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06月16日-02号

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  1. 加東市議会 2022-06-16
    06月16日-02号


    取得元: 加東市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 4年 6月 第107回定例会  ┌───────────────────────────┐  │会議録第258号                     │  │      第107回(定例)加東市議会会議録      │  │              令和4年6月16日(第2日)│  │                  開会 午前9時30分│  └───────────────────────────┘1 議事日程  第1 諸般の報告     (1)理事者の出席要求について  第2 一般質問2 会議に付した事件  議事日程どおり3 出席議員(15名)      1番  北 原   豊 君      2番  別 府 みどり 君      3番  鷹 尾 直 人 君      4番  廣 畑 貞 一 君      5番  古 跡 和 夫 君      6番  大 畑 一千代 君      7番  高 瀬 俊 介 君      8番  長谷川 幹 雄 君      9番  石 井 雅 彦 君      10番  岸 本 眞知子 君      11番  小 川 忠 市 君      12番  小 紫 泰 良 君      14番  桑 村 繁 則 君      15番  山 本 通 廣 君      16番  井 上 茂 和 君4 欠席議員(なし)5 欠員(1名)6 説明のため出席した理事者(19名)     市長          岩 根   正 君     副市長         小 林 勝 成 君     技監          野 崎   敏 君     まちづくり政策部長   三 木 秀 仁 君     まちづくり政策部人事課長藤 原 英 樹 君     総務財政部長      肥 田 繁 樹 君     総務財政部総務財政課長 西 山 卓 良 君     市民協働部長      土 肥 彰 浩 君     健康福祉部長      大 西 祥 隆 君     産業振興部長      長 田   徹 君     都市整備部長      大 畑 敏 之 君     上下水道部長      小 坂 征 幸 君     会計管理者       眞 海 秀 成 君     教育長         藤 本 謙 造 君     教育振興部長      田 中 孝 明 君     こども未来部長     広 西 英 二 君     こども未来部参事    井 上   聡 君     こども未来部参事    神 田 英 昭 君     病院事業部事務局長   堀 田 敬 文 君7 出席事務局職員(3名)     事務局長        壷 井 初 美     次長          山 川 美智子     書記          松 本 裕 介        ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~                午前9時30分 開議 △開議宣告 ○議長(小川忠市君) 皆様、おはようございます。  ただいまの議員の出席数は15名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。 △日程第1 諸般の報告 ○議長(小川忠市君) 日程第1、諸般の報告を行います。  地方自治法第121条第1項の規定に基づき、説明のため本日新たに出席を求めましたのは、病院事業管理者です。  これで諸般の報告を終わります。 △日程第2 一般質問 ○議長(小川忠市君) 日程第2、一般質問を行います。  議員は登壇の上、通告書に従い御質問をお願いします。  念のため申し上げます。  一般質問につきましては、加東市議会運営基準92で、質問、答弁、再質問、再答弁全て含めて1人60分以内と規定しております。また、会議規則第55条第1項に、「発言は、全て簡明にするものとし、議題外にわたり、又はその範囲を超えてはならない。」と規定しておりますので特に遵守をお願い申し上げます。  なお、質問席での一般質問終了後には、自席に戻る際、発言要旨をお持ちください。  それでは、通告順により、12番小紫泰良君の発言を許します。  12番小紫君。              〔12番 小紫泰良君登壇〕 ◆12番(小紫泰良君) 12番小紫泰良が1項目め、岩根 正市長の「夢ある加東」の実現について、2項目め、男性トイレの個室にサニタリーボックス(汚物入れ)設置についてお伺いいたします。  1項目め、岩根市長は5月16日に行われた第106回加東市議会臨時会冒頭の市長挨拶におきまして、「私はこの加東市を一番住みやすいまちにしたい。そのため、私は『夢ある加東』の実現を目指してまいります。『夢ある加東』とは市民一人一人が自分なりの夢を持つまちということである。そのためには、1つには子どもたちの個性を伸ばす、2つには高齢者には夢を持って長寿を楽しんでいただく、3つには子育て世代に安心して子育てできる環境を整える、4つには地域のにぎわいを生み出す、そういう取組を進めてまいります。」と言われましたが、この4つの点についてお伺いいたします。  まず、1つ目の「子どもたちの夢」でございます。  「20年後にはこの加東市を人材輩出の地にしたいと本気でそう思っています。」と述べられていますが、人材輩出とはどのようなことを言っておられるのか、もう少し詳しくお聞かせください。  また、小中一貫教育を進める中で、子どもたちが自信を持てる、そういう個性を伸ばす教育の環境をしっかりと整えていく、少しつまずいている子どもたちには一人も取りこぼさない教育の環境を整える、先生方の負担を軽くし子どもたち一人一人に向き合う時間ができる環境づくりに努めるなど教育環境づくりの言葉が出てきていますが、具体的なものがあればお聞かせください。  次に、「高齢者の夢」でございます。  岩根市長が興味ある事例として、「長野県佐久地方の戦後に2人のお医者さんが住民の健康指導、食事改善を進められ数十年続けられた結果、健康な高齢者が増える大きな成果を上げたと聞いた。また、それとは関係は不明であるが、長野県は最近沖縄県を抜いて長寿日本一となった。健康づくりは時間がかかっても進めるべきものと考えている。」と言われました。  高齢者の皆さんに健康で長寿を楽しんでいただくために寿命と健康寿命とが少しでも一致できるようにしたいということですが、何かアイデアはあるのでしょうか、お聞かせください。  3つ目に「子育て世代の夢」でございます。  「一番夢を持っていただきたい世代です。」と岩根市長は言われました。「そのため「高校生までの医療費の無料化」、「赤ちゃん用品の毎月配達」をはじめ、子育て支援にしっかり取り組んでいく。また、全ての子どもが健やかに育つ環境づくり、全ての親が安心して子育てできるまちの実現を目指し、きめ細やかな支援の充実をさらに図っていく。そして、子育てするなら加東市でと思っていただける取組をしっかりと続けていく。」と述べられていますが、何か新しい支援策を思って述べられているのでしょうか。お伺いいたします。  4つ目の取組、「地域の夢」でございます。  現在加東市は人口が増えているが、やがては加東市も人口が減少すると予測されている。人口が減れば地域のにぎわいが減り、活力も落ちるので今から定住人口が減る代わりに交流人口を増やしてにぎわいを補っていく。自転車や3D、ARなど、新しい技術を導入してということでありましたが、それ以外に何か新しい取組は考えておられますか。  また、「堅実な政策運営を基本としますが、観光分野など効果の予測が難しい政策に当たってはこれまで行政があまり使ってこなかった手法なども幅広に検討するなど、少し挑戦的な政策も試みてみたいと考えている。」と述べられていますが、どのようなものなのかもう少し詳しくお聞かせください。  2項目め、男性トイレの個室にサニタリーボックス(汚物入れ)設置についてでございます。  男性トイレの個室にサニタリーボックスを設置する動きが自治体や商業施設、ホテルなどに広がっています。病気や高齢といった理由で尿漏れパッドなどが欠かせない男性や、性的マイノリティーの方たちに配慮されているとのことであります。  日本トイレ協会によると、大腸がんや前立腺がん、膀胱がんの治療を受けた人、変形性股関節症や脊柱管狭窄症といった病気の患者さんのほか、尿漏れが心配な高齢者、性別適合手術を受けた人らは尿漏れパッドやおむつ、清浄綿などの補助物を日常的に使用されており、協会が今年2月にインターネットで実施したアンケートでは、パッドやおむつを使っていると答えた20歳から80歳の男性約40人のうち、25人の方がサニタリーボックスがなくて困った経験があると回答しています。  2020年秋に前立腺がんの手術を受けた埼玉県の62歳の男性は尿漏れパッドを下着に貼って使用されています。手術後、尿道を締める筋肉が傷ついた影響で排尿コントロールが難しくなり、頻尿や尿漏れに悩むように。特に、寒い冬場はトイレが近く、1日2回から3回、パッドを交換するが、外出時は捨てる場所に困り、かばんに入れて持ち帰ることもあるということです。手術を受けた病院は同じ悩みを持つ患者が多いからか、男性トイレに汚物入れを置いてありますが、その他の場所にほとんどないとのことです。  国立がんセンターの統計によると、全国で2018年に大腸がんと診断された男性は8万6,414人、前立腺がんは9万2,021人、膀胱がんは1万7,555人ということであり、潜在的にサニタリーボックスを必要とされている方が多くおられるのではと思うところです。  尿漏れパッドの捨て場に困る悩みに応えるために、加東市の公共施設の男性トイレの個室にサニタリーボックスの設置を考えてはと思いますが、お答えをお願いいたしまして一般質問といたします。 ○議長(小川忠市君) 12番小紫泰良君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  市長。              〔市長 岩根 正君登壇〕 ◎市長(岩根正君) 12番小紫議員の1項目め、「夢ある加東」の実現についての御質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の「子どもたちの夢」についてでございます。  「人材輩出の地にしたい」と申し上げました。これはこの加東市からそれぞれの分野でプロフェッショナルとして第一線で活躍する人材を数多く輩出する、そんなまちにしたいということでございます。  明治時代、欧米の先進社会を見て、鉄道、郵便など多くの社会・経済システムを導入し、驚くべき速さで文明開化を成し遂げ現在の日本の基礎を築きました。その際、それぞれの分野で活躍したのは若い世代で、しかもその多くは特定の地域からの人材でございました。これは当人たちの向上心に加え、何よりも藩校、蘭学塾などの教育機関の存在が大きかったのではないかと考えております。  一方、加東市は小中一貫教育を進め先進の人材育成に取り組みます。その中でそれぞれの個性を伸ばし、自信と興味を深めることで様々な分野で活躍することができる人材を育成してほしいと期待しているところでございます。この加東から東条学園を起点として、社、滝野地域小中一貫校へ広げていくことで様々な分野で第一線で活躍する人材がどんどん生まれていくようになればと考えているところでございます。  そこで、「個性を伸ばす教育」が大切でございます。子どもたちは伸び盛りです。伸ばせば伸ばすほど伸びていきます。日々、得意なものを伸ばすことで楽しみ、自信を深め、そして一層興味を高めてさらに伸びてまいります。これまでから学校現場ではそうした個性を伸ばす教育に努めてこられておりますので、教育委員会には小中一貫教育を進める中でそれらをさらにもう一段高めていただきたいと期待をしているところでございます。  例えば、プロフェッショナル、つまり、第一人者による指導でございます。既にプロとの交流の場はあります。音楽関係では「おんかつ」、「わくわくオーケストラ教室」、伝統芸能では「はじめての狂言」、科学関係では「サイエンス・トライやる事業」などを実施しております。これらは学年単位などで実施をしておりまして、子どもたちの興味を引き出すことができます。  そこで、もう一段、指導につなげられないか。興味の強い子どもたちに絞って、分野ももう少し増やして、言わばクラブ活動のような形態で年に数回の指導が受けられないかなどと思索をしております。兵庫教育大学やプロスポーツ団体などとの連携なども考えられるかなと思っております。そういう環境をつくりたいと考えている途中でございます。  「一人も取りこぼさない教育」では、少しつまずいた子どもたちとリモート学習などを活用して学校や先生、友達との距離を縮める取組を始めております。一人一人の状況が異なるためこうした取組を地道に、丁寧に継続していくことが大切だと考えております。  こうした教育を進めるに当たりましては、何よりも先生が大切でございます。そのため子どもたち一人一人に向き合える時間を取れるよう先生方の負担を軽くする必要があります。校務支援ソフトなどICTの活用も進められておりますが、昔より先生方が忙しくなっている気がいたします。私は学校現場を知りませんので何が先生方の手を取っているかよく分かりません。そうした視点で教育委員会には学校現場とよく相談をしていただきたいと考えております。  もう一つ大事なことはよい先生を育成、確保することでございます。「夢ある加東」の子どもたちの夢の実現において先生方の役割は極めて大きいと考えておりまして、先生方に大いに期待をしているところでございます。  そこで、よい先生、つまりこれからの加東の教育にとって「理想の先生像」、これは永遠のテーマでございましてなかなか明確な答えがすぐに見つからないかもしれませんが、「理想の先生像」について教育委員会、若い先生方も含めた学校などと関係者でよく議論をしていただければと願っているところでございます。  以上のことは私の思いでございます。教育委員会の独立性から、市長は学校運営に直接関われませんので総合教育会議の場で教育委員の皆さんとよく意見を交換させていただきまして、可能な限り具体化できればと考えている次第でございます。  今、教育委員会や学校現場では小中一貫教育を導入し、それに伴いカリキュラムや子どもたちの育成、指導方法なども変えていこうと努力をされている最中でございますので、必要な環境をしっかり整えることでその取組を引き続き応援をしてまいりたいと考えております。  次に、2点目、「健康寿命」についてでございます。  加東市では生活習慣病である糖尿病、高血圧、脂質異常の割合が高く、65歳以上の介護認定者では心臓病、筋・骨格疾患の割合が高い状況です。このため健康寿命を延ばすには生活習慣病や筋・骨格疾患の予防が有効であり、加えて全ての市民の健康の基礎となる食生活が大切でございます。  そのため自分の健康状態を知ること、次に生きがいを持って楽しみ日常の運動を続け、食生活を改善することが必要でございます。これは2019年、国の健康寿命延伸プランにも「健康無関心層も含めた予防・健康づくり」、「自然に健康になれる環境づくり」など、それを地域ぐるみ、職場ぐるみで進める必要があるとされているとおりでございます。  そこで、まずは市民の皆さんに健康に無関心な方にはなおのこと、御自身の健康状態を知っていただくため、まちぐるみ総合健診など定期的な健康診断の受診率を向上させることでございます。そのため呼びかけに工夫を凝らすなど普及啓発に一層努めてまいります。  次に、「自然に健康になれる環境づくり」として生きがいの創出でございます。様々な社会活動や趣味の活動を支援することで日々の楽しみを増やし長寿を楽しんでいただけると同時に、フレイルの予防にもなろうかと考えております。  また、日常の運動を促進することで身体能力を維持できます。このためまちかど体操教室などの参加者を増やしていくことに努めてまいります。例えば、グラウンドゴルフなどは生きがいづくりと日常の運動促進の両面を持っているものでございます。  さらに食生活の改善でございます。だしを生かした和食、つまりだしを生かすことで減塩効果が期待できます。また、食物繊維の摂取量を増やすためもち麦料理の普及もあります。家庭ごとにいろいろなもち麦の料理がある、同じもち麦の料理でも家庭ごとの味がある、そういう加東の新しいソウルフード、つまり郷土料理にできないかと思索をしているところでございます。  次に、3点目、「子育て支援」についてでございます。  私は「子育てするなら加東市で」と思ってもらえるまちにしたいと考えてございます。そのためにしっかりとした子育て環境の充実が必要であるとも考えてございます。なかなか届かない理想論ではございますが、例えば他市町に住む加東市出身の親が子育てはやはり加東市でと、子育てのために加東市に戻ってくるような姿が実現できないのかとさえ思っているところでございます。  そうした中、加東市の子育て支援施策は他市町と比べてもかなり充実しているレベルにあるのではないかと考えております。例えば、妊娠・出産・子育て安心パートナーの配置、乳幼児健診、新生児聴覚検査費産婦健康診査費の助成、子育て相談、子育て用品を配付する見守り支援など、妊娠時から子育てまで切れ目のない支援を行っております。高校生までの医療費の無料化も7月から実施をすることになります。令和2年の合計特殊出生率が1.72と県内1位となりましたのもその成果の一端ではないかと思います。  しかしながら、子育て世代のニーズは多様でございます。教育や保育、病院、雇用、さらには子育て相談、あるいは子どもたちの遊び場の公園、子どもたちの安全、様々に市政全般に関わるものと考えております。それら全てを解決できる政策のアイデアは今は持ち合わせてはおりません。これから1つずつ点検をし、じっくり検討して可能なことから順次着手、手当てをしてみたいと考えております。  その中で1つ気になっておりますのは待機児童の問題でございます。国の基準に基づけば現在加東市は「待機児童ゼロ」ということになります。しかしながら、希望するこども園に入れない保留児童はいます。私はその保留児童は潜在的な待機児童と捉え、これも解消したいと考えております。  様々な個別の事情、また年齢層の問題があります。さらには私立園との調整も必要で決して簡単に解消できるものではありませんが、各園の定員にも多少の余裕はあることから、可能な方法を模索したいと考えてございます。  次に、4点目、「交流人口の拡大」についてでございます。  自転車や3D、AR以外についてはこれからの検討ということになります。  来年7月から3か月間、JR全社が兵庫県をPRするデスティネーションキャンペーンがございます。また、今年の同時期、プレ・キャンペーンがございます。今はそれに向け多くの旅行者に来ていただけるよう、もう一段の仕掛けが必要だろうと考えてございます。  現在は県のPRの枠組みに乗っておりますがあまり期待はできません。それは、1つにはプレ・キャンペーンはコロナ禍の影響が残っている可能性が高いこと、今年の7月から9月です。まだ影響が残っているかなと思います。それから、2つには県内でもたくさんの観光資源がありますので、その中に少し埋没をしていることになってございます。3つ目、加東市に到着後の移動手段がやはり乏しいといったことがございます。  そこで、来年の本キャンペーンに向けて3DやAR作品の市内配置を増やし、「ARのまち」などの特徴化を進めていく必要があろうと考えております。  また、対象地域の中で特に重点な地域を自家用車、観光バスで来られる近畿、四国、中国、中部、北陸地域と想定といたしまして、その地域の旅行社へのアプローチなどを検討しているところでございます。  将来的には「ARのまち」の発展形として芸術系大学等と連携をし、まちなかの壁などに絵を描いてもらうストリートアート、あるいは特別作品展の開催なども検討してみたいと考えております。そして、3Dアート、有名漫画家のイラストと組み合わせたAR、ストリートアートをそろえた「アートのまち」として売り出せないかなということを検討してみたいと思っております。  また、自転車につきましても播磨中央公園の整備状況を見ながら自転車スポーツの一大拠点にすべく、実業団競技の定期開催の誘致、自転車ステーションの充実、スケートボードの普及なども考えたいと思っております。  それ以外ではまだまだ思いつきのレベルでございます。市民の皆様や職員などから提案があればしっかり検討していきたいと思います。例えば、滝野TCC庁舎跡の活用策として、市の収蔵品や提携芸術系大学の学生作品などの特別展を行うなど、滝野図書館のホールの「伝」も活用して集客ゾーンにできないかといったことも考えられます。  また、義経伝説に加え、たたら伝説など歴史遺産や伝説が使えないか、三田市方面からの入り込みを増やすため音楽や農業は使えないか、東条湖をもうちょっと活用できないかなど、幾つかのアイデアを模索しているところでございます。  最後に、「行政があまり使ってこなかった手法」についてでございます。  これまで他の市町の政策手法というのはよく調べてまいりましたが、民間の手法というのはほとんど調べておりません。それで、民間の手法で使えそうなものがあれば試してみたいと考えているということでございます。  例えば、テレビCMの活用でありますとか、電線の地中化などによって映画のロケを誘致できないかとかそういったものでございます。また、既に取り組んでおります市内へのARや3D作品の多量の配置ということは行政での取組事例はほかにもございますが、数少ない手法であろうとも考えております。  いずれにしましても、行政があまり使ってこなかった手法を使う際にはその手法が一番適切な方法であるという前提の下、議会の皆様の御理解を十分に得た上で実施をしたいと考えております。  以上、12番小紫議員の1項目め、夢ある加東の実現についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 12番小紫議員の2項目め、男子トイレの個室にサニタリーボックスを設置することについての御質問にお答え申し上げます。  これまで庁舎等公共施設の男子トイレにサニタリーボックスが設置されていないことに要望や苦情は寄せられておりません。一方、市の障害者支援相談員からは、直腸または膀胱機能障害の方の相談を聞く中で、「汚物の処理などを考えると外出がおっくうである」という意見があると聞きました。  自分が尿漏れパッドやおむつなどをつけているということは言いにくいデリケートな問題であり、要望や苦情が言えない、言いにくい状況であると判断し、誰もが外出しやすいバリアフリー社会の実現に向け、早急に公共施設の男子トイレへの設置を検討してまいります。  以上、小紫議員の2項目め、男子トイレの個室にサニタリーボックス設置についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  再質問ございますか。  12番小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) それでは、1項目めの「夢ある加東」の部分で幾つか再質問をさせていただきたいと思います。  一番最初の1つには子どもの部分になるんですけれども、人材輩出とは第一線で活躍する人材を輩出すると、プロフェッショナルとしてということなんで、そのあたりで理解はさせていただけるところです。  確かに平均的な子どもをつくるよりも、今子どもたちを見てますと長所の部分をできるだけ伸ばしてあげたいと思いますので、それぞれの子どもの長所を見つけてあげて、今プロフェッショナルの方の「おんかつ」や「わくわくオーケストラ教室」、「はじめての狂言」等で接していただいてますので、そのあたりからでもあるかとは思うんですけれども、その中で市長が言われました先生が子どもたち一人一人に向き合える時間を取れるようということなんですけれども、総合教育会議の場で教育委員会ともよく意見を交換し可能な限り具体化できればと考えておりますということなんですが、実際に総合教育会議の場で意見を交換されたことはあるんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) 結論からいいますと、就任してから総合教育会議はまだ開かれておりませんので、現時点はございません。  ただ、教育委員の何人かとお話をしたこともございますので、そういった場も通じて私の考えを述べさせていただき、また教育委員のそれぞれのお考えもお伺いしながら、きちっとそういった議論もできていければなと考えてございます。  正式な場としては総合教育会議だと思いますが、様々な機会を捉えていろいろな議論をさせていただければと思ってございます。  以上でございます。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) 公式、非公式の場でいろいろと意見交換をしていただきまして、子どもたちのために意見を取り交わしていただきたいと思います。  2点目の健康寿命の部分で、健康寿命を延ばすには生活習慣病や筋・骨格疾患の予防が有効であるということなんですが、筋・骨格疾患の予防というのはちょっと分かりにくいんですが、具体的にはどういうものになるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今やっていただいてる具体的な事業としては、まちかど体操教室というものになります。特に、下半身の筋肉が衰えやすいというところがございます。そういうのを補完する意味で体操を各地域で実施してございまして、そういったことが有効かなと思ってございます。  特に、このデータとしては、介護予防の認定のところなんかでもこの骨格、例えばこけて、それから介護の認定を受けるようになったというデータからも出ておりまして、その点について特に力を入れていきたいということで考えてございます。
    ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) 市民の皆さんに健康に無関心の方はなおのこと、健康状態を知っていただくため、まちぐるみ総合健診など定期的な健康診断の受診率を向上させるのに呼びかけに工夫を凝らすなど、普及啓発に一層努めていくということなんですけれども、以前からも精いっぱいのことはされてると思うんですけれども、その余分に工夫を凝らすというのは何か具体的なものは考えておられるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) 現時点でこれをやれば受診率、圧倒的に上がるというアイデアはなかなか実はございません。まちかど体操教室もそうなんです。参加されている数からいきますと、対象者、来てほしい方の数からいきますとまだまだ低い推移になってございます。  その意味で、工夫が必要だと、単に呼びかけるだけでは難しいと。それから、参加されている方を通じても、友達を呼んできてよというその呼びかけだけでもやはり難しい。そんなに伸びないと考えてございます。  そういった意味で、さらなるもう一段の工夫が必要だという意味合いで今回はお答えをさせていただきました。具体的にはまだまだこれからということになります。その点については残念なところではございますが、しっかりと頑張っていきたいと思っております。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) 3点目の子育て支援なんですけれども、市長から加東市の子育て支援施策は他市町と比べてもかなり充実してると考えていますと。実際そうなんだと思ってはいるんですけれども、それでもまだまだできる部分があるのではないのか。どうしても他市と比べて劣っている部分を言われる場合が多いですので、他市よりも進んだものを考えてはどうなのかと思ったりもするんです。  例えば、他市の事例でいきますと、2人目以降の保育料の無料化、給食費の無料化、給食費が全て無料にできない場合には、例えば中学校だけでも給食費を無料化するとか、幅広い分野での子どもに対しての施策、子どもを育てるのにお金がかからない社会を、やはり子育てするなら加東市ということになりましたらアピールできる部分があってもいいのではないのかなとは思うんですけれども、そのあたり、市長何か考えておられることはないんでしょうか。ないということだったんですけれども、検討いただけないかなと思うんですが、お伺いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) その件については1つずつやはりチェックをしてみたいなと思っています。子育て施策といったときに大きく言うと2つあろうかと思います。1つが子育てに直接関わる支援策。先ほど議員もおっしゃった件です。もう一つは取り巻く環境という意味で、教育でありますとか、近場に公園があるかとか、子どもが安心して通学したりして過ごせるかとか、いわゆる市の施策全般に関わる意味での子育て環境というものがあろうかと思います。  まず、子育て施策につきましては、御指摘のことも全部チェックをしたいと考えております。検討はしたい。今、子育てに関わる施策、まず各市町のやってることを全部洗い出しをしてちょっと比較をしてみたいと考えております。  その中で加東市が何か特に子育て世代の方が必要やと思ってるそういうものが欠けている部分がないかというチェックをまず第一にやりたいと思っております。その次に実際にその中でさらなる支援策、子育てのための支援策があるかということを考えないといけないと思っております。  その後で、まさに施策全般として子どもが住みやすい環境になっているか、子育てしやすい環境になっているかという施策全般について、これはターゲットを絞ってとはなかなか難しいとは思うんですけれど、ちょっと俯瞰した視点で眺めてみたいと思っております。  最後に、これまで加東市は子育て環境、非常にいいですよというアピールをあまりしてこなかったと思ってございます。今ざくっとした比較をした時点ではまあまあ、かなりいいほうにあるのではないかと思っておりますので、そういったPRの仕方も少し考えていく必要があるかなと考えているところでございます。  今、加東市、結構若い方が増えておりますので、そういった点はそういう点を評価されてるんではないかと思いますので、さらにその世代に訴えられるPRの仕方も、どうすればいいかまだ分かりませんけれど、考えていきたいと思っております。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) 他市のいろいろな事例も検討するということですので、先ほど言いました2人目以降の保育料の無料化とか、給食費の無料化、中学校の給食費無料化、幅広く検討いただきたいと思いますし、平均的な子育てのしやすいまちというのも必要なんですけれども、その中でもアピールできるものが1つあるとまた違ったイメージを、多くの方に本当に子育ては加東市でやりやすいと思っていただけると思いますので検討していただければと思います。  次、交流人口の拡大なんですけれども、来年のデスティネーションキャンペーンの中で、近畿、四国、中国、中部、北陸地域の旅行会社のアプローチなどを検討しますということなんですけれども、これは少しは具体的に考えていただいてるのがあるんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) 実際手をつけるのはこれからになろうかと思います。どんなことを考えているかといいますと、結局車、あるいは観光バスで来られるということを想定する必要があろうかと思っておりまして、その意味でこの地域に絞ってちょっと重点で行こうかなと。  例えば、エージェントさん、旅行会社さんがバスツアーを組むときに大事なのが、1バス40人を乗せると40人が一斉に食事ができる場所、トイレが使える場所、それから動いている間にバスを止められる場所、そういったデータが基本的には最低必要になりますし、それぞれの中身のコンテンツ、立ち寄る場所の間の時間、距離とかこういったものが必要になります。  こういう情報をしっかりと出していくということが必要だと思いますので、まずはそういった情報を持って旅行会社さんのところへ行ってアピールができないかなと思ってはいます。  その中で、さらなる情報として一体何が彼らの気を引けるのか、興味を持ってもらえるのかというところを確認しまして、それをこれからのノウハウとしてさらなる展開につなげたいと考えてございます。例えばそういう取組でございます。 ○議長(小川忠市君) 小紫君。 ◆12番(小紫泰良君) しっかりと取り組んでいただいたらと思います。  2項目めの男性トイレの個室にサニタリーボックス設置についてで再質問をさせていただきます。  今回そういう設置する動きが自治体や商業施設、ホテルなどに広がってるということでこの一般質問をさせていただいたんですけれども、この一般質問を提出しました後、NHKニュースで、「言えなかった、男子トイレにサニタリーボックスが欲しいなんて」という特集があったりしまして、それを見ておりますと尿漏れパッドやおむつを使われてる方の大変さを本当に痛切に感じた次第です。  今回、誰もが外出しやすいバリアフリー社会の実現に向け早急に公共施設の男子トイレへの設置を検討してまいりますということで、「早急に」という言葉が入っているので若干前向きなのかなとは思ったりもするんですけれども、この答弁というのはどっちとも取れる答弁で、早急にというのはどのくらいが早急になるんでしょうか。前向きに検討していただけるということで理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 前向きにということで理解していただいたら結構でございます。特に、検討という点につきましては、例えば既に多目的トイレが併設されているトイレ、あと男子トイレの個室が複数ある場所というところについての設置方法などについて検討を行うということで、基本的には設置する方向で今進めようと思ってございます。 ○議長(小川忠市君) これで12番小紫泰良君の一般質問を終わります。  次に、4番廣畑貞一君の発言を許します。  4番廣畑君。              〔4番 廣畑貞一君登壇〕 ◆4番(廣畑貞一君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、4番廣畑貞一が一般質問をさせていただきます。  「夢ある加東を創る」、政策戦略・戦術について3点をお伺いしたいと思います。  岩根市政が誕生し1か月半が過ぎました。「夢ある加東を創る」をスローガンに掲げられ、サブスローガンとして「夢あるみんなの故郷にしたい」と訴え市長選挙を戦い抜かれました。その施策の一つに子どもたちの夢を膨らませます、2つ目、高齢者に長寿を楽しんでもらうようにします、3つ、地域の魅力と活力を高めにぎわいを創出します、4つ、活力ある産業づくりと基盤整備を推進しますと掲げられ、見事に当選されたことに心からお祝い申し上げます。  そこで、市長の政策提案を具現化するために、本日の一般質問は市長、教育長、健康福祉部長に戦略、戦術について、次の3つをお尋ねします。  1項目め、市長にお尋ねします。  「夢ある加東を創る」ための政策的仕組みづくりについて。  その1、窓口に来られた市民の方々に各条例を尋ねられたなら、市民の方々に夢が膨らむことのできる説明のできる全職員に指導、助言をされますか、お答えください。  2つ目、一人一人の市民が夢を見つけられる、夢をつかむことができる、夢を育てることができる、夢を実現することができる行政の仕組みをどのように構築されるのかお答えください。  3つ目、「夢ある加東を創る」その仕掛けとして、観光や地域経済ににぎわいをつくる仕掛けの具体的なものは何かお答えください。  2項目め、教育長にお尋ねします。  子どもたちの夢を膨らませる教育行政の仕組みについて。  1つ、各学校の先生方に市長の教育に対する強い思いをどのように浸透させようとされるのか、具体的に方法論をお答えください。  2つ目、教育現場では夢を見つける力の育成、夢をつかむことのできる力の育成、夢を育てることのできる力の育成、夢を実現させることのできる力の育成、これらの夢の実現を系統的に教育計画と実践が実施されなければより豊かな人間力の育成に教育的成果が出るのではないかと考えるが教育長のお考えをお答えください。  3項目め、健康福祉部長にお尋ねします。  重層的支援体制整備事業推進のために実施計画の策定状況について。  その1、地域福祉計画と整合性が図られているのかお答えください。  2つ目、市民が安心して夢を膨らませる事業となるのかお答えください。  以上、3項目の答弁をよろしくお願いします。 ○議長(小川忠市君) 4番廣畑貞一君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  市長。              〔市長 岩根 正君登壇〕 ◎市長(岩根正君) 4番廣畑議員の1項目め、「夢ある加東を創る」ための政策的仕組みづくりについての御質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の条例を尋ねられた際、夢が膨らむ説明ができるように職員への指導助言についてでございます。  結論を先に申し上げれば、まだまだ十分ではございませんので、これからしっかりと頑張っていきたいと考えてございます。  これまで条例に関する説明というのは、第1に条例の内容を正確に理解した上で市民の皆様に誤解のないように説明すること、すなわち御質問の意図を正確に酌み取り、必要な事項を過不足なく正確で分かりやすく説明することを重視してきております。その際、来庁された方の年齢などに応じて行政用語や横文字をより理解しやすい言葉に置き換えて説明するなど、より丁寧な説明を心がけたところでございます。  御指摘の市民の夢が膨らむ説明というものは、条例そのものの説明よりは条例の目的、つまりその条例で何を実現したいかという説明になろうかと考えます。また、例えば税条例のように条例そのものが必ずしも夢が膨らむことを規定しているものばかりではないというものもございます。そこで、市民の方の御質問の意図や時間の余裕など、また条例の性格を考慮いたしまして、可能であれば目的の説明などもしっかりとできるようになればと考えてございます。  今後、市民の皆様に対しましてTPOに合わせまして、もちろん各種条例だけではなく様々な施策全般について夢が膨らむ説明もできるように、私はもちろん市職員にも心がけてもらうようにしていきたいと考えてございます。  次に、2点目、夢を見つけ、つかみ、育て、実現できる行政の仕組みづくりについてでございます。  市民一人一人が自分なりの夢を持つまち、夢ある加東、それは今日を満足に過ごしながら、明日はもっとよくなる、楽しくなるという期待が持てるまち。しかし、これまでに多くの行政が目指しながら満足に実現できたまちは歴史上ないと言えるほど難しい目標でもある、このように申し上げたところでございます。それでも、その目標に向かって私は市長として先頭に立ってリーダーシップを発揮し、職員とともに挑戦をしていきたいと考えてございます。  そのためにはまず、職員とよく対話をし私の思いを伝えるとともに、意見を聞くことに努めます。私が幾ら夢を語り、理想を唱え、政策のアイデアを提示しても、私一人でできるものではございません。職員の力がどうしても必要でございます。そうした意味で職員としっかり対話をしたい、また私の考えを伝えて、同じ考え方を持っていただけないかなというところでございます。  その上で、職員には失敗を恐れずに思い切った発想での施策提案を期待しております。提案された施策については庁内で十分な議論を行い──これは私の独断専行にならないようにという意味でございます──庁内で十分な議論を行い、「夢ある加東」の実現に有効な施策であれば積極的に実施をしてまいります。  そのためには職員一人一人が熱意とチャレンジ精神を持って政策課題に対して興味を深め、楽しみながら向き合ってもらえるよう──これ仕事ですから難しいんですけれど──そんな楽しみながら向き合ってもらえるよう意識向上と職場環境づくり、これにしっかりと努めてまいります。  次に、3点目、「にぎわいをつくる仕掛け」についてでございます。  にぎわいをつくるには、1つには集めたい方々、来てもらいたい方々を想定し、2つにはその人々が集う魅力のある場所をきっちりとつくり、そして3つにはその集う人々を周遊させることで効果を増幅させることといったことが必要かと考えてございます。  そこで、車で約1時間の優位性を踏まえ、臨海都市部のグループ客を想定して、3DやARを活用した加東アート館をオープンし、さらに3Dやアート作品を市内各所に配置することで周遊をしてもらうことといたしました。これも仕掛けの一つでございます。  今後は作品配置を増やしましてARのまちとして特徴化させてPRするとともに、ストリートアートなどの発展形につなげていくこと、あるいは自転車、フットパスなど周遊ルートをさらに充実させていくこと、歴史遺産や特産物など、新たな魅力づくりをさらに進めていくことなど、分厚い仕掛けが必要だと考えてございます。  また、地域経済の活性化につきましては、例えば商業・サービス業関係ではにぎわいの創出による市内外からの需要を膨らませ、ポイントシール事業などによりリピート客で増幅するといったことが有効ではないかということも考えてございます。  農業関係では山田錦の振興はもちろんのこと、桃やもち麦などの新しい特産物の育成にも力を入れたいと考えてございます。  さらに、経済活動のさらなる発展を促すために新たな工業団地の創出などにも取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上、廣畑議員の1項目め、「夢ある加東を創る」ための政策的仕組みづくりについての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 教育長。              〔教育長 藤本謙造君登壇〕 ◎教育長(藤本謙造君) 4番廣畑議員の2項目め、子どもたちの夢を膨らませる教育行政の仕組みについての御質問にお答えいたします。  まず、夢を膨らませる教育とは加東市教育大綱基本方針1の②に示すとおり、夢や志を持ち挑戦する力の育成と思いを一にするものであります。  そこで、1点目の「各学校や先生方に夢を膨らませる教育をさらに浸透させる方法」として、加東市の全教職員が参加する教職員研修会、毎月の定例校長会や教頭会、そして各種委員会、各教科担当者会の場で重要な柱の一つとして夢を膨らませる教育を推進することを示し研修につなげてまいりたいと思っております。  また、子どもたち一人一人の個性を伸ばすことが子どもたちの夢につながること、好きなことを増やし、得意なことを伸ばし、将来の夢の選択に幅を広げる教育を行っていくことを全教職員と共有し、未来を切り開く子どもの育成に取り組んでまいります。  また、2点目の「系統的に教育計画と実践を行うことにより、人間力の育成に教育的効果が出るのではないか」につきましては次のように考えます。  夢を見つける力の育成、夢をつかむことのできる力の育成、さらに夢を育てることのできる力の育成、夢を実現させることのできる力の育成、これらは県や加東市が力を入れているキャリア教育を推進することにより人間力の育成につながると考えています。  キャリア教育とは子どもたちが生きる力を身につけ、社会の変化に流されることなく直面する様々な課題に柔軟かつたくましく対応し、社会人として自立していくことができる教育であります。子どもたちが学ぶことと自己の将来とのつながりを見通し、社会的、職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実現するための力を育みます。  その手だてとしてキャリアパスポートがあります。キャリアパスポートとは子どもたちが自分の成長を記録し校種を超えてつなぐ記録です。活用方法としては、毎学期、自分が取り組んだことや達成度を振り返り次への挑戦を書いていきます。3学期には1年間を振り返り、成長したことや来年度の目標や夢を書きます。先生や周りの大人からメッセージをもらい、子ども、教師、保護者をつなげ、子どもの次への頑張りに向けた支援を行います。  そして、このパスポートは学年から次の学年へ、小学校から中学校へ、中学校から高等学校へと引き継がれ、学年や校種を越えて学びを積み重ねていくことができます。子どもにとっては過去に自分が書いたことを読み返したり振り返ったりすることで新しい学習への意欲につながり将来の生き方を考えることができます。  教員にとってはキャリアパスポートをつなぐことにより、その子がどのような学習過程をたどってきたのか、そこでどのように成長してきたのかが把握でき、児童・生徒の学びを教員間で共有することにつながります。  子どもたちが何に興味を持ち、何に力を入れて取り組んできたか。得意なことは何か、自分の夢や志は何かなど、自分の姿に気づき、自分の将来につなげるキャリア教育を充実させることで人間力の育成に取り組んでまいります。  そこで、キャリア教育を充実させるために具体的には次の3つを柱に取り組んでまいります。  1点目は、小中一貫教育の推進でございます。令和3年度、東条学園が開校いたしました。9年間の学びを見通し、系統性、連続性のある教育を進めているところです。異学年交流が容易に行え、下級生は上級生に憧れを抱いたり、上級生が自己有用感を積み重ねていったりすることで自分に自信を持ち夢や志が広がります。これは縦のつながりを大切にしています。  横のつながりでは各教科と特別活動等における学びが教科の枠を超えて考える力を育てます。このように縦軸となる義務教育9年間の連続性と横軸になる他教科をつなぐ教科横断的な教育課程の編成を系統的に行うことにより、各学年、各ステージで計画的に実践し、子どもたちの学びの力を積み上げていくことができます。子どもたちが自分の夢を持ち、将来をプランニングする力となります。  2点目は、地域の特色を生かした学習、ふるさと学習の推進でございます。  ふるさと加東のよさを見たり、聞いたり、体験したりすることでふるさとに愛着と誇りを持ち、将来にわたって加東を大切に思う人づくりを行っていきます。そのために加東の歴史や伝統、文化、産業などを学ぶ学習を「かとう学」を活用して行っていきます。  また、地域教材による学習を広げ地域人材の活用、地域行事への参加など体験学習を継続して推進してまいります。令和4年1月に行った「夢や目標、ふるさと意識アンケート」では、「自分が住んでいるまちを大切にしたいと思いますか」という問い対して、「思う」、「どちらかといえばそう思う」と答えた児童・生徒の平均は97.9%でございました。また、「自分が住んでいるまちや社会をよくしようと考えることがありますか」という問いに対して、82.3%が「思う」、「どちらかといえばそう思う」と答えています。これは高い数値であり、これまでのふるさと学習の取組の成果でもあると考えます。今後も取組を継続し、さらにふるさと意識を醸成できるよう推進してまいります。  3点目は、子どもの主体性、創造性を高める活動を推進することです。  小中一貫教育のところでもお話ししましたが、各学校において学年や校種を越えてともに活動する場、例えば縦割り班活動や小小連携、小中連携、児童会、生徒会活動を設定することで集団の中で主体的に活動し、協働して物事に取り組もうとする姿勢を育むことができます。  また、学校行事において自らの成長を実感し自分を高めようとする態度を育成するとともに、主体的に課題を解決して学校生活をよりよくしようと創造的に活動する子どもたちを育成します。  このように、小中一貫教育、ふるさと学習、地域との連携を図りながら、多くの体験や人との関わりから夢を見つける力を育成し、自己有用感や自己実現のための努力の積み重ねにより夢をつかむことのできる力、夢を育てることのできる力を養い、そして夢を実現するまでの過程において多くの困難を乗り越えながら諦めない粘り強い心で挑み続け、夢を実現させる力を育てていきたいと考えています。  以上、子どもたちの夢を膨らませる教育行政の仕組みについての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 4番廣畑議員の3項目め、重層的支援体制整備事業推進のための実施計画の策定状況についての御質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の地域福祉計画との整合性について。  重層的支援体制整備事業の実施計画は社会福祉法第106条の5第3項において地域福祉計画、介護保険事業計画及び障害福祉計画等の地域福祉の推進に関する事項と調和が保たれたものでなければならないと規定されております。  これに基づきまして、地域共生社会を推進するための効果的な取組となるよう、事業実施の目的や方向性のほか、関係機関の事業推進体制をまとめたものが実施計画となっており、地域福祉計画との整合性は図られております。このため重層的支援体制整備事業の実施状況につきましても地域福祉計画の推進、取組を評価する「加東市地域福祉計画推進会議」において点検・評価を行い、必要に応じ変更を行います。  続きまして、2点目、「市民が安心して夢を膨らませられる事業となるのか」でございますが、人が生活する中において大小関わらず生活課題を抱えることがあります。しかし、これらの課題が複数重なり、また状況が複雑化し悪化すると解決困難となり生活に大きく影響することがあります。  重層的支援体制整備事業ではこのような生活課題の相談を受け止め、専門職による分野を超えたネットワーク体制の下、伴走支援を行うことや地域とのつながりから相談の入り口が生まれるよう地域づくりにおいても側面的に支援していきます。  また、自ら支援を求めることができず支援が届いていない人や世帯に支援を届けるためアウトリーチを展開し、関係機関に向けた継続的な働きかけや地域からの情報収集を行います。  これまで支援者側である担当者は複合的な課題を抱える相談者に対して、担当以外の分野は目が向きにくく、また困っている人をアウトリーチにより把握する余裕のないこともありました。本事業の支援体制により支援を必要とする人の課題整理や世帯全体への支援ができ問題解決することで夢に向かい、そして夢を膨らませられることにつながると考えています。  以上、廣畑議員の3項目め、重層的支援体制整備事業推進のための実施計画の策定状況についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  再質問ございますか。  廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) それぞれ御丁寧に、しかも細かく答弁をいただきました。本当にありがとうございます。  先月、私が神戸市で子育てセミナーの講師として出向いたときに、終わった後、神戸市の数名の方々と話をしている中で、加東市の役所窓口の対応について、「毎回行って感動してほっこりして帰るんや」と、「加東市の窓口はいいね。間違っても、同じことを聞いても、本当に笑顔で対応していただける」という神戸市の3名の方々と話をしていると、口々にそのように加東市の行政の対応の仕方を非常に喜んでおられまして、私もそれを耳にしまして非常に加東市民の一人としてうれしく思っております。そういうこともほかの方々もこのようにいい評価をされているんだなということをまたお伝え願えればありがたいなと思います。  そこで質問ですが、市長の答弁の中で、ほとんどが私はうん、うんと納得できることばかりで、特に職員に失敗を恐れず思い切った発想で政策提案を期待してますと。失敗を恐れないでどんどんと新たなアイデアで、そして答弁の中にもありましたように民間的な発想力も持って取り組んでほしいという捉え方がありました。その民間的な捉え方、よくよく分かるんですが、もう少し具体的にお話をしていただければありがたいなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) 民間の発想と行政の発想の一番大きな違いは何かって常々考えているんですけれど、公平性に対する考え方かなという気はします。行政はやはりできるだけ公平にということの施策展開が多いかと思います。  その結果、何が起こっているかというと、相手の条件に対してもそれを満たさなければ切ってしまう、様々な補助金の要綱でもそうです、そうなります。