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  1. 四日市市議会 2021-02-04
    令和3年2月定例月議会(第4日) 本文


    取得元: 四日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-09
    検索結果へ戻る 検索をやり直す (このウィンドウを閉じます) 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年2月定例月議会(第4日) 本文 2021-02-25 文書・発言の移動 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 275 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : 午前10時開議 選択 2 : ◯議長(早川新平議員) 選択 3 : ◯議長(早川新平議員) 選択 4 : ◯伊藤嗣也議員 選択 5 : ◯議長(早川新平議員) 選択 6 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 7 : ◯議長(早川新平議員) 選択 8 : ◯伊藤嗣也議員 選択 9 : ◯議長(早川新平議員) 選択 10 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 11 : ◯議長(早川新平議員) 選択 12 : ◯伊藤嗣也議員 選択 13 : ◯議長(早川新平議員) 選択 14 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 15 : ◯議長(早川新平議員) 選択 16 : ◯伊藤嗣也議員 選択 17 : ◯議長(早川新平議員) 選択 18 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 19 : ◯議長(早川新平議員) 選択 20 : ◯伊藤嗣也議員 選択 21 : ◯議長(早川新平議員) 選択 22 : ◯財政経営部長(服部眞君) 選択 23 : ◯議長(早川新平議員) 選択 24 : ◯伊藤嗣也議員 選択 25 : ◯議長(早川新平議員) 選択 26 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 27 : ◯議長(早川新平議員) 選択 28 : ◯伊藤嗣也議員 選択 29 : ◯議長(早川新平議員) 選択 30 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 31 : ◯議長(早川新平議員) 選択 32 : ◯伊藤嗣也議員 選択 33 : ◯議長(早川新平議員) 選択 34 : ◯副教育長(松岡俊樹君) 選択 35 : ◯議長(早川新平議員) 選択 36 : ◯伊藤嗣也議員 選択 37 : ◯議長(早川新平議員) 選択 38 : ◯副教育長(松岡俊樹君) 選択 39 : ◯議長(早川新平議員) 選択 40 : ◯伊藤嗣也議員 選択 41 : ◯議長(早川新平議員) 選択 42 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 43 : ◯議長(早川新平議員) 選択 44 : ◯伊藤嗣也議員 選択 45 : ◯議長(早川新平議員) 選択 46 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 47 : ◯議長(早川新平議員) 選択 48 : ◯伊藤嗣也議員 選択 49 : ◯議長(早川新平議員) 選択 50 : ◯市長(森 智広君) 選択 51 : ◯議長(早川新平議員) 選択 52 : ◯伊藤嗣也議員 選択 53 : ◯議長(早川新平議員) 選択 54 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 55 : ◯議長(早川新平議員) 選択 56 : ◯伊藤嗣也議員 選択 57 : ◯議長(早川新平議員) 選択 58 : ◯笹井絹予議員 選択 59 : ◯議長(早川新平議員) 選択 60 : ◯市民文化部長(山下二三夫君) 選択 61 : ◯議長(早川新平議員) 選択 62 : ◯健康福祉部長(辻 和治君) 選択 63 : ◯議長(早川新平議員) 選択 64 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 65 : ◯議長(早川新平議員) 選択 66 : ◯笹井絹予議員 選択 67 : ◯議長(早川新平議員) 選択 68 : ◯市民文化部長(山下二三夫君) 選択 69 : ◯議長(早川新平議員) 選択 70 : ◯笹井絹予議員 選択 71 : ◯議長(早川新平議員) 選択 72 : ◯市民文化部長(山下二三夫君) 選択 73 : ◯議長(早川新平議員) 選択 74 : ◯笹井絹予議員 選択 75 : ◯議長(早川新平議員) 選択 76 : ◯市民文化部長(山下二三夫君) 選択 77 : ◯議長(早川新平議員) 選択 78 : ◯笹井絹予議員 選択 79 : ◯議長(早川新平議員) 選択 80 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 81 : ◯議長(早川新平議員) 選択 82 : ◯笹井絹予議員 選択 83 : ◯議長(早川新平議員) 選択 84 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 85 : ◯議長(早川新平議員) 選択 86 : ◯笹井絹予議員 選択 87 : ◯議長(早川新平議員) 選択 88 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 89 : ◯議長(早川新平議員) 選択 90 : ◯笹井絹予議員 選択 91 : ◯議長(早川新平議員) 選択 92 : 午前11時休憩 選択 93 : 午前11時10分再開 選択 94 : ◯議長(早川新平議員) 選択 95 : ◯中村久雄議員 選択 96 : ◯議長(早川新平議員) 選択 97 : ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 選択 98 : ◯議長(早川新平議員) 選択 99 : ◯中村久雄議員 選択 100 : ◯議長(早川新平議員) 選択 101 : ◯健康福祉部長(辻 和治君) 選択 102 : ◯議長(早川新平議員) 選択 103 : ◯中村久雄議員 選択 104 : ◯議長(早川新平議員) 選択 105 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 106 : ◯議長(早川新平議員) 選択 107 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 108 : ◯議長(早川新平議員) 選択 109 : ◯副教育長(松岡俊樹君) 選択 110 : ◯議長(早川新平議員) 選択 111 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 112 : ◯議長(早川新平議員) 選択 113 : ◯副教育長(松岡俊樹君) 選択 114 : ◯議長(早川新平議員) 選択 115 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 116 : ◯議長(早川新平議員) 選択 117 : ◯副教育長(松岡俊樹君) 選択 118 : ◯議長(早川新平議員) 選択 119 : ◯笹岡秀太郎議員 選択 120 : ◯議長(早川新平議員) 選択 121 : 午後0時11分休憩 選択 122 : 午後1時再開 選択 123 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 124 : ◯荻須智之議員 選択 125 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 126 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 127 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 128 : ◯荻須智之議員 選択 129 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 130 : ◯環境部長田中賢二君) 選択 131 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 132 : ◯荻須智之議員 選択 133 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 134 : ◯市長(森 智広君) 選択 135 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 136 : ◯荻須智之議員 選択 137 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 138 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 139 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 140 : ◯荻須智之議員 選択 141 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 142 : ◯教育長(葛西文雄君) 選択 143 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 144 : ◯荻須智之議員 選択 145 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 146 : 午後1時45分休憩 選択 147 : 午後2時再開 選択 148 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 149 : ◯森 康哲議員 選択 150 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 151 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 152 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 153 : ◯森 康哲議員 選択 154 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 155 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 156 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 157 : ◯森 康哲議員 選択 158 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 159 : ◯市長(森 智広君) 選択 160 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 161 : ◯森 康哲議員 選択 162 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 163 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 164 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 165 : ◯森 康哲議員 選択 166 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 167 : ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 選択 168 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 169 : ◯森 康哲議員 選択 170 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 171 : ◯商工農水部長(荒木秀訓君) 選択 172 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 173 : ◯森 康哲議員 選択 174 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 175 : ◯市長(森 智広君) 選択 176 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 177 : ◯森 康哲議員 選択 178 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 179 : ◯商工農水部長(荒木秀訓君) 選択 180 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 181 : ◯森 康哲議員 選択 182 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 183 : ◯病院事業副管理者(加藤正義君) 選択 184 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 185 : ◯消防長(坂倉啓史君) 選択 186 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 187 : ◯森 康哲議員 選択 188 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 189 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 190 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 191 : ◯森 康哲議員 選択 192 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 193 : ◯消防長(坂倉啓史君) 選択 194 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 195 : 午後2時43分休憩 選択 196 : 午後2時57分再開 選択 197 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 198 : ◯小川政人議員 選択 199 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 200 : ◯市長(森 智広君) 選択 201 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 202 : ◯小川政人議員 選択 203 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 204 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 205 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 206 : ◯小川政人議員 選択 207 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 208 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 209 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 210 : ◯小川政人議員 選択 211 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 212 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 213 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 214 : ◯小川政人議員 選択 215 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 216 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 217 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 218 : ◯小川政人議員 選択 219 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 220 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 221 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 222 : ◯小川政人議員 選択 223 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 224 : ◯副市長(舘 英次君) 選択 225 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 226 : ◯小川政人議員 選択 227 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 228 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 229 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 230 : ◯小川政人議員 選択 231 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 232 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 233 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 234 : ◯小川政人議員 選択 235 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 236 : ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 選択 237 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 238 : ◯小川政人議員 選択 239 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 240 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 241 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 242 : ◯小川政人議員 選択 243 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 244 : ◯副市長(舘 英次君) 選択 245 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 246 : ◯小川政人議員 選択 247 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 248 : ◯副市長(舘 英次君) 選択 249 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 250 : ◯小川政人議員 選択 251 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 252 : ◯総務部長(内田貴義君) 選択 253 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 254 : ◯小川政人議員 選択 255 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 256 : ◯副市長(舘 英次君) 選択 257 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 258 : ◯小川政人議員 選択 259 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 260 : ◯副市長(舘 英次君) 選択 261 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 262 : ◯小川政人議員 選択 263 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 264 : ◯小川政人議員 選択 265 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 266 : ◯小川政人議員 選択 267 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 268 : ◯小川政人議員 選択 269 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 270 : ◯副市長(舘 英次君) 選択 271 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 272 : ◯小川政人議員 選択 273 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 274 : ◯副議長(村山繁生議員) 選択 275 : 午後3時59分散会 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                           午前10時開議 2: ◯議長(早川新平議員) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員数は32名であります。  本日の議事は、一般質問であります。    ─────────────────────────── 3:  日程第1 一般質問 ◯議長(早川新平議員) 日程第1、これより一般質問を昨日に引き続き行います。  順次、発言を許します。  伊藤嗣也議員。 4: ◯伊藤嗣也議員 おはようございます。政友クラブ、伊藤嗣也でございます。本日のトップを切って質問させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。  質問の事項といたしましては、再生可能エネルギーの地産地消を目指して、四日市市の全ての公共施設で取り組むべき発電と蓄電ということでございます。  なぜ私がこのような質問を本日させてもらうかと申し上げますと、昨今、災害時において、電源、電気がとても大切だということが言われております。  と申し上げますのも──スクリーンをお願いいたしますが──2019年の9月に千葉県で大きな災害、台風が上陸したわけですね。そのときに水や食料は届いて、皆さん、助かったのかなと思うんですが、電気が長いことつながらなかった。そのときに桑名市のNTNさんがコンテナ収納移動型の独立電源を持って、トラックで行かれたと。  それで、どういうことをされたかというと、携帯電話やスマートフォン約1000台ぐらい充電をされたと。情報というものがいかに大事かということを、私もその話を聞きまして痛感した次第でございます。  それでは、通告に従いまして質問に入らせていただきます。  電気自動車の普及に伴いまして、だんだんだんだん増えてくると思うんですが、公共施設において、やはり自分たち、自分のところで電気をつくる、ためるということが大事になってくるのではなかろうかと。よって、再生可能エネルギーを活用したインフラ整備の在り方が必要だということで質問させていただきます。  昨年10月ですが、内閣総理大臣は2050年、カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言されました。  これに伴い、まずは遅くとも2030年代半ばまでに乗用車の新車販売が全てハイブリッドを含む電気自動車等となるよう、あらゆる措置を講じることとしているというふうになっております。  また、エネルギー自体のカーボンニュートラル化にも取り組むことで多様な選択肢を追求し、カーボンニュートラルを実現しようとしております。
