帯広市議会 > 2009-12-10 >
12月15日-06号

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  1. 帯広市議会 2009-12-10
    12月15日-06号


    取得元: 帯広市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    平成21年第8回12月定例会〇議事日程日程 番号事件番号内  容  等第1  会議録署名議員の指名について第2議案第 120号平成21年度帯広市一般会計補正予算(第8号)議案第 121号平成21年度帯広市水道事業会計補正予算(第2号)議案第 122号帯広市交通傷害保障条例を廃止する条例制定について議案第 123号帯広市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部改正について議案第 124号帯広市介護保険条例の一部改正について議案第 125号帯広市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について議案第 126号帯広市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について議案第 127号北海道市町村備荒資金組合を組織する市町村の数の減少について議案第 128号北海道後期高齢者医療広域連合を組織する市町村の数の減少について議案第 129号市道路線の認定について議案第 130号公の施設の指定管理者の指定について(東児童保育センター外3施設)議案第 131号公の施設の指定管理者の指定について(啓親児童保育センター外1施設)議案第 132号公の施設の指定管理者の指定について(中央児童保育センター外2施設)議案第 133号公の施設の指定管理者の指定について(柏林台児童保育センター外2施設)議案第 134号公の施設の指定管理者の指定について(西児童保育センター外3施設)議案第 135号公の施設の指定管理者の指定について(豊成児童保育センター外2施設)議案第 136号公の施設の指定管理者の指定について(ことぶき保育所外2施設)議案第 137号公の施設の指定管理者の指定について(川西保育所外4施設)議案第 138号公の施設の指定管理者の指定について(帯広の森・はぐくーむ)議案第 139号平成21年度帯広市一般会計補正予算(第9号)議案第 140号帯広市職員の勤務時間等に関する条例の一部改正について議案第 141号帯広市国民健康保険条例の一部改正について第3議案第 142号第六期帯広市総合計画基本構想について第4陳情第 6号細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成について意見書案 第13号細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化の早期実現等を求める意見書について第5意見書案 第12号新たな食料・農業・農村基本計画の策定に関する要望意見書について第6  閉会中継続審査等の申し出について第7  陳情の委員会付託について     ──────────────〇会議に付した事件 議事日程に同じ     ──────────────〇出席議員(31人)    1番       大 塚   徹    2番       清 水 拓 也    3番       村 田 光 成    4番       編 田 照 茂    5番       横 山 明 美    6番       藤 澤 昌 隆    7番       山 崎   泉    8番       山 田 驎太郎    9番       鈴 木 仁 志    10番       稲 場 千 鶴    11番       稗 貫 秀 次    12番       渡 辺 和 寛    13番       富 井 司 郎    14番       有 城 正 憲    15番       大竹口 武 光    16番       後 藤 美智子    17番       荻 原 昭 勝    18番       北 口 孝 志    19番       市 原 秀 朗    20番       佐々木 とし子    21番       佐々木 勇 一    23番       栗 田 律 子    24番       小 森 唯 永    25番       大 石 清 一    26番       石 井 啓 裕    27番       谷 内 利 夫    28番       高 佐 芳 宏    29番       野 原 一 登    30番       稲 葉 典 昭    31番       安 田 正 雄    32番       上 野 敏 郎     ──────────────〇欠席議員(1人)    22番       鈴 木 孝 昌     ──────────────〇出席説明員 市長          砂 川 敏 文 副市長         道 見 英 徳 副市長         河 合 正 廣 公営企業管理者     山 本 雅 雄 教育長         本 迫   哲 代表監査委員      須 賀 重 雄 政策推進部長      前 田 正 明 総務部長・定額給付金事務局長             西 田   譲 市民活動部長      井 上 憲 二 市民環境部長中島地区振興室長環境モデル都市推進室長             佐 藤 秀 樹 保健福祉部長      佐 藤 好 則 こども未来部長     細 野 正 弘 商工観光部長      鈴 木 新 一 農政部長        米 倉   進 都市建設部長      星   哲 博 上下水道部長      飯 田   勇 学校教育部長      八 鍬 祐 子 生涯学習部長      小 笹 勅 雄 監査委員事務局長    塚 田   潔 消防長         山 田 博 幸 教育委員会委員長    田 中 厚 一     ──────────────〇事務局出席職員 事務局長        敷 本 澄 雄 書記          斉 藤 達 也 書記          柴 田   裕 書記          相 澤   充 書記          稲 葉 利 行 書記          泉   義 徳 書記          島 田 敏 之 書記          澤 沼 克 也     ~~~~~~~~~~~~         午後1時0分開議 ○上野敏郎議長 これから本日の会議を開きます。