( 午前10時13分開議 )
○右近
委員長 委員の
皆様方には御参集をいただきましてまことにありがとうございます。ただいまより本
委員会に付託されました
関係議案審査のため
文教委員会を開会いたします。
なお、山本副
市長は
環境産業委員会に出席されていますが、
審査過程において必要があれば本
委員会に出席していただくことにいたしたいと思いますので、御了承をお願いします。
本
委員会に付託されております案件は、お手元に御配付のとおり
議案1件であります。
なお今
臨時会の
委員会につきましては、前定例会同様、
新型コロナウイルス感染症の予防及び
拡大防止の運営を行ってまいります。また、
委員会室において
マスク等着用を徹底しておりますので、
委員、
理事者各位におかれましては、
熱中症対策として適宜
水分補給を行っていただくよう申し上げておきます。
本日の
出席説明員につきましては、
議案に関連する部局のみ出席を求めておりますので、よろしくお願いいたします。
審査の方法でありますが、今回は
臨時議会でありますので、
一般質問は行わず、
議案に対する
質疑のみにとどめさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、
委員会審査につきましては、採決を含め本日1日を予定しております。
委員の皆様には公平、平等に発言をしていただけますよう最善の努力をさせていただきますので、
委員各位には何分の御
理解と御協力をお願い申し上げます。
このことに関連し、
理事者の方におかれましても
委員の
質疑に対し的確に答弁されますようあわせてお願いしておきます。
なお
市長に対する総括的な
質疑があれば
最終段階で行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは本
委員会に付託されております
議案第59
号令和2年度
東大阪市
一般会計補正予算第5回
中本委員会所管分を議題といたします。
それでは
議案に対する
質疑を行います。
質疑はありませんか。
◆
馬場 委員 おはようございます。私のほうからは
学校園の
保健の
経費についてお聞きしたいと思います。約4カ月ぶりの
学校が
再開をいたしました。今回、6月の本
会議におきましても、私のほうから
学校内における
感染症対策についてもお聞きさせていただいたところであります。また、今回のこの各
学校園への
予算ですけれども、
新聞等で早くから
報道もされており、
保護者の方々からも注目をされていることかと思います。また、
新聞報道におきましては、今後
大阪府におきましては、
学校の休校はしないというような決定もありましたので、そのことについても含めてお尋ねをしたいと思います。今回、
学校教育活動再開支援経費として計上されておりますけれども、この各
学校への
配分ですね、
小規模校、中規模、大規模校等あると思うんですが、どのような
積算根拠でどのような
配分をされているか、まず教えていただけますでしょうか。
◎巽
教職員課長 積算根拠についてですけれども、
小学校、
中学校、それから
義務教育学校前期課程、
後期課程ともに、300人までは1校200万円、それから301人から500人までは1校300万円、501人以上は1校400万円となっております。
日新高校については500万円となっております。以上でございます。
◆
馬場 委員 ありがとうございます。今回のこの
予算で
感染症対策をしっかりとやっていきながら、学びの
保障をやっていくという
取り組みだと思うんですけれども、今回のこの
予算、各
学校の
学校長の
判断で対応するというふうにお聞きしておりますけれども、各
学校ごとに買い物の
購入するもののリストを挙げて
購入するということでしょうか。
◎巽
教職員課長 議員御
指摘のとおり、今回の
経費については、国の
実施要領において
感染症対策の
取り組みを
校長の
判断で迅速かつ柔軟に対応することができるよう、
当該予算を
学校に
配分することとされているため、そのように
実施していきたいと思っております。それで
実施に当たっては、
購入できる
物品を具体的に例示するなど、
学校にもわかりやすい形となるよう示すことで効果的に
事業を
実施したいというふうに考えております。以上です。
◆
馬場 委員 各
学校長さん、いろんな
考え方があるかと思うんですけれども、各
学校のバランスであるとか、情報の共有であるとか、
意見交換などはどのようにされる予定でしょうか。
◎巽
教職員課長 これまでも
校園長会等において
意見を伺ってまいりましたけれども、随時、その
あたり相談に乗るなど丁寧に対応していきたいというふうに考えております。
◆
馬場 委員 ありがとうございます。そしたら各
学校でもし悩んだりとか、これはどうしたらいいのかとか、そういうふうな
購入に関しての
