安曇野市議会 > 2022-03-18 >
03月18日-07号

  • オリンピック(/)
ツイート シェア
  1. 安曇野市議会 2022-03-18
    03月18日-07号


    取得元: 安曇野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 4年  3月 定例会          令和4年安曇野市議会3月定例会議事日程(第7号)                  令和4年3月18日(金曜日)午前10時開議第1 委員会審査報告並びに中間報告第2 追加議案等の説明    報告第3号 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について(道路事故に関すること)    議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例    議案第44号 市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)    議案第45号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第46号 排水ポンプ車(8t)の購入に係る売買契約について第3 議員提出議案の説明    議員提出第2号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書    議員提出第3号 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書    議員提出第4号 私立高校への公費助成に関する意見書    議員提出第5号 安曇野市議会委員会条例の一部を改正する条例第4 委員会審査報告の審議    議案第5号 安曇野市個人情報保護条例の一部を改正する条例            安曇野市情報公開条例の一部改正    議案第6号 安曇野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例    議案第7号 安曇野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例    議案第8号 安曇野市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例    議案第9号 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例    議案第10号 安曇野市ふるさとづくり基金条例を廃止する条例    議案第11号 安曇野市重度心身障害者福祉金に関する条例の一部を改正する条例    議案第12号 安曇野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例    議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算    議案第26号 令和4年度安曇野市国民健康保険特別会計予算    議案第27号 令和4年度安曇野市後期高齢者医療特別会計予算    議案第28号 令和4年度安曇野市介護保険特別会計予算    議案第29号 令和4年度安曇野市上川手山林財産特別会計予算    議案第30号 令和4年度安曇野市北の沢山林財産特別会計予算    議案第31号 令和4年度安曇野市有明山林財産特別会計予算    議案第32号 令和4年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計予算    議案第33号 令和4年度安曇野市穂高山林財産特別会計予算    議案第34号 令和4年度安曇野市産業団地造成事業特別会計予算    議案第35号 令和4年度安曇野市有明荘特別会計予算    議案第36号 令和4年度安曇野市水道事業会計予算    議案第37号 令和4年度安曇野市下水道事業会計予算    議案第38号 債権の放棄について(地方自治法第96条第1項第10号)    議案第39号 公の施設の指定管理者の指定について(安曇野しゃくなげの湯)    議案第40号 市道の廃止について    議案第41号 市道の認定について    議案第42号 安曇野市・松本市山林組合規約の変更について    令和3年陳情第13号 一票の重み=命「生かされない票」を選挙に反映するには    令和3年陳情第14号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書    陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書    陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書    中間報告 陳情第2号 常任委員会のインターネット配信について第5 追加議案の審議    議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例    議案第44号 市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)    議案第45号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて    議案第46号 排水ポンプ車(8t)の購入に係る売買契約について第6 委員会審査報告    議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例    議案第44号 市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)第7 委員会審査報告の審議    議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例    議案第44号 市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)第8 議員提出議案の審議    議員提出第2号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書    議員提出第3号 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書    議員提出第4号 私立高校への公費助成に関する意見書    議員提出第5号 安曇野市議会委員会条例の一部を改正する条例第9 議員の派遣について第10 継続審査の申し出---------------------------------------出席議員(22名)   1番  矢澤毅彦       2番  中村芳朗   3番  大竹啓正       4番  増井裕壽   5番  岡村典明       6番  辻谷洋一   7番  橋本裕二       8番  臼井泰彦   9番  小林陽子      10番  松枝 功  11番  竹内秀太郎     12番  中村今朝子  13番  林 孝彦      14番  井出勝正  15番  増田望三郎     16番  猪狩久美子  17番  召田義人      18番  内川集雄  19番  宮下明博      20番  小林純子  21番  一志信一郎     22番  平林 明欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長     太田 寛     副市長    中山栄樹  教育長    橋渡勝也     総務部長   久保田剛生  政策部長   高嶋雅俊     財政部長   宮澤 修  市民生活         山田真一     福祉部長   矢口 泰  部長  保健医療         鳥羽 登     農林部長   赤澤哲也  部長  商工観光            都市建設         久田裕治            坪田浩昭  部長              部長  上下水道         堀内寅生     教育部長   平林洋一  部長                  政策経営  総務課長   丸山一弘            丸山修一                  課長---------------------------------------事務局職員出席者  事務局長   細田昌伸     次長     青木規素  議事係長   山田なつ子--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(平林明) 令和4年3月18日金曜日、3月定例会最終日を行います。 ただいまの出席議員数は22名で、定足数に達しております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 最初に、報告事項を申し上げます。 本日は、議案26件、陳情5件、追加議案等5件、議員提出議案4件及び議員の派遣について、継続審査の申出の審議を行います。 本日の議事は、お手元の議事日程第7号により進めてまいります。--------------------------------------- △議案第5号から議案第12号及び議案第25号から議案第42号、令和3年陳情第13号、令和3年陳情第14号、陳情第1号から陳情第3号の委員長報告並びに中間報告 ○議長(平林明) 日程第1、議案第5号から議案12号及び議案第25号から議案第42号まで、令和3年陳情第13号、令和3年陳情第14号、陳情第1号から陳情第3号までの、以上31件を一括議題といたします。 ただいま一括議題といたしました31件につきましては、常任委員会に付託しております。 よって、付託先委員会の各委員長よりの審査結果の報告を求めます。 最初に、総務環境委員長、小林陽子議員。 小林議員。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 9番、小林陽子です。 総務環境委員会委員会審査報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 総務環境委員長、小林陽子。 委員会審査報告書。 令和3年12月8日、本委員会に付託された令和3年陳情第13号、令和4年3月7日、本委員会に付託された事件及び陳情第1号は、令和4年3月8日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により、報告します。 別紙を御覧ください。 総務環境委員会審査報告。 議案第5号 安曇野市個人情報保護条例の一部を改正する条例、議案第6号 安曇野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第7号 安曇野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例、議案第8号 安曇野市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例、議案第9号 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例、議案第10号 安曇野市ふるさとづくり基金条例を廃止する条例。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算総務環境委員会所管事項)です。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 人権啓発費の中で、同和対策推進団体への活動に対する補助金30万円は多過ぎると思う。会員数も少なく、各種闘争費としての支出は問題があると思うので、補助金はやめるべきと考え、反対する。 また、戸籍住民基本台帳管理費の中で、マイナンバーカード交付促進事業については国の政策として進めているが、個人のプライバシーを守ることがないがしろにされ、監視社会へとつながっていく状況が見える。個人のプライバシーをきちんと守っていくものがなく、また、国民と国との信頼関係の上で行っていく体制が望めないことから、反対する。 また、水資源対策事業における地下水の汚れの問題について、もっと力を注いで対応していかないといけないと考えるが、新年度予算ではしっかりと対策されるような方向が見えない。 もう1点は、一般廃棄物処理の問題について、市は一般廃棄物処理の許認可権があり、市民サイドで一般廃棄物処理の管理監督していかなければいけない立場だが、これまでの状況を見るまでもしっかりと行われている形が見えない。新年度においてもしっかりと取り組まれるかが明確になっていないことから、市民生活部所管の新年度予算については反対する。 原案に賛成の意見です。 同和対策推進団体として活動していることは事実で、金額の多少ではない。これで全ての予算に反対することはそぐわないので、この予算には賛成する。 また、マイナンバーカードの取得は個人の任意であること、個人情報や個人のプライバシー保護については、安曇野市としてもしっかりと取り組んでおり、市民生活部の一般会計予算とは直接大きな影響を及ぼすものではないと考え、この予算については賛成する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次のページ、おめくりください。 令和3年陳情第13号 一票の重み=命「生かされない票」を選挙に反映するには。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 一部採択ができないことを踏まえ、この陳情事項について詳しく検討するために、継続審査とし研修を行った。陳情事項には、公職選挙法によりできない事項も含まれていることから、反対する。 また、何とか選挙の在り方を変えていきたいという陳情趣旨とその陳情項目に共感するが、一部採択ができない中で、全ての項目を認めるわけにはいかないことから、この陳情には反対する。 また、この陳情の中には、安曇野市においても実施すべきと思う項目もあるが、法整備がされていないことから、実施できない項目もある。市議会は一括採択という方法を取っているので、この陳情は非常に残念だが、不採択が適当と考え、反対する。 審査結果です。 上記のような意見を踏まえ、採決を行った結果、全員反対で不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書。 審査内容です。 原案に反対の意見として。 この陳情と同様の陳情書が令和4年2月18日開催の穂高広域施設組合議会で審議され、採決した結果、不採択となったと伺っている。既に結果が出ている穂高広域施設組合に意見書を提出すること自体違和感がある。よって、意見書の提出に反対する。 また、行政の説明から、あづみ野ランド施設運営検討委員会と地元住民の皆さんの意見は、プールを廃止し、その跡地に2階にある浴場施設の充実という要望であるとお聞きした。また、令和4年2月18日開催の穂高広域施設組合議会では、プールを廃止して、その跡地に2階の浴場施設を移設するなどの改修計画の設計に必要な予算も可決したと聞いている。よって、正規の手続で可決された事業については尊重すべきであると考え、この陳情に反対する。 また、この施設を建設する当時、建設候補地に幾つかの地域が挙がり、その名前が出ただけでもその地域は猛反対だった。そんな状況の中で、この地域に受けていただいて、この地域の住民の代表の皆さんがまとめ、地区の皆さんがこういう施設で今後やっていってほしいということになれば、組合議会で陳情不採択と決した中で陳情を採択してもどうかと思うので、この陳情には反対する。 原案に賛成の意見です。 施設の長寿命化を図っていくために、約7億円という多額な費用をかけて大規模改修を行うことに疑問を感じる。大規模改修よりも最低限の改修で長寿命化を図り、障がい者の方も含めた利用者の皆さんが今のプールを使っていることから、今後も使えるようにすべきだと思うので、陳情に賛成する。 また、あづみ野ランドは、地元住民のための福利厚生施設として、協定の下に整備されたもので、この施設の大規模改修計画、そして新年度予算に盛り込まれた予算は、地元の意見を最優先するという形で決まった。しかし、現在、この施設が地元住民のみならず、広く地域住民の方々にとって必要な施設となっているという観点からの判断が全くなく、この大規模改修計画の予算の裏づけもしっかりと説明されていない。20年、30年後の施設更新に向けての組合の基金を今使ってしまっていいのか、古い施設の解体費用など今後の財政の支出のことも考えなくてはいけない。この施設の運営について、しっかりと検討し直してほしいと考え、本陳情の採択に賛成する。 審査結果です。 上記のような意見があり、採決を行った結果、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が採決し、採択すべきものと決定いたしました。 続きまして、中間報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 総務環境委員長、小林陽子。 委員会中間報告書。 令和4年3月7日、本委員会に付託された陳情第2号について、会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行います。 別紙を御覧ください。 陳情第2号 常任委員会のインターネット配信について。 審査内容です。 まず、執行部に対する質問と回答がありました。 陳情項目について、現状などについて委員から質問があり、執行部の回答は次のとおりでした。 現況の設備では、共用会議室305、306、307と全協室は可能である。それぞれの会議室のカメラと集音マイクで音を拾うことになるため、その会議室内の全ての音は拾うことになる。 また、昨年12月には、議長から議会運営委員会に対して、あづみ野テレビによる委員会中継についての諮問事項が出ている。 また、全協室で委員会を開催した場合、本会議のようにインターネットやあづみ野テレビへ配信するには、議場隣の機械室内にある機器の映像配信用の配線を手動で入れ替えることで配信することができる。 また、インターネット配信をする場合は、既存の配信システムで委員会中継が配信できるようにする必要があるため、システムの一部を改修する必要がある。月額で現在の配信システム使用料に約3万円、使用料が増えることになる。 また、本会議は、議事係長がカメラ操作しているため、発言者が映り、発言者のテロップが入るようになっているが、委員会では、会議室に操作機器がないため、定点撮影になる。そのため、発言者を映すのではなく、会議室全体を映すことになる。 また、映す会議室を変える場合は、一旦配信用の配線をし直すことになり、映像が途切れることになる。 また、カメラの機器も別の部屋にあることから、現状の職員でカメラ操作することはできないと思われる。 また、現状の機器では、同時に3つの委員会を配信することはできない。 また、中継を配信する場合は、視聴している人にも委員会の状況を分かりやすくするために、事前に何を質問するのか、市側とすり合わせをしていくことも必要になる。また、委員会の中継も、市内に向けて配信するのか、インターネットで誰でも見られるようにするのか決める必要もある。 審査を継続したいとする意見が出ました。 委員会のライブ配信の方向は賛成だが、今の設備では本会議のような映像配信ができないため、見ている市民に満足してもらえる配信はできないと思う。市民の皆さんの信頼を失うようなことにならないようにするために、配信機器や予算の検討、委員会の実施の仕方などについて、市側との調整も必要なことから、継続審査としてほしい。 審査結果です。 上記のような審査を継続したいという意見について諮ったところ、賛成多数で継続審査とすべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 次に、福祉教育委員長、林 孝彦委員長。 林議員。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 福祉教育委員会審査報告をいたします。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 福祉教育委員長、林 孝彦。 委員会審査報告書。 令和4年3月7日、本委員会に付託された事件は、令和4年3月9日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により、報告します。 福祉教育委員会審査報告。 議案第11号 安曇野市重度心身障害者福祉金に関する条例の一部を改正する条例、議案第12号 安曇野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例。 審査結果。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算福祉教育委員会所管事項)。 審査内容。 原案に反対の意見。 認定こども園等のWⅰ-Fiの環境整備について、小さな子供に対する影響が不安な中で、これを導入することはやめていただきたい。また、認定こども園の民営化について、なぜ今までどおりではいけないのか、なぜ民営化するのかというところがいまだにはっきりしない。以上2点により、反対する。 原案に賛成の意見。 自分の思いだけで大事な予算を反対するのはいかがなものか。民間は、民間の知恵を最大限絞りながら、子供たちを育てていく手法を持っている部分もある。 審査結果。 上記のような原案に反対の意見がありましたが、採決を行った結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第26号 令和4年度安曇野市国民健康保険特別会計予算、議案第27号 令和4年度安曇野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第28号 令和4年度安曇野市介護保険特別会計予算、議案第38号 債権の放棄について(地方自治法第96条第1項第10号)。 審査結果。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 令和3年陳情第14号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書。 審査結果。 陳情者の願意については、特に異議はなく、全員が妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。 令和4年陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書。 審査内容。 執行機関の説明。 ・教育部。 