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 ここで事務局長に本日の議事日程などについて報告させます。 ◎敷本澄雄事務局長 報告いたします。 本日の出席議員は、31人であります。欠席の通告は22番鈴木孝昌議員からございました。 次に、追加議案の配付について申し上げます。 本日付、市長から議案第142号第六期帯広市総合計画基本構想についてを追加する旨通知がございましたので、本日お手元まで議案を配付いたしております。 次に、委員会の審査報告について申し上げます。 議案審査特別委員長及び厚生委員長から付託案件に対する審査報告書がそれぞれ提出されておりますので、本日お手元まで配付いたしております。 次に、意見書案の提出について申し上げます。 北口孝志議員外10人から意見書案第12号が、厚生委員長から意見書案第13号がそれぞれ提出されておりますので、本日お手元まで配付いたしております。 次に、閉会中継続審査等の申し出について申し上げます。 各常任委員長及び議会運営副委員長からそれぞれ閉会中継続審査及び調査の申し出がありましたので、本日お手元まで申し出の一覧を配付いたしております。 次に、陳情書の受理について申し上げます。 昨日までに受理いたしました陳情37件につきましては、本日お手元まで請願陳情文書表第4号にまとめ配付いたしております。 最後に、本日の議事日程でございますが、お手元に配付の議事日程表第6号により御了承いただきたいと存じます。 報告は以上であります。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、15番大竹口武光議員及び16番後藤美智子議員を指名いたします。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第2、議案第120号平成21年度帯広市一般会計補正予算(第8号)外21件を一括して議題といたします。 本件に関し、委員長の報告を求めます。 佐々木勇一議案審査特別委員長、登壇願います。   〔佐々木勇一議案審査特別委員長・登壇〕 ◆21番(佐々木勇一議員) 議案審査特別委員会における審査の概要並びに結果について御報告をいたします。 各議案は、去る12月10日本会議において付託され、審査は11日に行ったところであります。 初めに、質疑の概要について申し上げます。 議案第120号平成21年度帯広市一般会計補正予算(第8号)中、歳出第15款民生費では、子育て応援特別手当支給費の減額に関し、初めに減額に至った経緯についてただしたところ、子育て応援特別手当は経済対策の一つとして全額国費によって実施される予定であったが、政権交代により執行停止の決定がなされたことを受け、補正予算の減額を提案したものであります、減額補正をせずに執行を停止する手法もあったが、国の第1次補正予算にあわせて7月の臨時市議会に予算を提案し、議決を経てきた経緯があることから、国の執行停止を受け減額補正をもって整理をすべきと考えた旨の答弁がありました。 次に、帯広市独自で支給を行う考え方についてただしたところ、子育て応援特別手当は国の制度として全額国庫負担により全国一律に実施される事業である。支給に向けて準備を進めてきたところであり、困惑しているが、新政権による執行停止の判断を受け、本市としても減額補正を行う判断をさせていただいた旨の答弁がありました。 このほか、国における事業の執行停止決定の通知方法とその内容、執行停止に対する本市の対応と国からの反応、新政権における子育て支援事業の総体的な見直しに対する市の考えなどについて質疑と意見がありました。 次に、歳出第20款衛生費では、自殺予防対策事業に関し国及び本市における事業内容、本市における自殺者の推移、相談支援体制の整備など、啓発用リーフレットの全戸配布以外の自殺予防対策を今後講じていく考え、遺族に対する自殺原因の聞き取り調査を実施するなど、実効ある啓発活動のための体制整備の考え、企業に対する啓発活動実施の考えなどについて質疑がありました。 次に、児童保育センター及び僻地保育所指定管理者にかかわる債務負担行為の設定では、平成17年度から5カ年の指定管理者制度導入に伴う管理経費の削減額、経費削減分を施設環境の改善や人件費の上乗せに振り向け、サービスの質の向上を図る考え、指定管理料に占める人件費比率、指定管理者制度の導入に伴う労働者の権利の担保、雇用の継続及び人件費についての考え方、指定管理者公募時の仕様書に従業者の最低賃金を明記する考え、従業者の賃金水準の把握と実態調査を行う考え、従業者の一定の所得を保障する条件を付して指定管理者を公募する考え、従業者に対して労働条件等に関する無記名アンケートを行う考え、指定管理者制度導入後の正規雇用者と非正規雇用者の割合、今後施設の性格によって非公募方式の導入など雇用の安定を確保する公募方法を検討する考え、公募、非公募のあり方について検証する考え、新規参入しやすい公募方法を検討する考え、過去の指定取り消しの教訓の生かし方などについて質疑と意見がありました。 次に、帯広の森はぐくーむの指定管理者にかかわる債務負担行為の設定では、共同企業体による指定管理者への応募の可否などについて質疑と意見がありました。 このほかに、指定管理者制度に関しては図書館等の公共施設への指定管理者制度導入の検討状況、指定管理者に導入するサービス向上の事例、指定管理者導入施設において休館日の柔軟な設定によるサービス向上を図る考えなどについて質疑と意見がありました。 次に、議案第122号帯広市交通傷害保障条例を廃止する条例制定についてでは、市民交通傷害保険の事業効果、保険金の支払い状況、廃止の判断に至った理由、同様の傷害保険事業実施してる他市の動向、廃止後の保険加入者への救済措置について質疑と意見がありました。 次に、議案第139号平成21年度帯広市一般会計補正予算(第9号)では、理事者から、観光交流拠点施設についてこれまでの取組み経過、事業予定者、スケジュール、事業概要、事業費及び建設に対する市からの補助の考え方に関し、資料に基づき説明を受けた後、この説明とあわせて議案に対する質疑を行いました。 