10番 笠 原 昌 史 君
11番 鵜 城 雪 子 君
12番 村 上 均 君
13番 村 山 ゆかり 君
14番 野 崎 良 夫 君
───────────────────────
●欠席議員(なし)
───────────────────────
●説明員
(1)説明のため出席した者
市長 中 西 俊 司 君
教育委員会教育長 高 橋 一 浩 君
選挙管理委員会委員長
工 藤 幸 男 君
監査委員 益 田 克 己 君
農業委員会会長 中 原 耕 治 君
(2)市長の委任を受けて出席した者
副市長 渡 辺 稔 之 君
総務部長 渡 辺 剛 彦 君
地域振興部長(取扱)
ふるさと納税課長
海 野 聡 君
市民健康部長・
コホートピア推進室長
向 井 智 仁 君
都市環境部長 大 和 俊 賢 君
総務課長 吉 田 博 幸 君
財務課長 菊 池 昭 久 君
政策調整課長 真 鍋 磨 君
(3)病院事業管理者の委任を受けて出席した者
病院事務部長 島 田 泰 美 君
病院経営管理監 江 川 雅 信 君
(4)
教育委員会教育長の委任を受けて出席した者
教育部長 柴 谷 理 意 君
───────────────────────
●議会事務局職員
事務局長 近 藤 豊 君
事務局次長 小 林 慶 一 君
主査 小 畑 陽 子 君
書記 小 屋 菜 摘 君
書記 山 田 香 織 君
───────────────────────
午前10時00分開議
△開議宣告
○議長(小野敏雄君) 本日の出席議員は14名で、全議員が出席しております。
これより本日の会議を開きます。
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△会議録署名議員の指名
○議長(小野敏雄君) 本日の会議録署名議員として
1番 横 田 議 員
14番 野 崎 議 員
の御両名を御指名いたします。
───────────────────────
△諸般の報告
○議長(小野敏雄君) ここで事務局長に諸般の報告をさせます。
事務局長。
◎議会事務局長(近藤豊君) 御報告申し上げます。
本日の議事日程は一般質問であります。
なお、本日の一般質問通告書はお手元に御配付いたしております。
以上で報告を終わります。
────────────────────────
△日程1 一般質問
○議長(小野敏雄君) これより本日の議事に入ります。
順次発言を許します。
8番、戸水議員の質問を許します。
◆8番(戸水美保子君) (登壇)令和4年第2回定例会におきまして、質問の機会を与えていただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。
大項目1点目、障がい者福祉について、中項目1点目、
就労継続支援事業への応援についてです。
中西市長は市長選の選挙公約、また、令和4年度の市政執行方針において、市民の生活力の向上を掲げ、若者も中高年も、誰もが生き生きと働ける元気なまちを目指しておられます。
市民の中には、
就労継続支援B型事業所において、日々作業に取り組んでいる方々がおられます。
障がいがある方にサービスを提供した事業者には、自治体から訓練等給付費として人件費や、その他の運営費としてサービスに要した費用が支払われていますが、サービスの利用者への工賃は生産活動から事業経費を控除した収益の額で支払われています。
作業の対価としての工賃は仕事の内容で決まるものですが、国の基準では最低で月3,000円以上と決められています。
これは、月23日間作業に従事するとして、1日130円。
6時間作業するとして時給に換算すると、約21円にしかなりません。
留萌市内の
就労継続支援事業所においては、それぞれ運営の工夫をされていて、工賃向上計画を立て、工賃も最低水準以上確保していると思われますが、それでも物価高の折、少しでも上がってほしいと願う利用者がおられます。
この
就労継続支援事業B型の目指すところは、雇用関係を結んで働くことが難しい方への就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供となっていますが、働く喜びを得られる工賃になっていくと、頑張って働くぞという意欲も湧くと思います。
人生の中で働ける期間は皆限られていますので、その期間にできるだけ多くの工賃が得られるようにと、それぞれの事業所での御苦労があるのだと思います。
そこで質問ですが、就労継続の意欲に影響する工賃をアップさせるためには、何よりも仕事が大事だと思いますが、行政の作業の委託など、工賃アップのための仕事などで応援するお考えはないか、お聞きいたします。
中項目2点目、人工透析患者の通院支援について伺います。
留萌市の障がい福祉サービスの中には、人工透析患者の
移送支援サービスがありますが、そのサービスの利用状況をお聞きいたします。
続いて、大項目2点目、教育環境の整備について伺います。
中項目1点目は、教育人材の確保についてです。
小項目1点目、休眠免許復活の周知について。
教員免許更新制度を廃止する
改正教育職員免許法が成立し、平成21年度以前の旧免許状で休眠状態の免許状が、手続なく7月1日から復活できることとなりました。
また、新旧を問わず既に免許が失効している人は、再授与申請手続を行うことで、有効期限のない免許状になるということです。
留萌市においても、不登校児童・生徒の支援や学習補助員など、教員免許保持者の確保が必要であると思いますが、教員免許が失効したと思っている人に対して周知するお考えはないかお聞きいたします。
小項目2点目、人材確保のための報酬の見直しについて伺います。
留萌市において、
特別支援教育支援員について、年度当初に確保できない場合があると聞いていますが、人材確保のため報酬を見直す考えはないか、お聞きいたします。
中項目2点目、
学校ボランティアの支援体制について、小項目1点目、ボランティアへのインセンティブの配慮について。
広報るもい5月号には、コミュニティ・スクールで、各学校が希望している
ボランティア活動が載っています。
この地域住民による
ボランティア活動を持続可能な活動とするため、活動に対するインセンティブを検討するお考えはないかお聞きいたします。
中項目3点目、障がい者の生涯学習について伺います。
教育長は、令和4年度
教育行政執行方針において、社会教育の充実についても述べられています。
それは、「第1の柱は、「生涯教育の充実」についてであります。生涯学習プログラムの充実につきましては、幼・少年期から高齢期まで、多様な学習ニーズに対応する魅力ある講座の企画や学習内容の充実に努めてまいります」と述べられています。
そこで、誰もが学び続けられる共生社会の実現に向けて、障がい者の生涯学習について、教育長のお考えをお聞きいたします。
大項目3点目、地元人材の育成について、中項目1点目、地元への就職内定者への支援について伺います。