     しかしながら、電気のもととなる、動力のもととなる電力を火力発電所などの再生可能エネルギー由来以外のエネルギーで賄っているのであれば、脱CO2を目指す上で本末転倒と言わざるを得ない。  今後、電気自動車がますます普及していくであろう状況下において、このような背景と課題が山積している中、まずは行政の果たすべき役割といたしまして、再生可能エネルギーを活用したインフラ整備が必要と考えますが、いかがでしょうか。 5: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。   〔環境部長(田中賢二君)登壇〕 6: ◯環境部長田中賢二君) 議員からは、市の電気自動車の普及に伴う再生可能エネルギーを活用したインフラ整備についての考え方についてご質問いただきました。  電気自動車等の次世代の自動車につきましては、今後、議員からもお話がありましたように、脱炭素化、そして技術の進展とともに普及するものと考えられます。  一方、今後、電気自動車が普及いたしますと、動力のもととなる電気を再生可能エネルギーの拡大で賄っていく、これがやはり大きな課題となってまいります。  カーボンニュートラルの観点を踏まえますと、電気自動車の普及に当たりましては、やはりライフサイクル全体として、製造、廃棄、そういったところ以外にも、とりわけ、議員ご指摘のとおり、動力源である電気の供給につきまして、これは電気そのものの再生可能エネルギー由来による脱炭素化、こうしたものと並行して取り組んでいく必要があると考えます。  以上でございます。 7: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 8: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。環境部長のご答弁、非常に私もそのとおりだと思っておりますので、どうかひとつ四日市として取り組んでいただくよう、よろしくお願いをいたします。これは再質問をいたしません。  次、四日市市クリーンセンターのことについて質問をさせていただきます。  川村議員の代表質問でも取り上げられましたが、環境部の所管するクリーンセンターは市の所管する施設の中でも年間CO2の排出量が約4万5000tと最も多く、助燃材としてコークスを2割程度使用しております。  しかしながら、残りの8割は家庭から出る生ごみ等でございまして、これをエネルギーとして発電するバイオマス発電を行っており、年間約5億円の売電収入を得ていると聞いております。  生ごみを燃やすことにより、二酸化炭素排出量は実質ゼロとなることから、このようなクリーンセンターのポテンシャルを十分活用していただいて、例えば、電気自動車への充電設備の整備につなげることができると私は思うんですが、いかがでしょうか。 9: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 10: ◯環境部長田中賢二君) 議員からはクリーンセンターに電気自動車への充電設備、こういったものを設置して、その給電にクリーンセンターのエネルギーを使ってはどうかということでございます。  さきに申し上げましたとおり、電気自動車の普及、こちらにつきましては、動力のもととなる電気の脱炭素化、これと抱き合わせで進んでいくことが大変重要であると考えております。  電気自動車の充電につきましては、クリーンセンターのバイオマス発電、これは利用することが当然のようにできます。バイオマス由来の発電により安定的につくられた電気、これを使うことはやはり有効でございまして、とりわけ停電時でも稼働している限りは有効に発電できますし、簡易な工事と専用ケーブルで充電は可能となります。  クリーンセンターのポテンシャルの活用、こういった観点からもバイオマス発電による再生可能エネルギーの利用は有効でございますので、公用車の電気自動車の普及と、こういったものと併せる形で平時の有効利用ができる、これも含めて検討してまいります。 11: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 12: ◯伊藤嗣也議員 私としてはそのとおり十分活用いただきたいんですが、充電できる施設と申しますか、コンセントと申しますか、動力ケーブル、その辺の整備が、私は自分の車に工事をいたしまして、非常に簡単にできました。よって、そのようなことをクリーンセンターに導入すべきだと思います。  そういう観点から、実際、何か所ぐらいとか、いつ頃整備するとか、そういうお考えはいかがでしょうか。 13: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 14: ◯環境部長田中賢二君) 予算面などで具体的な検討というのがなされていない状況でございますので、今、確定的なこと、これは申し上げられませんけれども、クリーンセンターの現況、こちらを踏まえますと、まずは先に申し上げました簡易な工事でどこの場所で充電できるかと、こういったところを確認し、関係者ともう一度協議、調整した上で整備を進めてまいりたい、このように考えております。 15: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 16: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。整備を進めてまいりたいということは、設置していただけるというふうに理解をいたします。ありがとうございます。  やはり年間5億円売電をしておる中のほんの一部だけでも、今後、四日市市が導入していく電気自動車に充当すると、それは循環型のエネルギーを使うということですばらしいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それで、次は、水力発電。上下水道局さんが水力発電をやっておられると。これ、またすばらしいと思うんですけれども、そのことでちょっとお聞きしたいと思います。  上下水道局さんでは、高岡配水池で再生可能エネルギーを使用した小水力発電を行ってみえて、聞くところによると約年間3600万円の利益を出されておるという、売電収益があるということですが、これを水道事業のほうに充当されておられると。私、これ、すばらしいと思うんですね。これはかなり以前からやられておられるというふうに聞いております。  この再生可能エネルギーで得た電気エネルギーを、政府が進めておりますカーボンニュートラルの政策における公用の電気自動車への供給電源としての利用はどのようにお考えなのか、お聞かせいただければと思うんですが。 17: ◯議長(早川新平議員) 山本上下水道事業管理者。 18: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 議員から、高岡配水池の小水力発電所についてご質問をいただきました。  公用車の電気自動車の供給電源として、施設を造ってはどうかというようなお話でございましたが、技術的には何ら問題ないものと思っております。  ただ、数点、整理しておく事項があろうかと思います。  クリーンセンターと違いまして、この発電所は24時間発電しているわけではありません。その点と、もちろん水道事業によって造ったものですので、その電源の使い方というのは水道事業に限るとかというような、課題とまではいきませんが、整理しておく事項はあるというふうに認識しております。 19: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 20: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  上下水道局さんで頑張っていただいて、水道のほうで利益を上げていただいておるわけですから、本当にそれも尊敬しております。  もし上下水道局さんのほうで、オール四日市でカーボンニュートラルを考えた場合、分けていただくということ。もし設備が整備された上でございます、あくまでも。そのとき、財政上、一般会計といたしまして、電気自動車が水道事業会計の水力発電による充電をした場合、要は、公営企業さんから電気を分けてもらった場合、会計処理上、電気料金の支払いは可能でしょうか。 21: ◯議長(早川新平議員) 服部財政経営部長。 22: ◯財政経営部長(服部眞君) 端的にお答えさせていただきますと、会計処理上では、一般会計から水道事業会計へ電気料金を支払うことに対しては特に支障はないということでございます。  ただ、その場合、電気料金は一般会計、水道事業会計の双方にとって適正なものである必要があるというふうなことでございます。 23: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 24: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  上下水道局さんのほうでハード面の整備がもしされたとしたら、十分協議をしていただきまして、前向きにご検討いただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  次に、再生可能エネルギーをどんどんどんどん拡大していく必要があるというふうに思いますので、その観点から質問させていただきます。  冒頭でもNTNさんのことを触れさせていただきましたが、昨年の11月に都市・環境常任委員会の行政視察におきまして、桑名市にあるNTN株式会社さんの先端技術研究所、グリーンパワーパークを視察させていただきました。  この施設では、風力や水力や太陽光を活用いたしまして、地域で発電したエネルギーを地域で消費する、エネルギーの地産地消を実現することで、従来の電力ネットワークから電源を独立させて、緊急時のエネルギーの供給のリスク分散や二酸化炭素排出量の削減を図ることなどの重要性について様々な提案がされておりました。  スクリーン、お願いをいたします。  これでございますが、カメラやWi-Fiルーター、時計、いろんなものがオプションでつけられるものがありました。  それから、これは実際に三重県営サンアリーナさんのほうで7台ついておりまして、夜間の照明とか災害時の非常用電源等々で活用がなされておるというものです。  そういう意味で、この視察を終えて、私、本市においても、太陽光、風力など、再生可能エネルギーのあらゆる特性と可能性を追求して、このような民間企業の先進的な取組につきましても幅広く情報収集を行い、環境的に持続可能で、防災力においても強化されたまちづくりを推進していくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 25: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 26: ◯環境部長田中賢二君) 再生可能エネルギーの拡大についてお答えいたします。  本市におきまして、風力発電、先ほど議員からもご紹介ありましたが、本市は穏やかな気候と、こういった条件がございますので、やはり微弱の風力でも発電できるコンパクトな風力発電、こういったものが災害時などの利用と、こういった側面から考えますと、効果的ではないのかなというふうに考えております。  太陽光や風力等の再生可能エネルギーにつきましては、やはり多様な選択肢としてしっかり受け止めて、施設の用途、これも十分鑑みて導入することは有効であると、このように考えるところでございます。  今後も、太陽光、風力に代表される再生可能エネルギーの利活用、こちらについて検討を進めてまいりたいと、このように考えております。 27: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 28: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  千葉県であったように、微弱な電気、要は発電エネルギー、風力や太陽光等々を用いて、いざというときに携帯等々、そのような情報収集するものに充電できる環境を整備していただくことは大変大事だと思いますので、どうか検討を進めていくということでよろしくお願いいたします。  例えばですが、災害時における小規模風力発電などの利用は、具体的にどのような場面で効果的であると考えておられるか、もう一度お答えをいただけませんでしょうか。 29: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 30: ◯環境部長田中賢二君) 議員から先ほど紹介がございましたけれども、こういった再生可能エネルギーの利用を考えますと、やはり発電能力そのものはあまり大きくはないといったことでございますけれども、災害時の再生可能エネルギーの活用事例、これをちょっと見てみますと、やはり被災時におきましては、正確な情報入手、これに必要不可欠な道具となっている携帯電話、こういったものの充電に有効に利用されている、こうした利用がございます。  そういったことを踏まえますと、施設、これの用途に合わせた形で、小規模風力や太陽光などのいわゆる再生可能エネルギー、これを利用できる環境を整備する際には、やっぱり被災時にも有効利用できる環境、こういった意味でも十分つなげていくこと、これがやはり重要であると、このように考えております。 31: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 32: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  要は、災害時、何か起こったときに、情報がちょっとでも大事。それを入手する手段として、携帯電話、スマートフォンへの電源の供給ということがとても重要であるというお答えであったのかなと。どうか前向きにご検討いただきたいということを重ねてお願いしたいと思います。  それから、学校についてちょっとお聞きしたいと思いますが。  学校の施設で再生可能エネルギーが既に活用されておるというふうに伺っておりますが、市が保有する公共施設の約4割を学校施設が占めておるわけですが、再生可能エネルギーを活用されていると思いますが、取組について具体的に、どんな内容なのか教えてください。 33: ◯議長(早川新平議員) 松岡副教育長。 34: ◯副教育長(松岡俊樹君) 市立小中学校における再生可能エネルギーの活用状況についてということでご質問を頂戴いたしました。  現在、小中学校における自然エネルギーを活用した発電につきましては、校舎を改築する際に児童生徒の学習環境に支障がないように、校舎の屋上に太陽光発電設備を設置してきておりまして、令和元年度に竣工いたしました海蔵小学校を含め、これまでに8校の小中学校において、10kwの発電能力のある太陽光発電設備を設置してきております。  太陽光発電設備を設置することにより、昼間の学校における電力需要を1割程度削減することができ、再生可能エネルギーの地産地消につながってきております。  太陽光発電設備が設置された学校におきましては、昇降口などに発電量が分かるパネルを設けまして、児童生徒への環境教育、あるいは理科教育に活用していると、こういう状況でございます。 35: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 36: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  私の質問通告の、全ての公共施設で取り組むべき発電と蓄電、その中の発電を既にもう8校で行っていただいて、1割程度の自然エネルギーを利活用していただいておるという、すばらしい先駆的な形を取っていただいておる。どんどんどんどん進めていっていただきたいんですが、今後、導入しようとする発電設備の発電能力、今10kwというふうに伺ったんですが、学校によって、例えば屋上に太陽光発電設備を置いた場合の大きさが違うと思うんですね。その辺につきましては、例えば、改築の際の規模に応じて検討すべきと思うんですが、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。 37: ◯議長(早川新平議員) 松岡副教育長。 38: ◯副教育長(松岡俊樹君) 次に、今後、校舎改築時に導入する太陽光発電設備の発電能力についてご質問をいただきました。  議員ご紹介のように、太陽光発電を設置する校舎の屋上には、空調の室外機などの設置スペース、それから、災害時に上空から避難所などの建物の位置を容易に認識するための建物識別番号標示、それと、津波避難スペース確保などの用途もございます。  太陽光発電設備を設置できるスペースは、各学校によってやはり異なりますが、今後も小中学校の校舎を改築する際には、引き続き屋上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの一層の活用ができるように、その学校に応じた太陽光発電能力を検討してまいります。 39: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 40: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  もうそれでいいと思うんですね。学校の規模に応じた、つまり大きさに応じて面積も違うので、設計段階において発電量というか、その設計で大きさは変わってくると思いますので、ぜひ設計の中にその辺を十分、今後、ご検討いただいて、少しでも多く発電していただきますようによろしくお願いいたします。期待しております。  それでは、公共施設で取り組むべき再生可能エネルギーの活用についていろいろ質問してまいったわけですが、本市において公共施設に様々な再生可能エネルギーが導入されているということは伺いました。もしくは今後も導入していっていただけるんだろうという前向きなご答弁もいただいたわけでございますが、防災面の機能強化の観点やら、それらによって発電した電気の蓄電について、今後、積極的にぜひ導入をしていく必要があるのではなかろうかと思うわけですが。  飲料水や食料は備蓄体制が整備されてきているのではないかなと思っております。しかし、電力の備蓄というものは、千葉県の例でもありましたように、やっぱり非常に大きな情報源を失うことになりますので、今後、あらゆる災害に適切に対応していくためにも、全ての公共施設に発電設備と併せて、蓄電設備の整備を必要と考えますが、その辺はいかがでしょうか。 41: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 42: ◯環境部長田中賢二君) 議員から蓄電池、こちらの今後の利用についてご質問いただきました。  蓄電池に関しまして、防災面の機能強化の観点からも、とりわけ再生可能エネルギーはコンスタントに電力が出るわけではございません。太陽光の場合ですと当然昼間、風力の場合であれば風が強いときと、こういったときに出てくるものでございますので、こうした電源を十分蓄えるという意味からも、非常に有効なものではございます。  ただ、一方において、この蓄電池──先ほどの電気自動車というものにも関連するところがございますけど──まだまだ高額でありまして、容量もやはりまだそれほど多くないという事情もございますので、そちらにつきましても技術開発の動向、これを十分に見据えながら検討してまいりたい、このように考えております。 43: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 44: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  技術開発の動向、確かに、蓄電池は日進月歩だと思います。リチウムイオン電池の固体化というのももうできてきて、実用化に向けていろいろ検討に入っておるというふうに聞いております。ぜひ調査して、前向きになって検討をしていただいて、公共施設に導入をご検討いただきたいと思います。  それで、現在、本市の17施設で太陽光施設を設置していますが、全庁的な施設への整備となると、まだまだ遅れていると言わざるを得ないというふうに、失礼ですが、申し上げざるを得ないのかなと。  発電と蓄電を併せて公共施設全体への整備を促進すべきと考えますが、いかがでしょうか。 45: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 46: ◯環境部長田中賢二君) 現在策定中の第4期環境計画、こちらにおきましては、再生可能エネルギーの導入拡大、これを位置づけております。  公共施設への太陽光発電システムなどの新エネルギー設備、また、蓄電池などの導入につきましても、庁内での議論、こちらにつきましては環境部が中心となりまして加速させていくとともに、技術革新、これが見込まれる効率的なエネルギーシステムの導入、これも併せて検討してまいります。 47: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。
    48: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございます。  ただいま部長のほうから第4期環境計画という話も出ました。  市長にちょっとその辺を含めて確認、お聞かせいただきたいんですが、再生可能エネルギーの導入に当たっては、環境部本体の人員や本体の体制強化ということが大変重要になってくると思います。オール四日市でやはり取り組んでいく必要がある。環境部任せにすることなく、全市一丸となって取り組んでいく必要があると私は思うんですね。  そこで、市長の強いリーダーシップがやはり環境問題に対しては必要だというふうに思います。そこで、市長の考えをお聞かせいただければと思うんですが、よろしくお願いします。 49: ◯議長(早川新平議員) 森市長。 50: ◯市長(森 智広君) 今後の環境政策についての取組、私の意気込みというところでご質問いただきました。  国も2050年、カーボンニュートラルの実現を目指しております。  本市としましてもできる限りの取組を進めていかなければならないと思っております。  まず、当面は、2030年度を目標として現在策定しております第4期四日市市環境計画、部長からもありましたようにこれをしっかりと策定し、その目標達成に向けて全力で取り組んでいきます。市役所が一丸となって取り組むという姿勢は、これからも続けていきたいと思っております。 51: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 52: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。市長の心強いお言葉を頂戴したわけですが、本当に私、これからやと思っておりますので、どうかひとつよろしくお願いをいたします。  いろいろ伺ってまいりましたが、四日市市は四日市公害を克服して、四日市市といったら四日市公害やと言われておったのを、今後は、やはり四日市は環境先進都市やというふうに持っていきたい、持っていかないかんと私は思っておる次第でございます。  そこで、カーボンニュートラルでサステーナブルな社会に向けて、つまり、持続可能な社会に向けて、四日市が取り組んでいくという考え方をもしお答えいただければありがたいんですが、その辺はいかがでしょうか。 53: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 54: ◯環境部長田中賢二君) 本市というところを考えますと、まず、本市は、環境政策を支える公害からの環境改善と、それにより培われた知見や技術、自然や文化、産業といった魅力の共存、こうした四日市らしさ、これを基盤といたしまして、やはり環境問題は自分事、みんなでつくる住み続けられるまち四日市、これを将来像に掲げて積極的に取り組んでいく、これが重要であると、このように考えております。 55: ◯議長(早川新平議員) 伊藤嗣也議員。 56: ◯伊藤嗣也議員 ありがとうございました。  環境部長も大変になってくると思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  市長の強いリーダーシップを執っていくという心強いお答えもいただいたので、私は三重県、それから東海地区の中で、本当に四日市市が環境都市の先陣を切っているというふうに思っておりますし、期待をしております。  それで、少し、最後に、今回は電気自動車と再生可能エネルギーの有効利用という観点で質問を行い、一体で考えていくとの意思を確認できたのかなと思っております。  環境に配慮した電気自動車や蓄電池に関しましては、温室効果ガスの削減だけでなく、防災力の強化を図るために導入すると総合計画に位置づけられております。  とりわけ、温室効果ガスの削減は、再生可能エネルギーの有効利用を行ってこそ意味があるということを理解して進めていっていただきたいというお願いでございます。  また、次年度より、地区市民センターに電気自動車の導入を開始するということでございますが、今回の一般質問に先立ちましていろいろと調査を行っていましたところ、令和3年3月で軽のキャブバン型の電気自動車の生産を終了するメーカーがあることが分かりました。  防災力の強化という観点は理解するものの、本日議論いたしました再生可能エネルギーの利活用だけでなく、導入する車両は適正なものかといった点につきましても、所管する委員会で十分に審議いただき、理事者にとって拙速な判断とならないよう取り組んでいただくことを強く切望いたしまして、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 57: ◯議長(早川新平議員) 引き続き一般質問を行います。  笹井絹予議員。 58: ◯笹井絹予議員 おはようございます。政友クラブの笹井絹予でございます。本日、30分、どうぞよろしくお願いいたします。  12月定例月議会で、マイナンバーカードについての質問が残っておりましたので、お伺いをさせていただきます。  では、通告に従いまして質問をさせていただきます。  マイナンバーカードの普及促進に向け、総務省はまだカードを取得していない人を対象に、QRコード付きの交付申請書を令和2年11月から順次発送を開始し、令和3年3月末までに送付を行う予定をしております。今回配布する交付申請書にはQRコードが記載されて、スマホで読み取ってオンライン申請ができます。また、令和4年度中にほとんどの住民に取得していただくことを想定して、各種マイナンバーカードの普及、利活用促進を実施中です。  代表質問でもマイナンバーカードのことが出ているんですけれども、現在、マイナンバーカードの本市の交付状況と交付率についてと。また、マイナンバーカードを活用した住民サービスの向上と地域活性化対策としてコンビニ交付がございます。コンビニ交付は全国のコンビニエンスストアから印鑑証明や住民票の写しが取得できるサービスです。マイナンバーカードの利便性の一つとして、本市のコンビニ交付サービスの最新の利用状況についてと、そして、令和3年3月、この3月から健康保険証としての利用も予定されていますが、本市の今後の対応について。  また、昨年11月から12月にかけて、各地区市民センターで、平日、市役所へお越しいただくことが困難な方のために、マイナンバーカードの休日申請受付窓口を開設しておりました。これの利用状況や今後の継続利用について。  以上3点についてご答弁をよろしくお願いいたします。 59: ◯議長(早川新平議員) 山下市民文化部長。   〔市民文化部長(山下二三夫君)登壇〕 60: ◯市民文化部長(山下二三夫君) 笹井議員からは、マイナンバーカードの交付状況並びにコンビニの交付サービスの実績等々についてご質問をいただきました。ちょっと順番が前後するか分かりませんが、お答えをさせていただきます。  まず、マイナンバーカードの交付状況につきましては、これまでの交付枚数及び交付率の推移をまとめましたので、スクリーンをご覧いただきたいと思います。  資料に記載のとおり、1か月当たりの交付枚数につきましては、平成28年の交付開始時が月間2000枚から3000枚ほど、その後、平成28年の秋頃から減り始め、しばらくは月間300枚から500枚程度で推移しましたが、今年度に入り大幅に増加し、ここ最近は3000枚から5000枚ほどになっております。  最近の状況といたしましては、令和2年8月の月間交付件数が3068件で、累計交付率が14.9%、令和3年1月の月間交付件数が4052件で、累計交付率が21.02%となっております。  映写を終了してください。  次に、コンビニ交付による利用状況についてお答えをさせていただきます。  議員からもご紹介いただきましたが、マイナンバーカードをお持ちの方であれば、コンビニで住民票の写し、印鑑証明書、戸籍の謄本、抄本及び戸籍の附票の写し、所得課税証明書を取得することができ、コンビニ交付サービスを本市では平成31年2月から開始したところでございます。  開始から2年が経過したコンビニ交付サービスの利用状況といたしましては、平成31年2月から令和2年1月までの最初の1年間が3102枚、令和2年2月から令和3年1月までの2年目は6932枚となっており、マイナンバーカードの普及が進むにつれ、その利用数も徐々にではありますが伸びてきております。なお、直近の令和3年1月の交付枚数は977枚でございました。  本市といたしましても、今後、引き続き、マイナンバーカードの取得促進を図っていくために一層の体制強化を図っていくとともに、市民の利便性の向上につながるコンビニ交付サービスについても広報、周知に努めてまいります。  以上でございます。 61: ◯議長(早川新平議員) 辻健康福祉部長。   〔健康福祉部長(辻 和治君)登壇〕 62: ◯健康福祉部長(辻 和治君) それでは、マイナンバーカードの健康保険証のほうの利用のメリットという面で、私のほうからご答弁申し上げたいと思います。  令和3年3月、もう間もなくですが、3月の下旬を予定といたしまして、全国の医療機関等におきまして、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるように予定はされてございます。  マイナンバーカードを保険証として利用するためには、医療機関等を受診する前に、1回だけでありますけれども、自分専用のサイトであるマイナポータルというのがございまして、そちらで利用申込みをする必要がございます。  この利用申込みにつきましては、マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォン、私もやってみましたけれども、マイナンバーカードの上にかざすだけ、暗証番号を入れるだけで数分で終わりましたけれども、そういうようなスマホでありますとか、パソコンを使用して、1回だけ登録する必要がございます。  また、このような機器をお持ちでない方も、このような機器の設置された利用申込み可能な場所を、国においても増やしていくということがPRされてございます。  メリットでございますけれども、この3月下旬以降は、専用のカードリーダーが設置されております医療機関でありますとか、薬局、これらのところにおきまして、保険証の代わりにマイナンバーカードを提示していただきますと、医療機関側が加入されている保険の内容をオンラインで確認できる、そういうようなことを伺ってございます。  大きなメリットがございまして、就職や転職、引っ越しのとき、保険証の切替えにある程度日数を必要としてまいりますけれども、マイナンバーカードであれば、手続の翌日以降に保険証として利用することができるために、その保険証の切替えを待たずにカードで受診できると、そういうふうな大きなメリットがあるということでございます。  また、オンラインによる医療保険資格の確認により、これは今までもこの議場でもご指摘いただきましたが、高齢受給者証、これはサイズが違うとか複数お持ちいただく必要がありますけれども、こういう高齢受給者証や高額医療費の限度額認定証の持参、これが不要になるということでございます。  さらに来年度には、マイナポータルにてご自分の特定健診情報、また、薬剤情報の確認も可能となると。また、もちろん、本人の同意が前提ですけれども、医師や歯科医師が特定健診情報を、また、薬剤師が薬剤情報を確認できることなどから、健康管理や医療の質の向上を見込まれているということでございます。  本市といたしましては、今年度、担当しております保険が国民健康保険でございますので、国民健康保険に加入されている約3万7000の世帯、この3万7000の世帯の方々に保険証の切替時に、マイナンバーカードの申請でありますとか、保険証としての利用のメリット、この辺りを、申込みをご案内する内容を記載したリーフレット、これを同封させていただいたところでございます。  来年度につきましても、この保険証の切替時にリーフレットを同封するほか、国民健康保険の加入者に向けて一斉送付するような文書、このような機会を通じましてPRを掲載するなど、さらに保険証としての利用促進とマイナンバーカードの取得促進、これを図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 63: ◯議長(早川新平議員) 内田総務部長。   〔総務部長(内田貴義君)登壇〕 64: ◯総務部長(内田貴義君) マイナンバーカードを使ったいろいろな利活用ということでお尋ねいただきました。  