相談窓口というのはどこになりますか。
◎巽
教職員課長 施設整備室で
教職員課に
相談していただけたらと思っておりますけれども、私、
教職員課でございますので、こちらのほうに相談、遠慮なく
相談していただけたらと思っております。
◆
馬場 委員 そしたら今、
具体例を各
学校に示されてると言われてたんですけど、例えばこのようなものが
購入できるよというようなものが、ちょっとでも言っていただけたら。お願いできますでしょうか。
◎巽
教職員課長 感染症対策といたしまして、まず基本的には
アルコール消毒液とか
除菌シートなど、それから
ハンドソープ、そういったものでしっかりと
感染症の
防止をまずはしていただきたいと思っております。それから
備品といたしましては、
換気対策といたしまして
サーキュレーターとか扇風機、そういったものを
購入していただいて、3密の
防止に使っていただけたらというふうに考えております。
◆
馬場 委員 ありがとうございます。国の
メニューも見させていただいてるんですけれども、その
メニューの中には、もちろん今おっしゃっていただいた内容を含めてなんですけれども、例えば各家庭と
学校との連絡の強化のために電話の
増設とか、そういうものも可能になってくるんでしょうか。また、
熱中症対策としての
調理員さんとかの
備品であるとか、そういうものは今回のこの
予算に含まれていますか。
◎巽
教職員課長 今回上程しております
予算につきましては、
消耗品費及び
備品購入費としておりますので、
議員御
指摘のあった電話の
増設などは、ちょっと今回の
予算の中ではございませんけれども、
学校からそういった要望があれば、既存の
予算の中で対応できるかどうかなど、
施設整備室と協議したいと考えております。それから今、
熱中症対策ということでありましたけれども、それについては対象となっております。
◆
馬場 委員 消耗品については
先ほどの
消毒液であるとか、
マスクであるとか、いろいろ、大体の想像はつくんですけれども、また、この1カ月、
学校運営してきて、これがたくさん要るとか、うちはこれはあんまり要らないとか、そういうものもあるかと思うんですけれども、
備品について、
サーキュレーターとかいろいろ今
お話ありましたけど、
考え方としてどのように考えておられますか。今後の第2波、第3波に向けて等ですけれども、
備品の
購入に向けての何か
考え方とかございますか。
◎来田
学校教育部次長 第2波、第3波、それから今後ということも考えてまいらなければなりません。やはりよくよく吟味した上で、今後しっかりと
感染症対策というような
観点でもって
学校で活用できるものを
購入していただくように、
委員会としてもしっかりと
サポートしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
◆
馬場 委員 そうです、今後第2波、第3波が起こり得るということも想定することと、そして
先ほども、昨日の
報道にあったように、
学校が休校しないというその
観点からいったときに、この
ウイルスの共存ということもずっと考えていったときに、来年、また再来年も使っていけるようなものを
購入していただきたいなというふうに考えます。またこの
ICT化も進めていく中で、必要なものも、それでということではないんですけれども、3密を防ぐために分散するようなこともあると思いますので、そのようなこともしっかりと考えた上での
購入をお願いしたいなというふうに思っています。私自身はほんとに本
会議でも
お話しをさせていただいたように、この
感染症対策においては、ほんとに一番大切なのは
手洗いの徹底ではないかなというふうに考えております。きょうは提案にとどめるんですけれども、この
手洗いに、本当に大切な
手洗い場の
増設であるとか、また蛇口の交換などというのも、ほんとに考えていかないといけないかなというふうに思います。淡路市では小、
中学校、全部が自動の
手洗い場になったりとか、また、
手回し式じゃなくて、蛇口を
レバー式にかえているところ等々ありますので、これはまた今後、
施設整備のほうとかと連携をとりながら、また考えていただきたいなというふうに考えております。最後に、今回この
予算をいただいて、ほんとに
感染症対策をしっかりとやっていくという
観点から、
教育長のほうから、その御決意と目的とを
お話しいただけたらと思います。
◎土屋
教育長 今回のこの
経費は、本当にちょっと少し、今までのいわゆる
対策経費と違いまして、
学校の
判断でという、そういうところに大きな特徴があるのかなと思っております。今
委員から
お話ございましたように、
学校が
学校の実情に応じて、機動的に
子供たちを守るために一番近いところで
判断すると、こういうことでございますので、本当にそれが有効に使われるように