初めに、観光交流拠点施設との位置づけがされているが、ばんえい競馬を継続するための複合施設化が当初の目的ではないかとただしたところ、広大な帯広競馬場を複合的に使用してもらい、いろいろな人が集まることでばんえい競馬にプラスの影響を与えることができるきっかけである。ばんえい競馬は帯広、十勝地域の特性、歴史を体験する貴重な資源であり、これを核に競馬場内に設置する観光交流拠点のコンセプトについて広く全国に公募させていただいたものである、ばんえい競馬とこの観光交流拠点施設を武器に、地域の活性化に取り組みたい、見方によって、両方の側面が見えるのが観光客に楽しんでもらい、十勝の歴史と文化の伝承を進め、ばんえい競馬を今後も続けていくことができるようばんえい関係者と一体となって努力していきたい旨の答弁がありました。 次に、民間からの事業提案を公募する取組みを事前に市民や産業振興会議を初めとする関係団体、議会に対し情報提供し、一定のコンセンサスを得て行うべきではなかったかとただしたところ、公募に一定の期間を確保する必要があるため、非常にきつい日程で進めてきたところである、市民への情報提供、関係団体や議会の所管委員会等に対する説明が十分でなく、配慮を欠いたことについておわびをしたい、このたびの議案は調査にかかわるもんであり、全体の事業費は決定しているものではない、今後事業予定者との協議、また議会や関係団体等への説明を行うとともに、提案をいただきながら最終的な事業案を固めたい旨の答弁がありました。 次に、緊急に整備が必要な理由についてただしたところ、地域産業の活性化は近々の課題であり、民間の能力と活力を最大限に生かすことで全国から集客し、大いなるにぎわいを創出することで地域の元気や地場企業の応援につなげたい旨の答弁がありました。 次に、民間事業者に施設整備と運営を行わせる方式ではなく、市が施設整備を行い運営を民間とするなど、他の手法で取り組む考えはないか、ただしたところ、市が直営施設整備を行う考えもあったが、民間のノウハウで建設していただき、リスクの負担もやっていただくのが最善であると判断した。現段階において、手法を変える考えはない旨の答弁がありました。 次に、ばんえい競馬の経営に対しては、一般財源による支援をしないという約束で進めてきているが、観光交流拠点施設部分の土地使用料を一般会計で支払うことにより、ばんえい競馬会計の負担を間接的に支援することにならないかとただしたところ、観光交流拠点は観光資源として整備するものであり、観光施策の一つとして進める事業であることから、特別会計に対する支援ではない旨の答弁がありました。 次に、事業者が市に支払う地代についてただしたところ、現在協議中であるが、事業者から年間160万円程度の額を市に支払い、この計画を進めたいとの提案がされている旨の答弁がありました。 次に、施設設置期間を5年間とする理由、また6年目以降における市の考え方についてただしたところ、5年は土地所有者の意向により設定した年数である、契約延長は土地所有者との協議により可能となるが、土地所有者は帯広市が長期にわたる事業展開を望んでいることを認識している旨の答弁がありました。 次に、帯広市の観光戦略についてただしたところ、今後観光客誘致のターゲットは、アジア地域になると認識している。長期的な観点でのとかち帯広空港利用促進のためアジア諸国に向けたプロモーション等を積極的に展開したい旨の答弁がありました。 このほか、2億円の施設整備費に10割の補助を行う根拠、観光客入り込み数など地元経済への効果額、中心市街地や商店街に及ぼす影響、中心街と結ぶ遊歩道等の整備の考え、ばんえい競馬と馬文化にかかわる情報発信の考え方、観光バスプールなど駐車場整備の考え方、冬期間の対応など、ばんえい十勝らしい施設のあり方、上海万博に参加する考え、産直ゾーンへの地場農産品の通年安定供給の見通し、地場産品を利用するレストランを展開する考え、観光案内所設置の考えなどについて質疑と意見がありました。 以上で全議案に対する質疑を終わり、討論に入り、議案第120号に反対の立場で大石清一委員から、議案第139号に反対の立場で市原秀朗委員から、各案件に賛成の立場で小森唯永委員山崎泉委員佐々木とし子委員からそれぞれ発言がありました。 続いて採決に入り、まず議案第120号について起立による採決の結果、起立多数により原案のとおり可決すべきものと、次いで議案第139号について起立による採決の結果、起立多数により原案のとおり可決すべきものと、次いで残りの案件について一括採決の結果、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、御報告といたします。 ○上野敏郎議長 ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 別になければ、質疑を終わります。 これから一括して討論を行います。 初めに、市原秀朗議員から通告があります。 19番市原秀朗議員、登壇願います。   〔19番市原秀朗議員・登壇〕 ◆19番(市原秀朗議員) 民主市民連合会派を代表し、平成21年度一般会計補正予算、議案第139号について賛成することはできかねるとの立場で討論をいたします。 今回の提案は、ばんえい競馬経営改善策でスタートしたものであったと認識しています。ばんえい競馬経営の状況は深刻であり、今定例会において市長、理事者は議会、市民や関係者に対して現状認識とともに対策や展望について主体的に示し、明確なメッセージを送る必要があり、今回の提案に当たっても、その目的など明確に示し、議会、市民に整合性ある説明をすべきであったと思うのであります。 しかしながら、今定例会での一般質問、議案審査特別委員会での一連の質疑を通じて目的、根拠のあいまいさ、説明資料不足、後づけの説明など、その疑問に答えるには余りにも不十分なものでありました。今この時点で、提案の債務負担行為の設定の是非の判断を求められるのであれば、さまざまな疑問は依然あいまいであり、いわゆる観光交流施設複合施設化そのものを否定するものではありませんが、苦渋の選択として賛成とは意思表示することはできないものであります。十勝、帯広の産業振興、そして観光振興の切実さ、重要さは十分認識しながらも、今回そのような判断をいたすところでございます。 以下、何点か申し上げます。 1つには、議会提案、審議、議決に対する認識手順でございます。 