地元の高校生に対して、タブレット端末の貸与や、
学校法人河合塾との包括連携協定による支援が進められ喜びの声が聞かれていますが、その一方で、資格や技術を身につけて地元で働きたいと考えている生徒もいます。
就職を希望している生徒の支援について、市長の考えをお聞きいたします。
中項目2点目、
奨学金返還支援制度について。
令和3年第2回定例会の一般質問において、地元に就職した若者に対して奨学金返還を支援する制度について、
中小企業振興条例の政策に加えるなどして取り入れてはどうかという提案に対し、中西市長からは、検討するという御答弁をいただいています。
その後の検討はどのように進んでいるのか、お聞きいたします。
大項目4点目、
帯状疱疹ワクチン接種事業について、中項目1点目、
帯状疱疹ワクチン接種の啓発と助成についてです。
帯状疱疹は、帯状に赤い丘疹や水ぶくれが現れ、発熱やリンパ節の腫れ、全身症状を伴うこともある感染症です。
帯状疱疹は、一度発症すると痛みが持続したり、一部麻痺が残ったりする場合があります。
50歳以上に発症率が急激に増加し、80歳までに約3人に1人がかかると言われています。
ワクチンの接種によって高い割合で予防が可能になり、日本では、2016年から50歳以上の方を対象とした
帯状疱疹予防ワクチンの接種がスタートしています。
現在は、
帯状疱疹予防ワクチンは任意接種のため、個人負担で接種することになりますが、一部の自治体では助成制度が設けられています。
留萌市においても、帯状疱疹に感染し痛みに苦しむ市民がおられます。
ワクチンで予防できることを啓発し、接種費用の助成制度をつくるお考えはないか伺います。
以上で1回目の質問といたします。
御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(小野敏雄君) 答弁を求めます。
市長。
◎市長(中西俊司君) 戸水議員の御質問にお答えいたします。
初めに、大項目1点目、障がい者福祉についての中で、中項目1点目、
就労継続支援事業への応援についてとして、行政の作業の委託など工賃アップのため仕事などで応援する考えはないかについての御質問でございますが、留萌市では、平成25年4月1日施行の国等による
障害者就労施設等からの物品等の調達の推進に関する法律、いわゆる
障害者優先調達推進法に基づき、毎年度調達方針を設定するとともに、実績をホームページにて公開しているところでございます。
留萌市としても、工賃のアップには事業所が受注する仕事の量が重要であることを認識しており、施設の清掃業務、綿製品の収集や分別業務を中心に作業を発注しているところでございます。
ここ数年では、事業所側からの提案による新たな作業として、
アンケート調査票の封詰めや簡単な集計業務を発注しております。
今後も引き続き事業所と連携を取りつつ、直営で実施している作業のうち事業所へ発注できるものがないかを調査してまいります。
次に、中項目2点目、人工透析患者の通院支援についてとして、「人工透析患者の
移送支援サービス」の利用状況についての御質問でございますが、他市の医療機関に通院しなければならないと認められる通院理由が必要となりますが、身体障害者手帳を所持する腎臓機能障がい者が人工透析を受けるために他の市町村の医療機関に通院する場合、交通費の助成が受けられる腎臓機能障がい
者通院交通費助成制度があります。
令和3年度において利用の実績はありませんが、今後も引き続きホームページなどで周知するとともに、窓口でも適切に対応できるよう取り組んでまいります。
次に、大項目3点目、地元人材の育成についての中で、中項目1点目、地元への就職内定者への支援についてとして、資格や技術を身につけて地元で働きたいと考えている生徒への支援についての御質問でございますが、
学校法人河合塾等との連携による
地元高校教育振興支援事業として、昨年度、
北海道留萌高等学校教育振興会を通じて整備された1人1台端末を生徒に貸与するとともに、留萌市と包括連携協定を締結した
学校法人河合塾が提供するAIを活用した学習ツールの利用費用を助成しており、令和4年4月から普通科1、2年生に利用いただいているところでございますが、高校からの要望により、6月からは情報ビジネス科や、電気・建築科の1、2年生の生徒も利用ができるように取り組んでいるところでございます。
また、今年度から新たに、普通科、情報ビジネス科や電気・建築科の全生徒に対し、生徒一人一人の適性能力の把握や、基礎学力の診断に要する費用を助成しているところであり、さらに留萌高校の生徒が卒業後に様々な進路の実現を可能とするため、進学希望者向けの模擬試験以外にも、看護・
公務員希望者向けの模擬試験、簿記検定や情報処理検定、建築CAD検定や
建築施工管理検定など、就職希望者が受験する模擬試験や各種検定の受験料についても、教育振興会を通じて半額を助成する取組を進めているところでございます。
市といたしましては、中学校を卒業する生徒が、進学先として留萌高校を選択いただけるように、進学を目指す生徒への支援はもとより、地元での就職を目指す生徒への支援も行い、引き続き、高校とも連携を取りながら留萌市内唯一の高校である留萌高校の魅力づくりと、新しい時代にふさわしい教育の実現に向けて支援してまいりたいと考えているところでございます。
次に、中項目2点目、
奨学金返還支援制度についてとして、地元に就職した若者に対し奨学金返還を支援する制度の検討経過についての御質問でございますが、この間に道内8市12町3村で取り組まれている事例の情報収集を行い、支援の要件、助成額及び助成期間、助成金を交付する時期などについて調査研究を進めてきたところであり、留萌市
地元企業応援基本条例に基づき設置された留萌市
地域経済振興会議において、継続して検討を進めているところでございます。
市といたしましても、地元企業の人材確保に向けたUIJターンの促進を図るとともに、地域外からの人の流れを促進し、都市部の大学や高校からの移住、定住と、留萌市への若者の定着につなげられるよう、留萌市
地域経済振興会議や市内事業者からの意見もいただきながら、国の
奨学金返還支援制度の活用策を引き続き検討してまいります。
次に、大項目4点目、
帯状疱疹ワクチン接種事業についての中で、中項目1点目、
帯状疱疹ワクチン接種の啓発と助成についての御質問でございますが、予防接種には、定期接種と任意接種の2種類があり、定期接種のワクチンを接種する疾患については、感染力が強く、発病した場合の健康被害が大きくなるため、「社会や集団で予防する必要がある疾患である」とされていることから、国が接種を勧奨し、市町村が接種を行わなければならないものとされているところでございます。
一方、任意接種のワクチンは、国として使用することを認めているものの、予防接種法で定期接種に規定されていないワクチンとなります。
御質問の