教育委員会としても見守っていくというか、一定の基準を示しながら、
学校の
判断を尊重する、その
あたりを注意してやっていきたい、こういうふうに思っております。
◆
馬場 委員 ありがとうございます。各
学校において、ほんとにこの
予算をしっかりと使っていきながら、徹底した
感染症対策に努めていっていただきたいと要望して
質問終わります。
◆
川口 委員 そしたら私からも
学校園保健経費に関連して
質疑をさせていただきます。冒頭なんですけど、まずこれ
総額なんですけども、
議案には2億4656万3000円と
総額がありますが、そのうち市の単費、または国の
国庫支出金、または
大阪府の
支出金、それぞれの内訳をちょっとお聞かせいただけますか。
◎巽
教職員課長 国庫支出金については1億2043万7000円、それから
大阪府の
支出金については568万9000円でございます。その分を差し引きまして1億2043万7000円が市の
負担となります。以上です。
◆
川口 委員 ということは1億2043万7000円、これ
東大阪市が
負担をするという
事業であるという中で、
総額が2億4656万3000円、このうち
先ほどありました市内の小、
中学校、夜間
中学校含む、
義務教育学校、
高等学校等に
配分する額の
総額は幾らになりますか。
◎巽
教職員課長 2億3600万円となります。
◆
川口 委員 先ほど馬場委員の
質問の中にもありましたけども、
人数で今回は等分割ということになっておりますが、例えば
石切東小学校は501人の
人数で400万、
成和小学校は1076人で同じく400万と、やはり上限があるとはいえ、
各校ばらつきも出てくる部分になろうかなというふうには思うんですが、6月19日の
決定通知に、
学校再開に伴う
感染症対策、
学習保障等に係る
支援事業実施要領によりますと、
先ほど馬場委員の御
質問にもあったんですが、例示は大まかにはされてるんですけども、
新型コロナウイルス感染症対策並びに
子供たちの
学習保障支援ということが入ってるんですけど、そういう形であれば、これはもう何を
購入してもいいというような解釈でよろしいんでしょうか。
◎巽
教職員課長 新型コロナウイルス感染症対策において、
学校における
感染症対策と、または
子供たちの
学習保障支援に使うことができます。以上です。
◆
川口 委員 ぜひ本
予算については、国の分では1校
当たり100万から300万で
予算立ててる中で、本市におきましては
特定警戒都道府県加算という形でいただいておるところもありまして、1校
当たり200万から500万と、ほかの
都道府県市町村よりもやっぱり多めにいただいているところもあると思います。だからこそ
最大限、しっかりと
子供たちの安心、
安全確保を第一に使っていただきたいと思うんですけども、
勉強会資料には、その他
保健衛生用品購入費として487万4000円と計上されていますが、これは主に何にお使いになるのでしょうか。
◎巽
教職員課長 現時点で予定しておりますのは、非
接触式の
体温計を1校2個程度、それから
消毒液等の
購入を予定しております。
◆
川口 委員 先週土曜日からの九州での豪雨、きょうも
大雨特別警戒警報が出ましたけども、
避難等をやはり見ておりますと、
学校が
避難所となる側面もあることから、本市におきましても
危機管理室も非
接触式体温計を用立てると仄聞をしております。横ぐしをとった連携をいただいて、互いにどの
物品を保有しているか、これは
部局間同士でも
情報共有に努めていただきたいと思います。例えばその
消耗品なんですけども、
教育委員会が一括で大量に、がさっと
購入をしまして、ストックをしておいて、
各校に
配分をしていくなどしたほうが、
各校がめいめいに用立てるよりは低
コストで済むのではないかというふうにも思います。
学校再開後から
消費量もふえてくる中で、しっかりとこういった確保、供給には努めていただきたいと思います。
あともう一つ、例えば
大阪府教育庁が示しているこのQアンドAでは、さまざまな想定のQAが23項目例示されておりますが、その中で、
先ほど馬場委員の
質問にもありましたとおり、問21に
学校給食調理員等の
熱中症対策として
購入するものとして、
冷却ベストや
スポットクーラー等は
補助対象として差し支えないとあります。ちょっと
先ほど答弁、僕も聞き取りにくかったので、これは要は差し支えないと
大阪府は書いてありますが、これは買ってもいけるんでしょうか。お聞かせください。
◎巽
教職員課長 購入することは可能であります。
◆
川口 委員 ぜひ
夏休み短縮等の関連からも、こういった
熱中症対策にもしっかりと役立てていただきたいと思うところであります。私も
現場に、今、
学校回らせていただいて、赴いていきますと、
各校の
立地条件とか環境に左右されることについての
意見を非常に多くいただいておりまして、例えばある