もともと今回の件については、議会議決が必要、かつ5年間にわたり公金支出を約束する極めて重要な課題です。条例もなく、規則や要綱もない補助制度をこれからつくると言いながら、議会に一切具体説明も協議もないまま外部に公募する、ルール化されていない公金支出を外部と約束してから議会に説明するという、このことからも私どもは市民、議会との合意形成も情報、状況認識の共有化もすることなく、既成事実化し物事を進めていくという屋内スピードスケート場に見られたような、まさに砂川流市政執行であると指摘するものであります。 さらに、今回の事業展開、提案の根拠についてでございます。 肝心かなめの提案の目的、根拠のすりかえでございます。当初のばんえい競馬経営改善の目的と具体提案された目的、根拠との整合性がないことでございます。総合計画との整合性、緊急性の根拠なども整合性に欠けたものになり、質問に対してもすりかえ、あいまい、後づけと受けとめざるを得ませんでした。例えば中小企業振興に関する提言書、例えば産業振興ビジョン、例えば第六期総合計画などを提案の根拠として説明いたしましたが、さまざまな矛盾が浮き彫りになり、すりかえ、後づけ流であることが鮮明になっただけです。このような市政執行に関しても、厳しく指摘をしておくものでございます。 今回事業の目的は、あくまでも観光と強調しています。ばんえい競馬平成22年度運営委託の条件ではない。ばんえい競馬への効果は、相乗効果であり、具体効果額など試算はしていないとの答弁でもありました。急ぐのはなぜか、観光施設に5年間という期限がつけられるのか、最短5年間でもこの時期にこの場所で事業展開しなければならない緊急性があるのか、本来観光事業、とりわけ施設整備は長期的戦略に基づき展開すべきものと考えます。補助額、率の根拠の不明確さです。上限の率も額も示さずの公募、結果補助は10割の全額です。しかし、最短5年間で事業終了の可能性がある民間収益事業への補助基準、根拠の不鮮明さでございます。提案に当たり、事業計画さえも示されませんでした。具体事業内容説明資料についても、全くないに等しく、求められて提出された資料や説明も不十分であったと言わなければなりません。集客エリア、地元来店者想定観光客想定、売上額の内訳想定、地域への経済効果額の想定、中心市街地活性化事業とのかかわり、中心市街地など地元既存同業種店舗、飲食店などへの影響、具体額試算など、さまざまなところへのプラス・マイナスの影響なども私どもが判断するためには必要な項目であります。 以上、幾つか申し上げましたが、今回の進め方、説明などはなし崩しで既成事実化を図り、すりかえや事実隠し、情報操作なども強行した屋内スピードスケート場を思い起こすもので、私どもは容認することはできないものであります。みずからつくったまちづくり基本条例に相反する執行姿勢であり、市民との情報の共有や説明責任を果たさない砂川流執行姿勢と厳しく批判するものであります。 今帯広市議会で検討している議会基本条例案では、議会審議に当たり論点を整理し、政策水準を高め、市民への説明責任を果たすため、政策提案の根拠、市民参加の実施の有無とその内容、総合計画との整合性、財政措置、将来にわたるコスト計算と政策効果などの事項を市長に明らかにするよう求めることなども盛り込んでいます。 以上申し上げ、議案第139号には今時点で賛成との意思表示はできない理由といたします。 なお、議案第139号以外の案件には賛成であることを申し上げ、討論といたします。 ○上野敏郎議長 次に、小森唯永議員から通告があります。 24番小森唯永議員、登壇願います。   〔24番小森唯永議員・登壇〕 ◆24番(小森唯永議員) 私は新風21を代表して討論に参加いたします。 議案第139号は観光施設として、また競馬振興に深くかかわるものであります。私は本施設の建設そのものに反対するものではなく、その運営のあり方、予算の措置に疑問を持ち、その疑問を払拭することができません。本施設の本市拠出額は、今後総額2億円を超えると予想されます。しかし、運営会社から現段階で言われている本市に入る地代は、年間たったの160万円であり、全5年間でわずか800万円であります。この地代は、十勝農協連から競馬場を借り上げている1億5,000万円に充当されるわけであります。 しかし、この額では到底納得できる金額ではありません。運営会社は施設建設費の大半を市により債務負担され、実質的に少しの負担で建物、施設の所有者となり、テナントを募集し、家賃収入を得るわけであります。このうち、年間1,000万円でも地代として市に還元されるなら、ある程度理解いたします。すなわちこの地代が競馬場の借り上げ金1億5,000万円に充当され、減額分だけ競馬場運営経費の負担軽減となり、競馬場運営に寄与することでありましょう。私は、今までにも複合施設の早期建設を促してきました。本市にとって、この複合施設は観光に大いに役立つものと考えており、建設そのものに決して反対するものではありませんが、競馬の振興を考えるなら、今回提案された補正予算は不満であります。しかし、今回は調査設計段階であり、本予算ではないため、苦渋の決断で議案第130号を含む全案件に賛成いたします。市民の大切な血税を使うわけでありますから、私たちの責任は大きいわけであります。これから結ぶであろう賃貸を含む今案件の契約は、事前に議会に知らしめ、問題のない中で議会の承認を得られるよう強く申し上げ、討論といたします。 ○上野敏郎議長 次に、大石清一議員から通告があります。 25番大石清一議員、登壇願います。   〔25番大石清一議員・登壇〕 ◆25番(大石清一議員) 私は公明党会派を代表いたしまして議案第120号平成21年度帯広市一般会計補正予算(第8号)について、いわゆる子育て応援特別手当の減額を盛り込んだ補正に反対の立場で討論に参加をいたします。 質疑の中でも申しましたが、いかに政権交代したからとはいえ、国が一度決め、さらには地方議会でも議決をした予算について一方的に紙切れ1枚のおわびだけで国民に対し何のメッセージも謝罪もない中、執行停止をするということは地方を無視した、何よりも国民生活を無視した行為と言わざるを得ません。さらに、帯広市の対応においても、全道市長会などを通し、地方六団体で申し出を行ったとのことでございますが、それに対しても国から何ら回答もない中、何の行動も起こさないというのは市役所の目は市民に向いていないのではないかと言わざるを得ません。