帯状疱疹ワクチンも、任意接種に該当しており、個人的に接種をしたほうが良いとの判断をしていただいた場合に接種するワクチンとなりますので、費用は原則自己負担となります。
帯状疱疹ワクチンにつきましては、病気の発症頻度やワクチン効果の持続性などから、接種に最適な対象年齢と期待される効果・安全性などについて、現在、国の厚生審議会において慎重に議論が行われており、定期接種に向けた検討が進められているとお聞きしております。
市といたしましては、国における議論の方向性や北海道内各自治体の動向を注視しつつ、今後とも調査研究を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 教育長。
◎教育長(高橋一浩君) 戸水議員の御質問のうち、教育委員会に関する御質問にお答えいたします。
初めに、大項目2点目、教育環境の整備についての中で、中項目1点目、教育人材の確保についてとして、教員免許が失効したと思っている人に対し周知する考えはないかとの御質問でございますが、教員免許につきましては、更新制が導入された平成21年4月1日以降に初めて授与された新免許状は、10年間の有効期間が記載され、有効性を維持するためには、2年間で30時間以上の免許状更新講習の受講・修了が必要となり、平成21年3月31日以前に初めて授与された旧免許状につきましても、生年月日によって最初の修了確認期限が設定され、更新制の基本的な枠組みが適用されているところでございます。
令和4年7月1日から施行されます
教育職員免許法の改正では、教員免許更新制に係る規定が削除され、施行日時点で有効な教員免許状や旧免許状で非現職教員の休眠状態の免許状につきましては、手続をする必要がなく有効期限のない免許状となり、施行日前に有効期限を超過し、失効した教員免許状につきましては、各
都道府県教育委員会が定める再授与申請手続を行うことで、有効期限のない免許状の授与を受けることが可能になるところでございます。
教育職員免許法の改正につきましては、国や教員免許の事務を所管する
北海道教育委員会が周知を行っておりますが、留萌市教育委員会といたしましても、
会計年度任用職員として配置する学習補助員などでは、教員免許を有する者を優先して配置していることや、不登校児童生徒への支援を行う上においても、教員免許を有する人材を確保する必要があると考えていることから、教員免許が失効したと思っている方に、どのような周知ができるのか検討してまいりたいと考えております。
次に、
特別支援教育支援員につきまして、人材確保のために報酬を見直す考えがないのかという御質問でございますが、市費で採用しております学習補助員に欠員はございませんが、
特別支援教育支援員につきましては、各学校から特別支援学級に在籍する児童・生徒が増加しているという状況から、増員の要望をいただいているところでございますが、人材の確保には苦慮している状況が続いております。
令和4年度当初の配置におきましても、
特別支援教育支援員に5名の欠員が生じたところでございまして、ハローワークを通じた募集に加えて、各学校の教職員の御家族や友人など情報提供をいただき、4月に1名、5月に2名、6月に1名と合計で4名の応募がございまして、小学校に3名、中学校に1名の配置が可能になったところでございます。
欠員は1名にまで減少したところでございます。
教育委員会といたしましては、学校のニーズを踏まえ、指導体制の充実を図るために支援員を安定的に確保し、雇用に結びつける取組として近隣自治体や他市の雇用条件等の情報収集を行うとともに、職員の報酬や処遇改善につきましても、検討してまいりたいと考えているところでございます。
次に、中項目2点目、
学校ボランティアの支援体制についてとして、地域住民による
ボランティア活動を持続可能な活動とするために、活動に対するインセンティブを検討する考えはないかについての御質問でございますが、教育委員会では、「学校と地域が目指す子ども像を共有しながら、学校・家庭・地域が連携・協力して子どもを育てる持続可能な仕組みをもった地域とともにある学校」づくりを進めるために、平成30年度から全ての小・中学校にコミュニティ・スクールを導入し、保護者や地域住民、学識経験者で構成されました
学校運営協議会を設置して、
学校支援ボランティアの年間活動計画や拡充に向けた活動を含め、地域に開かれた学校づくりを進めているところでございます。
学校支援ボランティアの支援体制につきましては、様々な知識や技能、社会経験を持った保護者や地域の皆様に、学校が希望する活動を支援する「るもい学校応援隊」を募集いたしまして、無償による
ボランティア活動を中心として、教育活動を支援いただいているところでございますが、一方で、
スキーボランティアや
学校内消毒ボランティアにつきましては、活動内容やその頻度を考慮いたしまして、日当や交通費相当として少額ではございますが、有償のボランティアとして支援をいただいているところでございます。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
ボランティア活動には制限がある状況ではございますが、
学校運営協議会におきましても、ボランティアの継続的な活動や募集に関する様々な意見、アイデアが出されておりますので、それらの意見も踏まえて、学校と連携してボランティアの継続的な活動を促す取組として、必要に応じた報酬の在り方などの検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
次に、中項目3点目、障がい者の生涯学習についての御質問でございますが、障がい者の生涯学習につきましては、平成30年の2月、文部科学省生涯学習政策局が、学校卒業後における障害者の学びの推進に関する有識者会議を設置いたしまして、以後、16回にわたる会議がされております。
その後、平成31年3月に「障害者の生涯学習の推進方法について」として報告書がまとめられ、「誰もが、障害の有無にかかわらず共に学び、生きる共生社会」を目指す社会像について、その実現に向けた推進策として大きく「方向性」「方策」「早急に実施すべき取組」、この三つが示されたところでございます。
また、この中の早急に実施すべき取組について、国、地方公共団体、特別支援学校、大学、社会福祉法人やNPO法人、企業等の民間団体、それぞれに期待される取組が提言されておりまして、地方公共団体に求められる取組といたしましては、一つ目として、庁内連携、関係機関・団体等との連携の推進、二つ目として、障害者の生涯学習推進を担う人材の育成、三つ目として、障害者本人のニーズを踏まえた学びに関する相談支援体制の整備、四つ目として、障害者の学びの場に関する実態把握・情報提供、学びの確保、五つ目として、地方公共団体の
教育振興基本計画への位置づけ、これら五つの内容が示されたところでございます。