先ほど、市民文化部長、あるいは健康福祉部長のほうから具体例が示されましたけれども、本市においてもスマート自治体の実現を掲げておる中で、行政手続のオンライン化、これを進めていくためには、やっぱりマイナンバーカードはどうしても必須になってまいりますので、マイナンバーカードの普及あるいは利用促進のためには、まず、行政が行政手続のオンライン化を加速させていく必要があると、このように考えております。  以上でございます。 65: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 66: ◯笹井絹予議員 ありがとうございます。  今の内田総務部長の話は、まだ、私、その質問に入っていないんですけれども。これはこの後の質問なんですけど。  私が聞きたかったのは3点目の、各地区市民センターで昨年の11月から12月にかけて、マイナンバーカードの休日申請受付窓口の、これについての利用状況や今後の継続について、これを質問したかったんですけど、これの答弁はどうなっているんでしょうか。 67: ◯議長(早川新平議員) 山下市民文化部長。 68: ◯市民文化部長(山下二三夫君) 大変失礼いたしました。  昨年、休日窓口で申請受付した件数でございますが、これは11月と12月に行いましたが、11月が553件、12月が630件、合計1183件、1地区市民センターの1回当たりの平均は約25件でございました。  以上でございます。 69: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 70: ◯笹井絹予議員 ありがとうございます。  何かあまりやる気が伝わっていないような感じがするんですけれども。  じゃ、モニター、お願いしたいんですけれども。  これ、ちょっと総務省のほうのデータから私が引っ張ってきて、グラフ化したものなんですけれども、令和2年の7月からマイナンバーカード交付率が少しずつ上昇して、大体、毎月1%ずつぐらい上がってきているかなと思うんですけど。ついでに私、総務省からこのデータも引っ張って、グラフ化してきたんですけど、令和2年7月から、四日市市ですけど、これも大体、毎月1%ずつ上昇しております。今21%、21.2%とかと言ったと思うんですけれども。  政府のほうは令和4年度中に、全国民の方に、住民の方に取得していただくことを想定しているというんですけど、大体、今の予想からいくと、半年で8%ぐらいずつ増えてきているかなと思いますので、1年で16%、2年で32%になると、おおよそ、令和4年度中ですと、53%から55%の間かなと思うんですけど、本市としてはどのぐらいのパーセンテージを目指しているんでしょうか。 71: ◯議長(早川新平議員) 山下市民文化部長。 72: ◯市民文化部長(山下二三夫君) 政府がおっしゃってみえる令和4年度にほぼ全員にということになりますと、来年度と再来年度で約80%をしないといけないということになりますので、基本的に、先ほどちょっと申し上げましたが、現在が20%ですので、少なくともそれの場合、40%を続けないとなかなか100%には到達しないということで、その方向を、そのことを目標に頑張ってまいりたいというふうに考えております。 73: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 74: ◯笹井絹予議員 ありがとうございました。  政府のマイナンバー制度の検討課題の中にも、マイナンバーカードの利便性の根本的向上やマイナンバー制度の利活用範囲の拡大などが挙げられておりますので、さらなる取組をよろしくお願いいたします。  続いて、マイナンバーカードの普及促進に向けて、まだカードを取得していない人を対象に、QRコード付きの交付申請書を令和2年11月から順次発送しているということですが、市民の方へのさらなる啓発はどのように行うんでしょうか。 75: ◯議長(早川新平議員) 山下市民文化部長。 76: ◯市民文化部長(山下二三夫君) このことで、今後の啓発につきましては、代表質問のほうでも市長のほうから答弁させていただいておりますが、一つは、ウェブを使った形で、交付の申請ができるようにしたりとか、あと、企業に対して、交付をお願いしに行くとか、あと、さらに、いろんなイベントにおいてマイナンバーカードの啓発を進めるといったことと、あと、四日市市自治会連合会とか、地域のそういった組織も含めてお願いをして、啓発に努めていきたいというふうに考えております。 77: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 78: ◯笹井絹予議員 ありがとうございました。  なかなか、1か月に1%ぐらいですから、全住民に対して取得していただくのは難しいかも分かりませんけれども、さらなる啓発をよろしくお願いいたします。  続きまして、デジタル化の推進に向けて、政府は今年9月にデジタル庁を発足させ、国や地方自治体の情報システムを統括し、行政サービスを抜本的に向上させるなどとしたデジタル改革の基本方針をまとめました。  三重県は令和3年4月の組織改編でデジタル社会推進局を設置し、県庁内外でのデジタル化を進めるということです。  2020年9月に発足した菅新政権は、デジタル庁の設立を大きな政策の柱として立ち上げました。新型コロナウイルス対策において、社会が十分にデジタル化されていないことが様々なコロナ対策の遅れ、あるいは非効率化を生み出したことが背景と言われております。  じゃ、質問ですが、デジタル化の推進に向けて本市の抱負について、再度、内田部長、よろしくお願いします。 79: ◯議長(早川新平議員) 内田総務部長。 80: ◯総務部長(内田貴義君) 大変失礼しました。  議員からは、本市のデジタル化推進に向けた取組とその抱負についてご質問いただきました。  デジタル化推進への抱負ということでお尋ねいただきましたので、本市の総合計画に掲げたスマート自治体の実現の将来のイメージ図を作成しましたので、これを説明することでお答えさせていただきたいと思います。  資料を映写してください。  このイメージ図では、上のほうに市民、中央に市役所、そして右側に事業所として、スマート自治体を実現するための四つの施策を番号の(1)から(4)の番号で示してございまして、矢印はデータとかサービスの流れとなってございます。  まず、(1)の部分ですけれども、イメージ図では主に青色の部分になります。こちらはAI、RPA等のICTを活用した促進事業でございまして、現在、働き方改革推進本部を立ち上げ、先行して取り組んでいるところでございますけれども、市民から受け付けた紙の申請書類の電子化でありますとか、業務システムへのデータ入力など、AI、OCRやRPAという技術を使いまして自動化することで、職員の事務効率を向上させたり、また、市民や事業者向けにAIチャットボット等を活用して、開庁時や閉庁時の問合せ対応を無人で行うサービスを実現しようとするものでございます。
     次に、(2)でございますけれども、イメージ図では主にピンク色の部分になりますが、こちらは、マイナンバーカードを活用した行政手続のオンライン化事業でございまして、市民が自宅や出先から自分のパソコン、あるいはスマートフォンなどを用いまして行政手続ができることを目指すもので、本市におきましても、右上に示しております国が構築しております電子申請サイト、いわゆるマイナポータルのぴったりサービスを活用した妊娠の届出でありますとか、保育園の入所申込みなど、既にオンライン申請サービスを一部開始してございますけれども、今後、このサービスを拡充してまいりたいと考えてございます。  次に、(3)の部分ですけれども、イメージ図では主に黄色の部分になります。こちらは官民データ利活用事業でございまして、既に本市におきましても、国が推奨する二次利用可能なデータ標準形式に合わせたデータ、例えば、公共施設の一覧でありますとか、指定緊急避難所一覧など6件ほどを市のホームページで公開してございますけれども、今後、市や企業等が保有する官民データを容易に利活用できる環境を整えまして、また、官民データを活用して、地域課題の解決に向けたアプリケーションの開発を行おうとするものでございまして、それらのアプリケーションを上に示してございます市民生活総合情報のポータルサイトを通じて、市民の皆様に提供してまいりたいと考えてございます。  最後に、(4)でございますけれども、イメージ図では緑色の部分になります。こちらは情報システムの最適化推進事業と、ちょっと分かりにくい名前ですけれども、現在、国においては、住民記録システムをはじめとする基幹系の業務システムの標準化を推進する動きがございますけれども、本市におきましてもその方向性と一致しまして、既に税総合システムなどの基幹系業務システムの再構築を完了したところでございまして、今後は、福祉系システムの再構築を行う予定となってございます。  また、この事業では、各システムから蓄積された統合データベース、これらを生成することで、(2)の行政手続のオンライン化事業におきまして、一度行政に提出した情報は再提出不要とする、いわゆるワンスオンリーの実現を可能とし、さらには、個人情報を削除したデータと各所属保有のデータを1か所に集めました政策分析データベースを生成することで、政策立案を行うための基盤を構築してまいりたいと考えてございます。  令和3年度には、このスマート自治体を実現するための具体的な取組や工程を示すロードマップを含めた四日市市情報化実行計画の策定を予定してございまして、これらの四つの施策を柱とし、市民の不安を払拭するための情報セキュリティー対策でありますとか、ICTを利用することに不安のある方に向けてのデジタルデバイド対策なども含めまして推進してまいりたいと、このように考えてございます。  資料の映写を終了してください。  今後は、デジタル化の推進に当たりまして、国、県のデジタル化の動向を十分注視しながら、ICT戦略課を有する総務部を中心に関係部局と連携しまして、必要であればワーキンググループの立ち上げも視野に入れる中で、市民の利便性向上と行政事務の効率化を目指し、スマート自治体の実現に向けた取組を行ってまいりたいと、このように考えております。  以上です。 81: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 82: ◯笹井絹予議員 ありがとうございました。  ちょっと確認したいんですけれども。システム導入時とか、後日でもいいんですけど、ご自身は動作検証というのはされているんでしょうか。  例えばですけれども、RPAとか、そういうのをご自分の仕事なんかに使っているんでしょうか。もし使っているのであれば、どのぐらいの使用頻度で使っているんでしょうか。 83: ◯議長(早川新平議員) 内田総務部長。 84: ◯総務部長(内田貴義君) ご質問の内容で、私がということでよろしかったですか。  申し訳ございません。私はRPAとか、AI、おっしゃるような仕事に直接携わってございませんもので、実際には使ってはございません。  以上です。 85: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 86: ◯笹井絹予議員 やはりICTの司令塔としては携わって、関係がないと言っても、やっぱり動作検証というのはすべきでないと、自分が理解していないと、横への展開もできないと思いますし、いざというときに説明もできないと思いますので、お忙しいとは思うんですけれども、ぜひ部下だけじゃなくて、ご自身もやっぱりその良さを検証なんかして、予算をかけてシステムを導入するということは、それはいいからやっているんだと思うんですね。だから、やっぱり検証をして、いいところをシステム展開、横へ横へと展開していってほしいなと思っています。  なぜ私はこれを言っているかというと、四日市市は三重県の中で最大都市でありますし、こういう部門でもやっぱり牽引していってほしいと思うんですね。産業都市ですよね。だから、三重県だけじゃなくて、全国でもいいレベルのところまで上げてほしいと思います。  ちょっとモニターをお願いしたいんですけれども。  これは2020年の野村総合研究所のものなんですけれども、デジタル化を示す指標として、2020年1月の時点では、三重県は12番目のスコアを取っていますけれども、半年後の2020年7月時点では29位と、ちょっとスコアが下がっております。  逆に言えば、全体的にスコアが上がっているんですね。コロナ禍によってデジタル化をしなきゃいけないという気持ちが、意識が高まったということで。  三重県は逆にスコアが少し下がっておりますので、だから、やはり頑張って、四日市を牽引していただきたいと思いますので。私の抱負ということなんですけれども。  次の項目に移らせていただきます。  次に、天白川のごみ対策についてなんですけれども、天白川のごみの不法投棄が何年も続いているということで、近隣住民の方は気味が悪いと言っております。  モニター、お願いします。  こういう形で、何年も前からこういう河川敷にごみがずっと捨てられております。これは右岸のほうです。  こちらも国道1号があって、天白橋があって、このところにずっとこういう不法投棄、ところどころ、雑草に紛れて、ごみが捨てられております。これはペットボトルであります。  こういうふうに見えないようにこそっとごみが捨てられているんですけれども、これに対して本市の取組をご答弁お願いしたいと思います。 87: ◯議長(早川新平議員) 田中環境部長。 88: ◯環境部長田中賢二君) 天白川のごみ対策につきましてご答弁申し上げます。  河川敷を含めましたこの河川の管理につきましては、河川法に基づき管理者が定められております。  ご質問にございました天白川につきましては、二級河川に該当いたしますので、三重県が管理ということでございます。  また、河川敷におけるごみにつきましても、やはり管理者における三重県において回収、処分を行うこととなります。  また、草刈りや監視カメラの設置といった、不法投棄の禁止を警告する看板の設置、不法投棄を未然に防ぐ対策、これも同様となります。  この件につきまして、本市からも三重県に対して、早急に対処するようにと申し上げたところでございますけど、ちょっとあの河川敷ののり面が奥まったところにありますので、直ちに対応は難しいが、今後検討していくというような回答をいただいておるところでございます。  本市におきましては不法投棄の防止といったところで、市内全域を3班6名体制で監視パトロールを実施しています。そうしたところで見聞きした情報、また、不法投棄された旨の通報をいただいたときにも、この回収や処分、これをそれぞれの管理者に連絡しておるところでございます。  このほか、地域の皆様が中心となって実施されている河川の清掃活動、こういったところでございますと、その出てきたごみにつきましては管理者とも連携しながら、処理、処分につきまして協力するといった対応を取っておるところでございます。  こうしたごみに関しまして、やはり良好な環境を維持していく、そしてまた都市の美化、こういった観点からも、早期発見、早期回収、これが基本と考えております。  今後も各管理者に対しまして適切な対応を求めるとともに、この処理や処分につきましても協力してまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 89: ◯議長(早川新平議員) 笹井絹予議員。 90: ◯笹井絹予議員 ありがとうございました。  不法投棄はたくさん、いろいろあるとは思うんですけれども、やはり近隣住民の方がちょっと気味が悪いと言っていたり、こういうごみ捨てが何年も続いておりますので、ポイ捨てされたごみは景観を悪くしますので、雑草が生い茂って分かりづらいとは思いますけれども、県とか国なんかも連携して、監視体制を強化して、市民の方が安心できるように、そして、本市として対応できる取組をよろしくお願いいたします。  以上をもちまして一般質問を終わります。ありがとうございました。 91: ◯議長(早川新平議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。 92:                           午前11時休憩    ─────────────────────────── 93:                         午前11時10分再開 94: ◯議長(早川新平議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  中村久雄議員。 95: ◯中村久雄議員 おはようございます。どうも、中村久雄でございます。  通告に従いまして、質問させていただきます。  久しぶりに出ました四日市市歌を今回は取り上げてみたいと思います。市歌の更なる活用をということで、先日、伊藤亘行さん生誕100年を祝う集いというものがありまして、郷土四日市のうた物語ということで、これは四日市地域ゆかりの郷土作家顕彰事業委員会がやったものですけれども。  ここで、伊藤亘行さん本人の歌唱で四日市市歌を声高々に歌い上げて、そして、歌詞に沿う四日市市の風景の映像をここの会の方が撮られていて、その映像をバックに伊藤亘行さん──オペラ歌手、暁高校・中学校の合唱部もいいんですけれども──またこれがすばらしいです。この映像とともにというのは物すごく感動を与えるものやなということを感じてきました。  四日市市もCDを制作して普及に努めておりますが、プロモーションビデオとして四日市市歌を、公害の歴史とそれを克服してきた本市の取組成果が見てとれる、これがあればすごく効果的な資料になると考えます。  その際に、作曲家の伊藤亘行さんの紹介も含めて──この伊藤亘行さんは多くの学校校歌も手がけておられますので、四日市市を懐かしむ方も多くいらっしゃると考えます──プロモーションビデオの制作を提案いたします。いかがでしょうか。 96: ◯議長(早川新平議員) 渡辺シティプロモーション部長。   〔シティプロモーション部長(渡辺敏明君)登壇〕 97: ◯シティプロモーション部長(渡辺敏明君) 議員からは、四日市市歌の活用に関しましてご質問を頂戴しました。  この四日市市歌につきましては、ご存じのように、昭和32年に市制施行60周年を記念いたしまして、佐佐木信綱氏の作詞、ご紹介いただきました伊藤亘行氏の作曲によりまして、市民が日常の様々な場面で愛唱することができるようにという趣旨で作られたものでございます。  議員からはこれまでの議会におきましても、この四日市市歌のさらなる普及啓発を図るためのご提案をいただいてまいりました。そういったご意見をいただく中で、市のホームページでお聴きいただけるページを設けたほか、CDの配布、本庁舎における毎朝の放送、また、大四日市まつりや消防出初式におけます消防音楽隊の演奏など、広く市民の皆様に愛着を持っていただけるよう努めてまいったところでございます。  今回、この伊藤亘行氏の歌声を取り入れた、四日市公害の歴史と、それを克服してきた本市の取組成果の映像、これを用いたプロモーションビデオを制作してはどうかという新たなご提言をいただきました。  この公害の歴史と本市の取組につきましては、既に四日市公害と環境未来館におきまして、四日市公害を乗り越えてという映像を制作しておりまして、市歌を取り入れたものではないものの、同館のロビーにおいて繰り返し放映しているほか、団体でご利用いただく際には、見学の前にご覧いただくようにしております。また、学校向けにDVDの貸出しも行っているということでございます。  これらの取組は、まさしく四日市公害の歴史と、それを乗り越えてきた本市の取組を広く市外、県外に伝えるシティプロモーションそのものであると考えております。  このようなことから、四日市市歌と合わせたプロモーションビデオにつきましては、現状において新たな制作の予定はございませんが、今後も、四日市市歌をはじめ、本市が誇る貴重な地域資源をシビックプライドの向上、シティプロモーションに生かすよう取り組んでまいります。 98: ◯議長(早川新平議員) 中村久雄議員。 99: ◯中村久雄議員 答弁いただきました。  シティプロモーションとして、今の四日市のターゲットというのか、子育て世代にぜひ一緒に来てほしいというところで、結構若い方に受けるような形のプロモーションビデオを作っておられますけれども。  紹介ありましたように、昭和32年にできた歌、高度経済成長の中で移り行くこの四日市の姿というのを、私も実は昭和32年生まれなんですけれども、こういう年代の者にね。  また、こういう年代の者は、いろいろ世間的にぼちぼち人生の中で余裕もできたところで、四日市を離れていった者にとっても非常にいいものかなと。  四日市公害と環境未来館のそれも大事だと思うんですけれども、四日市市歌のプロモーションビデオというのは、例えば、大きなイベントごとに今CDを流してもらっていますけど、また、合唱団の方に入ってもらってやっていますけど、そこに、後ろに映像が流れたら、予期せぬところでこの四日市の公害の歴史や、それを克服した歴史、四日市にさらなる愛着が湧くようなポイントになるかというふうなことを考えます。  なかなかやっぱり歌というのは、そのときすっと入ってくれば、非常に感動を与えるので、ぜひ、今後ともそれを生かしてやっていただきたいと思います。  最近では、あすなろう鉄道応援歌というのもできたようですので、そういうのも使いながら、四日市市のPRをよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に入ります。  新型コロナウイルスをスマートに恐れようというテーマでさせていただきます。  半年前には、インフルエンザの流行とコロナウイルスの感染拡大が重なれば、もう医療は全くもたないと恐れておりました。  それで、市でもインフルエンザ予防接種の補助も政策として打ち出し、それらの効果もあったと思いますが、この冬のインフルエンザに罹患する方はとても少なかった。また、私自身も含めて、発熱をすることも大きく減少したのではないかと思います。  これは身体的に距離を取り、マスク着用などのせきエチケット、手洗いをはじめとする新しい生活様式の効果を改めて感じるところでございます。  さて、コロナ感染も1年経過。未知の病気も分かってきたこともたくさんあると思います。  ワクチン接種がこの4月12日から、高齢者向けのワクチン接種から随時行われるというニュースが昨日流れたところでございますけれども、今、新しい生活様式の継続は必須ですけれども、過度に恐れて他のリスクの増大を生まないように、行動の判断材料を提供できないかというふうに考えております。  資料をお願いします。新型コロナウイルスの感染状況を確認したいと思います。  国内の死亡者数、2月22日現在で7727人、昨日で7672人という累計が出ています。  これを見たら分かりますね。第1波、第2波、第3波がぐっと来ておる。  次の資料をお願いします。  こっちのほうが分かりやすいですね。これは発生状況で、陽性者数です。先ほどのは亡くなられた方の累計です。  これは昨年3月末からの第1波、第2波。すごいですね、というふうに陽性者が増えてきたというところでございます。  資料、ありがとうございます。  それを踏まえて、いよいよワクチンの接種が始まりました。  ワクチンの効果に期待するところでありますけれども、ワクチンは症状を抑える効果は検証されておりますが、感染を抑えることは確認されておりません。ということは、我々はまだまだ新しい生活様式を続けて、感染予防に努めなければならないということになります。  先般の宮城県沖で発生した東日本大震災の余震と言われる最大震度6強の大きな地震の際には、命を守る行動として、不安があれば、コロナウイルス感染をちゅうちょすることなく、避難所等への避難を推奨されておりました。  これはそうなんですよね。やはり今、この時を我々は生きておるわけですから、災害に対して様々な状況を鑑みて、よりリスクの少ない行動を取るという判断が非常に大事なことです。  ここで、最悪の事態であります死亡に至ったケースを要因別に見てみたいと思います。  資料をお願いします。  これは去年とおととしの数字ですけれども、インフルエンザや肺炎など、呼吸器疾患が原因の死亡者数の累計でございます。  インフルエンザは毎年3500人ほど、肺炎による死亡者は毎年10万人ほどいらっしゃいます。それらを含む呼吸器系の疾患による死者数の累計は、毎年20万人になるというところをまず確認したいと思います。  次、お願いします。  生活習慣病などが原因の死亡者数の累計です。  糖尿病など、生活習慣病で、毎年1万3000人以上の方が亡くなられております。腫瘍、がんでの死亡者数は、年間40万人近くいらっしゃいます。  この数字を見ますと、本市が進めているARUKU事業をはじめとする生活習慣病予防策がいかに大切か思い知らされるところであります。この数字もちょっと頭に入れておいてください。  次、お願いします。
     次、交通事故で亡くなられた方を見てみます。  直近の20年間というところでございますけれども、これはずっと減少しているというところでございます。  2020年は前年より376人減少している。これは車の発達等々もあるし、交通安全施策というのも徐々に徐々に功を奏してきているのかなというふうに思います。ましてや去年は、外出される方も少なかったというのも要因かと思います。  そういうふうにして、交通事故死者数は減っていると。  次の資料をお願いします。  これですが、年間で自ら命を絶った方の推移ですけれども、2万919人、2020年はいらっしゃいます。これ、2019年、去年は、1978年に統計を開始して以来初めて2万人を割り込んだというところだったんですけれども、2020年、また2万人を大きく超えてしまったというところでございます。2020年は960人増えたと。  また、心配なことに、報道にもありました、文部科学省が出しましたけれども、子供の自殺が増えてきたと。479人、子供の自殺があって、昨年より140人増えていると。  コロナの感染症で亡くなられた方は、1年を経過して、昨日、24日現在で7672人というところでございます。  資料、ありがとうございました。  もう一つ忘れていました。これは児童生徒の自殺者の推移でございます。2020年が大きく跳ね上がっていることが見てとれると思います。  資料、ありがとうございます。  今、新型コロナウイルスが見えない脅威として恐れておりますが、1年を経過して分かってきたことを分析して、緊急事態宣言が発令されたような大都市でない三重県、四日市市民に適した、生き抜く上での行動のガイドラインというか、注意点というか、そういうのも示していただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。 100: ◯議長(早川新平議員) 辻健康福祉部長。   〔健康福祉部長(辻 和治君)登壇〕 101: ◯健康福祉部長(辻 和治君) 議員からは、過度な負担にならないよう過ごせる工夫、生き抜く上での行動のガイドライン、そういうような観点でご質問を頂戴いたしました。  新型コロナウイルス感染症は、ちょうど約1年前、令和2年1月15日でございますが、我が国で最初の感染者が確認後──先ほど掲示いただきましたが──現在、42万人を超える感染者が報告されてございます。  特に、年末から都市部を中心に感染が急速に拡大したために、1月7日には、東京都をはじめとする首都圏1都3県、また、その後、大阪府や愛知県等々7府県に拡大し、政府による緊急事態宣言が発出されたところでございます。三重県内においても緊急警戒宣言、これが発令されたところでございます。  本市におきましては、昨年3月18日、第1例目の陽性者の方が確認後──昨日は発表ございません──2月23日までに合計324例の陽性者が確認されたところでございます。特に今年の1月、1か月だけで100人の陽性者の方が確認をされてございます。  議員、先ほどご指摘のとおり、生活環境の変化がこれだけ長期間にわたってきておりまして、効果的または過度な負担とならないような過ごし方、また、この1年間で分かってきたこと、その辺りを踏まえて、そういうような工夫、ガイドライン、過ごし方について、これはもちろん皆さんが望んでおられることでありますでしょうし、国など公的機関からもこれまでのデータの積み重ね等によって、種々の情報が発信されているところでございます。  ただし、2月に入りやや落ち着きを見せつつありますが、やはり基本は、一人一人の心がけと感染対策の実践であると、そのように考えてございまして、自らを感染から守るというだけではなく、周囲に感染を拡大させない、そのことが何よりも重要であるというふうに考えてございます。  感染対策で言われておりますのは、1点目に、人と身体的距離を取ることによる接触を減らす、マスクをすること、また、手洗いをすること。これらは新しい生活様式として、もう既に多くの市民の方々が実践していただいているところでございます。  ここで工夫ということですけれども──これはもうご案内されているところもありますが──人との接触を減らすと、こういうポイントにつきましては、例えば、買物では少人数で空いている時間に行く、宅配の利用でありますとか、ジョギングは少人数などの例示もされています。  マスクもぴったりとしたもの、また、マスクの効果についても、相手からのウイルス吸入量を減少させる効果とともに、自分からの拡散を防ぐ効果がより高いと、そういうことも報告がされているところでございます。  一方、これは昨年の夏、指摘も案内も、市もさせていただいていますが、マスク装着時は皮膚からの熱が逃げにくく、気がつかないうちに脱水のような症状になるなど、熱中症のリスクが指摘されております。  