民間はというと、そこに少し融通の幅があるのかなという部分がございまして、その融通の幅って何で決まるかというと、そもそも何がしたいというあたりで決めていることかなと思っております。  そういった意味で、1つの施策の運用に対してそういう運用上の発想、公平性を損なわない範囲で何かもう少し趣旨に沿った運営をできないか、これが恐らく少しかゆいところに手が届くとか、先ほど非常にありがたいことをおっしゃったんですけれど、窓口で非常にうれしかったとかということにもつながるのかなとは思っております。  もう一つは、民間の発想のもう一つの側面はやはり目的がはっきりしてるということでございます。例えば、営利でありますとかはっきりしております。そういった意味で、特定の目標を基準として物を考えるということについては非常に民間のほうがシャープになりますので、そういった側面を政策を考えるときに何か持てないか。  どうしても我々、いろいろな意味で行政的な枠組みの中に引きずられますので、そこをちょっと外して飛び跳ねた発想もしてみて、場合によっては極端な発想もしてみて、それで結果的にはもう少し様になる幅の中に収まるという形になれば、少しは行政の殻を破りながら、かつ公平性を損なわずに政策らしい政策ができるかなという思いも少しございます。  特定の形というものはございませんので、その日、その時々に常に心がけながら検討するべきことと考えてございます。  形が決まるものではないのでこれですと言いにくいんですか、私の考えとしては以上でございます。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) ありがとうございます。今るる説明をいただきました。そういう市長の思い、趣旨たるものが一番最初に私が質問をさせていただきました「各条例に対して市民の方々に夢の膨らむ説明」というのはそういう部分ではなかろうかな。  ややもすると事務的、機械的に説明がされて嫌な思いをされてるという市民の方もおられるので、やはり人間的な、そしてあなたにとって、また市民全体にとって有益な条例でありますよ、あなたが独り勝ちする条例ではありませんよというところも踏まえて、もう一歩お話を、条例の説明をされるのが、今市長が言われてた民間的意識というのはそこに導入されていくんではなかろうかなと思いますので、今お話しされたことをさらに広げていただければありがたいなということを願い、次の教育長の答弁について質問をさせていただきます。  今、本当にきめ細かくるる説明をいただいたわけなんです。これも昨日ですか、ある学校の保護者の方が学校の担任の先生方に長い期間をかけていろいろと相談を申し上げておったわけなんですが、なかなか進展しなかったんだと。そして、期限も決まっててなかなかできないんだと、なかなか理解もされてないということでかなりの怒りを持って相談を受けてたわけなんですが、「校長先生のところへ行っておいで」ということを言うと、その校長先生はもう瞬時にしてお母さんの思い、子どもの願い、のたうち回っている思いを瞬時に解決されて回答をされました。そして、返答もされました。保護者は非常に喜んで、「やはりよかったな、やはり校長先生に相談してよかったな。」担任の先生が悪いとかというわけやないですよ。やはり学校運営、経営を任されてる校長先生というのはやはりすごいな。やはり「この学校にうちの子どもを通わせたい」って思わせるその部分のことの保護者からの声を聞きまして、これも私、元学校におった職員として非常にうれしいなという思いをしております。  この中で、今市長のこの教育に対しての思いをどのように浸透させるのかということで、いろいろな研修会であるとか、会議等々で落とし込まれるという捉え方なんですが、ややもすると先生方は県費負担職員なんだと、私たちは県費負担職員で加東市の職員ではないんだという意識があるわけなんですが、そこらの意識改革も含めて取り組まれようとされるのかお話を聞きたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小川忠市君) 教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 子どものことに関して、やはり学校で、園での居場所づくりであったり、子どもの思いに寄り添うということについては、県費であろうと、市費であろうとそれは本当に関係ないと私は思っています。  とりわけ学校というのは、子どもはやはり行きたい、この先生に会いたい、あの友達と今日遊びたいんだと、そんな学校にしたいというのは思っております。ただし、様々な課題があることも事実でございますが、今言いましたように県費だからとやかくということは基本的にはないと思います。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 今非常に教育長、ふだんもそうですが、特にこの部分においては力を入れてお話をしていただいたことを強く感動しております。先生方は県費負担職員でも加東市の職員である、加東市の、目の前に置いてる加東市民のお子さんなんだということを強くやはり訴えていただくことで、市長がこの教育に対しての熱い思いが浸透していくんではなかろうかなということを感じるわけなんです。  もう一つ、この中で子どもたちが夢を見つける、夢をつかむことのできる力を育む、それから育てることのできる云々のことで、この中で今こういうものを出されてますね、加東市教育振興計画。この中で、「夢や志を持ち挑戦する力の育成」、今、教育長も答弁いただいたことなんですが、この中でキャリアパスポートであるとかいろいろとお話をしていただいたわけなんですが、この中での成果指標というところを見させていただきました。  この中で「将来の夢や目標を持っている児童生徒の割合」というのは、対象が小学校6年生と中学校3年生をずっと見られて、非常に高い数値が出ております。これはいいことだなと思うことと併せて、「難しいことでも失敗を恐れないで挑戦しようとしている児童生徒の割合」というのが、令和7年度には45%にしようじゃないかという目標値も掲げられております。  この中で、今市長と同じことなんですが、失敗を恐れないでどんどんやっていく、そして上級生、下級生もそうなんですが、教育長の考えの中で自己有用感、私はここに存在することが大事なんだ、そういうことによって自己肯定感であるとか、自尊感情であるとか、相手に対しての思いやりであるとか、人間力の大事な部分が備わっていくんだろうと思いますが、私の考えでこう述べてますが、教育長はそこらのことについてもう一度お話を聞かせていただけばありがたいなと思います。 ○議長(小川忠市君) 教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 基本的には変わらないと思っています。ただ、失敗だとか、難しいことに挑戦するか否かということについては、その子自身が本当に手の届くところにあるのか、また手が届くようにサポートする仲間がいるのか、教師がいるのか、保護者がいるのかということも大事な視点だと思ってます。  ただ、失敗失敗で終わるわけではないということについては、全ての教員がそれぞれやはり子どもたちにしっかりとその意味を教えていかないといけない。  以前、廣畑先生と務めさせてもらってたときによくこんな話をしたと思います。教師が「自分の人生というか、生活を語る、子どもたちに。そんな教師でありたいね」ってなことを話したと思いますが、その意味からも同じだと考えてます。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) ありがとうございます。まさに今市長もお話しされましたが、教師も民間的、企業的な発想ということも大事な時期が来てるんじゃないかなという思いをします。  今、全体にお話をさせていただいたんですが、さらにもう一つ質問をさせていただくんですが、今この加東市内の子どもの数が2,750名の在籍をしてるわけなんですが、この子たちにこのように今、教育長がお話をされてる夢を実現させていく方向で教育をなされているわけなんですが、この中に今よく重要な課題として学習障害、障害を持ってる学習障害、そして学習障害として認定をされなくてもグレーの子たちが非常に多い。保護者の方々からもたくさん相談──私、教師だったからということで経験があるがゆえに相談を受けておるわけなんですが──この中で1つ疑問に思うわけなんですが、先生方がWISC4、知能検査です。私が支援学級をやってた三十数年前はWISC-Rと言ってたんですが、今4まで行ってます。この中のWISC検査ということがグレーの子たち、それから学習障害の子たちにとって客観的に学習プログラムを組んでいく、個性を伸ばす、個性に着目した教育プログラムを組めるのに大事な部分であるんですが、加東市内の先生方、199名おられるんですが、こういうことは、WISCというのは何なのか、WISC4ってどうなのかということは研修されようと、これから思っておられますか、お尋ねします。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君、答弁に対する再質問なんです。なので、答弁にそういう項目はないので、また、当初の通告にもございませんから、ちょっとその質問は却下させてください。  廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) 今議長のこと、よく分かりますが、教育というのはそう簡単なものじゃないです。深みがあるということも捉えることが必要かなと思うんです。  それでは、その次の質問をします。  今、3つ目で質問をさせていただきました健康福祉部長にお尋ねします。  この中で重層的支援体制整備事業の実施計画とはどんなことなのか、もう少し詳しくお答えいただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 昨年度末に策定いたしましたこの実施計画といいますのは、介護とか障害、それから子ども、生活困窮などの分野、属性の支援体制では対応し切れない住民の複雑化、複合化したニーズに対する包括的な支援体制を構築するための手段として、包括的な相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援というのがこれまでからございまして、それに新たに機能として多機関協働による支援、アウトリーチ等を通じた継続的支援というこの2つを加えて一体的に実施するという事業になってございます。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) ありがとうございました。  部長が答弁していただいた中で、非常に感銘を受けることが、伴走支援って、これはいい言葉だな、伴走支援。そして、今アウトリーチという言葉が出ましたが、アウトリーチについて、もう少し具体的にお答えいただければありがたいなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) アウトリーチ、ちょっと片仮名で分かりにくい状況でございますのでもう少し説明させていただきますと、今まで支援が必要かなと思われる人に対して支援が届いていないというのがございます。その支援が届いていないという人に支援を届けるために、今までこちら側で窓口を設置して、市役所に来ていただいていたのを、何かの情報でこの方というのが分かった段階で、その方のところに訪問するということで、“待ち“のところからこちらからの“訪問“というところに大きな違いがあるというのがアウトリーチでございます。  特に今、想定されるものとしては、ひきこもり状態であったり、あと地域とのつながりがちょっと希薄な方というのがやはりございまして、そういう方については市役所とかいろいろなところで窓口の相談機関もございますが、そこに行って相談するのがなかなか難しいというのが現実にございます。  そういった方のところにこちら側からお伺いしてお困りの内容をお伺いし、その解決に向けてこちら側から伴走というか、その方についてはすぐに解決できることがなく時間がかかるとこちらも想定してございまして、そういう意味でゆっくりとその方のペースに合わせて、それが伴走という意味合いで、何かしてすぐ終わり、例えば給付金のように給付して終わりというのではないと思ってございます。ですから、その方が自分で何かを解決できるようにこちら側が支援していくということを念頭に置いた事業としてアウトリーチというのをやっていこうと思ってございます。 ○議長(小川忠市君) 廣畑君。 ◆4番(廣畑貞一君) アウトリーチ、これは産業厚生常任委員会の中でも質問が出たわけなんですが、さらに今詳しくお聞かせをいただきました。やはり一人一人の住民の方が乳幼児から高齢者までアウトリーチのものがはびこることが、そういうことがあるんだという意識が、知っていただくことによって安心して夢が膨らむ加東市になるんだろうなと思います。  その中で、今ひきこもりであるとか、障害であるとかという方々、それから地域の関係性の問題もありますが、こういう中で──今ちらっと言うて議長に止められましたが──学校においてひきこもりであるとか、障害をお持ちの方であるとかということも多々あるわけなんです。そこで悶々とされている保護者の方もあるわけ。だから、アウトリーチという中で教育委員会と事案によっては十分な連携を取られ、また人権協働課とも十分な連携を取られるというお考えはありますか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) この重層的支援体制整備事業ですが、単独の課題というところはそれぞれの、これまでからの相談であったり、制度であったりというので対応しようと思ってございます。  ただ、単独の部署等なり、制度なりで対応できないものについてはこの重層的という形で他機関であったり、市役所で言いますと他部署なんかと連携をしながら絡み合っている課題を解決していこうと思ってございますので、今言われた事案に対して複数の部署が対応するほうが望ましいという形なれば、こちらで関係機関を招集して内容を検討して支援に当たるという形になろうかなと思います。 ○議長(小川忠市君) これで4番廣畑貞一君の一般質問を終わります。  ここで休憩を取りたいと思います。                午前11時01分 休憩                ─────────                午前11時15分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  引き続き、一般質問を行います。  次に、5番古跡和夫君の発言を許します。  5番古跡君。              〔5番 古跡和夫君登壇〕 ◆5番(古跡和夫君) それでは、通告に基づいて質問を行います。  1つは加東市の交通政策を問うです。  まず、1番目に3月議会の私の質問への答弁にあったように、路線バスの停留所から半径300メートル以内──これは国の基準でもそうなってるんですけれども──これは公共交通の圏域と定義しているのでその地域に暮らす人に交通弱者はいないというのが加東市の認識として理解していいのかどうか、そこの点を一つはっきりしていただきたい。  それから、2番目に具体的事例として、これまでもこれらの問題では具体的事例をいろいろ挙げて話をしてきましたけれども、今回は今年2月2日に私自身が受診した人間ドックと脳ドックの時間の関係で加東市の見解をお伺いしたいと思います。  人間ドックは午前7時45分までに加東市民病院に入ることが求められています。私の足で歩いて7分のところにある山国東野のバス停の時刻表は、1つは6時33分発、次のバスは8時13分発なんです。そういうことになるとこの6時33分のバスしか7時45分に間に合うように行こうと思えば使えないということになります。  このバスで行きまして病院に一番近い停留所が社小学校前です。ここに着くのが6時39分ですか、そして社小学校前のバス停から病院まで、これ実際に自分で歩いてみたんですけれども、私の足で約10分ぐらいかかります。そうすると6時50分ぐらいですか、それから7時45分まで待つというのが、それはもう市民の受忍義務だというのが市の考えなのかどうかということについてお伺いをしたいというのが1つです。  それから、もう一点は、この人間ドックは大体午前11時頃に終了します。そして、その日の脳ドックの予約は13時30分でしたので、この日は当然車で行ってますから、家へ帰って食事をして、それからもう一度脳ドックの検査を受けに行くということができたんですけれども、バスを使うということになれば加東市民病院から一番早いバスというのが13時38分発の三田駅行きです。それから、社小学校前からも調べたんですけれども、これは12時34分発で山国東野到着が12時42分。脳ドックに間に合うように山国東野から社方面に行くバスというのは12時56分なんです。ドック終了から2時間以上も時間があるんですけれども、公共交通を使って行き来をするということが実質的にはもうできないというのがこのことで分かっていただけると思うんです。  そして、乗合タクシーを利用して何とかならないかということで時刻表も含めていろいろ検討はしてみたんですけれども、結果的にはやはり公共交通と乗合タクシー、これではどうにもならないということが結論として明らかになりました。  そういう点で、いわゆる公共交通が走ってるところのバス停から300メートルの範囲であっても、実際的に交通機関として利用できないというのが事実として明らかになっていると思うんです。そういうことで、今の加東市の交通政策の中では市民の期待に十分応えていると言えないのではないかという疑問が一つあります。  それから、もう一つは集落ごとの市民のニーズを調べる必要はないという前回の答弁のままでいいのかどうか。やはり市民のニーズをきっちり聞いて、それに合った形で交通政策をつくっていく、そのことが今の加東市に求められるのではないかと思います。そのことが市長が言う高齢者が元気で過ごしていけるために、加東市の公共交通の姿ではないのかなと考えるんで、その点についても答弁をいただきたい。  それから、5点目に山国地区の中心部ですけれども、午後バスが全く走っていません。恐らくどこのバス停から見てもあの中心地域というのは300メートル以上あると思うんです。そういうふうにして考えますと、300メートル以内であっても、自分の用件に利用できるかどうかという疑問ももちろん残りますけれども、特にこの地域では「買物へ行くのにタクシーを呼んでる奥さんの姿を何人か見かける」ということが地域の住民の方からも言われています。せめて乗合タクシー、今1台ですけれども、もう一台増やして山国地区とかというのも含めてこの買物に行く人や病院に行く人の足を確保する、そういったことをつくる必要がある地域だと思うんですけれども、そういう点について具体的に検討する余地があるのかないのかということをお伺いしたいと思います。  特に、村としては、集落としては非常に大きな集落で、しかも広いということでいろいろ難しい点も多いと思うんですけれども、特に本村というのか、昔からある地域のところを軸にして、その地域全体の交通、確かに車を持ってはる人もたくさんいてはるから間に合ってる部分もあるけれども、やはりタクシーを呼ばんといけないという人もかなりおってのわけですから、その辺のところをきっちり見ていただきたいと思います。  それから、最後に地域のこの自主運行バスや、またNPO法人などで福祉タクシーなどをされてる方の悩みは、運転手をどうやって確保していくかという問題だと思うんです。例えば、これ山国で話をしたときなんですけれども、自分の息子は朝6時に仕事へ行って、晩の23時に帰ってくるという状態で働いとるとか、いろいろな働き方の問題があります。  それから、年金の支給開始が延長されたことに伴う雇用の在り方が、例えば65歳までだったり、それが70歳まで伸びたりとかということで、実際に運転手を確保することが具体的にできるのかという問題、そういうことが考えられます。  そういう点も含めて、現行の地域の自主運行バスとか、福祉タクシーとかということがなかなか運営が苦しくなっているという現状を考えると、いずれ今の政策で行き詰まる時期が来ると思うんです。そういうことを考えると、現在の乗合タクシーの充実と予約制のデマンドタクシーに本気で取り組む時期だと思うんですけれども、加東市としての現状の認識とそれの解決、そしてどのような将来像を持っとるのかということも明らかにしていきたい。  特に、神姫バスとの関係で言えば、この山国の本村というのは乗合タクシーを走らせるなり、デマンドタクシーを入れるにしても神姫バスの営業にほとんど影響しない、関係のない地域だと思うんですね。そういうことも含めて検討いただければと。  改めて、今の交通政策全体についてほんまに市民のニーズに応えるように検討していただきたいというのが交通政策についての一つです。  2つ目に保育士の職員数と災害時の避難対策についての考え方を聞かせていただきます。  実は驚いたんですけれども、今の国の保育士の配置基準というのは、実際に私が子どもを保育所に預け出した50年ほど前と変わってないんです。調べると70年ぐらい前から変わってないそうです、この基準というのは。例えば、ゼロ歳児、子ども3人に保育士1人、1、2歳児は6人に保育士1人、3歳児20人に1人、それから4、5歳児は30人に1人。3歳児は15人に1人でもいいということに、最近はなったそうですけれども。近年の災害の多発を考慮しても国に対してこの基準を変えることを加東市として求める必要があるんではないのかということです。  というのも、私も1995年の阪神・淡路大震災のときを神戸で経験した一人です。あれはたまたま明け方だったんで、こういったことでの問題はなかったんですけれども、実際に神戸市の西区から神戸の中心部まで下りていくのに物すごく大変な思いをして行きました。最初は自転車で下りていって、職場まで行って、それでもう帰り途中で体がもてへんねんね。たまたま通りかかった車の運転手が自転車ごと積んでくれて送ってくれたんで家に帰れたんですけれども、やはり普通では通えない状態というのがありました。  例えば、そういう状況の昼間にそういうことが起こったときに、保育所で避難をする場合にどういう体制が取られているのか。特に、例えばゼロ歳児で3人を1人の保育士さんがどないしたら安全に避難させることができるんかということなんかも真剣に、年齢とか、それから保育士の人数とかということも含めて真剣に考えていく必要があるんではないかなと思いますので、もし具体的なこの点についての避難計画等があれば、そういう年齢とそれに対応した大人の数も含めて明らかにしていただければと思います。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 5番古跡和夫君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  まちづくり政策部長。              〔まちづくり政策部長 三木秀仁君登壇〕 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) それでは、5番古跡議員の1項目め、加東市の交通政策を問うの御質問にお答えを申し上げます。  まず1点目、交通弱者に対する見解でございますが、これは3月議会の一般質問でもお答えしましたとおり、「交通弱者」という言葉に明確な定義はなく、その解釈は各市によって異なってございます。  本市の交通政策においては、「公共交通空白地に居住している15歳以上の方で、かつ自ら自家用車を運転することができない方」を「交通弱者」と捉えています。また、「年齢や身体的な理由などから公共交通機関を利用することが困難な方」についても一般的に「交通弱者」に含める場合もございます。このため、公共交通圏域内であっても「交通弱者」となる方がいらっしゃるという認識でございます。  次に、2点目から6点目についてでございます。  市内には社姫路線や社三田線などの東西の幹線となるバス路線と西脇三宮線や社明石線などの南北の幹線となるバス路線が運行してございます。これらのバス路線は通勤や通学など市民にとって重要な移動手段であるものの、待ち時間なく不定期な個別の事情全てに対応できる移動手段とはなっていないというのが現状でございます。それを踏まえましても、御質問いただいた一例につきましては市として待つことが市民の義務であるといったことや、自己責任であるといった認識はございません。  一方で、高齢化が進む中、高齢者が安心して外出できるよう、その移動手段として買物や通院などの日常生活に利用できる地域公共交通の整備が必要であることは十分認識してございます。そのため少しでも、そしてより多くの方の利便性の向上や、御指摘の山国地区はもとより市内における移動手段を確保するため、現在社三田線の再編に加えデマンド型乗合タクシーの導入やスクールバスの有効活用などについて交通事業者と協議・検討を進めているところでございます。  従来から申し上げておりますとおり、新たな移動手段の導入や市が運行する社市街地乗合タクシーの運行範囲の拡大等に当たっては既存バス路線の利用者減少などの影響が生じないよう考慮する必要がございます。それを考慮せずに導入した場合はバス路線の廃止や休止、減便を招くおそれがあり、またバスが運行していない地域であっても近くの地域を運行するバス路線と競合することによりバスの利用者数の減少につながるなどの悪影響を及ぼす可能性もございます。  したがいまして、現行の社市街地乗合タクシーの充実やデマンド型乗合タクシーをはじめとする新たな移動手段の導入に向けて既存のバス路線の廃止や休止、減便につながらないよう、現在運行区域や運行方法、運行時間等について交通事業者と慎重に協議・検討を進めているところであります。  また、導入されている地域にとって貴重な移動手段となっている自家用有償旅客運送、いわゆる自主運行バスにつきましては、今後も運行を維持していけるよう、引き続き地域と協議、連携しながら運転士の確保に努めてまいります。  本市においてはこれまでも「加東市地域公共交通網形成計画」に基づき公共交通空白地の解消等に取り組んでまいりましたが、今年度からは新たに策定した「加東市地域公共交通計画」に基づき、引き続き地域の実情に応じた移動手段の確保、充実により公共交通空白地の解消を図るとともに、これらの移動手段を既存路線と接続させることで市民生活に利用できる移動手段となるよう、地域公共交通ネットワークの形成を目指してまいります。  