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令和3年第3回定例会(第2号) 本文 2021-09-15
令和3年第3回定例会(第2号) 名簿 2021-09-15

  • "神長基子議員"(/)
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  1. 音更町議会 2021-09-15
    令和3年第3回定例会(第2号) 本文 2021-09-15


    取得元: 音更町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                会議の経過 開会(午前 9時59分) ◯議長(高瀬博文君)  報告します。  上野美幸議員から、所用のため欠席の届け出があります。  ただいまの出席議員は19名で、定足数に達しております。 開議(午前10時00分) 2 ◯議長(高瀬博文君)  これから、本日の会議を開きます。 日程第1 3 ◯議長(高瀬博文君)  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、石垣加奈子議員神長基子議員を指名します。 日程第2 4 ◯議長(高瀬博文君)  日程第2 町政に対する一般質問を行います。  通告順に質問を許します。
     松浦波雄議員、登壇願います。 5 ◯16番(松浦波雄君)〔登壇〕  おはようございます。  通告に基づき質問いたします。  町道の整備と維持管理について。  町が整備と維持管理する町道は、市街地及び農村部の広域な面積にわたり、国道、道道につながる交通網として着実に整備されてきました。特に市街地の住宅地内道路については計画的に整備が進み、町民からの苦情も少なくなってきたと認識しております。  一方、農村部の町道については、各種の補助事業などで整備が進められ、舗装化も進み、本町農業生産の向上に大きく寄与しているものの、現状に即した道路整備が不十分な状況もあるのではないかと考えています。本町農業の現状は、農家戸数の緩やかな減少に伴い、戸当たり耕地面積の増加で大規模農業経営となっており、それに伴い農機具が大型化しています。そのため、舗装化されていない町道の整備、舗装化されていても年数が経過している町道については路肩の沈下や路面が損傷しているところが大変多いと受け止めており、この対策について町の考えを伺います。  また、道路管理は、交通の安全確保とともに、道路沿いの草刈りなどによる農村の景観維持にも大きな役割を持つと考えるので、冬季の除雪を除く道路管理の状況についても町の考えを伺います。  道路整備について。市街地と農村部の町道路線の路線数と延長。農村部にあって舗装されている路線と未舗装路線、併せて、今後舗装化を計画している路線は。  市街地町道と農村部町道の年間管理費と今後の計画は。  農村部の舗装道路における路肩のへこみ、線状ひび割れなどの補修は十分できているのでしょうか。また、オーバーレイ補修整備の必要なところは何か所で、今後の計画は。  町が直接管理責任のない道道についても、整備当初と比較して格段の交通量の増加と車両の大型化により道路の損傷が随所に起きており、町道より管理状況に対する要望が多いと聞いています。このことに対して町はどのように認識していますか。  次に、草刈り等の道路管理について。道道の維持補修及び沿道の草刈りなどについて、近年遅れがちであり、交通安全上と農村の景観上からも苦情が多いとお聞きしますが、町と道との連携はどのように行っていますか。  多面的機能支払交付金は、農村の明渠排水路や道路沿いの草刈り、農道に砂利を敷くなどを住民が自主的に行い、地域の景観づくりに成果を上げていると思いますが、現在どのような状況であるか。また、今後も広がる方向にあるのか。  住民要望の聴き取りについて。町道の計画的な整備とその計画に反映させる住民要望の聴き取りはどのように行っていますか。  以上、御答弁をよろしくお願いいたします。 6 ◯議長(高瀬博文君)  答弁を求めます。  小野信次町長。 7 ◯町長(小野信次君)〔登壇〕  おはようございます。  町道の整備と維持管理についての御質問にお答えをいたします。  はじめに、1点目の道路整備についてでありますが、市街地と農村部の町道の路線数と延長につきましては、市街地が885路線、258.9キロメートル、農村部が282路線、789.2キロメートルとなっております。  また、農村部における町道の舗装路線及び未舗装路線の路線数、延長につきましては、舗装路線が153路線、419.4キロメートル、未舗装路線が129路線、369.8キロメートルで、舗装率は53.1%となっております。今後の舗装化を計画している路線につきましては、現在整備中の路線を含めると45路線、93.4キロメートルとなり、全てが事業実施には至っておりませんが、道路状況などを総合的に判断し、計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。  市街地と農村部の町道の年間管理費につきましては、パトロール業務緊急対応箇所を除く舗装修繕などの費用で申し上げますと、令和2年度は全体で約9,600万円となっており、このうち農村部における舗装修繕費は約8,400万円で、率にして約87%を占めております。今後の管理費につきましても、現状を確認し、保全しながら維持管理に努めてまいりたいと考えており、おおむね横ばいで推移していくものと考えております。  農村部の舗装道路における路肩のへこみなどの補修の実施状況、オーバーレイ補修整備必要箇所数と今後の計画につきましては、アスファルト舗装の損傷の種類は、その発生原因が構造に関するものをはじめ、積雪寒冷地特有の低温や積雪の凍結融解に起因するものなど様々でありますが、特に道東や道北の内陸地区は最低気温が低いため、温度変化による影響が大きいものと認識しております。  これらの対策といたしましては、路面性状調査により、現状の課題や維持管理の基本的な考え方、優先順位、対応内容を盛り込んだ舗装道路長寿命化計画に基づき、舗装道路長寿命化修繕事業、いわゆるオーバーレイ舗装を実施し、対応しているところであります。  舗装道路長寿命化計画では、対象としている幹線町道、準幹線道路の51路線、158キロメートルをオーバーレイ舗装により計画的に補修することとしており、現在、35.3キロメートルが完了したところであります。産業や地域生活にとって重要な路線を優先して実施しておりますが、それ以外の路線についても劣化の進み具合を注意深く監視し、必要に応じて局部的な修繕や、状況によっては計画の見直しも行いながら長寿命化を図ってまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。  道道の管理状況に対する要望についての町の認識につきましては、道道は、都市間交通を担う主要な路線として形成し、大型車両を含めて交通量も多く、道路の損傷度合いはより大きくなるものと捉えております。町に寄せられた道道に対する要望などは、道が設置する地域社会資本推進会議に対して要望箇所を伝えており、優先度の高いものから事業に着手いただいているものと認識しております。  次に、2点目の草刈り等の道路管理についてでありますが、道道の維持管理などに関する苦情に対する町と道との連携につきましては、道道に関する舗装修繕、排水不良、草刈りなどの意見、要望があった場合は十勝総合振興局帯広建設管理部へ連絡し、その後、道の担当者が現地を確認し判断しており、まちづくり懇談会などでいただいた要望についても同様の対応をしております。  多面的機能支払交付金事業の現状と今後につきましては、現在本町には31の活動組織があり、本町の農用地面積の約81%に当たる1万9,037ヘクタールの農用地を対象として、区域内にある道路や水路の草刈り、伐木、砂利の補充、壊れたコンクリート水路の取替えをはじめとする農業施設の部分的な補修など、農村の景観や農地の保全に向けた活動をしていただいております。  平成19年度の開始以来、制度が改正されながら実施してきたところでありますが、高齢化による活動人員の減少や事務負担の増加の理由から解散した組織もありますので、今後の活動区域の拡大は難しく、現在の活動区域を維持していただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。  最後に、3点目の住民要望の聴き取りについてでありますが、市街地の幹線道路を除く住宅地内道路の再整備事業は平成9年度から着手しており、町内会からの要望を基本に地区内の優先する路線について現地調査を行い、地域ごとのバランスに配慮しながら、予算の範囲内で実施をしております。  農村部の道路整備に対しましても町内会や連合町内会から多くの要望をいただいておりますが、近年、国庫補助事業の新規採択が困難な状況となっており、道路状況や緊急性などを考慮しながら、町単独費により計画的に進めております。  また、老朽化による路肩に不等沈下が発生するなど走行上危険を伴う路線と判断される場合には、町単独費による修繕や舗装道路長寿命化修繕事業で対応しているところであります。  今後につきましても、引き続き町の財政状況を踏まえながら整備を進めるとともに、国庫補助事業を活用するなど、少しでも早期に整備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 8 ◯議長(高瀬博文君)  答弁が終わりました。  松浦議員。 9 ◯16番(松浦波雄君)  答弁ありがとうございます。  まず最初に確認したいのですが、町道の総延長が約1千キロぐらいありまして、そのうちの780キロぐらいが農道なのかなというふうに数字的には思います。非常にやはり農道というのは長いんだなというのがよく理解できます。  そして、今後舗装率、舗装を計画している路線につきまして、45路線で93.4キロを舗装化を計画しているということでございましたが、これはいつまでということで考えておられるんでしょうか。 10 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 11 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  御質問の、農村部の今後計画している45路線、93.4キロメートルの整備がいつまでかかるのかということでございますが、現在ふるさと農道緊急整備事業ということで整備を進めているところでありますが、補助事業ではない事業でございまして、町全体の予算状況を見ながら進めているわけなんですが、なかなか進捗率が、年間の進捗、整備が進んでいない状況でございますので、何年までかかるというのはちょっと明確には、計画上も何年までという計画ではございませんので、御理解いただきたいと存じます。 12 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 13 ◯16番(松浦波雄君)  分かりました。当然こういうものにはお金が絡むものでありますので、この予算関係については後でまた確認させてもらいますが、いずれにしろ非常に長い農道ということについて、そのうちの53%が舗装されていると。一方市街地のほうは94%ぐらいの舗装率なのかなというふうに思うんですけれども、市街地と農村部の舗装比率というのは固定的なものなんでしょうか。それとも、もうちょっと農道のほうにも、今難しいという話は確かに聞きましたけれども、この舗装の比率を上げていこうという、そういう考えはあるのかどうか、それをお聞かせください。 14 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 15 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  農村部の舗装、舗装化を図っているかということだと思うんですが、先ほど申しましたふるさと農道緊急整備事業で砂利道であったところを舗装を施していっていますので、舗装率については農村部も上がっていっているというふうに認識しております。 16 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 17 ◯16番(松浦波雄君)  やはり未舗装道路を、特に農村部の未舗装道路を今後全て舗装するというのは難しい、当然難しいというのは認識しております。しかしながら、農道を通過する車両は大型化、高速化しています。現在農機具も車検を取らないと走れないというような、それぐらい性能が向上しているわけです。もちろん何回も言うように予算もありますので、おっしゃるようになかなか難しいというのは理解しております。  そこで予算の現状なんですけれども、令和2年度の決算を見ると、今お答えにありましたふるさと農道緊急整備事業が約3千万あると思います。そして、道路橋梁管理費のうち道路橋梁応急修理費、これが2億300万だったのかなというふうに思います。また、舗装道路長寿命化工事費、これは約7千万だったのかなというふうに受け取っておりますが、合わせてざっくり約3億円ぐらいの額があるのかなと思うんですが、今お聞きした中では舗装修繕費は約8,400万ということがあるんですけれども、令和2年度の決算と今言った8,400万の内訳と言えばいいのか、これについて一回説明をお願いいたします。 18 ◯議長(高瀬博文君)  藤原土木課長。 19 ◯土木課長(藤原靖博君)  8,400万の内訳ですけれども、先ほど議員おっしゃられたとおり、オーバーレイ長寿命化工事の費用と、あと町道の舗装修繕に係る業務を発注しております。それで、舗装の長寿命化、舗装道路長寿命化工事が7,020万程度、あと町道舗装修繕業務、そのほかの修繕等の舗装業務が2,580万程度という内訳になっております。 20 ◯議長(高瀬博文君)  井原経済部長。 21 ◯経済部長(井原愛啓君)  先ほどお話がありましたふるさと農道緊急整備事業の関係でございますが、約3千万の予算を執行しております。令和2年度につきましては約1.3キロの舗装を実施しております。  以上でございます。 22 ◯議長(高瀬博文君)  藤原土木課長。 23 ◯土木課長(藤原靖博君)  すみません、答弁漏れておりました。先ほど舗装修繕業務と、あと長寿命化工事で合わせて9,600万程度、そのうち農村部に係るものが8,300万ということになります。  以上です。 24 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 25 ◯16番(松浦波雄君)  要はここで答弁でいただいた数字が、補修舗装修繕費、これが8,400万で、私としては道路を造るのを含め約3億ぐらいあったのかなというふうに思ったんですけれども、農道の舗装化については、まず市街地が94%で農道が53%、そのうちの、新たに砂利道を整備するんであればもうちょっとこういうお金が使えないのかなというふうな疑問を持ちましたので今質問したんですけれども、その部分についてはどういう認識なんでしょうか。 26 ◯議長(高瀬博文君)  井原経済部長。 27 ◯経済部長(井原愛啓君)  ふるさと農道緊急整備事業ということで地方単独債、地方債を活用しながら現在進めておりますが、本来であれば、その補助金等を活用して進めれれば進捗状況もよくなると思うんですが、近年補助事業に採択されるための要件がかなり厳しくなっております。本町の場合600間ごとにもうおおむね農道については舗装がされております。その間の今度舗装については中間の200、300間ですか、その道路の舗装ということになりますと、例えば補助事業でいきますと、受益面積が100ヘクタール以上ある、それから農業施設がたくさん張りついているとか採択要件がかなり厳しくて、補助事業をなかなか投入することができないという状況になっております。  このことからやむを得ず起債、地方債を利用しながら整備を進めているという状況でございますので、なかなかそこの金額といいますか予算については、状況、町の予算を見ながら計上するという形になりますので、なかなかそこを伸ばすというのは現在厳しい状況にあるのかなというふうに考えております。 28 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 29 ◯16番(松浦波雄君)  そこでちょっと確認したいんですけれども、第6期総合計画の町道の整備促進、維持補修という項目には、交通ニーズを踏まえ、補助事業を活用した整備手法を検討し、農村部の道路整備を進めますというのがあります。今度々お答え、御答弁にもあるんですけれども、6期総でいうところの補助事業、これは具体的に何を指しているのか、それについてお答えください。 30 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 31 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  総合計画で補助事業を活用しながらという表記になっていますけれども、先ほど答弁でも補助事業がなかなか厳しいという言い方をさせていただきましたが、畑総事業とかでは拾える路線もございますので、そういったものを補助事業を模索しながら、活用しながら整備を進めていこうというものでございます。  以上です。 32 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 33 ◯16番(松浦波雄君)  それでは、おおむね予算について、ちょっとあまりよくできなかったんですけれども、確認したというところで、舗装道路の補修についてお伺いいたします。最初の部分でも述べましたが、農機具の大型化により、道路の傷みが想定より早くなっているというふうに受け取っております。そこで、現在、今道路をつくっているんですけれども、道路の構造上の設計基準というのはあるんでしょうか。あるとすれば、いつ制定されたものなんでしょうか。 34 ◯議長(高瀬博文君)  藤原土木課長。 35 ◯土木課長(藤原靖博君)
