いなべ市議会 > 2022-03-15 >
令和 4年第1回定例会(第5日 3月15日)
令和 4年第1回定例会(第5日 3月15日)

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  1. いなべ市議会 2022-03-15
    令和 4年第1回定例会(第5日 3月15日)


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    令和 4年第1回定例会(第5日 3月15日)                    令和4年               いなべ市議会(第1回)定例会               令和4年3月15日(火曜日)                 いなべ市議会 議場   1 議事日程 開会(開議)の宣告 日程第 1 議案第 2号 いなべ市職員育児休業等に関する条例の一部を改正す              る条例の制定について 日程第 2 議案第 3号 委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部              を改正する条例の制定について 日程第 3 議案第 4号 いなべ市消防団に関する条例の一部を改正する条例の制              定について 日程第 4 議案第 5号 いなべ市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する              条例の制定について 日程第 5 議案第 6号 いなべ市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制              定について 日程第 6 議案第 7号 いなべ市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準              を定める条例の一部を改正する条例の制定について
    日程第 7 議案第 8号 いなべ市立保育所条例の一部を改正する条例の制定につ              いて 日程第 8 議案第 9号 財産の無償貸付について(北勢線運営事業に係る三岐鉄              道株式会社への無償貸付) 日程第 9 議案第10号 いなべ市道路線の認定について 日程第10 議案第11号 いなべ市道路線の変更について 日程第11 議案第12号 令和3年度いなべ市一般会計補正予算(第11号) 日程第12 議案第13号 令和3年度いなべ市国民健康保険特別会計補正予算(第              2号) 日程第13 議案第14号 令和3年度いなべ市後期高齢者医療特別会計補正予算              (第2号) 日程第14 議案第15号 令和3年度いなべ市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第15 議案第16号 令和4年度いなべ市一般会計予算 日程第16 議案第17号 令和4年度いなべ市国民健康保険特別会計予算 日程第17 議案第18号 令和4年度いなべ市後期高齢者医療特別会計予算 日程第18 議案第19号 令和4年度いなべ市介護保険特別会計予算 日程第19 議案第20号 令和4年度いなべ市水道事業会計予算 日程第20 議案第21号 令和4年度いなべ市下水道事業会計予算 日程第21 議案第22号 工事請負契約の締結について(いなべ市民温水プール              (仮称)新築工事) 日程第22 議案第23号 いなべ市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条              例の制定について 日程第23 議案第24号 いなべ市阿下喜温泉条例を廃止する条例の制定について 日程第24 議案第25号 財源の減額貸付について(株式会社温泉道場への減額貸              付) 日程第25 議案第26号 令和4年度いなべ市一般会計補正予算(第1号) 日程第26 発議第 1号 ロシアによるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議 2 出席議員     1番 渡 辺 一 弘        10番 伊 藤 智 子     2番 伊 藤 三 保        11番 小 川 幹 則     3番 欠 員            12番 岡   恒 和     4番 多 湖   公        13番 清 水 隆 弘     5番 小 寺 徹 翁        14番 衣 笠 民 子     6番 西 井 真理子        15番 岡   英 昭     7番 原 田 敬 司        16番 位 田 まさ子     8番 篠 原 史 紀        18番 種 村 正 已     9番 片 山 秀 樹 3 欠席議員    17番 林   正 男 4 地方自治法第121条により出席した者の職氏名  市長         日 沖   靖    副市長        岡   正 光  教育長        小 川 専 哉    企画部長       長 﨑 十九八  総務部長       小 林 治 夫    都市整備部長     梅 山 浩 幸  市民部長       杉 山 義 文    環境部長       二 井 真 作  福祉部長       日紫喜 隆 一    健康こども部長    出 口 美 紀  農林商工部長     杉 本   剛    建設部長       梶   正 弘  水道部長       出 口 日佐男    会計管理者      多 湖 康 子  教育部長       小 寺 道 也    国体推進事務局長   渡 邊 真 澄  監査委員事務局長   太 田 一 秋 5 職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長     鈴 木   訓    議事課長       日紫喜 巖 人  議事課課長補佐    寺 園 妙 子                (午前9時00分 開議) ○議長(小川幹則君)  おはようございます。  本日の定例会に、17番、林 正男君から所用による欠席届が提出されております。  出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴人の方々は、いなべ市議会傍聴規則を厳守くださるようお願いいたします。  本日の会議は、お手元に配付の議事日程により進めてまいります。  日程第1、議案第2号から、日程第20、議案第21号までを一括議題といたします。  これより、議案第2号から議案第21号までの20議案に対する総括質疑を行います。  質疑通告者は、通告書のとおりであります。  なお、質疑及び答弁は全て自席で行ってください。  質疑は一問一答とし、時間は答弁を含め30分以内となっております。  それでは、質疑を許可いたします。  受付1番、西井真理子君。  6番、西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  6番議員、西井真理子。議長の許可を得ましたので、総括質疑をさせていただきます。  まず、議案第12号、令和3年度いなべ市一般会計補正予算(第11号)。  (1)5ページの第2表、繰越明許費補正で、観光施設整備事業宇賀渓整備事業)1億4,846万3,000円を繰り越す内容、理由と今後のスケジュールは。  (2)27ページ、款2総務費、項1総務管理費、目2文書広報費、地域おこし企業人事業660万円減額の理由は。  (3)53ページ、款5農林水産業費、項1農業費、目3農林振興費、経営体等育成支援事業2,924万2,000円減額の理由は。  (4)59ページ、款7土木費、項2道路橋梁費、目5雪害対策費、雪害対策事業委託料1億2,600万円増額の内訳と需用費560万円の算出根拠は。  以上、お願いします。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  それでは、(1)、(3)について、農林商工部より答弁させていただきます。  宇賀渓整備事業1億4,846万3,000円の繰越しの理由と今後のスケジュールについて、ウッドデッキ及びトイレ・シャワー棟において、新型コロナウイルス感染症の影響により、木材をはじめ設備機器など材料の納期が大幅に遅れており、工期の延期を余儀なくされ、年度内に事業を完了することが困難となりました。  また、建設工事後に実施予定であった宇賀渓エリア水道管布設替えや非接触自動ゲートについても工期を延期せざるを得ず、年度内に事業を完了することが困難となりました。  さらに、備品についても、新型コロナウイルス感染症の影響により通常より納期が長く、年度内に納品を完了することが困難となりました。  繰越しの明細といたしまして、主なもので、整備委託料5,982万9,200円は、ウッドデッキ、トイレ・シャワー棟の工事でございます。キャンプ場備品購入費2,406万3,000円。整備補助金6,320万円は、水道布設替え、フェンス、ゲート等の工事になります。さらに自動車購入費(軽トラ)125万6,000円等で、計1億4,846万3,000円の繰越しとなります。  なお、今後の工事等につきましては、7月から8月の完成予定を見込んでおり、キャンプ場としましては、コロナの状況を見ながら、その後、オープンする予定でございます。  続きまして、(3)経営体等育成支援事業についての説明でございます。  2,924万2,000円の減額でございます。これは、新規就農者総合支援事業補助金555万7,000円の減額です。これにつきましては、新規就農者1名150万円、新規夫婦型1組225万円を見込んでおりましたが、該当者がなく、375万円の減額、また、継続の就農者についても、実績により180万7,000円の減額、合わせて555万7,000円を減額するものでございます。  