校長先生は、換気をしなければならないから窓をあける、1階とか2階の
低層階の窓をあけると虫が入ってくるということから、網戸を整備したいという声もありました。これは恐らく
備品でだから多く使うことになるのかなという声もありました。
先ほどありましたように
サーキュレーターや換気扇など、
コロナ感染症対策のための
換気等による
熱中症対策に使いたいという声もある。やはり
備品に関する声は、私も多くちょうだいしているところですが、だからこれは毎年の
予算じゃなくて、今年度限りの
予算であることから、
複数年度を見越して計画する
予算ではないので、
ランニングコストの
考慮等も含め、
学校現場で今必要としていることを、早急に用意することに使いたいという声が多くあったことをお伝えしておきます。
最後に、重ね重ね申し上げますけども、
実施要領にもありますように、
学校設置者においては、本
事業の目的にかんがみ、
感染症対策等を徹底しながら、
児童生徒の
学習保障をするための
取り組みを
校長の
判断で迅速かつ柔軟に対応することができるよう、
当該予算を
学校に
配分することとあります。何とぞ
子供たちのことを第一に、
学校現場に寄り添い、
現場で一生懸命頑張っていただいてる特に全
教職員の
皆さん、きのうの新聞でもありましたけど、教師の
先生方の
負担も相当大きくのしかかってきて、今、疲れも見え出しているころだというふうに私も仄聞しております。しっかりと
学校現場に寄り添っていただいて、
現場で一生懸命頑張っていただいてる
皆さんと
子供の安心、安全のために役立てて活用いただくことをお願いしたいんですけども、
先ほど教育長の御答弁の中に、
学校判断を尊重する、見守るという表現がございましたが、通知にもありますとおり、できるだけやはり
学校の意向ということを尊重以上に、しっかりともう柔軟に
委員会も対応いただきたいなというふうに私は思うんですけど、
教育長、重ねて申しわけありませんが、お願いできますでしょうか。
◎土屋
教育長 今改めて
川口委員のほうから
お話ございましたように、この
補助金につきましては、
交付金につきましては、当然
学校の
判断で行うことが基本と、こういうことでございます。ただ
予算執行のさまざまな局面において、
教育委員会も当然
サポートに入る必要がある局面もございますので、今
委員御
指摘の点を踏まえた上で、
教育委員会としても
最大限の
サポートをしてまいりたいと、こういうふうに考えております。
◆
川口 委員 ぜひ
最大限以上の
サポート、
学校への寄り添いをお願いしたいと思います。私、きのう
一つ小学校、ちょっと行ってきまして、
校長先生または
学校の
先生と
お話をさせていただく機会がありました。そのところ、教室の横に、きのうは七夕でしたので、ササがつってありまして、願い事が、短冊がつるしてあったんですけど、ほとんどの短冊に
子供たちが、早く
コロナがなくなりますように、早く
コロナがおさまりますようにって書いてありました。
子供たちも
コロナが早くおさまってほしい、早くなくなってほしいという思いがあるわけであります。それをやはり
教育委員会として
学校現場に、しっかりとこういった
予算も活用しながら、
コロナ感染症対策、これ以上広がらない、または
コロナ感染症対策により一層の注力をいただきたいということを重ねて要望させていただきまして、私から一たん終わっておきます。
◆
中西 委員 それでは私のほうからは
学校園サポート事業についてお聞きをしたいというふうに思います。この
学校園サポート事業というのはどういった内容の
事業なんでしょうか、その概要についてお願いします。
◎
楠田 学校教育推進室次長 スクールサポーターのことですけれども、こちらは1時間
当たりで
学校のほうに主に
授業の
補助、
学力向上等のことで、担任の
先生の
授業の
補助をするために活用しております。以上でございます。
◆
中西 委員 その
学校園サポートの
サポーターなんですが、その
サポーターはどういった
要件で
募集をされているんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 スクールサポーターにつきましては、
大学生以上の年齢であることという
要件がございまして、
学校教育に
理解があり、熱意を持って支援できる方を
募集、採用しております。以上でございます。
◆
中西 委員 大学生以上というと、幅が非常に広いわけなんですけれども、これ例えば
教員免許を持ってるとか持ってないとかいうことに関していうと、
大学生以上ということは、
教員免許がなくてもできるというふうに
理解できるんですけども、実際、
現場の中で
教員免許を持っておられる方は何人ぐらいいてはるんですかね。
◎
楠田 学校教育推進室次長 7月1日現在でございますけれども、144人の