平成30年6月の市議会一般質問を受け、同年7月には教育長名で、小・中学校に香りに関する自粛ポスターの配付、保護者宛てに香害に対する注意喚起の通知を発出した。また、令和3年6月に児童生徒に香害についてアンケートを行ったところ、児童4人、生徒5人から体調不良等の訴えがあり、7月に改めて香害に対する自粛ポスターの掲出、保護者宛てに教育長名で再度、注意喚起の通知を発出した。また、8月には、県教育委員会を通じて国からの啓発資料が届いたため、小・中学校に周知した。 ・総務部。 平成30年に本庁舎、保健センター、図書館等市内14施設に、香料等自粛のお願いのリーフレット、ポスターを配付し、化学物質過敏症についての解説を入れながら周知させていただいた。 ・市民生活部。 平成24年から25年頃、全国の消費生活センターに柔軟剤の匂いに関する相談が増加し、関係省庁が国民に配慮を求めるポスターを作成したと聞いている。安曇野市消費生活センターでは、過去5年間、製品の香りに関する相談等は寄せられていない。国・県等から注意喚起等の通知、ポスターも収受していない。 ・保健医療部。 健康被害に関する実態調査を過去に行った記録等はない。今のところ、手法等もあり、実態調査を行うまでに至っていない。 審査を継続したいとする意見。 化学物質過敏症について、よく分かっていない。討論が出ないということは分かっていないということ、今ここで採決するより継続審査としたらどうか。 審査を継続したいという意見について諮ったところ、採決を行った結果、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長が採決し、継続審査については否決と決定し、採決に戻りました。 審査結果。 採決を諮ると同時に、委員1名が退席、採決を行った結果、願意妥当とする意見多数で採択すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、経済建設委員長、中村今朝子議員。 中村委員長。 ◆経済建設委員長(中村今朝子) それでは、経済建設委員会の報告をさせていただきます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 経済建設委員長、中村今朝子。 委員会審査報告書。 令和4年3月7日、本委員会に付託された事件は、令和4年3月10日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により、報告します。 経済建設委員会審査報告。 議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算経済建設委員会所管事項)、議案第29号 令和4年度安曇野市上川手山林財産特別会計予算、議案第30号 令和4年度安曇野市北の沢山林財産特別会計予算、議案第31号 令和4年度安曇野市有明山林財産特別会計予算、議案第32号 令和4年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計予算、議案第33号 令和4年度安曇野市穂高山林財産特別会計予算、議案第34号 令和4年度安曇野市産業団地造成事業特別会計予算、議案第35号 令和4年度安曇野市有明荘特別会計予算、議案第36号 令和4年度安曇野市水道事業会計予算、議案第37号 令和4年度安曇野市下水道事業会計予算、議案第39号 公の施設の指定管理者の指定について(安曇野しゃくなげの湯)、議案第40号 市道の廃止について、議案第41号 市道の認定について、議案第42号 安曇野市・松本市山林組合規約の変更について。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 以上で各委員長の委員会審査結果の報告が終わりました。--------------------------------------- △報告第3号及び議案第43号から議案第46号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第2、報告第3号及び議案第43号から議案第46号の、以上5件の追加議案等を一括議題といたします。 最初に、報告第3号について、所管部長の説明を求めます。 坪田都市建設部長。 ◎都市建設部長(坪田浩昭) 地方自治法第180条の規定による専決処分の報告について。 本日提出、市長名でございます。 別紙をお願いいたします。 専決処分書。 安曇野市穂高有明2105番223先の市道穂高0093号線における事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。 令和4年2月21日付です。 和解の相手方。 市外在住者であります。 事故の概要。 令和3年11月26日、損害賠償請求者の妻が運転する普通自動車がこども園の職員駐車場から出ようと市道東沿いの側溝を横断したところ、グレーチングを跳ね上げ、排気管及び触媒装置を損傷したものです。 和解の内容です。 本事故の原因は、道路施設の不具合に起因するものの、運転者側にも一定の過失が認められるため、安曇野市の過失を60%とし、安曇野市は損害賠償請求者に対し、損害の和解金として6万3,308円を賠償するものです。 なお、本件示談に関し安曇野市と損害賠償請求者との間には、損害賠償金以外一切の債権債務がないことを相互に確認いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) これより質疑に入ります。 質疑のある方の発言を許します。 ありませんか。 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 議長、すみません。私ちょっと間違えました。 ○議長(平林明) 間違いですか。 質疑のある議員はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) 御質疑なしと認めます。 これにて質疑を終結いたします。 次に、議案第43号及び議案第44号の、以上2件について、一括して提案理由の説明を求めます。 久保田総務部長。 ◎総務部長(久保田剛生) 議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。 本改正案は、年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部改正により、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律も改正されたことから、所要の改正を行うものでございます。 改正の内容です。 法律改正に伴う関係条文であります第3条第2項ただし書を削るものであります。 附則として、この条例は、令和4年4月1日から施行します。 経過措置として、この条例の施行の際現に担保に供されている傷病補償年金または年金である障害補償もしくは遺族補償を受ける権利は、この条例の施行の日以後も、なお従前の例により担保に供することができます。 また、年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律附則第70条第1項及び第71条第1項に規定する申込みに係る傷病補償年金または年金である障害補償もしくは遺族補償を受ける権利は、施行日以後も、なお従前の例により担保に供することができます。 続きまして、議案第44号であります。市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)につきまして説明をいたします。 市有財産である旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物を譲与することについて、地方自治法第96条第1項第6号及び同法第237条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 譲与する建物の詳細でありますが、所在地番は、安曇野市明科中川手6459番地1、建築年月は、昭和54年10月、床面積は1階、2階とも39.74平方メートル、土地の所有者は、市内在住者であります。 譲与の相手先でありますが、土地所有者であります市内在住者であります。 以上でございます。
    ○議長(平林明) 続いて、議案第45号について、提案理由の説明を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田寛) 議案第45号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきまして御説明申し上げます。 現人権擁護委員の臼井良孔氏及び髙橋道明氏を再任として、また、三澤正彦氏、山崎佳宏氏及び渡邉優子氏を新任として提案するものです。 以上5名を人権擁護委員として推薦したいことから、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。 以上です。 ○議長(平林明) ここでお諮りいたします。 議案第45号は人事案件でございます。先例及び議会運営委員会の決定により、質疑を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「ありません」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議案第45号は、質疑を省略することに決しました。 続いて、議案第46号について、提案理由の説明を求めます。 久保田総務部長。 ◎総務部長(久保田剛生) 議案第46号 排水ポンプ車(8t)の購入に係る売買契約につきまして御説明いたします。 排水ポンプ車(8t)の購入について、売買契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第8号及び安曇野市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 契約の目的 排水ポンプ車(8t)の購入 契約の方法 指名競争入札 契約金額 5,390万円 契約の相手方 長野県松本市大字島立1836番地10        株式会社 メエップ 代表取締役 宮澤弘光 以上であります。 ○議長(平林明) 以上で説明は終わりました。--------------------------------------- △議員提出第2号から議員提出第5号の一括上程、説明 ○議長(平林明) 日程第3、議員提出第2号から議員提出第5号までの、以上4件の議案を一括議題といたします。 最初に、議員提出第2号について、提出者から提案説明を求めます。 小林陽子総務環境委員長。 小林委員長。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 議員提出第2号について御説明をいたします。 議員提出第2号。 本日付。 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、平林 明様。 掲出者、安曇野市議会、総務環境委員会委員長、小林陽子。 穂高広域施設組合管理者宛てでございます。 別紙を御覧ください。 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書(案)。 あづみ野ランドを管理運営する穂高広域施設組合からは、平成30年度に実施された施設の老朽度調査の結果、躯体は強固で今後20年は十分耐震等に耐えうる構造であるが、浴場設備については配管及び設置機器の経年劣化が顕著であり、早急に更新や改修が必要であるとの報告を受けている。また、あづみ野ランド施設運営検討委員会からは、改修案・運営改善案が提案され、それに沿ったあづみ野ランドの改修計画が進んでいると承知している。 しかし、「現状のプールは、支出要素が多く、今後も入場者増が見込めないため廃止する」との基本方針が示されたことについては、次のような理由により再検討が必要と考える。 1)施設改修の大前提:地域住民が、生き生きと健康に過ごすための福祉施設として、小規模であっても気軽に利用できる、「あづみ野ランド」のようなプールを備えた身近な施設は、かかせないものである。特に、現在、組合の6市町村には、通年利用できるプールとしては「あづみ野ランド」しかなく、アクアサイズ(水中運動)で健康維持やリハビリができる貴重な施設となっていることへの配慮が必要であること。 2)施設運営委員会の報告書:「多くの組織市町村の住民が利用する魅力ある施設へ転換し、支出を削減するため、施設改修及び運営について、関係者への丁寧な説明を行いながら検討を進めることを強く要望いたします。」とあるにもかかわらず、地域住民や施設利用者等の関係者への意向調査や丁寧な説明は行われておらず、施設改修や今後の運営について賛同が得られていないこと。 よって、穂高広域施設組合においては、「あづみ野ランド」の改修案・運営改善案の再検討を行うことにより、プール施設を含めた施設改修と、良好な維持・運営に努めることを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 提出日。 安曇野市議会議長、平林 明。 提出先は、穂高広域施設組合管理者宛てになります。 以上でございます。 ○議長(平林明) 次に、議員提出第3号及び議員提出第4号の、以上2件について、提出者から一括して提案説明を求めます。 林福祉教育委員長。 林委員長。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 議員提出第3号。 本日付。 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、平林 明様。 提出者、安曇野市議会福祉教育委員会委員長、林 孝彦。 宛先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)。 別紙。 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書(案)。 毎年続々と新商品が発売される柔軟仕上げ剤や消臭・除菌スプレー等「香り」ブームの中、それら香り商品によって健康を損なう人や化学物質過敏症の人が急増しています。 香料等について具体的な法的規制のない日本において、香料等によって引き起こされる様々な症状に苦しんでいる人の健康への影響を軽減することは、現段階では非常に難しい状況です。香り商品に使われる化学物質が健康に対して何らかの症状をもたらすという、発症に至る原因や仕組みは解明されていません。 しかしながら、香りによる健康への影響はタバコの受動喫煙と同様、他人が使用する香料等に暴露して健康を損なう恐れがあります。香り商品に含まれる化学物質が健康に及ぼすネガティブな影響を軽減するために、必要かつ効果的な対策を講じるには、早急な実態把握と香料等の健康影響に関する調査・研究を行うことが必要です。 よって安曇野市議会は国会及び政府に対し、社会的な解決が必要となるこのような課題に対して、症状に苦しむ人に対する支援を行うよう、下記の事項について取り組むことを要望します。 記。 1 香料等の健康影響に関する実態調査・研究を行うこと。 2 香料等に対する健康影響に関する国民の相談窓口を設置すること。 3 香料成分の表示等、香料の安全性に対して、実効性ある法的規制を検討すること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。 日付。 そして送付先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)。 安曇野市議会議長、平林 明。 次に、議員提出第4号。 本日付。 私立高校への公費助成に関する意見書。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、平林 明様。 提出者、安曇野市議会福祉教育委員会委員長、林 孝彦。 宛先、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、長野県知事、長野県総務部長。 別紙。 私立高校への公費助成に関する意見書(案)。 私学は独自の建学の精神に基づき、個々の生徒の個性を育むことによって、学習・文化活動、スポーツ、地域への貢献等に大きな成果を上げております。しかしながら、私学助成の主体をなす国からの補助金は一定の前進はみられるものの、生徒減少期の現在、私立高校の経営は極めて厳しいものとなっております。2010年度に「高等学校就学支援金」政策が実施され、私学に通う生徒にも「就学支援金」が支給され、昨年度からは年収590万円未満の世帯で授業料無償化が実現しました。しかし、就学支援金の加算対象から外れてしまう年収590万円を超える世帯では、590万円未満の世帯と約30万円の学費負担の差があり、保護者の多くは公立と私学では学費の差は大きいと実感しているところであります。 多様なカリキュラムを持つ私学は、子どもたちに大きな夢と可能性を与えてくれています。その夢を経済的理由で諦めさせることは、保護者の立場からしますと断腸の思いであります。 公教育の一翼を担う私学振興のために、さらに一層のご理解ご支援を賜りたく、下記事項について実現されるよう要望するものであります。 記。 1 私立高校への就学支援金制度の拡充並びに経常費補助の増額を行うこと。 2 私立高校の教育条件改善のために施設、設備費の補助を行うこと。 3 私立高校の保護者負担を軽減するため学納金の補助を行うこと。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 日付。 そして、送付先、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣。 安曇野市議会議長、平林 明。 次の別紙。 同様の中身のものを、送付先、長野県知事、長野県総務部長に送付するということで、あとは要望事項も同様でございます。 以上でございます。 ○議長(平林明) 続いて、議員提出第5号について、提出者から提案説明を求めます。 松枝議会運営委員長。 松枝委員長。 ◆議会運営委員長(松枝功) 10番、松枝 功です。 議員提出第5号。 本日付。 安曇野市議会委員会条例の一部を改正する条例。 地方自治法第109条及び安曇野市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。 安曇野市議会議長、平林 明様。 提出者、安曇野市議会議会運営委員会委員長、松枝 功。 おめくりください。別紙です。 安曇野市議会委員会条例の一部を改正する条例。 安曇野市議会委員会条例の一部を次のように改正する。 第2条第1項第1号アからウまでを次のように改める。 ア 危機管理監の所管に属する事項。 イ 総務部の所管に属する事項。 ウ 政策部の所管に属する事項。 第2条第3号イ中「商工観光部」を「商工観光スポーツ部」に改める。 附則。 この条例は、令和4年4月1日から施行する。 以上であります。 ○議長(平林明) 以上で説明は終わりました。 これより委員会審査報告並びに中間報告、追加議案及び議員提出議案に対する質疑の通告について確認させていただきます。 どなたか質疑を通告されますか。     (発言する声あり) ○議長(平林明) ここで、暫時休憩いたします。 質疑の通告をされる方は、所定の通告書に記載の上、本日午前11時10分までに提出願います。 会議の再開時間は追って連絡します。                             (午前10時50分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後1時20分)--------------------------------------- △議案第5号から議案第12号及び議案第25号から議案第42号、令和3年陳情第13号、令和3年陳情第14号、陳情第1号から陳情第3号の質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第4、議案第5号から議案第12号及び議案第25号から議案第42号まで、令和3年陳情第13号、令和3年陳情第14号、陳情第1号から陳情第3号までの以上31件を一括議題といたします。 最初に、議題のうち、議案第5号から議案第12号までの以上8件の条例関係議案について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち、議案第9号について、賛成討論の通告がありますので、発言を許します。 13番、林 孝彦議員。 ◆13番(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 議案第9号 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論いたします。 全ての人が多様性を認め合い、人権が尊重され、尊厳を持って生きることができ、自らの意思に基づき個性及び能力を発揮し、多様な生き方を選択することができ、あらゆる分野の活動において共に参画し、責任を分かち合うという、基本理念に賛同いたします。 多様性を尊重し合う共生社会を目指すこの理念条例が根拠条例となり、具体的な施策が推進されることを期待するものです。 ○議長(平林明) 次に、原案に反対の討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 増田議員。 ◆15番(増田望三郎) 15番、増田です。 議案第9号 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論をいたします。 今回の条例改正について、我々市議会議員の下にたくさんのメールが寄せられており、その数、今朝の時点で40件になります。メールの内容は、いずれもこの条例改正に反対で、議決を行う我々議員に対して不採択を求めるものです。 今回の討論では、議員からの反対通告がありませんので、議員の多くが賛成の立場だったと思いますが、こういった寄せられたメールは議会外からの反対の表明と捉えて、これら反対意見に対しても賛成討論をしたいと思います。 メールをくださった方たちは、この安曇野市民だけでなく、市外、県外者の方もたくさんおられるようです。今もネットを通じて聞いてくださっているかもしれません。関心を寄せていただきありがとうございます。これが、私のそういった方々に対しての返答になります。 さて、これらのメールの要旨をまとめると、今回の条例改正により、多文化共生の理念の下、1、外国人が優位になるような内容が進めば、将来的には大量の外国人移民、さらに外国人参政権を認めるなどにつながり、日本の文化が侵され、日本人が安心して暮らせなくなるというもの。 2つ目に、パブリックコメントがされておらず、市民への周知、理解が進んでいない中での改正は民主的ではないというもの。 