     整備の基準でありますけれども、道路法とか、あと道路構造令など国が示した基準をもって設計をしております。また、北海道など特性を考慮しました道路設計要領というものを基に設計、施工をしている状況であります。  あと、いつからということなんですけれども、道路設計要領などはいろんな国の基準等、あと要領と法律などを最新のものを、技術基準を基に、毎年更新されておりますので、その要領を使って設計をしているところであります。 36 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 37 ◯16番(松浦波雄君)  私が言いたいのは、せっかく道路を造っても傷みが早いなと。それで、もしかしたら古い時代の設計基準に基づいて、それで道路を造るから現在の大型化、高速化した車両に対応できず、傷みが早いのかなというふうに考えておりましたが、そうではなくて、いつも何か最新のものに合わせてやっていると、このように今受け取りました。  現状やはり傷みが早いわけなんです、現実として。そこで、いろいろこの補修等についてもかなりお金がかかっているようなんですけれども、最初から、分かりやすく言うともうちょっと立派な、強い道路構造基準で、つまり町独自の強度を増した道路造りというような、こういうものはできないものなんでしょうか。 38 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 39 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  先ほど課長から申しました最新の基準を使って整備しているというのはあくまでも新設とか改築に関わるものでございまして、昔農道事業とかで整備した道路に、砂利道に舗装を施しているというのは、砂利道の部分は古い基準ということになりますので、そういった違いはあるのは御理解いただきたいと存じます。  それで、舗装の傷みが激しいという、道路の傷みが早いということでございますけれども、答弁でも書いたように、構造的なものに起因するものと積雪寒冷地の特有な気温の大きな変化で、そういったもので横断クラックですとかそういったものが発生するという研究もありまして、そういった単に増圧といいますか構造を強化するというのは、新設の道路と同じ構造にしなければならないといった、費用的にもそれだけかかってくるということになりますので、その辺御理解いただければと思います。 40 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 41 ◯16番(松浦波雄君)  私が道路の基準等を見た限り、交通量とかそれに伴う道路の幅とか、そういうことしか私探すことができなかったもので、それも、何回も繰り返しますように、それだけではないよなと。特に農村部、北海道の道はそれだけではないよなというような気がいたしまして今質問したわけであります。  そこで次に、今度は未舗装道路部分について確認いたします。未舗装道路は、現在砂利の道とアスファルト廃材を利用して整備されている道があるというふうに思うんですけれども、確認したところこのアスファルト廃材はネクスコからの切削材ですか、これのようなんですが、本年度のネクスコからの入手量とその価格というのはどれぐらいなんでしょうか。 42 ◯議長(高瀬博文君)  藤原土木課長。 43 ◯土木課長(藤原靖博君)  ネクスコからの切削材の搬入状況ですけれども、多少前後はあるかもしれないんですけれども、近年平均的に4千立米程度あります。価格のほうなんですけれども、町と契約を結んでいるんですけれども、2,800円ということで、現地着の値段だということで2,800円という単価であります。  失礼しました。価格なんですけれども、ネクスコからは無償という形になっております。失礼しました。 44 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 45 ◯16番(松浦波雄君)  例えば、今お聞きした4千立米が令和3年度分というふうにお聞きしました。平成30年度はこのアスファルト廃材、5,400立米受けていると思うんですけれども、アスファルト廃材による簡易舗装と言えばいいんでしょうか。非常に評判がいいというふうにお聞きしております。ちょっとこれは難しいのかもしれませんけれども、安定的に例えばどれぐらいというのは、そういう支援の受け方というのはできないんでしょうか。なぜこういうことを言うかというと、それによって計画的にアスファルトを使うことができると。これは町のはっきり言って勝手な要望なんですけれども、安定的なそういうアスファルト廃材の入手というようなこと、これはできないんでしょうか。 46 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 47 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  ただいまのアスファルト廃材の利用については、ほこりが立たないといったところで非常に評判がいいところでございます。それで、このアスファルト廃材の受入れについては、平成24年ぐらいからだったと思うんですが、それから受入れを始めて、年間の発生量というのはネクスコが舗装補修をする事業量によってちょっと変わってきますが、先ほど課長が申しましたように、平均すると大体4千立米ぐらいといった量は続いております。そういった面で、ネクスコの管理事務所には、非常に評判がいいので続けていただきたいという申入れはしております。  以上です。 48 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 49 ◯16番(松浦波雄君)  そうですね。ほこりは立たないし、雨が降って大雨が降ったときも、砂利だと砂利がばーっと流れているんです。水たまりもするということがあるんですけれども、アスファルト廃材ではそれがないということで、やはり非常にいいものなのかなと思います。  そこで、今無償でアスファルト廃材をもらっているんですけれども、このアスファルト廃材というのは購入できるものなのかどうか。買えるとしたら幾らぐらいなのか。アスファルト廃材以外にも、コンクリート廃材というのも、これもいいということも聞いておりますので、それぞれこの価格、現在使っている道路の砂利の価格、アスファルト廃材をもし買えるとしたらその価格、コンクリート廃材、コンクリートがら、これも買えるとしたらどれぐらいなのか、立米当たりの価格をお知らせください。 50 ◯議長(高瀬博文君)  藤原土木課長。 51 ◯土木課長(藤原靖博君)  まずネクスコのアスファルト廃材なんですけれども、契約している、今工事等で使っている単価でありますけれども、現場着の金額で2,800円、1立米当たり2,800円となっております。  あとコンクリート再生骨材と廃材なんですけれども、こちらは地方単価ということがありまして、コンクリート再生廃材、再生骨材に関しましては、粒径にもよるんですけれども、通常工事等で使っております0~40ミリというのがありまして、それは、プラント渡しの金額になりますけれども、1立米当たり2,200円、また、ちょっと粒径が大きくなりまして0~80ミリになりますと2,100円となっております。あと砂利の単価でありますけれども、こちらも地方単価になりますけれども、0~40ミリが3,350円。こちらは現場着の値段となります。同じく0~80ミリが1立米当たり3,300円という価格になっております。  以上です。 52 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 53 ◯16番(松浦波雄君)  ちょっと確認なんですけれども、アスファルト廃材は購入できる。購入価格が2,800円と。これでよろしいんでしょうか。 54 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 55 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  今、課長から申した金額は、アスファルト廃材の価格は町が砂利道に敷いている契約価格でございまして、一般の方がネクスコ廃材を買えるかといったら、そうにはならないものでございまして、一般的に町道の再整備事業とか工事によって出たアスファルトを砕いたアスファルト廃材というのがあると思います。それは別に一般の方が買えるというものでございますが、ちょっと価格については押さえていないのが現状でございます。 休憩(午前10時40分) 56 ◯議長(高瀬博文君)  休憩をいたします。10分程度。 再開(午前10時48分) 57 ◯議長(高瀬博文君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  松浦波雄議員。 58 ◯16番(松浦波雄君)  確認いたします。ネクスコからのアスファルト廃材は無償で提供を受けていて、そしてそれは運び賃で2,800円なのかなと思います。民間業者等でアスファルト等を改修して、そしてそれをアスファルト廃材として売出しというようなこともやっているのかなと思います。私が確認したいのは、そういうネクスコ以外の産業廃棄物を処理した後のアスファルト廃材を購入することができないのかと。購入できるとしたらそれは幾らなのかというのを確認したいんですが。 59 ◯議長(高瀬博文君)  下口谷建設水道部長。 60 ◯建設水道部長(下口谷 茂君)  今の御質問でございます。先ほどの説明を、町がネクスコから受け入れている切削材のちょっと補足の説明をさせていただきたいと思うんですが、先ほど課長から無償でネクスコから受け入れているという話をしまして、その後、現場に持っていって2,800円ということでございますが、その現場に持っていくまでに、ネクスコからの切削材については高速道路の表面を削った非常にアスファルト分が多い材料でございまして、一般的な道路の剥がしたものを砕いたものにつきましては砂利気が多いものでございます。今うちのほうで2,800円で契約しているものについては、ネクスコからのアスファルトの多いものと一般的なクラッシュした、砕いたアスファルト廃材をブレンドして、それを現場に持っていっているのが2,800円でございます。  議員言われます一般的なアスファルト廃材を利用できないかということなのかなと思いますけれども、それを現場に持っていったとしても、今うちが使っているアスファルト廃材のような固まるとかそういった面では、アスファルト分が少ないものですから、そういったことにはならないのかなというふうに思います。  それとあと、先ほどほこりが立たないで好評をいただいているという話をしましたが、地域によってはやはり普通の砂利のほうがいいという地域もありますので、その辺は地域の声を聞きながら実施しているところでございます。  以上です。 61 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 62 ◯16番(松浦波雄君)  了解しました。  それで、今アスファルト廃材について確認したところでありますが、これで大体どれぐらいできるのかというので、私の認識では、今のこの4千立米ぐらいであれば10キロ前後なのかなというふうに認識しておりますが、これについてはおおむねどれぐらいができるというふうなところなんでしょうか。 63 ◯議長(高瀬博文君)  藤原土木課長。 64 ◯土木課長(藤原靖博君)  このアスファルト廃材の利用なんですけれども、過去3か年の実績で申しますと大体12キロから14キロ程度実施しております。あと予算の範囲内で行っているというところもありますけれども、12キロから14キロの実績ということであります。  あと、先ほど舗装率53.1%と言いましたけれども、こちらの数字には入っておりません。 65 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 66 ◯16番(松浦波雄君)  砂利道が非常に多いという現状の上で、このアスファルト廃材が非常にいいと。砂利がいいというところもあるんでしょうけれども、その上で長い砂利道について、舗装が難しいんであれば、そういう要望の多いアスファルト廃材ということで確認したんですけれども、年間12から14キロですか、ぐらいしかできないということで、なかなか難しいものがあるなというのを改めて確認したところであります。  ただ、いろいろ、アスファルト廃材にしろコンクリートがらにしろ廃棄物、本来は廃棄物になるものを使うというのは環境保全、SDGsの観点からもやはり重要なのかなと思いますので、その部分についてはぜひまた研究をしていただければなというふうに要望いたします。  では次に、町が直接管理責任のない道道の整備だとか草刈り等の道路管理についても伺ったんですけれども、これについてはいろいろな各種手段で住民の要望を把握されているというふうに受け取りました。これらについてはしっかり道のほうにも伝えてほしいなと思います。  そこで、多面的機能支払交付金についてですが、令和2年度で31の組織があるのかなと思います。そしてこれは地域資源や農業、農村環境の保全向上、農村地域の活性化など幅広い活動を支援するものと認識しておりますが、この活動のうち、草刈りなどの環境保全、それと道路の維持整備、それぞれ具体的にどれぐらいあるのかなというのをお聞かせください。 67 ◯議長(高瀬博文君)  井原経済部長。 68 ◯経済部長(井原愛啓君)  現在多面的機能支払交付金で取り組んでいただいている事業内容についてということでございますが、まず一つ目が、農用地に関する活動として、のり面の草刈りほか、降雨により洗掘を受けた箇所の補修や耕地防風林の下草刈り、それから二つ目として、農道に関する活動といたしまして、草刈りのほか側溝の土砂上げ、それから路面の敷き砂利補充、それから降雨により流失した路肩の補修など、それから三つ目が水路に関する活動として、草刈りのほか土砂上げ、それから崩れたのり面の補修や破損したコンクリート水路の補修を実施しております。  このほか、学校や町内会と共同してごみ拾いなどの環境保全活動、それから大雨など災害時における応急体制の整備などの防災・減災力の強化活動、それから植栽等の環境形成活動に現在取り組んでいただいております。  取り組んでいただいている組織は、それぞれの項目によって、全体の31組織のうち、地域ごとに取り組んでいただいている項目が違うものですから、それによって、最低でいきますと例えば4組織しか取り組んでいないとかそういった形で、取組状況については、そのそれぞれの組織の中で実際にやっていただいている項目を挙げて実施してもらっているところでございます。 69 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 70 ◯16番(松浦波雄君)  何を質問しようとしていたのかがだんだん分からなくなってきちゃったんですけれども、この活動は、多面的機能支払交付金による活動というのが各種いろんなことをされているというのは認識しております。そこで、私は今回は景観維持の部分について確認したかったので、その部分について、じゃちょっと質問を変えて。せっかくいいこの制度を使って、草刈りだとか、それは町道だけじゃなくて、道道付近も含めてそういうことがまずできるのかどうか、音更町でもそういうことをやっている組織があるのかどうか。この景観維持の草刈り等について教えてください。 71 ◯議長(高瀬博文君)  井原経済部長。 72 ◯経済部長(井原愛啓君)  多面的機能支払交付金事業につきましては専ら農道の整備といいますか環境保全に係る事業となっておりますので、道道とかとなるとちょっと外れるのかなというふうに認識しております。 73 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。