以上、古跡議員の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。              〔こども未来部長 広西英二君登壇〕 ◎こども未来部長(広西英二君) 5番古跡議員の2項目めの保育士の職員数と災害時の避難対策についての御質問にお答え申し上げます。  まず1点目、保育士の配置基準についてですが、現在市内の各園では園の定員規模、年齢や園児の状況によって異なりますが、安全に保育するために国が定める配置基準以上の保育士を確保し配置しております。  加東みらいこども園を例に出しますと、5月現在の園児数228人に対して保育士の配置基準は18人となりますが、非常勤職員を含めて41人の職員が勤務しております。しかしながら、入所保留の解消や保育所等を運営する上で保育士等の不足が課題となっておりますので、本市では保育士等の確保の取組として令和2年度から就職フェアの開催に加え、今年度から保育士等を対象とした就業支援補助事業を実施し保育士等の定着につなげ教育・保育の充実を図るとともに災害時の対応にも備えてまいります。よって、保育士の配置基準の見直しについて現在のところ国へ要望をすることは考えておりません。  次に、2点目、避難の具体的な計画については、認可保育所及び認定こども園は災害に備えるため、少なくとも毎月1回は避難、救出等の必要な訓練が義務化されており、いつ起こるか分からない災害に備え園全体で訓練を実施しております。避難に関する具体的な方法については、首が据わっていないゼロ歳児は保育士がだっこひもを利用し避難、首の据わっているゼロ歳児及び1歳児は保育士が園児を避難車に乗せて避難、2歳児以上は保育士が誘導し歩行で避難するなど、安全かつ適切に避難ができるよう計画し訓練を実施しています。  また、避難の際にはクラス担任以外の職員や調理員なども園児の避難誘導等に加わり避難を補助し、全園児の安全の確保に努めております。加えて、園によっては専門的な指導・助言を受けるため避難訓練時に加東消防署などへの依頼や加東消防署へ見学に行くなど、防災意識の向上に努めています。  以上、古跡議員の2項目めの保育士の職員数と災害時の避難対策についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  再質問ございますか。  古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) まず、保育士の職員数との絡みのところで伺いたいんですけれども、答弁要旨にあるように安全に保育するために国が定める配置基準以上の保育士を確保して配置していますという、この努力については非常に評価したいと思うんです。  ただ、問題となってくるのはやはりお金の問題やから、そういう点ではちゃんとそういう努力を国に認めさせる必要性が市としてはあるんではないですか、具体的に。そういう方向で動かないと、市がいつまでも負担ができるということにもならないでしょう。その辺ではどうですか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 現在、市で抱えてる問題につきましては、配置基準が緩和されれば子どもたちの安全、保育士の負担の緩和にもなってくるんですけれども、まずはその保育士を確保するということが第一の課題として捉えておりますので、現時点ではそちらに重点を置きます。  確保できれば、もちろん今後そういう配置基準の緩和については積極的にまた取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 確かに保育士の確保が大変やということについてはよう伺ってます。その原因も労働の中身に比べて給料が安過ぎるというのが実際のところやと思うんです。  そういうことから考えても、国の配置基準を1つは変えることと、それから給与をもっと引き上げること、このことはやはり行政としてきっちり国に要求していかんとあかんこと違うんですか。それがないといつまでたっても問題解決にはつながらないと思うんやけれど。 ○議長(小川忠市君) 処遇改善を国に要望しませんかという御質問ですか。  答弁を求めます。  こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 認定こども園が認められた制度のときから処遇改善ということで、以前に比べれば一歩進んだ改善になっております。あと昨年度の補正予算でも上げました新型コロナウイルス対策関連で処遇改善が必要であるということも、こういったことについては国に対しても以前にも要望をしてきましたし、そういった処遇改善はもちろん行っております。  ですけれども、やはり処遇改善を行っても、あと先ほど説明しました就職フェアとか加東市独自の支援対策を行っております。でも、やはりまだなかなか保育士の確保が難しいということですので、まずはこちらを第一に進めたいと思ってますので、決して国の基準の緩和をしないというわけではないんですけれども、まずは保育士の確保を優先したいと考えております。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 今の答弁に納得はできへんけれども、どうしてもそこを譲れへんのやったらしょうがない。保育の問題についてはそこで置きます。  交通の問題に次移りますけれども、結局、いろいろ言うてはるけれども、今の現状をどうやって変えるのかという具体的な中身がないんですよ、残念ながら。特に、ここで例えば市として待つことが市民の義務や自己責任といった認識はございませんと言いながら、実際にそういう公共交通機関を使って移動しようとすればそうせざるを得なくなるわけでしょう、市民にとったら、現実の問題として。たまたま私の場合は車で行くことができたからそれを回避できたというだけで、車で行けない人にとったらそういうことをせざるを得ないわけですよ。その点についてどういう認識を持ってはるのかな。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) やはり個別具体の話ということになるといろいろなニーズが出てくると思います。最大公約の中でより市民の方に利用しやすい時間帯であったり、ルートであったり、それから手段であったりというところを総合的に考えていかないことにはいけないと思ってございますので、その部分につきましてはやはり交通事業者であったり、地域の方々との協議、連携を含めてやっていくということに尽きると思ってございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 結局、そこの地域ごとの市民の交通利用のニーズがどれだけあるのか、どんな中身があるのかということをつかまないとちゃんとした交通政策にはならないわけでしょ。そのことを一つ、前のときにはそれを否定しはったんやね、半径300メートルの範囲内は公共交通圏域内やからということで。だから、そういう意味ではそういうところも含めて加東市内のそれぞれの集落ごとでニーズをきっちりつかんで、それに基づいて市としてどういう交通政策をつくるのかということにならないと問題解決というのはしないん違いますか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) すみません、半径300メートル以内、交通弱者ということなんですが、まちづくり政策部長が答弁したとおり、私どもはそういった認識はございません。当然300メートルの中でも、やはり高齢であったり、障害をお持ちであったりという中で公共交通に乗れない方がいらっしゃるというのを私どもは認識しておりますし、そういう方々も含めた上でいろいろな施策を展開していく。  そして、地域公共交通計画を策定するときにアンケートを取っております、意向調査。それにつきましては、やはりある程度生活圏域といいますか、同じ地域特性といいますか、そういうことで小学校区単位での市民の方々、どういう意向があるかということを踏まえた上で今後、政策を展開していこうということを考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) もう一つは、この既存のバス路線の利用者減少などの影響が生じないよう考慮する必要があると書かれてますけれども、例えば山国地区に乗合タクシーをするなり、予約方式のデマンドタクシーを入れるにしても、そのことによって神姫バスにどういう影響が具体的に出てきますか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 月に何回か路線バス事業者と協議の場を持っておるわけでございますけれども、当然社三田線についても同じように東条地域であったり、社地域であったり、デマンドバスを入れる場合の話という中で、やはりそういう協議の場の中で路線バスと競合する場合にそういう市独自の施策を入れた場合はその路線を撤退という訴えも聞いておるのが現実でございます。  そうなると、例えば路線バスとか、タクシーとか、そういうことを全く考慮せずに市独自の公共交通の施策、事業を展開した場合ですが、結果、市内移動は便利になった。しかし、広域的な部分がとても不便になったということが起こり得るというのも現実でございます。  そうなった場合、やはり大きく影響するのが通勤、通学、そういう方々でございます。そうなると、市の将来像、将来的な部分で非常に大きな問題が出てくる。移住・定住のときに加東市が選ばれないとかそういうことにもなりますので、私どもが目指している将来像というのは広域的な視野による公共交通ネットワークの構築でございます。  そういった中で、やはり主要幹線である西脇三宮線とか、社姫路線とか、そういう路線に市独自の公共交通の事業をつないでいく。ただ、乗り継ぎということも市民の方には御理解いただかなければいけない、そういうふうには思っております。  一方で乗り継ぎができない方々については、やはり目的地まで直通で行っていただく市の事業、こういったことも考えていきたいとは考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 言うてはることは分かんねん。民間がそういう形で、神姫バスが撤退するでという話にね。ほやけれども、山国の本村に、例えばそういう形式のをつくったって具体的にどんな影響が出てくるのかということが見えてこうへんのですよ。そこら辺をきっちり、例えば山国の本村にそういう乗合タクシーを走って買物や、病院やと行けるようにすることによって、神姫バスについてどんな程度、どのぐらいの影響度が出てくるんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) これにつきましては実際やってないことで、どういう影響があるかということも神姫バスは確固たる数字を持ってございませんけれども、仮にこの区域を走らせた場合にどういう影響があるかということについて今から検証してくださいということは申し入れておりますので、そういうことについては今から、詳細については詰めていかなければいけない。  ただ、こういったことは社地域であったり、滝野地域であったり、東条地域であっても同じように停留所から300メートルの範囲内であってもどういった方法で実現可能なのかどうかということも鋭意今協議をしてございます。  ただ、まちづくり政策部長の答弁にもございましたけれども、300メートルの範囲外であってもそういうバス路線と並行して走る市の独自の施策ということも路線バス事業者については影響があるということを申しておりますけれども、具体の数字を上げてのどういった影響があるかというところの話まではまだ行ってないということでございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) だから、やはり市民のニーズをどういうふうに交通政策に反映させるのか、今度バスターミナルができるからそのことによって乗り継ぎとかそういうことでは一定うまくいく部分ができてくるのかなという思いはせんでもないけれど。ただ、100%それは分からへんから、できてみんことには。  そういう点も含めて、まるっきりバス路線のない山国地区で乗合タクシーを走らせたからというて、それがどう影響するのかというのも具体的に見えてこない。おたくらも具体的に示すことできへんでしょう。そんな中でできないと言われたって、これ納得できませんやん、その点は。  やはり何らかの形で市民が移動できる手段を確保するというのは、これは前も副市長言わはったけれども、たとえ乗る人が1人であっても地方の公共交通がないところについては走らせるということを言うてはったんよね。そういうことからいけば、山国地区というところはまるっきりそういうのがないところだから、市としてやはり具体的な対策を立てるべき地域じゃないんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) すいません、乗る方が1人であっても走らせるという中で、これは全ての公共交通について私が申し上げたことではなくて、それは自主運行バスを継続していくという思いの中での話でございます。  ただ、1人だけやったら走らさへんのか、そういうことではなくて、そこはやはり先ほど言いました小学校区単位という中で考えた場合、やはり1人ではない。そういう中での各集落ごとではなくて、集落の固まった単位、小学校区単位で考えていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) これまで副市長から検討をする内容等につきましても説明をしてきたところです。私ども申しておりますのは、山国地区に入れないと言っているものではございません。いろいろ検討していく中で必要性に応じてバス路線の状況も鑑みながら、入れられるところについてはいろいろな手法でもって対応していきたいということを申し上げておる状況でございます。 ○議長(小川忠市君) 古跡君。 ◆5番(古跡和夫君) 基本的にあんまり前と考え方そのものが、以前からの答弁と変わってないようには思うんやけれども、ちょっとでも具体的な中身で前に行かせることを何とかつくり出してほしいなと思うんです。もう今のままで3年なり、5年なりと時期が立っていったら、私らだっていつまで車を運転できるか分からへんわけやから。そうすると、車を運転できない人間が移動しよう思うたら、さっき質問の中で述べた形でバス利用をするか、子どもに頼むかということになる。  しかし、子どもに頼むいうことになれば、やはり親はなかなか頼みにくいねんね。ほかの地域でも僕聞いとんやけれども。そういうことを含めて、ほんまにそれぞれの地域に応じて自主運行バスが運行できる地域はそれでいいと思います。しかし、そこもいずれ年齢的に難しい問題が出てくるやろうと思うし、それからそうでないところで今ないところでは新たな方式でそういうちゃんとした、そこの地域の人のニーズに見合う形での地方自治体という市でできる範囲の交通政策というのを考えてもらいたいと思うんです。 ○議長(小川忠市君) さっきから質問と答弁が重複してるようですが、最後の総括の答弁をお願いします。  副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 今、古跡議員おっしゃられた形で私ども思ってございます。当然自主運行バスだけじゃない、ほかの資源も総動員というのは今回の国の政策でもありますし、市の考え方でもございます。そういう中で地域の特性に応じた交通施策を展開していこうということで私どもは思ってございます。 ○議長(小川忠市君) これで5番古跡和夫君の一般質問を終わります。  ここで昼食のため休憩を取ります。                午前11時53分 休憩                ─────────                午後1時30分 開議 ○議長(小川忠市君) それでは、休憩を閉じ、会議を再開します。  引き続き、一般質問を行います。  次に、9番石井雅彦君の発言を許します。  9番石井雅彦君。              〔9番 石井雅彦君登壇〕 ◆9番(石井雅彦君) 議長に許可をいただきましたので、9番石井雅彦が新しい観光推進事業について、本年度の全国学力・学習状況調査の結果についての2項目にわたって一般質問をさせていただきます。  まず、1項目め、新しい観光推進事業についてでございますが、6月の定例会の補正予算で計上されました新しい観光推進事業ですが、加東アート館の取組に力を注いでこられた新市長の新たな観光事業への意気込みが感じられて期待をするところですが、その中で今構想にある範囲で何点かお尋ねします。  1点目、シェアサイクル、電動キックボード整備事業ですが、まだこのシェアサイクルを取り入れている自治体はほとんど大都市に限られており、本市のような地方の自治体での観光地が離れて点在している箇所を周遊するには既存のレンタサイクルよりも電動アシスト付自転車のほうが行動範囲が広がって、確かに試みとしてはいいとは思います。そこで、今後利用者を増やしていくことを念頭に置いた設置箇所の拡大も視野に入れていますか。  2点目、滝野にぎわいプラザにあるレンタサイクルの最近の利用状況は。少しずつでも利用者は増えていっていますか。  3点目、電動キックボードのシェアサービスは日本ではまだそんなに普及はしていませんし、本年の4月に参議院、衆議院各本会議で改正道路交通法が可決されたとはいえ、安全面でまだまだ不安材料はあると私は思います。これを市内の観光地の周遊の仕掛けとするにはいささか疑問があるとも思うのですが、当局の見解はいかがですか。  4点目、今後利用の普及に合わせて展開していくには未整備で走りにくい道路もあり、歩道もしくは自転車専用車線の整備、そして自転車活用推進計画の中間見直し前の適宜計画の見直し、サイクリングマップの改訂、充実等、早急な検討の必要もあるのではと思いますが見解は。  2項目め、本年も4月19日に小学6年生を対象に全国学力・学習状況調査が実施されたと聞きましたが、既に全国及び県下の結果は発表されたのでしょうか。また、12月には小学校3年生から6年生を対象として標準学力調査が実施されるとも聞いています。結果が発表されているのでしたら、昨年度と比較してどのようになっているのでしょうか。また、それを踏まえて今年度はどのことに重点を置いて子どもたちの個性を伸ばしていこうとお考えなのかお聞かせください。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 9番石井雅彦君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  教育長。              〔教育長 藤本謙造君登壇〕 ◎教育長(藤本謙造君) それでは、9番石井議員の2項目め、本年度の全国学力・学習状況調査についてお答え申し上げます。  令和4年度の全国学力・学習状況調査は、小学6年生、中学3年生を対象に4月19日に市内全小・中学校で実施しております。加東市をはじめ、全国及び兵庫県等の調査結果はまだ発表されておらず、7月末頃に発表される予定でございます。その調査結果発表を受けて市の結果分析を加東市ホームページに8月中に掲載する予定としております。  令和3年度の取組にはなりますけれども、全国学力・学習状況調査の発表を受けて本市の教育及び教育施策の成果や課題を把握、検証しその改善を図るため、各学校の教育研究を推進する中心的な立場の教員を集めて加東市学力向上プロジェクト委員会を3回実施しております。  委員会では本市の調査結果の分析を報告し、各校の分析結果を持ち寄り、次年度以降の学習指導改善点を話し合いました。小中一貫教育の視点を踏まえて各校独自の課題と改善点を社、滝野、東条の地域ごとの小・中学校合同で課題を検討し、重点を置く指導内容を協議いたしました。  国語科について申し上げますと、社地域では言葉の特徴や理解に関することに重点を置き、主語、述語、文法を理解した後に正しい文法を用いて書く活動を取り入れること、相手に理解してもらうためにどう表現すればよいか考える活動を意識して取り入れています。  滝野地域では、図や表の資料から必要な情報を見つけて書く、自分の考えが伝わるように工夫して書くことに重点を置き、読む人を意識して書かせ、どの情報が大切か着目させることに継続して取り組んでいます。  東条学園は書く活動に重点を置き、推敲や校正する力を高めるため下書きを見直す活動を多く取り入れています。  市全体の調査結果分析においても書く力に重点を置く必要があるため、各教科において学習ノートやタブレットを活用して書く力をつけていくことを今年度も継続して取り組んでいます。  これらの学習や児童・生徒の意識において個性を伸ばすということは自分の得意なことや苦手なことを知り、認めた上で主体的に自分自身を成長させることだと考えます。学習面では、議員に質問いただいた標準学力調査が個性を伸ばす機会の一つとして捉えています。これまで市独自に小学4、5年生を対象にしていた算数の学力調査を拡充して、12月に小学3年生から中学2年生を対象に国語、算数、意識調査の3つで実施します。2年間の経年比較を6年間に増やすことで継続して自分の成長を振り返る機会になることを期待しています。  意識面では、令和3年度の意識調査の設問「自分にはよいところがあると思いますか」、「難しいことでも失敗を恐れないで挑戦していますか」において、加東市の子どもたちは全国平均より約5ポイント高く、自己肯定感や挑戦する意欲が高い結果でした。「自分は努力しても駄目だから」ではなく、今の自分を認めた上で挑戦して結果を振り返り、改善して再挑戦できる活動を多く取り入れ、主体性、自主性を持って様々な課題に取り組むよう指導することで個性を伸ばす教育を進めてまいります。  令和4年度の調査結果が出ましたら市の標準学力調査の結果を合わせて学習のつまずきを焦点化し、苦手を克服したり様々な分野の興味関心を探したり、深めたりすることに役立てます。地域ごとの小・中学校合同の結果分析を継続して、個別最適の学びに生かすことで義務教育課程修了時に希望する進路に自信を持って進んでいけるよう、今後の学習活動の充実や学習指導の改善を図ります。  以上、石井議員の2項目め、本年度の全国学力・学習状況調査についてのお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。              〔産業振興部長 長田 徹君登壇〕 ◎産業振興部長(長田徹君) 9番石井議員の1項目め、新しい観光推進事業についての御質問にお答えいたします。  1点目のシェアサイクルの設置箇所の拡大についてでございますが、現在シェアサイクルの導入及び自転車ラックの整備について準備を進めており、整い次第サービスをスタートし、令和5年度にスタートから約半年間の利用者人数の状況、利用者からのアンケート結果及び令和5年度夏にJRグループ全6社と兵庫県のタイアップにより実施されます全国規模の観光キャンペーンであります兵庫デスティネーションキャンペーンによる集客数等を分析するとともに、費用対効果を含め検討した結果を持ちまして設置箇所の拡大、または再配置を令和6年度に行いたいと思っております。  2点目の滝野にぎわいプラザのレンタサイクルの利用状況についてでございますが、市観光協会の管理となりますが、令和3年度は109台の貸出しがございました。平成30年7月からレンタサイクルサービスを開始していますが、平成30年度は39台、令和元年度は83台、令和2年度は101台となり、年々貸出台数は増えております。  レンタサイクル利用者を年代別、住所別に見ますと、年齢別では30代、40代の利用者が約5割と最も高く、市内居住者が約2割、市内を除く県内居住者が約7割、県外居住者が約1割の構成になっております。市町別では、本市を除きますと神戸市、明石市、加古川市の方の利用が上位トップ3となってございます。  一方、播磨中央公園サイクルステーションでのレンタサイクルは令和2年7月から開始されており、令和2年度は39台、令和3年度は307台の貸出しがありました。  3点目、電動キックボードの安全性についてでございます。  現在、電動キックボードの法的位置づけは現行の道路交通法上では原動機付自転車に分類されます。令和4年4月に国会で議決されました道路交通法改正により特定小型原動機付自転車という新しい区分が追加されました。主に、車速は時速20キロメートル以下の電動キックボードが対象となる区分で、年齢制限は16歳以上、運転免許は不要、走行可能道路は、車道、普通自転車専用通行帯と自転車道になり、ヘルメットの着用は努力義務となっております。  施行日はまだ決定されておりませんが、議決から2年以内の施行予定となっております。  電動キックボードを導入するに当たり、電動キックボードレンタルサービス事業者へ特に安全面についての聞き取りを行っております。結果、利用者の交通ルール違反による信号無視、または交差点進入時の接触事故、歩道や自転車道を走行したりするケースがまれにあるということをお聞きしております。また、最近では電動キックボードの飲酒運転が多く、警視庁が電動キックボードレンタル事業者に対策の強化を要請されたことが報道されております。  以上のような交通ルール違反や交通事故が報道されていますが、電動キックボードの交通ルールについて利用者の理解不足とマナー意識が低いことが一番の要因と考えております。受付時の対面による交通ルール及び交通マナー説明を徹底し、正しく理解していただいた上で利用していただくよう、安全対策を施し実施してまいります。  併せまして、保険関係では自賠責保険だけでなく任意保険にも加入いたします。任意保険は年齢制限なし、対人賠償は無制限、対物賠償は免責なしの無制限といたします。ただし、人身傷害、車両保険には加入いたしませんので、利用者の責任で対応いただく範囲を十分に説明をさせていただくこととしております。  まずは市内においてモデル的に小規模でスタートし、適宜運用の改善を行った上で本市の新しい観光スタイルの一つに加えたいと考えております。  最後の四つ目です。自転車道路整備、サイクリングマップ改訂等の検討についてでございます。  令和2年度に策定しました加東市自転車活用推進計画は令和3年度から令和12年度までの10年間を計画期間としており、中間年度に施策の進捗状況を確認し、必要に応じて計画の見直しを行うこととしております。そのほか、交通事情が大きく変化した場合については計画の見直しを検討してまいります。  今回導入いたしますシェアサイクルにつきましては、現在はモデル的に導入している要素が高いことから、設置箇所の拡大、または再配置を行うという結果となった場合には計画の見直しを検討する必要がございます。  自転車道ネットワーク路線とは別に道路の危険箇所の解消を図ることは随時検討を行ってまいります。  また、サイクリングマップにつきましては、2018年度に市観光協会が発行しました加東シティーサイクリングマップのことですが、記載情報が古くなっておりますので令和4年度に改訂する予定としております。  現在、紙ベースと併せてスマートフォンでルート検索及び案内することが一般的になっております。自転車ルートは市観光協会のホームページに紹介しており、自転車ルート作成・ナビゲーション用スマートフォンアプリを利用していただくことで詳細な情報を見ていただくことが可能となります。  50キロから100キロと長距離を走ることを楽しむスポーツサイクルとは違い、シェアサイクルでは気軽に足を延ばして観光拠点を巡り楽しんでいただくものと考えておりますので、4キロから7キロ程度の距離で本市の隠れた魅力を発見できるフットパスコースを生かしてシェアサイクル観光ルートを作成し、グーグルマップとホームページ等を連携し、道に迷わず使いやすい情報提供を行ってまいります。  以上、石井議員の1項目め、新しい観光推進事業についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  再質問ございますか。  石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 2項目めから御答弁いただきましたので、まず2項目めの再質問をさせていただきます。  先ほどの答弁の中で、学力・学習状況調査を踏まえて令和3年度は各地域で取組の重点を地域別に考えていくということを今日今御答弁聞きまして、確かに本当にいいことだなと思っておりますが、昨年度、令和3年度に受けた6年生の子たちは今中学1年生になってますよね。こうして先生方が学力状況調査を基に取組いただいたその後の子どもたち、生徒たちの状況といいますか、ある程度実力がついたのかなと思うんですが、その辺のことはまだはっきりとは出てこないのかなと思うんですが、その辺いかがですか。