そして、担い手への農地集積推進事業補助金240万4,000円の減額でございます。これは、地域集積協力金として1,200アール掛ける反当2万2,000円で、264万円を見込んでおりましたが、経営転換協力金157アール掛ける反当1万5,000円、23万5,500円の実績であったため、差引き240万円の減額をするものです。  さらに、経営体育成支援事業費補助金2,100万円の減額でございます。これは、担い手への経営の高度化に必要な農業機械・施設の導入を支援するため補助金申請をしましたが、不採択となり、2,100万円を減額するものでございます。  また、近代化資金利子補給補助金11万6,000円の減額は、事業確定による減額でございます。  最後に、農業経営資金利子補給補助金16万5,000円の減額でございます。これも事業確定による減額となります。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  企画部からは、(2)地域おこし企業人事業660万円減額の理由について御答弁させていただきます。  こちらの事業につきましては、令和3年9月末をもちまして、株式会社KADOKAWAとの地域活性化起業人に係る契約を合意解除したことにより、令和3年10月以降の企業人の派遣に係る負担金額560万円と活動に要する経費100万円を減額するものでございます。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  それでは、建設部からは、(4)雪害対策費の補正予算について説明させていただきます。  雪害対策事業委託料1億2,600万円の増額については、昨年12月末までに3回の降雪があり、かかった経費が約6,300万円であったことから、除雪1回当たり2,100万円ほどかかったことになります。したがいまして、補正予算計上時点が1月末でございましたので、1月中に2回ほど除雪作業をしておりますので、合わせて5回、また、2月に入っても、今年の天気を見ておりますと、今までの経験値から2回ほど除雪が必要ではないかと想定しまして、合計7回と想定を立てまして、総額で2,100万円掛ける7回で1億4,700万円とし、12月補正予算でお認めいただきました2,100万円を引きまして、1億2,600万円を今回の補正予算額とさせていただきました。
     次に、需用費につきましては、融雪剤の購入費でございます。融雪剤につきましても、12月中の融雪剤の使用が約1,600袋ございましたので、1回当たり約530袋必要になることから、同じように1月中に2回、また、2月以降の降雪が少なくても、凍結等による融雪剤の使用はございますので、同じように2回ほど500袋が必要ではないかということで、合計3,700袋とし、1袋1,500円でございますので、掛けまして560万円の増額とさせていただきました。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  ありがとうございます。再質問させていただきます。  (1)の宇賀渓の整備事業についてなんですが、繰り越す内容等は細かく分かったんですが、今後のスケジュールのところで、新法人と宇賀渓のもともとある組合とが、今後、どういうふうに連携していかれるかお答えください。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  七大字生産森林組合は、現在、事務所として活用を始めました店舗を利用して、宇賀渓に来られた山岳のお客様、キャンプ場を視察に来られたお客様等をもてなす事業に取り組んでおります。  キャンプ場自体はHyggeCirclesが運営させていただきます。  宇賀渓全体を登山を含めて七大字生産森林組合の方々がバックアップし、キャンプ場の景観を保つ形で、協力体制でやっていく予定でございます。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  では、今後、いろいろ計画を変更したり、運営の方法が変わっていくとすると、今、出来上がる新しい法人と七大字生産森林組合が協議をしながら進めていくということでよかったでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  議員のおっしゃるとおり、協力体制でやっていく予定でございます。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  (2)の再質問に移らせていただきます。  株式会社KADOKAWAとの合意解除の理由を教えてください。 ○議長(小川幹則君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  合意解除の理由でございますけども、勤務形態に関する事情でございます。具体的には、契約開始段階(令和2年10月以前)の時点では、総務省がテレワークによる勤務も可能ということでございました。しかしながら、令和3年8月に行われた総務省の研修会におきまして、テレワークによる勤務は不可との説明がございました。これを受けて、当該法人といろいろ協議をいたしましたが、総務省が変更した勤務要件を満たすことができず、やむなく合意解除に至りました。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  (3)の再質問で、最初に言われた夫婦で何か事業をされるところで、見込んでいたけどなかったということで、その事業の内容を教えてください。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  この制度につきましては、一定の条件等がございます。年齢制限等や、5年間において所得が250万円を超える営農計画、いろんなものを想定しながらやっていけるという審査を経て認定される制度でございます。夫婦でとは、お二人でやっていく意味合いで、お一人の場合と夫婦でやる場合には金額が異なります。夫婦の場合には1.5倍した金額が補填される格好になります。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  (4)の再質問をさせていただきます。  1回の除雪に当たり2,100万円必要ということで、これは業者さんに委託する料金が1回2,100万円で、それは業者さんのみの金額ということでよかったでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  業者には各路線を指定して除雪をお願いしておりますので、かかった時間に基づき算定しております。  藤原町立田地区におきましては、市のホイールローダーを使い、市でお願いして除雪をしておりますので、そこは業者さんではございません。それも合わせての経費でございます。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  次の質問に移らせていただきます。  議案第16号、令和4年度いなべ市一般会計予算。  (1)267ページ、款5農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費、農業公園指定管理委託料4,554万円の積算内容は。  (2)255ページ、款5農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費、地域おこし協力隊事業(獣害)について、これまでの活動実績と令和5年度以降の計画は。  お願いします。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  では、(1)、(2)につきまして、農林商工部より答弁させていただきます。  農業公園指定管理委託料4,554万円につきましては、指定管理者の更新時(3年ごと)に指定管理者と協議の上、算出した金額となります。  なお、指定管理料につきましては、令和3年第1回定例会において、準備期間も含め、令和2年度から令和5年度までの4か年の債務負担行為により上限額の議決をいただいております。  額の算定としましては、過去3年分の決算における状況を精査し、更新時の次年度予算をサンパークといなべ市が協議し、決定しております。  (2)地域おこし協力隊事業(獣害)について御説明します。  地域おこし協力隊員は、現在、杉原氏が担っております。令和元年9月より地域おこし協力隊員として任用し、令和4年8月31日をもって終了する予定でございます。  獣害個体をジビエ肉として有効利用し、販売することにより、獣害駆除が商売として成り立つ環境をつくる目的で、そのためにいなべ産ジビエ肉のブランドを確立するため、獣害個体の捕獲から解体まで、ジビエ肉の品質衛生管理ができる人材を育成しております。  1年目に狩猟免許取得、精肉、販売業の取得、みえジビエの認証登録完了、2年目以降、いなべ市ジビエ工房において、年間200頭以上の鹿の解体精肉作業を経て、実績経験を経て、三重県のみえジビエを実践している。また、自らジビエ肉の料理も考案しており、今後、解体精肉とともに料理としてのジビエ肉をあっせんしたいと言っている次第でございます。  令和5年以降の獣害としての地域おこし協力隊の計画は現在のところありません。理由は、地域おこし協力隊は、いなべ市ジビエ工房でみえジビエのブランドの下、厳格な食品衛生管理の下、精肉解体を行える人材を確保するために採用いたしました。杉原氏はこの3年間において、ブランドとしてのみえジビエを実践できる技量を取得したと思っております。いなべ市ジビエ工房の規模は敷地面積83平方メートル、解体処理頭数は1日3頭、解体処理に携わる人工数は1名ないし2名であることから、現在、この施設の運営を任せている佐藤大樹氏と杉原英明氏の2名以外に計画はございません。  令和5年度以降については募集の予定はありませんが、起業も含め事業を継続できるよう提案するつもりでございます。