年末年始に向けて子育て中の多くの方々が今般第2弾の子育て応援特別手当を楽しみに待っておられたことを思うと、政府はもちろんでございますが、帯広市としても厳しい財政状況にあることはわかりますが、実現に向けた取組みがあってもよかったのではないかと思っております。 兵庫県三木市では、市民病院の大幅な赤字を補てんするため、一般財源から投入している状況にありながら、さらに4年後の基金残高を残すため、財政危機宣言を昨年9月に出して、行革に取り組まれているそうでございますが、そんな大変な中でも地方自治体が議会で議決し、市民にもお知らせしていることを政権の公約実現だけの名目で市民の子育て支援の必要性、重要性が飛んでしまっていることに自治体の長として看過できないとして、その市長さんは単独支給を決められたと伺っております。 今回の減額補正は、市としての努力が感じられない提案であり、了とすることのできないものであります。市民生活や地域経済の現状を考えたとき、ぜひとも再考を願いたく、減額補正に反対の討論とさせていただきます。 なお、他の案件につきましては委員長の報告のとおり了とするものであります。 ○上野敏郎議長 次に、山崎泉議員から通告があります。 7番山崎泉議員、登壇願います。   〔7番山崎泉議員・登壇〕 ◆7番(山崎泉議員) 私は未来創造クラブを代表して討論に参加させていただきたいと思います。 全件賛成させていただきたいわけなんですが、ただ一言ばんえい競馬の複合施設化につきましては、申し上げさせていただきたいなと思っております。 昨年来ばんえい競馬の複合施設化、話に出ており、我が未来創造クラブにとりましてもばんえい競馬のために早期に建設する必要性はあると思っております。しかしながら、この長い期間の中で手続や市民や議会に対しての説明、そして意見を聞くといったことに関しては、もう少しきちっとした形があってもよかったんではないかと思っております。また、今回提案説明された中で、結局雪害対策や、またばんえいと商業施設の連携、こういったものに疑問も感じております。しかしながら、これから3月に向けて今回の1,000万円でそういったことを練っていくという話でありますから、3月にきちっとした形の中で提案していただきたいと思っておりますし、2億円程度かかると言われている建設費でありますけども、道の助成だとか国の助成だとか、こうしたものも努力しながら一円でも市民の税金を減らすという努力をしていかなければならないのかなと思っております。そうした中で、3月に向けて我が未来クラブとしましても検討させていただき、その上でこれがぴしっとしたものでなければ厳しい判断もしなければいけない、こうしたことも申し上げさせていただき、討論にさせていただきたいと思います。 ○上野敏郎議長 次に、佐々木とし子議員から通告があります。 20番佐々木とし子議員、登壇願います。   〔20番佐々木とし子議員・登壇〕
    ◆20番(佐々木とし子議員) 私は、日本共産党帯広市議団を代表して議案第139号観光交流拠点施設整備補助金について意見を申し上げます。 観光拠点施設の設置目的は何なのか、帯広市の産業政策の中でどのような位置づけになっているのか、その推進のためにどのような手続が必要なのか、今後ばんえいとの関係はどうなっていくのか、説明や手続が不十分だったと考えます。帯広市中小企業振興基本条例は、平成19年3月議会において議決され、4月1日に施行されました。その前文には、地域産業の発展に重要な地位を占める中小企業の振興が帯広、十勝の発展に欠かせないものであることの理解を地域で共有し、関係者の協働で地域経済の振興を図ることにより、もって地域の発展に資するため、この条例を制定しますと明記されております。そして、第4条市長の責務の中で地域の中小企業関係団体と密接に連携し、中小企業振興のための指針を定めるとすると規定しています。 その具体化として、帯広市産業振興協議会が平成19年7月20日に委員18名で発足し、条例の基本方向に沿った4部会、延べ40人の委員が無報酬で13カ月間にわたる真摯な議論を経て、平成20年8月27日中小企業振興に関する提言書として帯広に提出いたしました。帯広市中小企業振興基本条例が制定されて1年足らずで、全国各地から振興条例の視察が100人を超え、慶應大学の植田教授や京都大学の岡田教授など多くの研究者から論文や研究会で紹介をされております。全国から注目を受ける理由は、条例そのもののすばらしさもありますが、条例を実効性あるものにするため設置された中小企業振興協議会が74回にも及ぶ議論、学習会を積み重ね、提言書をまとめたことにあります。地域の産業にかかわる人々が手弁当で1年以上もかけて産業振興の立場からまちづくりの提言を行ったことが高く評価されております。 振興協議会からの提言には、長期的に検討すべき施策として市内の観光資源を生かした飲食、農畜産物、土産品販売など魅力ある複合的な観光拠点施設などの検討、早期に実施すべき施策として地産地消の推進、物産の販路拡大、十勝でとれるしゅんの農畜産物加工品などを宅配便として注文できる仕組みの創設やアンテナショップの利活用など具体的な提案がされております。 提言を受けて、ことし2月に制定された帯広市産業振興ビジョンでは、市内の観光資源である地場食材を活用した食文化、しゅんの農畜産物や加工品などや物販など魅力ある複合的な観光拠点施設の設置を求めております。このビジョンを進行管理する仕組みとして、産業振興会議を設置したわけですから、そこでの議論を尽くして、産業振興ビジョンの推進に当たるべきです。 質疑の中で、本議会に提案されている観光交流拠点施設について、産業振興会議への十分な情報提供が行われていないことも明らかになり、実施計画策定の過程の中で振興会議の意見も取り組んでいくとの答弁がなされました。競馬場に設置される観光拠点施設を目的に沿った施設につくり上げていくためには、産業振興会議での議論が最も大事になっています。産業振興ビジョンの具体化として、帯広型の市民協働の取組みとなるよう強く求めておきます。 最後に、農協連との5年間の賃貸契約についてでございますが、将来にわたって発展させるべき施設であることからきちんとした対応をするよう求め、賛成の討論といたします。 ○上野敏郎議長 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 ほかになければ、以上で討論を終わります。 