これから暖かくなってまいります。屋外で例えば2m以上、目安ですけれども、離れているときはマスクを外す、また、マスク着用時は激しい運動を避け、また、小まめに水分補給をするなど、熱中症予防への配慮ということも案内をさせていただいております。  また、手洗いについても、新型コロナウイルス感染症の感染経路として、やはり飛沫感染のほか、接触感染にも注意が必要だということで、特に、私もそうですけれども、無意識に顔を触り、手を介して目や口などの粘膜からウイルスが体内に侵入しやすいと。ですから、水、ハンドソープを使用した手洗いや手指消毒、これを小まめに行っていただきたい。  こういうようなことが重要であるということも、繰り返しご案内をさせていただいておるところでございます。  また、3密の環境、換気の悪い環境、多くの人が密集している、互いに手を伸ばしたら届く範囲の距離で会話や発声が行われていること、これは、引き続き、心がけと実践をお願いしたいと思っております。  さらに、最近、特に言われておりますこと、あるいは、濃厚接触としての事例として挙げられているところが、飲酒を伴う懇親会、大人数や長時間に及ぶ食事、飲食、居場所の切り替わり等が挙げられておりますが、このような場面では、大きな声を出し、飛沫が飛びやすくなったり、箸などを共用する機会というのも多くなると。  居場所の切り替わりは、これはよく濃厚接触の場面で出てくるんですけれども、職場の休憩でありますとか、更衣室、特に食事、そういうような場面で、マスクを外した場面で、どうしても私もそうですけれども、気がほっとしてしまう場面、そういうところで、やはり濃厚接触として感染する率が高いのではないかというような報告がされてございます。  あと、先ほど、死亡率の話もございました。高リスクの方と接するとき、この方が高リスク、例えば高齢者でありますとか、基礎疾患のある方、こういう方でありますと、やはり重篤化する率が高いというのはデータで示されてございます。  ぜひお願いしたいなと思っていますのは、特に高齢者でありますとか、基礎疾患をお持ちの方と接する場合、よりご自身の体調管理を厳重にしていただいて、感染させることのないような心がけの行動、これはぜひとも引き続きお願いしたいと思ってございます。  お願いばかり申しましたが、その裏返しとして工夫と申しますか、何が何でも会わないでということではなくて、きちっとした情報、正確な情報に基づいてぜひ行動を、ご協力をお願いしたいと思ってございます。  そのような意味におきまして、今後とも、正確な情報、これを私どもとして入手し、効果的な感染対策を確実に実施していただけるよう、そういう趣旨で、引き続きホームページはもとより、様々な場を活用させていただいて情報発信をしていきたい、このように考えてございます。  以上でございます。 102: ◯議長(早川新平議員) 中村久雄議員。 103: ◯中村久雄議員 丁寧にご答弁いただきました。  世界を震撼させたCOVID-19、様々な試練を我々にもたらしております。過度に恐れるあまりに人々が心を失うようなことが、これはあってはならないというふうなことを本当に強く感じることでございます。  また、最近では、マスクを二重にすると効果的だよというような報道や、昨日かな、今日かな、長期気象予報が出て、今年の夏は、オリンピックの最中は暑いよということが報じられております。  答弁でもありますように、熱中症の心配もしなければいけません。幸い、昨年は結構涼しくて、熱中症もよかったわけですけれども。  こういうことを見ておっても、しかしながら、一方で、見方を変えれば、毎年脅威を持つインフルエンザをこれだけ抑え込んだ新しい生活様式、これはすごい効果があったと思うんです。でも、その生活様式をもってしても、このコロナの感染状況からは抜け出せなかったということが言えると思うんですね。  ですから、コロナの感染力は非常に強いということも忘れてはならないことだと思います。保健所を持つ健康福祉部には大変難しいことになると思いますけれども、総合的に適切な情報発信に努めていただきたいというふうに思います。  それで、次の質問に入ります。  次の質問は、本市の電子化推進度はというところを聞きたかったわけですけれども、先ほどの笹井議員の質問であらかた分かりましたということはあるんですけれども、昨年末に日経グローカルで、自治体の電子化推進度のランキングが発表されました。  ベスト50やったかな、あったんですけど、四日市市はどうやと、結構スマートシティや、いろいろ、どんどん取組も進んでいるので、これは載っておるぞという形で見ておったわけですけれども、全然載っていない。また、どの程度のレベルなのかなというのが先ほどの笹井議員の最後のほうで、結構いいところへ行っておったんですけど、だんだんだんだんランキング的に落ちてきたよ、というか、三重県全体ですかね、あれは。というふうなところがあったわけですけれども。  四日市市も取組は早くて、なかなか新しい機種を、ぽっと入れたところは、なかなかシステム的に難しいところがあると、今、こういう状況やということを聞いておったわけですけれども、その辺のことをちょっと聞きたいのと、また、本市がこの電子化に立ち後れないよう、市民生活のさらなる向上に向けてやっぱり取り組んでいただきたいと思います。  そういうことを願うんですけれども、例えば、この間、政治資金の収支報告に行ってまいりました。この政治資金関係申請・届出オンラインシステムが稼働しているということなんです。これは便利そうだなと思ったんですけれども、今回は書類で届けました。  その際、係の方にオンラインシステムのことを尋ねたら、これ、あるんですけど、初期の登録に大変手間がかかるということであったので、せっかくの電子化もこのようなことがあれば、市民生活の向上にはなかなかつながらないと思います。  電子化推進に当たっては、セキュリティーと併せて簡素化というのが肝要と考えますが、いかがでしょうか。ご答弁お願いします。 104: ◯議長(早川新平議員) 内田総務部長。   〔総務部長(内田貴義君)登壇〕 105: ◯総務部長(内田貴義君) 議員からはまず、本市の電子化の推進度、これについてお尋ねがありました。  これは議員から紹介いただきましたように、市区町村電子化推進度のランキング──昨年11月16日発行の日経グローカル誌400号で掲載されておりますけれども──その中で種々、独自の評価に基づいて100点満点で評価されていたんですが、調査の結果、全国の平均が39点のところ、本市は39.9点と、全1741団体中753位と、平均を僅かに上回る結果であったということでございます。  内容については分野別に見ますと、なかなか評価されている部分とされていない部分とございますけれども、このように、昨年末に公表された電子化推進度のランキングというものは平均的な結果になっておりますけれども、先ほどもご答弁させてもらいましたが、スマート自治体の実現に向けてその事業を着実に推進することで、低い評価であった項目についても電子化を加速していきたいと、このように考えてございます。  また、セキュリティーと簡素化の話でお尋ねがありましたけれども、オンライン申請を含めた電子化の推進におきましては、本人確認や個人情報を保護するためにセキュリティーを講じることと、利用者にとっての使いやすさ、これはやっぱり表裏一体の関係がございまして、そういうことについては具体的に、先ほど私もイメージ図を示しましたけれども、国が用意しておるマイナポータルがありますので、そういう共通のプラットフォームを利用するときは手続の簡素化にもつながりますし、また、申請の手続のたびに同じ内容の記載を何度も求められる場合には、その不便さにつきましてはスマート自治体を実現する中で、そうした重複する手続を求めない、こういった仕組みも構築することで、行政手続の簡素化を実現したいと考えております。  本市としましては、オンライン申請を含め、行政の電子化を今以上に推進することで、市民の利便性のさらなる向上を図ってまいりたいと、このように考えてございます。 106: ◯議長(早川新平議員) 時間が参りましたので、中村久雄議員の一般質問はこの程度にとどめさせていただきます。  引き続き一般質問を行います。  笹岡秀太郎議員。 107: ◯笹岡秀太郎議員 政友クラブの笹岡秀太郎でございます。中村議員の後を引き継ぎ、あと30分、どうぞよろしくお願いをいたします。  早速ですが、スクリーン、よろしくお願いします。  これは一昨日の新聞でございまして、四日市のPRもしていただいてありました。東日本大震災10年、あの日、見上げた星空。これ、実は、仙台の天文台が作られたプラネタリウムの番組でございます。四日市で3月9日から、この震災をもう一度、しっかりと心に刻もうよということで、投映をしていただくということで、よりも、遠くへと、こういうことで投映をしていただくそうです。  書いてあるとおり無料ということですが、日にちが少し短い時間でありますので、なかなか多くの方が見れないかも分かりませんが、ぜひ、これは見ていただきたい番組かなというふうなことを思います。  思い返すと、あれから10年。あのときの光景を思い出すと、今でも胸が痛いんですけれども、多くの犠牲になられた皆さんに改めて哀悼の意を表するとともに、一日も早い復旧を心から願うところでございます。  こんな感じで、博物館のホームページから取らせていただきました。  あの夜、宇宙が見えました、が見えましたというように書いてもいいのかなと。3.11の夜に大きな停電になって、そして、被災者の皆さんが途方に暮れて天空を見ると、多くのが励ましていただいたんだというようなことで、ぜひこの番組を見ていただければというふうに思います。  それで、あわせて、今、四日市市では、昭和のくらし展、昭和の風景、これをやっていただいております。これも行ってきました。大変すばらしい企画で楽しかった。何度も足を運びました。それで、これは2月28日までですので、もう残すところあと僅かです。ぜひ行っていただいて、私たちが育った四日市をもう一度見ていただければと思います。市長も見ていただいたと思いますけれどもね。  あわせて、プラネタリウムでは今、昭和音楽で紡ぐ宇宙開発、これがその時代時代の音楽を流していただいて、そのときのを映していただいています。これもいい番組でした。先ほどの昭和のくらし展、昭和の風景、企画展と併せた企画だということで、本当にいい企画でありました。  今日の質問はこの博物館のことなんですが、四日市市立博物館・プラネタリウム、それから四日市公害と環境未来館、これを総称してそらんぽ四日市というふうに言うんですけど、このそらんぽ四日市、どこに書いてあるかというと、この下のほうなんですね。一体化した施設運営というのを今日は質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  投映、ありがとうございました。  見ていただいたとおり、日本博物館協会のホームページ、これを見ますと、博物館は、社会がどのような状況であろうと、人々が健全な日々を送るために果たせる大きな役割があると、このように著しております。  今、博物館は、新型コロナウイルス感染拡大という世界的課題の中で、その役割を果たすために様々な取組をしているというふうにも著しています。  四日市市におきましても、コロナ禍の中、様々な施策を展開していただいており、まさに四日市市民が健全な日々を送るために大きな役割を果たしている施設というふうに理解いたします。  改めてこの3施設の詳細を確認してみますと、博物館においては、設置根拠条例、四日市市立博物館条例として、平成5年3月30日条例第16号で、プラウタリウムは博物館の一事業というふうに規定をされております。  したがいまして、本館の表示は──先ほど流していただきましたが──プラネタリウムは博物館の一事業ということですので、博物館・プラネタリウムと、こういう表示になりますね。  また、博物館については、四日市市立博物館条例の第1条に、博物館法第18条の規定に基づき、博物館の設置及び管理について必要な事項を定めると、このように規定されていますから、博物館法に定める博物館、いわゆる登録博物館というふうになるわけでございます。これは文化庁のホームページでも明記してございます。  一方では、四日市公害と環境未来館のほう、根拠条例は、四日市公害と環境未来館条例、平成26年12月22日条例第41号でありますが、この根拠条例には博物館法に定める規定等の文言は明記されておりません。  したがいまして、文部科学省などの統計に出てくる博物館類似施設と、このようになるわけであります。いわゆる一般的な、広い意味での博物館というふうに理解すればいいのかなというふうなことを思っておりますが、それぞれの館には運営理念、これが定められておりまして、平成元年に示された四日市市立博物館基本構想の運営理念と、平成24年の四日市公害と環境未来館基本計画における運営理念、この2点を基本としてそれぞれあるというふうなことでございます。  一方で、そらんぽ四日市として広く市民に親しんでもらうという総合的な施設を目指すなら、当時のそれぞれの理念、これをさらに発展させて、施設を取り巻く時代背景、あるいは利用者のニーズを酌み取った総合的な理念、これを再設定するべきではないかなというふうなことを思っております。いわゆる一体的な施策展開を推進するということは、そらんぽ四日市として本来あるべき姿ではないかなというふうなことを思っています。  施設の管理体制、これを見ますと、市立博物館・プラネタリウムには平成30年にご着任をいただきました吉田館長さん、四日市公害と環境未来館には元環境部長の生川さんがそれぞれ就任をしていただいており、活躍をしていただいております。  事務分掌を見ると、博物館は教育委員会、四日市公害と環境未来館は環境部になりまして、予算もそれぞれの各課で計上されているというふうなところでございます。  そこでお伺いするんですけれども、この3施設をそらんぽ四日市と総称を定めたことは、リニューアルを機に一体化した施設として、市民の皆様や多くのお客様をお迎えする施設として運営していこうという、そういうふうに推進されたものと理解するところでありますが、一方では、諸施策の進め方を見るとき、組織の一体感がいま一つ不足しているというふうに思うところでございます。  つまり、そらんぽ四日市として広く市民に愛されるには、3館の総合的な一体感の創出、これが求められているのではないかというふうなところでございます。改めて一体化した運営、あるいは新たな理念を設定することについてのご所見をお伺いします。 108: ◯議長(早川新平議員) 松岡副教育長。   〔副教育長(松岡俊樹君)登壇〕 109: ◯副教育長(松岡俊樹君) 議員からは、そらんぽ四日市として5年が経過する博物館・プラネタリウムと、四日市公害と環境未来館の一体化した運営、新たな理念設定についてご質問をいただきました。  議員ご紹介のように、そらんぽ四日市の名称は、市立博物館に四日市公害と環境未来館を併設した後、館の総称として平成27年9月に市民公募によって決定をしたものでございます。  青空を取り戻した四日市、博物館常設展の時空街道、プラネタリウムの宇宙という空をイメージした三つの施設を散歩するように巡り、学ぶ場所という意味で名づけられました。  運営理念につきましては、博物館・プラネタリウムは平成元年の基本構想において、貴重な文化遺産の保存と活用を図り、郷土の歴史や風土と生活環境に関する市民の知識と理解を深め、今後の市民文化の創造に寄与する生涯学習の場の一つとして、市立博物館を設置するといたしました。  一方、四日市公害と環境未来館は、平成23年の基本計画において、未来に豊かな環境を引き継ぐために、過去を知り、学び、現在を見詰め直し、発信し、未来に役立てるとしております。  その後、博物館・プラネタリウムのリニューアルと、四日市公害と環境未来館を併設する際に、これまでの経緯を踏まえ、四日市の過去と現在を知ることで未来の四日市を考え、また、四日市から日本やアジア、地球や宇宙を考えることをそらんぽのコンセプトにしたところでございます。  このコンセプトが両館をつなぐ総合的な理念と言えるものであり、この理念の下、各施設が一体となった取組を行っているところでございます。  まず、併設当初、常設展を設置するに当たりまして、博物館では江戸時代以前を、四日市公害と環境未来館においては明治時代以降を取り扱うことといたしました。このことにより、本市の歩みを一連のストーリーとして展示することができております。  また、プラネタリウムでは、地球から見た宇宙という視点のほかに、宇宙から見た地球という視点で、環境問題を四日市特有の問題ではなく、地球の問題として考えてもらえるように、アースメッセージというオリジナル番組を制作いたしました。  さらには、そらんぽ四日市を分かりやすく伝える事業として、平成27年のリニューアル以降実施をしております時空街道ツアーというものがございます。これは、私たちの暮らしが豊かになっていくとともに社会が発展していく様子を常設展で実感できる見学プログラムになります。  本年度は時空街道ツアーに引き続いて、プラネタリウムの環境番組、宇宙から見た地球をご覧いただくことで、そらんぽ四日市のコンセプトをより明確に伝えられるよう、プログラムを組み替えたところでございます。  議員からは、組織の一体感が不足しているのではないかというご指摘がありました。  両館で一体感を持った運営を行うことについては、そらんぽ四日市を社会見学などで訪れる学校団体などの受入れ時において、両館が一体的な説明をすることで、そらんぽ四日市のコンセプトを明確に伝えております。  このほか、両館では毎月1回、事業運営に係る調整会議を開き、情報共有や事業調整を行っております。  さらには、両館の職員が参加し、事業展開や施設管理を話し合うプロジェクトチーム会議を随時開催し、施設運営にも役立てているところでございます。
     例えば、四日市公害と環境未来館が令和元年度の企画展、地球の彩りを宇宙からを開催するに当たり、博物館と四日市公害と環境未来館の間で展示内容や記念講演会の実施、プラネタリウムとの連携などについて検討するなど、そらんぽ全体としての運営に努めてまいりました。  このように、両館の運営については一体的な施設運営の視点を常に意識して行っているところであり、今後もこの視点は大切に受け止めていきたいと考えてございます。 110: ◯議長(早川新平議員) 笹岡秀太郎議員。 111: ◯笹岡秀太郎議員 どうもご答弁ありがとうございました。  それぞれの事業を通して、あるいは平素の企画会議等を通してしっかりと一体感を創出する、そんな姿勢でやっていますよと、こういうことで答弁いただいたかなというようなことを思っています。  それぞれ頑張ってやっていらっしゃるのはもちろん思うんですけれども、私の質問は、そらんぽ四日市として市民から募集をして、そして、一体化した施設としての、四日市市のランドマークとして位置づけていくには、やっぱりそれぞれ一体化した施設運営ということは大事かと私は思う、そういう思いで質問させていただきました。  もちろん、内部ではしっかりやっていらっしゃるというのは分かりますが、例えば、事務分掌を見ると、今説明したとおり、教育委員会と環境部じゃないですか。  それから、じゃ、そらんぽ四日市って、トップは誰ですか。責任者は誰なんですか。いないでしょう。そこなんですよ。  ちょっとスクリーンをお願いします。  市川副市長の事務分担を見ると、教育委員会に属する事務。これ、ですから、博物館ですよね、プラネタリウム。  舘副市長のを見ると、環境部に属する事務と。このように、副市長も二つに分かれておるわけですね。  すると、じゃんけんで決めるんですか。  そこら辺りをやっぱり明確にして、司令官は誰なんですかと。もちろん、当然、市長なんですけれども。組織を束ねていく大事な一つの、市民に名称を募集をして、施設として一体化して進んでいきますよと言った割には、今の組織のしっかりとした幹が見えてこない。  そういう意味で質問させていただきましたので、しっかりとこれから時間をかけて、答弁は要りませんので、よろしくお願いしたいなと思います。  それでは、次の質問に移ります。  博物館がいよいよ創立30周年を迎えます。先ほども言いましたように、答弁でもいただいた様々な施策を展開していただいております。  リニューアルした後の点検というのも大事なのかなというふうなことを思っています。  博物館では、幅広い年代層に向けたいろいろな企画をやっていただいていますが、プラネタリウムで子供用の映写をしたときなんかは、例えばトイレ、見せていただくと、大人用のトイレしかないですね。小便器には低床の低いトイレがあるのでそれで賄えますが、子供用のトイレってありますか。なかったと思うんですよね。  それから、今のコロナの感染症に対する対応につきましても、コロナが起こったから感染症対策をするという、そんな後で取ってつけたような博物館の態度はやはり駄目なのかなと。平素から、やはり万全の対応が望まれる。これは博物館協会のほうでも指示をしているところなんですね。  日本博物館協会は昨年の5月、政府の対処方針に沿って、博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン、これを定めて、博物館を管理する者は、対処方針の趣旨、内容を十分理解した上で、ガイドラインに示された、感染防止のための基本的な考え方、リスク評価及び展覧会の実施に際して講ずるべき具体的な対策、これを踏まえて、展覧会の実施に関する様態等も考慮して創意工夫を図りつつ、新型コロナウイルス感染症に取り組むという、社会基盤としての博物館の役割を継続的に果たすようにというふうに求められております。  ですから、先ほども言いましたように、今回のこのコロナ禍に限らず、平素から感染症対策というのが求められているということになります。施設の抗菌化というのが大事な視点だろうというふうに思っておりますが、施設の抗菌化に向けた取組、これの考え方はどうかお伺いします。  あわせて、さっきも皆さんにお見せしました昭和のくらし展、昭和の風景と、これを拝見して、もう何度か行きましたと言いましたけれども、大変、いつも面白い内容でしたので、資料を買い求めようと思いまして、ミュージアムショップへお邪魔しました。ミュージアムショップでは、現金しか取り扱っていないと、こういうことになりましたね。  これはガイドラインでは、館内における施設管理で、現金の取扱いをできるだけ減らすため、オンラインチケットの販売やキャッシュレス決済の導入、これを検討するというふうになっておりますが、少し時代に遅れているのかな、そういうような思いがしております。  この2点についてお伺いします。 112: ◯議長(早川新平議員) 松岡副教育長。 113: ◯副教育長(松岡俊樹君) 次に、充実した施設運営に向けて、幅広い年齢層に対応した施設整備、それから抗菌化、キャッシュレス決済の導入に向けてご質問いただきました。  まず、ご指摘の施設整備につきましては、小さな子供さんから高齢者まで幅広い年齢層の方が使いやすいような施設となるよう、今後検討してまいりたいというふうに思います。  それから、感染症対策につきましては、主な感染経路が飛沫感染や接触感染であると考えられることから、議員ご提案の施設の抗菌抗ウイルスコーティングの施工は、接触感染への予防策として一定の効果が見込まれるものと認識をしてございます。  しかしながら、公明党の中川議員の代表質問にお答えをしましたように、抗菌効果を持続させるためには、継続的な再施工も想定されることから、市といたしましては、各施設管理者ができる基本的な感染対策を徹底させていくことを考えてございます。  博物館におきましては、既に実施をしておりますサーモグラフィーによる検温、手指消毒、マスク着用、カウンターへの飛沫防止パネルなどの設置などに加えまして、手すりやエレベーターボタンへの人の触れる場所への消毒回数を増やすといったことの対策を徹底的に行っていきたいと考えてございます。  それから、議員ご紹介いただきましたガイドライン、ここに示されておりますキャッシュレス決済の導入につきましては、人と人との接触をできるだけ減らすという効果が期待できるため、全市的な課題として内部検討を進めるというところでございます。 114: ◯議長(早川新平議員) 笹岡秀太郎議員。 115: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございます。  抗菌化については大切な視点だというふうに思うし、それから、全国の博物館協会のガイドラインでも、これは随分以前から抗菌化というお話が出ています。今回のコロナに限らず、様々なウイルスに対応していくための抗菌化というのは出ているんですから、できるだけ早期に、全庁的な中でも一つあるとは思いますけれども、何とかその辺のガイドラインに沿った誇れる博物館、あるいは、そらんぽ四日市にしていっていただきたいというふうに思っています。  先ほどキャッシュレスとか、そういうところ、それから、前回のリニューアルからの積み残しの部分、例えばバックヤードのところとか、あるいは、様々な視点でもう一度確認をして、しっかりと取り組んでいただければ大変ありがたいというふうに思っております。  それでは、3点目の質問に移ります。  博物館に所蔵されております所蔵品の管理、それから、その所蔵したものの市民への情報の還元、これをお伺いしたいと思います。  博物館の諸活動の基本となる活動に資料の収集、それと、保存というのがあるというふうに思います。  資料の受入れ時には──これもヒアリングでお伺いしましたが──受け入れるときには燻蒸庫で燻蒸を行った上、文化財IPM、総合的有害生物管理、これをやってしっかりと保存に努めていると、このような報告を聞きました。  その上で、収集された資料を博物館の事業に資するべく、学芸員の皆様が調査研究活動を行って、諸事業を通し研究成果の還元、これにつなげているというふうに思っております。  調査のテーマについては毎年度ごとに課題を決めて調査するとともに、学芸員個別の研究テーマ、それの調査や企画展などの開催に向けた事前調査などを通し、博物館の研究テーマの調査、企画展などの開催に向けた事前調査などを通した活動につなげていっていただけるというふうに認識いたします。  数は忘れてしまいましたが、たくさんの数を報告いただいたと思うんですけれども、収蔵品の多さから毎年収集される全ての所蔵品、これを即時に調査研究して、市民にその情報を還元していく、これは大変難しいというふうに理解するところではございますが、一方では、貴重な収集資料の公開、これを望む声も多くあるというふうに理解するところであります。  このことは平成29年に竹野議員が質問されております。しっかりと議論も深めていただきました。  一例としてちょっと挙げて、質問していきたいなと思うんですけど、博物館の所蔵品に四日市萬古焼のメーカーで、アメリカでの評価が今でも高いノベルティーウエア、テーブルウエアメーカーのミヤオカンパニーさんが取り扱いました昭和20年代の貴重なオリジナルサンプル、これを7500点ほど寄贈していただいたところであります。それ以降、その保存と調査研究が鋭意行われているというふうに思っております。  2013年4月20日から29日までの9日間にわたって、アメリカに渡ったノベルティ寄贈記念展として、博物館2階において開催されたところでありまして、私も期間中、何度も足を運んだ記憶がございます。  7500点にも及ぶ貴重な文化財の管理、大変、今も申し上げたとおり、時間と労力というのは必要であるというふうに認識いたしますが、あれから8年経過をして、改めて市民の皆様に研究成果あるいは企画展示などが望まれるところではないかなというふうなことを思います。  今までの研究成果、それから企画展示に向けてお考えがあるのか、お伺いをさせていただきます。  一例としてこの萬古焼、所蔵品を挙げたところですけれども、ほかにも多くの所蔵品があります。今後の調査研究、そして市民還元、これに向けての手法あるいは公開等の考え方をお示しください。 116: ◯議長(早川新平議員) 松岡副教育長。 117: ◯副教育長(松岡俊樹君) 博物館での所蔵品の管理と市民への情報還元ということでご質問をいただきました。  平成25年の博物館開館20周年を記念いたしまして、ミヤオカンパニーリミテドさんから寄贈いただきました7500点余りの陶器の置物、ノベルティーは、昭和20年代から昭和30年代にかけて製造されたものでございまして、本市の戦後の窯業を代表する貴重な製品でございます。  また、議員ご紹介のとおり、このノベルティーは、1950年代を中心にアメリカの一般家庭のキッチンやリビング、寝室などに置かれ、アメリカ人の方にとってもなじみのある、懐かしいものとなってございます。  これらノベルティーは、博物館の学芸員によりまして、資料のクリーニング、補修、撮影、採寸、資料台帳への登録、データベースへの入力作業など、整理作業を進めておりまして、令和2年3月末で全体の2割強、1657点につきまして、作業は完了しているという状況でございます。  また、昨年の9月でございますけれども、当時の社員お一人から、ノベルティーを輸出していた当時の様子の聞き取り調査もさせていただいております。この調査内容につきましては、今後の展示解説などに役立てさせていただきたいと思います。  整理作業後の公開につきましては、寄贈いただいた平成25年度以降、本年度も含めまして館内のギャラリースペースで4回、特別展示室で2回の計6回、展示公開を行ったところでございまして、今後も機会を捉えまして実施してまいりたいと考えてございます。  