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  (1)の再質問をさせていただきます。  過去の積算でこの4,554万円という予算が立てられていると思うんですけど、今回のスノーピークの計画は何も考慮されずに、このように決められたんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  株式会社スノーピークの進出につきまして、サンパークとの指定管理の協議はこれからとなります。コロナ禍でバランスがかなり崩れておりましたが、入園料等、入場料等の金額がかなり大きゅうございます。指定管理のエリアと入場料の把握、そして、維持管理の分別等をスノーピークとサンパークとの間で深く協議した上で、歳入と歳出のバランスを取り決めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  (2)の再質問をさせていただきます。  ジビエ工房をまだこれからも運営されていくということなんですが、多分、この地域おこし協力隊の期間が済んでいくと、市との契約等、今後の内容で決まっていることがあったら教えてください。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  地域おこし協力隊を卒業時に、起業補助金として100万円の予定がございます。これを利用して、地域おこし協力隊卒業生が新しい形で起業するのであれば、現在行っているジビエ工房をさらなるものに発展させて、使用貸借していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  ジビエ工房の家賃は今後発生していくのでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  今後、ブランド化のことも含めて、双方で協議していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君の質疑を終了します。  次に、受付2番、篠原史紀君。  8番、篠原史紀君。 ○8番(篠原史紀君)  おはようございます。2問、総括質疑をさせていただきます。  まず、1問目ですが、これは市職員の対応に関わることで、確認の意味を含めて質疑をさせていただきます。  議案第2号、いなべ市職員育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。  (1)不利益な取扱いを受けることがないようしなければならないと明文化されていますが、不利益な取扱いとはどのようなことを想定しているのか。  (2)条例改正に該当する会計年度任用職員(在職期間が1年未満)の人数は。全国では保育士の事例が多いとのことだが、いなべ市の状況はどうか。  (3)妊娠、出産等を申し出た職員からは意向調査を行うとしているが、該当の会計年度任用職員であっても育児休業が積極的に取得でき、かつ、休業後は引き続き会計年度任用職員として働けるようになるのか。  (4)全国事例を調べると、今まで会計年度任用職員採用時に育児休業について説明がなされていない自治体が多かったように見えます。条例を改正されることで、採用時に説明が行われるのか。  (5)育児休業の承認が円滑に行われるための研修の実施、相談体制の整備、勤務環境を整備するとあるが、それぞれの改善について具体的な説明をお願いいたします。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  総務部長、小林治夫君。 ○総務部長(小林治夫君)  議案第2号、いなべ市職員育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、(1)から(5)まで総務部で答弁させていただきます。  本条例の改正趣旨としまして、令和3年8月に人事院が国家公務員の妊娠、出産、育児等と仕事の両立支援に関する報告において対応策を求め、これを受けて令和4年2月に人事院規則が改正されたことから、地方公務員もそれに倣い同様の措置を行うものであります。  (1)の質問の不利益な扱いについて、厚生労働省が不利益な取扱事項を例示していますが、それを見ますと、具体的な不利益な取扱いとは、育児休業等の申し出・取得を理由に事業主が解雇や退職強要、雇い止め、降格、減給、不利益な配置変更、申出期間を求めないことなどが該当しています。  (2)会計年度任用職員の人数及びいなべ市の状況については、いなべ市では週20時間以上勤務する会計年度任用職員で、かつ、在職1年未満の職員数は40名です。うち、最も多い部署は小中学校に勤務する学校支援員や推進員などが18名です。次いで保育士が6名、清掃事業に従事する職員4名です。  (3)該当の会計年度任用職員であっても育児休業が積極的に取得でき、かつ、休業後は引き続き会計年度任用職員として働けるかの質問につきましては、会計年度任用職員の育児休業についても、育児休業後も引き続いて職務に復帰しています。また、育児休業に伴う職員の補充や勤務体制にも十分配慮しています。  (4)会計年度任用職員採用時に育児休業について説明がなされていない自治体が多かったように見える。条例を改正されることで、採用時に説明が行われるのかにつきましては、会計年度任用職員を任用する初日に所属長が任用通知書の交付とともに服務に関する留意事項を配布して、服務、休暇、休職、手当等の制度について十分な説明を行い、職員の不利益にならないように取り組んでいます。  また、毎年4月の更新時にも服務に関する留意事項を配布し、継続して制度の周知に努めています。  (5)育児休業の承認が円滑に行われるため、研修の実施、相談体制の整備、勤務環境を整備するとあるが、それぞれの改善について具体的な説明をにつきましては、これまで、次世代育成支援対策推進法に基づく特定事業主行動計画を推進するために、部門長と職員組合代表で構成するいなべ市特定事業主行動計画策定推進委員会で計画の進捗管理、課題の協議、啓発を行い、その進捗状況をホームページで公開しております。  研修としては、新任管理職研修や階層別に行うハラスメント研修で、上司や同僚からの育児休業等に関するハラスメントの防止に取り組んでいます。  相談体制としては、職員課に子育て支援の担当者を置き、必要な情報が提供できる体制、苦情に対応できる体制を整備しています。  この条例の整備に伴い、これまでの取組をさらに充実させ、育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に努めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  篠原史紀君。 ○8番(篠原史紀君)  詳しい答弁ありがとうございました。本当に我が市も人材がそんなにいるわけではないので、なお一層、この条例を機に待遇の見直し等をお願いいたします。  2問目に参ります。  議案第12号、令和3年度いなべ市一般会計補正予算(第11号)について。  (1)予算書53ページ、款5農林水産業費、項1農業費、目5農地費の中の農村地域防災減災事業の1,520万円の中で、500万円がため池の耐震等の調査事業費に充てられ、残り1,020万円が麓口溜の整備実施計画書の策定に充てられていますが、今後、耐震診断等の実施を考えているため池は市内にどの程度あるのか。  また、診断や調査の優先順位はどのように決められているのか。  (2)予算書59ページ、款7土木費、項2道路橋梁費、目5雪害対策費の1億3,160万円について、こちらは先ほどの西井議員の総括質疑にかぶると思いますが、①今年は例年にない豪雪となったが、増額予算の根拠をお願いいたします。  ②今年度の豪雪を受けて、新年度予算案で示されているホイールローダーの購入を含めて、今後の雪害対策等について新たに検討していることはあるか。
     この2点をお願いいたします。 ○議長(小川幹則君)  農林商工部長、杉本 剛君。 ○農林商工部長(杉本 剛君)  それでは、(1)耐震診断等の実施を考えている市内のため池の数及びその優先順位について答弁させていただきます。  いなべ市内に防災重点農業用ため池は34か所あります。既に大安町平塚にある両ヶ池は老朽化、地震、豪雨の対策を施工し、防災工事が完了しているため、現在、対象となるのは33か所となります。  そのうち令和3年度までに耐震調査を済ませたのが25か所、豪雨調査、劣化調査を済ませたのは8か所となっております。  今後、耐震未調査のため池が8か所、豪雨、劣化未調査のため池が25か所ありますが、耐震調査で既に行われた12か所につきましては、豪雨、劣化調査が必要ないため、残りの13か所について、令和7年度までに調査を完了したいと考えております。  防災重点農業用ため池の選定基準ですが、ため池から100メートル未満の浸水区域内に家屋、公共施設等があるもの。また、ため池から100メートルから500メートルの浸水区域内の家屋、公共施設等があり、かつ、貯水量1,000立方メートル以上のもの。ため池から500メートル以上の浸水区域内に家屋、公共施設等があり、かつ、貯水量5,000立方メートル以上のもの。地形条件、家屋等との位置関係、維持管理の状況等から都道府県及び市町村が必要と認めるもの。適用除外といたしましては、新基準に該当しても、歩行不可能な範囲に家屋、公共施設等がない場合は、防災重点農業用ため池に選定しておりません。  最後に、優先順位につきましては、三重県により防災重点農業用ため池の堤体耐震性の有無、洪水吐能力の有無、改修歴、液状化、安全率の項目で点数化して優先度判定点とし、優先順位を決定しております。この順位を基に、いなべ市も三重県と協議しながら地元調整を行い、調査、事業計画、防災工事を順次進めることといたしております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  それでは、建設部から(2)の雪害対策費1億3,160万円の増額について御説明いたします。  ①増額予算の根拠でございますが、先ほどの西井議員の答弁と同様でございますので、省略させていただきます。  ②ホイールローダーの購入以外に新たに検討していることはあるかでございますけども、市としましては、市内土木業者に委託して実施しております幹線道路等の除雪作業の体制を維持していくことが第一であると思っておりますので、特に新たなことは検討しておりません。  以上でございます。 ○議長(小川幹則君)  篠原史紀君。 ○8番(篠原史紀君)  新年度予算に突っ込むことになります今のホイールローダーの件についてちょっとだけ質疑をさせていただきます。  ホイールローダー自体を用意するということで、このホイールローダーは、例えば先ほどの西井議員の答弁では、立田地区に関しては市のホイールローダーを貸与してみたいなお話があったと思うんですが、このホイールローダーの使用方法は具体的にどんな感じで考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  今回、ホイールローダーについては4台購入するんですけども、そのうちの1台は、先ほど申しました立田地区に置いてあるものが経年劣化での買い換えになりますので、新しく購入するものは3台でございます。  市長の答弁でもございましたように、3台につきましては、北勢、藤原、大安に配置する予定でございます。  具体的には、それぞれの粗大ごみ場に置いていただいて、降雪時にはそのホイールローダーを除雪対応に柔軟に使いたいと思っております。具体的には、例えば除雪業者に除雪をお願いしておるんですけども、除雪の作業により業者のお手持ちの機械が壊れることもございますので、そういった場合にそれをお貸しして、除雪作業をしていただくとか、除雪の遅れておる路線を、業者に貸して除雪していただくとか、また、市の直営により公共施設の周囲で除雪対象路線と公共施設を結ぶ路線につきまして、必要に応じて市の職員による除雪等もしていきたいと考えております。固定して使うのではなく、その年の状況に応じて、その都度、判断したいと思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  篠原史紀君。 ○8番(篠原史紀君)  除雪に関しては様々なお声を頂いておりますので、柔軟な姿勢を取りまして、市民の福祉の増進を図られるようお願いいたします。  以上で終わります。 ○議長(小川幹則君)  篠原史紀君の質疑を終了します。  次に、受付3番、岡 恒和君。  12番、岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  12番議員、日本共産党、岡 恒和です。通告書に基づいて質問いたします。  議案第16号、令和4年度いなべ市一般会計予算について。  (1)款3民生費、項1社会福祉費、目1社会福祉総務費、節12委託料、生活困窮者自立支援事業(被保護者健康管理支援事業)。  ①具体的事業内容は。  ②施政方針では、生活保護受給世帯の約8割は何らかの疾病で医療機関を受診しており、適切な食事や運動の習慣の確立が求められるとしています。生活保護受給世帯の直近5年間の受診割合の推移は。  ③事業説明では、医療扶助費の適正化を図るとしています。現在の医療扶助費の不適正な状態とは何を指すのか。また、どのような状態を適正と考えるのか。  (2)款3民生費、項2児童福祉費、目2保育園費、節12委託料、公立保育園ICT化推進事業、私立保育園ICT化推進事業。  ①具体的事業内容は。  ②保育士の事務作業に関わる時間はどの程度か。  ③ICTシステム導入により軽減される時間数はどの程度か。  ④保育士の時間外勤務の状況は。  以上、質問します。 ○議長(小川幹則君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  それでは、福祉部から、議案第16号、令和4年度いなべ市一般会計予算の、(1)生活困窮者自立支援事業について、①から③まで答弁させていただきます。  まず、①具体的事業の内容は。  本事業は生活保護法第55条の8に基づき実施する事業でございます。生活保護受給者に対して健康状況、課題の把握を行い、医療の情報提供、健康指導、医療の受診の勧奨を行い、健康管理の支援や指導を行います。結果を評価し、PDCAサイクルで健康意識の向上、健康状態の改善を図り、日常生活の自立度を向上させることを目的としております。  参考としまして、まず、被保護者の現状、健康課題の把握、続きまして、事業の企画、個人に合った目標、評価指標の設定、支援内容の検討を行い、事業の実施となります。支援内容に沿った個別または集団で指導を行います。結果につきましては、厚生労働省へ事業報告となっております。事業費につきまして、75%が国庫負担金となっております。  ②直近5年間の受診割合の推移でございますが、生活保護受給世帯の受診者の割合としまして、平成29年度86.4%、平成30年度89.1%、令和元年度83.8%、令和2年度79.5%、令和3年度80.7%となっております。  続きまして、③どのような状態を適正と考えるのかですが、国の調査では、生活保護受給者世帯と一般世帯を比較したところ、生活保護受給者世帯において適切な食事習慣や運動習慣が確立されていない傾向が強く、健康維持に支障を来し、生活習慣病等による医療扶助費の増加につながることが不適正な状況と考えられております。  生活保護受給者の多くの方が健康上の課題を抱えていますが、健康に向けた諸活動が低調である人が多く、こうした生活保護受給者の状況を踏まえ、医療と生活の両面から健康管理に対する支援を行い、早期受診の勧奨、治療中断の解消を図ることで、生活保護受給者の健康や生活の質の向上を図りたいと思います。  健康面での自立の助長により、健康で文化的な生活が維持され、結果として、医療扶助費の適正化が図られるものと考えております。  参考ですが、規則正しい食事をしている方が、一般世帯では約85%、保護世帯につきましては78%、栄養バランスのとれた食事をしているのが、一般世帯で78%、保護世帯では66%、ふだんから運動をしている、一般世帯54%、保護世帯は37%との調査報告が出ております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  健康こども部長、出口美紀君。 ○健康こども部長(出口美紀君)  健康こども部からは、保育園におけるICT化推進事業についてお答えいたします。  先日の代表質問でも答弁をさせていただきましたが、令和4年度の具体的な事業内容はタブレット機器購入とWi-Fi環境の整備、システムに係る費用でございます。  ICTシステムの導入により、保育士の負担が軽減できる内容とするために、今後、検討していきます。  例えば負担軽減が期待できる内容としては、園児の登降園の管理、園児情報の管理、指導計画や保育日誌の作成、お便りの配信、職員の勤務管理などでございます。  ②保育士の事務作業に関わる時間はどの程度かの御質問でございますが、年齢や児童数にもよりますけれども、おおよその必要時間数を保育士に確認いたしました。毎日の作業として最も時間がかかるのは睡眠チェックです。園児が午睡している時間約2時間30分ですが、5分置きに確認し、記録いたします。あわせて午睡中に園児一人一人の連絡帳を必要に応じて記入します。この作業は1時間程度かかるそうです。  また、毎月の作業で最も時間を要するのは、カリキュラムや個別支援計画の作成で、約2時間です。園児のタイムカードチェックにも2時間かかります。クラスだより作成に約1時間、さらに年度末の作業としては、保育要録が園児1人当たり30分、小学校への引継ぎシート作成に園児1人当たり30分となるようです。  また、保育の質向上のために研修や打合せ、検討会などを日々行っておりますが、そのための資料準備、会議記録なども作成に多く時間を費やしています。  保育中は事務作業ができませんので、午睡中に連絡を書いたり、そのほかは子どもたちが降園後に行っております。  ③ICTシステム導入により軽減される時間数はどの程度かの御質問ですが、導入する内容につきまして、今後、検討していくということで、現段階で削減される時間数はお答えしかねますが、保育士からはシステム導入により軽減が期待できる内容として、基本情報をデータ化し、一括管理することで、必要な情報をすぐ引き出すことができ、探す時間や作成の時間を短縮することができる。指導計画や日誌では過去の入力履歴からのコピーや定型文例の活用、他帳票との自動連動機能なども活用できる。保護者宛ての連絡やお便りを手書きからシステムでの作成となることで、写真掲載など見やすくでき、書き直しや記載ミスの訂正も容易にできる。お便り等の発信、ペーパーレス化により、印刷して畳んで帳面に挟む作業を削減できるなどの効果が見込まれると聞いています。  実際にシステムを活用する保育士がやりやすく、また、時間短縮できるよう、保育現場の声を聞きながら構築していきたいと考えています。  ④保育士の時間外勤務の状況はについてでございますが、令和3年4月から令和4年1月までの公立園、社協立園、合わせて10園の保育士について確認いたしましたところ、1人当たり平均で毎月約6時間の時間外勤務をしている状況です。  時間外勤務となる業務については、早朝、延長保育のほかに、必要に応じて研修会、会議、保護者面談、園行事の準備、制作教材準備、保育室の環境の整えがあり、それに加えて事務作業が時間外の勤務となる場合がございます。  このたびのシステム導入により、事務の時間を短縮できれば、園児と向き合うための準備を含めた時間に充てることができます。  時間外勤務の解消、ワークライフバランスの確保も期待できると考えます。  保育士にとって気持ちにゆとりが持てるよい勤務環境とすることで、いなべ市を希望する保育士が増えることにつながればとも考えています。  今後も保育士の皆さんが生き生きと働いていただけるよう、引き続き、働き方改革を推進してまいります。  以上でございます。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  (1)について質問します。  