    74 ◯16番(松浦波雄君)  ちょっと話ずれるんですけれども、音更町の場合は令和2年度で31組織あると。そしてその支払額も2億4,400万円支払い出ていると思います。ちょっとほかのところと調べて比べてみたらずば抜けても多いんです、音更町は。全道で見てもひょっとしたらトップクラスなんじゃないかなというぐらい非常に組織が多いんですけれども、ちょっとすみません、環境から話が外れて申し訳ないんですけれども、このように活発な理由というんですか、どのように捉えておられますか。 75 ◯議長(高瀬博文君)  井原経済部長。 76 ◯経済部長(井原愛啓君)  この制度が始まり出したのは、平成19年度から始まっております。そのときの取組の組織といたしましては18組織、そのときはそのぐらいで、面積も1万1,929ヘクタールというところぐらいから始まっております。それから、それぞれの行政区の皆さん方に協力をいただきまして現在の31組織、それで57行政区で、協定で現在取り組んでいただいている面積が1万9,037ヘクタールというところまで広げていただいております。これは、地域の農村に住んでいらっしゃる皆様方がやっぱり環境にいろいろと関心を持っていただいて、いろんな事業に取り組んでいただいている成果だというふうには認識しております。 77 ◯議長(高瀬博文君)  松浦議員。 78 ◯16番(松浦波雄君)  これについては、私は今回道路と道路整備の維持補修と環境保全ということについて絞って質問しておりますので、これはこれ以上は質問しませんが、いずれにしろこういう非常に音更町、本町が活発な、そして一生懸命やられているということで、今答弁にもありましたけれども、これを支援してもらえるようなことをよくやっていただければなというふうに考えております。  最後になりますけれども、本町農業の現状は、農家戸数の緩やかな減少に伴い、戸当たり耕地面積の増加で大規模農業経営となっており、それに伴い農機具が大型化しております。町道の整備や維持管理の要望も多いと思います。住民要望の聴き取りについて、これは丁寧に行っておられるようですけれども、第6期総合計画でも、交通ニーズを踏まえ、補助事業を活用した整備手法を検討し、農村部の道路整備を進めますとあるように、しっかりとした整備、そして、どうやったら道路の傷みが少ないか、壊れにくいかを研究していただいてしっかりとした整備をお願いして質問を終わります。 79 ◯議長(高瀬博文君)  小野町長。 80 ◯町長(小野信次君)  松浦議員さんから、町道といいながらも農道、特に農村部における道路網の整備ということでの御質問であったかなというふうに思っております。それぞれ答弁をさせていただきました。農道の整備につきましては、地域間の中でもって若干遅れを取ったというところの地域もあったりして、先ほど部長等から説明をさせていただきましたけれども、今、土地改良を含めながら、ふるさと農道の緊急整備事業を持ちながら進めているというのは説明させていただいたとおりであります。  そのほかに、今お話にありました。大きな農業の大転換となってから、これは昭和40年代から始まって今に至るまで、緩やかであるけれども、農村の中では大規模化して、その反面減少をしていっているという現状については松浦議員がおっしゃったとおりだというふうに思います。  ただ、その中で、大型化という単純なものではなくて、やはり企業的な経営に移り変わってきているというものもあって、従来の、説明にあったように構造改善事業だとか、それからここに20年くらいの中で畑総、畑作総合対策事業という形の中で、農地の区画はじめ農道、そしてまたその中には農村の生活インフラを含めた、飲料水も含めて、そういった事業によってこれだけの農家の生活環境、それから生産環境が整ってきたことは事実です。  問題は、今御指摘にありましたように、その中で機械の大型化、これは以前、道路の前に橋が、音更は川が多いから、400橋近くということで、400あるかないかはまた別にして、三百八十幾らという。その橋が、橋の幅がもう今の農機具の中で、特に最初に起きたのは大型コンバイン、その次に起きているのが、酪農家が今液肥状態にしているものを運ぶというタンカーというか、今までは10トン20トンだというのがあるんだけれども、今御存じのようにもう30トンだとか、下手したらそれ以上とかというものを引っ張るような時代に入っちゃった。  その中で、先ほど一等最初に言われたように、道路の強化をできないのかというお話がありましたけれども、道路は、我々のいわゆる町道というもの、特に宅内道路を含めて、春先になると、しっかりした道路をつくれないのかというお話も各町内会でよく言われますけれども、国道と同じ構造で全部道路基準があるわけでない。そしてまた、それをやったら自治体はもたないんです。  それと、これは余分な話になるかもしれないけれども、今そういった中で、この道路という問題を国全体で考えるべきだというふう指摘をしている。これは松浦議員もいろいろ情報が詳しいからもう既に見られていると思うけれども、これを一番最初に打ち立てて、今国土強靱化ということをみんな口で言うようになっている。この国土強靱化の創設者というのは実は、皆さん方も御存じのように、過去に国土交通省参与になった藤井聡先生という京都大学の先生なんです。みんなうなずいているから分かるけれども、この方が、産業も、そしてまた人流というか、そういうことも含めて日本の中で道路を強化しなければいけないんだと。  だから、今まさにおっしゃるように生産構造、それから生活空間、そういったものを全部合わせたときに道路の整備をしなければならないんだということを、今ちょうど総選挙も始まるけれども、その中の論議の中にこういったことをしっかりと意識をして持っていただいて、政治家の皆さん方にも我々は訴えて今もいるところなんです。だから、農道だからいいという話じゃない。  それと今、御存じのように農業生産というのも企業化してきて、町村をまたぐようになったんだよ、十勝管内でも。そうすると、そこで重量かかる生産物であったり、さっき話に出た廃棄物というかそういったものも運ぶという中で、町村をまたいで道路が傷み出しているということも事実なんです。そこで我々も、例えば北十勝4町なら4町の中で、そういった道路の強化をしてほしいということも要望を毎年しながら今きているところであります。  それはちょっと離れましたけれども、そういった意味で、農業地帯である中で、じゃ今の対策の中でどうすればいいかという中で、先ほど松浦議員さんから御提案いただきましたけれども、アスファルト廃材については、部長からもお話しありましたように、必ずしもこれが完璧なものじゃない。ほこりが立たないという面ではいい。ただ、あとの維持管理は、今同じ会派の鴨川議員いらっしゃるけれども、そういった地帯でも、敷いた後の補修というのは、ちゃんと路盤改造して、そしてその上にアスファルト廃材を乗せているのならいいんだけれども、道路の、全く普通の農道の上にアスファルト廃材を乗せたということによって路肩から傷んでくる、あるいは断面的に見ると上り下りのところで傷んでくるということで、後に今度一般の、砂利道であれば1年に2回ぐらいグレーダーかけて、そしてきれいにして使うというのはできるんだけれども、これを上に乗っけちゃうとグレーダーでいじれないんだよね、今度。  そういうのもあって、さっきお話しさせていただきましたように、それぞれの地区の希望によってはお使いになって決して悪いわけじゃないと思います。ただ、それを維持していくという意味でもまた逆の手間暇もかかるということも事実で、それを一回使うとまた次もそのやつ欲しいとなるから、今、松浦議員さんがさっきおっしゃったように逐次延ばして、延伸していけるかといったら、その補修にもかかる。そうしたら1年間に、さっきお話に出て話題になったように、年間に4千立米で12キロから14キロ延びますよという計算はできるけれども、ずっと延ばしていくわけにいかない。だからそういうのも含めて、この面についてはそこも含めながら研究しながら、これからも要望あるところには埋め込んでいきたいなというふうに思ってはおります。  あとはもう一つ、多面的機能の話。これは音更町は取り組むのが遅かったんだよ、はっきり言って。皆さん歴史調べたら分かると思うけれども。19年からと言っているけれども、これをやることによって町の手出しもあるわけ。当初は音更はそれで遅れたんだ。ところが19年から始めた。そうしたら、一気にそれがいいと思ってだーっと増えてきて31団体ができました。でも、これを維持していくという中ではちゃんとした経理もやらなければならない。毎年国のお金来るわけだから。そういった経理の煩雑さもあって、一時はそれを農協でやってくれという団体も出たんです。でも、それは別だよと農協に言われている。だから、こういうことをちゃんとやっていける団体は残っていくと思う。ただ、これもずっとやれるという話でないんだから。  もともとは、国の農政制度が大きく変わったときに、中山間地も含めてどうやってその補填分を補うかといったときに、あぜ道、そして山、山里、そういったものを資産というふうに見て、資材、資産と見て、そこにお金を落としますよ。だから本来はこれは北海道では、松浦議員さんはさっき音更町多いねと言ったけれども、たまたまそういったことを考える政治家が音更出身だったんだよ。ほかにも当たってはいるといいながらも、これだけの規模でやっているのはやはり御指摘のように音更町が一番多いと思います。  ただ、これも本来の国が考えた目的では、最初は音更町はなかなかその対象に、だからどうやってやるかということのテクニックでここまで来たけれども、本来はなかなかこれは難しい。  ただ、その中で地域コミュニティもあって、そこにはこども会、あるいは老人クラブも入れるよと言って、全体の景観をきれいにしていきましょうという目的の中ではこれは大きな役割を今も果たしているということは間違いないと思います。  あわせて、これをほかの道路の管理ということになると、これ、よく調べたらいいと思う。今、町道と言って農道と言っているけれども、ここは今まで道路愛護組合というのがあって、それを管理していた人たちがいるわけ、どこでもあるんだけれども。でも、この事業を使うといったら、その道路愛護組合がそこの道路を管理することにダブルにならないから。交付金の二重交付になるわけだから。  そういうことも含めて、これとうまく利用しながら、しかし、松浦議員さんが御指摘のように、農家戸数が減ってきた中で、その環境を整えていくという中では、町にとってもこういった団体があるということに対しては大変ありがたいということで、お互い力を出しながらこれからもこれをやっていければいいなというふうには思ってもいるし、地域もきっと頑張ってくれるんでないかなというふうに思ってもいます。  そんなところで、特にこれからという中での道路管理に対してのお話でしたけれども、まずはとにかく、さっき最初言ったように、国も考えていかなければならないんだ。大型化を推進したんだよ、今日まで。今もそうだから。もうちょっと農家構造を考えながらどうやって、それであれば、生産空間と、それから生活空間ということを言い出したんだから、その環境をどう整えていくかということもしっかりと、我々にもそこの環境を整えていくだけのお金、そして、何がもう一つ大事かといったら、よく言われるのは、公共に携わるお金というのは緊縮しようという時代がずっと30年も40年も続いたんだよ、はっきり言って。悪いけれども30年は続いていると思う。ただ、今そうじゃないというのを少しずつ政治家でなくて経済学者も言い出した。そこで一番やり玉に上がってきたのが道路なんです。  だから、この道路については、今回こういうテーマで挙げてくれたということはうちの町にとってもありがたいと思うし、ただ、認識を新たにしながら、この財源をどうやって確保していくかというのは我々も努力してまいりたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 81 ◯議長(高瀬博文君)  以上で、松浦波雄議員の質問を終わります。  次に、三浦和子議員、登壇願います。 82 ◯10番(三浦和子さん)〔登壇〕  通告順に従いまして、音更高校の3間口を維持するために一般質問させていただきます。  第6期音更町総合計画で掲げているまちづくりの未来像「みんなが住みよい 選ばれるまち おとふけ」の基本目標には教育環境の重視があげられています。  人口約4万4千人の音更町には、小学校が11校、中学校が5校、音更高校、帯広大谷短期大学と文教の環境は整っていると言えますが、近年、音更高校は町内中学生の入学希望者の減少により、間口削減、学級減の状況にあります。  令和2年度は、4間口、定員160人のところを最終入学者数は107人、1学級減の3学級となりました。そのことを背景に、昨年9月、北海道教育委員会は、令和3年度道立高等学校入学者選抜における十勝学区配置計画において音更高校の間口を4間口から3間口へと削減決定し、今年度は3間口、定員120名に対し入学者63人であり、その結果2学級となり、大変厳しい状況になってしまいました。現在、学級減に伴い教職員数も削減され、音更高校の特色の一つである単位制の維持も危うくなってきています。  このような現状から、音更町は、今年8月5日、北海道教育委員会に来年度の十勝学区における北海道立音更高等学校の間口維持に係る要望書を提出いたしました。その中には、「今年度実施した町内の中学3年生への進路意向調査では、音更高校へ進学を志望する生徒数は120名となり、近隣市町村からの入学者や音更高校から他校へ進路変更する生徒数を考慮しても令和4年度の入学者数は3間口の基準を満たすものと考えている」とあります。  私は、本当に生徒数を確保できるのかと大きな危惧を感じています。今は、令和4年度の入学者は3間口維持、120名確保しなければならない重要な時期であり、その結果は音更高校の未来を決定づけることになると思われます。音更高校が音更町の誇りとなる地元の高校として存続し、さらに発展させたいという思いから質問いたします。  (1)、今年度の入学者の減少の原因を要望書では、昨年と同じく、1、少子化の影響、2、音更高校の魅力が町内の中学生に伝わっていないと押さえているが、そのほかの要因はないのか伺います。  (2)、音更高校の魅力を町はどのように捉えているのか伺います。  (3)、音更高校は、環境デザイン科目を開設するなど地域と連携した特色ある教育課程を編成しているが、町としてこれまで音更高校とどのように連携し地域との関わりをつくり出してきたのか、また、今後どう行おうとしているのか伺います。  (4)、音更高校の3間口を維持するために今年度新たな取組や支援策を考えているのか伺います。  (5)、要望書には「町内関係機関・団体とも連携し」とあるが、期成会など地域一体となる取組を考えてはいないのか伺います。  以上、御答弁よろしくお願いいたします。 83 ◯議長(高瀬博文君)  答弁を求めます。  福地隆教育長。 84 ◯教育長(福地 隆君)〔登壇〕  音更高校の3間口維持についての御質問にお答えいたします。  はじめに、1点目の今年度の入学者減少の原因及び2点目の音更高校の魅力の捉え方につきましては、関連がありますので一括してお答えいたします。  音更高校は、平成27年度の定時制課程農業科の募集停止に併せて全日制課程普通科単位制を導入し、主体的な学習が可能となるよう、多様な選択科目の中から生徒が自らの興味・関心や進路希望のための学習を重点的に行えるようにするなど、魅力ある教育を実践しております。さらに、普通科でありながら農業科目「地域環境」を1年次に全員が学習し、2、3年次に向けては、地域の専門家を外部講師として招き、花と緑を取り入れた科目「環境デザイン」を開設するなど、閉科となった農業科の伝統を引き継ぎながら、地域に根差した特色ある教育課程を展開しております。  また、全道に2校しかない管弦楽局のほか、ダンス部、書道部をはじめとする多様な部活動が盛んに行われており、町の様々な行事に出演していただくなど、町にとってなくてはならない存在であるのと同時に、生徒にとっても、多くの町民を前に持てる力を発揮することで、社会に接しながら、表現力を身につけ、達成感を得る貴重な教育の場となっております。  