教育委員会といたしましては、障がい者の生涯学習を推進していく上においては、学びを最も身近で支える地方公共団体の果たす役割が大変重要でありますことから、庁内での連携を図って、幅広い視野から障がい者の生涯学習の支援を推進していく必要があるものと考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(小野敏雄君) 戸水議員。
◆8番(戸水美保子君) それでは、それぞれの質問について再質問させていただきます。
まず、大項目1点目、中項目1点目についてですが、先ほど事業者と連携を取りつつ直営で実施している作業のうち、事務所へ発注できるものはないか調査していくという御答弁をいただきました。
市役所の中の仕事ということもあるんですけれども、そういう取組を例えば市内企業や
留萌商工会議所などにも協力してもらえないかというような、協力を働きかけるお考えはあるかどうか、お伺いいたします。
○議長(小野敏雄君) 市長。
◎市長(中西俊司君) 市役所だけではなくて、当然その公共施設、道の駅、また屋内交流・遊戯施設「ちゃいるも」などにおいても、お願いをして活動していただいたりしております。
また、
留萌商工会議所を通して企業の皆様にも御理解をいただけるように、今後、会議等においてお話をさせていただければと思います。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 戸水議員。
◆8番(戸水美保子君) それでは、私たち市民においても、事業所の製品を積極的に購入したり、利用したりすることで事業所の応援ができるのかなと思います。
そのためには、製品がより多くの市民の目に触れることが必要となります。
この二年あまり、コロナ禍で製品の販売機会が制限されて売ることができなかった、工賃を得る機会が減ってしまった事業者もあると聞いています。
そこで、公共施設のスペースなどをもっと利用しやすくするなどして応援するお考えはないか伺います。
○議長(小野敏雄君) 市民健康部長。
◎市民健康部長(向井智仁君) お答えいたします。
現在、毎週1回昼休みの時間帯に、本庁舎の地下スペースと保健福祉センターはーとふるの1階ロビーにおいて、事業所による飲食料品の外販が既に行われておりまして、市民の方も利用できるようになってございます。
また、今月から、本庁舎地下スペースでの外販において、飲食料品に加え、手工芸品の販売も始まっております。
本庁舎や、保健福祉センターはーとふるでの物品等の販売に当たり、先の予約や市の事業がない限り、施設をお使いいただける状態となってございます。
その他の公共施設につきましては、施設ごとの規則に従って利用していただくことになりますが、製品が多くの市民の目に触れることができるよう、今後も積極的に支援してまいりたいと考えてございます。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 戸水議員。
◆8番(戸水美保子君) よろしくお願いいたします。
それでは中項目2点目、人工透析患者の通院支援について再質問させていただきます。
先ほどの御答弁で、人工透析患者の
移送支援サービスの福祉サービスは、令和3年度においては実績がないということが分かりました。
対象者がかなり限られているということで、条件全てに該当する方は少ないのかなと思います。
ただ、市内に人工透析のための通院に苦労されている実態があります。
人工透析患者の通院は、自分や家族の運転による自家用車、バスなどの公共交通、また、介護サービスを利用するなど、身体の状態によって異なりますが、まず、公共交通で通院している方への支援について伺います。
今年の冬は大雪で、市内バスが長期にわたって運休し、週3回の通院に大変困ったという声を聞いています。タクシーを利用したときの経済的な負担が大きいからです。
そこで、条件を整え、必要な方が申請すれば年間に幾枚かのタクシー券が給付されるような事業を検討されるお考えはあるか、伺います。
○議長(小野敏雄君) 市民健康部長。
◎市民健康部長(向井智仁君) お答えいたします。
身体障害者手帳をお持ちの人工透析を必要とする方につきましては、バスの運賃とタクシーの利用料金でそれぞれ割引が受けられることとなってございます。
割引率につきましては、バスの運賃では50%、タクシーの利用料金では10%となっております。
なお、留萌市におきましては、単独の事業は実施しておりませんが、他自治体の事例を調査研究してまいりたいと考えてございます。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 戸水議員。
◆8番(戸水美保子君) 人工透析患者の中には、介護度によって介護サービスを利用して通院し、人工透析を受けたいと考えている方もおられます。
その方々はまずケアマネジャーに相談されるんですが、ケアマネジャーが人工透析の通院介護サービスを提供してくれる事業所を探すのに苦労するということが起きているそうです。
それは、介護人材の不足によるものです。
通院のための移動支援及び身体介護という、2名体制が義務づけられているからなんですが、今後、高齢化が進み、人工透析のための通院介護も一層必要になると見込まれています。
介護人材の確保について、どのような展望をお持ちか伺います。
○議長(小野敏雄君) 市民健康部長。
◎市民健康部長(向井智仁君) お答えいたします。
今、おっしゃっていたことにつきましては、介護を受ける方が通院する場合において介護事業所のほうで、2人必要だということなんだと思うんですけれども、今、通院の介助におきましては運転手1人で介護の部分の通院は送ることができると、さらに、身体の介助も、必要な方においては、ヘルパーが必要だということとなっているところでございます。
こちらにつきましては、恐らく事故が起きた場合の対応ですとか、さらには車内で体調を崩された場合などを考えて2人の体制を取られていると認識しているところでございまして、今、おっしゃった部分については介護事業所からまだそういうお話をお伺いしていないものですから、今後そのようなお話を伺った時点で必要に応じて対応してまいりたいと考えてございます。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 戸水議員。
◆8番(戸水美保子君) 必要に応じて対応を考えていくということなんですけれども、人工透析患者の通院は現在2名が必要となっています。
例えば、認知症がないとか、自分で姿勢の保持ができるとか、一定の条件にある利用者を1名での通院を支援するといった、介護保険制度の弾力的な運用というのを留萌市として国に対して規制緩和を要望していくということは検討できないか、お伺いいたします。
○議長(小野敏雄君) 市民健康部長。