    ○議長(小川忠市君) こども未来部井上参事。 ◎こども未来部参事(井上聡君) 今テストの標準学力調査等も今後実施していくんですが、この12月に予定しておりますので、そこで成果等が出るかと思います。学力調査の6年生の結果については中学校にも引き継いで個々に学習支援に活用しております。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) ありがとうございました。  本年度も加東市学力向上プロジェクト委員会というのをまた、今回の学習調査に合わせてされると思うんですけれども、本当にこれいい取組だと思いますので、力としてははっきりと出てこないとは思うんですけれども、子どもたちにとってはそういうふうに先生が取組をしていただいてるおかげである程度力がついたと思いますので、引き続き御努力をお願いしたいなと思います。どうぞよろしくお願いします。  1項目めの観光推進事業のことでございますが、先ほども実証実験という形でモデル的にやってみて、また設置箇所も拡大ということも検討材料とするということを御答弁いただきました。  鉄道利用者とかバス利用者、今のところでは4か所ですよね。JR滝野駅、そしてバスでは滝野社インター、それから高速東条のバス停、そしてやしろショッピングパークBioの中という4か所で、特に観光に来られた方を中心にされると思うんですけれども、設置箇所としてJR社町駅というのは検討材料には最初なかったんですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(長田徹君) まずは駅という話でいきますと、今回JR滝野駅ということでしております。当初、社町駅もということであったんですけれども、まずは滝野地域のほぼ中央に位置しておりまして、例えば加東アート館、そういったところへのアクセスということも便利であるといったところからまずはJR滝野駅にさせていただいたというところです。  ただ、JR社町駅につきましてはかなり利用者も多いという状況がございます。そこについては次拡大をということになりますと候補地には上げさせていただいとるという状況です。  併せまして、このシェアサイクルについては利便性といいますか、二次交通を強化するという一端も担っとると理解をしておりますので、その辺は今後拡充する場所については検討材料になってこようかと思います。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 今あります滝野にぎわいプラザのレンタサイクルとこのシェアサイクルってまた位置づけが違いますよね。シェアサイクルというのはそこで借りて、自分の任意のところで返せるという利点がありますし、金額もスマホ対応で料金もその日に払わなくてもいいということもあるんですけれども、だからそういう面を考えると今後モデル実験、実証実験をやっていく上で好評でしたら早急に、鉄道機関だけじゃなくていろいろなところ、集客の多いところの場所等にもまた考えていただけたらと思うんですけれども。  鉄道の利用者とかバスの利用者向けの広報とかPRはどのようにお考えですか。今のところまだそこまでは考えてませんか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(長田徹君) ここの分につきましては本日、市長も人口交流の拡大というところで兵庫デスティネーションキャンペーンであったりというキーワードを御答弁させていただきました。それが来年度、本番を迎えるというところになっておりまして、それに併せて何とか市独自で考えていけないかということを今模索しております。  したがいまして、その辺の内容が煮詰まった段階で、今までのようにそれぞれ神戸であったり、大阪間であったりというところの旅行者、そういったところにもそういうチラシで周知させていただきたいと思っておりますし、一番今免許がなく公共交通で動き回る割合が高いという大学生、そういったところにもPRをして周遊を図りたいということを思ってございます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 大学なんか確かにいいことだと思います。かなり交通の便がちょっと悪いところなので、またそれも検討していただけたらなと思います。  今出ましたように、滝野にぎわいプラザのレンタサイクルと、今回導入を考えておられます電動アシスト自転車によるシェアサイクルとの差別化、このすみ分けを今後どのように考えておられますか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(長田徹君) 大きくそのすみ分けというのがなかなか難しいところかなと思ってございます。先ほど言いましたように、シェアサイクルというのはそこから乗っていただいて自由に走っていただいて、言い方悪いんですけれど、どちらの場所に置いていただいても構わないということやと思ってます。  したがいまして、その辺はまた観光協会とも実際にどこまでをどうするという細かい話を詰めさせていただく中で、一定の線引きといいますか、その辺は決定していきたいと考えます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 電動キックボードのシェアサービスのことでお聞きをいたしますが、設置箇所を社商店街とされた意図はいかがですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(長田徹君) ここについては先ほども事業者に聞き取りを行ったということをお伝えさせていただきました。それの中で、危険だと言われるキーワード、そういったところが、例えば車の追越しであったり、あとは車との車速の違い、そういったことが危険のキーワードということで上がってきております。  それを考えたときに、やはりどうしても大きい道路に面している部分においては車の通行量が多い、そういったこともございますので、これはもういわゆる話題性ということで思ってございますので、当初はできるだけ、スモールに実施をしたいという思いがございました。  そんな中で、車がある程度少なく大きい道ではない。そして、そのキックボードを置く周辺に、例えばお店がある、食べ物屋さんがある、文化財がある、そういったところを考える中で、まずはスタートとして社商店街が妥当ではないかなということでスタートしております。当然そこをスタートするに当たりましては、代表区長さんであったり、商店街連合会の皆さん、そういったところの意見も聞く中でそちらに決定をさせていただいたというところです。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 分かりました。  もし社商店街でこの電動キックボードを借りたとしますよね。これ例えば、社商店街の中ではもちろんいいんですけれども、滝野地域まで行くというのも、それも可能ですか。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(長田徹君) 可能か可能でないかと言われますと可能となります。ただ、その場合は先ほどから出てますように、例えば市道であったり県道、そういったところの道路の傷み具合といいますか、そういったことも十分に周知等していかなあかんとは思ってますが、まずはその商店街の付近で一度乗っていただきたいということでのお願いになろうかと思います。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 分かりました。  まず、電動キックボードというのはキックボード自体も乗ったことのない人が多いかと思うんですよ。だから、その時点では初めて利用しようかなと思う方にはこうして何かサポート、最初案内をするということを今答弁いただきましたんで、それをきっちりとやっていただいて、これが電動アシスト自転車みたいに普通の自転車に比べて少し速度が出ますので行動範囲も広がってくるし、安全を考えながらこれが利用できたらなというのは確かにいいことだと思いますので、これも早急な検討をお願いしたいと思っております。  何か答弁いただけますか。お願いします。 ○議長(小川忠市君) 産業振興部長。 ◎産業振興部長(長田徹君) 先ほどもお伝えをさせていただきましたが、まず乗っていただく方のマナー、ルール、こういったことは本当に大事だとお伝えすることが大事だと思っております。  1つ、モデル的にというお話をさせていただきましたんで、その社商店街の入れる道であったりというところに何らかの周知をさせていただく。例えば、「モデル的に電動キックボードが走ってますよ」ということであったり、そういった周知もさせていただいて、皆さん、車を運転されている方にも周知ということで今考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 石井君。 ◆9番(石井雅彦君) 最後です。  今回の補正予算も可決をいたしましたので、今後具体的な施策をまたこれを併せて考えていただいて、議会にも提出いただいて、観光のまち、そしてアートのまち加東を目指して展開されることを期待して、これで一般質問を終わります。 ○議長(小川忠市君) これで9番石井雅彦君の一般質問を終わります。  次に、1番北原 豊君の発言を許します。  1番北原 豊君。              〔1番 北原 豊君登壇〕 ◆1番(北原豊君) 議長の許可をいただきましたので、1番北原 豊が8項目について質問いたします。  第1項目、実際、東条学園での教室後方の空きスペースがほとんどない件について。  1、スライド1のように35人に満たない東条学園9年2組、32人、横に机を8台並べても縦4列で済む学級の教室でさえ教室の後方の空きスペースが右の教室配置図の空きスペースと比べると、実際約70センチメートルとほとんどない状態。車椅子の保護者なら教室内で参観もできない。前の机間隔も約70センチメートルと基準寸法95センチメートルから約25センチメートル足りない状態です。横も40センチメートル程度しか空いていないため、私も横にならないと通れない、車椅子の生徒、先生なら通行できないので全くユニバーサルデザインになってない状態です。  仮に35人学級において縦4列で収まる2人をひっつけて横9列並べても車椅子の通ることができない間、53センチメートルしかないので、社地域小中一貫校を含め今後の対応策をお教え願います。  社地域小中一貫校はコンサルより既に成果品を受け取っていますので、至急随意契約して廊下の壁をなくすなど修正すべきだと思いますが、教育委員会のお考えをお教え願います。  2、同じくスライド1で、「ベランダ立入禁止」と貼り紙がしてありますが、せっかくベランダが設置されているのでグリーンカーテン等有効利用しないのかお教え願います。  3、スライド2、文部科学省主催の有識者会議の中間報告の対策としてロッカーを廊下に出すとあり、令和3年8月26日の総務文教常任委員会の新規備品購入リストによると、左写真のキャスター付きロッカーだったのが、実際は右写真のようにキャスターのない固定式のロッカーとなっていましたが、発注後どうして変更されたのか、いきさつをお教え願います。  第2項目め、教室の設計段階において教員の机が配置されなかった件について。  1、スライド3のように、平成30年5月7日開催、第3回教職員プロジェクトチーム会議の資料において、赤で囲った部分、左図には右図のように教員の机が配置されておらず、会議後のヒアリングシートにも記載がないが、どうして設計会社や教員が気づかなかったのか。また、これが設計会社において教室の縦方向が9メートルから8メートルになる原因になったのかお教え願います。  第3項目め、東条学園の7学年が2名減になった理由について。  1、東条学園において、現在7学年が54名と前年度6学年の56名から2名減となっていますが、その理由をお教え願います。  第4項目め、東条学園において5学年、6学年の初の中間試験の平均点、問題点等について。  1、東条学園5学年、6学年において初の中間試験がありましたが、それぞれの教科の平均点と、中間試験を実施して分かった問題点等あればお教え願います。  第5項目め、現在東条学園において垂直式救助袋を扱える教員は何人の件について。  1、前回の一般質問で東条学園では屋外に非常階段がないので、火災時の避難に垂直式救助袋を使用するとの話でありましたが、垂直式救助袋のユーチューブ動画で見ると、「訓練に有資格者など立会い」とか使用が大変そうに見えますが、現在垂直式救助袋を扱える教員、実際に垂直式救助袋を訓練で使用した教員は何人いるのですか、お教え願います。  2、避難訓練時に垂直式救助袋を使用するかどうかもお教え願います。  3、子どもたちは垂直式救助袋の入り口金具には足から入ることを現在知っているのですか、お教え願います。  4、垂直式救助袋の選定理由と設計時、教職員プロジェクトチーム会議で避難方法を話し合ったのかどうかお教え願います。  5、また今後、屋外に非常階段を設置する予定はあるのかどうかもお教え願います。  第6項目め、旧東条中学校校舎撤去後の地滑りの安定計算をしない件について。  1、前回、地滑りの安定計算を行ったときは地滑り区域の中に旧の中学校校舎がある条件での計算結果であり、今回撤去するのになぜ安定計算を計算し直さないのかお教え願います。  2、校舎撤去後、東条学園において朝7時に大雨警報が解除され、東条川が氾濫危険水位を超えていて、引き続き土砂災害警戒情報が出ているとき、先生方は車をどこに駐車されるのかもお教え願います。  第7項目め、子どもたちがクロームブック習得で将来不安な件について。  1、スライド4のように、2021年11月、日本のデスクトップOSのシェアにおいて、ウィンドウズが71.3%、片や加東市がGIGAスクール対応に導入したクロームブックパソコンに使われているクロームOSの普及率は0.9%、普及率が低いので「クロームブック 塾」で検索をかけても該当する塾が一つもヒットしません。  パソコン教室の先生ですら「何それ」と言われる上、またオンライン講座すら対応していません。クロームブックにソフトなどをインストールして使用はできないので有名な一太郎、フォトショップなどは使用できません。  文部科学省の臨時職員採用応募資格に一太郎が使用できる者となっていますので、クロームブックだけしか使えない人は文部科学省の臨時職員にはなれません。その上、クロームブックはキーボードの数も3つ少なく、ローマ字入力の人はファンクションキーがないので入力しづらい上、ショートカットキーも違うので、慣れれば慣れるほど社会に出たとき入力でつまずきます。特に、コントロールキー、プラスOは結果が違い過ぎ要注意です。  クロームブックでエクセルは無料で使えますが、画面や内容も違いビジュアルベーシックやマクロも使えないので、子どもたちが非常に興味を示し自ら率先して取り組みパソコンが楽しくなるきっかけとなるエクセルのビジュアルベーシックを使ってゲームも作成できません。数あるパソコン資格の代表格でエクセル等の技量を証明する就職に有利なMOS(ワード、エクセル、パワーポイントなど、利用スキルを証明する国際資格)試験にも対応していません。  西脇高校、三木高校、小野高校、吉川高校、社高校に電話して使用しているOSを確認したところ、全てウィンドウズパソコンで、1校もクロームブックパソコンを使用している高校はありません。これでは子どもたちは高校でつまずいてしまいます。  GIGAスクール構想は導入した端末やアプリケーションを活用して生徒・児童ごとに最適な学びが活用できることが前提となっていますので、加東市において、ことパソコンにおいてはパソコンが能力不足のため最適な学びが活用できることから遠ざかっています。  令和2年5月15日、第90回臨時会において、当時、田中教育振興部長が「クロームブックの導入に当たりましては、これは前年度の話になるのですが、当然使用される学校の先生、全員ではないのですが、一部の先生になりますが、デモでクロームブックを実際に使っていただきました。その中で、先生から御意見をいただいておりますのは、分かりやすいですとか便利という声をいただいており、ウィンドウズと似た操作感で操作に困っている様子はデモの中でも見受けられなかったということで聞いております。」とありますが、どのようなデモ内容で、キーボードやソフトの問題とか出なかったのかお教え願います。  2、この1月、高校2年生でエクセル世界一になった中園さんは、6歳の頃から遊ぶ感覚でパソコンに親しんだとあり、加東市も高校でも社会でもつまずかないように至急ウィンドウズパソコンを人数分購入し、9年間連続した学びでエクセルのMOS試験に合格、あるいはエクセルでゲームをつくるなど目標を掲げ、エクセルは動画を見ながら操作する、「わかるとできる」のパソコン教室方式を取ると理解が早いので、クロームブックは「おさとエクセル」などの動画を見るのに使用すれば無駄にはならないと思いますが、教育委員会の今後の対応をお教え願います。  第8項目め、加東市の生活支援団体(「ふりかけ」など)の市広報掲載について。  1、加東市には生活支援サービスグループ「ふりかけ」のような非常に安価で買物や通院付添い等のサービスを提供している生活支援団体があります。しかし、市民の多くの方々はその存在すら御存じない方が多いのが現状です。  そこで、ボランティアに近い価格で生活支援している「ふりかけ」のような団体を広報に掲載すべきだと思うのですが、市のお考えをお教え願います。  また、公共交通に市民1人当たり年間1万円程度出しても構わないとの意見を聞いていますが、市のお考えをお教え願います。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 1番北原 豊君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  こども未来部神田参事。              〔こども未来部参事 神田英昭君登壇〕 ◎こども未来部参事(神田英昭君) 1番北原議員の1項目めと2項目めの御質問にお答え申し上げます。  まず、1項目め、1点目の教室のスペースですが、現在、東条学園9年2組、32人学級の教室は、コロナ対応として机を横に7列、縦に5列の配列とし、教室前方のスペースを対応の目安とされている170センチメートルよりも30センチメートル広い200センチメートル取っています。そのため、教室後方のスペースが70センチメートルになっております。  車椅子の子どもが在籍する場合は、コロナ対応の目安とされている教室の前の壁から前列までの間隔を170センチメートルにし、机と机の縦の間隔を60センチメートルにすると、教室後ろのスペースは少なくとも約100センチメートル取ることができ、車椅子の移動が必要とされるスペースを確保することができます。  今後、東条学園では1学級の児童・生徒数が35人以下であること、社地域においても国の施策である「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」の一部改正により、社地域が開校する令和7年度には小学校全ての学年が35人学級になること、感染症終息後には机をつけて学習することが可能になることにより、教室後方の広さは確保できます。  したがって、社地域小中一貫校の教室についても東条学園と同様の広さで進めてまいります。また、車椅子の対応につきましても、その都度、必要なスペースを確保し対応してまいります。  続いて、2点目のベランダについてお答え申し上げます。  東条学園のベランダは校舎南側には普通教室で配置されている2階から4階までに、校舎北側には特別教室が配置してある2階と多目的スペースに面した3階と4階にあります。ベランダには直射日光の遮蔽、窓からの人や物の落下防止、飛来物の衝突防止の役目があります。2階北側のベランダは木工室や金工室とつながっており広めのスペースを確保することで外でも作業ができる設計にしております。このスペースには手すりと作業スペースの間に植栽帯を設け安全に作業できるようにしております。一方、南側のベランダは落下防止の観点から立入禁止にしております。  議員御提案のグリーンカーテンは子どもたちが安心して水やりのできる1階、2年生教室前のプレーロットに設けております。  最後に、3点目のキャスター付ロッカーについてですが、キャスター付ロッカーの納品を確認しております。新規備品購入リストのキャスター付ロッカーは教室内の収納量を補足するため廊下側に設置しており移動が可能です。議員がお示しの写真は教室後方の固定式ロッカーであり、建設工事の中で設置しているものであります。  続いて、北原議員の2項目めの教員の机の配置についてお答え申し上げます。  教職員プロジェクトチームは平成29年度に立ち上げ、教室の配置やサイズなどについて協議いただき、平成30年度には設計に反映すべき収納スペースなどの備付け家具を協議していただきました。  議員お示しの会議資料は主に備付け家具案を検討するためのものであり、教卓や机、椅子などはあくまで教室内のイメージを示した資料でありました。よって、議員御質問の教員の机についてはヒアリングシートへの記載はございません。教室の広さについては平成29年度の基本設計において従来の市内小・中学校の最大面積である社中学校66.6平米より広く設定するとし、8メートル掛ける8.5メートルをベースに設計を行いました。  以上、北原議員の1項目め並びに2項目めの御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) こども未来部井上参事。              〔こども未来部参事 井上 聡君登壇〕 ◎こども未来部参事(井上聡君) 1番北原議員の東条学園に関しての御質問にお答え申し上げます。  3項目め、東条学園の7学年が2名減になった理由については、家庭事情等によるものでございます。  4項目め、東条学園において5学年、6学年の初の中間試験の平均点、問題点についてですが、前期課程においては1学期の中間テストは実施しておりません。前期課程5年生、6年生の定期テストの導入は、昨年度の1学期より期末テストのみで実施してまいりました。  各教科の平均点については学校で公表されていませんので数値は申し上げられませんが、5教科合計で8割程度の正答率となっております。これまでの小学校のテストについては各教科単元での確認テストで実施していました。中学校定期テストは問題数が多く難易度も上がるため、小学校のテストよりも準備に時間がかかります。定期テストの導入が児童の大きな負担とならないように学期ごとに段階的に導入してまいりました。  成果としては、児童のテストに向かう姿勢、集中力が高くなったこと、計画的に自主学習をするようになったこと、テスト中の時間配分や見直しができる児童が増えたこと、小学校のテストでは見られなかった効果が見られ、授業のノートの取り方も定期テスト前に学習しやすいように取る児童も出てきました。  定期テスト後の児童のアンケート調査の質問で、「定期テストで自分の学びが確かめられましたか」では76%の児童が「よく分かった」と回答しており一定の成果が見られました。「分からなかった」10.5%、「どちらとも言えない」13.5%の児童の学習支援が本年度の課題となります。  問題点としては、教員側のテスト問題作成について難易度が高くなり過ぎないよう指導と評価の一体化を目指すこと、児童がさらに自主的に計画を立て家庭学習を充実させるように指導することが上げられ、職員会議で評価に関する研修を実施しています。  これまでの中学校1年生では部活動が始まり精いっぱいの学校生活で疲れて、新しい生活環境の変化で1学期の定期テストの準備ができない生徒が多く見られました。しかし、5年生から定期テスト型で授業、家庭学習をすることで後期課程への接続が滑らかになり、小・中学校の段差解消につながるものと考えております。  本年度は1学期期末テストから5教科とも後期課程と同様に定期テストを実施します。