このように、音更高校は地域と連携した魅力と特色のある学校と捉えておりますが、教育活動の充実とは相反し、近年、入学者数が急激に減少している状況にあります。その主な要因といたしましては、少子化の影響と音更高校の魅力が町内の中学校に伝わっていないことと捉えておりますが、音更高校の入学者に占める町内中学卒業生の割合は70%程度と高い率である中で、今年度は、町内中学卒業生に占める音更高校への入学者が前年度に比べて6%程度の減少となり、その多くが近隣の高校へ流出した結果、音更高校への入学者が減少したものと考えております。  次に、3点目の町との連携による高校と地域の関わりや今後の方向性についてでありますが、本町では、町民一人ひとりが自らの人生を豊かにし、生涯にわたって学習する機会を充実させるため、音更高校と連携したプログラムを提供する高校開放講座を平成13年度から開設しており、近年は、教員や生徒の指導・協力の下、特別教室や農場、ビニールハウスなど高校の持つ教育機能を活用して、寄せ植え講習会、書道講座やダンス体験講座などを実施していただいておりますが、これらは、子どもから大人まで広く町民に音更高校を知ってもらい、身近に感じてもらう機会となっております。  また、音更高校が部活動をはじめ、こうした生涯学習活動を通して本町のまちづくりに連携・協力する活動を持続、発展させるための支援として、音更高等学校教育振興会に対しパートナーシップ事業交付金を毎年交付しているところであります。  このほか、役場庁舎南側休憩広場の計画案策定ワークショップでは、環境デザインの一環として生徒に一般参加者と対等な立場で参加していただいたほか、地域環境では、役場庁舎や公共施設などの花壇や植樹帯への植栽を通じてまちの環境美化にも貢献していただいております。また、町では、教育委員会以外でも、企画課、総務課、商工観光課、産業連携課など複数の部署で音更高校と授業や部活動を通じた連携事業を展開しており、インターンシップ事業では、町内の企業や団体も含め受入先となり、連携を図っているところであります。  今後においては、町だけではなく、地域との関わりを深める取組が重要でありますので、町内の企業や団体と音更高校の連携をこれまで以上に進めるよう町として支援してまいりたいと考えております。  次に、4点目の音更高校の3間口維持に向けた今年度の新たな取組や支援策についてでありますが、来年度の音更高校の募集間口については、既に公表されておりますが、3間口を維持することができました。今後は、安定した入学者数を確保できるよう、町内の中学校と音更高校が連携を深め、教員や生徒による相互交流と情報共有、そして保護者への情報発信を強化するとともに、地域との連携を深める取組を進めることが重要となります。  今年度、コロナ禍において、人と人との触れ合い、コミュニケーションを図る取組は感染防止の観点から実施が難しい状況ですが、できる範囲で進めているところであります。また、町広報紙により音更高校の活動を紹介する記事を継続して掲載するとともに、今年度からは、町のホームページを活用したPRを行っております。  新たな取組として、町の企画課職員1名に中高連携コーディネーターとしての役割を持たせ、町内中学3年生に対する進路希望調査や音更高校の生徒に対するアンケートを実施したほか、音更高校や各中学校を巡回して、現場で求められている情報を収集し、中学校の進路相談に活用できるよう、音更高校に関する各種資料をファイルに取りまとめ、各中学校へ配布しており、今後、随時、追加や更新を行うこととしております。  そのほか、先ほど申し上げましたパートナーシップ事業交付金について、今年度は、音更高校の魅力向上と間口維持のために50万円を増額し、150万円として交付したところであります。  今後におきましては、高校の授業で生徒が育てた花の鉢を各中学校へ届けて、引き続き中学生の手で大切に育ててもらう、心の通う取組を来年度以降実施する予定としております。また、町や町内の企業、団体などの一定規模の事業活動に高校生が企画段階から事業完了まで継続して参画する活動を教育課程に組み込み、単位として認定するなどの取組について、音更高校や関係者で検討を進めてまいりたいと考えております。  生徒の活動が地域に見える形で連携を進め、地元の高校としての存在感を地域に深く浸透させ、また、単位制としての魅力向上を図るとともに、生徒の卒業後の進路やキャリア教育にも大きな効果を期待するところであります。  最後に、5点目の期成会など地域一体となる取組についてでありますが、現在のところ、同窓会をはじめ町内関係機関・団体から期成会についてのお話はお聞きしておりませんが、町といたしましては、まずは先ほど申し上げました町内企業、団体などとの連携ということで、地元の音更高校がこれまで以上に地域に根差した特色ある高校となるよう支援することに努めてまいりたいと考えております。将来、音更高校と地域の連携が進んでいく中で期成会についてのお話がありましたら、その段階で検討させていただきたいと思います。  音更高校への支援につきましては、町の第6期総合計画に基づく施策として、今後も情勢の変化に合わせながら引き続き対応を検討してまいりたいと考えております。  また、音更高校の魅力発信につきましては、議会総務文教常任委員会の活動テーマにもなっておりますので、議会からの御意見等もいただきながら連携して進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 休憩(午前11時32分) 85 ◯議長(高瀬博文君)  休憩をいたします。5分程度。 再開(午前11時38分) 86 ◯議長(高瀬博文君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁が終わりました。  三浦和子議員。 87 ◯10番(三浦和子さん)  御答弁いただきましたので、再質問させていただきます。まずはじめに、今年度実施した町内の中学3年生への進学意向調査とはどのような内容の調査だったのでしょうか。どんな設問であり、どのように集計してどこにどのように報告されたのか、具体的にお伺いいたします。 88 ◯議長(高瀬博文君)  八鍬教育部長。 89 ◯教育部長兼教育総務課長(八鍬政幸君)  今年度中学3年生を対象に卒業後の進路希望を把握するための調査というのを今年の7月に実施をしているところでございます。対象につきましては中学校5校の3年生全員でございまして、お一人ずつアンケート調査をお配りをして、回答を集約したところでございます。これにつきましては、個人が特定されるようなことはなく、無記名でのアンケートでございます。  設問につきましては、8問ほど設けさせていただきまして、まずはじめに、進路の希望については、就職を希望するのか、それとも進学を希望するのか、またそれ以外なのかというところから始めさせていただきまして、就職を希望する場合であれば、どのような理由で就職を希望するのか、また、進学を希望する場合については、進学先を候補とする考えている学校名について記入をしていただくこととしてアンケートを取っております。これについては特定の1校ということではなく、3校まで一応記述式ということでアンケートを取っております。  また、その進学先を選ぶ際に重視する条件ということで10項目、それからその他ということも含めまして3つまで選択をするようなアンケートの内容としております。それから、進学先を選ぶ際に、希望校のオープンキャンパスがある場合については参加する予定があるかどうか。そのほか、進学先を選ぶ際、どなたのアドバイスを重視するのか。これにつきましては、学校の先生だったり進路指導の先生、それから場合によっては部活動の顧問の先生もしくは家族、先輩、友達、そのような中から二つまで選択するようなアンケートの内容になっております。  最後に、音更高校の印象、イメージについての問いをさせていただいております。これについては、「よい」、「どちらかというとよい」、「よくも悪くもない」、「どちらかというと悪い」、「悪い」というような五つの中から一つだけ回答していただくようになっておりまして、その回答になった理由につきまして十七つぐらいの項目から選択をして三つほど回答してもらうようなアンケートの内容になっております。このように8問のアンケート調査を無記名でそれぞれ書いていただきまして集約をしたところでございます。  これを集約した結果、先ほど教育長のほうからも御答弁申し上げましたとおり、音更高校を候補としている生徒につきましては120名ということで集計がされておりますので、それに基づいての報告をさせていただいたところでございます。これにつきましては、対象者が458名おりましたが、そのうち433名の生徒から回答が得られまして、それをそれぞれ集計をしておりますが、これについては町の企画課のほうで集計をしていただいております。  それぞれ集計したものにつきましては項目ごとにまとめをさせていただきまして、先日の校長会の中でアンケート結果ということで報告をさせていただいていますが、先日の道教委に対する要望書の根拠となる、基となる数字としても活用させていただき、説明の際も、こういった実際のアンケートを取った中で、根拠として説明をさせていただいたところでございます。  説明は以上でございます。 90 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 91 ◯10番(三浦和子さん)  音更高校のイメージについてはどのような結果になったのか、お伺いいたします。 92 ◯議長(高瀬博文君)  八鍬教育部長。 93 ◯教育部長兼教育総務課長(八鍬政幸君)  先ほど5つの項目から選択ということで御説明をさせていただきました。平均的な、「よくも悪くもない」という選択した生徒については約半数、49%おりました。それよりも「よい」、「どちらかというとよい」という項目を選んだ生徒につきましては約25%、残りがそのほかということで、「悪い」もしくは「どちらかというと悪い」というようなイメージでございましたが、今回音更高校を希望を上げた生徒120名ほどの中では、約9割が「よくも悪くもない」、もしくは「よい」、「どちらかというとよい」ということの回答を得たところでございまして、そのうち約半分、50%がやっぱり「よい」、「どちらかというとよい」という項目に回答をされているということの結果になったところでございます。
     以上です。 94 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 95 ◯10番(三浦和子さん)  音更町内の卒業生の出願状況と入学率についてですけれども、先ほどの御答弁にもありましたように、今年度の町内中学生の入学率は10%程度でした。昨年度は16%ということで6%も減少しているわけです。近年こういう状況が続いてきていると思うんですけれども、これは単に少子化の影響ということではなく、やっぱり音更高校をどう評価されているかということと関係あると私は思います。  数年前から町内卒業生の入学率が減少していますが、その要因を町としてはどのように押さえていらっしゃるのか、再度お伺いしたいと思います。  また、今年度音更高校への一般出願者は86名でした。そのうち町内の中学卒業生の出願者は何人だったんでしょうか。また、推薦入学者は13人でしたけれども、町内の推薦枠に応募した生徒さんは何人いらしたのか、併せてお伺いしたいと思います。お願いいたします。 96 ◯議長(高瀬博文君)  八鍬教育部長。 97 ◯教育部長兼教育総務課長(八鍬政幸君)  まず、町内の中学生が音更高校へ入学する割合でございますが、今御質問にありましたように、今年については占めるは割合は約10%ということで、昨年度より6%ほど減となりました。少しずつ減少ということでございますが、教育委員会としましては、いずれにしましても、教育長から御答弁申し上げましたように、音更高校の魅力、そういったものが、中学校、それから生徒、それからまたその保護者に対してなかなか情報発信が至っていなかったんじゃないか、不足しているんではないかと。そういったところからその割合がほかの高校に向いているんではないかというふうに分析をしているところでございますので、基本的にはそこに今後の取組についても力を入れて取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。  また、推薦の関係でございますが、13名が推薦で合格しておりますが、町内の中学校出身で推薦で合格した人数については12名というふうに押さえております。  それから、86名のうち音更町内ということでございますが、86名につきましては、今年度の音更高校の一般受検者数について、そのうち音更町の出身中学校から一般受検をした人数につきましては、56名が受検をされたというふうに認識しているところでございます。  以上です。 98 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 99 ◯10番(三浦和子さん)  音更高校の推薦枠についてです。来年度3間口を維持するためには入学者は絶対に81人以上いなければならない、これはもう教育委員会のほうでもしっかり押さえていらっしゃると思いますが、進学意向調査では音更高校を希望する生徒が町内で120名ということでしたが、それではその確保はなかなか難しいものがあるのではないかと私には考えられます。それは、今年度の音更高校の当初一般出願者は86人、そのうち受検当日の欠席者が21人、入学辞退者が15人もあり、すなわち出願者の42%が入学を拒否しているわけです。さらに2次募集の出願者はゼロでした。このことを考えると、町の今の見通しには大変大きな不安を私は感じます。  また、推薦枠は36人あるにもかかわらず、実際には13人しか入学していません。他校を調べますと、ほとんどの学校が推薦枠いっぱいに入学させています。音更高校3間口を確実に維持するために推薦枠を有効に生かしていくということも大事なことだと思います。町としてこの現状についてどのような認識をお持ちなのかお伺いいたします。 100 ◯議長(高瀬博文君)  八鍬教育部長。 101 ◯教育部長兼教育総務課長(八鍬政幸君)  入学者の人数を確保するには、三浦議員が今おっしゃったとおり、当然、音更高校に入りたいという意思を持っている生徒については、確実な方法は、まずは推薦枠を使うということ。これに合格すれば入学ということを決定するわけですから、本来であればその枠を使っていただいて入学していただくというのがまず一番最初かなというふうに思います。万が一定員をオーバーして、一般受検でもまたチャンスはありますので、音更高校に入学したいということであれば、その枠を使っていただくのが一番確実なところかなというふうには思います。  しかしながら、この現状を三浦議員が今質問あったように見ると、辞退者も出ているということであれば、なかなか音更高校とそれ以外の高校、特に私立高校という形になるのかなと思いますけれども、そこの選択が迷いというんですか、そういうところが出てきているのかなというようなところも考えられます。  ですから、我々としては、まず音更高校の魅力、そういったものを知っていただいて、音更高校に行きたいという生徒さんを増やしていかなければならない。そのために何をしなければならないかということをまず考えて、音更高校をやっぱり知ってもらうと。アンケートにもあったように、音更高校のことがなかなか知られていないと。いろんな情報が伝わっていないと。そこがまず第一番だと思います。それを知ってもらった上でどこの高校を選択していただけるのかというところをまずはPRしていきたいと思います。  御承知だと思いますけれども、なかなか知られていないですけれども、音更高校のいいところって本当にいっぱいあるんです。そういったところをまず知っていただいて、それでやっぱり選択していただけるような、生徒たちにそういうのを伝えていきたいなというふうに我々としては思っておりますので、そうすれば当然推薦枠、36ですけれども、道内でいけば、音更高校だけだったと思いますけれども、道外からの推薦枠というのも唯一音更高校は持っておりますので、管内だけではなく、広く音更高校をPRすることによって、特に特色のある部活動とかそういったところに、ぜひ音更高校に入学してそういった活動をしたいという生徒がいれば応募をしていただきたいなというふうに思いますし、過去にも数名ですが、そういう枠を使って入学していただいた生徒さんもおりますので、さらにPRを継続していきたいなというふうには思っております。  以上です。 