そして、3つ目は、性急な制定は様々なあつれきを生み、かえって市民の間で分断を起こす危険性があると、そういった内容でした。 これらに対して、私の意見を述べます。 まず、1点目の移民や参政権について。 移民については、在留資格は国の法律である入管法、出入国管理及び難民認定法で定められており、即移民となるものではないということ。また、参政権については、国民固有の権利であり、日本国籍を有する者に限られるという最高裁の判例もあり、これらを認めるものではないこと。 このように、国の法律や司法判断において、しっかりとこの点については守られていると言えると思います。むしろ、国の動向等を、しっかりチェックを監視すべきかなと思っております。 次に、2点目のパブリックコメントがされていなく、市民への周知、理解が進んでいない、民主的でないという意見について。 これは、市の、安曇野市パブリックコメント手続実施要綱を確認しました。この中の第3条2項の4で、パブコメが不必要な場合として、「対象事案がその策定のための委員会、審議会等により作成されてきたもので、その過程の中でこの要綱に準じた手続を経てきたと、実施機関が判断したもの」というふうにあります。 これについては、男女共同参画推進審議会、この中で、令和3年10月26日の第4回会議において1回議論されただけです。その議事録を読みますと、改正の条例名が長いなどの意見など、お二人で、今回のようなメールでいただいたような懸念の議論はありませんでした。 また、第3条1項の1では、今度はパブコメが必要な場合として、「実施機関の基本的な施策に関する計画、指針等の策定又は変更」というのがあるんですが、今回の条例改正では、名称の大幅な変更に象徴される条例の前文の変更があります。改正前が、男女の共同参画を述べたものであるのに対し、改正後は、性別だけでなく、年齢や国籍、障がいの文言も入り、多様性の尊重について明示しています。これは、1項の1、基本的な施策に関する計画、指針等の策定又は変更に当たるのではないかと思います。行政の説明は違ったんですけれども。 最後に、3点目の性急な制定は様々なあつれきを生み、かえって市民の間で分断を起こす危険性があるということについてです。 私、思うんですけれども、まさにこの点が、最も大事なところだと考えます。今回の条例改正の前文が示す理念は、誰もが納得するところですが、そのアプローチにおいても、また中身についても、今回のような心配をされる方たちが、ある一定数おられるわけです。 新年度には、多文化共生の推進計画の策定と具体的な行動計画づくりのために審議会がもたれ、委員の皆さんが招集されます。今回のような意見をお持ちの方も、市民の方も、公募などでぜひ入っていただき、懸念される内容について払拭できるよう議論を深めていただきたい。 多文化共生の理念の下、違う意見を持ったお互い同士が、お互いの主張をしながらも、最大公約的な落としどころを対話の中で見出していく。その議論や過程こそが、多文化共生の在り方そのものだと考えます。 今回の市の理念条例を支持し、新年度での審議会での深い議論、パブリックコメントでの市民への周知、広聴を行い、安曇野市ならではの多文化共生の在り方を具現化していってもらいたいと思います。 以上、賛成討論といたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 大竹議員。 ◆3番(大竹啓正) 3番、大竹でございます。 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例に賛成の討論をいたします。 趣旨といたしましては理解をしておりまして、賛成の討論をいたしますが、不安に駆られました数多くの市民の声が、連日連夜、寄せられております。これを強く訴えさせていただきます。 国籍や民族の違い、性的指向に対する差別禁止、これを差別禁止に含める。外国人などの社会参画、全ての人があらゆる分野の活動に参加。これらの文言が、どれほどの意味、どれほどの影響を及ぼすか。我が国の文化及び地域文化の破壊につながり、さらには日本国籍以外の参政権容認へ発展を危惧しているという御意見でございます。 先日、私の質問に総務部長のほうから御答弁いただきまして、「憲法上、これに関しては、参政権に関しましては、そちらの方向に進むことは一切考えていない」と、こういう御答弁をいただいております。 先ほども、同僚議員の質問にもございましたけれども、市民の意見公募、俗に言いますパブリックコメントを実行しない理由としまして、理念条例であり、制度を定める条例でないためということでございますが、理念というものは、市の展望に関わる重大要件と考えております。なぜ、この手続を行わなかったか、これが悔やまれております。 これから、外国人、日本人ともに、お互いに住みよい住環境をつくる、共同の社会生活を営むためには、外国人といえども、日本文化、地域文化の尊重と共有、倫理、道徳観念の共通も必要な条件、このように考えております。 それを実現可能とする例えば日本語学校、あるいはマナー、こういったものを享受する組織の構築。こういう具体的対策も条文も明記すべきではなかったか。いささか拙速に過ぎたものでなかったかというそしりを免れ得ません。 今後の制度設定に向けまして、審議会設置運営に関しましても、慎重な上にも慎重を期せ、安曇野市民のみならず、当市にゆかりを持つ県内外の大勢の人々から、悲鳴にも似た声が寄せられております。これは、理事者、行政職員、議員に課せられた警鐘ではないかと胸中深く刻みまして、安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例に賛成する討論といたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 増井議員。 ◆4番(増井裕壽) 4番、増井裕壽です。 私は、議案第9号 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例について、意見を付した上で賛成の立場から意見を申し上げます。 内容は、ほぼ大竹議員と同じでございますが、理念条例であるため今回は賛成しますが、外国人参政権など、慎重な議論を要するテーマへの拡大解釈の懸念が危惧されております。現に、東京都武蔵野市においては、住民投票条例案の是非について大きな注目を集めました。市民の皆さんに大きな誤解が生まれぬよう、理事者においては、条例運用について、その点には配慮することを求めます。 以上、本条例案の運用に当たっての理事者への付言を申し上げ、本議案に対しての賛成といたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 井出議員。 ◆14番(井出勝正) 14番、井出です。 今、賛成討論をお聞きしました。私は、この議会でLGBTの問題、多様性を認めてこそ、平和な国家、社会を築けるということを発言、質問させていただいたことがあります。今、ロシアによるウクライナ侵略、これを考えるときに、それこそこの根本に立ち返って、考える必要があるのではないでしょうか。 その立場から、安曇野市男女共同参画推進条例一部改正する条例に賛同するものです。むしろ、これを推し進めて、夫婦別姓の問題ですとか、多様な性を認識していくこと、その方向にこそ安曇野市の未来があると確信しているものです。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第9号 安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 次に、ただいま議題となっております議案第5号から議案第8号及び議案第10号から議案第12号までの以上7件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第5号 安曇野市個人情報保護条例の一部を改正する条例、議案第6号 安曇野市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第7号 安曇野市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例、議案第8号 安曇野市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例、議案第10号 安曇野市ふるさとづくり基金条例を廃止する条例、議案第11号 安曇野市重度心身障害者福祉金に関する条例の一部を改正する条例、議案第12号 安曇野市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の以上7件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号、議案第10号、議案第11号、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、議案第25号から議案第37号までの以上13件の新年度予算関係議案について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 初めに、議題のうち、議案第25号について反対討論の通告者は2名でございます。 最初に、20番、小林純子議員、発言を許します。 小林議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算について反対の立場で討論いたします。 令和2年度安曇野市一般会計の決算認定において、私は、決算は市の政策や事業の事後評価であり、次の予算に生かすためにあるとの考えから厳しい評価をいたしました。 新年度予算の審議に当たっては、それら決算の評価が反映され、市政の進展、改善が期待できるものになっているかどうかという観点から検討しました。しかしながら、適切な予算執行につながるか懸念がまだありますので、反対の意見を述べます。 懸念される点については、幾つか事例を挙げます。 まずは、市役所の職場環境の問題です。 ハラスメント防止等に関する要綱をつくってはいますが、十分に機能しているとは言えません。もちろん、職場環境のことでは、ハラスメントの問題だけではありませんが、要綱に定める以前の、職員の意識改革も道半ばに見えます。正規職員725人に対し、ほぼ同じだけの718人の会計年度任用職員が働いている市役所は、全ての職員が持てる能力を十分に発揮して、市民のために仕事ができる環境になっているか、見直す必要があります。 次に、指定管理者制度や業務委託などのアウトソーシングの在り方です。 一昨年来、問題になっている工業振興事業の多くを、特定の業者に随意契約で業務委託していたこと。廃棄物処理施設に関する排水設備調査の業務委託では、随意契約に当たって、仕様書をつくらないで見積り合わせを行ったという問題もありましたが、再発防止に向けての反省は見えません。4つの社会就労センターの運営を、これも市が関わって設立した一般社団法人を指定管理者として、任せっきりになっていること。指定管理者としての安曇野文化財団の在り方の問題等々、長年の業務委託や指定管理により、PDCAサイクルに基づく事業推進や政策点検などがおろそかになり、問題に気づかないといったことが往々にしてあることも分かってきました。そういった点に関する改善策などは、予算審議では見えてこないままです。 そして、もう一つ、行政は様々な計画を策定し、それに基づきながら行政運営を行っていますが、計画は、当たり前ですが実行しなければ意味がありません。 安曇野市水環境基本計画行動計画は、このほど中間見直しがされましたが、地下水の水質に関わることでは従来と変わらず、水質モニタリング調査を継続するとしかありません。水質悪化の現実を直視し、その対策に水資源対策事業の予算をつけるべきでしょう。 一般廃棄物処理基本計画や、毎年の一般廃棄物処理実施計画というのもありますが、こちらも、一般廃棄物の排出予定量や処理計画に基づき処理業者に許可を与えるのは市ですから、その基本的なところに立ち返って、市民のための廃棄物処理行政を進めるべきです。 以上、令和4年度安曇野市の一般会計予算について、幾つか問題を指摘し、反対の討論といたします。 ○議長(平林明) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 竹内議員。 ◆11番(竹内秀太郎) 11番、竹内秀太郎です。 私は、議案第25号 安曇野市一般会計予算に賛成する立場から討論いたします。 私は、昨年の秋ごろは、コロナ禍で歳入の減少を心配していましたが、その後、経済が持ち直し、市税が前年度約5億6,000万円増の112億2,566万円に、地方交付税が前年度9億5,000万円増の113億5,000万円に、その他地方消費税交付金、国庫支出金が約3億5,000円増加したために、市債発行額を前年度比マイナス1.1%の約38億円に抑え、また各種基金からの繰入れも、前年度より24.8%マイナスの約19億8,000万円に抑制する中で、太田市長就任後、初の編成した当初予算は、過去3番目の規模となる総額426億7,000万円となっていますが、全ての健全化判断比率が健全化を示す範囲内であり、健全性の面から良好な予算だと私は思いました。 次に、予算の中身を予算編成方針で確認しますと、次のように説明しております。 1つ目の柱は新型コロナウイルス感染症の対応、2つ目の柱はSDGsへの対応として、例えば自然環境の保護だとか市有林業、地球温暖化対策等があります。3つ目の柱は激甚化する災害への対応、それから4つ目の柱としまして市独自の課題を挙げております。 これにはいろいろありますけれども、出産子育て支援事業、公共交通事業、自転車活用事業、DX推進事業、保育事業、ICT化事業、それから小児インフルエンザ予防接種、18歳までの医療費無料化のほか、穂高神社式年遷宮を観光振興の絶好の好機と捉えた市内経済の活性化を図るアフターコロナ対策事業、また、三郷西部・東部認定こども園の改築に伴う整備費などの4つの柱を重点施策として、事務事業の選択と集中を進め、効率的な予算となるよう調整をしたと伺っております。 そして、多くの課題に対して、積極的に取り組んでいただいたそんな予算だと私は評価をしております。よって、議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算に賛成いたします。 ここで、小林議員のただいまの反対討論に対する私の意見を申し上げさせていただきます。 小林議員の発言通告書を拝見いたしました。予算の内容よりも、予算執行が適切に行われるか疑問であるので反対するというような内容になっております。 小林議員は、令和2年3月定例会でも同様に、令和2年度一般会計予算について、このときには長野県の行政指導や技術的助言に従わず、拒否している市行政は信頼できないので、適切な予算編成や適正な予算執行が行われるか疑問であると、それを理由として反対をしておりました。 私は、今回も大変残念に思いました。行政側においても、これらについては、ふだんからもっと説明や情報交換の機会を持っていただけたらと、このように思っております。 以上、私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(平林明) 次に、8番、臼井泰彦議員、発言を許します。 ◆8番(臼井泰彦) 8番、臼井泰彦です。 議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算について反対の討論をいたします。 令和4年度一般会計予算は、市民の暮らしと福祉の向上において評価すべき内容があるものの、懸念されることもあり、今後注視していかなくてはなりません。 私は特に、次の点で問題があると考え、反対いたします。 1つは、マイナンバーカードの普及に関わる内容です。 戸籍住民基本台帳管理費マイナンバーカードの交付に関わり、プライバシーを守る権利や情報の自己決定権を保障する点、安全性やデータ保護を確実にする点において、デジタル先進国では当たり前に行われている規制やルールの制定、監視監督機関の設置が日本では全く不十分であること。 さらに、デジタル庁の設置は、個人情報自らの儲けのために、自由勝手に使えるようにしたいという財界の要求から出発していますが、デジタル庁には、地方自治体が持つ個人情報と国の機関が持つ個人情報がマイナンバーで関連づけられ、強力な権限、業務を与えられ、国民の所得や資産、健康状況、教育、学習データ、資格などの個人情報を、丸ごと国家が管理することになります。 政府が、国民の全ての個人情報を握って警察に無制限に流せば、国民が恐れる監視社会がつくられてしまいます。現に、先月2月21日の岐阜地方裁判所の判決においては、大垣警察署が収集した市民の個人情報の民間業者への提供が違法とされました。このようなことが、日本中で普通に行われていると思われます。 以上のように多くの問題があるにもかかわらず、これらの問題を安曇野市民に知らせることもなく、無批判に進めることは、市民の人権尊重と利益に反すると考えます。 2つ目は、人権啓発費の同和対策事業補助金に関わり、運動団体の補助金の使われ方が不適切です。 補助金が運動団体の闘争費として組織強化費や上部組織の負担金に含まれ、団体収入に対する補助率も、補助額も異常に高いと考えます。 3つ目は、保育行政の民営化です。 保育行政は、市が責任を持って行うべきであり、従来どおり公設公営で行い、民営化すべきではありません。三郷西部認定こども園方向性検討委員会が3年間にわたり検討を重ね、2回にわたって市に報告書を提出してきましたが、前市長も太田市長も、民営化する方針は変わらないということです。 民営化によって、とりわけ保育の質が上がるわけでもなく、民営化に対する保護者の理解が深まっているわけでもなく、地域のよりどころとなるこども園に努めるとはいうものの、民営化しなければならない理由はありません。 4つ目は、こども園等へのWi-Fiの導入計画です。 こども園、幼稚園へのWi-Fi導入は、電磁波過敏症の方が現に存在し、とりわけ幼い子供に対する電磁波被ばくの影響が心配され、その影響が未解明な現状においては、多くの諸外国が取っているような予防的措置を取るべきと考えます。 福祉教育委員会における執行部答弁では、子供の様子を写真に撮って保護者に伝えるため、ワイヤードのパソコンは不都合と、子供の健康を二の次にする姿勢、到底許されるものではありません。 以上、議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算の反対討論といたします。 ○議長(平林明) 次に、原案に賛成の討論はありませんか。 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 18番、内川です。 令和4年度安曇野市一般会計予算、議案第25号ですが、今、臼井議員が、とうとうと反対討論を述べました。私は賛成の立場で討論をさせていただきます。 令和4年度は安曇野市民のための予算審議です。毎度おなじみのマイナンバーカード、そしてWi-Fi、保育園の民営化、申されている。 マイナンバーカードにしても、普及に当たっては、市民生活部をはじめしっかりと市民に説明をし、納得をして、マイナンバーカードを普及させていただいています。しっかり説明をさせていただいて、市民はホームページ・紙媒体で知り、対面説明でしっかりと確認をしているわけです。マイナンバーカード、もし、なくしたらどうしたらいいでしょうか。また、国においては、セキュリティをしっかりしているわけです。ここでそのようなことを持ち出して、反対とはいかがなものかな、私は思っております。 また、保育園の民営化については、しっかり民間でできることは民間でやれる。民間のよさというのがあるんです。その辺はしっかりと皆さんが納得して、今、民間保育は駄目だというようなニュアンスを持たれるのは、私はいささかおかしいだろう、思っております。 そして、こども園のWi-Fiについてもしっかり委員会でも取り組んでやりました、対応をしました。このように無批判のということであるならば、皆さん、反対するには、自分たち、こういう対案があってこれこれ反対します。ですから、組替予算を出したりして、きっちりとやるのが私は筋だと思います。 これらを、本来、子供たちの将来、市民の福祉、農業の問題、いろいろそういうのを含めて早く予算を通して、新年度予算、動かさなきゃいけない。そういうときにこれをもって反対というお考え、私はいささかおかしいと思います。 したがって、私は納得した上で賛成をさせていただきます。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 岡村議員。 ◆5番(岡村典明) 5番、岡村典明です。 令和4年度安曇野市一般会計予算に賛成します。 マイナンバーカードに関してですけれども、平成28年1月よりスタートし、今もキャンペーンが行われています。マイナンバーカードのよいところは、マイナンバーカードを証明する書類として利用できます。また、各種行政手続のオンライン申請に利用できます。また、本人確認の際、身分証明として利用できます。 反面、皆さんが心配されているセキュリティの面ですけれども、紛失した場合は一時停止ができます。また、顔写真つきですので悪用は難しいです。また、文字をレーザーにより彫り込むため偽造も困難です。また、最小の情報のみで、皆さんも御存知のとおり、税、年金のデータは記憶されておりません。なお、市町村において、申請、発行、保管に関しては十分配慮されています。 また、その他の事項においても、2日間の予算説明により、行政においては、十分熟考、検討、配慮されていると私は認識しております。 以上の点で、令和4年度安曇野市一般会計予算に私は賛成です。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 井出議員。 ◆14番(井出勝正) 14番、井出です。 私は、議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算に反対するものです。 先ほど来、賛成の方々の発言の中に、マイナンバーに対する御指摘がありました。私も予算審議のところで質問を出しました。どういう質問かといいますと、安曇野市の個人情報保護条例、これによって個人の情報は守られているんだというような答弁ありましたけれども、政府は、全ての自治体が持っているこの条例をリセットして、そして、国の方向でやろうとしている。 ひもづけのところ、今もそこまでいっていないんだとなりましたが、自治体が持っている17項目、国民健康から全て、それがひもづけされてしまう。しかも、許せないのは、個人の自由ですよ、持つのは自由ですよというならば、なぜ、そこに大きなお金をかけるんですか。つくれば5,000円とか、銀行口座にひもつければ7,500円、全てで2万円。このような税金の無駄使い、そこまでやってやる必要があるのか。 ロシアや中国の問題、見ていただければ分かるように徹底した監視社会です。