これから採決を行います。 初めに、議案第120号について起立により採決を行います。 お諮りいたします。 議案第120号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員は御起立願います。   〔賛成者起立〕 ○上野敏郎議長 起立多数でありますので、議案第120号については原案のとおり可決されました。 次に、議案第139号について起立により採決を行います。 お諮りいたします。 議案第139号に対する委員長報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員は御起立願います。   〔賛成者起立〕 ○上野敏郎議長 起立多数でありますので、原案第139号については原案のとおり可決されました。 次に、ただいま議決いたしました案件を除くその他の案件、すなわち議案第121号から議案第138号まで、議案第140号及び議案第141号の20件について一括して採決を行います。 お諮りいたします。 議案第121号外19件に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、議案第121号外19件はいずれも原案のとおり可決されました。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第3、議案第142号第六期帯広市総合計画基本構想についてを議題といたします。 直ちに提案理由の説明を求めます。 砂川敏文市長、登壇願います。   〔砂川敏文市長・登壇〕 ◎砂川敏文市長 議案第142号第六期帯広市総合計画基本構想について御説明いたします。 我が国は、少子・高齢化の進行、経済のグローバル化の進展、地球環境問題の顕在化など大きな変革期にあります。さらに、現在政府においては地域のことは住民みずからが決める地域主権社会の確立を目指し、さまざまな改革が進められようとしております。地域主権時代におきましては、自治体は住民に最も身近な行政としてますます重要な役割を果たすことが期待されております。厳しい行財政環境の中にありましても、地域の特性や資源を生かしながら活力と魅力ある地域社会の形成を目指し、地域の意思に基づき自主自立のまちづくりを進めていくことが強く求められてまいります。 帯広市は、今日まで半世紀にわたり総合計画に基づき計画的にまちづくりを進め、道路や公園、公共施設などの都市基盤はもとより、産業経済、福祉医療、教育、文化、スポーツなどの都市機能が集積する十勝の中核都市として発展してまいりました。総合計画は、市民と行政が協働してまちづくりを進める指針となるものであります。これまでのまちづくりの歴史の蓄積の上に立ち、地域の知恵と力を集めながら、今後さまざまな都市機能などの集積をさらに進め、十勝圏はもとより東北海道における拠点性を高めていくことで将来の持続的な発展につなげてまいりたいと考えております。時代の潮流や社会経済の状況、市民意識の変化などを踏まえまして、本年度をもって終了する第五期帯広市総合計画に続く今後10年間のまちづくりの指針となる第六期帯広市総合計画の基本構想をここに提案させていただくものであります。 今回の総合計画は、帯広市まちづくり基本条例の制定後に初めて策定するものでありまして、総合計画策定審議会からの答申を初め、多くの市民の参加をいただき、その意見などを尊重しながら策定作業を進めてきたものであります。さらに、特筆すべきは、基本構想の提案前から市議会に新総合計画特別委員会を設置していただき、計画の策定過程を共有しながら、議会とともにつくり上げてきた計画であるということであります。このことは、昭和34年全国に先駆けて策定した第一期総合計画以来、連綿と受け継がれてきた帯広市の総合計画の歴史の中で画期となることであると考えております。この機会をおかりいたしまして、1年間にわたり御議論をいただきました新総合計画特別委員会委員を初め総合計画策定審議会の委員各位並びにさまざまな御協力をいただきました市民の皆様に対しまして心から感謝を申し上げますとともに、提案させていただきました第六期帯広市総合計画基本構想についてよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げ、提案説明といたします。 ○上野敏郎議長 これから大綱質疑を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 別になければ、大綱質疑を終わります。 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第142号につきましては新総合計画特別委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第4、陳情第6号細菌性髄膜炎ワクチンの公費助成について及び意見書案第13号細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化の早期実現等を求める意見書についてを一括して議題といたします。 意見書案を朗読させます。   〔「省略」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 省略との声がありますので、省略いたします。 各案件に関し、委員長の報告及び提案理由の説明を求めます。 村田光成厚生委員長、登壇願います。   〔村田光成厚生委員長・登壇〕 ◆3番(村田光成議員) 陳情第6号にかかわる委員会審査の概要並びに結果について御報告いたします。 本陳情は、10月16日の本会議において本委員会に付託されたものであり、審査は11月25日に行ったものであります。陳情の趣旨は、毎年約600人もの乳幼児がかかり死亡率が5%、後遺症の残る率が20%と言われている細菌性髄膜炎を予防するため、第1にヒブワクチンと七価ワクチンの公費による定期接種を行うこと、第2にこれらのワクチンについて乳幼児がいる世帯に周知徹底すること、第3に国に対し公費による定期接種化を要請すること、以上の3点を求めるものであります。 以下、質疑の概要について申し上げます。 まず、陳情第6号の提出者であります新日本婦人の会帯広支部事務局長杉野智美氏に参考人として御出席をいただき、陳情の趣旨について御説明をいただきました。