102 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 103 ◯10番(三浦和子さん)  次に、通学の不便さということで交通費のことを調べましたので、お話ししたいと思います。音更町の今年の中学卒業生453人中、帯広市内の公立学校に202名、私立高校に86名、それから隣町の士幌高校に12名、上士幌高校に23名、鹿追高校に14名進学しています。音更高校に進学している町外の生徒数は、帯広から15人、士幌から2名のみという状況であります。まさに、私大変ショックを受けました。悲しいかな、_______になってしまっていると言わざるを得ないのが状況だと思います。  今回私は音更高校についていろいろな方々にお話をお伺いいたしました。皆さん口をそろえて、まずは通学しにくいと。そこをまず挙げられました。例えば、私は木野に家があるのですが、私の家から、木野農協前から通学すると考えると、音更高校まで一月のバスの定期代は1万4,620円、大谷高校まで、乗換えなしで行けますが、1万2,180円であり、一月に2,440円も音更高校に行くには高い交通費を払わなければなりません。さらに、実際に木野地区からですと帯広へ出るほうがはるかに交通の便もよろしいです。さらにまた、帯広市内の高校や他の町の高校のスクールバスが音更町を巡回しています。つまり、よそに行きやすい状況になっているんです。  こういうふうに通学の利便性で音更高校は他の高校に大きく差がつけられていると思います。学校の位置を変えられない限り、通学に関する何らかの手だてを取る必要があると思います。音更高校を選んでもらえる必須条件の一つと考えますが、町はこのことの対応についてどのような見解をお持ちなのかお伺いいたします。 休憩(午前11時59分) 104 ◯議長(高瀬博文君)  休憩をいたします。  午後の再開を1時とします。 再開(午後 0時59分) 105 ◯議長(高瀬博文君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  答弁を求めます。  吉田企画財政部長。 106 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  路線バスに関する件でありますので、私のほうから御答弁をさせていただきたいと思います。音更高校を経由する路線につきましては、現在北海道拓殖バスにより運行されております。雄飛が丘北音更高校線など系統としては8系統が運行しておりまして、平日で1日26便が運行しているという状況になっています。  先ほど、木野市街から音更高校まで通学する場合の定期券について、約1万5千円というお話がありました。例えば帯広の大谷高校、ここまでの定期が1か月約1万2,500円程度するかと思います。ですから音更高校から比べれば若干安いという状況でありますけれども、バスに乗っている時間にすれば、音更高校の場合、木野からですと20分30分ぐらいで行きます。ただ、大谷高校の場合はその倍ぐらい、四、五十分はかかるかなというふうに思います。  先ほどアンケート調査のお話もありました。この中で、進学先を選ぶ際、重視する条件についてもお聞きしています。その中で、音更高校を希望される生徒の中では、通学のしやすさを選択された方というのは決して少なくない。むしろ上位のほうで選択されているということがありますので、決して通学のしやすさのみで音更高校への受検が減っているという状況ではないというふうに捉えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。 107 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 108 ◯10番(三浦和子さん)  アンケートの結果そうとはおっしゃいますけれども、やっぱり町民の声は交通費のことをすごく問題にしております。つまり、交通費の補助とかそういうようなことは全く町としては考えていないという確認なんでしょうか。 109 ◯議長(高瀬博文君)  吉田企画財政部長。 110 ◯企画財政部長(吉田浩人君)  ほかの自治体においても、こういった間口数を維持するために、路線バスの通学費あるいは制服などの入学準備金というんでしょうか、そういうものに対して助成しているところがあるというのも承知はしてございます。管内の自治体においても、上士幌町、それから鹿追町、池田町等、通学費の助成を行っております。  各自治体それぞれの事情の中で各種助成をしておりまして、それが保護者の負担軽減につながっているということは理解しておりますけれども、どの高校を選択するのかというのは、確かに経済的な部分も一面にはあるかと思いますけれども、どのような高校生活をしていくのか、あるいは将来どういったことをやりたいのか、そういった視点で高校を選択しているものと私は思っておりますし、担任の先生あるいは保護者もそういった子どもの考え方を尊重しながら進路のアドバイスなり相談に乗っているというふうに思っております。  先ほど来から教育長からの答弁の中にもありましたけれども、やはり学校としての魅力、それからほかの違う何か特徴がなければ、こういった通学費を支援しても進路先として私は選んでもらえないんだろうなというふうに考えております。ただ、音更高校については、単位制に移行したり環境デザイン科目の設置、それから高校開放講座もやっています。花壇の整備など地域とのつながりもつくっております。それから、管弦楽局、ダンス部、それから農業クラブ、そういった特色のある部活もあります。ほかの学校にはないたくさんの魅力、そして様々な特徴が間違いなくあると思っています。  それにもかかわらず、なかなかそのことが生徒をはじめ中学の先生、それから保護者に伝え切れていないといいますか浸透していないというところがありますので、高校、それから教育委員会、町が今連携をして、音更高校の更なる魅力の向上と、そしてそれを伝える様々な取組を今行っているところでもあります。そういった今年度の動きが今回間口を維持することができた要因の一つにもなったというふうに理解しております。  来年度以降引き続き間口を維持するために、まずはそういった取組をさらに強化していくということで現在連携してやっているところでありますので、今のところそういった通学費等の助成を行う考えは持っていないところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。  以上です。 111 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 112 ◯10番(三浦和子さん)  音更高校の魅力ということですけれども、音更高校は普通科単位制高校で、そこがまた一つの特徴になっていると思います。しかし、今年度の入学者減により、その単位制自体が危うくなっているというふうに言えると思うんです。4間口12学級のときには約80科目から選択することができました。今年度入学生の選択科目は60科目です。来年度、令和4年度の入学生の選択科目は47科目にまで減少してしまうのです。教職員は、今年2学級になったことに伴い昨年より7名減の30名、さらに次年度は、3間口確保したとして8学級に対して教職員24人になる見込みであり、令和4年度の教育課程にはもう既に美術の科目がなくなってきています。  来年度の入学者数は81名3学級ということでは絶対に駄目だと思います。120名を確保し、3学級維持が安泰であることが大事なことだと思っています。単位制高校を維持するためには最低3学級が基本であり、そのことにより教職員の加配がなされ、魅力ある教育課程を編成することになるからです。3学年に360人の生徒たちが在籍することにより、音更高校の勉学はさらにハイレベルになり、部活もさらに活発になり、まさに活力あふれ、希望の持てる学校になると思います。  来年度の入学者数を北海道教育委員会はもちろんのこと、保護者も中学校の進路指導の担当者たちも、そして何よりも中学生や町民たちが見ているのです。入学者数が81人と120名では今後の十勝学区におけるそれぞれの受け止め方が違っていきます。音更高校を見る目に、魅力ある音更高校の存続に大きく影響してくると思われます。  今後、来年度からの中学卒業生は、ほぼ今年と同数で推移することが予測されています。音更高校の魅力をさらにアップさせるためには、宣伝だけじゃなく、具体的な方策が必要だと私は思っていますが、時間がありませんので次に移りたいと思います。  3番目の環境デザイン科についてです。環境デザイン科につきましては、町内在住の高野ランドスケーププランニングと提携し、外部講師として依頼しています。直接お伺いしたんですけれども、授業では、地域の特性を生かす取組として、駒場地区を散策し、地域の人たちや学生が利用できる場所づくりをコンセプトに、場所の選定や建物の設計、メニューの選定などをして地域で発表、交流する計画をしているそうです。また、3年次では高校の前庭のデザインを考え、一人ひとりがその模型を作成し発表するそうです。昨年はヒマワリ迷路をつくり、駒場地区の保育園児との交流を深めたとマスコミにも大きく取り上げられました。  環境デザイン科は大きな期待を持ってスタートしたと聞いております。世界的にも高い評価を受けている高野ランドスケーププランニングとの連携を町は十分生かし切れているのでしょうか。  また、音更高校卒業後の出口についてです。ランドスケープは、世界的な規模で地球環境を考え、環境都市計画や都市景観をプランニングするスケールの大きな内容です。国内では、東大農学部をはじめ東京農大、北大農学部、京都芸術大学など全国有名大学のほとんどに学ぶ場所が保障されています。環境デザインが開設当初は千葉大学への推薦枠の確保を模索していたとも聞いています。現在町として音更高校卒業後の道を開く方策をとっているのでしょうか、お聞きします。 113 ◯議長(高瀬博文君)  福地教育長。 114 ◯教育長(福地 隆君)  環境デザイン科目ということで設定されている中で、十分生かし切れているかということでございますけれども、今回の音更高校の魅力向上ですとか間口維持のことに関しましてまず捉えておかなければならないのは、音更高校については道立高校であるということであります。そして、音更町はその地元でありまして、いかに音更高校を支援する立場としてできるかということであると思います。  そんな中で、先ほど回答、答弁要らないということでありましたけれども、単位制の維持が危ういので云々とか、それからただいまの環境デザイン、十分生かし切れているか、出口に関してはどうなのかということでもありますけれども、これらは基本的に道立高校が教育課程の中でどのように編成をしていくかということをまずは考えていただくということになるんだと思います。そんな中で、町として地元の講師をつなげるですとかそういったことがあれば、そこは一生懸命汗をかいてやりたいということでございますので、今後とも高校と連携をしながら、十分な形で生かし切れるように今後も取り組んでいきたいということでございます。 115 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 116 ◯10番(三浦和子さん)  道立高等学校ですが、私、もっと町として積極的に関われることがあるのではないかと思います。音更高校からの提案を待っているのではなく、町としてこのような学校でありたいという条件整備はできると思っているのですが、例えばホームページ、魅力発信と先ほどからおっしゃられますけれども、確かに魅力発信の、今ホームページはものすごく活用できると思うんです。ただ、音更高校のホームページ、私時々見るんですけれども、_______________ように感じられます。多分教職員が少なく、手も回らないのではないかと思ったりもしますが、そのようなところに音更町としてもっとアピールの方策を連携して取り組むとか、または高校がもっとオープンであるために町として支援できることもたくさんあるんじゃないかと思います。  例えば、先ほど申しましたように、子どもたち、音更高校の生徒たちが計画したもの、お花のことを先ほど御答弁にもありましたけれども、そのほかにもいろいろ高校生が取り組んでいることをもっと町民にアピールする必要があると思いますし、中学生との連携の事業、そういうことも必要ではないかと思います。また、そのようなことに町はいろいろ環境整備できるんじゃないかと思いますので、ぜひ考えていただきたいと思います。  それともう一つは、生徒の希望を受け止めるということは重要だと思います。先ほど答弁にありましたけれども、音更高校生にもアンケートを取ったということでした。そのアンケートの結果どのようになっているのかお伺いしたいと思います。かつて音更高校生にアンケートを取ったところ、コンビニない、給食ない、ファーストフード店ない、本屋もないとないないづくしの回答で、ちょっと困っちゃったという話も聞いておりますが、今回はどのような御意見、高校生の意見があり、町としてどのように対応し、改善していこうとしているのかお伺いしたいと思います。 117 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員、道立高校の音更高校に対する批判的な言動は慎んでいただければと思います。  宮原副町長。 118 ◯副町長(宮原達史君)  まず前段の音更高校の魅力、もうちょっとアピールしたほうがいいんでないのかという部分なんですけれども、町としても、入学生が、入学者が減ってきた数年前からホームページだとか広報だとかいろいろやっていますけれども、これが今回、教育長からの答弁にもありますように一歩進んだ形で、地域との連携であるとかそういったものにも今検討を加えてやっているという最中ですので、その辺は、すぐあしたからできるというものではありませんので、高校とも、うちの教育委員会が結構今密接に打合せをしながらやっておりますので、御理解いただきたいと思います。  それと、町としてという話なんですけれども、教育長の答弁のほうの最後のほうにも申し上げましたけれども、今町としてということで、町の議会の総務文教常任委員会の活動テーマにもこの音更高校の件はなっておりますので、議会の皆様からの御意見もいただきながら、そして、アピールということであれば、議会の皆さんもぜひ町民の皆さんにアピールしていただいて音更高校の魅力を伝えていっていただければと思います。  後段のアンケートの部分は担当からお答えいたします。 119 ◯議長(高瀬博文君)  八鍬教育部長。 120 ◯教育部長兼教育総務課長(八鍬政幸君)  今回、音更高校の1年生から3年生まで、高校の協力をいただきましてアンケートという形で取らせていただきました。この目的につきましては、入学前、それから入学してみて、高校生活を振り返って、今後の高校生活を充実させるための基礎資料ということで、どのように生徒さんが音更高校に入って感じているのか、そういったところを主眼に置いてアンケートを取らせていただきました。  項目としましては、音更高校へ入学を決めた理由について、それから、どういうふうに音更高校を選択、調べて入学したのか、あと、ほかにも候補となった高校があるのかどうか、これまでの高校生活を振り返ってどう思っているのか、満足を得られる部分とか今後の高校生活の意欲、入学前と入学して変わった点はどういう点があるのかというようなところを無記名方式で忌憚のないような形でアンケートを取らせていただきました。  その結果、端的に言うと、あの音更高校のあの場所のあの環境が来てみてよかったと。すごくよかったという印象を多くの生徒さんが回答をしております。ほかの高校にない自然環境、中には、あそこに、僕も初めて知ったんですけれども、野ウサギが出るということで、子どもたちが非常に自然環境を満喫して学校生活を送っているというところが非常にアンケートの中ではありました。  それから、やはり部活動が非常に多いということで、選択肢が多いと。学校の先生のお話では、20から21ぐらい部活があるんですが、それぐらいの部活動の多さというのは結構高校では、5間口ぐらいある高校では対応しているんですけれども、今の音更高校ではかなり種類が多いということで聞いております。そういったところから、かなりの生徒については充実した高校生活を送っているというようなことでのアンケートの回答を得ることができたところでございます。  そして、まちづくりにも、行事とかにも高校生が出席していただいているので、そういった経験も非常に積ませていただいているということで、高校生にとっては、学業以外、特に単位制ということですから、通常の高校とは違って、いろんな自分で選択をできるという自主性が重んじている、そこは高校生の中に、生徒の中に生かされているんではないかと。非常に実際に通っている在校生にしてみればそれを実感をしているというところがこのアンケートで出ているかなというふうに思っていますので、我々としてもそういった在校生の意見をこれから高校を選択する中学生なり保護者、それから学校のほうにもきちんと正しい情報としてお伝えをしながら、音更高校を入学先にしていただけるように、いただきたいというふうには考えているところでございます。  以上です。 121 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。