このノベルティーにつきましては、貴重な資料であり、広く市民の皆様に知っていただく機会として、博物館以外であっても学芸員や美術品取扱技術を持つ専門職の作業の下、防犯対策、防災対策、それから展示環境の整った施設であれば、貸し出すことも可能でございます。  一般的に、博物館では、長年にわたって守り伝えられてきた貴重な資料や作品を適切な温度、湿度などの条件を整えた収蔵庫にて保管し、一定の環境を整えた展示室で時期を限って公開しております。  博物館資料につきましては、購入したもの、市民の皆様からご寄贈いただいたもの、いずれも貴重な所蔵品でございまして、市民の共有の財産でございます。これらを調査研究した上で、その価値を伝えるために展示、公開していくことは、博物館に求められる社会的使命でございます。  議員からお尋ねがございました調査研究と市民還元の手法や公開につきましては、現在では館内での展示以外に、県内外の博物館等への館蔵資料の貸出しやテレビ番組などでの資料映像の提供なども四日市の資料を展示できる機会と捉えまして、積極的に協力をしているところでございます。  また、館蔵資料の一部をデジタルコンテンツとしてホームページでも公開して、今後も公開資料を拡充して、貴重な資料を多くの皆様にご覧いただけるよう努めてまいりたいと思います。  蓄積した情報につきましては、展示や普及事業を通じて市民の皆様に提供してまいりたいと考えてございます。 118: ◯議長(早川新平議員) 笹岡秀太郎議員。 119: ◯笹岡秀太郎議員 ありがとうございました。  せっかく学芸員さんが汗して調査研究していただいている内容がなかなか見えないという部分もありますので、今はデータコンテンツ等、いろいろな手法で市民の皆様に公開しているということですけれども、例えば、博物館へ足を運んで、学芸員さんが今こういう研究をしているんだよというのが見えるようなコーナーがあってもいいんじゃないかな。あるいは、一部でも結構ですから、調査研究の写真が訪れた方にも見える、そんな工夫もしていただければ大変ありがたい、そんなようなことを思っています。  市政ごいけんばんで市民の皆さんにこのそらんぽ四日市のことを対象にアンケートされた、その結果を見ると、子供たちの教育のために必要な施設として、答えられた市民の7割が大事な施設なんだ、あるいは、多くの皆さんが市民の生涯教育あるいはまちの魅力のために必要な施設としての回答があったというふうに聞いております。  博物館法第2条、これを見ますと、博物館とは、歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究をすることを目的とする機関と、このように表示されます。  森市長さんはいつもこうおっしゃっています。この施設は、四日市の歴史、文化、産業と環境、宇宙科学に関する総合的な情報発信するシティプロモーションの核となると、そういう施設であって、市内外の多くの皆様に伝えるのは極めて重要ですよと、このように位置づけるというふうに発言されております。  博物館・プラネタリウム、四日市公害と環境未来館、この3施設、これが総合的な施設として相乗効果を発揮して、そらんぽ四日市が博物館という大きな幹、これを維持しつつ、シティプロモーションの核としての役割、これをますます発揮していただくようにしっかりと事業展開していただきたいというふうに思います。  最後になりましたけれども、それぞれの館には多くのボランティアの皆さんが参画いただいています。本当にありがたいことで、行政がしっかりやっているところをボランティアの皆様にしっかりと支えていただいている。  この両輪がうまくいってこその施設だというふうに思っておりますので、どうぞこのボランティアの皆さんの活躍をしっかりと皆さんがサポートできるようにお支えいただくことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 120: ◯議長(早川新平議員) 暫時、休憩いたします。再開は午後1時からといたします。 121:                         午後0時11分休憩    ─────────────────────────── 122:                           午後1時再開 123: ◯副議長(村山繁生議員) 早川議長に代わりまして議長の職務を行いますので、よろしくお願いいたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  荻須智之議員。 124: ◯荻須智之議員 こんにちは。総務常任委員長としましてこの約1年、コロナ禍で本当に大変な中、皆様の奮闘に頭が下がります。市長以下、副市長、特に危機管理監、健康福祉部長、保健所長の方々に本当に負荷が大きかったと思います。何とか乗り切ってこれたというのは、運もよかった面もあるとは思うんですけれども、日本国民、四日市市民の頑張りにもよるところが大きいと思っております。それにも絡む質問ではございます。それと、今回、議会事務局長、消防長、それから健康福祉部長、総務部長に財政経営部長、あと、見えませんけど監査事務局長が同学年になりまして、めでたくこれにてお仕事を終えられるということで非常に羨ましいなと。私は学校ができるまで辞められませんので、本当にお疲れさまと申し上げたいと思います。  私どもの世代は共通一次試験というマークシート方式の一次選抜試験が始まった最初の年に受験した学年で、皆さん受けられていると思うんですが、マークシートで、詰め込み教育で、思考力がないというふうに大学に入ってしこたま言われまして、くそと思ったんですが、同級生の天野という電気科の人間がノーベル賞取りまして、そうでもないなと、この詰め込み教育もそう悪くないんじゃないかなというのを思った次第です。  スペースインベーダーは受験勉強をしていて乗り遅れたという世代ですから、内田部長がちょっとコンピューターが苦手かなというのもうなずけます。ということで質問に移らせていただきます。  セアカゴケグモ等の外来生物について伺います。  これは過去、笹岡議員のご質問以降、多くの方が質問されてきましたが、さほど大きい被害も出ていないですが、これを例としてということで伺います。  オーストラリア原産で港から侵入したセアカゴケグモなんですが、私の大矢知地区内の小学校とか公園でも見つかっております。書画カメラをお願いします。  これがセアカゴケグモなんですが、あまり目にすることはないんですけれども、背中に赤い印がついています。これが、クロゴケグモといいますが、ブラックウイドウ、黒い未亡人という意味で、ゴケグモのゴケはそれなんですが、これがハイイロゴケグモ、この3種類はもう日本に定着しております。ついでに、ヒアリです。これは名古屋港で見つかったものですが、場所は飛島埠頭といいますが、ここが金城埠頭でその手前にある埠頭で、貨物の受渡しに使われているところです。ここでは、去年の秋700匹ぐらい見つかっていますので、恐らく繁殖しているだろうということです。  私の町内の公園で、こういうところにですが、卵嚢といいますけど、この袋の中に何百という卵が入っているんですが、こういうのを産みつけます。クモの糸です。この辺は、こうやってのぞいて確認して、取っていただきました。本当に言ってすぐに対応していただいて、10円玉と比べてこれぐらいの大きさなんですが、早く対応していただけてありがたいなと。といいますのは、この公園は子供たちの集団登校の集合場所になっているということもありまして、雨の中大変な作業でしたが、環境部の環境保全課の皆さんに頑張っていただきました。慣れたものでこうやってU字溝の中を伝って移動したり繁殖したりしていますから、殺虫剤を使っていろいろと対応していただいたわけなんですが、そういう形で対応していただいているんですが、一旦これで画面、ありがとうございました。  ゴケグモは未亡人グモという意味なんですが、これは交尾の後にたまに雄が雌に食われるんです。ということで、北米原産のブラックウイドウすなわち黒い未亡人という名のクモも、これ、岩国市の米軍基地の近辺で繁殖しています。こちらも毒グモの一種でございますが、双方、まれに人間が死ぬこともありますので注意が必要です。  環境省によると、物質名としてはアルファ・ラトロトキシンという毒なんですが、これを有するゴケグモ属にかまれることで、局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結を来たし、区域のリンパ節が腫脹すると。通常は、数日で症状が軽減するんですが、時に長引き、脱力、頭痛、筋肉痛、不眠という症状が続く場合があるということで注意が必要でございます。  まとめて伺います。市内ではどれぐらい広がっているかということと、生息域を増やさないための具体的な対策はあるのでしょうか。  それから、そのほかにアライグマ等も、うちも庭で目が合ったことがあるんですが、たくさんおります。ヒアリ等有害外来生物についてはどうなっているのか、もう既に共存状態になっていますので、注意喚起は十分かということを伺います。よろしくお願いします。 125: ◯副議長(村山繁生議員) 田中環境部長。   〔環境部長(田中賢二君)登壇〕 126: ◯環境部長田中賢二君) まず本市における外来生物でありますセアカゴケグモ、この分布状況についてお答えいたします。  自然界に私たちの身に危険を及ぼすような様々な生物がおりますけれども、経済のグローバル化に伴いまして、海外から侵入または持ち込まれた外来生物は在来の自然環境や野生生物などに悪影響、これを及ぼしております。このような外来生物の中でも特に生態系、人の生命、身体、農林水産業などへ大きな被害をもたらすと考えられるものは、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、いわゆる外来生物法によりまして特定外来生物と指定され、セアカゴケグモを含め約150種類の生物が指定を受けています。この外来生物として指定されますと飼育、それから販売、野外へ放つこと、こういったことが禁止されるわけでございます。  セアカゴケグモの分布状況につきましては、我が国では平成7年に大阪で初めて発見され、同じ年に四日市港でも発見されましたが、その後、全国各地で生息が広く確認されております。セアカゴケグモ、先ほど紹介がございましたけれども、雨風が直接当たらない場所を好みます。排水溝の周り、マンホールの裏、ブロック塀や石の隙間、花壇などに生息していることが多く、6月から10月にかけて活発化する傾向が見られます。  本市でも平成27年度に環境団体の協力を得まして、また市民からも情報提供をいただいた、そういった状況を踏まえまして生息状況を調査した結果でございますが、やはり市内のほぼ全域に分布している、そういったことが分かりました。過去3年間で市民の皆様から環境保全課に対しまして情報提供あった件数を参考までに申し上げますと、平成30年度が69件、令和元年度が73件、令和2年度2月、今現在でございますが57件といったことでございまして、年間70件前後で推移してございまして、沿岸部だけでなく内陸部からも情報が寄せられている、こういった状況でございます。  次に、生息域を増やさないための具体策でございますけれども、先ほど申し上げましたような生息場所につきましてはやはり市内全域といったことでございまして、やはり根絶は正直難しいといったところでございます。そうした場合はやはりセアカゴケグモの特徴や生息場所、対策につきまして、市民の皆様に正しく周知する、これが何より重要と考えてございます。セアカゴケグモの特徴や駆除方法につきまして、少しご紹介させていただきます。資料1を映写してください。  セアカゴケグモでございますけど、オーストラリア原産の毒グモでございまして、毒を持っているのは雌のみということでございまして、体長は足を除いて7から10mm、全体が光沢のある黒色で、腹部に背面に目立った赤色の筋、これが特徴です。特に毒のある雌でございます。性格はおとなしく素手で触らなければ、かまれることはございません。発見した際は環境省においても推奨されておりますように、市販の殺虫剤、これを用いていただくか、ちょっと少し物理的な方法でありますけど、靴で踏み潰すと、こういった駆除もございます。また卵、卵嚢につきましては、軍手などを着用して決して素手で触らないようにし、袋に入れて押し潰した上で、可燃ごみとして出していただくということとしております。また、万一かまれた場合でございますけれども、速やかに医療機関で診察を受けるよう、ご案内しております。  さきの笹岡議員のご質問のときにご答弁申し上げたこともございますが、重症化した場合の抗毒素血清による治療、これが必要となってまいりまして、四日市市では三重県立総合医療センターにその抗毒素血清を現在も配備しておるところでございます。  また令和元年度には、改めまして環境団体の協力を得まして、モデルケースとなるような場所を数か所選定し、定期的に生息状況、これの確認や駆除、生態等の記録を行っております。その結果につきましても市のホームページ、これで公開しているところでございまして、今後もこうした情報発信に努めていくとともに、情報提供をいただいた際には適切に対処してまいります。資料1の映写を終了してください。  続きまして、ヒアリやアライグマの有害外来生物につきましてお答えいたします。資料2を映写してください。
     少しちょっと小さくございますけれども、まずヒアリの特徴と本市における現状につきましてお答えします。  ヒアリは、南米中部原産のアリでございます。現在はアメリカをはじめ、環太平洋諸国において生息しております。体は見てのとおり赤茶色でございまして、腹部の色は暗めであることが特徴で、働きアリの大きさは2.5mmから6.5mmと、こういったところでございます。ヒアリは毒を持っておりまして、刺されるとその瞬間に熱いと感じるような激しい痛みがございます。ヒアリの駆除は状況に応じて、やっぱり専門家に相談しながら実施する必要がございますので、セアカゴケグモとは異なりまして、足で踏み潰すなどの行為などは刺激につながってまいりますので、こういったことをせず、市などへ情報提供してもらうよう市民の皆様へお願いしておるところでございます。  このヒアリの分布状況でございますけれども、これは平成29年に尼崎市で発見されまして、本市でも令和元年11月に四日市港の霞ヶ浦北埠頭におきまして発見されました。その後約1か月の間、発見された場所付近におきましてベイト剤──殺虫餌でございますけれども──設置による駆除と粘着トラップ及び目視による生息状況調査が環境省等により実施され、新たなヒアリがいないことを確認しました。その後、年2回環境省によるフォローアップ調査が行われていますが、ヒアリは確認されておりません。  今後も引き続き、環境省、国土交通省、三重県及び港湾関係者と連携しまして、四日市港への侵入、定着につきまして、水際における防除の対策に取り組んでまいります。  続きまして、アライグマやヌートリア等の哺乳類の特定外来生物につきましてお答えします。アライグマやヌートリア、これは平成24年頃から目撃情報が寄せられておりまして、現在は市内全域に生息しております。  アライグマの性格は、ちょっと見た目と違いましては非常に凶暴であり、農作物被害や家屋の屋根裏や空き家に住みつくなどの場合には、生活環境被害などが報告されまして、狂犬病予防法による防疫対象にもなっております。  一方、ヌートリアでございますけれども、朝明川や海蔵川、三滝川、天白川、内部川など河川の中下流部を中心に、また、それに接続する小河川や水路にも生息しています。  植物やクモ類等の特定外来生物は誰もが自由に駆除することができるわけでございますが、哺乳類と鳥類は、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、いわゆる鳥獣保護管理法で捕獲、駆除が原則禁止されておりますので、防除実施計画、これを策定することによって、アライグマ及びヌートリアの捕獲、駆除が可能となるといったところでございます。  本市でも平成27年度に、四日市市アライグマ・ヌートリア防除実施計画を策定し、この計画に基づき市民の皆様からの駆除要請に応じて、箱わなの設置及び貸出しを行っており、捕獲された場合は本市で引き取って処分を実施しており、アライグマは年間110頭ほど、ヌートリアは年間10頭前後捕獲処分しております。今後も引き続き、適切に対処してまいります。資料2の映写を終了してください。  続きまして、共存が避けられないのであれば注意喚起はといったお尋ねでございます。  セアカゴケグモにつきましては、駆除方法を含めた適切な情報提供を、ホームページ等々を使いまして努めてまいります。またヒアリにつきましては、国、県などの関係機関と連携した水際の防除の対策、これをまず基本にしてまいります。またアライグマやヌートリアにつきましては、防除実施計画に基づきまして、市民の皆様のご協力を得ながら、捕獲、駆除に取り組んでまいります。  市民におかれましては、特定外来生物を発見した際には、市などへご連絡いただきますようお願いしたいと思います。今後もこうしたいただいた情報、これを基に特定外来生物の特徴や生息場所、こうした対策につきまして、さきに申し上げましたとおり日々の周知も行っておるところでございますけど、やはり時期やそうした対象や区域、これを選んで集中的に実施することが重要ではないかなと思っておりまして、チラシ等を自治会へ回覧するほか保育園、幼稚園、小学校、中学校、各地区市民センター等に配布するなど、市民の皆様に注意喚起を今後も行ってまいります。  以上でございます。 127: ◯副議長(村山繁生議員) 荻須智之議員。 128: ◯荻須智之議員 ありがとうございます。  今回も駆除に非常に迅速に動いていただいたということと、お見せいただいたチラシ等でしっかり周知を図っていただいているということで、まずはこのまま気を抜かずにということなんですが、ヒアリが特にちょっと気になりますので、今後とも、四日市港管理組合と協調して対策を取っていただければと思います。  大きいくくりで言いますと新型コロナウイルスも外来生物の一種といいますか、ウイルスは生物ではありませんので、グローバリズムがもたらす災いの一つです。人だけでなく物が動くことによって生物も付随して持ち込まれます。昨今の入国禁止で想起されるのは、日本の戦国時代の梅毒の流行、幕末のコレラは、日本側に検疫の権利が認められなかったので、外国人、欧米人によって持ち込まれて10万人以上死んだとかいう記録もあります。一方、ペストは北里柴三郎博士による香港での発見で、上陸を阻止しています。今回のコロナ禍でセアカゴケグモを含めて、グローバル化について一考する必要を感じています。  続きまして、2問目の旧清掃工場の解体撤去はいつかということを伺います。書画カメラをお願いします。  これが、もう今、稼働停止している旧清掃工場です。非常にきれいな形で保存されていまして、雨水が入らないような対策をした上で、1972年製の1号炉ですから半世紀近く稼働していただいたという施設でございます。過去、搬入口からごみをためていたピットもきれいに掃除していただいて、その状態で保管されています。これ、懐かしく思われる方もみえると思いますが、搬入口でございます。このユーフォーキャッチャーのお化けみたいなので、1回で2tほどのごみをつかんで炉に放り込んでいたと、中央制御室もきれいな状態で保管されております。非常にもったいないぐらいの施設なんですが、これは今のシャフト炉という、伊藤嗣也議員が質問された、現状の炉と違いまして横へコンベアで送りながらこういう大きな熊手みたいなものでかき回しつつ最後にストーカという──これ交互に下駄みたいなものが動くんですが──これで灰を排出してくるというタイプになります。書画カメラ、ありがとうございました。コークスを使えなくなりますと、こういう形にまた将来戻るかもしれないということで貴重な資料になっております。  クリーンセンターの新設に際して、大矢知地区の要望である中学校の同時建設を約束した市は、中学校の建設をせず、住民をだましたままになっています。一方、市はクリーンセンターの建設にあれだけ熱心だったのに、稼働を終了した旧清掃工場のごみ焼却工場の解体撤去工事については、新工場建設時から周辺住民に何の説明もしてみえません。  住民の中にはアスベストについて専門的な知識を有する方もみえて、解体処理工事の際の安全性を危惧してみえます。断熱性の高いアスベストが必ずやどこかに使われているからなんですが、他市の事例を見るまでもなく、ごみ焼却施設にはほぼ間違いなくアスベストや焼却時に生成されたダイオキシン等が残留しています。アスベストの粉じんを吸い込むことで、約40年から50年後という長い潜伏期間を経て、がんの一種である中皮腫等の深刻な病気を引き起こすことが知られています。死に至る病です。最近でも中国から輸入された珪藻土を含むバスマットにアスベストが含まれていることが発覚し、メーカーが回収しています。これについては現在の市のホームページのトップページの注目情報に載っております。  このような健康被害が懸念される重要な工事について、住民に何の説明もなされてこなかったのは、約束の中学校建設がなされていないから言い出しにくかったからなのか、理由は定かではないのですが、なぜ、これまで放置され、周辺住民に解体工事の危険性を周知させることを怠ってきたのか。不安を募らせる住民も多くみえます。(仮称)大矢知中学校新設、朝明中学校移転の双方を中断した市は、小川政人議員が言われるように、大矢知地区にゼロ回答のままであります。その上、厄介なアスベストを含んでいると推定される旧清掃工場の解体工事には何ら言及されてこなかった状況をお示しし、危険性を市がどれほど把握し、解体工事時に周辺住民に無害なのか、有害なのか、はっきりとした見解があれば、お答えいただきたく質問します。  稼働を停止して丸5年がたとうとしています。建築物の解体撤去費用が年々上昇している中、国からの補助金などという手もあるでしょうが、そもそも平成20年にクリーンセンターの建設を計画した時点で、旧プラントをいつ解体撤去するのかを周辺住民に説明するべきだったのではないでしょうか。これは怠慢からか、もしくは住民の心証をよくするために、中学校建設という餌でクリーンセンター建設に同意を取り付けるためだったのでしょうか。  これより以前、平成18年6月になりますが、環境省からは、廃棄物処理施設解体時等の石綿飛散防止対策マニュアルが示されており、クリーンセンターの計画を地元に説明する時点で、アスベストの危険性、解体工事に際して飛散を防ぐ対策等について地元に説明すべきだったのです。当該施設にはアスベストが含まれている可能性が高くその飛散を地域住民は心配しており、解体工事にはしかるべき対策が必要です。なぜ、これまで住民に説明がなされなかったのか、また、どのような解体撤去工事計画になっているのか、伺います。 129: ◯副議長(村山繁生議員) 田中環境部長。   〔環境部長(田中賢二君)登壇〕 130: ◯環境部長田中賢二君) 北部清掃工場の解体につきまして、お答えいたします。  クリーンセンターの稼働開始に併せまして、北部清掃工場を休止してから間もなく5年が経過いたします。クリーンセンター建設当時、地元垂坂町及び大矢知町のうち建設地に近接する地域の各自治会長並びに大矢知地区連合自治会役員により構成されました大矢知地区新ごみ処理施設対策協議会、こちらにおきましてクリーンセンター建設以外にも、クリーンセンター稼働に伴い休止する清掃工場の速やかな解体や、老朽化してございます浸出水処理施設の更新につきましてもご意見をいただいておりました。  本市といたしましてはこの解体につきましては清掃工場が老朽化していると、こういったことも踏まえまして、クリーンセンターにおける安定的なごみ処理が軌道に乗った段階で解体に向けた準備に着手したいと考えておったところでございます。ただ一方で地域の安心、安全──これは特に処理水のほうの施設につきまして老朽化しているよと──それをしっかり担保する観点、またさらには施設の状況や、この両施設が近接することによる工事ヤードの取り合い、なかなか同時施工が難しいとこういった条件も検討した結果、まずは浸出水処理施設の更新を先行することとしたものでございます。  それに伴いまして、先ほど紹介ございましたけれども、清掃工場につきましては、休止初年度の平成28年度に煙道や灰ピットの清掃、漏電対策、さらには煙突へのキャップ設置などの安全対策を講じたところでございます。  これら両施設における更新及び解体につきましては、推進計画事業に位置づけまして着実に進めているところでございます。浸出水処理施設につきましては令和3年度から令和4年度にかけて更新を行うこととしております。また、清掃工場の解体につきましても、令和3年度にアスベストやダイオキシン類等の調査を実施し、その結果を踏まえた安全対策を織り込んだ実施設計を令和4年度に行い、令和5年度には解体工事に着手したいと考えております。なお、更新により不要となる浸出水処理施設につきましては、清掃工場の解体に併せて撤去を予定しており、効率的な施工に努めてまいります。  清掃工場解体に係る計画は、今申し上げたとおりでございますけれども、またその後の跡地利用といった話もあるかと思います。現状市外での処理をお願いしている公共事業の施行に伴う刈草や、排出量が増加している小型家電機器、金属類等の一時保管施設の整備や、清掃事業所の更新、こういったことも併せて検討はしてございます。  今後、関係する予算を可決いただいた後に着手する有害物質に係る調査、この計画がまとまり次第、速やかに地域住民の皆様に丁寧な説明を実施することはもちろん、解体工事に当たりましてもご心配をかけぬよう関係法令を遵守の上、安全な施工に努めてまいります。  以上でございます。 131: ◯副議長(村山繁生議員) 荻須智之議員。 132: ◯荻須智之議員 ありがとうございます。  令和5年から解体するということですが、伺いますと国の補助金が工事費の3分の1を見込んでいると。解体後の跡地にごみ処理関係の施設を建てることが条件になるというふうに聞くんですが、これ、周辺住民は受け入れないでしょう。なぜならクリーンセンター建設時に地元に約束した(仮称)大矢知中学校が建設されていないからです。地元住民からは、私に跡地は更地にしてもらえと強く要望されています。住民は、ごみ処理関係施設が跡地に建設されることは、それがたとえ資源ごみの仮置場とかであっても反対するでしょう。中学校ができるまでは地元の合意は無理です。大矢知地区以外に建設してもらうことになります。  15年後なんですがクリーンセンターの稼働終了後に、10年延長できればいいんですが、新たな施設を建設するのも以前お話ししましたが、大矢知以外にお願いしたいと。現状のクリーンセンターでは、毎日300t強のごみを焼却するのに10t以上のコークスを、石炭を燃やしています。今回の代表質問で川村議員がカーボンニュートラルに言及され、先ほども伊藤嗣也議員がこの件に関しても質問されていましたが、この観点から、仮に木材から作るバイオコークスというのは研究されていますが、これはカーボンニュートラルになるんですが、それが使えるように、現状のクリーンセンターのシャフト炉の改造が可能だとしても、今のプラントを10年それで延長したとしても結果は同じで、いずれまた建てるわけですよね。大矢知地区には新プラントの建設は受け入れられないですよ。ちなみにそのバイオコークスなんですけど、処理の助燃材には私は無理だと思っています。なぜかというとこれを作るのに何を熱源とするのかと。すごい高圧の熱が要りますから、結果的に化石燃料に頼るのではばかみたいなことですので、なかなか難しいと。ですから、先ほどお見せしたようなストーカ炉の形式で、なおかつ助燃材を、LNGと水素を含む可燃物で燃やす方向に行くしかないのかなというふうに個人的には考えています。となりますと、旧北部清掃工場の跡地には何も建てられず、国からの補助金はもらえず、四日市市単独の予算で解体工事をすることになると思うんですが、これをもともと当てにしてなかったらもっと早い時期に遡って、クリーンセンターの軌道に乗るか乗らないかは1年も見れば分かることですから、旧北部清掃工場を急遽再開してというようなこともなかったと思うので、今よりも処理費用は安かったと思うんです。そのときに実施しておくべき、大ざっぱにですが、完全に囲って解体工事をすると20億円近い金額もかかるんじゃないかということも聞いたことあります。それでいくと7億円近い国の補助金はもらえないと。それは市としては大損害になるわけですが、(仮称)大矢知中学校、それと朝明中学校の移転も止めてしまった森市長のお考えはいかがでしょうか、伺います。 133: ◯副議長(村山繁生議員) 森市長。 134: ◯市長(森 智広君) 荻須議員からは、北部清掃工場の解体について、ご質問がありました。そもそもごみ処理行政と教育行政を混在して考えるべきではないという私のスタンスがございます。  そういった中、ごみ処理施設は四日市市民の全体の生活に関わる極めて重要な施設であると認識をしております。先ほど部長からもありましたように浸出水処理施設も含めて、関係施設の更新や解体は、推進計画事業に位置づけて着実に進めているところであります。  今後も、大矢知地区の皆様、また垂坂町の皆様にも十分説明を行い、ご理解いただいた上で、丁寧に進めてまいりたいと考えております。 135: ◯副議長(村山繁生議員) 荻須智之議員。 136: ◯荻須智之議員 ありがとうございます。  