登録者のうち、
教員免許を持っている方は89人ですので、大体60%ぐらいの方が
免許を持っております。以上でございます。
◆
中西 委員 そうしますと、何か非常に質が高い
サポーターというような感じがするんですけども、実際どうなんでしょう、
年齢別の構成でいうと、
先ほど要件で
大学生以上ならば応募できるということでしたが、実際のその
サポーターの
年齢層というのはどういうふうになっているんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 20代から80代の方、さまざまですけれども、主に多い年代が、60代の方が約30%、3割、70代の方が2割となっておりまして、60代以上の方が約半数を占めております。以上でございます。
◆
中西 委員 そうしますと、イメージ的には
教員免許を持っておられる方が6割ぐらい、
年齢層でいうと7割からもう60、70、80代の人だというふうに考えると、イメージ的には
教員を定年退職された方が
現場でお手伝いをしてるという、そういう感じがするんですけど、現実はどうなんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 委員御
指摘のとおりでございます。以上でございます。
◆
中西 委員 そうしますと、
学校の
現場のことがよくわかっていて、
教員の
サポートも、つぼを押さえた形でやってもらえるんじゃないかなというふうに考えるんですけども、実際、
現場で、
先ほど授業の
補助等々とおっしゃってましたけど、
現場でする仕事っていうのは実際、具体的にもっと、中身的にはどういったものがあるんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 スクールサポーターの方の業務といたしましては、
先ほど言いましたように、主に
学習支援、
学習補助となりまして、担任の
先生が
授業を進められますけれども、例えば
授業について行きにくい子だとか、
学習に課題のある子のそばに寄り添って
学習の
補助をしたりというところが業務と、
役割となっております。以上でございます。
◆
中西 委員 例えば
中学校において
クラブ活動の
指導をしたりとか、例えば
外国籍の
子供の
日本語の
指導だとか、そういったこともこの
スクールサポーターはするということなんかな。その辺はどうなんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 委員御
指摘のとおりでございまして、今回の
補正につきましては、
学力補助のことで
補正を組んでおりますので、学力のことを述べましたけれども、
委員御
指摘のように
スクールサポーターの
役割としましては、
日本語指導の
補助だとか、
クラブ指導の
補助なども
役割となっております。以上でございます。
◆
中西 委員 今回はじゃああれですね、
学習指導の
補助ということがメーンでということですね。わかりました。実際どうなんですか、今回、
募集する人員というのはどれぐらい、また、今現状では、
先ほど教員免許のことを聞いたときに144名というふうにおっしゃってましたけども、今回の
募集というのは
人数はあるんですか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 失礼します。今回は府の
事業がございまして、こちらのほうを活用しようと思っております。それで最大時間数で1校
当たり50時間を考えておりますので、府のほうに確認したところ、現在運用している
スクールサポーターをそのまま活用することもできるとなってございますので、
学校において御
判断されることですけれども、今使われている、活用されている
スクールサポーターをそのまま時間数を乗せていくということが考えられます。以上でございます。
◆
中西 委員 そうしますと、今回は新たに
募集はしないということなんですか。それとも新たに
募集もするんですか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 スクールサポーターについては
随時募集しておりますので、新規に
登録した方をそのまま活用するということも考えられますけれども、
学校において
判断されることですけど、
学校で使われている
スクールサポーターの方をそのまま時間を延長するということも考えられますので、そこは
学校判断によるところです。以上でございます。
◆
中西 委員 そうしますとこの
スクールサポーターというのは、
登録が必要ということで、その
登録の人を新規で
募集、
スクールサポーターを
募集しますということよりも、その
学校別に個別に
スクールサポーターの
登録者をふやしていくという、そういう
理解でいいんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 委員御