    122 ◯10番(三浦和子さん)  現在の在校生がおおむね学校生活を満足しているということについては大変安心いたしました。しかし、今、学校は入ってみなければ分からない。入るときにはいろいろな条件からこの学校を選びます。そういうことを考えますと、今、音更高校をよりたくさんの子どもたちに選んでいただくためには、魅力アピールというだけでは足りないものがあると思います。  今高校生には就学支援とか奨学金の給付金とかいろんな制度ができまして、より高校に関わる経済的な負担が少なくなってきています。それによって実質的に教育機会均等が保障されるようになり、子どもたちは経済的な理由ではあまり縛られなく高校を選ぶことができるようになってきています。そういう意味ではかつてと状況は大きく変わってきて、学校の魅力というのは大変大きなポイントだとは思いますが、そうやって考えると、音更の子どもたちはほとんど帯広へ行っちゃうんです。それを引き戻す方法は何だろうというふうに考えます。  今までのように、音更、全道27番目に大きな人口の多い町だからと。人口の多い町だからとか道立高校だからというだけではもう生徒は集まらなくなってきていることはもう皆さん十分認識されていると思います。そうやって考えて、どの市町村も高校存続のためにお金をかけて、近隣の町村を見ましても必死になって生徒の確保を図っています。そのような状況の中で、音更の子どもたちの半分ぐらいがよその町へ行っちゃうということは、音更町は、ひどい言い方ですけれども、_____________というふうに言ってしまってもいいような状態でないかと思って、私は大変残念に思います。  だからこそ音更には魅力発信、もちろんそうですけれども、具体的に全員の子どもに恩恵があるような、そういう方策を、新しい方策を考える必要があると思っています。音更高校の目に見える魅力増進ということをぜひ発信していただきたいと思います。  例えば、交通費についてはあまり負担に感じていられないようだというような先ほど企画部長からの話がありましたけれども、やはり通学費の補助というのは強く望まれていると思います。また、制服代の補助、修学旅行の補助、給食費の提供、ここもすごく望む方が多かったです。さらには海外との交流事業というものを実施すべきだと思います。世界的な評価を受けている高野ランドスケープの事業を通して世界とつながるということはもう必然であると私には思います。また、学校祭や体育祭など、子どもたちが青春をかけて取り組み、思い出深いものになる行事にも町は大いに支援すべきだと思います。またさらに、音更町には退職教職員がたくさん在住しています。その方々にボランティアを募り、生徒の学習支援体制を取ることも考えてはいかがでしょうか。  このような今までとは違った思い切った支援策が必要と思われますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 123 ◯議長(高瀬博文君)  福地教育長。 124 ◯教育長(福地 隆君)  まず1点目の他町の状況ということでございましたけれども、先ほど企画財政部長のほうからも答弁いたしましたけれども、私どもも、他町における地元の高校への支援策というのは一定程度押さえております。ただ、先ほど答弁しておりましたけれども、やはりそれぞれの町のそれぞれの状況において必要と思われる、一番効果的と思われる支援策をそれぞれの町が行っているという結果なんだろうというふうに押さえております。  現在、音更高校の高校生、在校生の子どもたちにつきましては、アンケートの結果からも、先ほど教育部長からも答弁申し上げましたが、満足といいますか非常に充実した高校生活を送っているというような、おおむねそういった結果がアンケートからも出ておりまして、今後町として支援していくに当たっては、音更高校に進学をした子どもはいいんですけれども、進学していない子どもたち、今後そうなるであろう子どもたちをいかに音更高校を知ってもらってまず選んでもらう、まな板に乗せてもらえるかというようなことで目を向けてもらうための方策ということになるんだろうと思います。  先ほども、81人ではなくて120人いなければならないんだというような発言もございましたけれども、これも、私たちはそこへ向けて努力をしているという途中でございますので、結果につきましては、それぞれの子どもたちであったり保護者も含めてどういったところを進路として選ばれるかというのは、これは最終的には結果ですのでそこは分かりませんが、そこを目指して取り組むということが大事なんだと思って今やっているところでございます。  あと、様々な地元の資源、人材も含めて活用につきましては、実際に使われるのは高校の内部ということになりますので、これはまたいろいろな支援策の中で高校さんのほうと協議をしながら前向きに進めていきたいというふうに思います。 125 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 126 ◯10番(三浦和子さん)  最後の質問です。期成会については、申出があったら検討するということでした。私はぜひ町一丸となってこの大音更に誇れる音更高校をつくり直すために取り組むべきだと思っていますが、検討するというふうに先ほどの答弁にありましたが、具体的には何を、どういうことを検討されるのか、期成会について。そこをお伺いしたいと思います。 127 ◯議長(高瀬博文君)  福地教育長。 128 ◯教育長(福地 隆君)  先ほどこの期成会の関係について答弁申し上げましたが、まず今やらなければならないというふうに捉えておりますのは、期成会ではなくて、実際にこの音更高校がさらに地域に根差した学校となるように、魅力ある、特色ある学校というところを進めていかなければならないということでありまして、こちらのほうに力を注いでいきたいということでございます。  今後、こういったものが進んでいく中で、例えば同窓会ですとか、また関係団体などからこういった期成会どうだろうかというような話が出てくればその段階での検討ということでございますので、具体的に何をどうというのは今は想定はしておりませんけれども、そういった時期が来ましたらその段階でまた検討をさせていただきたいと、そういった趣旨でございます。 129 ◯議長(高瀬博文君)  三浦議員。 130 ◯10番(三浦和子さん)  音更町、全道172市町村の中で27番目に人口の多い音更町、ここに欠員があるような状態はぜひとも避けなければならないと思いますし、町教委もそれに向けて今様々な取組をされているということをお聞きしました。来年度はぜひとも120名に近い、4学級なければ駄目だったんだという程度に子どもさんが集まることを強く強く願っています。  やはり私は、音更高校を抜きに音更の未来を語ることはできないと思っています。私は、子どもたちの今を守ることは町の未来へ投資することであると思っています。たくさんの生徒が集まり、勉学やクラブ活動に励み、切磋琢磨して大人への飛躍の場となるような高校に高校の環境をさらに整えていくのが私たちの大人の責任だと思っています。そのために町民一丸となって、町議会も一丸となって音更高校よくするために取り組んでいきたいと思っています。  以上です。ありがとうございました。 131 ◯議長(高瀬博文君)  福地教育長。 132 ◯教育長(福地 隆君)  ありがとうございます。今回の質問の通告の中にも、三浦議員から、音更高校が音更町の誇りとなる地元の高校として存続し、さらに発展させたいという思いからの質問であるというふうにお聞きをしておりますので、大変力強く、町と気持ちが一緒であるということを思いながら答弁もさせていただいたところでございます。  少子化というものが非常に言われて久しいわけですけれども、音更町におきましては、平成22年度をピークに人口減少に転じたということで、比較的他の市町村よりも、団地造成を進めていたというようなこともありまして、この減少が始まるのが遅かったと。割と最近になってから起こり始めているというようなことがございます。これは小中学校も同じなんですけれども、こういったものが、一定年数ごとに一定のまとまった数の児童生徒数が減っていく年が今後もだんだんと来るというのは、ほぼ将来見通しの中であるわけでございます。  そんな中で、音更高校がしっかりと地元の高校として存続し発展させていくためには、やはり地域にしっかりと浸透して、根づいて、我が町の高校なんだという意識を町民にしっかりと持っていただくということが今後に向けて非常に大事なことになるだろうと。今までは、音更町の人口規模からいって当然このぐらいの規模があって当たり前だという認識の下、まさかこんな3間口とか間口危ういというようなことを心配するような時期が来るとは誰も思っていなかったというのが実態であろうと思いますけれども、この人口減少社会というのは音更町においてもそういった意味では迫ってきているということでございます。  そういったものを乗り切るためにも、今後地域ともしっかり連携をしながら教育委員会としても町としても進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 133 ◯議長(高瀬博文君)  以上で、三浦和子議員の質問を終わります。  次に、山川秀正議員、登壇願います。 134 ◯21番(山川秀正君)〔登壇〕  通告に従いまして、第3次音更町地球温暖化対策実行計画に関わって質問をいたします。  第3次音更町地球温暖化実行計画には、「地球温暖化は、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が増加し、太陽からの日射と地表面からの放射熱のバランスが崩れ、地表面の温度が上昇する現象です。地球温暖化の影響としては、海面水位の上昇に伴う陸域の減少、豪雨や干ばつなどの異常気象の増加、生態系への影響等や砂漠化の進行、農業生産や水資源への影響、感染症の発生等が上げられており、私たちの生活に甚大な被害を及ぼす。」となっております。まさに現在の状況に合致していると思います。  気候変動による脅威と被害は、日本各地で経験したことがない豪雨や暴風、猛暑など極めて深刻です。今年の夏も大雨特別警報や緊急安全確保指示が頻繁に出され、洪水、土石流が起こり、多数の死者や行方不明者が出るなど大きな被害が発生しています。まさに気候危機と呼ぶべき非常事態であり、CO2削減に思い切った緊急行動が求められていると思います。  IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は、今年8月に新たな報告書を発表し、「人間の影響が温暖化をさせてきたのはもはや疑う余地がない」としました。同時に、これからの10年の思い切った削減と、2050年度までに温室効果ガス排出量を実質ゼロを達成し、その後も大気中のCO2の濃度を下げる努力を続けることによって21世紀の最後の20年は気温上昇を抑えることができることを示しました。そこで、次の点について伺います。  1、現状の気候変動をどう捉えているか。  2、音更町ごみ処理基本計画中間見直しによる燃やすごみの削減とCO2削減の整合性は。  3、くりりんセンター建設でのCO2削減の試算は。  4、想定を超える異常気象下での新中間処理施設建設予定地、ここのハザードマップについてお伺いをいたします。  以上、答弁よろしくお願いをいたします。 135 ◯議長(高瀬博文君)  答弁を求めます。  小野信次町長。 136 ◯町長(小野信次君)〔登壇〕  第3次音更町地球温暖化対策実行計画に関わっての御質問にお答えをいたします。  はじめに、1点目の現状の気候変動に対する認識についてでありますが、近年、先月に西日本で発生したような記録的な豪雨災害などの異常気象が各地で発生しておりますが、御質問にもありますとおり、気候変動に関する政府間パネル第6次評価報告書においては、「自然科学的根拠として、これらの気候変動の現状は、人間の影響が大気、海洋及び陸地を温暖化させてきたことには疑う余地がなく、大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において広範囲かつ急速な変化が現れており、将来的に世界の平均気温は今世紀半ばまで上昇を続け、二酸化炭素及びその他の温室効果ガスの排出が大幅に減少しない限り、21世紀中に地球の温暖化を1.5度及び2度を超える」とされております。  また、この報告書においては、将来の気候変動を抑制するためには、二酸化炭素の累積排出量を制限して、少なくとも正味ゼロ排出を達成し、他の温室効果ガスも大幅に削減する必要があるとしております。まさに温暖化対策は待ったなしであり、国、道はもとより、町といたしましても各種対策を行い、二酸化炭素の排出抑制に努めているところであります。  次に、2点目の音更町ごみ処理基本計画の中間見直しにおける燃やすごみの削減と二酸化炭素削減との整合性についてでありますが、本町のごみ処理基本計画については、ごみの発生及び排出抑制をはじめ、再使用や再生利用、適正処理などに関する基本的事項を定めた計画であり、昨年度は、計画策定から7年が経過したことから、廃棄物に係る社会情勢の変化などを踏まえて中間見直しを行ったところであります。  この計画では、二酸化炭素の発生量をごみ収集車の走行距離や燃料使用量、また、くりりんセンターなどで消費した電気量やごみの焼却量などの実績値から算出しているため、それぞれ実績値での比較となりますが、町民1人が1日に排出する燃やすごみの量は、平成24年度の508グラムに対し、令和元年度では505グラム、同様に二酸化炭素の排出量も0.26キログラムから0.18キログラムとなっており、どちらも減少しておりますので、整合性が図られているものと考えております。  次に、3点目の新中間処理施設建設での二酸化炭素削減の試算についてでありますが、本年2月に十勝圏複合事務組合が策定した新中間処理施設整備基本構想では、この中で選定したストーカ式を含めた五つの処理方式について、温室効果ガスとしての二酸化炭素排出量の比較検討を行っております。  1年間で使用した電気や燃料に伴って発生した二酸化炭素の発生量と発電や熱回収から算出した削減量との差から計算した発生量を五つの焼却方式の平均値と比較しており、ストーカ式はこの平均値より約20%の削減効果があると整理しております。  なお、組合からは、現在稼働しているくりりんセンターと新中間処理施設ではごみの処理量や施設規模などが異なることから、二酸化炭素発生量の比較は行っていないと伺っております。  最後に、4点目の新中間処理施設建設予定地における洪水ハザードマップの状況についてでありますが、令和元年12月に公表された帯広市洪水ハザードマップによりますと、新中間処理施設建設地は全体が浸水想定区域となっており、想定浸水深は3メートルから5メートル未満及び一部が5メートル以上となっております。  また、ハザードマップの想定浸水深は6段階に分かれておりますが、帯広開発建設部の地点別浸水シミュレーション検索システムによる20メートル間隔ごとの詳細な想定浸水深では3.3メートルから5.7メートル程度で、旧河川跡地の地形が一部くぼんでいることから部分的に5メートルを超える箇所がありますが、周辺道路の浸水深は3メートルから4.8メートル程度であり、浸水継続時間は約16時間から21時間となっております。  組合からは、建設地は家屋倒壊等氾濫想定区域には位置していないため、国などから示されている指針やマニュアルなどに基づき浸水対策を施すこととして施設整備基本計画の策定を進めていると伺っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 休憩(午後 1時43分) 137 ◯議長(高瀬博文君)  休憩をいたします。10分程度。 再開(午後 1時53分) 138 ◯議長(高瀬博文君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁が終わりました。  山川秀正議員。 139 ◯21番(山川秀正君)  それでは再質問をさせていただきたいと思います。