前々から市長が言われるごみ処理施設と教育学校問題は違うと。ですが、議会が一旦(仮称)大矢知中学校の建設で動き出して、そのときは市長も予算を認めていらっしゃるわけですよね。ですから、そこでふらふらしたがために1億4000万円近くも捨て、今に至っているわけなんですけれども、今のお考えでいくと前へ進まないんですね。ですから、地元にどういうふうに話合いをつけるかということが大事になってくるんですけれども、これをクリアしていかないと前へ進まないということだけ今日はお話しして、市長には何か打開策があればなということで次の質問に移ることになるんですが、どこへ行った大矢知地区の学びの一体化ということで、これ、みんなリンクしていきます。それぞれの、ごみ処理施設の建設委員会とか北勢バイパスの委員会、それから大矢知・平津事案の環境を守る会等、ほとんどメンバーが一緒ですので、地元の人間としては、別々にというふうにお考えの間は前へ進まないと思います。書画カメラをお願いします。  この四日市市クリーンセンターの用地取得を迅速に行う目的で、平成22年9月6日に、小中連携一貫校の先行事例、津市立南が丘小中学校を大矢知地区住民6名に視察させました。以後、(仮称)大矢知中学校の建設という大うそにより、クリーンセンターの用地買収は円滑に進みましたが、その後、平成25年度の当初予算に盛られた約6億円の用地買収予算が議会により否決され、中学校の建設は止まっています。これ、文部科学省のコミュニティスクールというものにも取り上げられておりまして、中学校の連携とか、校長公募とか、いろんなメリットがあるということもうたわれております。市もこういうパンフレットをこしらえていただいて、この黄色いところですが、保幼小中の一貫教育による系統性、この頃から学びの一体化というのが大きなテーマになっているんです。ですが、ここの大矢知の案件を止めて、それで進めるというのはいかがなものかなという声もありますので、これ、広報よっかいちでこんなに大きくうたっているんです。学びの一体化を推進しますと。中1ギャップが騒がれ出した頃でしたから、特に小中学校の連携というのが。それと後でも言及しますが、教科担任制、前回も聞きましたが、そういうことに国が動き出しているということから、小中一貫連携校というのは、だんだん増えていく傾向にあるということです。書画カメラ、ありがとうございました。  田中前市長の頃なんですが、毎月のように中学校建設委員会というので寄って、ほとんど平日の昼間でしたが、その前の週には打合せもやるんです。住民の中には学校建設委員会のできなかったという失敗に対して、無報酬で多大な時間と労力を費やされた委員の方々、またご厚意でクリーンセンターの用地買収に快く応じていただいた地権者の方々に対して、心ない非難をされる方もみえるんです。学校建設委員会は何をやっていたんだとか、簡単に土地を売ったからだ、学校が建ってから売るべきだったというような意見もあるんです。市は中学校を建てるからという餌で地権者を釣って、用地買収を進めたわけですが、私の質問に対して、さきの環境部長は地権者の協力により円滑に進めることができたとお答えいただいています。ですよね。今の山本上下水道事業管理者、間違いなかったと思いますが。結局それでスムーズにいったら平成28年にクリーンセンターは開業できたわけなんです。地元が反対したら、1年、2年遅くなって、ごみ処理がその間できないという可能性もあったんです。もう皆さんそれをお忘れになって、大矢知地区のことはみんな忘れてしまっている。住民はずっと忘れないんですよ。孫子の代まで。だから、いつかは建てなければならないんですよ。今や60億円でも建ちません。だんだん建築基準法が厳しくなっていますから。大矢知興譲小学校の5階建て校舎の建設は、住民の強い反対の意思を酌んで中止としていただきましたが、仮に5階建て校舎になっても学びの一体化というのは、中学校はないですから実質にはできませんでした。そういうことで、何か代替案があるのかを伺います。 137: ◯副議長(村山繁生議員) 葛西教育長。   〔教育長(葛西文雄君)登壇〕 138: ◯教育長(葛西文雄君) 荻須議員からは学びの一体化、何か代替案はあるのかというお尋ねでございました。  まず本市の進める学びの一体化、小中一貫教育でございますけれども、これについて少しお話しさせていただきます。  これは、同一中学校区における指導方法や指導体制を共有し、教員間や子供同士の交流を図ることによって、小中学校9年間で一貫性、連続性のある教育を行うものです。  本市における学びの一体化は、平成15年度から目指す子供像の設定やカリキュラムの作成等の実践的研究を開始し、平成18年度には全中学校区へと展開しました。平成22年度から平成26年度までは学びの一体化を全市的に普及させることを目的として、毎年3中学校区を推進協力校区に指定しました。推進協力校区では、小中学校教員における乗り入れ授業や小学校高学年における一部教科担任制を研究し、その成果を全中学校区に向けて発表しました。  学びの一体化が全市的に普及した後、平成27年度には学びの一体化の指導体制や研究体制を基盤とした小中教職員連携による問題解決能力向上のための授業づくりなどの研究を展開するため、2中学校区を教育実践研究推進校区に指定し、その研究成果については全ての中学校区に共有されているところです。  また、毎年度、各中学校区における学びの一体化の成果や課題等をまとめた冊子を作成し、全中学校区に共有を図り取組を進めています。  一方、(仮称)大矢知中学校については、大矢知興譲小学校と近接して新設されるといった理由から、小学校6年生の教育活動の一部を中学校校舎で行うことや、小中教職員連携による授業づくりの検討など、本市における小中一貫教育のモデル校として調査研究を行う予定となっておりました。  しかし、平成25年2月定例月議会において、(仮称)大矢知中学校の建設につきましては、他の近隣中学校の小規模化を招くことや、新たな学校新設は学校数を増やすことになり容認できないといった理由から、予算が否決され、事業は中断となりました。  これにより、(仮称)大矢知中学校での小中一貫教育の取組は、実施に至りませんでした。しかし、さきに申し上げましたように、全市的に学びの一体化の研究は進められており、現在、学びの一体化については、各中学校区でキャリア教育の視点から、共通のテーマを設定し、合同研修会を開催して、指導体制の一体化を図る取組を充実させております。  こうした中学校区の連携の充実により、中学校区全体で子供たちを見守ることができ、確かな学力や健やかな心と体の育成につながっております。  今後も、中学校区として目指す子供の姿を共有し、子供が学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的、職業的自立に向けて必要な基盤となる資質、能力を身につけていくことができるよう、新教育プログラムの柱として、各中学校区の実態に応じて取組を進めていきます。  現在、朝明中学校区の学びの一体化の取組においても、さきに申し上げた狙いを持って、子供の学力補充に対する教員の相互参加、中学校教員による小学校への乗り入れ授業などが実施されており、校区の小中学校での指導方法や指導体制の共有化が進み、子供たちの学力向上に結びついているところでございます。 139: ◯副議長(村山繁生議員) 荻須智之議員。 140: ◯荻須智之議員 ありがとうございます。  おっしゃられた2中学校区というのはどちらですか。 141: ◯副議長(村山繁生議員) 葛西教育長。 142: ◯教育長(葛西文雄君) 平成28年度は橋北中学校区と富田中学校区でございます。 143: ◯副議長(村山繁生議員) 荻須智之議員。 144: ◯荻須智之議員 これだけ頑張っていただいた大矢知、八郷、朝明はもうお忘れになったのかなと。今ここでそれを議論しても始まりませんから、それを確認させていただきました。  要はもう忘れられているようなものですね。総合教育会議でもさんざん議論していただきました。ですが、もうそれっきりになっているんですね。  教育委員会が提示されたいろんな問題点があるんですが、書画カメラをお願いします。  分離新設の頃から市長もいつも口にされますけれども、五つの問題があります。  課題1、人口2万人の地区に中学校がない、課題2は四つの中学校に通学、課題3が朝明中学校への遠距離自転車通学、課題4は中学校の施設不足、課題5が小学校の施設不足。小中学校の施設不足はある程度は今回緩和されるんですが、基本的に朝明中学校の3段階の段差とか、体育館やテニスコートが内水の浸水域にある、それで大矢知興譲小学校の体育館・プールが小学校外にあるということは解決されません。移転でもこれ二重丸三つで同じなんです。でも、全部やめてしまったら、物理的に遠距離通学をしているということは、これ、解決できませんよね。市長も元工学部なので計算はお得意やと思いますけど、八郷地区の子供たちは、現在平均が1.57kmで、これが大矢知地区に移転した場合に1.84kmに増えると。確かにそう言われるとおり増えます。ですが、大矢知地区は松寺2丁目、3丁目、これ3.5kmと書いてあるんですけど、直線距離じゃなくて実際は5.5kmぐらいあるんですね、走ってみると。それが平均2.13kmが1.39kmに、マイナス35%です。それだけ減るんです。  施設としては、市長は3番目ともよく言われますけど、このときには朝明中学校1人当たりの校舎面積や運動場面積は最も狭いということになっていました。結論として、これは平成27年度の検討内容ですが、総合教育会議に示されている資料ですが、中学校を新設し、小中共用型施設を整備するというところまでいっています。こういう課題は解決されていないというのも平成26年度に確認をされています。  ですから、問題は残ったままだということが、総合教育会議で示されていたんですが、八郷地区はどうかということについても、八郷地区はちょっと離れてしまう八郷小学校についても、カリキュラム上工夫するとかということで、今教育長が言われたような対策になっています。  総じて通学距離の総和が34%減るという物理的な合理的な理由が全く無視されて、新設も移転もなされませんでした。  書画カメラ、ありがとうございます。  それで、もう時間がなくなってきましたのではしょらせていただきますが、総合教育会議は地元の住民には非常に不評です。市長が替わられて、まるっきりやめますと言ったら、はいと。なぜですかとか、どうして今までこんなにもんだのにというようなことは一言も出ずに、それはええ、それはええと。もう翼賛ですわ。中で1人だけですね、松崎委員さんという、子育て中のお母さん、大矢知地区のお子さんとかあるいは今通っていらっしゃる子供さんとか実際通わせている保護者の意見というのは、どれぐらい本当に今どれぐらい困っているとか、その辺りの意見ももう少し聞いていただいたりして、地域の方ももちろん理解ができて、そうした保護者と子供たちももっと意見を持っていると思いますので、その辺りもしっかりと聞いて方向性を考えていただければなと思います。これに対して市長は55億円の予算にこだわった後、ですから完全に解決できない状況の中で55億円以上の税金を投入することに対して、私はすごく違和感を今感じている次第ですねとお答えいただいています。  これは振り返れば平成28年の春に、(仮称)大矢知中学校が開校すればそのときは34億円だったんですよね。それで済んだんです。その後に2億円以上も、先ほど言いましたように、無駄遣いをしていただいています。ということですが、市長は市民に選ばれた絶対の存在ですから、お役所の職員の方は市長に従っていただくのは当然なんですけれども、市長は絶対に間違いを起こさないという保証はないです。地区内の方が言われますが、教育長も副市長も教育委員も市長が任命されるということは、イエスマンばっかりを周りに囲うということもできるので、それについての異議があるということです。  ちょっと短くなりましたが、そういう主張させていただいて質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 145: ◯副議長(村山繁生議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 146:                         午後1時45分休憩    ─────────────────────────── 147:                           午後2時再開 148: ◯副議長(村山繁生議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  森 康哲議員。 149: ◯森 康哲議員 政友クラブの森 康哲でございます。  通告の順番を入れ替えて、都市計画法の土地の利用制限がかかっている土地の活用についてからを質問いたしたいと思います。  長期未着手により、見直しした後の行政としてできることについてお尋ねをします。  近鉄霞ヶ浦駅西側の都市計画決定がされた羽津公園について、昭和22年から、建築行為の制限をかけて縛ってきたと思いますが、今年度、都市計画決定が解除されることになりました。  羽津公園の廃止に当たり街区公園を設置することになると思いますが、当区域内の道路は非常に狭く、緊急車両が曲がることができないところもあります。  行政の責任において、例えば、近鉄沿線沿いの道路を近鉄と協議の上、拡幅するとか、街区公園を設置するのであれば公園周辺の道路拡幅も同時に取りかかることや、さらには羽津地区のまちづくり構想にも挙げられている近鉄霞ヶ浦駅の西口を設置すれば、解除後のまちづくりの起爆剤になると思います。  70年間もの長い間、土地の利用に制限をかけ、そして、個人の財産を侵害してきた行政の責任は重大であると考えますが、ご所見を伺います。 150: ◯副議長(村山繁生議員) 稲垣都市整備部長。   〔都市整備部長(稲垣圭二君)登壇〕 151: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 議員からは、羽津公園の見直し後のまちづくりといった視点で、街区公園の整備や以前からご提案いただいております霞ヶ浦駅西口の設置に合わせて狭隘道路の解消を図るべきではないか、こういったご提案をいただきました。  近鉄霞ヶ浦駅の西側区域におきましては、これまで羽津公園の都市計画が決定されていたことで、建築行為に一定の制限がかかるとともに、都市計画制度面では地区計画など、こういった都市計画を行うことができないという状況がございました。  羽津公園の廃止により制限がまず緩和をされました。建築や都市計画制度運用の自由度が上がります。そうした意味で、当該地区の今後のまちづくりの大きい転機になると、そういったふうに認識をしております。  そこで、改めて当区域内の土地の利用状況、これを見てみますと、用途地域は住居系用途の中で、ごく一般的でございます第一種住居地域となっておりまして、区域内の9割以上は、既に道路や宅地として利用されております。建築物としては、戸建て住宅や低層の共同住宅が多く、全体として閑静な住環境を有する、そういった町並みとなってございます。このため、議員からもご指摘のありました狭隘道路の解消などを図りながら、住環境の向上を図っていくことが望ましいものと考えております。  まず、街区公園の整備についてですが、羽津公園の廃止により区域内に身近な公園が不足することへの対応として、現在、街区公園を整備する場所、その選定を行っております。羽津公園を廃止する際の地域との協議の中では、防災機能を有する広場が必要ではないか、そういった意見を多くいただいております。今後、地区住民と対話しながら、具体的な街区公園の整備内容を固め、都市計画に位置づけた上で整備してまいります。その際には、公園に至る道路についても、まずは側溝に蓋をかけて歩行者の安全確保を図るなど、可能な範囲での対応を検討してまいります。  次に、近鉄霞ヶ浦駅西口の整備についてですが、これまでも議員から何度もご提案をいただいてきたところでございます。西側に改札口が設置されると利便性が向上すると考えますが、鉄道事業者である近鉄に改札口を設置する意向は今のところないということで、現時点で駅の西側に改札口を設置する考えは持っていない、こういった旨の回答をさせていただきました。
     その考えに変わりはございませんが、公共交通の利用を促し、歩いて暮らせるまちづくりを進めていく上で、駅の利用環境を向上させることは重要であるというふうに認識をしております。引き続き、駅や周辺の利用状況を注視し、利用環境の向上を検討してまいります。  なお、狭隘道路への対応としては、平成4年度から四日市市狭あい道路後退用地整備事業として、建物の更新などに合わせて後退用地の整備を行っておりますが、令和3年度からは、建築行為に合わせて後退用地の整備を行っていただいて、その費用を市が補助する新たな制度も運用していくこととしております。また、時間はかかるものの、あらかじめ主要な道路の拡幅を地区計画に定め、計画的に整備を進めるような手法もございます。今後、地域の皆さんと議論をさせていただければというふうに考えております。  以上でございます。 152: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 153: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。100%前向きな答弁ではなかったかなと思います。  今まで建築制限がかけられていたため大きな建物が建てられず、例えば、近鉄霞ヶ浦駅の東側を見ますと、マンションや病院等、3階建て以上の建物が建っているのが分かります。片や西側を見ると病院の数は多いと思いますが、やはり低層、2階建ての建物でございます。そのため、大きな開発の制限がかけられている中で、道路の幅員も広げることができずに今に至っている。これは、現状を見れば明らかでございます。せめて行政でできることをすべきと考えますが、いかがでしょうか。  また、近鉄霞ヶ浦駅西口においても、例えば、あすなろう鉄道にかけるお金、内部、西日野駅の利用者に対して、整備費用は一体幾らかけているのでしょうか。きちっと納税をしていただいている市民の目から見て、果たして、平等・公平性をどのように説明したらよいのでしょうか、お尋ねします。 154: ◯副議長(村山繁生議員) 稲垣都市整備部長。 155: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 議員からは、行政ができることにもっと積極的に取り組むべきではないかということでご指摘をいただきました。  繰り返しになりますけれども、羽津公園の廃止により制限が緩和され、建築や都市計画制度の運用の自由度が上がると、そういった意味で、当該地区の今後のまちづくりにおける大きな転機が今来ているというふうな認識をしております。  そこで、計画が廃止された時点で、地域の皆さんと今後の在り方を協議するような機会、これを設けていきたいというふうに考えております。  特に、狭隘道路を解消する計画的な手段としては、地区計画制度の活用などが現実的であるというふうに考えております。この地区計画制度ですが、建物の用途、形態等に関する制限や、道路の配置を地区特性に応じて細かく都市計画として定めて、土地利用を規制、誘導すると、こういった制度でございます。  例えば道路をとってみますと、幅員や延長など、道路の配置を地区施設として定めておいて、お住まいの皆さんが建て替えに合わせて、市のほうで今度は道路整備を行っていくと、そういった手法が考えられます。市としても様々な手法を提案しながら、地区の皆さんと議論をさせていただきたいというふうに考えております。  次に、近鉄霞ヶ浦駅西口の整備に関して、あすなろう鉄道の事例などもご指摘をいただきました。あすなろう鉄道におきましては、近鉄が運行しておりました内部・八王子線が、存続が危惧をされていたと。そうした中で、市が第三種鉄道事業者として存続を図ったものでございまして、地方鉄道の維持を図る観点から利用環境を改善すべく、駅前広場の整備を実施したものでありますので、それについてはご理解を賜りたいというふうに思っております。  また、鉄道駅を中心としたまちづくりを進める、こういった観点から、近鉄名古屋本線の各駅においても駐輪場の不足などへの対応を、鉄道事業者などと協議が整ったところから順次進めているところでございます。  来年度は、近鉄富田駅東口への駐輪場の増設に加え、新たに近鉄阿倉川駅の駅前広場整備にも着手をしてまいります。近鉄霞ヶ浦駅においても、利用者数に対し送迎スペースが不足していることから、駅東側を改修し、新たに送迎スペースを確保する、こういった整備を進めておりまして、令和3年6月末に完成の予定でございます。西口改札設置につきましては、平成23年8月に策定された羽津地区まちづくり構想でも提案されており、地区の思いは理解をしております。  一方で鉄道駅に関する整備につきましては、基本的なルールとして、駅前の広場の整備、これは都市側で行う。駅自体の整備は鉄道側で行う、こういったルールがございます。これまで繰り返し西口改札設置に対する近鉄の考えを確認しておりますが、現段階で前向きな回答、これはいただいてございません。  市としても、国の支援制度なども研究しながら、地域とともに将来的な可能性、これについて探ってまいりたいというふうに思っております。  以上です。 156: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 157: ◯森 康哲議員 残念な答弁でございます。  あすなろう鉄道につきましては、運行事業では黒字を出していると思います。しかし、年間2億円の施設整備や車両費、これは四日市の税金または国や県からの補助、これで賄っている状況でございます。  このように、鉄道事業者としての立ち位置、しかし、四日市市民が利用する人数も大事だと思います。内部駅や西日野駅で一体1日の乗降数は何人でしょうか。近鉄霞ヶ浦駅は1日約4500人、利用者がみえます。その利用者の約7割が西側に居住しており、利用も、構内踏切を入れて、2回踏切を渡らないと名古屋方面の電車に乗ることができない。時間帯によっては、7時27分なんかはそうなんですけれども、津方面に電車が通過する、この状態がありますと、電車が見えているのに名古屋行きの電車に乗ることができない。こんな状況も見受けられ、非常に危険な状態でございます。  駅員がいない時間帯、これはいろいろな駅で今近鉄が進めている状態でございますので、この危険な状態を解消するにはやはり西口の設置というのも視野に入れて、行政主導でも考えるべきじゃないかと考えております。  ここで市長にちょっとお尋ねというか、一言お願いしたいんですけれども、この70年間、昭和22年から土地の制限で縛っていて、羽津公園が実際にできていればいいんですけれども、これはできていないと、断念したということで、市民に対して一言やはりあるべきかと思いますが、いかがでしょうか。 158: ◯副議長(村山繁生議員) 森市長。 159: ◯市長(森 智広君) 今回の規制緩和でありますけれども、長年住民の方の声もあった規制緩和が今回、実現したというところであります。これからまちづくりをしていくに当たって、部長から答弁もありましたように、地域の声をしっかりと取り入れていきながら、そしてまた、地域の方に愛されるエリアとして、しっかりと取組を進めていきたいと思っておりますので、様々な制度を活用しながら、まちづくりを一緒に進めていくという思いであります。 160: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 161: ◯森 康哲議員 ありがとうございました。やはり、行政のトップとして、そういうところもしっかり寄り添った施策を実施していただきたいと思います。  続きまして、違法建築の状況とその対応についてお尋ねをします。  現在、四日市市内で確認されている違法建築の建物は一体何件あるのでしょうか。以前にもお尋ねしましたが、その中で、四日市北警察署周辺にはかなりの件数の違法建築が確認されていると指摘をしました。あれ以来進展があったのかどうかお尋ねをします。 162: ◯副議長(村山繁生議員) 稲垣都市整備部長。 163: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 現在市内において確認ができており指導を行っている違法建築物、これは59件ございます。そのうち13件が建築確認を受けずに建築がされたもので、これは建築基準法違反ということになります。また残り46件ですけれども、これは市街化調整区域内にありまして、許可ができない用途の建築物を建てたというもので、建築基準法に加えて都市計画法の規定にも違反をするというものであります。さらにその46件のうち16件は、農地に建築されているということでこれは農地法にも違反をしております。特に、四日市北警察署周辺には28件と多くの違反建築物が存在しておりまして、これまでも議員から度々情報提供をいただいてきたところでございます。  市では、開発審査課、建築指導課、農業委員会事務局と連携して指導を行っており、これまで是正が4件されております。しかしながら、移転先が見つからないなど、そういった理由でいまだ28件が是正をされていないという状況でございます。  今年度はパトロールで現地の使用状況、これを確認しておりますが、建物の使用者が不在で直接面会できておりません。改めて関係部局とともに指導を行っているということにしております。  また、先進事例なども研究しまして、より有効な手だて、こういったものを勉強しながら、さらなる対策に努めてまいりたいというふうに考えております。 164: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 165: ◯森 康哲議員 ありがとうございます。  四日市北警察署周辺の土地の利用に限っては、たしか昭和40年代にコンビナートをつくる際に、ベルトコンベヤーであそこの土を取って、耕地整理をして生み出された土地だと聞いております。  しかし、今現在、耕地整理したにもかかわらず、水路もままならない状態で、耕作に適した土地だという状態ではないと。その中でいろいろな違法建築がなされていると。そういう状態であることを踏まえますと、やはり早期に解決し、そして、土地の正常な活用ができるような状態に行政は持っていくべきではないでしょうか。  ぜひ──例えは悪いかもしれないですけれども──ごみがごみを呼ぶということも例にあるように、やはり特に目立って悪質なところをピックアップして、指導をしていただくと、そういうことを根気よくやっていただくように要望して次の質問に移りたいと思います。  次に、羽津古新田における生産緑地の見直しについてお尋ねします。  羽津古新田には四日市市が貨物ヤードの移転候補地として、先行取得をした土地が4.2ha、虫食い状態であります。その一方、市街化区域の中の農地として生産緑地を選択し、営農している地権者が多くいらっしゃいます。  令和3年度からは、生産緑地の見直しの手続が始まると聞いております。羽津古新田については、三重橋垂坂線の芽出しをしないと、民間の開発ができないので地権者が生産緑地を継続するかどうかを判断できず、困っている状態であります。  行政の責任としてお示ししていただきたいのですが、いかがでしょうか。 166: ◯副議長(村山繁生議員) 稲垣都市整備部長。 167: ◯都市整備部長(稲垣圭二君) 議員からは羽津古新田における生産緑地地区の見直しと三重橋垂坂線の整備という、こういった観点でお尋ねをいただきました。  羽津古新田につきましては、議員からご紹介ありましたように、JR四日市駅周辺活性化事業に係る貨物ヤードの移転先として用地を取得してきた経緯があり、約4.2ha、これを市が所有しております。そのほかは民間が所有する土地ですが、その中には生産緑地地区として指定され営農している農地が多くございます。  これらの農地は、多くは平成4年に生産緑地地区に指定されておりますが、令和4年12月には、税制の優遇措置とともに、営農が必要とされる30年間が経過することになります。こうした中、国においては生産緑地法が一部改正され、指定から30年が経過する生産緑地地区について、10年ごとに更新できる特定生産緑地制度、これが創設をされております。こうしたことから令和3年度からは、特定生産緑地制度に指定するための手続を順次進めてまいります。  羽津古新田の地権者の皆様におかれましては、議員ご指摘のとおり、特定生産緑地の指定を選択するかについて、三重橋垂坂線の整備の見通しが判断材料の大きな要素になるものと、これは市もそういった認識でございます。  この三重橋垂坂線につきましては、令和2年8月の議員説明会でお示しをした今後の道路整備方針において検討路線という位置づけにしておりまして、現在、国道23号への接続位置や方法、JR関西本線との立体交差、さらには二級河川である海蔵川に近接しているということで、道路構造などを含め概略設計に取り組んでおり、様々な検討や関係機関との協議を進めているところであります。  その中で、国道23号との接続につきましては、将来的な立体交差や平面交差による接続についての協議とともに、羽津古新田において、早期に土地利用が図れるような暫定接続についても概略設計を進めながら、道路管理者である国土交通省との協議に取りかかっております。令和3年度当初予算には、三重橋垂坂線に係る設計や都市計画変更手続に係る経費の予算を計上させていただいているところでございます。  