そういうことに道を開いていく条例であると、そこに結びついている予算でもあると。こういうことを一人一人の議員の皆さん考えていただいて、この反対の方向で考えていただきたいと。 それから、組替予算を出すべきだというふうにありました。予算が否決されれば、当然それに対して組替えの予算を執行部が出してくれるわけです。だから、そこまで我々考えておりませんけれども、そういう手順あるわけですので、何も、あんた方、組替予算出さなければ、反対する意味ないというような言い方は、ぜひ謹んでいただきたい。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 一志議員。 ◆21番(一志信一郎) 21番、一志信一郎です。 議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算に賛成の立場で討論します。 まず、反対議員の討論発言通告書等の、また、その他から述べさせていただきます。 まず、1つは、保育行政の民営化についてです。 これは、働く保護者の増加によって、こども園に預けたいというニーズは高く、特に未満児についてのニーズが増加している状況にあって、ここ数年、待機児童が発生しています。このようなことから、公立と私立が相まって保育を実施し、待機児童ゼロを目指すべきであります。 市が予定する民営化は、委託であって移管ではありません。このため、公設民営としての園の名称の変更はなく、市が責任を持って運営され、引き続き地域とともに歩む園が存続していきます。 2つ目です。地下水についてです。 地下水の保全、涵養、適正利用などについては、実施計画の重点施策に位置づけられており、水資源対策費、公害対策費で、水質検査費など必要予算が計上されています。また、このたび、令和4年度から5年間を計画期間とする安曇野市水環境行動計画が策定されましたが、この計画に沿った予算となっていると思います。 次に、3つ目でありますけれども、令和2年度安曇野市一般会計の決算認定の評価をして、令和4年度の予算に反映されているか疑問だということが載っていますが、新年度は、一つ例に取って言いますと、商工部に商工観光スポットを設け、ほりでーゆ~四季の郷を傘下に置き、マウンテンバイクのコースを管理し、北アルプス山岳登山の基地を管理し、安曇野市の総合的な連携を取った環境地域をつくる計画である。また、自転車活用推進計画の基本方針の中にスポーツによる健康づくり施策として、各教室を予定、体育向上等施設として位置づけている。 これによって、地元産業の育成、協力や市内宿泊施設の利用や商工観光部、農林部等、関係団体との連携により、地元産業の活性化も期待されます。よって、あらゆる分野が連携することにより、地域一体化が取れる。 よって、令和2年度からの反省、評価に基づいた工夫された令和4年度の安曇野市一般会計予算であると思います。以上によって賛成いたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 増田議員。 ◆15番(増田望三郎) 15番、増田です。 議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算について賛成の立場で討論いたします。 今回は、1点だけ言及いたします。新年度にも予算計上されている5歳から11歳の小児におけるコロナワクチン接種についてです。 本市では、対象児に対し2月25日にワクチン接種券を送付し、明日19日より接種がスタートします。このことについて、私のところにも、保護者から子供のワクチン接種について不安があるという相談を何件も受けております。 私自身、2回のワクチン接種を受けており、ワクチン接種自体を否定するものではありませんが、この年代の子供たちへのワクチン接種についてはどうなのかと、自分なりにも改めて調べ、考えてみました。 そんな中で、大阪府泉大津市の南出市長が、「健康な子どもへの接種に合理性を見出せない3つの理由」という動画を、泉大津市の公式のホームページで発信しています。それを紹介いたします。 いわく、1つ目は、エビデンスがないということ。 令和4年2月9日の衆議院予算委員会で後藤厚生労働大臣の答弁、「オミクロン株については、5歳から11歳の直接データは現時点では存在していない」。また、薬事衛生食品審議会においても、「5歳から11歳に対して、成人と同様の効果があると推測されているのが科学的な正確な言葉」と発言されています。すなわち、明確なエビデンスがないということですね。 2つ目、健康な子供の重症化は極めてまれということです。 デルタ株流行期と比較したオミクロン株流行期の発生届時の肺炎以上の症例割合の比という資料があります。厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会)、2月10日の会議の資料なんですけれども、これによると5歳から11歳では、デルタ株のときが0.2%だったのに対し、オミクロン株では0.08%となっており、重症化割合が総体的に低くなっています。 「オミクロン株は、若年層にとっては軽症で推移する季節性のインフルエンザ並みの感染症であり、高齢者や基礎疾患のある人にとっては、季節性インフルエンザよりも重症化しやすい感染症である」という、大阪府のコロナ対策本部会議専門家座長の発言もございます。 3つ目、副反応のリスクが高いということです。 2月18日開催されたさきの予防接種・ワクチン分科会での資料によりますと、2年間の累積コロナ死亡者数は、10代で4名であるのに対し、ワクチン接種後の死亡は5名、重篤患者数は398名となっています。 また、一足先に5歳から11歳のワクチン接種を行っているアメリカでの、5歳から11歳のワクチン接種の副反応調査という調査がございまして、これは公開されているものですが、2回目の接種者数2万9,899名のうち、7.4%が日常生活に支障、10.9%が登校できないという調査結果が出ております。 以上、私は、ワクチン接種の反対派でも、推進派でもなく、慎重であるべきだと考えています。まして、みんなが打つから打ったほうがいいとか、打たないと肩身が狭いとか、こういった同調圧力の中で打つべきではなく、一人一人がしっかりとこういった材料も得て、考えて決めることだと。その意味で、今回、健康な小児についての接種は合理性が見出せないとする意見については賛同するものです。 本市においても、5歳から11歳の接種については、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持った上で保護者の方の意思に基づいて御判断くださいと、しっかりとホームページで案内されています。 本市としては、接種券の一斉送付を既に行い、あしたからの接種が始まるわけですが、保護者の判断材料の一つとしてお伝えしたい。また、本市行政に対してもこのことをお伝えしたいと思い、本討論の形で発言させていただきました。 新年度予算案を認め、行政の確実な執行を支持するものです。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより議案第25号 令和4年度安曇野市一般会計予算を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立多数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 ただいま議題となっております議案第26号から議案第37号までの以上12件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 次に、議題のうち、議案第26号 令和4年度安曇野市国民健康保険特別会計予算、議案第27号 令和4年度安曇野市後期高齢者医療特別会計予算、議案第28号 令和4年度安曇野市介護保険特別会計予算、議案第29号 令和4年度安曇野市上川手山林財産特別会計予算、議案第30号 令和4年度安曇野市北の沢山林財産特別会計予算、議案第31号 令和4年度安曇野市有明山林財産特別会計予算、議案第32号 令和4年度安曇野市富士尾沢山林財産特別会計予算、議案第33号 令和4年度安曇野市穂高山林財産特別会計予算、議案第34号 令和4年度安曇野市産業団地造成事業特別会計予算、議案第35号 令和4年度安曇野市有明荘特別会計予算、議案第36号 令和4年度安曇野市水道事業会計予算、議案第37号 令和4年度安曇野市下水道事業会計予算の以上12件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第26号、議案第27号、議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第36号、議案第37号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、議案第38号から議案第42号までの以上5件の、その他議案について一括して審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、ただいま議題となっております議案第38号から議案第42号までの以上5件については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより、議案第38号 債権の放棄について(地方自治法第96条第1項第10号)、議案第39号 公の施設の指定管理者の指定について(安曇野しゃくなげの湯)、議案第40号 市道の廃止について、議案第41号 市道の認定について、議案第42号 安曇野市・松本市山林組合規約の変更についての、以上5件の議案を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第38号、議案第39号、議案第40号、議案第41号、議案第42号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち、令和3年陳情第13号、令和3年陳情第14号、陳情第1号から陳情第3号までの以上5件について一括して審議します。 これより質疑に入ります。 委員会審査報告に対する質疑の通告がありますので、順次、発言を許します。 初めに、陳情第1号について審議します。 陳情第1号について、質疑の通告者は2名でございます。 最初に、18番、内川集雄議員、発言を許します。 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 18番、内川集雄です。 陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情について、委員長にお伺いいたします。 総務委員会、3月8日において開催されました。この穂高広域施設組合が運営する穂高クリーンセンターの余熱利用施設、あづみ野ランドに係る陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書を審査し、賛否同数となり、委員会条例第17条第1項の規定により、委員長採決で採択されました。 市議会会議規則第136条第1項及び先例73からして、審査、採決に疑問を覚え、委員長が決した判断基準をお伺いいたします。 ○議長(平林明) 小林総務環境委員長。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 9番、小林陽子です。 ただいま内川議員より質疑がございました件ですが、市議会会議規則第136条第1項及び先例73ということでして、内容は、願意が妥当であり、かつ実現の可能性があると認められるもの。これが陳情を採択する判断基準ということで、このことに関して疑問を感じていらっしゃるということですので、お答えいたします。 まず、願意が妥当でありという件なんですが、陳情に来られた皆様、それから1,200筆を超える署名を携えてこられたわけですけれども、そうした市民の方々、利用者の方々が、あづみ野ランドのプールを、健康維持に大変愛用をされているというありがたい状況ですけれども、その市民の方々にとって、プールを残してほしいというそういった願いというのは、妥当ではないかというふうに私は判断をいたしました。 また、安曇野市では、市営のプールもほかにもなくて、またほかの利用者の方からも、施設の今後について、何の説明もないということを不安に思っていらっしゃるということもお聞きしておりますし、陳情にもそのように書いてありました。陳述もそのようにいただきました。 ですので、やはり関係者に対しては、説明を含めて丁寧に進めてほしいというお願いがありまして、その願意は妥当だというふうに判断をさせていただきました。 かつ、実現の可能性があるということですけれども、これは、ただいま広域組合のほうで出ている案は、プールを廃止してお風呂にする案、それからプール全体をリニューアルする案ということで、とてもお金がかかるプランだなというふうに、2月18日の広域議会の際に私も感じたわけです。 なので、お金をかけずに延命する方法。こういったことも、今まで具体的に検討に上がったことがないのです。ですから、検討してみる価値はあると、そのように考えます。ですので、陳情で上げていただきましたお金をかけないでプールを何とか維持できないでしょうかということも、一度検討してみる価値はあると思います。それで判断をいたしました。 以上です。 ○議長(平林明) 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 内川です。 今、委員長から答弁をいただきました。 判断基準として、会議規則136条の1項及び先例73、採択の判断基準、今、委員長申されました。もう一度、私のほうからこの基準申し上げます。 採択すべきものは、願意が妥当であり、かつ実現の可能性があると認められるもの。不採択すべきものは、願意が適当でないもの、または願意が適当であっても実現の可能性が認められないものとなっております。 私が、なぜここでお聞きしたかというと、答弁を聞いて今お聞きするわけですけれども、総務環境委員長の小林陽子委員長は、穂高広域施設組合、2月定例会、令和4年2月18日に提出されました議案2号、令和4年穂高広域施設組合一般会計予算案に賛成をしております。また、同組合に提出された陳情、「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書にも賛成をしております。 私は思うのは、片やプールを廃止して浴場にするといった大規模改修することには賛成しているわけですね。また、プール存続などを求める陳情にも賛成しているわけです。これ、私としては矛盾を感じるわけです。願意妥当だとおっしゃっていましたけれども、私は本来、議員としての筋道を通すのであれば、令和4年度穂高広域施設組合一般会計予算案は、私だったら反対します。そして、陳情は賛成となるのが私は普通だと考えます。 穂高広域施設組合にも提出された同様の陳情、「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書の総務環境委員会の審査における、先ほど申し上げましたけれども、賛否同数で委員長の採決に至ったわけです。穂高広域施設組合で否決されたものが、ここで本当に実現可能なんですか。私は、自治法からいっても、ちょっといささか無理あるのではないかなと思っているんですけれども、もし、その自治法の関係で間違っていたら、また御指摘していただければと思います。 私は、ちょっとこの辺のところは、今おっしゃったとおり実現の可能性は、2月18日に穂高広域施設組合で同陳情は不採択になっておりますから、ここで採択しても実現できないのではないかな、私は思って今お聞きしたわけです。 そして、もう一つ、またこの辺のところもう一度お聞きしますけれども、もう一つ付け加えてお聞きしたいのは、あづみ野ランド施設検討委員会からの結果報告書を、市民、陳情者及び署名された方に説明されたのか、お聞きします。 この報告書では、あづみ野ランドのプールは要らない、廃止ということをうたっているわけですね。この辺のところを、やっぱり陳情者に丁寧に、「今こういうことでこうなんだよ、だから、皆さん、迷惑施設受け入れているところは、受け入れているところの声を大切にしていかなきゃいけない」、そういうように議員として説明するのが正しいことかなと私思っていますんで、もう一度、今、併せて委員長にお聞きいたします。 ○議長(平林明) 小林総務環境委員長。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 9番、小林陽子です。 追加の質問いただきました。 まず、すみません、最後におっしゃった陳情者に迷惑施設の補償だということを、きちんと言い含めましたかというお話だったんですけれども、私の立場としてはそういったことはしておりません。 ただ、陳情者の方、穂高広域施設組合のほうにも陳情に来られまして、当委員会のほうにも陳情で陳述していただきました。その中で、迷惑施設の補償だということは知ることになったと思いますので承知はされているかと思います。私のほうでは説明はしておりません。 それで、最初の御質問なんですけれども、プールを廃止する前提の費用が盛り込まれた予算案に私が賛成したではないかと、矛盾するんじゃないかというお話なんですが、これは、正確な事実認識の下に議論をしていただきたいと思うんですが、令和4年度は改修の詳細設計のための委託料です。この費用が盛り込まれているというだけでして、改修案が議案として可決されているわけではありません。私、質疑でも確認をしたんですけれども、提示されたのはあくまでも案であり、1年かけて現場調査をしながら固めていくという、そういうお答えをいただいております。 それで、もう一つ、組合議会で不採択とした陳情を採択して、市議会として組合、管理者への意見書を送るということが矛盾するのではというお尋ねですけれども、これに関しても組合議会のほうでは、安曇野市議会から議長を除かれては8名ですね。それから他町村議会から10名の議員、合計で18名の議員の方が、陳情に対して採択、不採択ということを意思を表明されたわけです。他町村の議員の方が、御自分の自治体の利益を考えて不採択とすることは十分理解はできます。私はそれはそう思います。ただ、仮に、安曇野市議会の議員8名が全員採択に動いたとしても、不採択になるということもあります。 そして、今回は、市議会に陳情されたものでありまして、私ども市議会としては市民を代表する市議会ですので、市民の方からの声を、組合議会ではなく管理者に届けるということには矛盾はないと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(平林明) 内川議員。 ◆18番(内川集雄) 内川です。 今、答弁をいただきました。 私、一つの自分の解釈では、要するに新しく、プールを廃止して、入浴するための準備の設計とかそういうのが予算に入っているわけで、三千幾らだったかな、その辺が入っているわけですね。 これって、当然プール廃止ということなんですね。設計をするということは、もうプールなしで設計するんだよということであるならば、もうその序盤から、これは駄目だよというのが普通だと私は思います。 市民の声を聞く、安曇野市議会に出してきた。どうしても私としては、ある意味、自治法上の関係からしても、市民の意見だから、安曇野市議会に出したからという、この辺のところ、どうしても私は納得できないと思います。 総務環境委員会審査の中で審査する中で、やはり市民の声を伺い、そして審査する。それだったら、やっぱりここに関わっている1市1町4村の地域のこの施設を利用する人たちの声、状況とか、そういうのを委員会に、この1市1町4村というのは、もしかしたら分からないんではっきり言いますけれども、安曇野市、1町、池田町、4村、松川村、生坂村、筑北村、麻績村のことでありますけれども、この辺のところの考えなども委員会審査に入れてしっかり審査したのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。 以上です。 ○議長(平林明) 小林総務環境委員長。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 9番、小林陽子です。 ほかの町村議会の方の意見を、委員会の中で審査したかということでございますが、そのことは特に審査してございません。 それと、今、あづみ野ランドのプール施設です。建設から25年以上たちまして、老朽化はどちらにしても待ったなしです。ですので、新年度予算で大規模改修のための設計をする予算というのは、これは必ず必要だと私は思います、先に進めていただくわけには。 ただし、先ほども申し上げたように、これは議案として可決されたわけではありませんので、1年かけてしっかり検討していくということでしたので、そのように進めていただきたいと思います。 加えて申し上げますけれども、2月18日の組合議会では、プールをなくしてお風呂にするというプランが約7億円、それから全面改修をすると、建て替えるということで11億円の、この2つのプランが直前に出てきたわけです。ですけれども、これのほうが、この費用がかなり多額でして、私、感覚なんですが、実現の可能性が低いのではないかというふうにも感じました。 それよりも、こういう課題にぶち当たったときは、元に立ち返って考えてみるということも、一つ必要ではないかと思います。とにかく古いものを壊して新しいものを造るというだけではなくて、多くの方に親しまれている今ある施設を延命して大切に使うこと。これは、地域の資源を有効に生かして地域のためにもなる、そういう大事な施策だと考えております。 ですので、これをとにかく、最初に申し上げたように、お金をかけずに延命する方法というのも、今まで検討に上がったことがございませんので、それをしていただく。そういうお願いをする意見書を、管理者に市議会としてお送りするということについて、私は賛成をするものでございます。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、7番、橋本裕二議員、発言を許します。 橋本議員。 ◆7番(橋本裕二) 7番、橋本裕二です。 今の内川議員からの御質問と重なるところも多いんですが、ちょっと重ならない点だけ、すみません。「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書に関しまして質疑させていただきます。 総務環境委員長にお伺いしたいのですが、本陳情に賛成した理由、思いとして、あと少しだけ詳細な部分をお伺いしたいと思います。 おっしゃっておられたように、広域施設組合としてプールを廃止してお風呂だけ残す案7億、プールとお風呂の双方を大規模改修して11億、そういう2案が検討されていたと私も聞いていますが、一方で、平成30年に、さらに小さな規模の小規模改修案を、調査、検討されていたというのも聞いております。