庭との取組みであるだとか、保護者の方への働きかけといいますか、そういったものを充実させていくといった必要があるんじゃないかといったところを考えているところでございます。 ◆石川すみえ   小学校低学年の本が好きじゃないということへの対応として、やっぱり重要になってるのはその前の段階、就学前段階がとても重要になってくると思うんですけども、私も子ども保育園児なんですけど、幼稚園さんも保育園さんも、すごく取組みしっかりされていると思うんですね。もう十分いろんな取組みされていると思っていて、この上で何か、就学前で取組みを何かできることとかってなると、とても限られるんじゃないかなと思うんですよね。  私なんか、もう図書カード配るぐらいしか思いつかないなと思うんですけど、何か就学前の取組みについて、何か今考えていることがあれば、教えてください。 ◎中央図書館長   今、ご指摘のとおり、低学年の前の段階、就学前の時点での読書支援であるだとか、そういったものは効果的なものだと思っております。  あわせて、読書支援の取組みの中で、本のまち板橋ということで、本施策の充実というのも進めてきております。絵本の事業、体験型の事業、ワークショップなども含めて、取り組んできたものがございますので、そういうのを充実させるだとか、生かしていくことはできないのか。  また、今工事中ですが、新しい中央図書館でボローニャ絵本館が併設される中で、新しい施設として魅力を発信していって、届けていきたいと思うところです。 ◆石川すみえ   絵本館の充実させていってほしいと私も思うんですけれども、まず、子どもがスマホとかゲーム好きっていう気持ちを否定して絵本というふうにはならないと思うので、スマホ、ゲームっていうのもうまく活用する形で、絵本の取組みを進めていっていただきたいと思います。  それと、このアンケートを取って集計して、さらに次の計画に生かしていくということになると思うんですけれども、この前回の子ども読書活動推進計画2020のこの計画を作成するときのアンケートは、保育園、幼稚園でも取っているんですが、今回は小学校、中学校だけなんですけども、ちょっとその辺の変更点、どうして変更されたのか教えてください。 ◎中央図書館長   策定時の調査としては、そういった未就学も含めた、就学前のお子さんも含めて調査を取ったところなんですけども、その後の不読率の調査の部分については、小中という形で限定されていたという違いがございます。 ◆石川すみえ   そうすると、今度2020の後の計画の計画作成するとしたら、そのときには幼稚園、保育園でもアンケートを取るという方向なんですかね。 ◎中央図書館長   今、課題認識も含めてですと、就学前についても調査の対象として、今どういう状況にあるのか、どういったものが求められているのかというのは把握してまいりたいと考えております。 ◆小林おとみ   私も、ちょっとアンケートの取り方のことで、不読率の目標があって、それに対して小中で上がった、下がったってやってるんですけど、前回のアンケートは小学校3校、中学校3校で取ったアンケートで、今回は小学校は6校、中学校は全校の各学年1学級ずつっていうふうにやってると、比べようがないんじゃないかと思うんですけど、このアンケートは違うものなんです。 ◎中央図書館長   計画が策定するときの調査と、した後に経年で追っかけていく調査については、ちょっと別のつくりになっておりまして、経年で追っかけているものについては、ずっと6校、同じ6校を調査対象として見てまいりました。 ◆小林おとみ   てことは、ここにある各年度ごとの経年っていうのは、同じ対象で同じ取組みの中でやってる結果だってことですね。 ◎中央図書館長   そのとおりでございます。 ◆小林おとみ   そうしますと、じゃ、何が経年で、どういう取組みをやったからどう改善されたかみたいなものは、この中から見えてくるってことなんですか。 ◎中央図書館長   はい。経年で、年度別比較のところで、学年が並んでる表があると思うんですが、例えばこれを1年前の左斜め下のところを見ると、同じ学年が、同じ集団が順々に数字が変化しているのを見ることはできます。 ◆小林おとみ   分かりました。あとは、今年この計画を作り替えるわけですか。この読書計画は、20年度までの計画ってことだと思うので、これはこれからどのようにやっていくのかを知りたいです。
    ◎中央図書館長   まず、計画、第3期に向けては、第2期を振り返りながら、それからちょっと午前中もお話ありましたが、オンラインだとか、読書環境が変わっていく可能性がとても高いので、そういったものを留意しながら進めていく必要があるのかな。  また、文部科学省が同じように読書活動計画を策定して、その推進をしております。そういったところの周辺状況も見ながら、検討してまいりたいと考えております。今年度の途中から、その検討を進めてまいりたいと思っています。 ◆小林おとみ   じゃ、最後に、家庭にいることが多くて、親が家庭にいる子どもたちのためにゲーム買ったりもしてるんですね。出費がかさむとか言ってるんですね。できれば、板橋区で読書支援で図書カードでも送ったらどうかと思うんですけど、おうちでぜひとも本読んでくださいって、子どもたちのためにというようなプランも、ぜひ提案したいところなんですけども、これは図書館長に聞く話じゃないような気がいたしますけど、おうち支援にいかがでしょうか。 ◎教育委員会事務局次長   活字を読むって、今活字離れということが非常に盛んに叫ばれていて、非常に表現力とかも短絡的になっているという傾向があるというふうに伺ってます。いろいろな調査でそういう傾向が出てますので、そういう事業ができたらいいなと思いますけども、十分に検討するに値する事業だと思いますので、今後、予算の許す範囲内で活字も、活字離れが歯止めがかかるような施策を、ぜひ展開していきたいと思ってございますので、参考にさせていただきたいと思います。 ○委員長   よろしいですかね。  では、本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   この委員構成での委員会も、本日で最後かと思います。皆さんも1年間ありがとうございました。  では、以上をもちまして、文教児童委員会を閉会いたします。...