この中では、細菌性髄膜炎は乳幼児が発症すると発熱により脳に重い後遺症を残す確率が高い大変怖い病気である。この病気は、報告の義務がないために正確な発症件数はつかめていないが、北海道においては2007年から2008年の2年間で39件の発症例があり、そのほとんどが5歳未満の乳幼児であることが医師による調査でわかっている。この病気の原因菌の6割を占めるヒブに対するワクチンについては世界保健機構が1998年に公費負担により接種を進めるよう勧告しており、現在は世界の130カ国以上で導入され、そのうち108カ国で定期接種化されていることから、怖い病気ではあるが世界では激減しており、過去の病気と言われている。日本では、ヒブワクチンは昨年12月にようやく接種できるようになったが、まだ任意接種のため1回の接種費用は約7,000円であり、望ましいとされる4回の接種を行うためには約3万円もかかり、子育て世代にとっては大きな負担になっている。細菌性髄膜炎は、4回のワクチン接種でほぼ100%予防できる病気であり、道内でも既に幾つかの自治体がワクチンの定期接種に対する公費助成を行っている。とうとい子供たちの命を守るため、ぜひ公費によるワクチンの定期接種を実現してほしい旨の説明がありました。 続いて、参考人に対する質疑を行い、初めにヒブワクチンの副作用や安全性、さらにはさまざまなワクチンを接種することによる乳幼児への影響についてただしたところ、副作用があったとしても少しはれたりする程度であり、重症化する例は出ていないと聞いている。細菌性髄膜炎はワクチンの定期接種を行っている国では既に起こらない病気になっていること、またかかってしまった場合には非常に重症化して後遺症を残してしまうこと、さらには死亡率が5%もあることなど、子供の病気の中では大変恐ろしい病気であり、ワクチンの安全性が確保されているのであれば、早く接種したいという声が多い。また、ヒブワクチンの定期接種を行っている国の多くでは、3種混合ワクチンと同時に接種しているが、大きな副作用はなく、安全性は確立されていると考えている旨の答弁がありました。 次に、国や市に対して伝えたい思いについてただしたところ、乳幼児への公費によるヒブワクチンの定期接種が広く行われるようになれば、子供たちが発熱した際の小児科での診断が大きく変わると言われている。この細菌性髄膜炎は、重症化する怖い病気の一つであり、それが予防されることになれば、小児科では初めから違う病気として手だてを尽くすことができるため、そのような観点からもヒブワクチンの定期接種化が急がれており、ぜひ自治体としても公費によるワクチンの定期接種化を検討してほしい旨の答弁がありました。 このほか、既に独自助成を行っている自治体における助成額、ヒブワクチンと七価ワクチンの接種回数、七価ワクチン接種の対象年齢とその費用、アメリカやフランスにおけるワクチン接種の状況と接種費用、ワクチンの輸入量と供給体制などについて質疑と意見がありました。 次に、理事者に対する質疑を行い、本市における患者数とワクチン確保の状況、市としてワクチン接種に対する独自助成を行う考えなどについて質疑と意見がありました。 以上で質疑を終結し、討論に入り、本陳情に趣旨採択の立場で藤澤昌隆委員から細菌性髄膜炎の予防には既に世界各国で利用されているヒブワクチン及び七価ワクチンが有効であり、国内でもヒブワクチンについては昨年の12月から任意の接種が可能となっている。しかしながら、このヒブワクチンの1回当たりの接種費用は約7,000円と高く、必要とされる4回の接種には約3万円もかかり、子育て世代にとっては重い負担と言わざるを得ない。既に道内の自治体で公費助成を始めている状況もあり、帯広市においても公費助成による定期接種を実現すべきであるという陳情の趣旨は検討されるべきものと考える。また、ヒブワクチンと七価ワクチンについて乳幼児がいる世帯に周知徹底すべきであるということ、さらには国に対し公費による定期接種化を要請すべきであるということについては、理解できるものである。 以上のことから、本陳情は趣旨妥当であり採択すべきとの発言があり、採決の結果、全会一致で採択すべきものと決定した次第であります。 引き続き意見書案第13号について提案理由の説明を申し上げます。 ただいま報告いたしましたように、全会一致で陳情が採択をされましたことから、このたびの審査における質疑と意見並びに討論を踏まえ、お手元に配付の案のとおり細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化の早期実現等を求める意見書案の提出を全会一致で決定したものであります。議員各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、簡単でありますが、提案理由の説明とさせていただきます。 ○上野敏郎議長 ただいまの委員長報告及び提案理由の説明に対する質疑を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 別になければ、質疑を終わります。 これから一括して討論を行います。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 別になければ、討論を終わります。 これから一括して採決を行います。 お諮りいたします。 陳情第6号に対する委員長の報告は採択であります。委員長の報告のとおり決定することに、また意見書案第13号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、陳情第6号は採択と決定し、意見書案第13号は原案のとおり可決されました。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第5、意見書案第12号新たな食料・農業・農村基本計画の策定に関する要望意見書についてを議題といたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております意見書案第12号につきましては、意見書案の朗読、提案理由の説明、質疑、委員会の付託及び討論を省略し、直ちに採決を行うことにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、直ちに意見書案第12号について採決を行います。 お諮りいたします。 