指摘のとおりでございまして、
随時募集はしておりますけれども、現在使われている
スクールサポーターの方をそのまま活用の時間をふやすということにもなるかと思います。以上でございます。
◆
中西 委員 わかりました。
学校現場のじゃあ反応というのはどういったもんでしょう。経験者が、
教員免許を持った方が6割ぐらいいて、経験者が多い、熱心な人が多いというようなことを考えると、
学校現場での評判もそれはいいんじゃないかなと想像できるんですが、実際例えば学力の向上であったり、
学校の運営の中でこの
スクールサポーターというのは、意義としてどういう評価をされているんでしょう。
◎森田
学校教育部参事
スクールサポーター、主に学力向上の
サポートっていう意味でいいますと、それぞれの
子供たちの課題というのが、ただ学力だけではなくって、生活のことであったりとか、友達のことであったりとか、さまざまな気持ちの面にも寄り添いながら
サポートしていく、そしてそのことがそれぞれで対応するだけではなく、担任と連携をとりながら、より
子供に効果的な
サポート、学力、
サポートしていくという意味では、大変ありがたいというか、支援の充実につながるものだということで、声を聞いております。以上でございます。
◆
中西 委員 そうしますと、この
スクールサポーターというのは、やはり今の
東大阪の教育にとってある意味、なくてはならない存在なのかなというふうに考えるんですけども、今回、この財源なんですけども、特定財源、府から228万ということなんですが、国の5分の1を含むというふうになってるんです。国もこの第2次
補正予算の中で、
先ほど各
委員からも出てましたけど、
学校の段階的
再開に伴う児童、生徒等の学びの
保障ということで、第2次
補正予算で761億、
予算がついているんですが、その中で
学習保障に必要な人的体制の強化ということで310億ついています。その中で、
学習指導員の追加配置ということで、国の
補正の中で認められているんですが、この
スクールサポーターの財源というのは、そこも含まれるというふうに
理解していいんですか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 委員御
指摘のように、国の学びの
保障に係る
学習保障に必要な人的体制の強化、310億円というところで、この中で
学習指導員の追加配置の
補助率が3分の1となってございます。国のこちらを受けまして、
大阪府のほうで
学習支援員配置
事業というのを立ち上げられたと、
大阪府のほうから確認をとっております。以上でございます。
◆
中西 委員 じゃあその
学習支援員のその制度を、
東大阪市はこの
スクールサポーターのその財源に使ったという、そういう
理解でいいのかな。
◎
楠田 学校教育推進室次長 委員御
指摘のとおりでございまして、
大阪府の
学習支援員配置
事業を今回は活用させていただきます。そして
大阪府の
事業によりますと、国の
負担率が5分の1、
大阪府が5分の2、
東大阪市が5分の2となってございます。以上でございます。
◆
中西 委員 そういうことで非常に今回のこの
学習保障という面では、
スクールサポーター制度というのは重要な
役割をするのかなというふうに考えるんですけれども、
学習保障に必要な人的体制の強化ということで、国が
補正予算を認めた中で、スクール
サポートスタッフの追加配置というのもあるんです。これについては本市は、スクール
サポートスタッフは本
予算でも認めているところなんですけれども、今回これについては応募はしなかったというか、手を挙げなかったという、そういうことでいいんでしょうか。
◎巽
教職員課長 追加の配置については、これは申請しておりませんけれども、今いるスクール
サポートスタッフの方に対して財源については
補助をいただけるように申請しております。以上です。
◆
中西 委員 なるほど。そういうことであれですね、追加の
補正も利用できるように手は挙げているという、そういう
理解でいいんですね。
もう一つ、
教員の加配ということで、小、
中学校の最終学年の小6、中3を少
人数編制するために必要な
教員の加配というのも文科省では出てるんですが、この辺のところは本市はどういう扱いをしてるんでしょうか。
◎来田
学校教育部次長 加配につきましては、
大阪府の府教委のほうへ加配
教員の要望について要望のほう、上げておるところでございます。また、府のほうで決定がし次第、市のほうに、数も含めて示していただけるというふうに認識いたしております。以上でございます。
◆
中西 委員 これもだから手は挙げているということ、そういう
理解でいいんでしょう。今回の
補正予算では出ていないけれどもということで、そういうことでいいわけですね。はい。ぜひ国の制度の中で使えるものはどんどんどんどん使ってもらって、