◎市民健康部長(向井智仁君) 先ほど申し上げた部分になるかと思いますけれども、通院介助のほかに身体介助が必要な方については2名の人員が必要であるという中で、今おっしゃっているのは、介護的にそれほどではない方については、1人でもというような趣旨かなとは思うんですけれども、その部分についてはこちらのほうで検討した経緯がないものですから、検討した中で必要があれば国に要望も考えたいと思っております。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 戸水議員。
◆8番(戸水美保子君) 続きまして、大項目2点目、教育環境の整備の中の、中項目2点目、
学校ボランティアの支援体制について再質問させていただきます。
学校ボランティアが安心して活動に参加できる仕組みを整えていくということが、活動を持続していく上でとても大事だと思うんですけれども、留萌市のコミュニティ・スクールの要綱には、
ボランティア活動中の事故が起きたときの対応というのが記載されていないような気がします。
こちらの学習支援という部分についてはもしかすると、既存の寺子屋だとか、いろんな仕組みを活用しながらそれを拡張する中で学習支援等はできるのかなと思っておりますけれども、1番不登校の児童・生徒で問題なのは、学校に出てくれないだけではなくて、家から外になかなか出られないという子どもがたくさんいるというお話も聞きまして、居場所をつくる以前にその子どもたちの悩みだとか、子どもたちが思っていることにきちんと寄り添って話を聞いてあげるシステムというのがなければ、居場所だけあってもしょうがないのかなと思っておりまして、まずは、そのような体制をどのようにつくれるのかというところも、先進地などのお話も聞きながら十分に見極めて、この人材確保というのはこの年度途中ですぐできるのかという部分もございます。
私としては、この人材確保も含めて私の目標として、来年度当初にそのような形が完全な形でできないかもしれないですけれども、できるところからやっていきたいなという気持ちでおります。
以上です。
○議長(小野敏雄君) 小沼議員。
◆2番(小沼清美君) 行政としてそういう場があるということでも、大分不登校の子どもたちの気持ちが違ってくると思うので、ぜひ早期に、来年度ということも聞こえてきましたので、進めていただきたいと思います。
それから、ヤングケアラーについてなんですけれども、北海道でも条例が出たので、いろんなマニュアルも出てきているということで、進みそうだなという気はとてもしているんですけれども、留萌の現状としてあまり捉えていないようなんですが、やはり現状の捉まえ方は1番大事かなと思うんですけれど、何かそういう方策は何か考えていますか。
○議長(小野敏雄君) 教育長。
◎教育長(高橋一浩君) 先ほど議員のほうからも、北海道の昨年の調査のお話がございました。
この調査内容も先ほど少し言っていただいたんですけれども、ヤングケアラーという言葉の認知度については、中学生も高校生も1割程度しかないということと、世話をしている家族の状況を聞いたところでは、兄弟の世話が最も多いと。学校生活への影響について聞いたところでは、ほとんどないというのが、1番多いと。あと、生活の世話や悩みについての相談の経験があるのかという部分では、ないというのが1番多かったと。その相談しない理由もそこで聞いているようですが、相談するほどの悩みじゃないというような答えもありました。
確かにこういう答えは多いんですけれども、この中には、学校へ行くことに支障が出ているような子どもも、もしかしたら含まれているのかなと。
ほとんどの子どもについては兄弟の世話がほとんどで、これは通常の家族の絆を深める意味でも、通常行われているような世話なのかもしれないなという部分もありますけれども、一部には学校へ行くのに支障が出ているような子どももいるのかもしれない。
私たちとしては、このヤングケアラー自体の認識も低いというところがあるので、まずは子どもにも直接お知らせしたいなというのがあります。
実はですね、何もしていないんじゃないかというお話が先ほどありましたけれども、北海道の条例が4月1日にできるということで、私たちもすぐポスターですとかリーフレットが配布されるものだと思っていたんですけれども、なかなかそれがまだいただけてないというのもありまして、そのいただけていない状況を待つのではなくて、私どもで、今あるような資料をもとにリーフレット等を作って、まずは直接子どもたちにヤングケアラーというのはこういうことだよというのをお知らせすると同時に、先ほど申しました、多職種で連携して気づいてあげる仕組みが必要だということと、周りにいる大人たちが気づいてあげる仕組みが必要だということで、広報だとかいろんなものを通して周りの大人ももしかしたらそうかもしれないと気づけるような、まずは仕組みを早急につくっていきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(小野敏雄君) 小沼議員。
◆2番(小沼清美君) 最後に、JR留萌本線のことですけれども、議員で行政視察を行ったときに砂川市の社会教育施設である地域交流センター「ゆう」、これが線路沿いにありまして、駅にも直結しておりました。
このように、駅の機能を残しながら、駅周辺のまちづくりをすることも可能であるなと思って帰ってきたのですけれども、これから例えば、観光客を呼び込むということも考えているようですけども、そのためにも、そして少数ですけれども通学している子どもたちのためにも、一部廃線の意思を転換して、生活の足として必要としているほかの自治体の首長と協力して、鉄路を残してほしいと思います。
もう一度市長の考え方をお聞きして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(小野敏雄君) 市長。
◎市長(中西俊司君) JR問題につきましては、前から言っているとおり、考え方に変更はないということで御理解をいただきたいと思いますし、砂川を見本にされたとしても、本線と支線の違い、乗客数の問題、様々違いが出てきていると思います。
私どもは、便利な公共交通の考え方というのを優先的に考えていきたいと思っておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと思います。
○議長(小野敏雄君) 2番、小沼議員の質問を終わります。
この際、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
午前11時53分休憩
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午後 1時00分再開
○副議長(珍田亮子君) これより議長に代わり、副議長の私が議事を進めさせていただきます。
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
3番、海東議員の質問を許します。