昨年度の課題を踏まえ、児童・生徒が個々の目標に向けさらに自主的に学習を進められるよう研究を進めてまいります。  以上、北原議員の3項目め、東条学園の7学年が2名減になった理由について、4項目め、東条学園において、5学年、6学年の初の中間試験の平均点、問題点についてのお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。              〔こども未来部長 広西英二君登壇〕 ◎こども未来部長(広西英二君) 北原議員の5項目めと6項目めの御質問についてお答えを申し上げます。  まず、5項目めの1点目、2点目、3点目の垂直式救助袋の取扱い等についてですが、現在、垂直式救助袋を体験した教員はおりませんが、実際に訓練で使用方法を確認した教職員は3人です。  東条学園では全児童・生徒を対象に6月23日に火災を想定した避難訓練を実施する予定であり、垂直式救助袋も使用する予定です。訓練当日には点検業者が立ち会い、多くの教員が垂直式救助袋の使用方法を確認し、有事の際に十分に使用できる体制を整えてまいります。  また、現時点で子どもたちは垂直式救助袋があることは知っておりますが、6月23日の訓練の際には使用方法を周知する予定です。  次に、4点目の垂直式救助袋の選定理由ですが、避難器具については幾つかの種類があり、加東消防署と協議を行い、救助袋等、小・中学生に適したものとするように指導があり救助袋に決定いたしました。よって、教職員プロジェクトチームの会議での話合いは行っておりません。  最後に、5点目の屋外の非常階段についてですが、東条学園では建築基準法、消防法の設置基準にのっとり整備しており、建築基準法、消防法とも適合検査済証を受領しています。よって、今後屋外に非常階段を設置する予定はありません。  続いて、6項目めの旧東条中学校校舎の撤去に関する御質問についてお答え申し上げます。  まず、1点目の安定計算ですが、令和2年9月議会の御質問にも御回答させていただきましたが、旧東条中学校の裏山については平成7年、平成8年度に県施工の地滑り対策工事が実施されています。その工事の設計に当たっては計画安定率を設定し工事が施工されてますので、改めて安定計算を行う予定はございません。また、現在の地滑りの状況については本市において平成27年度から平成28年度にかけて安全を確認しております。  旧東条中学校の校舎や体育館、武道場の学校施設や、その基礎の一部である基礎ぐいについてはより一層安全性の確保を考慮して残置することといたします。  次に、2点目の教職員の駐車位置についてお答え申し上げます。  旧東条中学校校舎の解体撤去後の跡地は駐車場や運動場として活用します。気象警報が発令されている場合においてはそのときの気象情報を参考に駐車場の使用は判断いたします。  以上、北原議員の5項目めと6項目めの御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 教育振興部長。              〔教育振興部長 田中孝明君登壇〕 ◎教育振興部長(田中孝明君) 北原議員の7項目めの御質問にお答え申し上げます。  まず、クロームブックのデモについてですが、時期は令和2年1月、当時の情報担当教員10人を対象に行っております。内容は、マイクロソフトオフィスのワード、エクセル、パワーポイント、これに対応するグーグルのサービス、ドキュメント、スプレッドシート、スライドの比較及びクロームブックの操作について、10台のデモ機を用いて実施をいたしました。  参加した教員からは、キーボードやソフトについて分かりやすいとか便利との意見はございましたが、問題があるなどの意見は出ませんでした。  次に、パソコンの機種変更をする考えはないのかとの御質問ですが、現状の国が示す基本モデルの中ではクロームブックが最善と考えており、ウィンドウズパソコンへの変更は考えておりません。  しかしながら、ICTの技術進歩は日進月歩であり、子どもたちの情報活用能力の育成にとって有効と思われるクラウドサービスが新たに提供されるなどした場合には柔軟に対応してまいります。  以上、北原議員の7項目めの質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。              〔健康福祉部長 大西祥隆君登壇〕 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 北原議員の8項目めの御質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の生活支援団体の広報掲載については、高齢者が住み慣れた地域で暮らしていくためには、見守り、外出支援、買物、調理、掃除などの家事支援などの生活支援サービスが重要です。  生活支援サービスの担い手としては、ボランティア、NPO法人、シルバー人材センター、社会福祉法人、民間企業などの多様な事業主体があります。担い手のうち市内のボランティア団体の活動はボランティアセンターを運営する市社会福祉協議会が「社協だより」や社会福祉協議会ホームページで公表をされています。  市では令和4年1月に加東市商工会との連携により、宅配、宅食、出張サービスなどが可能な店舗をまとめた冊子、「加東市ちょっとした困りごとお助け帳」を発行し、市社会福祉協議会や高齢介護課の窓口に設置するほか、民生委員やケアマネジャーを通じて必要な方へ配付しています。  御質問の生活支援団体につきましては家庭内の生活や移動が困難な方の生活支援サービスを有償で提供されており、サービスを必要とする方へチラシを配付し周知に努めているところでございます。  生活支援団体を広報紙に掲載すべきとの御提案でございますが、生活支援団体につきましてはこれまでと同様に市ホームページや個別冊子等による周知を行ってまいります。  2点目の公共交通への公費負担につきましては、本市においては令和4年3月に策定した「加東市地域公共交通計画」に基づき地域公共交通ネットワークの形成や利便性の向上など、公共交通施策に取り組んでいるところでございます。このたびの御質問につきましては公共交通施策に関する御意見の一つとしてちょうだいいたします。  以上、北原議員の8項目めの御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  これから再質問があればお受けしますが、大変多岐にわたっておりますので、どの項目の答弁について再質問という項目をおっしゃっていただければ議論がかみ合うと思いますのでよろしくお願いします。  再質問ございますか。  北原君。 ◆1番(北原豊君) まず、第3項目め、東条学園の7学年が2名減になった理由について、家庭の事情等ということであるんですけれど、風のうわさでは……。 ○議長(小川忠市君) 北原君、家庭の事情という答弁がございました。風のうわさでその家庭のことを詮索するのは質問として不適切なので許可しません。違う質問にしてください。  違う質問をしてください。  北原君。 ◆1番(北原豊君) 次、4項目め、東条学園において5学年、6学年の初の中間試験の平均点、問題点等についてなんですけれど、中間試験がないと試験範囲が広範囲になると思うんですけれど、その点どのようにされてるんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部井上参事。 ◎こども未来部参事(井上聡君) 中学校と小学校の間の段階ということで、中間テスト、期末テストとなると子どもたちの負担も大きくなるということで、期末テストからの導入としております。  単元の確認テストも、今、小学校でしている分も併せて、この中学校へつないでいくということで、中間テストは実施せず期末テストのみで実施をしております。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) その中で、76%の児童が「よく分かった」と回答していますけれど、実際、今までの6年生のほうがよく分かったという率が高いんと違うんですか。 ○議長(小川忠市君) 暫時休憩します。                午後2時35分 休憩                ─────────                午後2時36分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  北原君。 ◆1番(北原豊君) 多分よその学校でもアンケートは取られたと思うんですけれど、定期テストで児童が「よく分かった」と回答しているのが76%なんで、よその学校と比べてどうなのかなということがお聞きしたいんですけれど。 ○議長(小川忠市君) こども未来部井上参事。 ◎こども未来部参事(井上聡君) 他校については定期テストを実施していないということで調査はしていません。今回、東条学園で5年生、6年生導入ということで、今後のことも踏まえて子どもたちに意識調査をして、「どちらかというと分からなかった」という子どもたちの支援を何とかしていきたいという思いで調査を取っております。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 北原君。  では、5項目めに行きますけれど、東条学園において垂直式救助袋を扱える教員は何人の件についてですけれど、なぜ今まで、もう開校してから大分たつんですけれど、今までこういう垂直式救助袋、やはり使うとかへんかったらいざというときに対応できなかったと思うんですけれど、なぜそういうのはしなかったんですか。たった3人しか経験した教員がいないということなんで。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 本来、避難経路を中心に子どもたちに周知をして訓練を実施します。垂直式救助袋につきましては訓練の義務はございません。点検の義務はございます。年に1回、3年間に1回は消防署に報告するというルールに基づきまして、まずは前回の3月議会でも御答弁させていただきましたが、子どもたちの経路を中心に避難訓練を実施しとるのが現状です。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 垂直式救助袋の件なんですけれど、一応建築基準法にのっとって合格してるということなんですけれど、あくまでもそれは体育館のところから逃げるには合格してるとは思うんですけれど、一番大事な校舎棟の校舎から逃げることを重視しとかないといけないとは思うんですけれど、その点はいかがお考えでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 建築確認、消防署、それぞれにつきましては全体で検査済みをもらっております。体育館のみではございません。その上で検査を受領しておりますので問題ありません。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) じゃあ、体育館棟から火が出た場合、どうやって子どもたちは避難するんですか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) それぞれ避難口というのが消防署でも確認をしてもらって設計をしています。それで、現場でも確認をしていただいておるということでそれぞれの階段を使いながらまずは避難をするという考えであります。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 煙が出たことを想定してシミュレーションとかされたんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) そのために今回6月23日にこの場所、どこを想定するかは確認はしておりませんけれども、毎年そういったところを、体育館とか校舎とかいろいろなところからの火災を想定して実施を年1回、火災については実施するする予定であります。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) じゃあ、次、7項目めへ行きますけれど、たった10人で決めたってことになっているんですけれど、そんなものでよかったんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) たった10人で導入自体を決めたということの質問ですが、それに対する答弁できますか。  教育振興部長。 ◎教育振興部長(田中孝明君) 当時10人ですが、情報担当で責任を持ってその分野を任された方ですので問題ないと考えております。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 令和2年5月15日、第90回の臨時会において田中教育振興部長、当時の部長が言われてるんですけれど、「全員ではないですが一部の先生になりますが」という前置きがあるんですけれど、いかにも何かほとんどの先生が受けたような口ぶりで言われてるんですけれど、その点いかがお考えでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 暫時休憩します。                午後2時41分 休憩                ─────────                午後2時42分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  答弁を求めます。  教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 失礼します。  先ほど答弁の中で情報担当という言葉を入れたと思いますが、情報担当というのはその当時、ICT教育を推進するそれぞれの学校の責任者ということで御理解ください。そういう人たちが10人という、人数で言えば一部になりますけれども、各学校の代表者が集まってこれでどうなのかという検討をしたということを申し上げているので、その点については御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 高校とか、やはりきちんとITの技術を習得している人が、技術、資格とか持ってる人がウィンドウズにほとんど決めてるんです。そういう技術者も、資格を持っている方もいらっしゃったんですか、その10人の中には。 ○議長(小川忠市君) 教育長。 ◎教育長(藤本謙造君) 資格とおっしゃいますけれども、その学校で、もう一度言いますが、ICT教育を中心になって推進してきた職員10人が集まって相談をしたということでございます。そこで御理解をください。 ○議長(小川忠市君) 北原君、先ほどの同じ質問ですか。              (1番北原 豊君「いえ、違う質問」と呼ぶ)  では、北原君、どうぞ。 ◆1番(北原豊君) 加東市のベネッセのIT支援員の募集を見てましたら、もうパソコンの技術を知らなくてもいいという、教えますから取りあえず応募してくださいという格好に変わったんですけれど、その点いかがお考えでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 暫時休憩します。                午後2時44分 休憩                ─────────                午後2時45分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  北原君。 ◆1番(北原豊君) 10人しか選んでないんやったら、そういう資格を持った人とかそういう人を選ばんと、もうそれこそ先生側は……。 ○議長(小川忠市君) 北原君、先ほどの答弁で、学校でICTに携わってきた職員が代表で10人来られたということで、それで御理解くださいということなので、それで御理解ください。  そこの中に技術者がいなければならないというのはあなたの御意見なので、先ほどの教育長の答弁が全てです。よろしいか。              (1番北原 豊君「はい」と呼ぶ)  違う質問ね。北原君。 ◆1番(北原豊君) 8番の生活支援団体の市広報掲載についてですけれど、今、加東市の広報って割とあんまり内容的に薄いって言われてますので、やはりこういう市民にとって、どういう情報が有益なんかというのを考えたら、当然広報に載せるべきだと思うんですけれど、その点いかがお考えでしょうか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) 何をもって薄いと言われてるのかはちょっと分かりませんけれども、市としては市民の方々に有用な情報を、各課から集めた情報をしっかりと紙ベースで、紙媒体で市民の方にお知らせするという責務の下、やっております。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 今頃の広報の評判を聞いたら、字体が読みにくいとか、あと字が小さくて見えないとか、そういうほんま昔と比べて、もう今まで読んでたけれども読まんようになったという方も多いんで、やはり市民のニーズに対応するように考えていかんとあかんと思うんですけれど、その点いかがお考えでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 広報紙につきましてはいろいろな御意見を承っておるところでございます。その中にはお褒めの言葉もありますし、そういった改善の御意見もございます。改善すべきことは順次、改善しておりますので、また北原議員、そういう御意見がございましたら直接担当のほうに来ていただいて御意見をいただければと思っております。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 生活支援団体の件ですけれど、市ホームページを見てくださいということですけれど、そんな生活支援を受けるような人がホームページを見られると思いますか。 ○議長(小川忠市君) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 先ほどの答弁でも申し上げましたが、こちらとしては必要とされてる方に直接チラシをお渡ししたり、ケアマネジャーであったりとか、そういう本当にこのサービスがあるとその人が助かるだろうなという方についてチラシをお渡ししたり、また冊子をつくってお渡ししたりしてございます。  また、その全体的な周知という意味合いで広報にも掲載しているというところでございます。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) やはり本人の方も言われてますけれど、認知度が低いということなんで、認知度を上げるためにどうしたらいいと思いますか。
    ○議長(小川忠市君) 北原君、それは何の認知度ですか。  北原君。 ◆1番(北原豊君) 生活支援団体「ふりかけ」などそういうのを知っているかどうかという、認知度を上げる方法をどのように模索していくのかというのを教えてもらえたら。ホームページは、多分それはあんまり有効ではないと思います。 ○議長(小川忠市君) 「ふりかけ」という団体の認知度を上げるにはどうしたらいいかというのを質問してるんですか。              (1番北原 豊君「そういう生活支援団体ね」と呼ぶ)  答弁できる範囲で答弁してください。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 「ふりかけ」に限った形での周知というのはなかなかあれですけれども、それぞれの団体は団体で自分のPRにお努めいただきたいと思います。市役所としては生活支援サービスというところで、そのサービスを必要とされている方についてこういうサービスがありますというのはお伝えしていこうと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 私は一番有効なんは、誰々が生まれた、誰々がお亡くなりになったというところのページのところぐらいに書けば一番市民の認知度が上がるん違うかなと思うんで、やはり一番効果的なところに、地方自治法じゃないですけれど、最小限の費用で最大限の効果を得る方法を取ってもらいたいんですけれど、どう思われますでしょうか。 ○議長(小川忠市君) 暫時休憩します。                午後2時50分 休憩                ─────────                午後2時51分 開議 ○議長(小川忠市君) 休憩を閉じ、会議を再開します。  御提案です。答弁を求めます。  副市長。 ◎副市長(小林勝成君) やはり北原議員も言われてましたどういった周知をしたら効果的なのかということ、単にそれは健康福祉部長が今申し上げましたように、必要とされる方々に直接的な部分で周知するのが一番、現時点では有効かなということでございますので、答弁の内容が全てでございます。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) この「加東市ちょっとした困りごとお助け帳」でどれぐらい市民に伝わったかというのが大体市で分かってますでしょうか。 ○議長(小川忠市君) このお助け帳の効果ですか。効果を聞きたいんですか。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大西祥隆君) 今年になってこれを配付、500部配付してございます。先ほど申し上げたように、窓口であったり、ケアマネジャーさんであったりというところからの配付でございまして、これをお使いになってそれぞれの掲載されているところへ連絡は行っているということは聞いてございますが、具体的にそれが何件というところまでは現在数値として把握してございません。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 6の旧東条中学校校舎撤去後の地滑り安定計算をしない件についてですけれど、その中の回答で「平成27年度から平成28年度にかけて安全を確認しております」って言いますけれど、校舎撤去したら、またそういう状況とかは変わってくるんですけれど、その点どういうふうに考えられてますでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 答弁でも説明しましたが、県工事につきましては裏山の積みブロックから北側の山側について安全計算をしながら県に施工をいただきました。その部分を平成27年度、平成28年度に調査をして安定してるという結果が出ましたので、それを御答弁させていただきました。  以上です。 ○議長(小川忠市君) 北原君。 ◆1番(北原豊君) 同じく6の旧東条中学校の地滑りの件なんですけれど、平成7年、平成8年度に県施工の地滑り対策工事を実施してますけれど、それは校舎の荷重も計算して工事が実施されてますので、それを当然取り除いたら計算し直さんとあかんとは思うんですけれど、いかがお考えでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) うちが確認しておりますのは、先ほど御答弁しました積みブロックからの山側の工事ということで確認しております。 ○議長(小川忠市君) 北原君、校舎の裏側と書いてますやん、答弁要旨には。だから、校舎の場所じゃないんです。校舎の裏側の山をということで答弁要旨をよく見てください。  よろしいか、終わりますよ。  北原君。 ◆1番(北原豊君) 根拠で示しましたように、ちゃんと地滑りの区域内に校舎が建ってるのを出したと思うんですけれど、何でそんな古いのを固着して、あかんかったんですか、計算し直したら、ちょっと校舎を取り除いたら安定度が1を切るとかということがあったんでしょうか。 ○議長(小川忠市君) こども未来部長。 ◎こども未来部長(広西英二君) 土砂が崩れ落ちた場合はその校舎には来ますけれども、区域については裏山になりますので、その裏山を県が安全対策の工事を施工したということです。 ○議長(小川忠市君) これ以上の答弁は出ませんが。              (1番北原 豊君「いや、人の命に関することなんでね」と呼ぶ)  打ち切りますよ、よろしいか。  これで北原君の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩します。                午後2時55分 休憩                ─────────                午後3時10分 開議 ○議長(小川忠市君) それでは、休憩を閉じ、会議を再開します。  次に、14番桑村繁則君の発言を許します。  14番桑村君。              〔14番 桑村繁則君登壇〕 ◆14番(桑村繁則君) それでは、2項目を一般質問いたします。  何度も質問いたしましたが、公共交通について、高齢化社会の移動手段の充実と社会的効果について。  「夢ある加東」実現のためのまちづくり施策の一つとして、「健康寿命を延ばし長寿生活を楽しく」を目標とされています。また、公共交通網の充実も重要な施策とされています。高齢になっても、障害があっても、今まで暮らしてきた地域で安心して暮らし続けるには通院、買物などに伴う移動、外出が欠かせません。  しかし、現在、移動困難な交通弱者が社会問題になっています。障害者、高齢者など多くの方が移動する際に近くに公共交通がないために不便を強いられています。また、高齢者が自動車に代わる公共交通が不十分なために免許を返納できず、運転せざるを得ない現実があります。  コミュニティーバスなど公共交通がその地域に充実したならば、外出による高齢者の健康維持、疾病の抑制、交通施設周辺の経済の活性化や就業機会の増大など、地域、自治体の発展につながると思います。  地域公共交通の充実は波及効果として高齢者の外出を促し、生きがいや健康づくりに貢献することが示されています。今後、高齢化が急速に進む中で車が運転できなくなる高齢者が増加するものと見込まれます。高齢者をはじめとした地域住民の買物や通院などの日常生活を支える公共交通の役割は重要になると思います。買物客や観光客など、商業施設に誘導することで地域のにぎわいづくりにも貢献する可能性があると考えます。  また、自主運行バスは国が導入を推進しているが、あまり普及していないと思います。