1点目の現状の気象変動をどう捉えているかという点では、現状認識はまさしく答弁のあったとおりの状況だというふうに思いますし、そういう認識の上に立ってどう具体的な施策を打っていくかということが今早急に求められているというふうに考えております。  それで、音更町のCO2排出量といいますか、先ほど試算の方法等々についても出されておりましたけれども、今、日本全体で見ますと、二酸化炭素の分野別排出量、発電所が39%、工業などの事業所が25%、運輸18%、商業、サービス業等々6%、そして家庭が5%というのが今、日本全体でのCO2の排出量だというふうに言われておりますけれども、そういった点では音更町ではここの現状、発電所は当然ありませんし、工業等々という部分でもそんなにウエートが高くないのかなというふうに思うんですけれども、こういう割合が音更町にはなかなか当てはまりにくいなと思いながら全国の傾向を見ていたんですけれども、どういう認識を持たれているか、この点についてお伺いをしたいと思います。 140 ◯議長(高瀬博文君)  原環境生活課長。 141 ◯環境生活課長(原 弘美君)  国で発表しております環境省の部門別二酸化炭素排出量の現況推計というデータがございます。それで、2018年、平成30年のデータでございますけれども、音更町での排出量の総合計といたしましては年間46万8千トンの排出をしております。この中で一番多いのが産業部門ということで21万5千トン、それから民生部門、家庭も含めておりますけれども、それが15万6千トン、あと運輸部門、旅客、それから貨物自動車等々でございますけれども、そちらが9万3千トン、それから一般廃棄物ということで5千トンという数字になっております。  以上でございます。 142 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 143 ◯21番(山川秀正君)  今の音更町のデータを見ますと、全国的なベースとしては発電所や工業を足したのが64と。そこが発電所のない分だけウエートは低いけれども、傾向としてはほぼ同様な傾向が見てとれるのかなというふうに思います。そういった今の現状に立って2問目の音更町ごみ処理基本計画中間見直しによるごみの削減とCO2削減の整合性というところなんですけれども、これを見ますと1日当たりの1人当たりのごみの排出量ですか。ほぼ、何年間のデータ出ていますけれども、800グラム前後が1日1人当たりの出しているごみの割合というふうになっておりますけれども、この1人当たりの約800グラムの中での資源ごみ、燃やすごみ、リサイクル等々という部分での割合というのは把握されていたら答弁願います。 144 ◯議長(高瀬博文君)  原環境生活課長。 145 ◯環境生活課長(原 弘美君)  昨年見直しを行いました音更町ごみ処理基本計画、こちらの中にも記載をさせていただいておりますけれども、令和元年度の実績値でございます。令和元年度でいきますと、先ほど議員のおっしゃられたとおり、ごみ排出量、1人当たり1日当たりでございますけれども、802グラムとなっております。  この中で家庭系ごみが552グラム、それから事業系ごみが189グラム、それと集団資源回収等ということで61グラム、合わせまして802グラムとなっております。  以上でございます。 146 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 147 ◯21番(山川秀正君)  それで、先ほど答弁にありました中間処理施設で燃やしているごみの割合といいますか燃やしているごみの量、ここが先ほど答弁があって、六百何がしという答弁がありましたけれども、燃やすごみ508グラム、町民1人当たり1日に排出する燃やすごみ508となっていましたけれども、燃やすごみの割合がどうも高過ぎるのではないかという、今先ほど答弁を聞いてそういう懸念を持ったんですけれども、もっと資源化できるものはないのかというあたりについてはどういう認識を持たれていますでしょうか。 148 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 149 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  資源化という意味では、資源回収もございますけれども、容器包装のプラスチックという意味で、なるべくそういったプラスチックの資源化ということで今努めているところであります。また、その中でどうしても燃やし切れないもの、資源化できないもの、プラスチックの中でも。そういったものは将来的には新しい中間施設で焼却処分するというやり方で、新しい中間処理施設では廃プラスチックを燃やしたものも熱回収することによって新たな資源とするということでありますので、あと、燃やすごみというのは、その由来が木とか植物ということもございますので、そこは還元ということも考えられますので、あくまでもそういった考え方で進めていくものと考えております。
    150 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 151 ◯21番(山川秀正君)  それで、温暖化実施計画、取組の結果といいますか、これが令和元年まで10年近く報告されております。それで、若干資料を眺めていて、これは間違いかなと思って見ていたのが、例えば2019年の目標は、基準年、2013年に対して22%削減、実績、目標に対して届かなくて15.47と。2018年は、削減目標は22ですけれども、現況としては21.85と。ほぼ目標クリアという形でずっと10年間ぐらい載っていたんですけれども、2017年までは、見直しの前は基準年が2006年で削減目標が6%、実績4.8%と。  その中でちょっとこれどうしたのかなと思ったのは2013年、削減目標6%に対して二酸化炭素の排出量9.78。6%減らす目標が、逆に9.78%、やや10%近く増えてしまったと。両方足すと16%も後退したということなんですけれども、こういう、データの取り方がなかなか難しいのかなという気はするんですけれども、そういった意味で言えば、10年間のうちここ、この年だけ何か特殊要因といいますか、そんなことがあっての取組の結果報告書に反映されているのか、この点についてはいかがでしょうか。 152 ◯議長(高瀬博文君)  原環境生活課長。 153 ◯環境生活課長(原 弘美君)  今、実績値がかなりばらつきがあるという御質問かと思います。この実績値なんですが、こちらの実行計画での実績値、何%削減というふうに数字を出させていただいているんですが、こちらの数字、役場だとか学校その他のところで使ったエネルギー、それから公用車等の燃料を全部CO2、二酸化炭素の量に変換して、係数がございますので、それで変換をして数字を出しております。実績値を出しております。  その際に、一番使われるものが電力、ここでいけば照明だとか、あと、今エアコン等々の電力が一番比重を占めております。この電力につきましては、毎年役場と各施設等の契約をしているのは入札を行って契約をしておりますので、各電力会社でこの係数というものが異なっております。化石燃料、石炭とかを使って発電をしている会社では、同じ1キロワットを使っても出てくるCO2の量が違うと。多いということがありまして、各年度によって、会社によって使われている係数が違うということで削減量にばらつきがございます。  以上でございます。 154 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 155 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  多少補足させていただきますが、今の質問で山川議員から、国全体の排出量の中で発電の比重が多くなっていると。二酸化炭素の関係で。ありました。それで、今やはり火力発電が中心となっているという国全体の状況がございます。ですので、山川議員御指摘があったとおり、そのことがこういった町が積算する二酸化炭素の量にも影響しているというふうに押さえていただきたいと思っているものでございます。 156 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 157 ◯21番(山川秀正君)  この数字に一番大きく反映しているのが電力というお話でした。ただ、率直に今の答弁を聞いて感じたのは、電力、確かに音更町役場も新電電等々との契約等も行ったり、電力料金の軽減に努力をされていると。そこは十分理解はするんですけれども、その新電電等々にしても実際問題大本の発電をしている北海道で言えば北海道電力、ここから買って供給をしているというふうに私は理解をしているんですけれども、その理解が間違っているといいますか。ですから、北電から買った電力を供給しているわけですから、発電という分野での状況というのはそんなに電力会社によって変わるという数字が出ないような気がして今の答弁聞いていたんですけれども、その辺についてもう少し詳細にお答えをお願いします。 158 ◯議長(高瀬博文君)  宮原副町長。 159 ◯副町長(宮原達史君)  購入する電力会社が変わってもそんなに大きくは変わらないのではないかということなんですけれども、まさしくそれはあると思います。大きく変わるのは、例えば、ある年とある年が同じ電気代、電気量を使ったとしても、その年によってその係数は変わるというのは御理解いただきたいと思います。その係数が変わるのは、例えば東日本大震災の前は低い係数だったのに、大震災の後、原発が一斉にとまった後は、化石燃料を使うものですから一斉に係数が上がったと。そういう、今のは極端な例ですけれども、毎年のそういった電力をつくるための化石燃料の割合であるとか、そういった動きがありますのでどうしても大きく変わる年が出てくるということで御理解いただきたいと思います。 160 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 161 ◯21番(山川秀正君)  ここというか、今日の一般質問で電力の発電の問題、国の目指している方向、今の火力発電、石炭火力発電ですか、とか原子力発電等々、その方向性については議論は、国の政策でございまして、一自治体としては当然言及もできないかなと思いますので避けたいと思いますけれども、ただ、いずれにしても先ほどの現状認識という部分では非常に大事な時期と。特に2030年までの10年間が大事な時期なんだと。そのためには、石炭火力、原子力等々じゃなくて、自然エネルギー、再生可能エネルギー、そこへシフトをしていかないと、2030年度の国の目標で言えば45%CO2削減すると。2050年にはカーボンゼロを目指すというところができない、そういうことについては、ほぼ見方としては一致しているんじゃないかなというふうに思いますので、その点については私のほうからそういう形で触れておくだけに今回はさせていただきたいと思いますけれども、ただ、いずれにしても、二酸化炭素、温室効果ガス、この排出量をどうやって減らすかと。国は2030年までという目標を出していますけれども、音更町としては、2030年までにあと9年ぐらいしかない状況の中での削減量というのは、当然国の示している数値を目標に努力をするという捉えでよろしいんでしょうか。 162 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 163 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  町としての温室効果ガスの削減目標ということでございます。今、町としては温暖化対策実行計画、これは法に基づく町が一事業者としての計画としての削減目標を持っております。そこで町全体の目標というものは今はないという状況でございます。  それで、これについては、今の実行計画が令和4年度までの計画になっておりまして、来年の令和4年度中に5年度からの新しい計画の策定の1年になるということでありまして、今考えているのは、山川議員おっしゃるとおり、このタイミングを見て、どうやって温暖化対策を進めていくのかということで、それの検討といいますか、新しい策定をしながらそういった部分にも、また、今回、今いただいております気候変動というものも包括したといいますか、そういったものの検討をしなければならないというふうに考えているものでございます。 164 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 165 ◯21番(山川秀正君)  当然、実行計画ですから、計画どおり何事もスムーズにということはあり得ないかと思いますけれども、何せ、冒頭から述べていますとおり、ここを今やり切らないと温暖化止めることができない、異常気象を止めることができないというのは世界の共通認識だよという、そこでのやっぱりお互い努力をする必要があるかなというふうに思います。  それで、そういう中でもう一つ気になったのが、音更町「エコライフのすすめ」というのが一般家庭の皆さんといいますか町民の皆さん向けに発行されているんですけれども、まず一番気になったのは何か。ちょうど発行したのが10年前なんです。そういった点でいえば、あまり大差ないというふうな認識なのか、さっきから強調していますけれども、ここ10年、非常に大事な時期だというふうに捉えたら、こういう「エコライフのすすめ」なんていう町民の皆さんに対する啓蒙等々についても、今の新たな状況、ここも加味しながら新しく発行するなんていうお考えはお持ちでないか、この点についてお伺いをしたいと思います。 166 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 167 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  町民の皆さんへの啓発事業ということでございます。10年前のそういった冊子なり発行はございますけれども、今は定期的な広報紙による環境通信ということで、今の温暖化の状況とかそういったものを全部含めて定期的に情報を発信しているところでございます。  また、ごみのアプリというのも昨年実施しましたけれども、そういった中でも啓発も可能と思っておりますので、決してその「エコライフのすすめ」をまたするかしないかというのは別のものとして、いろいろな今の我々の進め方にふさわしい啓発を今後とも、議員おっしゃるように新しいことでも取り組んでいきたいと考えているものでございます。 168 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 169 ◯21番(山川秀正君)  ぜひそういった点ではお願いもしておきたいと思います。今の努力を継続をするということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、3点目、4点目に移っていきたいんですけれども、どういう形で質問するのが一番いいのかなといいますか、一部事務組合の問題でもございますし。ただ、ここをそれぞれの自治体の議論なしでというのはどうも、私自身もそれでは駄目だよなという思いも持ちながら今回通告をさせていただいたんですけれども、それで、先ほどの答弁によりますと、新しい施設についてはCO2削減、試算をしていないという答弁でございましたけれども、試算をしなくて温室効果ガス削減ということができないと思うんです。やっぱり試算をして、どれだけ燃やすごみを減らす、そういう取組をしないと結果としては温暖化のとこに手を貸すことになるというふうに率直に思うんですけれども、例えば富良野市は燃やしている量は全体のごみの量の僅か8.7%というようなデータも出ていますけれども、そういった点で、新中間処理施設という部分の中で何%のごみを燃やそうとしているのかというあたりではどういう計画になっているんでしょうか。 170 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 171 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  まず最初の、答弁書の中で試算をしていないという表現がございましたけれども、これについては、新しい新中間処理施設の焼却についてはストーカ式ということで、これについては動かすために調達する電力、そういったものを中心としたCO2発生量、それから、そこが熱回収をすることによってエネルギーとして活用するためにCO2を削減できるもの、それを比較してプラスマイナスでCO2の削減が図れますというような計画です。そして、今の施設、今現施設と新しい施設では施設の規模と燃やせる量が違うので、単純に二つの比較はできませんから試算してないという意味ですから。