そちらでは、プール、お風呂の双方を現状のまま長寿命化する場合に、向こう20年使えるということなんですが、工事費としては3億円強という、こういう具体的な調査も行われていた事実があります。 先ほどのお話伺っていますと、委員長としては、やはり小規模改修案でいきたいというお話かと思います。具体的に3億強という工事費も出ていますが、その点どういうふうに思われますでしょうか。お願いいたします。 ○議長(平林明) 小林総務環境委員長。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 9番、小林陽子です。 最終的に採択と判断した理由と、それから、もう一つ、付け加えの御質問いただきました。 まず、最終的に採択と判断したのは、地元の意向を反映したとされる経緯に疑問を抱いたためです。 以前から地元区の方々から、プールを残してほしい、知らないうちに決められてしまったという声は、私のところにも届いておりました。また、穂高広域施設組合において、改修の方向性を検討するために立ち上げた諮問機関であるあづみ野ランド施設運営検討委員会による地元の意向をまとめたとされる検討結果にも、施設改修及び運営について、関係者への丁寧な説明を行いながら検討を進めることを、強く要望いたしますとありました。 2月に行われた組合議会の質疑で、地元区の住民の方々の意向をどのように確認したかを、組合のほうに質問を私もしました。質問したところ、アンケートや説明会などの方法は取られていないとのことでした。また、利用料を払って誰でも利用できるそういう公的な施設でありますので、地元の方にも加えまして、利用者も含めました関係者にも説明会を開催するなど、説明の場が必要であるのにそのような場もないということです。 このように、住民合意のプロセスは不透明だというふうに感じました。 加えまして、プールは廃止して、新設ありきの進め方にも疑問を持っています。 意見書案にもありますように、4年前に老朽度調査が行われ、なるべくお金をかけずに老朽化に対応して、施設を延命する見積りもされていたことが分かってきています。組合を構成する自治体にもこれはメリットがあり、また、住民の方々の要望にも合致するやり方ではないかと思いますけれども、組合議会にはその詳細は示されず、一切に議論もされていません。 現在、組合のほうには積立金が約6億円と、それから新しい穂高クリーンセンターのほうで売電収益が結構上がりまして、年に1億円見込まれると、これは大変喜ばしいことなんですけれども、そういう状況でして、先日の組合議会で明らかになりましたのは、今まで使っていた古いクリーンセンターの施設の解体に、地上部だけでも5億円がかかるという状況です。それなのに、7億円か11億円かの2択しかないと。そうした費用の高いプランを、どっちかを取ったほうがいい人がいるのか、私にはちょっと理解ができません。 組合議会については、2月18日の定例会では、あづみ野ランド改修案が提示されましたが、事前に十分な調査や検討をする機会は与えられず、そのまま詳細設計の費用が盛り込まれた予算案の賛否を決めざるを得ない状況でした。議会運営を決める議会運営委員会もなく、結果的に『                   』問題があると感じております。 こうした経緯から、現在の管理者である太田市長には、陳情にある市民の方々の声を受け止めていただき、改修計画の再検討、住民や利用者への丁寧な説明をしながら進めるべきと考えまして、私は委員会の採択に至ったものです。 先ほど橋本議員から御質問がありました延命する方法ですね。そのことについても承知をしております。 以上です。 ○議長(平林明) 橋本議員、よろしいですか。 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 これより、順次討論を行い、採決いたします。 陳情第1号について、討論の通告者は2名でございます。 最初に、宮下明博議員、発言を許します。 宮下議員。 ◆19番(宮下明博) 19番、宮下です。 陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書に反対の討論をいたします。 あづみ野ランドのプールにつきましては、私は複雑な心境であります。新ごみ処理施設建設の前までは、あづみ野ランドのプールを含めた大規模改修を、私も主張してきました。 この施設は穂高広域施設組合の施設で、ごみ焼却炉建設、つまり、迷惑施設の補償の施設だということは重々承知しておりますが、年間の運営費約7,000万のうち5,000万円を安曇野市が負担していることから、プールについては、特例債を前提にして安曇野市独自で増設してもよいと考え、風呂、スポーツジム、飲食のスペースは改修をして、相乗効果で利益の出る施設にどうかと。これは、当然、狐島地区の皆様には、協定書の内容の部分は無料ということですが、そのような大規模改修を提案してきた経過がありました。 しかし、今回、なぜ反対の討論かといいますと、現在のプールは多額の改修費用がかかります。そして、現在のプールを改修しても、運営費用の軽減はほとんどできないと思います。私の考えとは全く異なります。 そして、そもそもこの施設は、ここに、平成2年10月23日に、管理者と狐島地区、下木戸地区の間で結ばれた協定書がありますが、内容は、平成3年度着工のごみ焼却炉建設に対する狐島地区と下木戸地区への、迷惑施設としての補償の内容になっております。多岐にわたっておりますが、あづみ野ランドもその一環で建設をされ、この中に、下木戸町会の意見を十分聞いて建設をするという文言が入っております。したがいまして、狐島地区と下木戸地区の意向が、さも重要と考えます。 令和元年12月に、地元の関係者が主体で構成をされましたあづみ野ランド施設運営検討委員会が設置をされ、令和2年3月27日に検討結果が報告をされました。現在のプールは支出要素が多く、今後、入場者増が見込めないため廃止をするという内容になっております。私は、これが全てで決定的だと思います。 また、令和4年、穂高広域施設組合予算案に、プールの廃止を前提とした大規模改修の設計業務委託料、これは先ほど質疑の中にありましたけれども、これはプールを廃止してという内容を説明された後の設計委託料3,878万6,000円が計上されて、可決をされました。 地元の意向を尊重し、予算案にも賛成し、可決されましたので、陳情第1号に反対の討論といたします。 この後に、日程第8で議員提出議案がありますが、それが意見書の提出でありますけれども、私、そこに通告をしてございませんので、意見書につきましても反対の討論をいたします。 意見書につきましては、手順を踏んで、プール廃止の方向で廃止に向けた予算案が、広域。 ○議長(平林明) 宮下議員、意見書については、後でお願いしたいと思います。 ◆19番(宮下明博) 通告をしていなくてもいいわけですね。 ○議長(平林明) 通告をしていなくても、なしですので。 ◆19番(宮下明博) 分かりました。 意見書につきましては、それでは、その日程第8で述べさせていただきます。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、20番、小林純子議員、発言を許します。 小林純子議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書の採択に賛成の立場で討論いたします。 まず、ただいまの反対討論の認識についてですが、あづみ野ランドは、地域の人々にとっては、迷惑施設であるごみ焼却施設を建設するに当たっての補償の一環で提供した施設なので、その改修についても、地元地区の意向であるプール廃止を前提とした大規模改修で進めるべきとのことですが、そこには幾つかの問題があり、くしくも本陳情は、それら幾つかの問題を気づかせてくれるきっかけとなりました。 問題の1つ目は、あづみ野ランドの改修は、地元地区の意向のみを反映すればよいのかという点です。 地元住民のための福利厚生施設として提供されたものとはいえ、安曇野市民をはじめ、組合構成市町村の皆さんが、入浴だけではなく、プールを利用した水中運動で体力づくりや健康増進、病後のリハビリや障害者の療養など、広く利用されるようになっているあづみ野ランドです。 利用している人々の意向も十分に反映されなければなりませんし、もとはと言えば、組合を構成する市町村の税金で整備した施設ですから、地元住民の意向だけで決めてよいというものではありません。 問題の2つ目、改修費用をどう用意するか検討されていないことです。 穂高広域施設組合の新年度予算に、プール廃止を前提とした大規模改修設計業務委託料3,878万6,000円が計上されたというのですが、7億円とも言われる改修費用をどう調達するか説明はありませんでした。説明もないのに予算を通した組合議会にも疑問を感じながら、個人的にこの点について聞きました。今あるごみ焼却施設整備基金の全てである6億円と、この1年間の売電収益1億円、合計7億円でということでした。 しかし、これでは基金がゼロになってしまいます。古いごみ焼却施設の解体工事には5億円以上か、もっとかかると言われております。先ほどの委員長答弁のとおりです。また、松糸高規格道路のルートにし尿処理施設がかかっていて、移転するかどうか、どうするのかということでも相当のお金がかかります。 地元住民の要望ということで、サウナ、水風呂、電気風呂、岩盤浴などを設置するとか、飲食施設やスポーツジムもという計画になっているのですが、そのために、今ありったけの7億円をかけて改修するのか、これまた大問題だと思います。 ここで、7億円の予算について重要な情報がありましたので報告いたします。 穂高広域施設組合の管理者の太田市長も、よくお聞きになってください。もしかしたら御存知なのかもしれませんが、平成30年度に実施されたあづみ野ランドの老朽度調査の報告書を情報公開したところ、そこには、44ページにわたって、あづみ野ランドの修繕改修の概算工事費がまとめられておりました。今ある形を生かし、プールも浴場もそのままの必要最小限の工事で、総額3億1,814万4,000円となっていました。 プールを残した改修だと11億円近くかかると説明されました。3億円ちょっとで改修する方法もあったわけです。これは一切聞いておりません。これを、この施設運営検討委員会に提示して検討してもらった結果が、7億円の改修計画に膨らんでいるということですから、ここを再検討する必要があります。 そして、問題の3つ目です。陳情者が、良好な維持・運営を求めている点にあります。 私は、この穂高広域施設組合議会の議員として、平成15年から今日まで、断続的ではありますが10年間関わってきました。そして、ここ5年ほどは、あづみ野ランドの利用者としてお世話になっております。 その長い関わりの中で分かってきたことがあります。迷惑施設の見返りとして提供されたあづみ野ランドは、元から収益性を期待されておらず、漫然とした運営が続いていたということです。平成23年頃だったかと思いますが、組合の理事が、「あづみ野ランドは自然消滅でいく」と言っていると聞き、妙に納得したことを覚えています。 いつの間にか午前中の営業がなくなり、そうなると当然食堂の売り上げは伸びません。平成19年には食堂は廃止になりました。平成24年、スポーツジムで不祥事が起これば、それを改善につなげようとはせず、これまたさっさと廃止になりました。熱交換器が故障したまま放置されているという話も聞きました。その頃から毎年の赤字が1,000万円増えました。最近ではウォータースライダーも故障したまま、雨漏りも修繕されていないままです。それなのに修繕費は毎年1,000万円以上かかっています。 再び、同じこの地にごみ焼却施設を建てることになり、あづみ野ランドは自然消滅するわけにはいかなくなってしまいました。あづみ野ランドは、これまでの運営のつけが一気に回ってきてしまった、これが今の状況です。 以上、「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書は、あづみ野ランドの現状とその問題点をしっかりと捉えた内容であり、採択されるべきものと考えますので、賛成討論といたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 召田議員。 ◆17番(召田義人) 17番、召田でございます。 本件につきまして反対討論をいたします。 この施設を造るに当たりまして、皆さん、よくお聞きになってもらいたいと思いますが、どれだけこの30年前に担当者が苦労したか。この名前が出るだけでも、先ほど委員長からの説明があったように猛反対です。やっとのことで、あそこへ施設ができたわけです。 私もその隣の区でありまして、猛反対をいたした経緯がございます。何しろ真っ黒い煙が出る、そして白い壁は黒くなる、それからすすが飛んできて、一番大事なワサビの葉っぱについちゃう、それと洗濯物に臭いがついちゃう。今はそういうことはありません、今は施設がよくなって非常に良好だと思います。 そういうことを考えずにいろいろ議論しているわけですが、これは地元の誠意があって、地元の人たちがこれでいいよという条件を飲んだわけですから、やっぱり地元優先ということを考えていただきたい。 それから、先ほど来、地元に対して説明がない。狐島地区というのは、上木戸、下木戸、中木戸と3つの区があって狐島という区があるわけです。そこの代表者が検討委員会に1人ずつ代表を出して、年に2回も3回もこの議論をしているわけです。それについて、1月の始めにみんな総会を開いて、それぞれの個に説明をしたり、回覧をしているわけです。それが説明がないとか、いろいろそういうことをおっしゃっているようでございますが、それは決してありません。それは確かに一部の声であるかもしれません。そういうことを考えていただきたい。 それから、解体費用のめどが立っていない。これは全く議論がないということではありません。この間の定例会でも、資金につきましては売電費用が1億ちょっと入るという。それから松糸道路で、し尿処理場、これの補償料として入ってくるということでございますので、その資金計画は広域の議会に聞きましたが、組合の局長に聞いてお話を聞きました。その中では、10月の定例会には発表できるということをお聞きしております。 そのようなことで、とにかくこの施設の原点に戻っていただいて、あそこに施設がなければ、あそこの地元の人たちが、もし、この場所から出ていってくれと言ったら一体どうします、皆さん、自分の区へ来ますか。そういうことをよく考えて議論してもらいたい。 それから、協議会と地元の区のきちっとした約束をしてあるわけですから、約束を破るなんてことは、これは絶対できないわけです。協定書にきちっと書いてあります。過去何年間の、昭和59年からあります。これは副市長が一番、そのときの担当者していたわけですから分かっているはずですけれども、それからずっと議事録取ってきちっとした書類もあるわけですから、何しろ、皆さん、しっかり地元の誠意というか、地元のことをお考えになって議論していただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 橋本議員。 ◆7番(橋本裕二) 7番、橋本裕二です。 陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書に賛成の立場から討論させていただきます。 まず、私は、狐島、そして安曇野の全市民の方にとって、よりよい施設となってほしいと、そういう気持ちでおります。 あづみ野ランドのプールですが、先日、子供と行って泳いでまいりました。サイズも大き過ぎず、小さ過ぎず、ジャグジーもサウナもありまして、とても心地よいスポーツ施設となっております。ぜひ皆さんも御自分で行ってみてください、子供も大喜びでした。 プール廃止の理由に、今後も入場者増が見込めないためとありますが、このあづみ野ランド、そもそも市民の皆さんにあまり知られていません。施設の積極的なPR、これも見聞きしません。また、穂高プールも去年の夏に営業を終えたばかりです。プール難民となった皆さんが、今年から新たに通うようになることは十分に考えられます。 このような状況で、プールは利用者が少ないから不必要、そう判断するのは時期尚早だと考えます。しっかり取り組めば、営業面からの収支の改善は可能かと思われます。 では、6市町村で11億円かけてプールもお風呂も改築しよう、そのようには私も思いません。今、小林純子議員の討論でもありました小規模な改修案、これは3億2,000万円程度ということです。こちらには、屋根や外壁の改修や体育館の修繕、あと空調、エレベーターの取替え工事まで全て含まれていて3億2,000万円いうことです。 できるだけ費用をかけずに、大きな変更は加えずに長寿命化していく、これが時代の流れではないでしょうか。 高齢化が進んだ安曇野市でアンケートを取れば、プールは要らない、お風呂だけで十分、こういうふうになることは想像がつきます。ですが、安曇野市が目指すべき未来の姿、子育て世帯がたくさん居住するまちを想像していただきたいと思います。その未来の子供たちにぜひ聞いてみていただきたいと思います。お風呂がいっぱいある安曇野市がいいのか、それとも1つでもプールがある安曇野市がいいのか。できるだけ少ない費用でプールを残したまま現状を延命する第3のシナリオを、ぜひ検討し直していただきたいと思います。 市民の皆さんには、どんどん水泳をしていただいて、健康増進を図り、医療費のほうを削減していく、そういう方向でお願いしたいと考えます。 以上、賛成討論といたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 内川集雄議員。 ◆18番(内川集雄) 18番、内川集雄です。 私は、今日は、後は静かにしていようと思ったんですけれども、今、橋本議員の賛成討論聞いて、違和感をちょっと覚えました。 反対討論するわけですけれども、委員長質疑のときに、プール、賛成したけれども、プール云々言っていましたけれども、プールを浴場にするといった大規模改修の詳細設計に必要な事業が盛り込まれている。ですから、盛り込まれている令和4年度穂高広域施設組合一般会計予算案は採択されているわけですね。ということは、先ほど私申し上げたとおりプールは廃止だよという。廃止して、しっかり入浴施設リニューアルになるんでしょうか、設備をしっかり新しく更新するということだと思います。 それと、橋本議員言った、安曇野市が、安曇野市民、そして、狐島の皆様方がよければいいというようなニュアンスの発言がありました。本当に安曇野市、市民、穂高地域、狐島の皆さんがよければいいんですか。 さっき、私、質疑のときにも申し上げましたけれども、1市1町4村の皆さんがお金を出しているんです。特にある町は、大変な状況の中から出しているんです。ある村は、過疎化になりつつある大変な人口減少の中から出しているんです、幾ら人口割といっても。そういう人たちの、私はある意味、このような人たち、この地域に暮らす人たちの思いも、幸せも、福祉も含めて、安曇野市だけよければいい、そういうものではないと思います。 ぜひ私は、ある意味議員であったら、特定のことばっかりではなくて、安曇野市には、おぎゃーと生まれた子供から100歳を超える市民がいるんです。そういう全てのことを思って議員活動をして、議員活動なのか、議会活動なのか、わけの分からないようなことはせずに、きちっとやっていただきたい。そう思います。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 井出議員。 ◆14番(井出勝正) 14番、井出です。 今の内川議員の発言は、非常に議員を侮辱すると言いますか、不適切な発言だと私には感じられます。 橋本議員、狐島の人たちさえよければいいとか、安曇野市民だけでいいなんて一言も言っていないですよね。そういうことは、何ていうのかな、捉えるというか、上げ足を取るというか、そういうことは厳に慎んでいただきたいなというのが私の率直な思いです。 私は、この陳情に賛成です。 私は、広域組合の議員を務めたことがあります。そこで、クリーンセンターの建て替えに賛同した者です。その議会の中で、私は古い建物をどうするんだと、解体費用かかるんじゃないですかいう質問したけれども、明確な返事といいますか、きちんとしたものがそのとき得られなかった。私の記憶では、交付金など助成があるからその点は大丈夫。理事者の皆さんが大丈夫というなら、それはいいのかなというふうに思ってしまった点があります。 自分としては、とても反省しております。新しい煙突が建ったのに、古い煙突が2つも並んで建っている、これは異様ではないでしょうか。こういうことこそ問題です。 7億円、11億円。先ほど内川議員は、安曇野市だけじゃなくて1町4村考えてくださいとおっしゃいました。過疎で苦しんでいるところ、11億円のうち、あんたは何億円出してくださいってこと言えますか。むしろ、それこそ問題ではありませんか。 だから、委員長と先ほどの賛成討論にもありましたように、小規模改修でやっていくことができますよという、現に試算をしたわけですから、できるわけですよね。何も、狐島の皆さんとのお約束を破れとか、ここで全て解体しないとか、そういうことを言っているわけじゃないんです。今ある施設を上手に使って長持ちさせましょうというのが、この陳情の意見であり、採択した方向なわけです。ぜひそこのところを御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 猪狩久美子議員。 ◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩久美子です。 陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書に賛成の立場で討論をいたします。 今回は、あくまでも安曇野市議会に出された陳情です。穂高広域施設組合議会で令和4年度の予算案、可決されてきたことを挙げられていますけれども、それとは別に考えるべきと考えます。 あづみ野ランドは、穂高クリーンセンターのごみ焼却の余熱を利用した、いわゆる地元への還元施設というふうに承知しております。しかし、浴場やプール、そして体育館など、建設以来25年間、地元の皆様のみならず、構成町村も含め、幅広い方々の健康の維持や増進、そして憩いの場、交流の場として今まで利用されてきています。 25年の歳月による経年劣化や老朽化は発生しますので、改修は当然必要になってきます。地元の関係者で構成される施設運営検討委員会からは、施設改修及び運営について、地元住民や施設利用者などへの説明を行って検討するよう要望があったにもかかわらず、先ほども言われているように、アンケート、それから説明会などが取られていない。こういった丁寧な説明や意向調査がなかったということは、不十分さが十分ここに表れています。 市営穂高プールが廃止になった現在、あづみ野ランドのプールが、小規模ではありますけれども市内唯一のプールとなりました。