高齢者のうち足腰が悪くなっても介護認定を受けていない高齢者も多い点や、行き先が限定されるため、高齢者の自由な外出を保障するものではなく、高齢者にとっては利用しづらい場合があります。  例えば、路線バスの停留所が自宅から100メートル先にある場合、荷物を持って、雨の日は傘を差したままバス停まで歩き、ベンチがなければ立ったままバスを待ち、状況によっては立ったまま乗車する一連の動作が加わると高齢者は負担が大きい。  また、経済面からも検証が必要です。タクシーを利用できるが、年金収入だけという高齢者には日常的に利用するには負担が大きく、身体的、経済的な負担が大きいと外出を避ける傾向になってしまいます。高齢者の歩行能力を考えると、停留所まで移動して車両を待つ路線バスのような従来型の交通体系でなく、自宅または自宅近くまで送迎するドア・ツー・ドアの交通体系が有効と考えられます。過疎地など、人の密度が低い地域で多く導入されているが、都市部においても高齢者には路線バス等の利用にも制約があると思われます。  現在、加東市では自主運行バス、乗合タクシーの運行をしているが、デマンド型の乗合タクシーの導入を検討すべきではないか。また、既存の交通事業者の経営を圧迫し撤退を早ることがないように利用者の範囲を高齢者のうち身体的、経済的に移動制約がある人に限定するなど、福祉分野、交通分野の協力によって自主運行バス、乗合タクシーの充実とともにデマンド型乗合タクシーの導入によって地域における移動手段を確保することを早急に検討する必要があると思うが市長のお考えをお伺いいたします。  2点目、人口減少問題について。  子育てをするには加東市、若者が地元で潤う加東市をつくるために雇用の充実が必要だと思います。就労支援と創業支援、また新たな工業団地の創出も必要です。今後新たな工業団地についてどのような計画で進められるか、また人口減少についてはどのように考えておられるかお伺いいたします。市長、よろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 14番桑村君の一般質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  副市長。              〔副市長 小林勝成君登壇〕 ◎副市長(小林勝成君) それでは、14番桑村議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、1項目め、高齢化社会の移動手段の充実と社会的効果についてでございます。  既に御承知のとおり、本市には東西の幹線となる社姫路線や社三田線、南北の幹線となる西脇三宮線や社明石線などの既存のバス路線があり、これらのバス路線は市民にとって重要な移動手段となっております。  そのため新たな移動手段を導入する場合にはこれらの既存のバス路線に十分配慮する必要があり、考慮しないで導入した場合にはバス路線の廃止や休止、減便につながるおそれがあります。また、事前予約制のデマンド型乗合タクシーについてはタクシー会社とほぼ同様のサービスを提供することとなり、既存のタクシー需要にも悪影響を及ぼす可能性がございます。  このことから、デマンド型乗合タクシーをはじめとする新たな移動手段の導入に当たっては交通事業者との慎重かつ十分な協議が必要であり、現在交通事業者と繰り返し協議の場を設け、デマンド型乗合タクシーを含め幅広い選択肢の中から地域ごとの実態に応じた新たな移動手段の確保に関して実現に向けた可能性を含め交通事業者と協議・検討をしておるところでございます。  また、既存のバス路線と競合する区域へのデマンド型乗合タクシーの導入に関しても、高齢者や障害者の利用に限定するなどの緩和措置を講じることができないかということも併せて協議をしておるところでございます。  今後も引き続き交通事業者との協議を進めるとともに、福祉部門や地域との連携などにより自家用有償旅客運送、いわゆる自主運行バスや社市街地乗合タクシーの充実を図りながら、高齢者や障害者の皆様が安心して日常生活が送れるよう、買物や通院などに利用しやすい地域公共交通の実現に一歩踏み込んで取り組んでまいりたい、そういうふうに考えてございます。  続いて、2項目め、人口減少問題についてでございます。  本市は令和2年の国勢調査において内陸部で唯一人口が増加しました。これは外国人人口が増加していることも一つの要因ですが、周辺市町や兵庫県と比較して生産年齢人口割合や年少人口割合が高く、若い世代が定住していることも一つの要因であると考えております。  働く場があり若い世代が定住することは年少人口の増加、さらには将来的な人口減少を緩やかにしていくことが期待できるため、若者に対する雇用の充実は今後、本市の活力を維持していく上において非常に重要な課題であると捉えております。  今後も若者の地元就労を促進するため、国、県など関係機関と連携し、インターンシップ、合同企業説明会、就職面接会等を継続的に実施し、地元企業を知る機会の充実を図るとともに、学生と企業のマッチングを実施し地元加東市での就職者数を増やし企業の安定した採用活動を促進します。  また、市内での創業を促すため、庁内はもとより関係機関との連携の下、ワンストップ相談窓口や加東市創業塾等を通じて創業希望者に対するスタートアップとフォローアップの支援を引き続き行ってまいります。  これらの就労支援に加え新たな工業団地用地の創出も重要な取組であると認識しております。しかし、新たな工業団地用地の創出については農政や都市計画等の法規制への対応をはじめ、事業手法や企業動向など実現に向けて整理すべき多くの課題がございます。  今年度はこれまで取り組んできた地域未来投資促進法などの特例法の活用を前提とした推進手法の調査・研究を引き続き行うとともに、より具体的に関係機関との協議・調整を進めていくため、推進構想の整理に取り組んでまいります。今後この協議、調整が進んだ場合においては具体的な事業手法の検討、地域への説明などを行っていく必要があると考えておるところでございます。  加えて、人口減少対策としては子どもを安心して産み、育てられる環境づくりを進めていくことも重要であり、都市部からの利便性や気候などの市の魅力と併せてこれらの取組を効果的に発信し、市への関心を高めることで定住・移住につなげてまいります。  以上、桑村議員の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  再質問ございますか。  桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 十分な答弁をいただきましたけれど、加東市では、前も言いましたけれど、買物、それから交通弱者の移動手段は副市長、十分と思われますか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 前からも申し上げているとおり、公共交通に終わりはないと思ってございます。現時点でこれが100%十分であると私は思ってございません。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 今日、朝来てこれ、「加東市地域公共交通計画」というのを見せてもらいましたけれども、ぱらぱらと見ましたけれど、前回の地域公共交通網形成計画と、私から見るとそんなに変わってないと思うんです。  部長、変わっとったら言うてもろうたら結構ですけれども。私が令和3年3月の定例会に一般質問をいたしまして、そのときにデマンドタクシーについては今後近隣市における運行状況を調査研究を行っていくとのことでした。これ研究は行っておられるんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 実際、近隣の市にお話を聞きに行ったり、担当者と協議したり、費用対効果なども含めて研究を進めているところでございます。そして、このことについてもバス事業者ともこういうことの実現について協議の場に、今年度も何回も行っておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) そしたら御存じだと思います。西脇市、小野市、加西市等もデマンドタクシー、またコミバス、そして乗合タクシー等を運行してます。以前も聞きましたけれど、加東市と西脇市、小野市、加西市、どこが違うんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 基本的にやろうと思えばやれるものでございます。ただ、私もこれは以前から申し上げてございます、今日も午前中には申し上げました加東市の目指すべきものについては広域的な視点により地域公共交通ネットワークを構築するということでございますので、基本的に幹線の路線バスに市独自の施策、施策というのは公共移動手段をつないでいく、そして乗り継ぎができない方については直接目的地まで行けるものをつくっていくということでございますが、基本的に近隣の場合は市内での移動を主体に考えられてのものでございます。  ただ、加東市としては市外への移動、これも重要視してございますので、共存できてそれぞれが補完する形でやっていくということで、市としてのスタンスが違っておるというところでございます。  ただ、ほかの市のようなことを絶対導入しないということではございません。地域の特性に応じて、もちろん自主運行バスも頑張ってやっていただいてるところがございます。そういったことも守っていきたいし、当然幹線の地域公共交通、既存の公共交通、これも維持していきたいという中での今の現状でございます。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 地域交通事業者との影響が関係あるという、前も聞きました。それもよう知ってます。そしたら、そんなこと考えとったら、市民の移動はできませんよ。  それで、今日も古跡議員がおっしゃってましたけれど、山国地区のことですけれど、加東市のいろいろなところあるんですよ。そしたら、そこで神姫バスへの影響は数字では分からない。神姫バスが今検証してるんですか。加東市が乗合タクシーとかそういうのをした場合には影響が大きいということを今神姫バスは検証してるんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 基本的に地域限定での影響というのはやってございませんけれども、社三田線において同類の部分が競合した場合というのは今やっておるところでございます。  先ほども言いました市内完結型の移動手段、これを導入するのは比較的容易であると私は考えてございます。ただ、そうすることによって市外移動への道が絶たれてしまう、そういうことはぜひとも避けたい。そういう中で今いろいろ事業者と協議をしておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 神姫バスが撤退するとか、市が単独で市内移動手段を導入した場合には、市内は便利になりますとおっしゃいました。市外へ行くのに不便になると。西脇市から三宮とか、それと明石方面のバスがなくなることないですやろ。  ただ、私が言うのは、乗合タクシーは今社地域だけですよね。副市長がおっしゃいました拠点、拠点で乗合タクシーを運行してもいいじゃないですか。これを前も私言いましたけれども、そういうものを検討するというておっしゃってましたけれど、今回のこれに何も載ってませんよね。今回の「加東市地域公共交通計画」には。  全て、もう数年前ですよ。2017年9月定例会でも議員が質問したときには、交通空白地の自主運行バス対応できない場合はデマンドタクシー等も対応できないか方向性を示すという、そういう答弁をされとるんですよ。数年前からですよ。  それで、令和3年12月の定例会、長谷川議員もおっしゃってます。近隣市の運行状況を調査していると部長か誰かちょっと忘れましたけれども、市は答弁されてるんですよ。この前からしているのになぜデマンドタクシーとかそういう乗合タクシーがもうできませんとか。  今回の加東市地域公共交通計画にも出てないんですよ。検討するだけですよ、出てるのは。ずっと前から言うてるのに何も進んでないんですよ。それはいかがなものかなと思います。  それで、実情に合った移動手段、どういう移動手段を考えておられるんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 基本的にタクシーについては、基本的に入れる、入れないとか、そういったデマンドタクシーを入れないとかということは言うてございませんし、ここにも書いてございません。  実際に協議、滝野地域ではどうしたらいいのか、東条地域ではどうしたらいいのか、自主運行バスなのか、乗合タクシーなのかということは実際、検討、比較評価もやっておるところでございます。  ただ、協議に時間がかかっておるということでございますので、これについては市としてはぜひともやっていきたい。自主運行バスしかりでございます。こういったことはぜひとも導入しながら、いろいろな交通資源を総動員した上で市民の利便性を高めていきたいという思いで取り組んでおるところでございます。  ただ、そのことについてはいまだ形に現れてございませんけれども、基本的にこれは実施していきたいと思ってございますので、鋭意取り組んでいきたいということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 分かるんですよ。地域の実情に合った移動手段に今後取り組んでいく、検討していく、近隣のを調べていく、それが多いんですよ。  この間の議会報告会で、東条会場の方、社会場の方、滝野会場の方も全て公共交通のことをおっしゃるんですよ。それで、説明するのに大変ですわ。コミバスは走らさない、前の市長が。そして、今自主運行バス、自主運行バスの運転手がない。運転手がなかったらというて加東市地域公共交通計画を読ませてもらったら、事業所協力型の導入をするように書いてます。これ乗合タクシーと同じ感じになるん違います?  それで、各地区、東条地域の方、どこかというお名前出したら具合悪いから、そういう地区でこういうニーズがあるということのお話とかそういうことはされないんですか。区長会だけで話してるんですか。 ○議長(小川忠市君) ニーズの把握やね。  副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 基本的に直近では4,000人、加東市地域公共交通計画を策定するときに意向調査をした、それがニーズ把握ということになってございます。  今後、総合計画の策定のときには、これは満足度の調査になりますけれども、そういった中で事業の進捗、どういうふうにしていくかということも把握していきたい。  過去にはやはりある地域で自主運行バスについて協議に入ったときに、いやいや、これについてはということもございましたし、そういった中で、じゃあ、どういった方法がいいのかということを今検討しながら、実際地域と話をしていかないとそういうことは分かりませんので、実際こちらとしてもこの地域にはこういうことをやっていくということを固めた上でいかがでしょうかということも一つの方法であると考えております。  いずれにいたしましても、地域の声を聞くというのは非常に大事なことだと認識しております。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) なぜ私が言うかというと、議会報告会で東条、社、滝野会場の方がおっしゃるんですよ。それまた一般の方じゃなしに、ちょっと地域の代表の方がおっしゃるから、なのでなぜこういうことを話されてないんかなと。地域のニーズも考えんと自主運行バス、自主運行バス。  それで、その方おっしゃるのは、自主運行バスをしたいけれども運転手がいないと。運転手がいない場合ってここに書いてあります、99ページに。事業協力型を導入するというて。これ今日初めて見ましたけれど、自主運行バスの場合。自主運行バスで事業者協力型にするということは乗合タクシーと同じですやん。なぜ乗合タクシーはできないのか。  それと、72ページに新たな地域公共交通機関に求める視点として、「予約した好きな時間に利用できる」というの23.6%もおられるんや。デマンドタクシーを予約型にしたらいいんですよ。  それと「一定の間隔で運行される」というの39.9%、こんだけ一定の間隔で時間走ってもらいたいという方があるんですよ。自主運行バスのこれ意味だけなしに。それをなぜされんのやと。  それと、私が前言いましたように、拠点、拠点で乗合タクシー、滝野地域も走らせ、東条地域も走らせたら便利ですやん。もう一度お伺いします。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) さっきから言うております。乗合タクシーを入れない、デマンド型を入れないということは一切言うておりません。入れるために今協議をしておるということを御理解いただきたいということでお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 入れるために協議されてるのが長過ぎると言いよるんですよ。2017年からですよ。それで、私はずっと言うてるのは、令和3年からずっと言うてますけどね。  だから、検討するやなしに、もうそれでは検討されて、よその地域も検討されて計画も立てられてると思うんですよ、こうするとかというて。できないのと同じですやんか。検討する、検討するだけでは。困っとる人がいるんですよ、やはり。ちゃんと書いてあるんですよ。  それと、一番大事なことは、今地域の方で小学校単位の施策を考える。小学校単位で皆さん、住民の方寄せて、役員さん寄せてでもいいからこういうことを話をされたことがあるんですか、近い時間帯。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 基本的に福田地域、小学校区単位で自主運行バスを導入のときにはお話はしてます。2年前、乗合タクシーが議論に上がってきたというのも2年ほど前でございます。以前は多分デマンドタクシーのことを言われてると思います。  当然、私も担当になってから乗合タクシーを導入して、その件についてそれをほかの地域へ広げられないかということで、ここ数年協議を進めておりますので、基本的に、同じ状態で放っておるという状態ではございません。常に前を向いて、そういうつないでいくという視点で事業者と話をしておるところでございます。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 98ページに、社地域の乗合タクシーだけですよ書いてあるの、これ。運行区間の拡大について交通事業者と協議検討を行います。社地域のことですやんか。私が言いよるのは加東市全域で考えてくださいと言よんやけれどね。これ一言も書いてないですよ。書いてありますか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 当然、98ページについては今やってる社市街地乗合タクシーのことでございます。107ページにはタクシーの有効活用ということでございますので、こちらで相乗りサービスとかそういう観点も書いてございます。ほかの地域へ広げていくのは107ページ、そういうところで御理解いただきたいなと思います。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 今日もらったところでなかなか目が通しにくいんですけれども、もっと早うもろとったらもっと調べて言うんですけれど。  そしたら、副市長、はっきり言いますけれど、加東市全体で乗合タクシーを運行する計画は一応あるんですか。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 今計画として公表できるものとしてはございません。この加東市地域公共交通計画が全てでございます。今からそういうことを計画しながらやっていくということでございます。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) デマンドタクシーも、そしたら計画はないんですか、全体に。 ○議長(小川忠市君) 副市長。 ◎副市長(小林勝成君) 基本的に計画といいますか、このタクシーの有効活用であったり、乗合タクシーのことであったり、そういうことをこの加東市地域公共交通計画、ネットワークの形成ということを視野に入れながらやっていくということでございます。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) この計画立てたら計画どおり進めるのが行政ですやん。これ載ってないんですよ。どうして進めるんですか。  計画に立ててこそ進めるんですよ。これまだ5年ほど延びますやん。アンケートでも本当に市民の方が困ってですやん、これ。何遍言うてもそらあれですけれど、もう少し市民の方のことを考えていただきたい。市長が替わられたから、今度はコミバスを走らさないと言った安田市長が、今度岩根市長は考えてかなと思いましたけれども、この計画でしたら市長も走らされしませんやんか。このとおりでしたら。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) 先ほどの御質問にお答えする前に、一言、桑村議員がバス停で荷物を持って100メートル先のバス停に行って傘を差したまま、ベンチがなければ立ったままで御負担が大きいと。実は、これ私も同じ思いでございます。  それからまた、高齢者の場合ではバス停まで行ってバスに乗って移動する、そういうことよりもできるだけドア・ツー・ドアがいい。これも同じ思いではございます。  先ほどの御質問にも関係するんですけれど、スピードが遅いということに関しまして、これはやはり加東市としても多少反省をする必要があるかなと思ってございます。少なくとも何につまずいているか、何が課題で時間がかかっているかぐらいは、これだけの時間があれば本当はきちっと申し上げたほうがよかったかなという思いがございます。  その点、私もまだそこは十分に把握をしておりませんので、私から答えるのはちょっと難しいかなと思ってはございますが、少なくとも遅い、あるいは何が時間がかかっているか分からないという点についてはしっかりとこれ、もうちょっと頑張っていかないかんかなと思っております。  それから、公共交通に関しては、したがって何かが手当てが要るということは私も思います。何が適当かがよく分からんというのが今の私の感想でございます。どういうことかといいますと、自主運行バスをやったときにやはり乗り手が少なかった、これは本数が限られている、時間帯もかなり限られている、曜日ですね、そういったこともございますので、多少その影響はあるかなと思っておりました。  ところが、社市街地に循環の乗合タクシーを運行したときに、これは実は期待をしておりました。これだったら少しは乗るだろう。病院もある、それから買物もできる。本数も1日にたしか8本ぐらいだったかと思いますけれど、割と頻繁にある。ところが、これの実績も思ったほど上がらない。私が期待したほどに上がっていないこともございます。  だから、どうもこの公共交通について必要だと言うけれども、市民の行動がどうも微妙にそこにマッチしてない部分があるんではないかという懸念が生じまして、それを少し探っとかないといけないかなと思います。  取りあえず今、思いついているところは、これは本当かどうか分からないんで思いつきですけれど、これまで自動車でのドア・ツー・ドア──要するに思ったときに思ったところへ行ける車という手段で──ドア・ツー・ドアで行けるということに慣れているので、時間に合わせて自分の都合を合わせるという行動に慣れていないのではないか。そうすると感覚が1時間程度空いてしまえば、やはり利用としては不便だと感じてしまわれるのではないか。その間隔を縮めた10分程度だったらば待たれるということになれば、本数はもっと要るということになります。これはさすがにちょっと無理が生じるなと、現実に運行として。そういうこともあるので、そこらあたりについても少しどうやったら実態が理解できるかなといったところもございます。  私自身も公共交通は必要だと思っておりますし、先ほどのドア・ツー・ドアに近い、これだとバス路線に与える影響も比較的、絶対ではないですが、比較的小っちゃいとも思われますし、そういった面でも考えやすいとは思うんですが、そうなると純粋にタクシーに近くなってしまいますので、それやったらタクシー券出したほうがええかなと思ったりもし、そういった面でのその検討を少しする必要がある。  なぜかというと、ひょっとしたらこの地域の人の特性が、いわゆるバスや電車のあるところのイメージの公共交通でない可能性があるのでということでございます。これはどないしたら検証できるか私もまだ分かりません。  ということで、やる気はございます。何をするかについても検討の素案はございます。ただ、もう少し、遅いとは言われますけれど、もう少しお時間をいただけないかと思ってございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 納得いきそうな答弁していただきました。  それで、私が思うのは、公共交通は、買物難民、それから病院通院、これ福祉と合体です、やはり。だから、公共交通だけでなしに福祉も、やはり福祉タクシーの、これも前も言いましたけれども、やはり福祉でよう考えていただいて、デマンドタクシーやったら福祉でやるとか、そういう面も一緒になって公共交通と福祉とで考えていただいていいアイデアを出してもらいたいと。  それと、この間も神戸新聞に出てました介護送迎車空席相乗りというのがあるんです。出てましたけれど。よその企業とか、よその事業者ともいろいろな協力し合うて、やはりそのバスが空のときはそれを利用する方法も出てきますし、そういう方法ともう一点、とどろき荘のバスでも──今走ってるか走ってないか知りませんけれども──そういう面も、観光面でもお願いしたいと、それが公共交通だと私は思ってますんで、観光の面、それから高齢者の面を十分に市民に納得してもらえる交通網をつくっていただきたいと思っております。  それと、何遍も言いますけれども、拠点で、西脇三宮線それからほかもありますけれども、拠点、滝野駅や滝駅、そこまで乗合タクシーで運行したらいいんですよ、ぐるぐる回っても。そういう方法も考えていただけたら、これはもう要望です。  それと、人口減少問題でございますけれども、前の安田市長が、工業用地は北播磨地域では飽和状態になってると。