この被保護者健康管理支援事業の委託先はどこになるんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  委託先は、現在、いなべ市役所の産業医を考えております。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  生活保護受給世帯の受診割合について、直近5年間をお話しいただいたんですが、もし分かれば、国保と比べてどの程度高いのかを教えてください。分からなければいいです。 ○議長(小川幹則君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  現在、比較しておりませんので、数字的なものはございません。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  先ほど福祉部長からも答弁があったわけですが、受給率が多いときでは89、少なくても79.5という状況で、そもそも受給に至るのが、病気で働けないということが多くなっているわけで、当然のことだと思うんですが、先ほど部長からも答弁ありましたが、これによって何か需給抑制をかけることではないということでよろしいでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  この事業を実施するに当たって、生活保護受給に関して影響はございません。医療機関を受診していないことや、健康管理指導に応じなかったとしても、生活保護法第62条の指導・指示義務違反での生活保護停止は考えておりません。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  政府はできるだけ医療扶助を減らしていこうというのが方針の中にあるわけです。いなべ市はそういうことではないとおっしゃっていただきました。  ただ、総合計画、それから令和3年度のいなべ市総合計画の目標値を見てみると、総合計画でいくと、平成26年度の実績値が3.4パーミル、最終目標値は平成37年度で3.8パーミルとなっているんですが、令和3年度のいなべ市総合計画実施計画では、令和2年度の実績値が3.6パーミル、目標値が2.8パーミル、令和5年度が目標値が2.8パーミルとなっているので、いなべ市の3.8パーミルと比べると、1パーミル差があるわけです。その辺のことも何か考慮されているのか、何か考えているのであれば教えてください。 ○議長(小川幹則君)  福祉部長、日紫喜隆一君。 ○福祉部長(日紫喜隆一君)  ちょっと答弁がございませんので、申し訳ないです。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  また確認しておいてください。  では、(2)ですが、タブレットを使ってということなんですが、現在、園児の基本情報はカード管理されているのか、それとも、データとしてパソコンで管理されているのか、どちらでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  健康こども部長、出口美紀君。 ○健康こども部長(出口美紀君)  紙ベースの管理が中心だと聞いております。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  先ほど事務作業にかかる時間はどの程度かとお尋ねしたんですが、中でも多いのは、カリキュラムや個々の園児に対する支援計画が大事なところで関わってくると思うんですが、こういうシステムを導入すると、学校にも導入されてきているわけですけども、入力作業に手間取るとか、かえって面倒になるとか、学校の場合ですと、入力パソコンが1台しかないということで、すごく困ったこともあったわけですが、タブレットということで、何台か配置されると思うんですが、どれくらい配置されるんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  健康こども部長、出口美紀君。 ○健康こども部長(出口美紀君)  現在のところ、まだ数は決めておりません。協議の中で予算の許す限り、必要な台数を購入したいと考えています。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  部長からもおっしゃっていただいたのですが、こういうところの効率化はすごく大事です。それが仕事のしやすさにつながっていくことが大事ですので、先ほどもおっしゃっていただきましたが、現場の声を一番に考えていただいて、まだこれから計画を細かくつくっていくということですので、ぜひそういうふうにしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
    ○議長(小川幹則君)  健康こども部長、出口美紀君。 ○健康こども部長(出口美紀君)  そのようにしたいと思っております。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君。 ○12番(岡 恒和君)  質問を終わります。 ○議長(小川幹則君)  岡 恒和君の質疑を終了します。  次に、受付4番、衣笠民子君。  14番、衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  14番議員、日本共産党の衣笠民子です。議案第16号、令和4年度いなべ市一般会計予算について、2点、通告書に従って質問いたします。  (1)旧中里小学校地域おこし協力隊事業について。  款2総務費、項1総務管理費、目2文書広報費、地域おこし協力隊事業1,900万円についてです。  6点お聞きいたします。  ①これまでの年度ごとの隊員数の推移は。  ②今後の隊員募集計画は。  ③地域おこし協力隊は任期が3年に限られています。任期後のいなべ市への定住はどのようになっていますか。  ④隊員任期後の起業、創業状況は。  ⑤事業実績は。  ⑥郷土資料館機能が旧中里小学校に移転となります。これまでの旧中里小学校地域おこし協力隊の活動拠点と、「二つの事業による相乗効果を図ることで、施設の活用の効率化と地域の活性化を目指します」と施政方針にありますが、これまでの旧中里小学校地域おこし協力隊事業はどのように郷土資料館事業と関わりを持つのかお聞かせください。  (2)雪害対策事業について、3点お聞きします。  款7土木費、項2道路橋梁費、目5雪害対策費、除雪対策車両整備事業4,686万円についてです。  ①これまで除雪対策車両はどれだけ保有していたのか。  ②今回購入の除雪トラック1台、ホイールローダー4台の設置場所は。  ③今回購入の除雪トラック1台、ホイールローダー4台の活用方法は。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  (1)旧中里小学校の地域おこし協力隊事業について、企画部から答弁させていただきます。  ①年度ごとの隊員数の推移でございます。  現在、旧中里小学校を拠点として活動しておられる隊員は7名でございます。  推移を申し上げます。  平成31年度4月に4名委嘱させていただきました。これによりまして、平成31年度末時点の隊員数は4名でございました。次に、令和2年度は4月に1名、10月に1名、それぞれ採用させていただきました。これに伴いまして、令和2年度末の隊員数は合計6名となりました。そして、令和3年度は7月に1名を委嘱させていただきまして、今年度末の隊員数は7名の予定となっております。  次に、②隊員募集計画についてでございます。  令和4年度に1名の採用を予定しております。  続きまして、③任期後のいなべ市への定住についてでございます。  この3月末で任期が終了する隊員が4名いらっしゃいます。この4名につきましては、4月以降もいなべ市内に在住し、活動を継続していくとの意向を頂戴しております。  そのほかの隊員につきましても、これからも定着、定住を図ってもらえるよう、面談時等においてお話をしていきたいと思っております。  続きまして、④任期後の起業状況でございます。  先ほど申しました令和3年度末に任期満了を迎える4名についてでございます。このうち3名が起業される予定でございます。残りの1名は、隊員が起業された会社の従業員となる予定と聞いております。  次に、⑤事業実績についてでございます。  学校の利活用についてでございます。まず、ランチルームを改装したカフェについては、地域の高齢者の憩いの場となっております。その来場者数でございますが、令和元年度は3,461人、令和2年度は4,625人、そして、令和3年度3,058人となっております。  また、体育館を改装して造りました遊び場は会員登録制となっておりますけども、令和4年1月末現在で会員数7,336人の登録がございます。内訳は、いなべ市民が1,743人、市外の方が5,593人でございます。  それ以外にも、市民団体などとの連携がございます。例えばグリーンクリエイティブいなべやいなべ子育てネットワーク(いなこね)などとも連携、協力してイベントを企画しております。その会場として旧中里小学校の校舎を活用いただいております。  特に、最近、コロナ禍で遠出が難しくなっている近隣の小学校や保育園の遠足先としても利用いただいております。  また、株式会社日本旅行の地域活性化起業人の発案事業として、県外からの社会見学のコースとしての受入れに協力するなど、新たな展開も見せております。  次に、⑥郷土資料館事業との関わりについてでございます。  隊員が郷土資料館事業と直接的に関わる予定はございません。しかしながら、小学校で二つの事業が実施されることによる相乗効果として考えられることは、カフェや遊び場は日頃から多くの利用者がございます。マルシェなどイベントの際には運動場が車でいっぱいになるほどの人が訪れております。これらの利用者が郷土資料館へも足を運んでいただくことができますし、同様に、郷土資料館を訪れた方がカフェや遊び場を活用していただくこともできると考えております。  