羽津古新田の地権者の皆様には、できるだけ早期に三重橋垂坂線の整備の方向、これをお示しし、特定生産緑地制度の説明と併せまして、羽津古新田の土地利用について協議をさせていただきたいというふうに考えております。 168: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 169: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございます。  答弁にもございましたけれども、今年の4月には生産緑地の見直しの手続ができるようになる。そして、今後10年間生産緑地を選択するのかどうか、土地の利活用を考える、判断する時期に来ております。ぜひ、民間事業を誘致するのであれば、スピードが大事だと思います。ぜひ行政のスピードをさらにアップしていただいて、お示ししていただきたいことを要望して、次の質問に移ります。  2番の新型コロナウイルス感染症の四日市市の対応状況についてお尋ねをします。  飲食店に対し、国や県の政策以外に四日市市独自のきめの細かい政策は何か考えているのでしょうか。今までの助成金の対象から漏れて困っている方がみえます。飲食店の中でも、一人親方として請負契約をされている方に対しての市独自の救済措置はできないのでしょうか、お尋ねをします。 170: ◯副議長(村山繁生議員) 荒木商工農水部長。   〔商工農水部長(荒木秀訓君)登壇〕 171: ◯商工農水部長(荒木秀訓君) 議員からは、飲食店に対する支援、請負契約をされている個人事業主の方などへの、市独自の支援についてご質問いただきました。  まず、個人事業主についてでございますが、こちらからご説明させていただきます。個人事業主には事業主1人のみ、家族のみ、あるいは少数の従業員を抱える小規模の経営をしている方と、請負契約などで雇用ではございませんが、契約をされて事業をやってみえる方と大きく二つのケースがございます。議員ご質問の個人事業主は、先ほど申しましたが、請負契約など雇用ではない契約をされて事業をしている方に該当するかと思います。そのケースでは、例えば県による休業要請期間中に働いている店舗が休業というふうになりましても、事業主と雇用関係にないことから、休業手当や休業中に賃金や休業手当を受けることができなかった従業員に支給されます新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金などは対象となってございません。  しかしながら、一方で請負契約であっても個人事業主であることから、従業員では申請ができない国や市の持続化給付金、こちらについては受給対象というふうになってございます。  市の持続化給付金につきましては、売上げが減少したものの、国が実施する持続化給付金の対象とならない中小企業、小規模事業者、個人事業者等に対しまして、1事業者当たり上限額といたしまして、法人は40万円、個人には20万円を支給させていただくというもので、申請期限は明日2月26日までというふうになってございますが、本市独自の支援制度として実施いたしてございます。  また個人事業主につきましては融資支援も行っておりまして、新型コロナウイルスによる売上高の減少に伴いまして、融資を利用した市内中小企業者が負担した保証料の一部を補助するセーフティネット資金保証料補助金も実施してございます。さらに飲食店など、中小企業、小規模事業者にとって経営が非常に厳しい状況であることから、新分野展開や業務転換、事業、業種転換等に取り組む事業者の新たな挑戦を支援する国の中小企業等事業再構築促進事業への上乗せ事業を、さきの議会で議決いただきましたところでございまして、この支援につきましても個人事業主を対象としてございます。  一方、三重県におきましても、感染症拡大防止や生産性向上等に要する経費の一部を支援する三重県新型コロナ危機対応事業継続・緊急支援補助金を新設いたしまして、先日2月15日から受付を開始してございます。  この制度でございますが、請負契約の方まで対象となるかということについては確認は取れてございませんが、個人事業主については対象としていることは確認してございます。さらに、対象者や申請時期など詳細な内容はまだ公表されてございませんが、売上げが減少し、影響が出ている飲食店でございますとか、その取引業者、個人事業主などに対して一律30万円を給付するという支援制度を実施する予定というふうに伺ってございます。  いずれにいたしましても今後、事業者の方々の意見をお伺いするとともに、国や県の動向、経済対策の効果、さらには社会経済情勢を十分に検証いたしまして、本市独自の対策をきめ細かく効果的に実施してまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 172: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 173: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございました。それぞれの制度は理解できますが、例えば、持続化給付金を一人親方の方がどれだけ申請して手にできているのでしょうか。検証も含めて次の政策につなげていただきたいと思います。  また、給付された方においても、今後の国や県の給付金事業に対しては未確定ということでございます。市長も、四日市独自のきめの細かい制度を打ち出していくと所信にも打ち出されたと思いますが、思いがあれば、何か教えていただければと思います。 174: ◯副議長(村山繁生議員) 森市長。 175: ◯市長(森 智広君) 新型コロナウイルス対策ということで、本市独自の支援策を数々打ってまいりましたけれども、今後どういった展開になるのかしっかりと注視していきたいと思っております。  本市のスタンスとしては、国や県の示す支援策から漏れた方々をできる限り救っていきたい、支援していきたいという思いでありますので、そういった国や県の動きもしっかり見定めた上で、さらなる一手が必要かどうかということも踏まえて、これから検討を継続的にしてまいりたいと思います。 176: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 177: ◯森 康哲議員 とにかくいろいろな制度はつくれども、やはり周知を徹底して、そして効果、これも検証しながら次の施策につなげていただきたいと思いますので、しっかりしたきめの細かい施策をよろしくお願いしたいと思います。  次に、外国人の経営者に対する補助制度の周知はどうされているのでしょうか。いろいろな保証制度や助成金制度が出ていると思いますが、外国人に対して今までどのように周知をしてきたのか、お尋ねします。 178: ◯副議長(村山繁生議員) 荒木商工農水部長。 179: ◯商工農水部長(荒木秀訓君) 議員からは外国人経営者の方々への補助制度の周知につきましてご質問いただきました。  新型コロナウイルス感染症に関する経営者向けの支援制度、こちらにつきましては持続化給付金、雇用調整助成金、家賃支援給付金など、国による支援のほかテナント家賃減免支援補助金など、本市独自の支援も行ってございます。全ての支援制度について、外国人の経営者の方々にも対象となってございます。  これらの制度のうち国の支援制度につきましては国による多言語対応がなされてございまして、外国人経営者の方々には、本市ホームページの新型コロナウイルス感染症関連情報のページにおきまして、法務省や厚生労働省が作成いたしました外国人向けの情報提供サイトを紹介してございます。  一方で、本市独自の支援制度につきましては、市ホームページにて周知を図ってございまして、ホームページの自動翻訳機能により、英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語に加えまして、昨年12月からは韓国語、ベトナム語を加えた6か国語で周知を図っているというところでございます。  さらに、本年1月、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴いまして、三重県が緊急警戒宣言を発令し、四日市市、桑名市、鈴鹿市の飲食店に対して時短要請を行った、この際には、外国人の飲食店経営者に対しまして、三重県の独自の支援制度でございます県時短要請協力金について早急に周知する必要があるというふうに判断いたしまして、すぐに対応が可能であった、やさしい日本語、英語、ポルトガル語にて本市のホームページやフェイスブックなどでお知らせしたというところでございます。  今後につきましても、国や県の支援制度の周知につきましては、国や県に対して多言語対応を図るよう要望していくということとともに、本市独自の支援制度、こちらにつきましては、お伝えする情報の内容や外国人の人口動態などを踏まえまして、やさしい日本語を含めました多言語による情報提供に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 180: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 181: ◯森 康哲議員 答弁ありがとうございます。  四日市市においてもホームページやフェイスブックにて多言語対応しているとのことですが、的違いでは困ります。四日市市の外国人の中で、飲食店経営者の国籍をしっかり把握した上で、施策の実施をしていただきたいと思います。  次に、医療従事者や消防、救急隊員に対して、特別手当の支給の考えはないのかどうかお尋ねをします。  新型コロナウイルスの感染者の搬送業務を行う消防職員が感染リスクに加え、厳しい勤務環境と緊迫した状況下で、通常時には想定されない業務に当たっていると思われますが、市立四日市病院を含め、消防本部においてこのような職場への対応状況についてお尋ねをします。 182: ◯副議長(村山繁生議員) 加藤病院事業副管理者。 183: ◯病院事業副管理者(加藤正義君) 私のほうからは、新型コロナウイルス感染症の市立四日市病院の対応状況ということで、ご答弁をさせていただきたいと思います。  この新型コロナウイルス感染症の入院患者さんにつきましては、一般の入院患者さんあるいは外来の患者さんとの分離が可能な別棟にある病棟のほうで受入れを行っておるところでございます。  それでこの入院患者様への対応でございますけれども、その病棟の看護師を中心に担当しておるわけでございますが、こちらの看護師だけでは負担が大きいということで、他の病棟から看護師が応援に入っているという状況でございます。  こうした中で入院患者さんあるいは重症の患者さん、こういった方が増えた場合には各病棟からの応援職員も増員いたしまして、病院全体の協力体制の下で看護に当たることというふうにいたしておるところでございます。またこの感染症の患者さんが、例えば人工透析であったりリハビリテーションが必要な方などの場合でございますけれども、こういった場合は複数の診療科の医師であったり、臨床工学技士、あるいはリハビリテーション技師といった多職種のスタッフが協力しながら治療に当たることになります。  さらに議員の皆様に大変ご心配をおかけしたわけですけれども、先般当院において職員、患者さんに複数の感染者が発生した際でございますけれども、感染拡大を食い止めるために迅速な接触者の特定あるいは検体検査が必要になってまいりました。そして、そういった中で検体の採取、検査などに多くの職員が従事をしたところでございます。加えて感染した職員や濃厚接触者として自宅待機が必要となった職員につきましては、長期間出勤することができなくなったため、ほかの病棟から応援を求めたり、あるいは勤務の組替えを行ったりするなどして、人員をやりくりして対応してまいったところでございます。  この新型コロナウイルス感染症の流行の長期化に伴いまして、患者さんの治療や看護、検査などに直接従事する職員はもちろんのことでございますけれども、直接に携わらない職員であっても、一定の負担を感じながら業務に臨んでいるのが現状でございます。  また勤務時間中のみならず病院職員として感染者とならないよう、緊張感を持って日常生活を送っておるということもございまして、このように流行が長期化する中にあって精神的な負担、これを感じている職員も少なからずいるものというふうに思っておるところでございます。  こういったことから今後も精神的なケアにも配慮しながら、病院職員一丸となって引き続きまして新型コロナウイルス感染症への対応にしっかりと取り組んでまいりたいと、このように考えておるところでございます。
     以上でございます。 184: ◯副議長(村山繁生議員) 坂倉消防長。 185: ◯消防長(坂倉啓史君) 私からは消防本部の対応についてお答えをいたします。  まず救急車の運用でございますが、現在消防本部では11台の救急車を運用しておりますが、従来それに加えて3台の予備救急車を運用しておりましたが、コロナ対策として、予備救急車を3台から5台に強化するとともに、その予備車を感染症の専用車両として、いわゆる救急体制の強化を図っていると、そのような状況でございます。  次に、救急業務、救急活動につきましては、昨年は出動件数が約2000件近く減少したものの年間1万3603件の出動があり、多くの傷病者を救急搬送しております。このような中、救急隊員は現場で傷病者の状態を直接観察して搬送することから、常に感染のリスクがあるとともに、救急隊に不安があるということも事実でございます。  このようなことから救急隊員は出動時には、感染防止衣、簡易な防護服でございますが、これに手袋、サージカルマスク、保護眼鏡を着用して活動するとともに、感染リスクが高い場合には、つなぎ型の防護服にN95マスクを着用して活動すると、そのようにしております。  また救急搬送後は必要に応じて救急車内を消毒するとともに、感染者もしくは感染の疑いのある傷病者を搬送した場合には、オゾンガス発生器で車内の除染処理を行っております。  今後も引き続き救急活動における感染防止対策を徹底するとともに、日常の消防職員の健康管理にも十分に注意を払い、消防車、救急車の出動をはじめとする消防救急活動に支障が生じないように万全を期してまいりたいと、そのように考えております。  以上でございます。 186: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 187: ◯森 康哲議員 ご答弁ありがとうございます。  市立四日市病院の医療従事者や消防職員の現場体制をしっかり整えた上で、より市民の生命や健康を守ることができるように、組織的な取組が行われておるということであります。非常に安心しました。  そういうところから、当該業務から生じる職員の心身への負担は相当に大きいのかなと思います。これを踏まえて職員に対し、現在支給されている新型コロナウイルス感染症対応への特殊勤務手当に加えて、市のほうからも何か特別な手当を支給することができないものかどうか、お尋ねをします。 188: ◯副議長(村山繁生議員) 内田総務部長。 189: ◯総務部長(内田貴義君) 議員からは市立四日市病院の医療従事者や消防本部職員に対しまして、新型コロナウイルス感染症対応に係る新たな特別手当を支給できないかと、こういうお尋ねでございました。  地方公務員の給与につきましては、地方公務員法におきまして職員の給与でありますとか勤務時間その他の勤務条件を条例で定めるという、いわゆる条例主義の原則と、職員の給与につきましては、生計費並びに国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定めなければならないという、いわゆる均衡の原則というものがございます。  そうしたことから、国や他の地方公共団体等と均衡を図るために、本市においては国に準拠いたしまして、職員の給料や手当について定めておるところでございます。  こうした中で、人事院が新型コロナウイルス感染症から国民等の生命及び健康を保護するために緊急に行われた措置に係る一定の業務を行った職員に対しまして、防疫作業等に係る手当を支給すると定め、それに基づく総務省の通知に従いまして、本市も新型コロナウイルス感染症の対応に係る職員に対して早急に手当を支給するための整備を行ったところでございます。  当該の手当の支給決定につきましては、令和2年6月定例月議会で議決いただきまして、令和2年2月に遡って、医療従事者に対しては新型コロナウイルス感染症に係る検査、入院患者への診察、看護の業務等につきまして、また、消防本部の職員に対しましては、患者等の搬送の業務等につきまして、特殊勤務手当の支給を開始しておるところでございます。  今回議員から新たな手当の支給についてご提案いただきましたけれども、新たな手当を支給したり、既にある手当を引き上げたりすることは、先ほど申し上げました均衡の原則の観点から難しいと考えてございまして、今後も、国で動きがあれば速やかに対応できるようしてまいりますのでご理解賜りたいと思います。  以上です。 190: ◯副議長(村山繁生議員) 森 康哲議員。 191: ◯森 康哲議員 ありがとうございます。  残念ながら本市独自の手当を出すのは法律上できないということであります。  それなら、今以上に、職場環境をよくすることにより、負担を軽減することが必要と考えます。例えば管理職が現場でやれる範囲で補助することやあらゆる可能性を探り、横串の入った全庁で対応するよう要望して私の質問を終わりたいと思いますが、最後に今年度をもって退官する消防長にあって、この1年間新型コロナウイルス感染症により大変厳しい状況を経験されたことと思います。これらの市の取組を踏まえ、最後に総括して思いをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 192: ◯副議長(村山繁生議員) 坂倉消防長。 193: ◯消防長(坂倉啓史君) 4年間消防長の職を担わせていただきました。最後の1年は消防行政の運営にとりまして、コロナ対策に追われた非常に厳しい1年だったかなと思っております。現在も、今そのような状況が続いております。  ただ、しかしながら四日市の場合、市民の皆さんの努力で感染者が一定程度抑え込まれている、それから先ほど答弁申し上げましたけど、救急出動件数が減少している、そういったことがこのコロナウイルスの影響を受けた中でも、平常時と同じような適切な消防救急サービスを市民の皆さんにご提供できているのかなと思っておりますし、さらに四日市は保健所を持っております。県内唯一、この保健所との連携とか情報共有というのは、消防の救急業務にとっては本当に大きな要素でございまして、この部分が感染症の救急対応を円滑に進めているとそのように思っています。  一方、1年を振り返りますと新総合計画のスタートの年で、これまで積み上げてきた消防力を土台に、さらに一歩進めて市民の皆さんを守る消防救急体制の確立といったことでスタートした年でもありました。  今後、医療従事者として救急隊員にもワクチンの接種が始まりますが、消防職員全員がまず一丸となってこの感染症対策をしっかりと心がけて、消防業務に従事するということと、それから、新しい総合計画でのプロジェクトの実現に向けましても、しっかりと取り組んでまいりたいとそのように考えています。  本当にいろいろとお世話をかけますが、今後ともよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 194: ◯副議長(村山繁生議員) 暫時、休憩いたします。休憩時間は15分程度といたします。 195:                         午後2時43分休憩    ─────────────────────────── 196:                         午後2時57分再開 197: ◯副議長(村山繁生議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  小川政人議員。 198: ◯小川政人議員 政友クラブの小川政人です。今日の最後の質問となります。よろしくお願いをいたします。  再選後の市長の所信表明の中に、風通しがよく心を一つにした組織の揺るぎない正義感を持って市政を運営していくという表明がありました。間違いないですよね。  その表明の中身、実は、ぜひそうあってほしいなというふうに私は期待をしております。ところが、現状でいくとなかなか風通しもよくない。正義感がある職員が幹部の中に全然見当たらないという、全然というわけではない、成果が全然ない幹部の職員がおるというふうに私は思っています。いつも思うんですけど、組織決定をすると、間違えてもなかなか引き下がらない。例えば議案をつくってしまうと、間違えた議案であっても直そうとしない。そういう行きっ放しというところが多々見られます。  そういう中で、本当に正義感という部分でいけば、何が正しいか、何が正しくないかが分からないと正義感というものは出せないはずですが、その辺について、市長のお考えをお聞かせいただきます。 199: ◯副議長(村山繁生議員) 森市長。   〔市長(森 智広君)登壇〕 200: ◯市長(森 智広君) 小川議員がおっしゃられたように、2期目の所信表明に当たりまして、揺るぎない正義感で市政を運営していくという表明をさせていただきました。様々な市政課題がある中で、やはりあらゆる情報を集めて、より適切な判断をしていく、そして、歪められた判断をしない、そういった強い思いを持って市政を全うしていきたい、そういった思いであります。よろしくお願いします。 201: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 202: ◯小川政人議員 そういうご決意なら、喜んでいろいろ助言をさせていただきたいなというふうに思います。一番肝腎なのは、まず、十四川の溢水問題というところでお尋ねをしていきたいなというふうに思います。  これは、私は土木を学校で学んだことのない人間です。ですから、あくまでも市の職員に教えてもらったものをこなして発言をさせてもらっています。  まず、十四川はネック箇所がある。狭いところがあって、下まではその狭いところで流れた水しか流れていかないからあふれないということを教えていただいています。このことは舘副市長も異論はないというふうにいつかの答弁でされているというふうに思います。  そこで違いがあるのは、私と舘副市長の違いはシミュレーションについてですよね。乙16号証、乙17号証のシミュレーションについて、私は、河川の部分については間違えているというふうに思っています。あなたは間違えていないということを言われておるわけですけど。10年ぐらい前にシミュレーションのことで舘副市長と山本上下水道事業管理者──当時は違いますけれども──に会派に来てもらって話をしたことがあります。そのときに言われたのは、シミュレーションは合っています、これは河川計算じゃなくて下水の管渠の計算で計算が行われていますから、このシミュレーションは合っていますという話だったと思います。そのシミュレーションというのは、あくまでシミュレーションですよね。私が当時言ったのは、シミュレーションとして合っていても設定が違う。現実の設定と違うものは、シミュレーションで合っていたとしても検証書ではない。これは当日の水害の検証書なんだから、そんなものは間違っておるやろうという話をさせてもらったことがあります。そこで山本上下水道事業管理者の発言として、いや、近鉄線のほうまで麦わらが流れて、現場へ行きましたと。麦わらと違うか、稲わらが流れておりましたと。ですから十四川はあふれたのと違うやろうかという話をされました。私はそんな報告は一度も受けていないし、当時の河川課長が堤防を歩いてみて、十四川が溢水した痕跡はないというふうに聞いております。  まず、いつもの話に戻るんですが、これは、いつも指し示す図です。十四川に120mmの雨を降らせています。そうすると、上下とも私が黄色のペンでマークをしたところで川はあふれなくてはならないわけです。ですが、実はこれを見ると、あふれているような現象には見えません。ですから、私は当時、このシミュレーションが正しければ調整池は造る必要がない。これは120mmの雨が降ってもほとんど十四川が中流域であふれておりません。下の図は水門を開けているところの図ですが、川下でもほとんどあふれた痕跡がない。十四川の調整池は72mmの雨を降らせて、それからかさ上げをしておる。72mmの雨でもあふれて、堤防もかさ上げする必要があったというふうになっているわけですけれども、果たして十四川の調整池、これでは要りませんよね。 203: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 204: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 小川議員が乙16号証と乙17号証をお見せいただいて、着色されていないのは皆さんもご確認できたことと思います。着色になる段階で水深が10cm以上超えたことを示しております。私どものほうで持っておる資料の縦断図のほうでいきますと、堤防高さを水面が超えている断面図、それは小川議員もお持ちになっていると思います。  いろいろ議会の中で20年間やり取りしていただく中で、中部大学の先生のほうに確認を求めて、72.8mmで降雨を降らしたときにポンプ場の運営をしっかり守ればそのまま流下する、それに必要な調整池ができているというところの確認は取れている現状でございます。 205: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 206: ◯小川政人議員 120mmの雨と72mmの雨というのは、約3分の2ですよね。これは120mmの雨であなたが今言われた縦断面図、そうすると、多分ネック点と思われるここのところであふれるわけです、120何mmでね。72mmやったら、その3分の2やであふれやんということになって、それからまだ、これから30cmかさ上げを水害当時から、堤防のかさ上げをしているわけですね。  そうすると、全然、4億円をかけて調整池を造る必要はなかったのかなと。これが正しいという前提になればね。どうですか。簡単に言ってほしいんやわ。くどくど時間稼ぎせんでおいてほしい。 207: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 208: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) お示しいただきましたように水面が上がっている。そして、あの計算は確かに120.5mmの雨を降らしたケースでございます。それで国の補助金やらその辺がもらえるような形の中で、72.8mmの降雨に耐えられるような川にさせていただくところをしました。そして、河川の場合に余裕高さというものも構造上必要というところで、余裕高さの部分のかさ上げをさせていただいたという経緯がございます。  以上です。 209: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 210: ◯小川政人議員 そうすると、調整池で毎秒6t、水をためていく。そんな必要はないわけですよ。72mmの雨で、120mmでこういう状態であると、72mmの雨では全然調整池なんか必要がない。そうと違いますか。 211: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 212: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 72mmという雨の降雨を十四川の流域に降らせた場合にどうなるかという検証でございます。その場合には、十四川調整池で十分に絞った上で下流に流したときに流れるかどうかを検証したもので、調整池は計算上必要でございます。 213: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 214: ◯小川政人議員 計算してこれが正しいのであれば全然必要ないですよ。あくまでこれが間違えておれば72mmの雨で6t、調整池でためていくという方法が正しいんですけど。  実はこれ、私、過去にもこういう質問をしたんです。そうしたら、河川課長と治水対策監、これは何人かおるで、前川元治水対策監、それから、後藤元河川課長にすぐ呼ばれて、小川議員、これ、こんなん間違っておるんですわという、当時のシミュレーションにはここがなかった。この縦断面図は平成23年か平成24年頃もらったやつで、最初はこういうのはなかったわけですよね。  最初の縦断面図は、これは全部がそうではないんですけど、こういう断面図で、これは近鉄線から豊栄樋門までの縦断面図。これは、私がもう一回作り直してほしいと。全部の縦断面図を出してくださいと言って出してもらったのがこの縦断面図ですけど、やっとここで、ここがあふれておるということが、あふれているというよりも越水をしておるわけですよね。堤防より越水をしている。ただ、こぼしていないというのがこの縦断面図です。  普通、河川と下水の氾濫の複合的なモデルでいくと、河川は河川で、どこでどれだけの水があふれるか。それから、内水は内水で下水道がどれだけあふれて処理をするかということをやるのが河川と内水の複合氾濫モデルだというふうに私は聞いております。そこでいくと、あふれてこぼすんだというけれども、72mmで6tですよね。120mmあったら15tも16tも水をこぼさないかんことになるんですよね、違いますか。首を振っておるで、簡単に答えて。 