◆3番(海東剛哲君) (登壇)通告に従い、一般質問いたします。
道の駅るもいが開業して約2年が経過し、コロナ禍においても、留萌市の重要な交流拠点として、大きな役割を担っていると感じております。
屋内交流・遊戯施設「ちゃいるも」がオープンし、子育て応援に取り組む道の駅として都市部からの来訪者も増え、開業当初に構想として示されていた「進化する道の駅」について、期待が実感として感じられる一歩と受け止めております。
行政報告にもありました、道の駅施設のポテンシャルを生かし、町なかとの回遊性を持たせた地域経済への波及効果、また、道の駅を含む船場公園周辺が豊かな市民生活を創造する拠点となることを大いに期待して、大項目1点、道の駅を核とした周辺のまちづくりについて、市長の考えをお聞かせください。
中項目一つ目、公共交通拠点としての機能について、日常生活の様々な移動手段を工夫し、CO2排出量を削減しようと環境省が実施している「スマートムーブ」の取組で、バスなどの公共交通機関の利用を国は推奨しています。
今年、道の駅で拡幅された駐車場を、パークアンドライドのように市民が利用し、都市間移動にバスを利用する、または、市内循環バスと都市間バスの連結場所として、市民が公共交通機関を利用しやすい環境を整備することは、留萌市のゼロカーボンに向けた取組として有効ではないかと考えますが、道の駅の公共交通拠点としての利用について、考えをお聞かせください。
中項目二つ目、アウトドア観光の提案を受けてについて、令和3年度の重点施策として、道の駅を核とした自然環境や風土を生かした新たな観光誘客に向け、観光グランドデザインの検討が進められ、業務委託の結果「留萌市観光グランドデザイン検討業務報告書」によりアウトドア観光の提案を受けました。
アウトドアツーリズムの拠点として、道の駅るもいの再整備を検討し、アウトドアショップのほか、宿泊滞在やアウトドア体験などにより、道の駅・船場公園周辺を本格的なアウトドアの拠点とすることが提案されており、市政執行方針にもありましたアウトドアヴィレッジを具体的にイメージできるものでした。
まだ、提案を受けた段階ではありますが、この提案は広く市民に知られることになり、大きな関心事となっております。
この再整備の提案をどのように受け止めているのか、市長の考えをお聞かせください。
中項目三つ目、船場公園周辺の将来展望についてお伺いをいたします。
道の駅において新たな進化が期待される中、船場公園周辺では、社会教育施設の整備において、留萌市公共施設整備検討会議からも駅前周辺への立地で良いのではないかという意見が多く、留萌駅の敷地の活用が検討されております。
交流人口の増加に伴い経済効果が見込まれる道の駅の整備、市民生活において利便性と豊かさが見込まれる社会教育施設の整備、どちらも大変重要ではありますが、財政面やJR留萌本線の廃止問題など、様々な課題が多くあるように感じております。
この二つの整備を今後どのように動かしていくのか、市長の考えをお聞かせください。
以上、1回目の質問といたします。
御答弁よろしくお願いいたします。
○副議長(珍田亮子君) 答弁を求めます。
市長。
◎市長(中西俊司君) 海東議員の御質問にお答えいたします。
初めに、大項目1点目、道の駅を核とした周辺のまちづくりの中で、中項目1点目、公共交通拠点としての機能として、道の駅の公共交通拠点としてのイメージについての御質問でございますが、これまで、道の駅るもいの開設に当たりましては、留萌開発建設部の主導により、学識経験者、行政関係者、交通事業者などと、道の駅を生かした交通結節点機能として、札幌方面の都市間バスの乗り入れについて検討してきた経過はございますが、バス事業者から、一般車両の出入りが激しい道の駅では、駐車場内でバスとの錯綜が懸念され、道の駅内での専用バスレーン等の整備が必要となるなど、実現に向けては課題があるものと受け止めているところでございます。
私といたしましては、道の駅るもいと隣接した駅周辺地区に一体となったにぎわいの創出を図りながら、多くの市民にとって利便性が高く、機能が複合した「新たな公共施設」の整備を検討する中で、都市間バスや路線バスなど、公共交通の結節機能について検討してまいりたいと考えております。
次に、中項目2点目、アウトドア観光の提案を受けてとして、特定非営利活動法人留萌観光協会からの留萌市観光グランドデザイン検討業務報告書による提案をどのように受け止めているのかについての御質問でございますが、この度の観光グランドデザイン検討業務の調査研究に御協力をいただいた株式会社モンベルでは、アウトドアを通じた社会的使命として、自然環境保全意識の向上や野外活動を通じた子どもたちの生きる力の育成など、「7つのミッション」を掲げており、全国各地においてアウトドアを通じた地域振興に大きく貢献しております。
留萌市では、株式会社モンベルが持つアウトドアのブランド力や「7つのミッション」における活動が今後進むべき施策に合致するものと考えており、留萌市の魅力ある自然資源、道の駅るもいの立地環境や広大な敷地を活用したアウトドアの拠点形成、地域特性を生かしたアウトドアによる観光振興など、留萌市が持つポテンシャルを十分引き上げていただける提案内容と受け止めているところであります。
私といたしましては、本提案を受け、まずは今年度「モンベルアウトドア観光・プロモーション事業」において、アウトドアメニュー実現に向けた実証実験や、地元アウトドア愛好家によるネットワーク構築、モンベルフレンドエリア登録による機運の醸成などを行い、今後、道の駅におけるアウトドア拠点施設の整備など、提案の実現に向けた構想づくりに着手してまいりたいと考えております。
次に、中項目3点目、船場公園周辺の将来展望として、道の駅におけるアウトドア観光の検討と留萌駅周辺での新たな公共施設の検討について、二つの整備をどのように進めていくのかという御質問でございますが、アウトドア観光と新たな公共施設については、道の駅るもいと一体となった施設整備を通して、船場公園エリア周辺に地域の観光振興やにぎわいの創出など、留萌市のポテンシャルを発揮させる民間事業者の参入も得ながら、「地方創生・観光を加速させる拠点」づくりを目指すものでございます。
また、船場公園と隣接するJRの鉄道用地については、道の駅から町なかへと誘導を図る上で極めて重要なエリアであり、新たな人の流れや地域に稼ぎを生む視点から有効活用を図ることが今後の魅力ある留萌のまちづくりにつながるものと考えており、JR側とも協議を重ねているところでございます。
市といたしましては、それぞれの施設が担う目的や機能、期待される波及効果などを分析し、公共施設に求められる役割や社会ニーズなども十分に検証しながら効果的な財源の確保を図るとともに、JR留萌駅の鉄道用地の活用に至っては、まだ協議に時間を要するため、今後の投資事業の重複を避ける必要性もあることから、まずは、道の駅内におけるアウトドア拠点整備に向けた検討の動きを加速させてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) まず、公共交通拠点としての機能について再質問をいたします。御答弁の中で、留萌開発建設部主導の道の駅検討協議会が開催され、バスレーンの確保がなかなか難しいということでございました。