学習保障をより一層充実させるものにしてほしいなというふうには思うんですけれども、最後に、今回
コロナのことでいろいろ
学校の休業もあって、予期せぬことがほんとに連続しているというような状況です。その中で、やっぱり
子供の命、生命を守るということをまず最優先にされたというふうに考えるんですが、時間と
子供の生命というのはもう取り戻せないけれども、一たんなくすと取り戻せないけども、この
学習保障というのは、
学習のおくれというのはほんとに工夫によって、また、熱意によって、
皆さんのですよ、
皆さんの
取り組み方によって取り返せるもんじゃないかなというふうに私は考えているんです。その辺のところで、ぜひとも国の
補正予算のものをしっかりと活用してもらって、
子供たちのために、
子供の
学習保障のプラスになるように、ぜひとも
教育委員会全体として取り組んでほしいなということを強く要望しまして、私の
質問、終了いたします。
◆
川口 委員 済みません、関連で、
学校園サポート事業についてちょっとお伺いいたしますが、
先ほど中西委員の
質疑、答弁をお聞きしている中で、60代以上が7割ですか、ほぼほぼ
教員免許を持っている方で、5割ですか、5割で。
教員免許を持ってる方の定年された方が採用されてるという話でありましたけども、これ
大学生以上が応募できるということなんですが、今、会計年度任用で
大学生のアルバイト、これはいわゆるアルバイト先の
募集ということで、人事課のほうでやっていただいた
事業なんですけども、こういった会計年度任用で今、
大学生が
学校の中で一生懸命アルバイトという形で、消毒作業等をやっていただいてる学生さんがいらっしゃるんですけど、こういった方々が、任期が7月31日までと仄聞してますが、この中に結構、割合の中で、教職を目指しておる
大学生の子もおると聞いておりますが、そういった子もこういうのに応募することはできるんでしょうか。
◎
楠田 学校教育推進室次長 この
スクールサポーターにつきましては随時
登録中で、受け付け中でございますので、
委員御
指摘のように
大学生の方々が
登録していただけますと、
スクールサポーターとして活用することは可能となっております。以上でございます。
◆
川口 委員 大学生の方で、まさにそういう教職目指しておる子たちにも、一つ、そういった門戸があるよということをお知らせいただけたらなと思うんですけども、これは1人で50時間なんですか、それとも複数人で50時間いけるんでしょうか。その詳細についてお聞かせください。
◎
楠田 学校教育推進室次長 1校
当たり50時間の追加ですので、
委員御
指摘のように、お1人で50時間でも構いませんし、2人で25時間25時間、合計50時間でも可能となっております。1校
当たり50時間でございます。以上でございます。
◆
川口 委員 まさに複数名もいけるという御答弁がありましたので、こういった大学の会計年度任用で、7月31日で終わるけれども、ちょっと
学校の中、入ってみて、教職というものも考えてみたくなったという子たちがアンケートの中でも数名おると聞いておりますので、そういった方々にもぜひ若い、将来の教育の担い手という意味合いで機会を与えていただいて、
授業サポートということが多分大きな経験にもなろうと思います。それは、かなり専門的な即戦力的な部分も
現場では求めておられる部分もあろうかなとは思うんですけども、そういった未来の担い手をという部分での積極的な
取り組み、
大学生に対する
取り組みも一つちょっと要望させていただいて終わります。
最後に、ちょっと済みません、留守家庭児童育成
事業について最後、もう確認だけさせていただきたいんですけども、この1億1461万7000円計上しておられますけども、この全体の
予算に関しては、その内訳だけちょっとお聞かせいただけますか。
◎樽井 青少年教育課長 この
予算の内訳ですけれども、
国庫支出金が5361万7000円、府
支出金が6100万円でございます。市の
負担はゼロとなっております。以上でございます。
◆
川口 委員 1クラブ
当たり子ども・子育て支援
交付金が50万円、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援
交付金が50万円の、1クラブ
当たり合計100万円が配賦されるということでよろしいでしょうか。
◎樽井 青少年教育課長 〔市立
小学校内の留守家庭児童育成クラブにつきましては、1教室
当たり100万円ということ〕でございます。
◆
川口 委員 民間の放課後児童育成クラブ分も計上されておられますが、そういった民間の放課後児童育成クラブ分もそれぞれ100万円ということでよろしいんでしょうか。
◎樽井 青少年教育課長 民間の放課後児童育成クラブに〔つきましても、1教室
当たり100万円という〕ことで、