以上でございます。 ○議長(小川幹則君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  それでは、建設部からは、(2)の雪害対策事業について答弁させていただきます。  ①これまで除雪対策車両はどれだけ保有していたのかでございますが、除雪トラック1台とホイールローダー1台、合計2台の保有でございました。  ②今回購入の除雪トラック1台、ホイールローダー4台の設置場所はでございますが、まず、更新する除雪トラックにつきましては、現在は市の防災倉庫東側のひさしの下で保管をしておりますので、同様の扱いになります。  また、立田地区に置いておりますホイールローダーにつきましても、同じように旧立田小学校敷地内に除雪機の格納庫がございますので、そちらでの保管となります。  また、新たに3台増設しますホイールローダーにつきましては、北勢、大安、藤原の各粗大ごみ場への設置となる予定でございます。  次に、③今回購入の除雪トラック1台、ホイールローダー4台の活用方法はでございますが、まず、更新となります除雪トラックにつきましては、現在は市の委託業者にお願いして、除雪機を使って藤原町内の幹線道路3路線の除雪をしていただいておりますので、引き続き、お願いすることとなります。  また、立田地区に置いておりますホイールローダーにつきましても、立田地内の指定路線の除雪に当たっていただくことになります。  続きまして、新しく購入する3台の活用方法でございますが、先ほどの篠原議員にもお答えしましたが、市の委託業者への貸出しや、市の直営による公共施設と幹線道路等を結ぶ路線の除雪に当たるなど、柔軟な活用を考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  (1)についてお聞きします。  令和3年度末に4人の方が任期満了となられ、3人が起業されるとのことでした。この事業自体はまだ継続されていて、7人体制でというお話もありましたので、起業されるけれども、全く別のことを起業するのではなく、起業して今までやっていた事業を行うということなんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  はい、そのとおりでございます。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  今まで全てが地域おこし協力隊でこの事業をしてきたわけですが、起業されるということは、また事業体が別になるんですが、中里小学校の使用料とかそういうことは何か変わってくるんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  来年度から郷土資料館の改装が始まります。改装が完了した後、その辺のすみ分けも考えて検討していきたいと思っております。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  今言った使用料というのは、今は地域おこし協力隊事業を今ある場所でやっていただいて、地域を起こしていくという活動だったわけですが、新たな企業体となってやられるんだったら、中里小学校、市の場所を貸すという使用料が発生するのかをお聞きしたいんですが。 ○議長(小川幹則君)  企画部長、長﨑十九八君。 ○企画部長(長﨑十九八君)  当然、現在は地域おこし協力隊ですけども、退任後は企業になりますので、そこのところは運用の新たな契約の形になると思いますけども、その中で検討していく形になると思います。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  起業された企業体の方と地域おこし協力隊とが協力して同じ事業をしていく形になるんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  中里小学校を利用する大道芸の方は、私が勧誘させていただきました。一人でも多くの方が過疎地と言われているところを拠点にして活躍していただいて、大道芸ですから、今はイベントはないですけど、あの当時はイベントがありました。いなべ市のPRもやっていただくんです。この方は芸も上手ですけども、物すごくPRが上手ですので、いなべ市に来ていただいて、PRをしていただく。そして、近所の高齢者が寄り合うところがなかったので、カフェのようなものをしていただければ、地域の方も喜ばれます。廃校にしたままですと、朽ちていくんです。電気代なども地域おこし協力隊の費用で賄っていただければ一石二鳥です。もしもの災害のときにそこに行っていただくことも可能ですが、何も使われない状況であれば、どんどん朽ちていくだけで、いざとなったときに使えません。そういったことも含めて、できるだけ今後もサポートしながら、国の補助金が入るのであれば、どんどん導入させていただいて、この場所で継続的に活動をやっていただき、仲間を増やしていただけるんであれば、ウイン・ウインの関係になろうかなと思っておりますので、できるだけサポートしていきたいと思います。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  これこそ地域創生事業というか、人口が少なくなっていく藤原地区に対しての地方創生事業だということが分かりました。  次の雪害対策について、一つお聞きいたします。  除雪トラック1台今回購入されて、前に1台あってということで、トラックは2台になるということでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  建設部長、梶 正弘君。 ○建設部長(梶 正弘君)  今、使っております除雪トラックは平成8年の購入でございますので、かなり経年劣化しており、買換えでございます。なお、今回、買換えにはなるんですけども、コロナ禍の中で、今、発注しても、年度内いっぱいはかかるということですので、次のシーズンにつきましても、今のトラックを使う形にはなろうかと思います。実際に使えるのはもう1シーズン後かと思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  ということは、トラックは1台になるということだそうです。しかし、ホイールローダーが3台、今までよりも増強されるということです。今期のような大雪がいつまたあるか分かりませんので、ちょっと安心になるのではないかなということだと思います。  これをもちまして、総括質疑を終わります。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君の質疑を終了します。  これにて、総括質疑を終了します。  なお、ただいま議題となっております日程第1、議案第2号から、日程第20、議案第21号までの20議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  次に、日程第21、議案第22号から、日程第25、議案第26号の5議案を一括議題といたします。  日程第21、議案第22号、工事請負契約の締結について(いなべ市民温水プール(仮称)新築工事)から、日程第25、議案第26号、令和4年度いなべ市一般会計補正予算(第1号)までの5議案について、提案理由の説明を求めます。  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  追加議案の議案第22号、議案書の2ページと参考資料の1ページを開いていただけるとありがたいと思います。  議案第22号、工事請負契約の締結について(いなべ市民温水プール(仮称)新築工事)で、条件付一般競争入札を実施いたしました。12社応募のうち1社は辞退されましたので、11社応募がございました。設計価格と予定価格はイコールです。15億2,200万円の予定価格に対して最低入札化価格が13億6,980万円で約90%です。それに消費税を足した15億678万円で株式会社安藤・間(三重営業所)と契約させていただけたらと思っております。  資料の1ページを見ていただきますと、株式会社安藤・間につきましては、大手ゼネコンでございます。  続きまして、議案第23号、いなべ市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定については、資料の5、6ページを開いていただくとありがたいと思います。  令和3年の人事院の給与改定に関する勧告に鑑みまして、国家公務員における一般職員の給与に関する法律が改正されたことに伴い、これに準じていなべ市職員の給与に関する条例を改正しようとするものでございます。  内容につきましては、資料5、6ページを開いていただきますと、一般職員と④市長、副市長、教育長に関しましては、期末手当、勤勉手当を合わせて4.45か月から0.15か月引き下げて、4.3か月分にするということでございます。  そして、②再任用職員、③議員につきましては、0.1か月分引き下げて、再任用職員については2.35か月を2.25か月に、議員については3.35か月を3.25か月に引き下げようとするものでございます。  続きまして、議案第24号、いなべ市阿下喜温泉条例を廃止する条例の制定については、温泉施設を民間事業者に長期の貸付けを行うことにより、新たな着想によるサービスの向上と地域の高揚及び新たな需要の拡大並びに財政負担の軽減を図るために阿下喜温泉条例を廃止させていただこうとするものでございます。  議案第25号、財源の減額貸付について(株式会社温泉道場への減額貸付)は、阿下喜温泉を株式会社温泉道場に貸付けをさせていただこうという議案でございます。  内容につきましては、建物と土地を令和6年4月1日から令和26年3月31日まで20年間貸し付けることを想定しております。そして、阿下喜温泉の有効活用を図っていただくものでございます。  資料の7ページに株式会社温泉道場の規模、会社の概要を記載させていただいております。