この、道の駅検討協議会が令和2年2月27日まで3回開催されておりますけれども、令和2年2月の段階では、まだ道の駅の駐車場というものが今の状態ではなかったと認識しております。
今、あのように拡幅されて、その後、さらにまだスペースは十分に考えられるという観点から、再度、このバス事業者との協議を持たれることがあるのかないのか、考えをお聞かせください。
○副議長(珍田亮子君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(海野聡君) お答えいたします。
道の駅検討協議会、こちらは留萌開発建設部主導の下、道の駅内の公共交通の結節拠点、防災機能、この2点で開業する前に検討を進めた経緯がございます。
その中で、留萌開発建設部のほうで、駐車場の拡幅という提案をいただきました。
その際にバス事業者とも協議して、バスの乗り入れについて検討できないかということも協議いたしましたが、バス事業者としては道の駅の駐車場内の混雑というものが懸念されるということで、専用のバスレーン等の必要性が課題であると指摘されたということでございます。
拡幅いただいた駐車場の部分でバスレーンということも検討しましたが、大型駐車場の拡幅でございますので、スペースについては新たに確保するのが難しかったというところもございます。
引き続き、バス事業者と可能性について検討してまいりたいと考えてございます。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) 今は、恐らく社会教育施設の整備とともに、連結点の整備を検討するというようなお話でしたけれども、そうなると、道の駅がまずは優先的に進んでいく中で、社会教育施設がどのタイミングというのはお答えできないでしょうけれども、まだまだ先のような印象を受けます。
こういった中で、まさにゼロカーボンの取組を進めなければいけないという観点からも、何かかにかのアクションを起こさなければいけないと思うんですが、市民の公共交通利用の促進の上でも、試験的にでも何か取組ができないものなのか、その辺はいかがでしょうか。
○副議長(珍田亮子君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(海野聡君) お答えいたします。
道の駅の性格上、交通の結節機能を考える上では観光地への2次交通のような役割が必要かなと思ってございます。
留萌市内の路線バスにおいても道の駅を経由して、新たなバス体系を組めるかどうかということもございますけれども、バス事業者としては、道の駅を経由して既存の路線バスに組むということも現状では難しいということをお伺いしているところでございます。
以上でございます。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) それでは、中項目二つ目、アウトドア観光の提案を受けてについて、再質問をいたします。
モンベルアウトドア観光プロモーション事業において、具体的な動きが出てきたことには大きく期待をしております。
提案の中では、拠点施設となるアウトドアショップが令和5年度には形となって見えてくると認識しておりますけれども、現段階で考えられるスケジュールについてお聞かせください。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) 株式会社モンベルからの提案では、全体事業の実施スケジュール案が示されたところでございます。
市といたしましては、提案の実現に向けた構想づくりに着手することがまず大事であり、地域への経済波及効果なども調査していかなければならないと思っています。
まずは事業規模、施設の内容、概算事業費、財源の確保などというのが調査対象になってくると思います。
現在、様々取組を進めております。
私としては、早くても1年はずれてくるのかなと思います。
一般的には基本設計、実施設計、そして着工という形になろうかと思いますが、いずれにしても、先ほど言ったような財源の整理などをしながら、改めて整備年次について報告をさせていただきたいと考えているところです。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) 最初の質問にもありましたとおり、市民に広く知れ渡っているところでございますので、これが株式会社モンベルの提案から1、2年ずれるとしても、具体的にどのような形でこの道の駅が整備され、また、周辺がどのように変化していくのかというのは、市民の大きな関心事であります。
今の市長の御答弁ですと、令和4年度には恐らく調査、具体的な検討、そして令和5年度から設計みたいなイメージと受け止めたのですけれども、令和4年度中には、ある程度の構想を市民の方々にお伝えできるのかどうなのかというところについて、お聞かせください。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) 先般も市政懇談会を開かせていただきました。
その中においても、構想的なお話は若干させていただきました。
今ある道の駅の多目的広場等を活用して、モンベルショップ、コテージ、そしてキャンプサイトというような形のものを、株式会社モンベルから提案いただいているというお話をさせていただきました。
もうすぐ、基本設計なり、取り組むことができれば、令和5年度中にお話もできるのかなと思いますが、先ほども答弁いたしましたように、今後のJRとの協議も含めて年次計画としての財源調整というのは必要になってくると思いますから、ある程度方向性というのを、今年度中の早い時期に示していきたいと考えているところです。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) ぜひ、期待をしております。
先ほど事業規模のお話もありました。
市長のお話からも、アウトドアショップ、キャンプ場ということも出ておりますけれども、今回のアウトドア提案の中に、レストランという項目がスケジュールに載っていないことについてお伺いします。
行政報告の中でも、町なかに回遊性を持たせるための道の駅というところでは、ショップもキャンプ場もすごく有効なツールであると認識しておりますけれども、レストランについてはどのようにお考えなのか、お聞かせください。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) レストランについては、提案を受けたところです。