委員御
指摘のとおりでございます。
◆
川口 委員 この100万円については、名目上、衛生用品や
備品を
購入するための
経費ということで書いてありますが、これは今までに逆に使った分というのをそこからさかのぼって補てんするということはできるんでしょうか。
◎樽井 青少年教育課長 この2本の
交付金につきましては
令和2年度の
交付金でございますので、
令和2年4月にさかのぼって対象となっております。以上でございます。
◆
川口 委員 さかのぼって使えるということで結構、応用性が高いと思うんですけども、
先ほどの
学校園への部分と照らし合わせて、使い方に関するガイドライン等は厚労省から示されているのでしょうか。
◎樽井 青少年教育課長 厚労省からにつきましては、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援
事業実施要綱や、子ども・
子育て支援交付金交付要綱というのがございまして、対象となる要綱が示されております。
◆
川口 委員 それは恐らくこの子発第0619第1
号令和2年6月19日、厚生労働省子ども家庭局長文書によるものだと思いますが、この中でかかり増し
経費等の例とか、施設の感染
防止対策の一環として、日常生活に必要とする
物品等の
購入支援と、これも結構幅広にいろいろ規定がある中で、本市として、こういうのがいいとか、個別の
相談があった場合、こちらも
先ほどの
学校園同様に、各クラブから、こういう場合はどうや、こういう場合はどうなんでしょうかという
相談があったときは、ぜひ柔軟に対応いただきたいと思うんですけども、その辺は今のところどのような体制で臨もうというお考えでしょうか。
◎樽井 青少年教育課長
予算をお認めいただきましたら、各運営
事業者のほうに、この
予算についての説明をさせていただきたいと考えております。その中で対象となる商品のリストを示しながら、その中で運営
事業者のほうから、それ以外の
物品を
購入したいというような希望がありましたら、個別で
相談させていただきまして、対応させていただくということで考えております。
◆
川口 委員 こちらもぜひ、クラブの
現場と寄り添いながら、
子供たちのことを第一に思いながら、丁寧に迅速に取り扱っていただきたいなというふうに要望いたしまして、終わらせていただきます。
◆山崎
委員 ちょっと
スクールサポーターの
事業で、ちょっと1つだけ。今の現時点で144名、1校
当たり平均したら2名、恐らく1名から、1名、3名ぐらい、だから過大、過大というか、大きい
学校なんかでは現時点でも大変やっぱり厳しい状況だろうと思います。お1人が50時間するよりは、1人追加をしてするというほうがやっぱり、より
補助、
サポート、
子供たちを
サポートするということになろうかなとも、
皆さん御
指摘のとおり、私も考えますので、やっぱり積極的に、まず大きな
学校については
募集をすることも、
教育委員会としてやっぱり積極的に進めてあげればなというように思います。今回、
授業が、休校がずっと続いて、やっとこの夏休みをして、最低限の
子供たちの学びを
保障をするということが何とか確保できた。
大阪府でも、
先ほど馬場委員からありましたように、
大阪府でも今後、全体的な休校は、原則というか、原則はもうしないというような打ち出しもされましたので、何とかこの後、残り、
子供たちの
授業を確保することが、体制は一応一定整いましたので、
子供たちの学びを
保障する、
サポートするということがやっぱり大きな比率もあるかなとも思いますので、もうぜひこれは
教育委員会挙げて、
学校に任せるということも一つの方法かもわかりませんけど、やっぱり
教育委員会としてもしっかりと後押しを、その
サポートをする体制もとっていただければなと思いますけども、いかがでしょうか。
◎土屋
教育長 今、副
委員長のほうから
お話ございましたように、この間、非常に
授業をできなかった時間が長かったと、これを本当に
子供たちの学びをどう
保障していくかということについては、やはり最大の課題であると、こういうふうに考えております。御案内のように、
東大阪市においても夏休み期間を相当短縮をいたしまして
授業をやっていくと、そういう大きなフレームを設定しておりますけれども、今
お話ございましたように、それを実現していけるための人的なリソース、あるいは物的なリソース、今回、この
補正予算で幾つかの項目を上げさせていただきまして、お認めいただきましたら、それも十分活用しながら、今申し上げました
子供たちの学びを具体的な形で
保障していくと、こういうことに全力を挙げてまいりたいと、こういうふうに思っております。
○右近
委員長 他にございませんか。
( 「なし」の声あり )
○右近
委員長 他にないようでありますので、
議案に対する
質疑はこの程度にとどめます。