このプールで、アクアビクスを行っている方からは、「プールがなくなるというふうに突然聞いたけれども本当になくなってしまうの、みんなびっくりしているんですよ。股関節のリハビリのために通っている方もいて、プールがなくなるととても困ってしまう」、こんなふうに言っておられるという話を伺いました。 また、療育手帳や障害者手帳をお持ちの方たちには減免があります。そして、安心して利用できています。障がいをお持ちの方たちにとって、大規模で大勢が利用する施設より、小規模施設であるがゆえ、安心して利用できるメリットがここにあるわけです。こうした方たちへの配慮に欠けた進め方では、ここを利用されている方たちは行き場を失ってしまいます。 利用者の皆さんから要望が今出されている以上、プール施設は残した上で、必要最小限の改修にいま一度見直すべきと考えますので、この陳情に賛成をいたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 増井議員。 ◆4番(増井裕壽) 4番、増井裕壽です。 私は、本陳情に賛成の立場で討論いたします。 約4年前ですか、平成30年12月定例会において穂高プール廃止条例が可決されました。そのときには、プールを廃止するまでに3年ある。その間に代替案を提案しましょうという話があったと思います。それなのに、気がつけば、今度はあづみ野ランドのプールが廃止になるという話までなっています。どうしてこうなったのか、とても残念で仕方ありません。 言わずもがな、1年中プール利用ができるあづみ野ランドがあれば、足腰を鍛え、健康長寿につなげれば医療費の削減にもなり、間接的に健全な財政にもつながります。また、狐島に住む子育て世代の家族やあづみ野ランドで働いている従業員の方からも、プール廃止を惜しむ声を聞きます。プールがなくなれば、アクアサイズなどの水中運動で利用している年配の方以外の方にも、若い世代が楽しめる場所を奪うことにもなると思います。それだけは絶対に避けなければなりません。 穂高プールもない、あづみ野ランドのプールもない、そんな安曇野市は見たくありません。よって、私は本陳情に賛成いたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 大竹議員。 ◆3番(大竹啓正) 3番、大竹でございます。 私は、本陳情に反対の立場から討論させていただきます。 そもそも、これを安曇野市議会で取り上げる問題であるか、ここに非常に疑問を持っております。よって、この陳情には反対でございます。 以上でございます。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立少数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第1号は不採択といたしました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開時間は、午後3時30分からといたします。                              (午後3時13分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後3時30分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 次に、議題のうち陳情第3号について審議します。 陳情第3号について質疑の通告がありますので、発言を許します。 12番、中村今朝子議員。 中村議員。 ◆12番(中村今朝子) 12番、中村今朝子でございます。 陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書の委員長報告に対して質疑をさせていただきます。 この陳情第3号の委員会審査において、委員より継続審査の申出がありました。その採決により賛否同数となり、委員長は継続審査としないことにされました。なぜ継続審査としなかったのか、まずその理由について委員長にお伺いをいたします。 ○議長(平林明) 林福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書に関する質疑にお答えいたします。 執行機関への質疑を含め、委員間の意見交換を経た後には討論がありませんでした。そのときに分からないから意見交換も討論もできないという理由で継続審査の申出がありました。陳情者からは事前に資料やビデオの情報も頂いておりましたし、審査のときには陳情者から直接御説明もしていただきました。その後、執行機関への質疑もあり意見交換もありました。委員の理解は進んだと考えました。 また、4年ほど前には同僚議員の一般質問でこの問題が取り上げられ、安曇野市では具体的な施策を既に行ってきているわけであります。委員は十分に認識しているものと考えました。その上、委員会の審査に臨む委員は、各自十分な準備や学習をして臨んでいるものと考えました。 以上のような理由から継続審査は必要ないと考え、継続審査を否決と判断いたしました。 以上です。 ○議長(平林明) 中村今朝子議員。 ◆12番(中村今朝子) 12番、中村です。 今、委員長から御説明がありました。様々な資料やビデオも提供されてしっかりと十分に理解がされているのではないかというお話でありましたけれども、陳情者に寄り添うことは私も大切なことであると思いますし、私もこの陳情に反対するものではありません。 しかしながら一旦継続審査として、閉会中審査でもう少し化学物質過敏症に対する調査、研究、勉強等する機会があってもよかったのではないかと思いますけれども、再度お伺いします。 また、委員長は先ほどから陳情内容をよく勉強をし十分理解もされていると、それですぐに採択すべきものと判断したというお話でしたけれども、委員長は委員の理解が進んでいるというお話がありましたが、委員の中にはもう少し勉強したいと思って継続審査の申出をされたというふうにも伺いました。 ある面で、まだそこまで委員長が理解するところまで委員の皆さんは到達されていなかったのではないかと思います。その点について、委員長としてお考えお聞かせください。 ○議長(平林明) 林委員長。
    福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 お答えいたします。 福祉教育委員会の委員の理解の進捗度に関しての認識は私とは異なるかなと思います。 先ほども申しましたけれども、陳情者の御説明をいただき、資料を事前に頂き、ビデオも見て、そして執行機関への質疑もした上で委員間の意見交換も行いました。 もし議論の点、分からない点があるのであれば、そのときにきちんと聞くこともできたわけであります。全く分からないで審査に臨むという委員はいないはずだと私は思っておりました。 そして、この香害の問題に関しましては、やはり委員の皆さんも感じたように、本当に日々の生活に苦しんでいる、被害を被っている人たちが目の前に、そして私たちの周辺にいらっしゃるということを十分に認識したわけであります。そうなりますと、どちらに結論がなるにしましても、いつまでもその問題を悠長に引きずることは許されないのではないかと考えたわけであります。 その意味で委員の理解ということと、この事案の大切さ、緊急さ、そういうこととの兼ね合いといいますかバランスの中で、私は引き延ばしていく必要はないと考えたわけであります。 各自委員は理解度の差はあれども、やはり審査に臨むに当たっては十分に対応して準備をしてくるのは、それはもう求められていることではないかと思います。 以上でございます。 ○議長(平林明) 中村今朝子議員。 ◆12番(中村今朝子) 中村です。 今、理解の認識の異なる部分があるということ、引き延ばすことも無理じゃないかという、本当に確かに目の前に苦しんでいる方がいらっしゃるということは、私も理解をするところでありますし、本当にこの陳情意見書をしっかりと提出をしていただきたいというふうに思っているわけでありますけれども、ただ委員の中では、今もしっかり勉強するべきではないかという、委員のほうの側が悪いようなおっしゃり方をされたように思うんですけれども、決してそうではなく、閉会中審査といっても本当にこの次の定例会まで本当に僅かな期間であります。 そういう中で、やはりしっかりと化学物質過敏症というものがどんなものなのか、少しでも、やはりよく分からないというふうに思っていらっしゃる方がいれば、閉会中審査として、やはり公平中立の立場を持つ委員長の立場といたしましても、その点まで考慮して勉強する機会があってもいいのではなかったかなというふうに思いました。陳情が採択されれば委員会の手からは離れます。委員の中には化学物質過敏症に対してもっと勉強したいという声もありました。何か中途半端なままで終了してしまうということに対しては、もう一度お伺いいたします。どうお考えになりますでしょうか。 ○議長(平林明) 林委員長。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 委員長といたしましては、進行は公平公正に行ったわけであります。私の個人的な意見は、その過程の中では申しておりませんでした。私は私としての思いがあるにしましても、委員長として公平公正に進行をつかさどっておりました。 それと先ほども申しましたが、それぞれの委員の理解度といいますか到達度というのは、それはそれぞれ違う部分があるかもしれませんが、先ほども申しましたが、4年ほど前の同僚議員の一般質問のそのときに議員だった人たちはもう既にその認識はそのときに持ったわけでありますし、安曇野市の中ではチラシやパンフレットのようなものを小中学校に配布しているわけであります。そしてポスターも公の庁舎とかいろんなところに貼り出してきているわけであります。 その意味で、そういうことを理解できないということは私にはなかなか理解に苦しむわけであります。もちろん勉強なり対応というのは切りがありませんから、それではどこまで学んで、どこまで対応して臨みたいのかという話になります。 ですから、さっき申しましたように、委員が十分な理解をもって対応できる体制で来るということの大切さはありますが、一方では、この被害者の方たちの大変な日常を考えますと、一刻も早く結論を導いて、もし採択されれば少しでも寄り添うことができますし、採択されなければまた違った形があるかもしれませんし、そういう思いはあったわけであります。 ですから、これはそれぞれの委員がやはり自覚を持って関わることだと私は思いますが、私は委員の方の一人一人を貶めるつもりは全くありません。一般論として、そういうことを準備をして審査に臨むということをみんながしているはずだと思っているから、先ほどのようなことを申しました。 以上です。 ○議長(平林明) 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 これより順次討論を行い、採決いたします。 陳情第3号について、討論の通告者は2名でございます。 最初に、13番、林 孝彦議員、発言を許します。 林議員。 ◆13番(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書に賛成の立場で討論いたします。 一人も取り残さないSDGs--持続可能な開発目標の思想や多様性を尊重し合う共生社会の思想などから、化学物質過敏症の認識を広め香害対策を進め、香害に苦しんでいる人に寄り添うことは非常に妥当なことだと思います。 ○議長(平林明) 次に、原案に反対の討論はありませんか。 続いて、20番、小林純子議員、発言を許します。 小林議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書、これについて原案採択に賛成の立場で討論いたします。 2012年に行われた化学物質過敏症の病態解明調査--京都大学と近畿大学によるものですけれども、日本で化学物質に過敏症状を持つ人は最新の研究に基づくと人口の7.5%と推計されているとのことです。 市場には強い香料を含む日用品が増え続け、特に洗濯物に使う柔軟剤はこの調査以降、10年間で生産量が1.4倍にもなっております。昨日の時点でさらに新しいデータが見つかりましたが、これは1.4倍どころではなく1.6倍に生産量が増えているということになっておりました。香害を訴える人は日増しに増えている状況です。 これまで安曇野市の小中学校でも3年前、この調査により香害に困っている児童生徒がいることが分かりました。今回また調査をしていただいたところでは、この化学物質過敏症のような症状が出て困っている子供は増えておりました。 これまで香りは個人の好みの問題とされ、健康被害があっても気のせいだよと言われ社会問題と受け止められることがありませんでした。 今回の陳情は、化学物質過敏症にこの当事者の方が勇気を奮って声を上げてくださったものです。その訴えの趣旨は、拡大する香害の被害を一刻も早く止めるために必要なものでした。 そして、この陳情と時を同じくして国会の予算委員会においても、この香害の問題が取り上げられました。岸田総理が香害への取組を進めていかなければならないというふうに答弁したと報じられたところです。 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情を採択し、この香害対策の後押しにつなげたいと考えます。この陳情採択に賛成するものです。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 宮下議員。 ◆19番(宮下明博) 19番、宮下です。 陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書に条件付で賛成の討論を行います。 全ての人が平等という観点から、1人でも化学物質過敏症に苦しむ人がいれば対応は必ず必要であります。賛成か反対かということになれば当然賛成です。 しかし、香りには自律神経を整えたり緊張やストレスをほぐしてくれる効果があるため、香りが必要だと思っている人も多いと思います。香りはよいイメージのため、香りという字を使った名前も結構多いと思います。香りというのが全ての害のごとく「香害」「香害」と今の賛成討論の通告書にも平然と使われております。香という名前の子が香害だということでいじめられて学校に行けなくなる子が1人でもいたらどうするのでしょうか。 私は継続審査にして、そうした配慮をどうするのか、また中川村を視察し、どういう表現で啓発をしたのか調査、研究をしてからの採決でよかったのではないかと思い、我々会派あづみ野の委員は継続審査を望んだわけですが、委員長採決で継続審査が認められませんでした。 従いまして、冒頭に申し上げたとおり賛成といたします。 先日、この陳情を大きく取り上げた新聞記事があります。化学物質過敏症を知ってという大きな記事でした。この記事にはいろいろな配慮がされた記事で、香害という文言が1か所もありません。陳情書の中には香害という文言が7か所入っております。意見書のほうは15か所入っておりましたが、今日の見直された意見書には外されておりましたけれども、陳情文のほうにはいまだに7か所入っております。 私はこれを全て「化学物質による匂いの害」に変えた陳情書にしていただきたいわけですが、陳情書の変更というのは無理だと思いますので、こういったことを慎重に取り扱っていただくことを委員長にお願いをしまして、賛成の討論といたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 一志議員。 ◆21番(一志信一郎) 21番、一志です。 今、宮下議員のほうからも出たんですが、実は私も継続でもう少し勉強をしたいというふうに思っていました。それでうちの会派としましては、この会議の学習会をいたしました。 それで、当日常任委員会のほうへ傍聴させてもらいまして、教育部、総務部、市民生活部で取り組んでいることが、私分かりました。もう一歩じっくりと、この県内初め大事なのは市内の様子を聞きたかったです。 それで今宮下議員の言われるように、できれば継続をしてみんな議員全員で勉強してはどうかというような結論まで出ましたということで、私ももうここまできましたので賛成であります。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 増田議員。 ◆15番(増田望三郎) 15番、増田です。 陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書に賛成の立場で討論いたします。 私としては、今回の委員会での審査の状況をお伝えしたいと思います。 本件の審査を行った福祉教育委員会の場において、化学物質過敏症以下CSと申しますが、の当事者である陳情者は陳情説明のために会議室はおろか市役所に入ることができませんでした。審査に向けて事前に市役所及び委員会の審査会場に下見に来られたそうですが、そのときの状況について、私個人的に頂いたメールにはこのように書いています。 庁舎に充満する香りで10分も絶えることができず窓を開けベランダへ逃げてしまいました。庁舎の中ではどこにいても物すごい匂いでとにかく恐怖です。体調が崩れてしまい、倦怠感、口の中の異常、吐き気、食欲不振などなど、症状が出てきてしまっています。という内容です。 結局陳情審査の際はどうされたかというと、庁舎の外の駐車場で待機されていて、その方は。携帯電話で審査会場とつなぎ、携帯電話越しにマイクを通じて陳情の説明をされました。 このようなやり方というか状況、我々議会でも初めてのことだったんですけれども、このことは私たちに化学物質過敏症というものを認識させるには十分インパクトがあるものでした。 御本人は今回心身共に危険を感じながらも、それでもこの化学物質過敏症の状況を何とか伝えようと、最後まで本人が説明することを模索し、その中で議会事務局でも市民に寄り添う対応をしていただき、委員会でも委員長の判断の下、そして委員会の皆様の判断の下、携帯電話での説明ということができたわけです。 そんな中でこの委員会審査において、このように懸命に陳情を行う陳情者に対し、陳情文章を読み上げるだけという、命がけでこの審査の場に来られた陳情者に寄り添うところから一番遠いところにいるような、そういう発言をされた議員がいたことに関しては大変遺憾に感じ、陳情者に対して不愉快な思いをさせてしまい申し訳なく思っています。 今回の陳情審査と採択により、化学物質過敏症についての認識が広がること、また香料等、香りについての意見書を上げることで、国の対応--先ほども首相答弁があったということが言われていましたが、国での対応が本格的にスタートしていくことになると思います。 また先ほど来、なぜ継続審査にしてもっと議論をしなかったのかと、そういう発言が何人かの方からございました。我々当然議会で陳情を採択したからそれで終わりということじゃありませんよね。勉強は継続審査になったからできるということじゃなくて、継続審査じゃなくても採択してもこれから勉強し続けていけばいいんです。委員会の手を離れてというような言葉もありました。委員会の手の中を離れましたけれども、議会の手の中にありますよ。この陳情を採択したということは。これからも引き続きこの内容がどうなっていくのかということを行政ともしっかりと向き合ってやっていきたいと思います。 最後に、香害という言葉についての宮下議員の発言もございました。納得するところです。匂いの害というような表現も含めて、そういった部分には十分な配慮が必要だということも同意だということをお伝えしまして、この陳情に賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (発言する声なし) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これにて討論を終結いたします。 これより陳情第3号 化学物質過敏症の認識を広め、香害対策を求める陳情書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、陳情第3号は採択されました。 次に、ただいま議題となっております令和3年陳情第13号及び令和3年陳情第14号については期限までに討論の通告がありません。 よって、これにて討論を終結いたします。 これより順次採決いたします。 初めに、令和3年陳情第13号 一票の重み=命「生かされない票」を選挙に反映するにはを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立なし) ○議長(平林明) 起立なしであります。 よって、令和3年陳情第13号は不採択と決しました。 次に、令和3年陳情第14号 私立高校に対する公費助成をお願いする陳情書を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は採択であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、令和3年陳情第14号は採択されました。 続いて、議題のうち中間報告陳情第2号について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに中間報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- △議案第43号及び議案第45号の質疑、採決、議案第46号の質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第5、議案第43号から議案第46号の、以上追加議案4件を一括議題といたします。 これより質疑に入りますが、ただいま議題となっております議案につきましては期限までに質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 ここでお諮りいたします。 議案第45号は人事案件でございます。 先例及び議会運営委員会の決定により、委員会付託及び討論を省略して採決したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 これより、議案第45号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。 原案の者を適任とすることに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第45号は原案の者を適任と決定しました。 次に、議題のうち、議案第46号を議題といたします。 お諮りいたします。 本案は議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議案第46号については委員会付託を省略することに決しました。 次に、討論に入ります。 まず、原案に反対の発言を許します。ありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより議題のうち、議案第46号 排水ポンプ車(8t)の購入に係る売買契約についてを採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(平林明) この際、申し上げます。 本日の会議時間は、午後5時までに終了しない見込みのため、あらかじめこれを延長いたします。--------------------------------------- △議案第43号及び議案第44号の委員会付託 ○議長(平林明) 次に委員会付託を行います。 ただいま議題となっております議案43号及び議案第44号につきましては、お手元の議案付託表のとおり総務環境委員会に付託したいと思います。 この際、お諮りいたします。 ただいま付託いたしました議案につきましては、会議規則第44条第1項の規定により、本日午後5時ちょうどまでに委員会審査を終わるよう期限をつけることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま委員会付託いたしました議案については、本日午後5時ちょうどまでに委員会審査を終わるよう期限をつけることに決しました。 ここで、総務環境委員会を開催するため、暫時休憩といたします。 再開時間は追って連絡いたします。                              (午後4時01分)--------------------------------------- ○議長(平林明) 休憩前に引き続き、会議を開きます。                              (午後5時40分)--------------------------------------- △議案第43号及び議案第44号の委員長報告 ○議長(平林明) 日程第6、議案第43号及び議案第44号の以上2件を一括議題といたします。 ただいま議題といたしました議案第43号及び議案第44号につきましては、常任委員会に付託してあります。 よって、付託先委員会の委員長より審査結果の報告を求めます。 総務環境委員長、小林陽子委員長。 小林議員。 ◆総務環境委員長(小林陽子) 委員会審査報告を申し上げます。 本日付、安曇野市議会議長、平林 明様。 総務環境委員長、小林陽子。 委員会審査報告書。 令和4年3月18日、本委員会に付託された事件は、同日、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 別紙を御覧ください。 総務環境委員会審査報告。 議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例、議案第44号 市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)。 審査結果です。 以上の議案については、特に異議はなく、全員賛成で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(平林明) 以上で、委員長の委員会審査結果の報告が終わりました。 ここで、委員会審査報告に対する質疑及び討論の通告について、確認させていただきます。 どなたか、質疑及び討論を通告されますか。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) ありませんか。 通告がありませんので、議事を進めます。--------------------------------------- △議案第43号及び議案第44号の質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第7、議案第43号及び議案第44号の以上2件を一括議題といたします。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、議案第43号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 これより議案第43号 安曇野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。 次に、議題のうち議案第44号について審議します。 これより質疑に入るのでありますが、期限までに委員会審査報告に対する質疑の通告がありません。 よって、これをもって質疑を終結いたします。 これより順次討論を行い、採決いたします。 次に、議案第44号については、期限までに討論の通告がありません。 よって、これをもって討論を終結いたします。 議案第44号 市有財産の処分について(旧安曇野市消防団第6分団第3部詰所建物の譲与)を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議員提出第2号から議員提出第5号までの質疑、討論、採決 ○議長(平林明) 日程第8、議員提出第2号から議員提出第5号までの以上4件の議員提出議案を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次、発言を許します。 これより、議題のうち、議員提出第3号について質疑をします。 議員提出第3号について、質疑の通告者は12番、中村今朝子議員の発言を許します。 中村議員。 ◆12番(中村今朝子) 12番、中村今朝子でございます。 議員提出第3号 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書に対して質疑をさせていただきます。 別紙にあります意見書(案)についてお伺いをいたします。 開催された委員会の最後に意見書(案)の内容等について、委員の皆さんに意見を伺ったと思いますが、委員の皆さんからは何か意見は出されたのでしょか。どのような意見が出されたのか、委員長にお伺いいたします。 ○議長(平林明) 林福祉教育委員長。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 議員提出第3号 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書に関する質疑にお答えします。 内容については、陳情者からの意見書案を尊重しながら、議員が合意して提出できるよう内容や表現について議論をいたしました。 陳情者からの意見書案の元の題名は「柔軟仕上げ剤などに含まれる香料の健康影響に関する調査等を求める意見書(案)」ということでしたが、柔軟仕上げ剤に焦点を当てることはやめ、「化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書(案)」として配慮をいたしました。 また、陳情者からの元の案は、「健康を損なう人が急増しています」ということでしたが、「健康を損なう人や化学物質過敏症の人が急増しています」と修正し、社会的認知の向上のためにも化学物質過敏症という言葉を明示いたしました。 社会的な解決に向けて、症状に苦しむ人に対する支援を行うよう、国会及び政府に記載のとおりの事項を要望するものです。 ○議長(平林明) 中村議員。 ◆12番(中村今朝子) 中村です。 様々な御意見出されたようでありまして、それでも確認をさせていただきましたら、変更されたのは題名の部分だけでありました。内容等の最後は正副委員長に託されたと思いますので、ちょっと続けて伺いたいと思います。 私は、意見書案の内容で意味や内容等に間違いがあるものではありませんけれども、「香り」という言葉の使い方が大変気になりました。文章中に5回「香り」という言葉が使われております。そもそも今回の意見書は、化学物質が含まれる合成香料によって、様々な健康被害を生じていらっしゃる方々に対する支援のための意見書です。「香り」にも様々あります。化学物質によってつくられた合成香料もあれば、自然界からの天然香料もあります。「香り」という言葉でまとめられているのは正しいのか、少し疑問に思いますが、いかがでしょうか。 また、名前に、先ほども宮下議員のほうから発言がありましたが、「香り」という文字を使われる方々もたくさんいらっしゃいます。私のめいにもおりますけれども、この意見書が提出されることで、全国の議会で参考にされたり、見本にされたりするとき、「香り」という文字がマイナスのイメージにならないかと危惧をいたします。 その点について、委員長のお考えをお聞かせください。 ○議長(平林明) 林委員長。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 今の御質疑に対してお答えいたします。 この陳情者からの意見書案を基にいたしまして、委員会の中で全部の委員とともに、内容、そして文言等も含めて議論をいたしました。大分長い時間を使って議論をした結果、先ほどのような修正を施したわけであります。ですから、正副委員長が特にそれを委託されてまとめたということではございません。その意味では、議事録にも残っておりますが、全部の委員の方がかなり熱心にコメントをくださって、それをみんなで議論をして反映させたという経緯がございます。 その中で、その「香り」という言葉の使い方について御指摘される方が今日はいらっしゃいますが、委員会の中では、どなたも「香り」という言葉の使い方がよくないというような御発言をされる方はいらっしゃいませんでした。 そして、この意見書案の中には「香り」という言葉もあますが、「香料」という言葉もありますし、それからわざわざ「化学物質が含まれる香料による」と、そういう明確な表記をいたしました。 それから、先ほども申しましたが、ここには「香り商品によって健康を損なう人が急増しています」ということにはなっていますが、いずれにしましても、香りとか香料とか、化学物質が含まれる香料ということで表記をしているわけでありまして、社会的にその「香り」というお名前の方に特に悪影響を及ぼすというような、そういう思いでこの意見書は作成した経緯は全くありませんので、御理解いただければありがたいと思います。 ○議長(平林明) 中村議員。 ◆12番(中村今朝子) 中村です。 1つの文字でも、使い方によっては意味や内容が全く違うものにもなりますし、人の捉え方によって、また大きな影響を及ぼすところもあると思います。それだけ重要なものであると、私は考えます。国に対する意見書ですから、内容の精査をきちんとしていただく必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。もう一度お伺いします。 それと、またこの議員提出議案は、委員会委員全員が賛成の挙手により提出されるものでありますけれども、委員全員が賛成の挙手をされたのでしょうか、伺います。 お願いします。 ○議長(平林明) 林議員。 ◆福祉教育委員長(林孝彦) 13番、林 孝彦です。 中身の精査に関しては、先ほども申しましたように、全委員がかなりの時間をかけて議論をした結果のものでありますので、採択の気持ちがある方も、ない方も、全員がこの意見書案に関しては、責任を持って議論ができたというふうに思っております。 それから、その意見書案を表決して採択をしたかという話ですが、私の記憶では、表決、採決はしなかったと記憶しておりますが、どなたからも異論も反対意見もございませんでした。その意味では、委員全員の方が、合意の上でこの意見書をつくり上げたという経緯でございますので、ぜひとも御理解いただきたいと思いますし、御質問なさっている方の同僚議員も、それに関しての御異議はおっしゃっていなかったということだけは申し添えておきます。 御理解よろしくお願いいたします。 ○議長(平林明) 以上で、通告による質疑を終結いたします。 この際、お諮りいたします。 議員提出第2号から議員提出第5号の以上4件については、議会運営委員会の決定のとおり、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議員提出第2号から議員提出第5号までの以上4件は、委員会付託を省略することに決しました。 初めに、議員提出第2号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。 ありませんか。 中村今朝子議員。 ◆12番(中村今朝子) 12番、中村今朝子です。 議員提出第2号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書提出に反対の討論をさせていただきます。 先ほどの陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書の賛成討論の中で、約3億2,000万円の積算の小規模改修費用でできる、その程度のものでいいのではないかというようなお話がありました。 また、この3億2,000万の小規模改修費用に関して、隠しているというような発言がありました。この積算につきまして、少し確認をさせていただきましたところ、この3億2,000万円のこの積算の内容としては、お風呂周りのみの配管とリニューアル、そしてまた屋根の漏水部分の改修、そしてまた床の塗装の改修や外壁部分の塗装改修の費用で、4年前の話でありますけれども、このプールの改修の費用とか、それに伴う電気設備の費用等は一切入っていないということでありました。 ですので、既にこの4年たった中では、この3億2,000万ではもう無理だという状況が分かるかなというふうに思いました。既に大規模改修が必要な段階に来ているということが、確認をさせていただくことができました。 ですので、この7億円の積算というものも、本当に必要最低限の中で、いろいろな様々な運営を考慮して、改修を考えての積算の金額だということが分かりました。 既に、穂高広域施設組合議会におきましては、きちんと計画的に進めていただいていることですので、この意見書提出には反対をいたします。 以上です。 ○議長(平林明) 次に、原案に賛成の方の発言を許します。 ありませんか。 小林純子議員。 ◆20番(小林純子) 20番、小林純子です。 議員提出第2号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書の提出について、賛成の討論をいたします。 ただいま、中村今朝子議員より、意見書の提出の前提となる今回のあづみ野ランドの改修計画については、3億2,000万円余りの計画については不十分な内容で、いろいろその欠けているものもあり、これを採用することはできないということをどなたかからお伺いになって、今討論をされたと思いますけれども、私が入手いたしました計画書によれば、プールの改修もちゃんと入っております。 ただし、プールの槽といいますか、そのプラスチックでできたものについては、それを塗装するなり、補修してまだ使えるので、そのプールの槽のお金はたしか入っておらないというふうに、そこら辺は確認しておりますが、そのほかについては、きちっと44ページにわたりまして改修費用が提出されており、それを今回のあづみ野ランド運営検討委員会のほうに提出し、それを基に新たな検討委員会の皆さんのさらなるご要望を組み込んだ形での改修計画が、今回出てきているということです。 したがいまして、今回、議論されている改修計画については、組合の財政事情やこの改修計画が本当に地域住民の皆さんの要望を酌んだものであるかという、その基本的なところですけれども、そういったことでまだまだ十分な検討がされていないという状況が見えますから、当然ながら、今回、陳情書自体はお一人足りないということで否決されたわけではありますが、委員会としてはこの陳情の趣旨を酌んで、意見書を組合の管理者に提出することがよかろうということで、委員会としてはこの意見書を提出することに決めておりますので、私はこの「あづみ野ランド」のプール、施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見を提出することに賛成をいたします。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。 宮下議員。 ◆19番(宮下明博) 19番、宮下です。 議員提出第2号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書の提出に反対の討論をいたします。 意見書につきましては、手順を踏んで、プール廃止の方向に向けた予算案が穂高広域施設組合議会で可決をされております。 また、陳情は不採択であります。 あづみ野ランドはあくまでも広域の施設であります。穂高広域施設組合議員の約半数が安曇野市議会議員であります。そこで不採択、また議決された議案に、安曇野市議会からそれとは全く逆の意見書提出などということは全く考えられないことですし、もし提出すれば、安曇野市議会のレベルが疑われます。 議会としては決まったことに従うべきだと思い、特に意見書提出には大反対であります。 以上です。 ○議長(平林明) ほかに討論はありませんか。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第2号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める意見書を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立少数) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立少数であります。 よって、議員提出第2号は否決されました。 次に、議員提出第3号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) ありませんか。 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第3号 化学物質が含まれる香料による健康影響に関する調査等を求める意見書を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第3号は原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第4号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) ありませんね。 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第4号 私立高校への公費助成に関する意見書を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第4号は原案のとおり可決されました。 議員提出第5号について討論に入ります。 まず、原案に反対の方の発言を許します。     (「なし」の声あり) ○議長(平林明) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 これより、議員提出第5号 安曇野市議会委員会条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。     (起立全員) ○議長(平林明) 御着席ください。 起立全員であります。 よって、議員提出第5号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。 ただいま可決されました意見書の、その字句、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決しました。--------------------------------------- △議員の派遣について ○議長(平林明) 日程第9、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び安曇野市議会会議規則第160条の規定により、お手元にお配りしましたとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣書のとおり議員を派遣することに決しました。--------------------------------------- △継続審査の申出 ○議長(平林明) 日程第10、継続審査の申出を議題といたします。 所管事務のうち、会議規則第104条に規定により、継続審査の申出がございます。 お諮りいたします。小林総務環境委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続審査については、お手元にお配りしたとおり決しました。--------------------------------------- △発言の取消し ○議長(平林明) ここで、小林陽子議員から発言の取消しの申出がありました。 これを許します。 小林陽子議員。 ◆9番(小林陽子) 令和4年3月定例会の陳情第1号 「あづみ野ランド」のプール施設を含めた改修と良好な維持・運営を求める陳情書における質疑に対する発言についてですが、お手元にある紙のとおりです。 下線部分の発言が不適切でございましたので、取消しをお願いいたします。 ○議長(平林明) お諮りいたします。この取消しの申出を許可することに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(平林明) 御異議なしと認めます。 よって、小林陽子議員からの発言の取消し申出を許可することに決しました。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(平林明) 以上をもって、今定例会に提出されました事件の審議等は全て終了いたしました。 ここで、太田市長より発言を求められております。これを許します。 太田市長。     (市長 太田 寛 登壇) ◎市長(太田寛) 安曇野市議会3月定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 去る2月15日に開会し、本日までの32日間、提案をいたしました諸案件につきまして、慎重に御審議を賜りましたこと、厚く御礼を申しあげます。 令和4年度当初予算案をはじめ、追加上程をさせていただいた案件も含め、報告3件、議案46件の全てについて原案どおり御承認を賜りました。誠にありがとうございました。 特に、安曇野市男女共同参画推進条例の一部を改正する条例につきましては、市民誰もが居場所をつくることができる、それを目指す安曇野市にとって画期的なものであり、可決を賜り厚く御礼申し上げます。 議員各位からいただきました御意見、御指摘等につきましては十分留意し、今後の市政運営に当たってまいりたいと存じます。引き続き、議員の皆様のより一層の御理解、御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 さて、世界がコロナ禍で苦しむ中、ウクライナにロシアが侵攻し、毎日流されるテレビの映像にはいたたまれない思いでございます。ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始して3週間余りが過ぎ、多くの子供たちをはじめ、市民の犠牲に歯止めがかかっておりません。犠牲になられた方々に改めて哀悼の意を捧げます。 過日、安曇野市議会におきまして、ロシアによるウクライナ侵略を厳しく非難し、即時撤退を求める意見書を可決いただきましたこと、深く敬意を表します。ロシアによるウクライナ侵略は、欧州のみならず、国際秩序の根幹を揺るがす行為です。改めて怒りをもって強く非難をするとともに、一刻も早い解決を願い、世界平和の決意を新たにするものであります。 現在、市役所本庁舎1階及び各支所では、ウクライナ人道危機救援金の受付を行っております。この機会に、市民の皆様の温かい御支援をお願い申し上げます。 さて、間もなく4月を迎え、新年度に入りますと様々な催事が予定されております。 まず4月23日には、啼鳥山荘周辺で整備を進めておりましたマウンテンバイクコースのオープニングイベントが開催されます。当日は、マウンテンバイク体験教室やミニレース、ダウンヒルで圧倒的な人気を誇ります塚本 岳さんによりますアテンドツアー、レクチャーガイド等の催しが行われます。今後、マウンテンバイクの愛好者を増やすとともに、全国レベルの大会開催も視野にコース周辺の整備を進めてまいりたいと考えております。 さらに、この春は4月23日から豊科近代美術館で日展「安曇野展」が、また、4月29日からは穂高神社式年遷宮祭が始まり、大型のイベントが相次いで開催されます。6月には安曇野ハーフマラソンも予定されており、こうした機会を生かしつつ、コロナ禍からの観光関連産業の再生を目指してまいりたいと考えております。 私は、就任以来、アフターコロナの観光誘客につきましてJR東日本と何度か御相談をさせていただき、このたび、穂高神社式年遷宮祭に合わせ、様々な形で御協力をいただけることとなりました。 開会の挨拶で申し上げましたが、2022年青春18きっぷのポスターに大糸線の安曇追分駅の写真が採用されました。さらに、穂高駅と明科駅を起点とする「駅からハイキング」コースの設定や穂高駅がスタートとなる「春の大糸線Go!Go!Go利益!モバイルスタンプラリー」の実施、穂高神社を周遊する旅行商品の造成や販売、松本・穂高間の臨時列車の運行など、格段のお取組をいただくこととなりました。JR東日本の関係の皆様に深く感謝を申し上げます。 新型コロナウイルスの感染状況にもよりますが、今後も関係の皆様と相談をさせていただきながら、継続的な誘客促進を図り、観光需要の早期回復に取り組んでまいります。 さて、朝夕は肌寒い日がございますが、日増しに暖かくなり、春の訪れを感じられる季節となりました。 また、春は別れの季節でもあり、この3月をもって退職をされます職員、また、派遣元へ戻られる職員がおります。今日まで安曇野市政発展のために様々な面でご貢献を賜りしことに敬意と感謝を申し上げます。今後、どうぞ健康に留意され、立場が変わりましても、引き続き市政に御助言をいただきますようお願いをするとともに、益々御活躍されることを祈念申し上げます。 結びに、議員各位におかれましては、新年度に向け、公私ともにお忙しい時期かと存じます。健康に十分御留意いただき、引き続き、安曇野市の発展のために御活躍いただきますよう、御祈念申し上げまして閉会の挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。--------------------------------------- △退職者挨拶 ○議長(平林明) この際、来る3月31日をもって退職または派遣終了となります久保田総務部長、高嶋政策部長、宮澤財政部長、久田商工観光部長、坪田都市建設部長、細田議会事務局長から挨拶したい旨の申出があります。 これを許します。挨拶は自席でお願いいたします。 なお、写真撮影を許可しておりますので、御承知願います。 最初に、久保田総務部長お願いいたします。 久保田総務部長。 ◎総務部長(久保田剛生) まずは、このような時間を頂戴しましたことに感謝を申し上げます。 私は部長職として、この3年間、この議場で提案説明や一般質問、議案質疑にお答えしてまいりました。 初めの上下水道部長2年間は一般質問等も少なく、お答えする機会はあまりございませんでしたが、この1年、その器ではない私が総務部長の大役を仰せつかり、多くの一般質問、議案質疑にお答えしてまいりました。議員の皆様の御質問に対する答弁は、常に丁寧に、分かりやすくお答えすることを心がけてまいりましたが、議会後の会議録を確認するたびに、質問に対してしっかり答えできていなかったり、毎回、議会のたびに反省するばかりでありました。 さて、私は明科町役場に奉職し、今日まで41年間公務員として仕事に携わってまいりました。41年間を振り返りますと、大きく心に残る、また、毎日緊張感を持って仕事をしたのは、忘れもしません、裁判であります。 平成21年10月1日付、環境課、現在の廃棄物対策課への異動、そして、その12月に訴状が市に届きました。廃棄物処分業許可の取消し請求事件の裁判の始まりでした。今まで経験のない裁判所に提出書類を作成したり、裁判所に出向いたり、説明会を開催したりと、充実した毎日を過ごすことができ、また、よい勉強にもなりました。 また、もう恐らく忘れられているかと思いますが、ほかにももう1件裁判と、また廃棄物処理施設の退去を求める調停にも関わらせていただきました。そうは見えないと思いますが、私、その際、心を少し病んだこともございまして、ただし、仕事には毎日来させていただきました。廃棄物対策課では、濃密な5年間を過ごさせていただきました。 また、最後の1年、総務部署の全く経験のない私が総務部長として、8月の豪雨、コロナ対策、市長・市議選、組織改編、人事異動など、大変有意義な1年でありました。 もう私は市の仕事に思い残すことはございません。完全燃焼であります。これからの安曇野市は、後に残る職員に託したいと思います。 最後に、これまで私が職務に当たってこられましたのは、議員の皆様、理事者の皆様、職員の皆様、それぞれの御理解と御協力があったからと感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。以上でございます。(拍手) ○議長(平林明) 次に、高嶋政策部長お願いいたします。 高嶋政策部長。 ◎政策部長(高嶋雅俊) 政策部長、高嶋雅俊です。 私は、昭和59年、旧三郷村の職員となり38年間勤務し、本年度退職となります。この間、気持ちの張りをなくすような事柄もありましたけれども、何とか責務を果たすことができたのではないかと思っております。 特に秀でた能力があるわけではない私ですけれども、長く自治体職員を続けられたのは、2つの経験が糧になったように思います。 1つは、平成元年、研修生として県地方課、現在の市町村課に派遣されたことです。当時はふるさと創生1億円が交付されるという時代でありまして、各自治体がこの交付金を活用したまちづくりに知恵を絞っているときでした。これらを取りまとめながら、まちづくりというものを大いに勉強させていただきました。 2つ目は、平成14年から平成17年まで合併協議会に籍を置いたことです。任意合併協議会では新市将来構想、法定合併協議会では新市建設計画の策定に携わり、新しいまちをつくるという究極のまちづくりを学ばせてもらったというふうに思っております。特に、新市将来構想の策定では、合併協議会とは少し距離を置く形で策定委員会を置き、地域代表の皆さんと一緒に新しいまちづくりを考えました。この中にもお一人、当時の委員さんがいらっしゃいますが、濃密な時間を過ごさせていただき、最初は戸惑っていた委員の皆さんが、徐々に将来を熱く語るようになっていったことが強く印象に残っております。 最後に、議会との関係で1つ思い出をお話しさせていただきます。 令和2年、農林部にいたときのことですが、第3セクターの経営改善で取り組んでいる中、社長が辞任するという場面になりました。経営改革のチャンスではありますが、早々適任者が見つかるはずもなく、取締役会までのカウントダウンも進み、頭を抱えていたとき、当時の議長が大変心配され、幾人かの候補者を紹介していただきました。市にとっての重要な課題に対し、議会としても課題解決に動いてくださったことは非常にありがたく、今でも感謝に堪えません。 さて、長くなりましたが、私たちのような一職員に対し、このような場と貴重な時間を与えていただきましたこと、心から感謝申し上げ、挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(平林明) 続いて、宮澤財政部長お願いいたします。 宮澤財政部長。 ◎財政部長(宮澤修) 財政部長の宮澤でございます。 貴重なお時間を頂戴しましてありがとうございます。 退職に当たりまして、一言御挨拶を申し上げさせていただきます。 いよいよ無事退職を迎えられますことに、議員各位をはじめ、私を今まで支えてくれた多くの皆様方に、まずもって感謝を、またお礼を申し上げさせていただきます。 私は、旧穂高町に奉職をいたしまして40年弱になりますが、私が奉職した頃に比べまして、時代の流れとともに職場環境も大きく変わって、駆け出し当時の私を顧みますと冷や汗の出ることしきりでございますが、そんな自分が今この場に立って思いますことは、特に財政に携わらせて、預からせていただきましたこの6年間、コロナ禍の影響の中で健全財政が堅持できていることに肩の荷が降り、安堵の気持ちでいっぱいでございます。これもひとえに、財政運営に対します皆さんの御協力と御理解あってのことと感謝を申し上げさせていただきます。 私は、財政部に異動いたします前は議会事務局に2年間お世話になっておりました。その際には、今でも心に残っております常任委員会の視察研修でございますとか、また、もろもろの会議におきましては叱咤激励、温かなお言葉を頂戴した覚えがございます。この場をお借りして、改めて感謝を申し上げさせていただきます。 最後になりますが、これからも、議員の皆様、また職員の皆様におかれましては、健康に十分御留意をいただき、市政発展のため、さらなる御活躍をいただきますことを心から御祈念を申し上げまして、甚だ簡単でございますけれども、退職の挨拶とさせていただきます。 長い間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○議長(平林明) 続いて、久田商工観光部長お願いいたします。 久田観光部長。 ◎商工観光部長(久田裕治) 商工観光部長、久田裕治でございます。 貴重なお時間をいただき、大変恐縮でございます。退職に当たり、一言御挨拶申し上げます。 私は、昭和57年旧穂高町奉職以来、通算で40年間勤めさせていただきました。合併前の旧穂高町では、今はなき有線放送を皮切りに、測量などの業務に多く携わってまいりました。私自身資格があるわけではなく、先輩からの教えを頼りにひたすら職責を全うできるように努力して勤めてまいりました。 私の長い業務の中で代表的な職務を1つ挙げろと言われたら、やはり新ごみ処理施設の建設が頭に思い浮かびます。 コロナ禍で建設資材の入荷ができない、工期が間に合うのか、また作業員が熱中症で倒れたりと、当時は常に不安との戦いで、迷いや苦労した思いが残っております。こうしたときには、理事者、先輩のアドバイス、同僚の言葉などを受けて乗り切れたものと、今は感謝しかございません。施設が完成すれば、ひとまず安心するわけでありますが、施設の性質上、地元の皆様とのお付き合いや交渉事などの協議には特に気を遣い、丁寧に臨んだ思いがございます。 施設に携わった者としては、これからもこの思いは変わりません。4月からは立場を変えて、市政発展に、微力ではありますが、尽力したい思いでおります。 結びに、議長をはじめ議員の皆様、理事者の皆様、職員の皆様に改めて感謝を申し上げて、退職に当たっての挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(平林明) 続いて、坪田都市建設部長お願いいたします。 坪田都市建設部長。 ◎都市建設部長(坪田浩昭) 都市建設部長、坪田でございます。 貴重なお時間を頂戴し、感謝申し上げます。 退任に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 令和2年4月、県職から派遣で着任し、以来2年、皆様に大変お世話になり何とか勤めてまいることができました。 県で安曇野市へ派遣という内示を受けたときは、松本糸魚川連絡道路や黒沢川調整池という大きな県事業を抱え、今まで以上に市と県で連携を取りながら事業を進めるようにと、このような意味合いであろうと自分なりに解釈して着任いたしました。着任にしましたら、国・県の事業もさることながら、取り組まなければならない市の事業や計画、そして課題が多くあることにびっくりいたしました。 特に土地利用制度等の見直しを年度内にまとめる計画であることについては、一般的な手法と安曇野市の制度を対比し、さらに現在までの経過も確認して、どのような方向性がよいのかと議論をしてまとめました。議会の皆様からもいろいろと御意見、御質問をいただき、周知期間を経て、昨年4月から見直した制度で運用がされております。 県事業では、地域高規格道路松本糸魚川連絡道路について、着任した昨年度の夏にルート帯が決まり、本年度は6月にルート線決定、9月に都市計画決定となりました。市では、県と協力して説明会などを行うとともに、地元自治体として事業要望にも気を配ってまいりました。昨年12月、推進議員連盟の皆様には総決起大会を開催して地域の熱い思いを伝えていただき、大変ありがたく、改めて感謝申し上げます。いよいよ待望の事業化の知らせを心待ちにするところでございます。 一方、将来に向けて考えていかなければいけない課題もあります。 まず、松本糸魚川連絡道路の具体化により、市内道路の南北軸が見えてまいりましたので、これにより市の基盤を固め、活用を図っていくことです。 松糸道路へのアクセス道路は、市が市道を整備する必要がありますので、説明などに入っております。市内の東西の道路幹線は現状で十分とは言えず、また、沿線を含めた開発と保全、土地利用も考えていく必要があり、南北軸が見えてきた今こそ東西幹線の議論、沿線利用の議論を始めなくてはと、関係部署と協議を始めております。 もう一つ大きな課題としまして、持続する安曇野市のため、都市基盤を扱う市の組織体制、職員体制を整えておくことです。 3月市議会の一般質問での答弁にもありましたが、40代前半から20代後半まで、市の土木・建築職など技術系職員は少ない状況にあります。社会基盤の整備や維持管理のため、また、いつ起きるとも分からない自然災害に備え、万が一のときには速やかに復旧業務が行えるように、一定の技術職員の体制を整えておく必要がございます。 着任1年目にこの課題を認識し、本年度は市職員募集の際に土木系職員募集に関するパンフレットを大至急作成して、採用案内、受験案内とともに市のホームページに掲載してもらいました。部の職員の協力を得て写真を提供してもらい、私が自ら編集したものです。また、県の首都圏総合活動拠点であります銀座NAGANOにも置いてもらうよう準備をしましたが、こちらは新型コロナの拡大により閉館になりまして、実施することはできませんでした。このパンフレットがどのくらい効果があったかは分かりませんが、しかしながら、組織体制を整えることは一朝一夕にはできませんので、ぜひ今後も知恵を絞り、工夫をして、安曇野市が安定して持続していくために取り組んでいっていただきたいと思います。 振り返ってみますと、もっとやっておくべきことがあったように思われ、果たして安曇野市の行政に貢献できたのか、甚だ心もとなくてなりません。ですが、1つだけ述べさせていただきますと、昨年の広報あづみの10月号のミニインタビューでもお話ししましたが、この2年間の業務に当たり、何かをするにしても、判断するにしても、これからの安曇野のために今どんなことが必要かを常に考えながらやってまいりました。堀金に生まれ育った私がここで働く機会を与えていただき、安曇野のためにとの思いを新たにしました。その思いは、共に働く職員の皆さんや議員の皆様にも負けることはなかったと思っております。 一方で、市役所のことや市議会のことをよく知らないまま参りましたので、何かにつけて御迷惑をおかけしたことと思います。そんな私に、議員の皆様、理事者側の皆様からは本当に温かい御指導をいただきました。心より感謝と御礼を申し上げます。 4月から県に戻りますが、この2年間に得ました貴重な経験の数々を今後の公務員生活の中で生かしてまいりたいと考えております。 結びに、安曇野市の今後ますますの発展に期待し、皆様の御健勝、御多幸を御祈念申し上げまして御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(平林明) 続いて、細田議会事務局長お願いいたします。 細田議会事務局長。 ◎議会事務局長(細田昌伸) 平林議長をはじめ、議場に御参集の皆様方にはこのような機会を頂戴いたしましたこと、まずもって御礼申し上げます。 私にとりまして、議場での発言は最初で最後ということなりますが、退職に当たりまして一言御挨拶させていただきます。 私は、昭和61年、旧豊科町に奉職以来36年間勤めさせていただきました。その間、税関係8年、企画関係10年、財政6年半などを経験してきましたが、自分自身の能力のなさゆえに厳しい状況に追い込まれることが何度もありました。しかし、そのたび、上司、同僚、家族等に助けられ今日まで来られたと思っております。この場をお借りして、心から厚く御礼申し上げるものであります。 さて、本日、無事閉会を迎えられることを本当にありがたく思っております。私がこの職につきまして間もなく、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が全国に発出され、以降2年間、コロナ対策のため前例、先例によることのできない議会運営を強いられてきました。しかし、本日まで議事日程を1つも欠くことなく、議決機関としての議会の責務を果たされてこられたのは、議員の皆様の強い責任感と市民の期待に応えるという強い意思であり、心から敬意を抱くものであります。 結びに、安曇野市の今後ますますの繁栄、そして御参集の皆様方の御健勝、御多幸を御祈念申し上げまして、御礼の言葉とさせていただきます。 どうもありがとうございました。(拍手)--------------------------------------- △議長挨拶
    ○議長(平林明) 私からも一言御挨拶申し上げます。 2月15日に開会しました3月定例会、32日間の長きにわたり、本日無事に日程どおり、大事な、重要な3月議会を開催できましたことに、議員各位、行政の皆様に感謝申し上げます。 開会前には議員にコロナ感染者を出してしまい、開催できなければ市民生活に大きな影響を与えてしまいますので大変心配しましたが、細田議会事務局長をはじめ、事務局職員の皆様には、関係機関への対応等や議会報告会の計画もありましたので、大変忙しく、また精神的な疲労をさせてしまいましたことに深くお詫びを申し上げます。今は感謝の気持ちでいっぱいでございます。ありがとうございました。 また、市の職員の皆様、市民の皆様にも御心配、御迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。 太田市政初めての予算編成に対しての一般質問、そして、委員会での詳細な審査で議論を深めていただきましたので、市民のためになる令和4年度になることと思います。確信をしております。 定例会中には、北京オリンピック・パラリンピックがあり、各国の選手よりお互いの健闘をたたえ合う姿にたくさんの感動やスポーツの持つ力、すばらしさをいろいろと教えられ、また考えさせられました。4月よりは、当市にスポーツ推進課が新設されます。健康のために和気あいあいと楽しみ、深い絆づくりに、助け合いの精神をつくり、地域づくりにと、そして国内、世界で活躍するスポーツ選手の育成にと、新総合体育館、マウンテンバイクコースがスポーツを通じて一層の市民のためになるスポーツ推進になることを願います。 北京パラリンピックとは裏腹に、ロシアのウクライナ軍事侵攻がありました。いまだ解決になっていない状態が続いておるところですが、当市議会では、3月7日にいち早く国会、政府へ意見書提出を全会一致で可決していただきました。 その3月7日は、地方6団体、全国知事会、全国都道府県議長会、全国市長会、全国市議長会、全国町村長会、全国町村議長会の6団体ですが、議会事務局へ決議声明がまさに届いたその日に、迅速に、しかも、文面が「侵攻」を「侵略」と強い表現にし、安曇野市は平和都市宣言をしているなど、よい内容の意見書を議員全員でつくっていただき、チーム安曇野市議会として機能をしたことに、議員各位に感謝いたします。ウクライナの平和が一刻も早く来ることを願うばかりです。 先ほどは、退職する部長6人の挨拶がありました。コロナ禍で、それぞれの立場で部署の運営、部下指導、部下育成で、またコロナ対応で大変な時期で、大きな気苦労もたくさんあったことと思います。今委員会でも、課長、係長退職者には挨拶をしていただきました。退職職員の皆様には、安曇野市発展のために御活躍をいただき、議員も大変お世話になりまして、感謝の気持ちでいっぱいでございます。ありがとうございました。大変お疲れさまでございました。それぞれの新天地で、健康にはくれぐれも気をつけていただき、御活躍していただくことを御祈念申し上げます。長い間、大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。 5期目の議会も、12月、この3月と2回新体制でやりました。1期生から5期生、年代も30代から70代と幅広く、よい構成となっております。行政も新組織体制の11部40課94室係の新体制での令和4年度のスタートです。あと13日で新年度です。 新年度でも、議員も、職員もコロナに気をつけ、健康で職務に邁進してください。太田市政のますますのご発展と議員各位の御活躍を御祈念申し上げます。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(平林明) 以上で、令和4年安曇野市議会3月定例会を閉会といたします。 長期間、大変お疲れさまでございました。                              (午後6時39分)以上会議のてん末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  令和4年  月  日         安曇野市議会議長  平林 明         安曇野市議会議員  橋本裕二         安曇野市議会議員  臼井泰彦         安曇野市議会議員  小林陽子...