それぞれが持つ地域の食を生かしたもの、ただ実際に収益性の問題ですとか、また、今それぞれチャレンジショップとして出店しているところが例えばフードコート的なものになるのか、まだまだレストランについては、限定してそれに向かって進むという判断はしていないということを、まず理解していただきたいと思います。
今後、前から言っていた浜焼きですとか、留萌にあるレストランですとか、株式会社モンベルといろいろ協議していかなければならないと思っていますし、地域の回遊性を第1条件に私としては進めていきたいところですので、留萌市内の飲食店組合とか、皆さんにも御意見をいただきながら進めていかなければならないのかなと思っていますから、多分計画的には最終年次の判断になろうかと思っているところです。
以上です。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) この最終年次の判断というのは、キャンプ場ですとか、あとはカヤック体験ですとかっていうものが整備され、なおかつ、今後さらにというところでの判断という形で考えてもよろしいでしょうか。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) 私としてはそういうつもりでございますが、当然、事業者である株式会社モンベルとの協議も優先していかなければならないということですから、収益性の問題含めて、これは十分協議をしていかなければならないことだと考えているところです。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) ちょっとお答えしにくい質問かと思うんですけれども、財政のお話もありました。
やはり、民間事業者との兼ね合いもございます。
これからの組立てになると思うんですけれども、現段階でもしお話しできることがありましたら、どのようなことが方向性として考えられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○副議長(珍田亮子君) 地域振興部長。
◎地域振興部長(海野聡君) お答えいたします。
財源等も含めた整備手法の議論になろうかと思います。
これにつきまして、ほかの自治体でも取り組んでいる事例でいきますと、地方創生関連の交付金、これは事業主体が自治体になるんですけれども、そちらのほうの活用、または民間の方々の資金等も含めた整備手法、いろいろございます。
こちらにつきましては構想の中で検討して、明らかにしたいと思ってございます。
以上でございます。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) また、視点が違うんですけれども、世界中のアドベンチャートラベル関係者が一堂に会する、アドベンチャートラベル・ワールドサミットが来年、北海道で開催されるという報道が2月にありました。
留萌エリアとしても何らかのアクションがあろうかとは思うんですけれども、留萌市としてこの世界的な催しについて、現段階でどのように受け止めているのか、もし何かアクションがありましたらお答えください。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) まだその内容について、話を聞いてないということを御理解いただきたいと思います。
今後、当然株式会社モンベルと協力してできることであれば、私たちとしては十分協力体制を取っていきたいと考えているところです。
以上です。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) それでは三つ目、船場公園周辺の将来展望について再質問いたします。
重複投資が難しいというのは十分理解いたします。
ただ、社会教育施設の整備も市民が多く求めている声があると認識をしております。
道の駅アウトドア拠点整備の提案について、まず提案書では、多分ずれていくとは思うんですけれども、今年度も含めて令和8年までの5年間、そうなってくると、整備が今の段階での構想がある一定程度完結を迎えた段階で社会教育施設の整備に移るのか、それとも、JR問題もございます、留萌駅の課題が解消されたら柔軟な発想となるのかどうなのかというところについて、考えをお聞かせください。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) これは仮定の話しかできないのかなと思います。
まずは、JR問題が解決していないということが一つです。
先ほど言ったとおり、株式会社モンベルとのアウトドアヴィレッジ構想についての初年度というのがいつ迎えられるのかという部分で、今後、JR留萌本線問題が解決したとしても、増毛線の例でいくと、3年ぐらいはJRとの協議ですとか、かかっているということも考えると、先にアウトドアヴィレッジ構想を進めながら、工事期間が重複するということではなくて、計画の進捗だとか次の基本構想だとかというのは重複するかもしれませんけれども、基本的には工事期間は重複しないように中期財政計画に基づきながら進めていかなければならないと考えているところです。
○副議長(珍田亮子君) 海東議員。
◆3番(海東剛哲君) 道の駅は、先ほど市長がおっしゃいました地域に稼ぎを生むというところでは、非常に大きな施設になろうかと思います。
ただ一方、社会教育施設も、今、留萌市もスポーツ交流というところで進めております。
どこまでの規模になるかというのもまだお答えできないでしょうけれども、もし、スポーツ交流の拠点、合宿の誘致、そういったところを迎えられるような社会教育施設になれば、それはそれで地域経済にも大きな効果を生むでしょうし、住民にとっても多大なメリットを生めるような気がしております。
お答えにくいと思うんですけれども、この社会教育施設整備が何年ぐらいを目途にいきたいのかということがありましたらお答えいただきたいんですけれども。
○副議長(珍田亮子君) 市長。
◎市長(中西俊司君) まだ見えていない状況としか言えないということで、御理解ください。
○副議長(珍田亮子君) 3番、海東議員の質問を終わります。
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△散会宣告
○副議長(珍田亮子君) 本日の一般質問はこの程度で終了し、散会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(珍田亮子君) 御異議なしと認めます。
したがって、本日はこれにて散会いたします。
午後 1時28分散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
令和 年 月 日
留萌市議会議長 小 野 敏 雄
留萌市議会副議長 珍 田 亮 子
署 名 議 員 横 田 美 樹
署 名 議 員 野 崎 良 夫...