     阿下喜温泉は北勢町時代に阿下喜を活性化しようということで温泉を掘られ、市になって事業化となりました。事業化するに当たって、温泉事業は基本的には観光事業でございますので、補助金がございませんでした。ですから、健康増進という要素を入れて、合併特例債を入れた形で市が建設し、市の職員で運営していただきましたが、一旦、民営化で大新東株式会社にお願いしました。大新東株式会社自身がそれほど熱心ではなく、拡大されなかったものですから、ほくせいふれあい財団で現在運営をお願いしておりますが、毎年、4,700万円の指定管理料が要ります。ですから、株式会社温泉道場に、今回、宿泊施設も入れてお願いすることにより、温泉そのものは継続します。入込客が増えるのであれば、民間事業はプロにお任せしたらいいということでお願いしようとするものでございます。  議案第26号、令和4年度いなべ市一般会計補正予算(第1号)を見ていただきますと、歳入歳出それぞれ4億1,320万円を追加いたしまして、226億9,320万円としようとするものでございます。  13ページの歳出を見ていただきますと、今回、国の地方創生拠点整備交付金の採択を受けることができましたので、改装させていただいて、株式会社温泉道場に新たな出発をしていただこうと。宿泊施設がないのが一つのネックでしたが、株式会社一条工務店からトレーラーハウスの寄附を受けることが決まっておりますので、そのトレーラーハウスも活用させていただいて、宿泊施設を整備し、今の内装を拠点交付金によって整備させていただきます。そして、温泉施設の再生実績のある株式会社温泉道場と株式会社旅する温泉道場から地域活性化起業人を派遣してもらい、阿下喜温泉の再構築の助言、提案及びサポートを受けながら改装し、20年間運営していただければと思っております。3分の2は国からの支援を受けることができましたので、3分の1の負担でこの事業をしていくもので、指定管理料の4,700万円を軽減できるという提案でございます。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(小川幹則君)  市長の説明が終わりましたが、補足説明がありましたら許可いたします。               (「ありません」の声あり) ○議長(小川幹則君)  以上で、提案理由の説明を終わります。  暫時休憩します。                午前10時26分 休憩                午前10時35分 再開 ○議長(小川幹則君)  会議を再開します。  これより、議案第22号、工事請負契約の締結について(いなべ市民温水プール(仮称)新築工事)に対する質疑を許可します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(小川幹則君)  次に、議案第23号、いなべ市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてに対する質疑を許可します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(小川幹則君)  次に、議案第24号、いなべ市阿下喜温泉条例を廃止する条例の制定についてに対する質疑を許可いたします。  質疑はございませんか。  14番、衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  衣笠民子です。議案第24号と、次の議案第25号にも少し関わってきますが、質問させていただきます。  阿下喜温泉の再構築に向けて、地方創生拠点整備交付金の事業申請を令和4年1月12日付で行っていると説明がありましたが、なぜそれ以前に議会に対して説明がなかったのかお聞かせください。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  私どもは道路予算などいろいろ補助申請をしておりますが、それが実るときもあれば、不採択になるケースも結構あります。空振りになって、議会の皆さんに御迷惑をかけたり誤解を受けることがないように、採択された後で予算化させていただいて、お願いしているのが通常でございます。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  貸付先の株式会社温泉道場が決まるのと、補助金申請をしようということになったのは、どちらが先なんですか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  先ほど申しましたように、阿下喜温泉は合併の前の北勢町時代に温泉を掘られ、市になって、何とかそれを利用しなさいということでした。合併特例債では温泉の商業化はできなかったので、健康増進の要素を入れた形にしました。そして、元気づくりがPRも含めてあそこを拠点にという話になって、横に体育館を造り、コンセプトが商業温泉ではなく体育館のようなものになりつつありました。営業自体も、非常に難しい形状になっておりますので、商業温泉という形で運営していこうとすると、構造自体を変えていく必要があることは以前から切実に感じておりました。今回はこの予算が当たったわけですけども、今までは商業的なものについての予算はなかったんです。ですけど、地方創生という要素で政府は補助金を入れてきたんです。これが物すごくいいタイミングになりましたので、どちらが早いというわけではなくて、いいタイミングで取れたという結果です。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  阿下喜温泉が決まったときは、合併直後で、私もちょうど議会に在籍させていただきました。60人の議会で、行政からの提案を受け、議会においても活発な審議がされました。健康増進施設ということで行政側が提案し、運営に税金を使う事業になったわけです。  しかし、当時の提案の判断は誤っていたということでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  当時はそうせざるを得なかった。北勢町の時代に温泉を掘られた意図は、温泉がまずありきなんです。阿下喜の商店街の活性化、入込客を増やすことが温泉を掘られた趣旨なんです。それでは補助金が全くなかったんです。今は地域活性化ということで、交流人口を定住人口にしなさいというのが政府の考え方で、やっと補助金がついたということです。その都度、ベストの判断をしていっていると私は認識しております。時代と補助制度が変わってきたと御認識いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  商業施設では成り立たないからといって健康増進施設としてつけられた体育館も、元気クラブの事業をするために通常よりも天井を高くしたり、床材を補強したりされたわけですけれども、そうした健康増進施設としての役割は終了したんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  元気づくりが藤原町に拠点を移したときに判断を変えました。一つの大きな拠点に皆さんが来ていただくのでは、市民の皆さんが運動を生活習慣とするためには、各公民館のように歩いて行けるところで活発に運動をやらざるを得ない。インストラクターが10人、20人の方に啓発していくとすると、全ての市民が運動するには莫大なインストラクターが必要になってくるんです。それでは財政的にも持ちませんし、インストラクターが山のようにいるわけじゃないですから、地域に入って、6か月で元気リーダーをつくって、元気リーダーが中心になって、地区の健康増進を図るほうがはるかに合っています。公民館は各自治会にあるわけです。そういうシステムに切り替えたんです。健康増進施設という最初の意図と、それ以後は変わってきているんです。今はコロナでできませんが、公民館で活発に元気づくりをやっていただいているんです。時代とともにどんどん変遷していることも御認識いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君に申し上げます。先ほども申しましたように、1人10分程度ですので、時間配分をお願いいたします。  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  商業施設に変更になるということだと思いますが、議会が議決を行うためには、十分な調査、検討ができる期間を設ける必要があります。議会が議決責任を果たすために絶対に必要なことだと思うんですが、そうした認識は市長にはないんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  全員協議会であらかじめ背景も含めて十分御説明していると私は認識しております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  追加議案になった理由、そして、6月定例会では駄目なのかお聞かせください。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  これは国の令和3年度補正予算で上がってきておりますので、早急にそれを受けるという意思表示を国にする必要がありますので、今回、令和4年度の補正予算として計上したと御認識いただけるとありがたいと思います。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  衣笠民子君。 ○14番(衣笠民子君)  以上で終わります。 ○議長(小川幹則君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  今の件に関してですけども、期間が令和6年から令和26年までの根拠は何かあるんですか。説明ください。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  株式会社温泉道場は、市長が代わると意思が変わったりしますので、指定管理制度ではなくて、長期貸付けを要望されております。