215: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 216: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 単純に引き算、足し算の世界ではないというふうに認識しています。シミュレーションの場合には、水利学というよりも力学に近いような表面水の流れを計算しておりますので、単純にそこでこれぐらいだろうというのはちょっと違うと思います。ただ、私も今その答えは持ち合わせておりません。 217: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 218: ◯小川政人議員 あなたは、前回、私の質問に対して、きちっと河道は河道の計算をしていますって答えているよね。私は、これは河道計算と違うやろうと、管渠の計算をして出しておるだけやろうという話をしたら、いや、河道の計算をしていますといって河道の話をしている。河川として72mmで、2.5mmの雨で6tぐらい貯水、上流でためないかんということは、6tではないと思うけど、余裕高というのがあるから。そうすると──概算やに、計算しておらへんで、ここで──感覚からいったら、ここで72mmで20t流れてくる。そうすると、120mmやと単純に計算しても30tは流れてくると、30m3が流れてくる。そうすると、15か16m3放流しやないかん。ところが全然放流をしていないわけです。県の職員に聞いたら、前にも言ったと思うけど、ここで氾濫するようなシミュレーションにはなっていません。多分1か所、1番下でしか氾濫を起こさないシミュレーションですよという話を教えてもらった。確かにこの図面でいって、ここで大きく氾濫をさせてしまうと、当日の現象とは全然違うわけです。ここでは氾濫が起こっていないわけですから、当日。そうすると、当日の現象と違うということは、何が違うのかというと、雨の量が違う、降った雨の量が違う、そうではないですか。 219: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 220: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 小川議員の言われるのは小川議員のお考えやと思いますけれども、このシミュレーションをするときに、下のポンプ場での水位の動きを検証しています。キャリブレーション手法をしていくときに、比較的類似した水面挙動をしているというところもあって、十四川流域全体に120.5mmの雨を降らせた計算は、そんなに著しく違うものではない。そのように考えて今まで報告させていただいておるつもりでございます。 221: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 222: ◯小川政人議員 今あなたが言われたキャリブレーションというのは、午後の1時ぐらいまでの雨量ね。そのときは、その雨量ではネック箇所であふれるような雨量じゃなかったから、実際、下までやってきて変わらない。北消防署で降らせた雨は、それ以降の雨は、当然ここに出ているようにネック箇所でオーバーする雨。ですから、これは何度も言うように、ネック箇所を無視している。ネック箇所でこぼすということを氾濫しないような計算になっているから全然違うわけです。120mmの雨を降らしたら、当然さっきの縦断面図を出したように富田の墓地ぐらいのところで大きく水害が起こるわけですけれども、現実は起きていない。だから、何が違うかと言ったら、十四川の上流域で降らした雨の量が違うということが分かる。考え方、考え方と言うけど、現実にこうやってシミュレーションをつくっていますやないか。これ、私の考え方でつくったんですか、違いますやろう。どこかのJS何とかという会社に、上下水道局が依頼してつくって、現実を見て、シミュレーション、類似していますよといって出してきて、全然当日の状況と違いますやないか。だから、過去の後藤元河川課長、都市整備部長でもこれは違う、このシミュレーションは違うんですよという話は何度もしてもらっている。  それから、私、訴訟で負けたものですから、きちっとその辺は踏まえて、稲垣元河川課長の時代に、課長に、裁判所はシミュレーションが正しいと言うんだから、シミュレーションを守って河川計画を立ててくださいよと、ですから、河川計画はどこかネック箇所からあふれる、流れる水であふれないというのであれば間違っていますよと、このシミュレーションではきちっとネック箇所であふれるようになっていますからという話をさせてもらいました。そうしたら当時の河川課長は弁護士に相談をし、弁護士は、このシミュレーションは役所としてこれに従う必要はないですよと。裁判所で正しいと言っても、これは既判力というんですか、こんなもの、そのとおりだということで聞く必要はない。これは、またこの間、今の河川排水課長に過去の弁護士相談の記録を出してくださいよと頼んで出してもらったものですから、このシミュレーションについて、そんなに信頼していない。これが正しいと思えば、当然河川課長はきちっとどこが間違えている、どこであふれるのかを、河川計画が間違えているのかをただすと思うんやけど、全然そういうことはもうやめて、これは裁判所の言うこと聞かんでもいいんですよということで終わっていますから、全然正しくない。正しくないからそういうふうに聞き、弁護士に相談をかけたわけですから、正しくないと思っている。多くの土木の職員がこれは正しくないというふうに思っているけれども、舘副市長と山本上下水道事業管理者のところへ来ると違う答えが出てくる。  もう一つ、このシミュレーションでいくと、ずっとあふれても、ここで大きくあふれていながら、下まで水を減らさんと流してきておるわけです。本来であれば、その下の筋、ここで減らしてしまうから、こういうふうに水位は、それから下は下げて流す。当然、シミュレーションとしては、プライスマンスロットとか言ったかな、そのやり方でやれば水位だけは出るんだけれども、河川計画に取り入れるのには調整をしなくてはならない。こういうところであふれたら下まではこんな高い水は流れていかない。減らした水しか流していかない。こういうことを今河川計画に、あなた方はこれも河川計画で使っていますよと、中小河川については使っていますよって言うんですけど、水位を出すだけではいけないわけ。それからどうしていこうかと。これから、この高い水位であれば堤防をもっと高くするとか断面を広くする方法。それ以外に、こぼれるものは調整池でためておくとか、いろんなことをやるわけです。ただ単なる水位線を出しただけでは河川に使うことはできない。実際こんな水は流れていかない。下の水しか流れていかないということは、やはり河川計画と一緒で、ネック箇所から流れていくことができる水は、下まであふれずに流れていく、海まであふれずに流れていくと言ったのは、伊藤勝元都市整備部長だったかな。そういう答弁を議会できちっとしている。にもかかわらず、このシミュレーションは正しいという、議論のすり違えと違うか。舘副市長、一遍答えたら、頭ええんやろう。 223: ◯副議長(村山繁生議員) 舘副市長。 224: ◯副市長(舘 英次君) 議員のおっしゃっていることと河川計画とは根本が違っております。インフォワークスは内水の氾濫をシミュレーションするものでございまして、先ほど、乙16号証、乙17号証ですか、出していただいたように、どの辺りに浸水が発生するのかということをシミュレーションとして出しているものでございまして、一本一本の、例えば管路とか水路とか、そういうところにどれぐらいの水が流れるかということをシミュレーションするものではございません。あくまで浸水がどれぐらいの広さに広がるのかということでございますので、そこに注目したというか、そこを当てて、そこを目指してというか、それを出すためのシミュレーションでございます。  ですから、間違いとかどうかということじゃなくて、それぞれの目的が違うわけです。河川は河川工学上で単純に河川に水を流せるようにする。下水のほうは、面的にどの辺りに水がつかないようにするかということです。下水の場合には、インフォワークスの場合には地形が大きく影響しますよね。これは議員もご承知のように、低いところに水はたまりますし、高いところには水はたまりません。それは地形上の問題になってきます。ですから、シミュレーションを見てもらったように点々になっているわけですね。地盤が高いところにはつかないし、低いところには当然つきます。ただ、そのつき度合いがどれぐらいかということをシミュレーションするわけですね。  ですから、そこはどうしても、間違いとか合っておるとか、そういうことではなくて、それぞれ目的に応じた使い方をしておるということですので、そこはぜひご理解いただきたいなと思います。 225: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 226: ◯小川政人議員 それも違う。これはあくまで当時の現象の河川の氾濫と内水の氾濫の複合的な現象図という触れ込みで出てきておるんや。単なるシミュレーションとして出てきていない。河川が氾濫した水と、それから下水が氾濫した水と、合わせてこの地表面でどういうことが起きるかということを再現させたシミュレーションという触れ込みかな。だから、当時の現象と違ったら、それは再現させたことにはなっていない。当然、あなたも分かっているようにネック箇所で大きくあふれるわけだから、そのあふれた水が地表面へ流れていってどうなるかというのは、何度もこれを見せるように、こうやって川から流れて大きな水たまりができる。1秒間に10t、15tという水は物すごく大きな水たまりをつくる。そんな10cm以下でちょろちょろと流れて地盤の低いところでたまりますよという話の世界と違う。  それから、もう一つ。あなたは富田で育っているんやから、私も富田で生まれているけど、地形を見たら、これはイオン四日市北店の隣、北消防署の辺やな。こんな水たまりが十四川から流れてくるわけはない。それに、ここであふれた水が十四川まで、このイオン四日市北店まで出てくるということは考えられやん。じゃ、ここは何で水たまりができておるかというと、北消防署はいつも水たまりが、浸水被害を受ける地形で、一番富田で低いという場所やね、分かるやろう。だから、これは十四川の水ではないわけや。そうすると、ほとんど十四川の水を流していないということは、設定間違いをしたと。北消防署の雨を降らしたらあかん。これは前から言っておるわな、塚田元都市整備部長も北消防署の雨と十四川の上流で降った雨とは全然、推測ですけれども違いますということを言っている。だから、我々はどんな雨が正しいかというのは、はっきり言って分からない。北消防署の雨と、それから保々で降った雨と、倍以上違うんだけど、どっちが正しいとかいうわけにはいかない。ただ、中間点でも正しいとは言えないわけやな。そうすると、何が言えるかというと、正確なのは、このネック点で流れる水しか流したらいかん。ネック点で当日はあふれなかったというんだから、ネック点であふれない水、72mmの雨ならネック点で4tばかりオーバーするわけだから、余裕高を外してな。余裕高を含めずに4tばかりあふれるわけだから、当然、72mm以下の雨が上流で降ったかとしか考えられない。それは違いますか。 227: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 228: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 十四川自身は72.8mmの降雨に対するものですので、十四川流域に72.8mmのときには下まできちっと流れていくということやと思っています。 229: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 230: ◯小川政人議員 ちょっと違うんやけど。それは調整池を造って、それから堤防をかさ上げして、東海豪雨時より30cmぐらいかさ上げをして、それから調整池で6tばかりためたというな。調整池もかさ上げもしてなければ、72mmの雨が降ったらネック点でまで20t流れていくという、20m3流れていくという、あんたのところの計算や、これは、調整池を造るときのな。そうすると、何もなければ6tぐらい、30cm余裕高、かさ上げしていないから、30cm下を見ると6tもこぼれずに、3tか4tこぼれる、72mmでね。だから72mm以下の雨しか降っていないという、雨量しかなかったという計算になる。間違っておるかな。 231: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 232: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 一つの考え方としてはそうかも分かりませんが、シミュレーションをやっていくときの検証の状態、そして、小川議員に昔提供させていただいた浸水の状況やらその辺と照らし合わせると、現状はおっしゃるものと少し違っていたというものやと思います。 233: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 234: ◯小川政人議員 確かに私はあなたにどこが浸水しているんやろうという話はして地図を作ってもらった。あれは正確ではないという一文が入っているわけやな、大まかに入っている。これはあなた方が。僕は内水シミュレーションやで、内水部分は大体ニアリーかなと思っておる。大矢知で降った雨もここには入っておるんやけど。これは、内水は富田の雨でいいわけやから、川に入ってこない雨やから。だから、内水部分については大体合っているやろうなという、ちょっと多いぐらいかなというふうに思っています。だから、そういう程度や。下では全然あふれないということをきちっと認めないとあかんのと違うか。だってこれ、ここの水、流れてきませんやん。ここで上の水は下まで流れていきませんやろう、流れていくのか。これ、プライスマンスロットで川の上に羽根を立ててこぼれない水位を出しているんやけど、実際はこぼれるんやわな、堤防から落ちていくので。そうすると、私は線を引いた下の水しか流れていかないから、当然、樋門が開いていたらあふれないということになるのと違うの。 235: ◯副議長(村山繁生議員) 山本上下水道事業管理者。 236: ◯上下水道事業管理者(山本勝久君) 等流のものの考え方の中で、シミュレーションのようなこの溢水する量を二次的に解析しながら表面に広がっていくという手法を交えると、なかなか合わないと思います。その辺がシミュレーション方法の流出解析モデルの特徴であり、等流計算のようなシンプルなものの考え方と合わんところでありますので、二つを比較しながらやるというのは、やはりちょっと無理があろうかと思います。 237: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 238: ◯小川政人議員 これは不等流計算。等流計算と違うやろう、言っておくけどな。不等流計算で十四川の河川計画は立てられる。これは不等流計算でやっている。だから、同じ時間に下と流量は違うわけや。こうやって30分ぐらいかかって流れてくるわけだからね。そういう設定はしてある、それは承知しておる。だけれども、ここでこぼれれば、こぼれなかった水しか流れていかない、そういう計算。だから、これを素直に認めたらええやないか、あふれないということを。何をごちゃごちゃ言って。あなたは俺と何十年付き合っておって、これが正しいというのは最近言い出した。偉くなってから考え方を変えたんか。そんなに今の地位にしがみついておりたいのか。正直に風通しよく言ったらええやない。この間もある土木の職員としゃべっておって、上は流れてきませんわね、下ですわねという話や。  だから、そうでないというなら、きちっとした証拠を持ってこいさ、科学的な証拠を。これは君らが作ったものに対して俺は説明しておるわけだから、そういうもんでしょう。これが正しいんやと言って出しているのや。そうしたらあふれておらへんやないか。120mmでもあふれておらん。そういうことをきちっと認めて、工学部卒業の市長さん、そういうのをきちっと話を聞いて、何が正しいか正しくないか、自分で判断をしてやらないと、風通しのええ、それから正義感あふれる役所にはしていけない。  確かに1期目に朝礼に出られたとかいう話があったわな。また次からもやりますよという話をしてみえるけれども、そんなことだけで職員が本当に何が正しい、何が正しくないか、市長に話をしてくれるか。私は、それはしてくれやんと思う。よほど市長に、この人にはきちっとした、言いたいことを言って聞き入れてくれる人と職員が判断すれば、それはきちっとあなたに正直に言ってくれると思う。でも、今のところは、まだそんなに職員はあなたを信頼していないし信用もしていない。そのことは間違いないというふうに思っています。
     これ、簡単やから、僕でも分かるんやから、河川で本当に、あの日、水門が開いておったらあふれるのか、あふれないのかというのを若手の職員に──聞いても言ってくれやんかな──聞いて、無記名か何かで目安箱みたいなものを作ってな。尋ねたら、ひょっとしたら無記名なら本当のことが出てくるかも分からない。これはここで議論しておっても。そっちで考え直してもらえばいいわけです。  次に、舘副市長の採用試験の問題。  今までに分かってきたことは、同期の人たちが同じ採用試験を受けていないということは分かっている。それから、同期の人たちの話では、誰か元市議会議員と、これは伝聞、市長と、もう1人、東大卒の市議会議員が東大閥をつくるために試験せずに採用したんと違うやろかという話をしている。私はちょっと、そんな東大閥がそんなに簡単にできるわけはないと私は思っている。東大からそんなに四日市市役所に入ってくるわけがない、はっきり言ったらね。そうすると、それはちょっと違うなというふうには思う。だけれども、決裁書を見せてもらうと、東京時代にスカウトして、了解を得たから試験免除で、試験免除とは書いていなかったんやな。小論文と面接をしたというふうに書いてあった。じゃ、その面接結果とか小論文ってあるんですかって言ったら、人事課長はないという話。それで、聞くと、小論文はあるという話を総務部長はされたけど、本当ですか。 239: ◯副議長(村山繁生議員) 内田総務部長。 240: ◯総務部長(内田貴義君) 小論文が存在してございます。  以上です。 241: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 242: ◯小川政人議員 それなら副市長の名誉のためにきちっと出してあげたらいいやないか、ちゃんと小論文を。今まではないと言ってきた。だから私はないという話で進めておる。面接結果もあるわけやな。それなら、副市長が採用、おかしいなと言われておるんやから、出してあげたらええやろう。  それからもう一つ。副市長に聞きたいけど、なぜ、皆と一緒の採用試験じゃなかったのか。これは何かあなたのほうでルートをつくってそういうふうになったのか。その辺のことを教えてほしい。 243: ◯副議長(村山繁生議員) 舘副市長。 244: ◯副市長(舘 英次君) 私の入る前の話ですので、存じ上げません。 245: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 246: ◯小川政人議員 あなた、まだ若いんやで、私と違って認知症にはなっていないやろう。自分が就職するときに、普通なら一般採用の採用試験を受ける。それと違って、違うルートで学科試験を免除して、これはもう間違いないわな、学科試験は受けていないわけやから。なぜ、学科試験を免除されて採用されたかということは、分からんはずがないやろう。 247: ◯副議長(村山繁生議員) 舘副市長。 248: ◯副市長(舘 英次君) 私は、市役所のほうから連絡があるとおりに来て、小論文を提出してくださいということに従っただけでございまして、そのことをどういうふうに決めるという、私はまだ採用される前の話でございますので、そんなことを私のほうから、何かできるとか、そういうことは一切私はしていませんし、できないと思うんですけど、従ったまででございます。 249: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 250: ◯小川政人議員 願書を出しただけで、何もなしに来てください、もう試験は免除しますよ。そんなことが平成元年ぐらいのところで通りますか。それは無理やろう。  例えば100歩譲って、東大卒やで学科試験は受けなくてもいいですよと。頭がええのは分かっておるから、もう学科試験は免除しますよっていう規定が四日市市の採用試験にあればそれはそれで、願書を見ました、東大卒ですからもう採用試験はいいですから、小論文と面接の日に来てくださいということはないと思うな。だから、当然、全希望者に対して願書を求めて、採用試験がいつありますよという連絡が行く。前の前の質問のときに、前職のときに東京事務所の人たちから誘われたみたいなことを言っていましたわな。それは違うということなのか。その辺はどうなんですか。 251: ◯副議長(村山繁生議員) 内田総務部長。 252: ◯総務部長(内田貴義君) まず私のほうから、今、議員のほうから採用についてご質問ありましたので、もう一度繰り返しになりますけど、ご答弁させてもらいますと、地方公務員法の第17条の2、第2項には人事委員会を置かない地方公共団体においては──これは四日市、該当しますけど──職員の採用は、競争試験または選考によるものとするとされておるわけです。逐条解説によれば、職員の採用は競争試験または選考のいずれかによるかは任命権者の裁量に委ねられておると。  また、同じ地方公務員法の第21条の2第1項、こちらには、選考による採用につきましては、標準的な職務遂行能力や適性について判定することが目的であるとされておりまして、当然、逐条解説によりますと、選考の方法は、選考を実施する機関に委ねられており、書類選考と面接だけによることも可能であると、このようにされておるわけです。ですから、今議員のおっしゃられた採用方法については、何ら法的には問題ないということでございます。 253: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 254: ◯小川政人議員 選考の決裁文書を見ると、都市計画にたけた人を採用したかった。東京で国とかに当たって、なかなか内諾を得ることができなかった。当時は建設省なんですが、国土交通省の外郭団体である整備公団に勤めている舘英次氏から内諾を得たと、決裁文書はそうなっているんやけど、実はこの間、前回もこの質問をしたときに舘副市長は、私は四日市に帰ってきてから初めてどこへ就職しようかと。だから、東京におるときに市役所を受けるという、市役所に就職するという気持ちは決めてなかった。四日市へ帰ってからお父さんに相談したとか言ったな。おやじにも市役所へ入りたいけどどうやろうという相談をしたというのは一言一句間違えていないとは言わんけれども、そういう答弁の議事録をもらっている。  そうすると、決裁文書なるものの信用度というのは、全然ないんやわな。その信用度が私はないと思ったから、こんなこと誰か、元市議会議員でも介入しておらへんかなという、介入というと言葉が悪いか、誰か世話をしておる人がおらへんかなという考え方で、多分こんなことのできる人はという私の推測から元市議会議員に、どうして戻ってきて市役所へ入ったんやろうという話をした。その中で、何かの家庭の事情で東京から戻ってきて市役所に入りたいということやで、助役と相談をして、それで無試験と言ったんだけど、無試験というのは何を意味するかよう分からん。学科試験だけ受けなくてもよかったのが無試験ということかも分からないけれども、そういうような採用をしたというふうに元市議会議員は言っている。その後、舘副市長は、私は元市議会議員は知りませんと、面識はありませんと。それから、じゃ、元市議会議員の言うことは全部でたらめ、うそですかという確認をしたら、そこは微妙なところで──微妙なところというような言い回しをしたかな──おやじが頼んだ可能性はあるという、そういうふうに答えられたと思いますが、違いますか。 255: ◯副議長(村山繁生議員) 舘副市長。 256: ◯副市長(舘 英次君) ところどころに非常に不正確な、私のこれまでのと違うところがたくさんありました。ただ、この場で私のプライベート、プライバシーに関わることについてはお答えしないほうがいいと思っておりますので、お答えは控えさせていただきます。 257: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 258: ◯小川政人議員 プライベート、プライバシーって言うけど、何も私、プライベートやプライバシーのことは聞いていない。私は、あなたの採用試験の方法についていろいろ疑問があるから、また、同期の人たちも疑問に思っているところがあるから私は尋ねています。決して、プライベート、プライバシーについて尋ねたことはない。  それから、よく言うんだけど、採用試験とかいろんなことで、私は頼んでないです、親が頼みました、そんなものは一緒のことや。例えば、我々政治家が献金を、寄附金を出した。私は出していない、嫁が出したんやとか。これも一緒のことや。どっちも同じことでしょう。同じ一つのことを頼んでいるんやから、そこは政治家みたいに、いや、嫁がしたんや、親がしたんやという話にはならないから。そこはきちっとみんなに説明する責任はあるのと違いますか。 259: ◯副議長(村山繁生議員) 舘副市長。 260: ◯副市長(舘 英次君) 全て小川議員の推測に基づくお話でございますので、それを一々私がここで説明するという立場にはございません。  以上でございます。 261: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 262: ◯小川政人議員 推測ではないですよ、あなたが答えたんです。去年の8月定例月議会かな。あなたがあれから議長、副議長に呼ばれて、確かにおやじが頼んだ可能性があるという文書、ありましたよね。  ですから、私が推測と違うんですよ。あなたが答えたんですよ。だから、その後どうなりましたか、お尋ねをしたいんです。 263: ◯副議長(村山繁生議員) 小川議員にお尋ねしますが、議長職として。何を明らかにしようとされているんですか。 264: ◯小川政人議員 採用試験について、不正があったかなかったか。 265: ◯副議長(村山繁生議員) 不正ではないということをはっきり答弁しておると思うんですが。  小川政人議員。 266: ◯小川政人議員 言葉は、例えは悪いけど、犯罪者に、おまえ、犯罪を起こしたか、飲酒運転したかと言って、はい、飲酒運転しましたって、そういう答えはない。もっとみんなが納得できるような回答で、ないならないと、こういう理由できちっと採用されましたということを何度もお尋ねしていますやんか。どういうルートで採用されたんですかというふうにお尋ねしていますやん。一つ分かっているのは、みんなと一緒の学科試験は受けていない。それは分かっていますよね。 267: ◯副議長(村山繁生議員) 学科試験を受けていないけれども、法律に基づいた採用の仕方と。 268: ◯小川政人議員 あなたに尋ねておるのと違う。 269: ◯副議長(村山繁生議員) 議長職として聞いています。  舘副市長。 270: ◯副市長(舘 英次君) 私の採用につきましては、面接を受け、小論文を提出し、それで採用された。それ以上でもそれ以下ではございません。  以上でございます。 271: ◯副議長(村山繁生議員) 小川政人議員。 272: ◯小川政人議員 それはどういう理由かって尋ねているんですよ。普通、一般の人は皆、ちゃんと採用試験を受けているんやから、それはどういう理由なんですかということをお尋ねしておるので、特段、何かの理由があればそれでいいんです。例えば都市計画の博士号を取ったとか、それから、弁護士の資格を持っておったで、それを必要としたとか。公認会計士が特別採用をしていますわな。そういう資格があれば、それでそういうものは省かれて、資格だけで採用してもらった。そういうことは、私はないと思っていない。だから、そこの理由が、何度も言うように、決裁文書との、周りの人との回答が違うから、きちっと自分の名誉のために答えてくれるのが一番大事。  それからもう一つ。せっかく東大で土木を学ばれて、東大を卒業して、そして地元へ帰ってきて市役所に採用された。水利計画とかそういうことは十分分かっているはずや。だったら、きちっと富田の住民の人たちにあなたの考え方を、私も一緒に議論するから、考え方をきちっと伝えるべきではないのかな。十四川をあふれさせて水害に遭った人たちはたくさんおる。 273: ◯副議長(村山繁生議員) 時間が参りましたので、小川政人議員の質問はこの程度にさせてもらいます。    ─────────────────────────── 274: ◯副議長(村山繁生議員) 本日はこの程度にとどめることにいたします。  次回は、明日午前10時から会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。 275:                         午後3時59分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Yokkaichi City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...