ですから、新しい施設の処理能力は二酸化炭素を削減できるという結論になっているというふうに考えております。  それと、焼却の今の計画量といいますか、処理量については年8万3,486トンというのが基本構想で出ています。これについては各自治体で、私どももそうですけれども、ごみの基本計画をもって削減の目標を決めている。ところが、管内の自治体それぞれ目標が違っていたり年度が違っていたり、一概にできないということで、これについては令和元年を含めた過去5年間のごみの収集実績、そのうち最小値、それから減少率、それの低いほうを取るということですので、今現状で、各町村全部集計して最低の量から積算をしてこの量を決めているというふうに伺っておりますので、現段階で過大なものにはなっていないというふうに考えております。 172 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 173 ◯21番(山川秀正君)  今、現時点での試算されていないといいますか、試算が困難な状況というのが答弁ありました。確かに今度の新しい新中間処理施設は、今度は十勝19市町村全てが加入をすると。それで、当然今、西部十勝とか南十勝だとか一番北のほうだとか、そういうとこでそれぞれ燃やしていて、しかもそれぞれの施設の能力も排出量も違うというのは十分理解はしますけれども、ただ、いずれにしても大きな不安を抱えているのは、ごみ排出量を減らすというのは十分努力もしていかなければいけないと思うんですけれども、帯広に十勝中から1か所に集中するというこのリスクというか、先ほど音更町の試算の中でも、ごみ収集車の使う燃料、運搬車等々の話があって、それを全部計算してとありましたけれども、まさしくその、十勝が岐阜県ぐらいに相当すると。大体1万平方キロメートル、それだけの広大な面積を1施設で処理をするというところが非常に不安を持っているんです。  本当にCO2削減との整合性取れるのかというのが不安を持っているといいますか、なかなか、今答弁あったとおり、そういう試算がまだできていないということもありますからなおさらなんですけれども、その点について、今の時点では、十勝全部1か所に集めてやっても、そういう運んでくる等々、莫大な燃料をたいてということも当然出てくるんだと思うんですけれども、そこがどういう議論されて1か所ということになったのかというあたりは、次の問題、ハザードマップとの関係でも関連してくるので併せて質問したいと思いますけれども、先ほどの答弁によりますと、3メートルから5メートル70センチぐらいでしたか。そういう答弁がありました。  今といいますか今年、西日本の豪雨だとかいろいろなところで豪雨あったんですけれども、そういうところ、浸水被害が発生しているのは、実はハザードマップでそういう浸水地域として赤く塗られた地域といいますか、危険指摘された地域なんです。ということは、この新しい中間処理施設という部分でも当然そういう危険性高い、そういう理解は十分成り立つんでないかなと思うんですけれども、この点についてはどういう議論の末でこの場所というふうに決まったのかというのが、答弁できる範囲で答弁をお願いしたいと思います。 174 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 175 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  1市18町村のごみが集約されると。一部の今行っているごみが集約されるということについては、担当者レベルでそれがどうだこうだというような議論というよりも、そこの地元の、そこの事業組合がありますので、そういったところで協議されて決定していく事項、そういうのを踏まえて、それを受け入れる施設としてごみの量を推計しているということでございますので、御理解いただきたい部分でございます。  それから、建設位置については、ハザードマップの関係でございますけれども、新しいハザードマップの追加調査をした上、その中で家屋倒壊等氾濫想定区域に入っていないということが判明したと。それから、専門家の御意見もいろいろ伺ってここがふさわしいというふうに選定されたというふうに伺っております。  以上でございます。 176 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 177 ◯21番(山川秀正君)  そこに場所を選定したわけですから当然理由がある、選定理由は存在すると思うんですけれども、ただ、先ほども言いましたとおり、豪雨災害等々の中で今浸水を受けている地域というのはそういうハザードマップで危険性が指摘された地域なんだよと。そこは事実としてはっきりしていて、そういう場所を選ばざるを得なかったというところがやっぱりどうも率直に言って私自身は疑問に感じている部分なんです。  それで、実は台風被害、台風19号、2018、この被害で福島県の郡山市でごみ処理施設、ここも水没をして使えなかったと。しばらく使えなかった、そういう事態が発生したと。それは今の予定地、十勝川と然別川の合流等々、福島県についてもそういう二つの河川が合流する地域付近ということで、非常に似ているというようなことも指摘をしている方がいらっしゃって、そういった点では、危険分散という意味からもそこの議論が本当に十分だったのかなというふうに思っています。  それで福島県郡山市でどうしたかといったら、結果として、傾向としてはいい傾向だったのかもしれないけれども、何のことはなく、市民の皆さんにごみの減量化を、ごみの分別を徹底するように求めたという、これは結果としてそうやらざるを得なくてやったようでございますけれども、そういう事態になっている点を考えると、十勝1か所にするという部分での危険性、分散、やっぱり2か所か3か所に分散をして、そのことによって、一つの施設がたとえ被害を受けたとしてもほかで対応するという、そういうことも可能だという、そういう指摘をされていると。  だから、ぜひそういった部分というのは、まだ、確かに計画は決まったけれども、建設はこれからですし、実際の稼働の開始は9年後というふうに言われていますから、そういうことが私はまだ可能でないのかなというふうに実は思っているんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 178 ◯議長(高瀬博文君)  渡辺町民生活部長。 179 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  確かに令和9年度からの稼働という計画でございますが、スケジュール的には、本年度もう既に施設整備基本計画、これによって先ほども議員から御指摘のある浸水対策といったものも含まれます。そして来年度からは、実際にもう事業者さんの選定といったこともこれから入っていくというふうにスケジュールがあると思いますので、今まだ時間があるからこの考え方が改めることがあるんではないかということでございますけれども、コロナの感染症のように国を揺るがすような想定外のことがあるのならまだしも、今こういった計画がここまで、各自治体の議会議論も経まして、全十勝のパブリックコメントも終えまして、町民、市民説明会も終えたものを簡単にまた直せるというのにはなかなか難しいのではないかという考えを持っております。  以上でございます。 180 ◯議長(高瀬博文君)  山川議員。 181 ◯21番(山川秀正君)  ちょっと冒頭言いましたとおり、この問題についてはどこまで踏み込んだら、いや、それ以上は答弁できないよというふうになるのかという点を心配しながらやっておりますけれども、そういった部分で、例えば今報道されておりますくりりん建設費、市町村負担124億円、音更町は13.41%という試算が報道されておりますけれども、これについてはこういうふうに進んでいくと。これ以上の費用負担は発生しないというふうに理解してよろしいんでしょうか。 休憩(午後 2時35分) 182 ◯議長(高瀬博文君)  休憩いたします。10分程度。 再開(午後 2時43分) 183 ◯議長(高瀬博文君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁を求めます。  渡辺町民生活部長。 184 ◯町民生活部長(渡辺 仁君)  事業費、それから町の負担割合ということでございます。現在は、基本構想では概算事業費として290億と。それから、それぞれの自治体の負担割合ということで出されております。負担割合に沿って今年も予算措置もしておりますけれども、事業費については、これから基本計画を策定していくということもあるとは思いますけれども、組合からはその事業費が今後どうなるといったような説明は受けていないという状況でございますので、御理解いただきたいと存じます。 185 ◯議長(高瀬博文君)  山川秀正議員。 186 ◯21番(山川秀正君)  一部事務組合の問題で、なかなか踏み込みづらいといいますか、私自身もどこまでやっていいかというのをちゅうちょしながらやっているものですから、最後の質問にしたいと思いますけれども、いずれにしても新中間処理施設造ると。これは必要な施設であることは誰しもが認めている施設であります。  そういった点で言いますと、その必要な施設を造るという点と二酸化炭素の排出量、2030年問題、2050年カーボンゼロ、カーボンニュートラル、そこを目指してというところが、それこそ今のところなかなか構成団体にも目に見える形での例示等々がない状況ですけれども、そこはぜひ求めていただきたいと思いますし、もう一点ぜひ求めていただきたいなというふうに思っているのは、先ほどから何回か言っていますけれども、そういうハザードマップ上での危険な場所に建立をするというふうに考えたときに、代替施設、災害時の代替施設という点についても、ここはまだ住民説明会とか様々な場面で一切触れられておりません。そういった点では、そういう代替施設についてはどういう考えがあるのか、どう住民の皆さんに理解の得られる説明をするのかというあたりも、構成市町村としてそういうことをぜひ求めていただきたいという2点についての取組を要望して今回の質問については終わりたいと思います。  いずれにしても、この問題について一般質問でやり取りをさせていただいたという点については、その配慮にも御礼を申し上げて質問を終わりたいと思います。 187 ◯議長(高瀬博文君)  小野町長。 188 ◯町長(小野信次君)
     山川秀正議員からの今にふさわしい質問かなというふうに思って聞いてはおりましたが、CO2の排出に関して将来的にというお話もございました。そしてまた、2030年度までのCO2に対しての削減目標に向かってどうするのかという中で自然再生エネルギーというお話もお話しいただきました。  そういった中で、あらゆる自然再生エネルギーという中で今言われているのが、まずは十勝管内であればバイオマス、それから一般的に今まで言われてやってきたのが太陽光、それから海沿いであれば風が強いから風力、これも必ずしも全部が全部条件がそろっているわけでないということと、最近に至っては太陽光については、日本の中で、特に音更もそうかもしれないですけれども、日本の中にあっても果たしてこういった無法地帯のような太陽光の張りつけがいいのかということをこの間国会でも取り上げられておりましたし、我が町では議会でもこういったことが議員の皆さんの中からも言われているところであります。そういった中で、これはなかなか難しいところあると思います。  そして片や、さっき話に出ていたように、火力発電から発生するCO2と言うけれども、だからこそCO2ゼロ対策では原子力がと言われちゃう。だから、求めるのはいいんだけれども、お互いそれをどうやって歩み寄っていくのか、そして、CO2の排出削減に向けてどういったエネルギーの発生の仕方、電力の発生の仕方がいいのかということもこれからさらに逆に私たちに求められてきている状況にあるというふうに思ってございます。  それから併せて、これに関連しているとは言わないけれども、関連させてこられたなと思いながら、新中間処理施設の話がありますが、これは山川議員はもう重々知っておられての御質問だということは私も認識をしております。  1市18か町村、この中で、人口減少も含めて、十勝管内だけ見たときに、それぞれの町が自分の町の特性を打ち出して、我が町はこれだけ発展していますと。今、今日勝毎さんも来ておられるけれども、どこどこの力という形でみんな表に出しながら自慢はしています。ところが、人口が減って、じゃ人口減ったからごみ減るのかといったら、案外そうじゃないんです。  そのときに、山川議員もおっしゃったように、こっちでは上士幌、こっちでは新得、あるいは広尾線とか、それぞれに今まで維持してきたこの施設を、山川議員さんは危険分散のためにそれを受け手になるような施設が必要じゃないかというお話提案してくれるけれども、1市18か町村の事務組合というよりも、それぞれの首長さんたちが考えたときに、これを自分たちの町で持ったときには維持できないという観点の下からこういった話が出ているんであって、一私たちの音更町だけでこのことをこれに論議するわけにはいかないということは御存じのとおりであります。  なおかつ、よく言われるのは、陸別だったら北見に行けばいいじゃないかとか、広尾だったら日高に行けばいいじゃないかと。そういう論議をこの広域の中でするようになっちゃったら何もできません。だったら十勝の中の広域なんていうことは起きっこもない。  その中で、メリット、デメリットと必ず言い出すんです。そういう問題じゃないんです。自治体が生き残ろうとしたときに、今皆さん方どの町も、今日も本別の120年をやったといって式典出ていましたでしょう、電子版に。それぞれの町が自分たちの生き残りをかけてやったときに、人と一緒に組することも大事だということも他の自治体が分かってきたんだ。それをやらなかったら平成13年の平成の大合併のところに戻されます。私たちは町が大きいからという自慢をしているわけじゃない。  併せて、さっきこの議論の冒頭の中で、あえて訂正しておこうかなと思ったけれども、前段の三浦議員のお話の中に数字出されていたから、三浦議員、ここだけ、山川議員さんと関係ないかもしれないけれども、広域という中で、音更町は、全道で179市町村、その中の28じゃなくて18番目の位置にあるということ、ここ間違わないでね。訂正私がさせていただきます。  町に自信と誇りを持つということがまず大事。まちづくりでも何づくりでもそうだよ。自分の町に誇りを持つということが大事、まずは。披瀝をするのも、私たちの町はこれだけのいいものがあるということを言うのが他の自治体です。うちの町の皆さん方もそういうことをちゃんと言うお互いの仲間になってほしいと思う。  だからこそ、みんなそれこそ分散して、一つにまとめるのは危険だよと言うけれども、それを積み上げて積み上げてようやくここまでたどり着いた。だから、今ごみだけじゃない。生活インフラの中で、水も同じようなことが言われてきているんですよ、将来的には。一つの自治体で全部がやれるという時代から、片方、生き残るために何とか一緒に仲間になってもらえませんかという時代へ入ってきているんです。だから私たちは、音更の議会の皆さん方も度量をちゃんと持っていただいて、こういったものにお互いが手を携えて一緒に歩んでいきましょうという、そういった気持ちになっていただければ、これからの中での広域化、あるいはこういった中間処理施設がなぜできるのかということにも、それは危険はもちろんあります。それを回避するためにパブリックコメントもやり、そして地域懇談会も1回だけじゃないでしょう、やってきたの。  そういったこともぜひ理解をしていただきながら、私たちも、山川議員の今回質問いただきましたけれども、併せてこういった機会にお話をさせていただきますこと逆にお礼を申し上げて答弁にかえさせていただきます。ありがとうございました。 189 ◯議長(高瀬博文君)  以上で、山川秀正議員の質問を終わります。 延会の議決 190 ◯議長(高瀬博文君)  本日の会議はこの程度にとどめ、延会にしたいと思います。  御異議ありませんか。    〔「異議なし」の声多数〕 191 ◯議長(高瀬博文君)  異議なしと認め、そのように決定しました。  次回の本会議は、明日、9月16日午前10時から開きます。 延会(午後 2時54分) 192 ◯議長(高瀬博文君)  本日は、これで延会します。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     議     長     署 名 議 員     署 名 議 員 Copyright © Otofuke Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...