本格的に阿下喜を中心に活性化したい、この温泉を盛り上げていこうという、会社としてできるだけ長い期間を借り受けてという意思だと思っております。指定管理制度では駄目なんですかと我々も再三言いました。指定管理制度であれば、公金で指定管理料をお持ちすることもできます。そうではなく、自力でできるので、長期貸付けのほうがいいんだという会社の思いと、この温泉に対する熱意の表れだと私は思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  位田まさ子君。 ○16番(位田まさ子君)  貸付けについて長期ということは私も賛成できます。今後、ころころ変わると、市民は何を信じていいのか分からないところがありますので、20年でもいいんですけど、その間に事業が振るわなくて、撤退するという話が出たときに、この契約をきちっと守っていただけるような制度を書いておいていただきたいと思います。  終わります。 ○議長(小川幹則君)  次に、議案第25号、財産の減額貸付について(株式会社温泉道場への減額貸付)に対する質疑を許可いたします。  質疑はございませんか。  7番、原田敬司君。 ○7番(原田敬司君)  減額貸付をするということなんですけれども、減額の最低基準は設けられなかったんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  どうしても出だしは企業側の持ち出しになってしまうので、今後、具体的なことを詰めていきたいと思っております。大もうけはないと思いますけども、ある程度、収益が出るような状況になれば、還元いただくと。今でも4,700万円の赤字ですので、それを勘案した貸付制度を相互で詰めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  原田敬司君。 ○7番(原田敬司君)  現在の阿下喜温泉の価値もあると思うんです。そこに加えて、今回、4億円で修繕してバリューが上がります。そのうち3分の1は市から出すわけですけども、そのコストを回収する意思はお持ちなんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  各廃校になった小学校は価値があるかといえば価値があります。どう利用していくかは、先ほどの中里小学校も含めて見通しは立ってないんです。民間事業での利用は、聖母の家はできましたけども、建物があるから、そこに価値があると言われると、会計上は価値があるかもしれません。体育館のようなもので何か収益を上げる。1,500メートル下から、43度、上で26度のお湯が出ている。それも広がりようがないすり鉢状の下の地形、厚生病院の跡地といったことを勘案して、今まで4,700万円の赤字が出てたんです。個人的には、それをただでも温泉として使っていただけるんであれば御の字だと思います。国の補助金が入って、3分の1の負担で改修ができたら、4,700万円の3年で新たな投資額がペイできるわけです。それを考えれば、千載一遇のチャンスだと私は思います。そこに手かせ足かせいろんな条件をつけるのは愚の骨頂だと個人的には思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小川幹則君)  原田敬司君。 ○7番(原田敬司君)  最後に確認だけしておきたいのですけども、貸付金額は協議によって決めていくということなんですけれども、基本的には本物件により得られた純利益に協議によって定める割合を乗じて得た額と書いてあるので、もし赤字であった場合はゼロなのか、あるいは市から出すのか、どうなんでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  指定管理制度は向こうが拒否されました。ということは、はなからもらおうとは思ってらっしゃらないんです。それよりも長期間貸付けするという担保が欲しいと。最初のイニシャルコスト、国の補助金を利用した改装はしてほしいと、じゃないとスタートできませんので。ですけど、約4億円の改装費だけで指定管理者制度は使わないということは、ランニングコストは自前で全てやっていけるという覚悟の上でございます。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  6番、西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  議案第25号の質疑なんですが、衣笠議員と質問内容が似ているんですが、たとえ市の負担が3分の1になる事業だったとしても、大切な市の税金を使う事業であります。なぜ国の交付金の申請をする際に議会への説明がなかったのか、これは議会軽視に当たると思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(小川幹則君)  市長、日沖 靖君。 ○市長(日沖 靖君)  先ほどの繰り返しになりますけども、我々は様々な補助事業の申請にトライしております。駄目なのも結構あります。それを全て皆さんに報告していれば、タイミングを逃すのと、皆さんが臨時議会や全員協議会を頻繁に行っていただかなければなりません。空振りになったときに、その悪者探しを皆さんがされなければいいです。結果がよければ、皆さん、結果を褒めていただくよりも、悪くなったときに物すごくたたかれるのは我々公務員の性でございます。議員は我々をたたくだけたたくじゃないですか。一部の議員は褒めてもいただけますけども、成功したときに職員に対して誉め言葉がないんです。成功したときも同等に、たたくだけのエネルギーで褒めてもらえると、職員は励みになります。  以上です。 ○議長(小川幹則君)  西井真理子君。 ○6番(西井真理子君)  成功していたら、議員も褒めていると思います。現に反対ばかりしているわけでもないです。議会のせいにされ、議会が攻めるからとおっしゃいましたが、私たちの仕事は市の税金を使うことを監視監督することでございます。忙しいとか、私たち議員に気を使っていただく必要はありませんので、大事な事業をされるときは、きちんと説明していただくようにお願いします。  以上で終わります。 ○議長(小川幹則君)  次に、議案第26号、令和4年度いなべ市一般会計補正予算(第1号)に対する質疑を許可します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(小川幹則君)  これにて、質疑を終結いたします。  なお、ただいま議題となっております日程第21、議案第22号から、日程第25、議案第26号の5議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたします。  次に、日程第26、発議第1号、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  15番、岡 英昭君。 ○15番(岡 英昭君)  発議第1号、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議。  上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第1項の規定により、憤りを持って提出いたします。  令和4年3月15日。  提出者、いなべ市議会議員、岡 英昭。  賛成者、いなべ市議会議員、林 正男、清水隆弘、衣笠民子、片山秀樹。  それでは、決議案の朗読をもって説明に変えさせていただきます。
     ロシアによるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議案。  ロシアは令和4年2月24日にウクライナへの軍事侵攻に踏み切った。武力による一方的な現状変更の試みは国際秩序を根幹から脅かすものである。これは国連憲章に違反し、国際社会の平和、安全及び秩序を著しく損なう暴挙であり、断じて容認することはできない。  ロシアの核兵器の使用を示唆するような発言に対しても容認できず、抗議と非難の意を強く表明する。  本市議会においては、平成16年に非核平和都市宣言を決議し、核兵器の廃絶と世界恒久の平和を強く願ってきた。よって、本市議会はロシアに対し、ウクライナへの軍事行動に厳重に抗議するものである。  また、政府においては、在留邦人の安全確保に努めるとともに、国際社会と連携し、あらゆる外交手段を駆使し、ロシア軍の即時撤退と速やかな平和の実現に全力を尽くすことを強く求める。  以上、決議する。  令和4年3月15日、いなべ市議会。  以上で、説明を終わります。 ○議長(小川幹則君)  これより、発議第1号に対する質疑を許可します。  質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ○議長(小川幹則君)  これにて、質疑を終結いたします。  これより、発議第1号の討論、採決を行います。  発議第1号、ロシアによるウクライナ軍事侵攻に断固抗議する決議は、討論の通告がありませんので、採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案のとおり可決することに、御異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ○議長(小川幹則君)  異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  次回の本会議は、3月25日午前9時に再開します。  それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。               (午前11時00分 散会)         地方自治法第123条の規定により、ここに署名する。                いなべ市議会議長                いなべ市議会署名議員                いなべ市議会署名議員...