札幌市議会 1992-10-15 平成 4年第二部決算特別委員会−10月15日-02号
しかし,道内の3分の1以上の医療機関が集中している本市に他都市からの長期入院患者が流入し,本市の国保財政を圧迫している,こう聞いているのであります。したがって,道としても応分の援助をする必要があると思うのであります。 そこで私は質問をいたしますが,いまカウントできる転入入院の医療費はどれぐらいの額になるのか。
しかし,道内の3分の1以上の医療機関が集中している本市に他都市からの長期入院患者が流入し,本市の国保財政を圧迫している,こう聞いているのであります。したがって,道としても応分の援助をする必要があると思うのであります。 そこで私は質問をいたしますが,いまカウントできる転入入院の医療費はどれぐらいの額になるのか。
残念ながら,いわゆる寝たきりとなった老人は,わが国では,在宅,特別養護老人ホーム入所者,長期入院患者を合わせて約60万人おり,そのうち約23万人が家庭の中で介護を受けていると見られております。この寝たきり老人は,ほぼ10年後には100万人に達するとの推計があり,この寝たきり老人の処遇が大きな社会問題となりつつあります。
質問の第6は,長期入院患者の教育事業についてであります。 これは,安定化計画の中に盛り込まれる事業でありますが,細かい数字,内容は省きますが,対象者名簿2,899人のうち,在宅可能とされたのは,わずか4人という実態。
ところが政府は,強い国民の批判を無視して,地域差調整システムや老人医療への国庫負担のカット,そして長期入院患者の追い出しなどの改悪を強行し,今国会では,国民健康保険法の改悪を進めようとしているのでありますが,断じて容認できないところであります。 わが党は,国保財政の危機打開は,国の負担と責任で進めるべきであり,国保の制度上の矛盾を安易に国民にしわ寄せをすべきではありません。
第2の質問は,長期入院患者の病院からの追い出し問題についてであります。 本市が参加する道国保連合会は,医療費の軽減を目的に,6ヵ月以上の老人入院患者のうち,全国平均以下の医療費が3ヵ月以上続いている患者のリストをつくり,札幌市にも送ってきました。