意見書案第12号については原案のとおり決定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、意見書案第12号は原案のとおり可決されました。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第6、閉会中継続審査等の申し出についてを議題といたします。 各常任委員長及び議会運営副委員長から閉会中継続審査等の申し出があります。 お諮りいたします。 本申し出についてはいずれも承認することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、本申し出はいずれも承認されました。     ~~~~~~~~~~~~上野敏郎議長 日程第7、陳情の委員会付託についてを議題といたします。 昨日までに受理いたしました陳情37件につきましては、お手元に配付の陳情請願文書表第4号のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま付託いたしました陳情については閉会中継続審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○上野敏郎議長 御異議なしと認めますので、そのように決定いたしました。 以上で本日の日程は全部終わりました。 ここで市長から発言を求められておりますので、お受けすることにいたしたいと思います。 砂川敏文市長。 ◎砂川敏文市長 12月定例会の閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会では、一般会計補正予算や公の施設の指定管理者の指定などの議案について議決を賜りました。厚く御礼を申し上げます。議員各位からいただきました御意見、御提言を真摯に受けとめまして、適正かつ効率的な執行に努めてまいる所存でございます。特に観光交流拠点施設につきましては、いただきましたさまざまな御意見などを踏まえまして、しっかりと対応してまいりたいと考えております。帯広十勝の経済は、公共投資の増加などによりまして一部には景気は持ち直しているとの見方が示されておりますが、消費やあるいは雇用の情勢などにおきましては依然として厳しい状況にありますことから、地元の中小企業などへの対応に十分意を用いてまいりたいと思います。 さて、ことし1年を振り返りますと、まず農業は6月中旬から7月下旬にかけての生育期の長雨や日照不足によりまして収量の低下あるいは品質の確保について心配されましたが、生産者や関係者の方々の御努力によりまして天候不順による影響を最小限にとどめられたものと考えてございます。 また、3月には帯広市民ギャラリーが、6月には十勝農機具歴史館が、そして9月には国内2番目の屋内スピードスケート場となります明治北海道十勝オーバルがオープンをいたしました。年明けには、2つの国際大会が開催されるなど、今後帯広十勝を世界に発信し、スポーツ振興はもとより観光振興など地域の発展につなげていきたいと考えているところであります。 また、全国的に流行しました新型インフルエンザにつきましては、帯広十勝におきましても学校や保育所などでの集団感染が発生いたしました。現在計画的に予防接種が行われるなど、さらなる感染拡大の抑止に努めておりますが、今後例年のインフルエンザ流行時期にも重なってまいりますことから、市民に対する予防啓発などしっかりと注意喚起などをしてまいります。 国政におきましては、さきの衆議院議員総選挙によりまして政権の交代が行われ、新政府におきましては地域主権社会の確立を目指してさまざまな取組みを進めております。今後地方の立場に立った改革が一層進められることを期待するところでございます。 また、行政刷新会議による事業仕分けでは、地方にかかわる事業の廃止や予算縮減などが示されておりますことから、地域の影響がないように今後も国に対ししっかりと地域の実情や課題などをお伝えし、要望してまいります。 本年もいよいよ残すところ、あとわずかとなりました。ことしは私の健康上の都合によりまして、市民の皆さんや議員各位に御心配をおかけしました。また、多くの励ましもいただきました。この場をおかりいたしまして、改めておわびと御礼を申し上げます。議員並びに市民の皆様におかれましては、くれぐれも御自愛をいただき、輝かしい新年を迎えられますよう心から祈念を申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。ことし1年間まことにありがとうございました。(拍手) ○上野敏郎議長 ここで、私からも12月定例会の閉会に当たりまして一言お礼のごあいさつを申し上げます。 今期定例会も終始熱心な議論をいただき、本日ここに平成21年最後の定例会を終える運びになりました。この1年間理事者並びに議員各位には、帯広市発展のために真摯な議論を重ねていただきました。あわせて議会の運営に御協力を賜り、心から厚く御礼を申し上げます。また、報道機関の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。 この1年を顧みますと、帯広市にとりましては先ほど市長から提案がありました平成22年度からスタートする新しい総合計画の策定に向けた議論が行われ、帯広の新たな10年への礎を築く年であったと思います。また、帯広市議会におきましても市民の皆様への誓約として、議会基本条例という新しい条例づくりに取り組み、帯広市議会として初めての市民説明会やパブリックコメントなどの新たな取組みをした1年でもありました。まさに先日発表されましたことしの漢字新の年であったという気がいたします。地域がみずから考え、主体的に行動し、まちづくりに参加する地域主権という言葉も登場しており、住民代表である地方議会の責任と役割は一層重要性を増してまいります。帯広市議会といたしましても、その役割を発揮できるよう研さんに努めてまいります。より一層の市民の皆様の御支援、御協力をお願い申し上げる次第でございます。帯広市、そして皆様にとりまして飛躍の年となりますことを祈念申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) これをもちまして平成21年第8回帯広市議会定例会を閉会いたします。 御苦労さんでした。         午後2時8分閉会...