飽和状態になってるから、加東市はもう工業団地をつくらんでもいいやないかというお考えはないですね。工業団地はやはり将来はつくっていかなくてはいけないという考えですか。 ○議長(小川忠市君) 市長。 ◎市長(岩根正君) 私が副市長になりましたときに、だから4年前です。安田市長からは「工業団地をつくりたいから考えてみてくれ」という指示がございました。1年前の4月でした。「そろそろ何とか実現をしたいから考えてくれ」と。そういう意味でいきますと、新しい工業団地の創設というのは安田市長からの私が引き継いだ悲願でございます。そんな意味でしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(小川忠市君) 桑村君。 ◆14番(桑村繁則君) 加東市のつくる工業団地はよそよりも立派な要件を備えた魅力ある工業団地を創出してほしいという要望で私の一般質問を終わります。 ○議長(小川忠市君) これで14番桑村繁則君の一般質問を終わります。  次に、6番大畑一千代君の質問を許可します。  6番大畑君。              〔6番 大畑一千代君登壇〕 ◆6番(大畑一千代君) 議長の許可を得まして、私からロシアによるウクライナ軍事侵攻に関連して3点お伺いしたいと、このように思います。  まず、1つ目はウクライナからの避難民の受入れについてでございます。  本年2月24日、ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まって4か月になろうとしています。ポーランドをはじめ、近隣諸国へ約600万人、今はもう既に700万人を超えているという報道もございます。一時的なことで、もう既にまたウクライナへ戻られた方もいらっしゃるようでございますが、日本国政府は難民、避難民の受入れには非常に消極的でありまして、私は薄情な国だと思っております。このたびのウクライナ避難民の受入れには積極姿勢も見られますが、まだまだ不十分だと思っております。  そのような中で、姫路市は3月3日にウクライナからの避難民を積極的に受け入れることを表明されました。斉藤兵庫県知事も市町と連携して進めていきたいと表明されていますが、加東市でもウクライナからの避難民受入れに協力していくべきではないかと思いますがいかがでしょうか。  2項目めでございますが、廃止校舎の避難所利用についてでございます。  旧東条東、西小学校が本年事実上の廃止、空き校舎となりました。旧東条東小学校校舎については一部の解体が始まりますが、旧東条西小学校については本年解体工事の実施設計とも聞いております。今後も社地域において空き校舎が発生してくるわけでございますが、解体せずに外国からの避難民の受入れ施設として活用してはどうでしょうか。もちろん地元地域の理解、御協力も必要かと思いますがいかがでございましょうか。  ウクライナの人口は約4,200万人、うち600万人、700万人が一時的にせよ国外へ避難していると言われています。万一、台湾有事ということになりますと台湾の人口は約2,350万人。同じ率で計算しますと335万人以上が隣国へ避難をされることになります。  日本も100万人以上の避難民を受け入れなければならない、また受け入れるべきだと私は思っております。朝鮮半島有事も心配されますし、日本国自体が軍事侵攻されるおそれもございます。もう何が起こっても不思議ではないように思ってしまいます。  解体に要する費用を改修に振り向け、万一に備えてはどうかと思いますがいかがでしょうか。  3点目でございます。  加東市の国民保護計画についてお伺いいたします。  武力攻撃事態等に備えて加東市国民保護計画が策定されております。また、見直しもされております。令和4年のものを見ますと、121ページにも及んでおります。  まずお聞きしたいのは、市民へどこまで周知されておるのか。ダイジェスト版等を作成して市民へ的を絞って、市民にとって重要な箇所だけは知らせる必要があろうと思いますがどうなっているかお聞きいたします。  一番重要なことは、避難する、逃げること。どこへ逃げればいいのか、どうやって逃げればいいのか、逃げ遅れたり、逃げなかったりしますとウクライナのように一般市民、女性も子どもも高齢者も撃ち殺される、虐殺される。中には研修、訓練についても保護計画の中では記載されておりますがどうなっておるのか。安否情報の収集、提供は実際どのようにされるのか。御遺体がどなたであるのか確認できるのかなどいろいろ考えてしまいます。  国、県の計画とともに実効あるものにしていかなければならない時期に来てしまったように思ってしまいます。どのような認識でおられるのかお尋ねをいたします。  以上でございます。 ○議長(小川忠市君) 6番大畑一千代君の質問が終わりました。  理事者の答弁を求めます。  まちづくり政策部長。              〔まちづくり政策部長 三木秀仁君登壇〕 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) 6番大畑議員のロシアによるウクライナ軍事侵攻に関連してについての御質問の1点目と、2点目についてお答えを申し上げます。  まず、1点目のウクライナからの避難民の受入れについてでございますが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から間もなく4か月となり、多くの人々が国外へ避難され、これまでに日本に避難してきた方は既に1,200人を超えてございます。  国ではウクライナに対する人道支援をはじめ、地方公共団体や民間とも連携しウクライナからの避難民に対する住居の提供や生活費の支給などの支援が進められております。また、兵庫県でもウクライナに対する物資支援等の人道支援や、ウクライナから県内に一時避難された方が、安全、安心に過ごすことができるよう、ふるさとひょうご寄附金「ウクライナ緊急支援プロジェクト」に寄せられた寄附金を財源として生活準備や日常生活への支援を実施されております。  本市における支援としましては、加東市国際交流協会と共同で3月22日から5月31日までの間、市役所をはじめとする市内20か所の公共施設と加東市国際交流協会に募金箱を設置し多くの方々の御協力により合計41万8,126円の募金を在日ウクライナ大使館に寄附させていただいたところでございます。募金いただいた皆様にはこの場をお借りして感謝を申し上げます。  また、加東市議会でも「ロシアのウクライナ軍事侵攻を非難する決議」の可決に加え、ウクライナの子どもたちを支援するため日本ユニセフ協会を通じて寄附されたとお聞きしておりますし、市内の企業や団体等でも支援の輪が広がっていると認識してございます。  さらに、本市ではウクライナからの避難民の受入れに協力するため、兵庫県からの問合せに対して避難民への住居として市営住宅5戸の無償提供が可能であることをお伝えしてございます。兵庫県から避難民の受入れ要請等があれば国や県と連携して対応するとともに、必要に応じて、日常生活の支援策も検討していきたいと考えてございます。  次に、2点目、廃止校舎の避難所利用についてですが、今回のような軍事侵攻については本来あってはならないことであります。様々な有事に備えることは非常に重要なことではありますが、小中一貫教育の推進に伴う閉校施設の活用については公共施設の適正化に関する計画に示しておりますとおり、地域とともに検討・協議、調整しながら決定していきたいと考えてございます。  一方、閉校施設についてはコミュニティー施設として活用するものもあり、有事の際の一時的な避難者の受入れは可能であると考えています。先の見えない情勢の中、避難者の心情を思うとき、一日も早く平和な祖国を取り戻し、一日も早く祖国に戻りたいという思いが一番強いのではないかと思います。  外国からの避難民を受け入れる場合、施設だけでなく設備や備品などの調達に加え、言葉の問題をはじめ、就労や教育の問題への対応も必要となるため、受け入れる際はこれらのことを踏まえて適切に判断をいたします。  また、現在県が設置している「ひょうごウクライナ難民支援 公民連携プラットフォーム」では、県、市町、企業等による支援の輪を広げることとしています。その中で、滞在施設については公営住宅や民間賃貸物件の無償貸与などが想定されており、浴室や洗面等が共用の物件などは支援を避けるべきものとして示されております。言い換えますと、受け入れるための居住用物件は通常の集合住宅のような物件が望ましいと理解しております。  以上のことから、現時点において閉校施設を受入れ施設として改修するのではなく、市営住宅や空き家の借り上げなどで対応したいと考えております。  また、ウクライナの支援につきましては、「ひょうごウクライナ難民支援 公民連携プラットフォーム」の枠組みの中で市として可能な支援を見極め、場合によっては避難民の受入れも含めしっかりとした受入れ態勢も整える中で対応をしてまいりたいと考えてございます。  以上、大畑議員の1点目、2点目の御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 総務財政部長。              〔総務財政部長 肥田繁樹君登壇〕 ◎総務財政部長(肥田繁樹君) それでは、6番大畑議員の御質問の3点目、加東市国民保護計画についての御質問にお答え申し上げます。  まず、加東市国民保護計画の市民への周知につきましては、計画を市ホームページ、防災課のお知らせのページに掲載しているところですが、計画のページ数が多いこともあり、特に周知したいことについては「弾道ミサイル落下時の行動について」のページを別途掲載し、周知しているところでございます。  どこへ避難するのか、どうやって避難するのかということにつきましては、武力攻撃事態による被害状況によって変わってまいります。堅牢な施設の中へ避難する場合もあれば、利用可能な市内の避難施設や県内他市町、また県外へ避難する場合も想定されます。避難施設が遠くなれば徒歩での避難は難しく、県知事が要請したバスなどを要請して避難することも必要になります。  いずれにしましても、避難の詳細については武力攻撃事態を受け、国対策本部長から県知事、県知事から市長へ避難の指示を受けた後に避難実施要領を策定し伝達することになりますので、現状は少しでも迅速な避難実施要領の策定ができるよう、計画において避難実施要領のパターンを策定しております。  次に、国民保護事案に係る研修、訓練につきましては、自然災害に対する防災訓練、研修以上に難しい面がございますが、本市でも国レベルで実施される全国瞬時警報システムによる情報伝達訓練や緊急情報ネットワークシステムや安否情報システムの使用訓練に取り組んでいるところでございます。  最後に、安否情報の収集につきましては避難施設の避難者名簿を中心に行うことになりますが、そのほかに医療機関や学校からの情報収集や県警察への照会も行います。収集した情報は安否情報システムに入力することで全国の自治体で共有できます。  一方、安否情報の市民への提供につきましては安否情報省令に規定された安否情報照会書を提出いただいた方に安否情報回答書を交付することで回答することになります。ただし、自然災害と同様、安否情報の収集に時間のかかることが想定され、個人情報保護の観点もあり、直ちに回答できない可能性は十分ございます。  これらのことを踏まえ、国民保護計画を少しでも有効に機能させていくため、今後も国、県の計画に基づき国民保護計画の見直しを行い、併せて継続して訓練を実施することで実効性の確保に努めてまいります。  以上、大畑議員の3点目、加東市国民保護計画についての御質問に対するお答えとさせていただきます。 ○議長(小川忠市君) 理事者の答弁が終わりました。  再質問ございますか。  大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) まず、第1点目なんですけれども、こういうことはやっておられるんだろうというものは思っておりましたけれども、こういうのを全然市民に見えないんですよ。募金箱の設置しておりますとか、あるいはウクライナからの難民支援の寄附金のことやったりとか、こういうことってほとんど見えないです。  見えたんは、例えば加東市議会が募金しましたよというのは、これは新聞に載りました。そういうことをもっと積極的に表へ出したほうがいいんじゃないですか。日本はこういうふうにやってますよ、あるいは加東市はこういうふうにやってますよ、ほかの自治体もこうやってますよというのが私は見えるほうが、そしたらその周りももっとウクライナの人たちのことを考えたり、平和について考えたりとか、そういうことになろうかと思うんですけれども。ほとんど見えないんですよ。このあたりはどういうふうに思っておられますか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) 自然災害といった形の中での動きというのはやはり市民の方々にも周知しやすい部分がございます。今回のウクライナ侵攻等につきましては、若干いろいろな政治的な思惑等々の関係もあるように聞いてございまして、積極的に出したくないといった御意見も伺ったりはしたことがあるようでございます。  その辺も踏まえて、加東市として実際何をやっているかというところについて、見えにくいところがあるという御意見ですので、やはり実際もう人道的なところというのはやはり全ての皆様方には理解していただきやすいところだと思いますので、そういったところを踏まえてしっかりと、加東市としてやっていることというのは周知できればと考えております。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) このたびは日本国政府ももう最初から“侵略“という言葉を使ってますよね、軍事侵攻じゃない、“侵略“ってなってますよね。ロシアを非難してる、経済制裁もしている、ゼレンスキー大統領は日本にそのことについても感謝をした。何をちゅうちょすることがあるんですか。もう全くないと思いますよ、私は。  これまで及び腰であった日本国政府が最初からきちっとロシアに対してやってるんですよ。私はこのたびは早いな、すごいなと思ったんですけれど、なぜそこをちゅうちょされるんですか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) 具体的な事例といいますか、募金箱を置きに行ったときにもそういった御意見を伺ったということ、そういった御意見というのが、「置くことによっていろいろなところからちょっと非難のメールが入ったりすることがあるんだ」ということを聞く中で置きたくないといったところもあったようでございますので、そういった点も踏まえてちょっとちゅうちょしてしまった部分があるのかもしれないんですけれども、そういったところをしっかりと、今の日本の考え方であるとか、そういう内容を周知しながら御協力をいただけるという形の中で、周知についてもできるだけのことはやっていきたいと考えてございます。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) ちゅうちょすることなく積極的にそういった支援をする、それが最終的には日本国も守れると私は思いますので、ぜひ取り組んでもらいたいなと思います、今からでも遅くはないと思います。  廃校舎の避難所利用についてのことですけれど、これ公営住宅や民間賃貸物件の無償貸与は、いやそれはそれでいいですよ。しかし、今のウクライナからの避難民のこの数だったらその対応はできると思いますよ。私が言ってるのは台湾有事とか、朝鮮半島有事、あるいは国内で日本国に対して直接侵略を受けた場合にどうするんだということですよ。絶対足りませんよこんなもの。そうでしょう。  台湾で三百何万人と言いましたけれど、台湾も島、日本も島国だから、ウクライナと同じようなことにはならないと思いますけれど、しかし、こんな対応では全然できませんよ。もう考え方の元が違ってますよ。私が言ってること全然聞いてないですよ。  そこは全然認識がずれてしまってるんで、今お答えができるんであれば考えていただきたいなと思いますがいかがですか。
    ○議長(小川忠市君) 総務財政部長。 ◎総務財政部長(肥田繁樹君) 今、大畑議員が言われました、例えば朝鮮半島有事とかというお話でございましたけれども、私の答弁の中でもちょっとお話はさせていただきましたが、実際避難施設ということになった場合、国民保護計画にも載せておることは載せておるんでございますが、まず国から県、そして県から市に避難の在り方であるとかそういったものを含めて指示がございます。市で対応できるものは市でしたらいいということで考えられないこともないんですが、どういった内容であるか想定できない状態で単一的にこのやり方でやるということが明確にはお答えできない状況でございます。  よって、国、県の指示に基づいて対応するという形で今のところ記載されておるところもございますので、明確にそれができると、まだそういった対応でお答えできる状態ではないということでございます。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 今、部長がおっしゃったのは、日本国が武力攻撃を受けるその事態のときのことですよ。私が言ってるのは台湾有事だとか、北朝鮮有事で避難民がどっと押し寄せてくる。そんなもの断るというたって断れる状態じゃなくなってしまうと思いますよ、多分。水際で追い返すんですか。そんなんできない状態になってしまいますよ。そのことを言ってるんですよ。  国内有事のときには今おっしゃったように国がまずこの地域の人は避難しなさい、どこどこへ避難しなさい、国が指示を出します。県はその指示に従って避難経路の確保だとかそれをします。市は国、県の情報を市民へ伝達するというのが国民保護計画に書かれてますよ。それは分かってますよ。それが本当にできるかどうかというのは分かりませんけれど。  そうじゃないです、私が言ってるのは。台湾からどっと人が押し寄せてきたときどうするんですかということ。賃貸住宅で足りるんですか。一人でも多くの方に、快適な避難生活というのは無理でしょうけれども、少しでも人道的な観点から人間的な避難生活を送れるようにしないと、仮に今度日本が攻められたときにどの国も日本人、日本は冷たい国や、日本人が来たってほっとけとなりかねませんよ。  「情けは人のためならず」ということ。そういうことを思うんですよ。だから、少しでもそういう施設を潰すんじゃなしに手を加えて、万一のために残しておくべきじゃないかと思うんですが、いかがですか。 ○議長(小川忠市君) まちづくり政策部長。 ◎まちづくり政策部長(三木秀仁君) ちょっと論点がずれておったということで申し訳なかった部分があるんですけれども、当然どれだけの人数の方が避難してくるか、それ以前に今の現状でいきますと台湾有事、朝鮮半島有事という確率がかなり上がってきておるという状況の中であることは十分認識はしてございます。  その中で、加東市としてどれだけの避難所として入っていただけるところを確保できるかといったところの、てんびんではないんですけれども、そういったところをよく見極めた上で考えていかないといけない問題ということプラス、これも日本全体の話になってくるというところもございますので、やはり慎重に加東市として何ができるのか、ウクライナの場合でしたら加東市としてきっちりとした住居等の提供という形での言い方がしてあるんですけれども、それだけの人数になってくると、同じことをしようとすればどこまでいっても数は足らなくなるということは目に見えておると思いますので、いわゆる普通の避難所という形の中で短期的に対応できる部分がどれだけあるのかとなりますと、やはり防災上の話もございます。自然災害との絡みも当然ございますので、そういった中で確保できる避難所については確保できたらと思います。  そのために廃校施設を転用するといったところについてはやはり慎重に考えていかないといけないところかなと思ってございます。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) 今公共施設の適正化に関する計画に上がっておりますように、一時期地域のコミュニティー施設として活用されたらいいと思うんですけれど、それはそれでいいと思うんですよ。ただ、もしものときにはそういうことも視野に入れておいといてほしいとは思います。  それから、この加東市国民保護計画、私もこの質問の中では市民へどこまで周知するんだとかということも言ってるんですけれど、私自身、もしもウクライナのような状態になったときに自分はどうしたらいいのかという、あるいは国民保護計画、これでいいのかどうか、全然考えがまとまらないんですよ。答えが出てこないんですよ。何をどうすれば一番いいのかというのが。  普通こうやって一般質問するときは自分の考えをはっきり持ってこうすべきじゃないかとかと質問するんです。このたびだけは、自分でこんなこと言うのもおかしいですけれど、質問しておいてこんなこと言うのおかしいですけれど、もう全然考えが、正解というか、それが思いつかないんですよ。  国民保護計画へ書いてあるのを目を通していったんですけれど、果たしてこれで大丈夫なのか。この避難経路のこと、避難計画のことなんか今もありました、ここにも書いてあるとおりですわね。何パターンかを考えていて、もしも武力攻撃があった時点で、そのうちのこれで行こうとかとするということですよね。  しかし、そこには、例えば自衛隊とこれでいいかどうか検討協議するとかというて書いてある。そんなときに自衛隊がそんな話聞いてくれます?無理ですよ、それは。だから、一人一人も考えないといけないし、市自体で、要は堅牢な建物とかそこらに入らないと駄目ですよね。みんな集まっておかないと駄目ですよね。1人家にいてたりして、そこへロシア兵が来たら撃ち殺されますよ、そんなもの。撃ち殺して、穴掘って埋められてしまいですよ。それが今ウクライナで起こっておるわけですから。ウクライナというのは兄弟国でしょう、ロシアと。それでもあんなことやるんですから。日本人なんて一発で殺されますよ、と私は思います。それは私、軍事評論家でも何でもないんでそんなことはいいですけれど。  だから、本当にこれで大丈夫なのか。このとおりにやってたら大丈夫やわという思いも全然ないし、自分でも考えが定まらないし、そんな思いがあるんですよ。実際、これについて私、質問しておりますように、ほんまに有効かどうか、本当のところどういう認識でおられるのですか。 ○議長(小川忠市君) 総務財政部長。 ◎総務財政部長(肥田繁樹君) 正解が何かと言われると、正直私も分かりません。  ただ、分からないからといって何もしないということではございません。“防災“という言葉がございますし、“防犯“、何事も防ぐという言葉がございますが、この場合でしたら“防戦“になるのかと思いますが、災害等につきましては何事も対策を最大に想定して、マキシマムな想定をするところでございますが、“防戦“という言葉を仮に使うとしたら、これに対しては限りなくミニマムな対応になると私自身は思っております。  なぜならば、なんとでも大きく対応を想定できますし、具体的にそれが現実的に行えるかということもあって、なかなかそこまでの想定が行えないというところがございます。これを最大限に対応するのであれば、加東市民が全員、ミサイルに対して避難できる核シェルターを加東市内に設置しないといけないという大きな話にもなってしまいますし、現実問題、そこまでは不可能なことであることも十分、こちらでも認識はできておるところでございますが、確実に安全な状態をつくるというのは非常に難しい問題であるということは事実でございます。  ということで、今現在何ができるのかということを考えたときに、まず連絡システム、J-ALERTであるとかそういったものについてできるだけ早く情報を加東市民の方にお伝えする。堅牢な建物に逃げるということもございますが、直接ミサイルが到達したら、建物に対してはどこに逃げても同じでございます。  ということで、建物の中に逃げるということは破片であるとか、衝撃波であるとか、そういったものから身を守るということが基本的に想定はされておりますが、そういったところを深く突き詰めていくと、どこまでも不可能なことばかりが前に出て先に進むことができないということになってしまいますので、今現在できることとして情報の伝達システムはきっちりと整備をするということを取りあえずお伝えするということと、今現在一番可能性の高い、例えば北朝鮮からミサイルが発射された場合、それが例えば加東市を狙ったものではなく、ほかのところを狙ったものであっても、もし誤って飛んできたときにどう対応するか、そういったことが今中心になって対応しておるということでございますので、なかなか正解の答えというと、冒頭申しましたとおり難しいところではございますが、国でも今のこういう伝達の訓練だけではなかなか対応し切れないということで、今現在、市町と共同してこういったことに対応するための訓練を何かできないかということで、市にもそういったことの通知は届いております。  ただ、具体的に何をするかということについては、国もなかなかまだまとめ切れてないところではございますので、そういったところがある程度具体的に分かりましたら、国、県合わせて加東市でもそれに対応するように訓練に参加するとともに、もうちょっと実効性の高い計画にできるのであれば、そういった形で対応していきたいとして今現在では考えてはおります。 ○議長(小川忠市君) 大畑君。 ◆6番(大畑一千代君) こんなことが起こらないのが一番いいのですが、今のこのウクライナを見ておりますと起こっても不思議じゃないということを思ってしまいますので。市としてできる範囲で、一人でも多くの市民の命を助けられる方策を常にやはり考えておいてほしいなと、どこまで行っても今お話しされたとおりだと思いますけれど、そんなふうに思います。それだけを申し上げて終わります。 ○議長(小川忠市君) これで6番大畑一千代君の一般質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了いたしました。  3日目の本会議は、6月17日午前9時30分に再開します。  議事日程は当日配付します。  なお、開議通知につきましては、本日の出席議員にはいたしませんので御了承願います。  本日はこれで散会します。お疲れさまでした。                午後4時20分 散会...